JP2008167085A - デジタル放送受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】中継局単位のチャンネルリストを取得する。
【解決手段】各中継局ごとに割り当てられている物理チャンネルとネットワークIDとを関連付けた中継局テーブルをあらかじめ複数保持しておき、所定のデフォルト値から受信可能物理チャンネルとその物理チャンネルで放送されているネットワークIDのサーチをして、サーチの結果取得されたネットワークIDとそのネットワークIDを受信した物理チャンネルとの少なくとも一の組合せを示す組合情報をキーとして保持されている各中継局テーブルを検索し、この組合情報と同じ組合せの関連付けペアが含まれる中継局テーブルを特定し、特定された中継局テーブルに含まれる物理チャンネルを前記環境下における受信可能物理チャンネルの一覧テーブルであるとして取得するデジタル放送受信装置を提案する。
【選択図】図1
【解決手段】各中継局ごとに割り当てられている物理チャンネルとネットワークIDとを関連付けた中継局テーブルをあらかじめ複数保持しておき、所定のデフォルト値から受信可能物理チャンネルとその物理チャンネルで放送されているネットワークIDのサーチをして、サーチの結果取得されたネットワークIDとそのネットワークIDを受信した物理チャンネルとの少なくとも一の組合せを示す組合情報をキーとして保持されている各中継局テーブルを検索し、この組合情報と同じ組合せの関連付けペアが含まれる中継局テーブルを特定し、特定された中継局テーブルに含まれる物理チャンネルを前記環境下における受信可能物理チャンネルの一覧テーブルであるとして取得するデジタル放送受信装置を提案する。
【選択図】図1
Description
デジタル放送受信装置におけるチャンネルリスト取得方法に関する。
従来、地上デジタル放送を受信するデジタル放送受信装置においてリモコンのキーにより選局を行なうために、あらかじめリモコンキーと各放送局の物理チャンネルを関連付けたリスト(以下、「チャンネルリスト」という)を生成する必要がある。このチャンネルリストを生成するために、いわゆるチャンネルスキャンという方法がある。チャンネルスキャンは、UHF13CH(チャンネル)から62CHまで順番にチューニングを行なって放送波を受信し、受信した放送波からNIT(Network Information Table)というパケットデータを取得し、NITに含まれているリモコンキーIDを取得することによりチャンネルリストを決定する方法である。しかし、チャンネルスキャンでは全チャンネルにおいて放送波を受信するため処理に時間がかかるという欠点がある。このような問題に対して、特許文献1においては全てのチャンネルにおいて放送波を受信することなくチャンネルリストを決定する方法が開示されている。特許文献1におけるチャンネルリストの決定方法は、デジタル放送受信装置内にあらかじめ放送地域識別情報と関連付けたチャンネルリストを保持しておき、受信した放送波から取得したNITに含まれている放送地域識別情報に基づいてチャンネルリストを決定する。
特開2006−20178号公報
しかしながら、図40に示すように、特許文献1における「放送地域識別情報」とは北海道のような広い地域を除いては県単位で地域を識別するための情報であり、実際にはこの放送地域識別情報にて識別される地域内(4001)においては、一の放送局の電波が中継局からは別の物理チャンネルで放送されているような中継局地域(4002a、4002b、4002c)が複数存在する。このような中継局地域では、放送地域識別情報によってチャンネルリストを決定しても最適なチャンネルリストではない可能性がある。また、中継局を識別するような情報は放送波には含まれていないため、特許文献1と同様の方法によってチャンネルリストを決定することはできない。
そこで本発明においては、各中継局ごとに割り当てられている物理チャンネルと、その物理チャンネルで放送されているとされるネットワークIDと、を関連付けた中継局テーブルをあらかじめ複数保持しておき、所定のデフォルト値から受信可能物理チャンネルとその物理チャンネルで放送されているネットワークIDのサーチをして、サーチの結果取得されたネットワークIDとそのネットワークIDを受信した物理チャンネルとの少なくとも一の組合せを示す組合情報をキーとして保持されている各中継局テーブルを検索し、この組合情報と同じ組合せの関連付けペアが含まれる中継局テーブルを特定し、特定された中継局テーブルに含まれる物理チャンネルを前記環境下における受信可能物理チャンネルの一覧テーブルであるとして取得するデジタル放送受信装置を提案する。なお、ネットワークIDはデジタル放送波に含まれている情報であり放送局を識別するための情報である。
図1は、本発明に係るデジタル放送受信装置におけるチャンネルリスト取得方法の概念図である。まず、デジタル放送受信装置(0101)は物理チャンネル(0105)とネットワークID(0106)とを関連付けた中継局テーブル(0102)をあらかじめ地域ごとに保持しておく。デジタル放送受信装置(0101)が27CHにチューニングして、放送波から‘A放送’を表すネットワークID(0103)を取得したとすると、‘27CH’という物理チャンネルと‘A放送’を表すネットワークIDの組合情報が、いずれの中継局テーブル(0102)に含まれているかを検索し、一の中継局テーブル(0104)を特定する。この特定した中継局テーブルを利用して、その中継局地域におけるチャンネルリストを決定する。
また、組合情報をキーとして行なう前記検索により特定される中継局テーブルが複数である場合に、利用者に対して特定された複数の中継局テーブルから一の中継局テーブルを選択させるための選択支援情報を出力するようになっていてもよい。また、サーチによって最初に取得された組合情報をキーとして行なう前記検索により特定される中継局テーブルが複数である場合には、さらに組合情報を取得するためのサーチを行なわせ、取得された組合情報により特定される中継局テーブルが一となるまでこれを繰返しサーチと中継局テーブルの特定とを行なわせるようになっていてもよい。また、保持されている中継局テーブルは各物理チャンネルに関連付けられた複数の操作用識別子をも含み、操作用識別子と物理チャンネルとの関連付けを用いて選局操作部ドライバを設定するようになっていてもよい。また、予め定められた数の組合情報をキーとして行なう前記検索により一以上の中継局テーブルを特定できない場合には、所定の全範囲で受信可能物理チャンネルのサーチをするようになっていてもよい。さらに、所定の全範囲で受信可能物理チャンネルのサーチをした場合、サーチされた各物理チャンネルにて受信する各信号に含まれている各操作用識別子を用いて選局操作部ドライバを設定するようになっていてもよい。また、予め定められた数の組合情報をキーとして行なう前記検索により一以上の中継局テーブルを特定できない場合には、所定のURLから中継局テーブルを取得し中継局テーブルとして記録するようになっていてもよい。また、組合情報をキーとして行なう前記検索により特定される中継局テーブルが複数である場合に、複数の中継局テーブルに含まれている物理チャンネルの論理和を受信可能物理チャンネルの一覧テーブルであるとして取得するようになっていてもよい。
本発明のデジタル放送受信装置によれば、デジタル放送が中継局を経由して行なわれる場合に、全サーチをせずに中継局地域に応じたチャンネルリストの選択をすることができる。
本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。実施形態1は、主に請求項1、9などについて説明する。実施形態2は、主に請求項2、10などについて説明する。実施形態3は、主に請求項3、11などについて説明する。実施形態4は、主に請求項4、12などについて説明する。実施形態5は、主に請求項5、13などについて説明する。実施形態6は、主に請求項6、14などについて説明する。実施形態7は、主に請求項7、15などについて説明する。実施形態8は、主に請求項8、16などについて説明する。
(実施形態1)
(実施形態1)
(実施形態1:概要)本実施形態は、各中継局ごとに割り当てられている物理チャンネルとネットワークIDとを関連付けた中継局テーブルをあらかじめ複数保持しておき、所定のデフォルト値から受信可能物理チャンネルとその物理チャンネルで放送されているネットワークIDのサーチをして取得されたネットワークIDと物理チャンネルとの少なくとも一の組合せを示す組合情報をキーとして各中継局テーブルを検索して特定し、その中継局テーブルに含まれる物理チャンネルを受信可能物理チャンネルの一覧テーブルとして取得するデジタル放送受信装置について説明する。
(実施形態1:構成)本実施形態に係るデジタル放送受信装置の機能ブロック図を図2に例示する。デジタル放送受信装置(0200)は、「サーチ部」(0201)と、「中継局テーブル保持部」(0202)と、「中継局テーブル特定部」(0203)と、「一覧テーブル取得部」(0204)と、を有する。
また、図3は一般的なデジタル放送受信装置の構成例を示す図である。本実施形態に係るデジタル放送受信装置は、アンテナ(0301)にて放送波を受信し、フロントエンド部(0302)はチューナ、放送波復調部を含み、指定された物理チャンネルの放送波を復調してTS(Transport Stream)を出力する機能を有する(TSについては後に詳述する)。TS分離部(0303)は、フロントエンド部(0302)から出力されるTSをパケット種別毎に分離し、デジタル放送の構成情報を表すデータ列であるPSI(Program Specific Information:番組特定情報)や、番組タイトル、放送時間、チャンネル等の詳細情報を示すデータ列であるSI(Service Information:サービス情報)のセクションデータをTSパケットから構築し、PSI/SI解析部(0304)に送る。PSI/SI解析部(0304)は、TS分離部(0303)で分離されたPSIやSIを解析する機能を有し、PSIの一つであるNITからネットワークID、TS名(サービス提供事業者名)、リモコンキーIDなどの抽出を行なう。表示部(0305)は、テレビ放送番組等を表示する機能を有し、操作部(0306)は、利用者の入出力に関するインタフェースを受け持つ。通信部(0307)は、ネットワーク通信の機能を有する。スキャン制御部(0308)は放送波のスキャンを制御する機能を有し、放送波スキャンを開始したり、スキャン中はフロントエンド部(0302)へ受信チャンネルの設定を行なったり、PSI/SI解析部(0304)でNITを取得後にスキャンを停止する制御などを行なう。以上は一般的なデジタル放送受信装置の構成例であるが、本発明に係るデジタル放送受信装置は図3と同様の構成にて実現可能である。また、デジタル放送受信装置が受信する「デジタル放送」は、デジタルテレビ放送のみならずデジタルラジオ放送であってもよい。また、デジタル放送受信装置はデジタル放送を受信可能な装置であり、据え置き型のデジタルテレビ、デジタル放送受信用STB(Set Top Box)、デジタル放送受信機能付携帯電話等の携帯型端末、車載型デジタル放送受信装置等の移動型端末などが該当する。なお携帯型端末や移動型端末はその位置が変化する場合が多く、位置が変化することで放送波を受信する中継局が変更となった場合にはチャンネルリストを取得する必要があるため、特に本発明が有用であると思われる。
なお、以下に詳述する本発明の構成要素である各部は、ハードウェア、ソフトウェア、ハードウェアとソフトウェアの両方のいずれかによって構成される。例えば、これらを実現する一例として、コンピュータを利用する場合には、CPU、バス、メモリ、インタフェース、周辺装置などで構成されるハードウェアと、それらハードウェア上で実行可能なソフトウェアがある。ソフトウェアとしては、メモリ上に展開されたプログラムを順次実行することで、メモリ上のデータや、インタフェースを介して入力されるデータの加工、保存、出力などにより各部の機能が実現される。(明細書の全体を通じて同様である。)
「サーチ部」(0201)は、デジタル放送受信装置が設置された環境下における受信可能物理チャンネルの一覧テーブルを取得するために所定のデフォルト値から受信可能物理チャンネルと、その物理チャンネルで放送されているネットワークIDのサーチをする。「デジタル放送受信装置が設置された環境下における受信可能物理チャンネルの一覧テーブル」とは、図40にて説明したように、デジタル放送受信装置が現時点において設置されている中継局地域(4002a、4002b、4002c)における受信可能物理チャンネルの一覧テーブル、という意味である。なお、「設置」とは、据え置くように設置される場合のみならず、携帯型端末や移動型端末のように利用者の移動などに伴ってデジタル放送受信装置の位置が変化して新たな中継局地域に属することとなる場合なども含む概念である。また、「所定のデフォルト値」とは、サーチを開始する物理チャンネルを定める情報である。例えば、現在の地上デジタルテレビ放送はUHF帯の13CHから62CHまで存在するが、13CHから62CHまで昇順にサーチする場合には13CHが該当し、62CHから13CHまで降順にサーチする場合には62CHが該当する。また、サーチする物理チャンネルの順番は13CHから62CHまでを順番にサーチする必要はなく、あらかじめサーチする順番を定めておいてもよい。また、「その物理チャンネルで放送されているネットワークID」とは、サーチの際にチューナに設定した物理チャンネルで受信される放送波に含まれているネットワークIDを指す。なお、ネットワークIDはデジタル放送波に含まれている情報であり放送局を識別するための情報である。
ここで、図4と図5を用いてTSとネットワークIDについて説明する。図4は、地上デジタルテレビ放送波の受信処理を示す概略図である。まず、アンテナにて放送波を受信し(0401)、受信した放送波に復調等の処理を行ないTSが出力される(0402)。出力されたTSは、オーディオストリーム(AS)、ビデオストリーム(VS)、番組情報等を含むセクションデータ(S)に分離される(0403)。さらに、分離されたオーディオストリーム(AS)、ビデオストリーム(VS)、セクションデータ(S)はそれぞれ別々にデコード(復号)処理される(0404)。また、NITはPSI/SIの一つであり、PIS/SIはセクションデータとして伝送されるので、セクションデータがデコード処理されることにより(0404)、NITが抽出される。また、後述するネットワークIDはNITに含まれているので、NITが抽出されることによりネットワークIDが取得可能となる。なお、図3で説明したデジタル放送受信装置の構成において、アンテナ(0301)において放送波の受信(図4の0401)が行われ、フロントエンド部(0302)において復調処理(図4の0402)が行われ、TS分離部(0303)においてTSの分離(図4の0403)が行われ、PSI/SI解析部(0304)にて復号(図4の0404)が行われる。
図5は、TSのデータ構造の概念図である。TS(トランスポートストリーム)(0501)は、TSパケットと呼ばれる188バイトの固定長パケットの列で構成されている。各TSパケットは4バイトのヘッダと、それに続く情報部から構成され、ヘッダに記載されるID(PID:パケット識別子)により、そのパケットの種別(PSI/SI、映像、音声、字幕、データ放送等)が判別できるようになっている。PSI/SIの一つであるNITのPIDは固定値であるので、デジタル放送受信装置はPIDに基づいて受信したTSからNITのパケットを抽出することができる。また、データ有効部分(伝送するデータ部分)は、セクションヘッダと呼ばれるヘッダ部、記述子が記載される記述子フィールド、及び誤り判定用のCRC(Cyclic Redundancy Check)から構成されるが、ネットワークIDはセクションヘッダに記載される。つまり、図4にて説明したように放送信号からセクションデータがデコードされ、デコードされたセクションデータからNITを抽出して、ネットワークIDが取得されることとなる。
また、図6はサーチ部にて取得される情報の具体例を示す。サーチ部では物理チャンネルとその物理チャンネルにて受信できたネットワークIDが取得される。また、図7はサーチ部のハードウェア上における処理の具体例を示す。アンテナ(0701)から受信された放送波は受信・復調回路(図3のフロントエンド部)(0702)にて復調され、その後デコードされ、メインメモリ等の所定の記憶領域に格納される(0703、0704)。これによって、物理チャンネルとその物理チャンネルにて受信されたネットワークIDが取得できたこととなる。また、サーチ部はこのような処理をCPUに実行させるためのプログラムを含んでいてもよい。なお、図6を用いて説明したハードウェア上の処理は、あくまで処理の概要を説明するものである。(明細書の全体を通じて同様である。)
「中継局テーブル保持部」(0202)は、各中継局ごとに割り当てられている物理チャンネルと、その物理チャンネルで放送されているとされるネットワークIDと、を関連付けた中継局テーブルを複数保持する。「(その物理チャンネルで)放送されているとされるネットワークID」とは、実際に放送されているか否かは分からないが、放送されていると予想されるネットワークID、という意味である。実際に放送されているか否かは分からない、とは、すでに放送番組の改変等の理由により物理チャンネルと放送局(ネットワークID)との関連付けが変更になっているような場合である。図8は、中継局テーブルの具体例を示す。「放送地域」は図4における地域4001が該当し、「中継局地域」とは図4における中継局地域(4002a等)が該当する。中継局テーブル保持部は、このような複数の中継局テーブルをハードディスク等の所定の記憶領域にデータベース等として格納している。なお、図8は中継局テーブルのデータ構造を概念的に例示したものであり、中継局テーブルのデータ形式は特定のものに限定されない。例えばデータベース形式、リスト構造、テキスト形式(CSV形式等含む)など、種種のものが想定される。また、中継局テーブルは必ずしもデジタル放送受信装置内の記憶装置に置かれる必要はなく、SDカード等の外部メモリに記憶されて参照されるようになっていてもよい。
「中継局テーブル特定部」(0203)は、サーチの結果取得されたネットワークIDとそのネットワークIDを受信した物理チャンネルとの少なくとも一の組合せを示す組合情報をキーとして保持されている各中継局テーブルを検索し、この組合情報と同じ組合せの関連付けペアが含まれる中継局テーブルを特定する。「少なくとも一の組合せを示す組合情報をキーとして」とは、一の組合せを示す組合情報のみならず複数の組合せを示す組合情報をキーとしてもよいことを意味する。例えば、図8の中継局テーブルにおいて物理チャンネル‘22’とネットワークID‘7FE3’の一の組合せを示す組合情報で各中継局テーブルを検索しても、地域a、地域b、地域cの3つの中継局テーブルが特定されてしまうため、このような場合はさらにサーチ部にてさらにサーチを行ない他の物理チャンネルとネットワークIDとの組合せを取得してそれらをもキーとしてさらに各中継局テーブルを検索する等となっていてもよい。また、中継局テーブル特定部において中継局テーブルを検索する理由としては、検索して特定された中継局テーブルをその後、選局制御部(図3における0310)にて利用し、リモコンキーが押下された場合にチューナにそのリモコンキーに対応した物理チャンネルを設定できるようにすることが想定される。すなわち、原則、中継局テーブルには選局制御部が直接利用するデータが含まれていることが想定されるが、かならずしも中継局テーブルに選局制御部が利用可能なデータが含まれていなくともよい。例えば、選局制御部が直接利用できないデータであって、あくまでどの中継局テーブルを採用すべきであるかを決定するために準備された検索専用のデータであってもよい。
図9は、中継局テーブル特定部における処理の具体例を示す。サーチ部(0901)にて、「物理チャンネル‘19CH’ ネットワークID‘7FE0’」(0904)という情報を取得したとする。また、中継局テーブル保持部(0902)においては図8と同じ中継局テーブル(0905)が保持されているとする。中継局テーブル特定部(0903)においては、サーチ部で取得した物理チャンネルとネットワークIDの組合せを示す組合情報(0906)をキーとして中継局テーブル保持部に保持されている各中継局テーブル(0907)を検索すると、地域bの中継局テーブル(0908)が特定されることとなる。
また、図10は中継局テーブル特定部のハードウェア上における処理の具体例を示す。なお、ハードディスク等の所定の記憶領域に各中継局テーブルがデータベースとして記憶されているものとする。メインメモリに格納されている(サーチ部で取得)物理チャンネルとネットワークIDを利用して各中継局テーブルを検索するためのSQL文が生成される(1002)。生成されたSQL文はハードディスクに記憶されている各中継局テーブル(1001)に対して実行される(1003)。実行された結果、特定された中継局テーブルのデータがメインメモリに格納される(1004)。これによって、中継局テーブルが特定されたこととなる。また、中継局テーブル特定部はこのような処理をCPUに実行させるためのプログラムを含んでいてもよい。
「一覧テーブル取得部」(0204)は、特定された中継局テーブルに含まれる物理チャンネルを前記環境下における受信可能物理チャンネルの一覧テーブルであるとして取得する。なお、特定された中継局テーブルと一覧テーブルの内容は同一であっても構わない。図11は、一覧テーブル取得部における処理の具体例を示す。中継局テーブル特定部にて特定された中継局テーブル(1101)に対して、物理チャンネルを選択するためのSQL文‘select 物理チャンネル from 中継局テーブル’(1103)を生成する。このSQL文(1103)を中継局テーブル(1101)に対して実行することで一覧テーブル(1102)を取得することができる。
図12は、一覧テーブル取得部のハードウェア上における処理の具体例を示す。CPUにおいてSQL文を生成し(1201)、メインメモリに格納されている中継局テーブルに対して実行し(1202)、取得された物理チャンネルの一覧テーブルをメインメモリに格納する(1203)。また、一覧テーブル取得部はこのような処理をCPUに実行させるためのプログラムを含んでいてもよい。
なお、以上においてネットワークIDは放送局を一意に特定する情報として利用しており、ネットワークIDに代えて、サービスIDやTS名(サービス提供事業者名)などであっても同様の処理が可能である。
(実施形態1:処理の流れ)図13は、本実施形態に係るデジタル放送受信装置における処理の流れを示すフロー図を例示する。
最初に、所定のデフォルト値から受信可能物理チャンネルと、その物理チャンネルで放送されているネットワークIDのサーチをする(S1301)。次に、サーチの結果取得されたネットワークIDとそのネットワークIDを受信した物理チャンネルの組合情報をキーとして保持している各中継局テーブルを検索し、特定する(S1302)。次に、特定された中継局テーブルに含まれる物理チャンネルを一覧テーブルとして取得する(S1303)。
なお、図13のフロー図は、計算機に実行させるプログラムの処理フロー図とみなすことも可能である。さらに、このようなプログラムをフレキシブルディスク等の媒体に記録することも可能である。(明細書の全体を通じて同様である。)
(実施形態1:効果)本実施形態に係るデジタル放送受信装置によれば、サーチして取得したネットワークIDと、そのネットワークIDを受信した物理チャンネルとの組合情報に基づいて一覧テーブルを決定することにより、全サーチをせずに中継局地域に応じた物理チャンネルのリストを得ることができる。
(実施形態2)
(実施形態2)
(実施形態2:概要)本実施形態は、組合情報をキーとして行なう前記検索により特定される中継局テーブルが複数である場合に、利用者に対して特定された複数の中継局テーブルから一の中継局テーブルを選択させるための選択支援情報を出力することを特徴とするデジタル放送受信装置について説明する。
(実施形態2:構成)本実施形態に係るデジタル放送受信装置の機能ブロック図を図14に例示する。デジタル放送受信装置(1400)は、「サーチ部」(1401)と、「中継局テーブル保持部」(1402)と、「中継局テーブル特定部」(1403)と、「一覧テーブル取得部」(1404)と、「選択支援情報出力部」(1405)と、を有する。「選択支援情報出力部」(1405)以外の構成については実施形態1と同様であるので省略する。
「選択支援情報出力部」(1405)は、組合情報をキーとして行なう前記検索により特定される中継局テーブルが複数である場合に、利用者に対して特定された複数の中継局テーブルから一の中継局テーブルを選択させるための選択支援情報を出力する。「組合情報をキーとして行なう前記検索」とは、中継局テーブル特定部(1403)における検索を指す。すなわち、「組合情報をキーとして行なう前記検索により特定される中継局テーブルが複数である場合」とは、中継局テーブル特定部(1403)における検索により特定された中継局テーブルが複数である場合、という意味である。図15に中継局テーブル特定部における検索により特定された中継局テーブルが複数となる場合を示す。サーチ部にて取得された物理チャンネルとネットワークIDの組合情報が「物理チャンネル‘22CH’ ネットワークID‘7FE3’」(1501)であるとする。この組合情報(1501)によって図8に例示した各中継局テーブル(1502)を検索すると、地域a、地域b、地域cの3つの地域の中継局テーブルが特定される(1503)。このような場合、選択支援情報出力部では、利用者にこの3つの地域の中継局テーブルから一の中継局テーブルを選択させるための選択支援情報を出力する。「選択支援情報」とは、主に特定された中継局テーブルが複数であることと、特定された複数の中継局テーブルから一の中継局テーブルを選択するよう指示する旨の情報などが含まれている情報である。また、「選択情報を出力する」場合の出力方法としては、画像によるディスプレイ等への出力、音声によるスピーカ等への出力、など様々な方法が考えられる。図16は、ディスプレイへ選択支援情報を出力した場合を例示する。利用者は選択する中継局テーブルの地域をラジオボタン(1601)で選択し決定ボタン(1602)を押下することにより、一の中継局テーブルを選択することができる。
図17は、選択支援情報出力部のハードウェア上における処理の具体例を示す。メインメモリに格納されている(サーチ部にて取得)物理チャンネルとネットワークIDをキーとしてハードディスクに記憶されている各中継局テーブル(1701)を検索する(図10にて説明したように、実際にはSQL文が各中継局テーブルに対して実行される場合が想定されるが、ここでは省略する)(1702)。検索された結果、特定された中継局テーブルのテーブル(もしくは地域名)がメインメモリに格納される(1703)。格納された中継局テーブルが複数である場合には、選択支援情報を生成してVRAM(Video RAM)へ出力され(1704)、ディスプレイへ表示される(1705)。これによって、選択支援情報が出力されたこととなる。また、選択支援情報出力部はこのような処理をCPUに実行させるためのプログラムを含んでいてもよい。
(実施形態2:処理の流れ)図18は、本実施形態に係るデジタル放送受信装置における処理の流れを示すフロー図を例示する。
最初に、所定のデフォルト値から受信可能物理チャンネルと、その物理チャンネルで放送されているネットワークIDのサーチをする(S1801)。次に、サーチの結果取得されたネットワークIDとそのネットワークIDを受信した物理チャンネルの組合情報をキーとして保持している各中継局テーブルを検索し、特定する(S1802)。次に、特定された中継局テーブルが複数であるか判断する(S1803)。ここでの判断結果が複数であるとの判断結果である場合にはステップS1804に移行する。ここでの判断結果が複数ではないとの判断結果である場合にはステップS1805に移行する。ステップS1804では、選択支援情報を出力する(S1804)。次に、特定(選択)された中継局テーブルに含まれる物理チャンネルを一覧テーブルとして取得する(S1805)。
(実施形態2:効果)本実施形態に係るデジタル放送受信装置によれば、サーチして取得したネットワークIDと、そのネットワークIDを受信した物理チャンネルとの組合情報に基づいて特定した中継局テーブルが複数である場合であっても、利用者に一の中継局テーブルを選択させることで、一の中継局テーブルを決定することができる。
(実施形態3)
(実施形態3)
(実施形態3:概要)本実施形態は、サーチによって最初に取得された組合情報をキーとして行なう前記検索により特定される中継局テーブルが複数である場合には、さらに組合情報を取得するためのサーチを行なわせ、取得された組合情報により特定される中継局テーブルが一となるまでこれを繰返しサーチと中継局テーブルの特定とを行なわせることを特徴とするデジタル放送受信装置について説明する。
(実施形態3:構成)本実施形態に係るデジタル放送受信装置の機能ブロック図を図19に例示する。デジタル放送受信装置(1900)は、「サーチ部」(1901)と、「中継局テーブル保持部」(1902)と、「中継局テーブル特定部」(1903)と、「一覧テーブル取得部」(1904)と、「第一制御部」(1906)と、を有する。また、デジタル放送受信装置は、さらに選択支援情報出力部を有していてもよい。「第一制御部」(1906)以外の構成については実施形態1又は2と同様であるので省略する。
「第一制御部」(1906)は、サーチ部によって最初に取得された組合情報をキーとして行なう前記検索により特定される中継局テーブルが複数である場合には、さらに組合情報を取得するためのサーチを行なわせ、取得された組合情報により特定される中継局テーブルが一となるまでこれを繰返しサーチ部と中継局テーブル特定部とに行なわせる機能を有する。「サーチ部によって最初に取得された」の「最初」とは、デジタル放送受信装置が設置される場所が変更となった等の理由により新たにチャンネルリストを取得するため本実施形態に係るデジタル放送受信装置に処理を実行させる場合のサーチ部での一回目のサーチを指す。この最初のサーチで取得された物理チャンネルとネットワークIDとの組合情報によって中継局テーブル特定部にて特定された中継局テーブルが複数である場合には、さらにサーチ部にサーチを行なわせて別の組合情報を取得させ、新たに取得された組合情報をもキーとして中継局テーブル特定部に各中継局テーブルを検索させる。この処理を、中継局テーブル特定部にて特定される中継局テーブルが一となるまでサーチ部と中継局テーブル特定部に繰返し行なわせるのが、第一制御部の機能である。また、「最初に取得された組合情報」には、複数の物理チャンネルとネットワークIDの組合せが含まれていてもよい。すなわち、まずサーチ部にて複数の物理チャンネルにおいてネットワークIDを取得し、その後に中継局テーブル特定部にて中継局テーブルの検索を行なうようになっていてもよい。
図20は、第一制御部による制御によって中継局テーブルが一に特定される場合の具体例を示す。サーチ部にて取得された物理チャンネルとネットワークIDの組合情報が「物理チャンネル‘22CH’ ネットワークID‘7FE3’」(2001)であるとする。この組合情報(2001)によって図8に例示した各中継局テーブル(2002)を検索すると、地域a、地域b、地域cの3つの地域の中継局テーブルが特定される(2003)。このような場合、さらにサーチ部にサーチをさせ、取得された物理チャンネルとネットワークIDの組合情報が「物理チャンネル‘27CH’ ネットワークID‘7FE0’」(2004)であるとする。前回の物理チャンネルとネットワークIDの組合せ(2001)と新たに取得された物理チャンネルとネットワークIDの組合せ(2004)からなる組合情報によって各中継局テーブル(2002)を検索すると、この二つの組合せと同じ関連付けペアが含まれる中継局テーブルは、地域aの中継局テーブル(2005)のみであるので、これにより一の中継局テーブルが特定されたこととなる。
図21は、第一制御部による制御についてハードウェア上における処理の具体例を示す。まず、アンテナ(2101)から受信された放送波は受信・復調回路(フロントエンド部)(2102)にて復調され、その後デコードされ、メインメモリに格納される(2103)。これがすなわち、サーチ部によって最初に取得された組合情報である。この組合情報をキーとしてハードディスクに記憶されている各中継局テーブルを検索する(図10にて説明したように、実際にはSQL文が各中継局テーブルに対して実行される場合が想定されるが、ここでは省略する)(2104)。検索された結果、特定された中継局テーブルのテーブル(もしくは地域名)がメインメモリに格納される(2105)。格納された中継局テーブルが複数である場合には、さらにアンテナ(2101)から放送波が受信され受信・復調回路(フロントエンド部)(2102)にて別のネットワークIDが取得され、取得された物理チャンネルとネットワークIDがメインメモリに格納される(2106)。この新たな物理チャンネルとネットワークIDをも用いてハードディスクに記憶されている各中継局テーブルを検索する(2106)。検索された結果、特定された中継局テーブルのテーブルがメインメモリに格納される(2107)。格納された中継局テーブルが一のみであった場合には、第一制御部における処理を終了する。これにより、一の中継局テーブルが特定されたこととなる。また、第一制御部はこのような処理をCPUに実行させるためのプログラムを含んでいてもよい。
(実施形態3:処理の流れ)図22は、本実施形態に係るデジタル放送受信装置における処理の流れを示すフロー図を例示する。
最初に、所定のデフォルト値から受信可能物理チャンネルと、その物理チャンネルで放送されているネットワークIDのサーチをする(S2201)。次に、サーチの結果取得されたネットワークIDとそのネットワークIDを受信した物理チャンネルの組合情報をキーとして保持している各中継局テーブルを検索し、特定する(S2202)。次に、特定された中継局テーブルが複数であるか判断する(S2203)。ここでの判断結果が複数であるとの判断結果である場合にはステップS2201、ステップS2202を繰返す。ここでの判断結果が複数ではないとの判断結果である場合にはステップS2204に移行する。ステップS2204では、特定された中継局テーブルに含まれる物理チャンネルを一覧テーブルとして取得する(S2204)。
(実施形態3:効果)本実施形態に係るデジタル放送受信装置によれば、サーチして取得したネットワークIDと、そのネットワークIDを受信した物理チャンネルとの組合情報に基づいて特定した中継局テーブルが一となるまでサーチ部と中継局テーブル特定部に処理を実行させることにより、一の中継局テーブルを決定することができる。よって、例えばデジタル放送受信装置が設置されている中継局地域について利用者が詳細な情報を得られないため、実施形態2のように中継局地域を選択することが困難な場合などに特に有用である。
(実施形態4)
(実施形態4)
(実施形態4:概要)本実施形態は、保持されている中継局テーブルは各物理チャンネルに関連付けられた複数の操作用識別子をも含み、操作用識別子と物理チャンネルとの関連付けを用いて選局操作部ドライバを設定することを特徴とするデジタル放送受信装置について説明する。
(実施形態4:構成)本実施形態に係るデジタル放送受信装置の機能ブロック図を図23に例示する。デジタル放送受信装置(2300)は、「サーチ部」(2301)と、「中継局テーブル保持部」(2302)と、「中継局テーブル特定部」(2303)と、「一覧テーブル取得部」(2304)と、「第一ドライバ設定部」(2307)と、を有する。また、デジタル放送受信装置は、さらに選択支援情報出力部を有していてもよい。また、デジタル放送受信装置は、さらに第一制御部を有していてもよい。「第一ドライバ設定部」(2307)以外の構成については実施形態1から3のいずれか一と同様であるので省略する。
また、本実施形態においては、中継局テーブル保持部(2302)に保持されている中継局テーブルは各物理チャンネルに関連付けられた複数の操作用識別子をも含む。「操作用識別子」とは、いわゆるリモコンキーIDを指す。図24に、中継局テーブルの具体例を示す。図24に例示する中継局テーブルは、図8に例示した中継局テーブルの情報に加えて「リモコンキーID」を含む。
「第一ドライバ設定部」(2307)は、操作用識別子と物理チャンネルとの関連付けを用いて選局操作部ドライバを設定する。例えば、図24に例示した中継局テーブルにおいて、中継局テーブル特定部にて特定された中継局テーブルが地域bの中継局であったとすると、操作用識別子(リモコンキーID)と物理チャンネルとの関連付けは図25のような内容となる。「選局操作部ドライバ」とは、利用者がリモコンのキーを押下等した場合に、押下等されたリモコンキーのリモコンキーIDに応じた物理チャンネルがチューナに設定されるようにするためのドライバである。図25の例であれば、1のリモコンキーが押下等された場合にはチューナに19CHが設定され、2のリモコンキーが押下等された場合にはチューナに26CHが設定されるということである。また、「選局操作部ドライバを設定する」とは、このような処理がなされるような仕組みを構築することであり、具体的には、例えば中継局テーブル特定部にて特定された中継局テーブルに含まれる操作用識別子と物理チャンネルとを関連付けた情報を所定の記憶領域に格納しておき、リモコンキー押下等があった場合には、この情報を参照してチューナへの物理チャンネルの設定を行なうような仕組みを構築することが該当する。
図26は、第一ドライバ設定部によって選局操作部ドライバが設定された後の選局処理について、ハードウェア上における処理の具体例を示す。まず、図25に例示したような物理チャンネルと操作用識別子とを関連付けた情報がFRAM(フラッシュメモリ)に保持されている(2601)とする。ここで、入力インタフェース(リモコンキー)にて‘4’のリモコンキーが押下等されたとすると、このリモコンキーIDをFRAMに保持されている情報を参照し(2602)、リモコンキーID‘4’に対応する物理チャンネル‘25CH’をチューナ(フロントエンド部)へ設定する(2603)。
(実施形態4:処理の流れ)図27は、本実施形態に係るデジタル放送受信装置における処理の流れを示すフロー図を例示する。
最初に、所定のデフォルト値から受信可能物理チャンネルと、その物理チャンネルで放送されているネットワークIDのサーチをする(S2701)。次に、サーチの結果取得されたネットワークIDとそのネットワークIDを受信した物理チャンネルの組合情報をキーとして保持している各中継局テーブルを検索し、特定する(S2702)。次に、特定された中継局テーブルに含まれる物理チャンネルを一覧テーブルとして取得する(S2703)。次に、一覧テーブルに基づいて選局操作部ドライバの設定を行なう(S2704)。
(実施形態4:効果)本実施形態に係るデジタル放送受信装置によれば、特定された中継局テーブルに基づいてリモコンキーIDが設定され、利用者がリモコンキーを押下等した場合には対応する物理チャンネルの放送波が受信できる。
(実施形態5)
(実施形態5)
(実施形態5:概要)本実施形態は、予め定められた数の組合情報をキーとして行なう前記検索により一以上の中継局テーブルを特定できない場合には、所定の全範囲で受信可能物理チャンネルのサーチをすることを特徴とするデジタル放送受信装置について説明する。
(実施形態5:構成)本実施形態に係るデジタル放送受信装置の機能ブロック図を図28に例示する。デジタル放送受信装置(2800)は、「サーチ部」(2801)と、「中継局テーブル保持部」(2802)と、「中継局テーブル特定部」(2803)と、「一覧テーブル取得部」(2804)と、「全サーチ部」(2808)と、を有する。また、デジタル放送受信装置は、さらに選択支援情報出力部を有していてもよい。また、デジタル放送受信装置は、さらに第一制御部を有していてもよい。「全サーチ部」(2808)以外の構成については実施形態1から3のいずれか一と同様であるので省略する。
「全サーチ部」(2808)は、予め定められた数の組合情報をキーとして行なう前記検索により一以上の中継局テーブルを特定できない場合には、所定の全範囲で受信可能物理チャンネルのサーチをする。「予め定められた数の組合情報をキーとして行なう前記検索」とは、サーチ部にて取得される物理チャンネルとネットワークIDの一又は複数の組合せによって中継局テーブル特定部にて検索を行なうことを予め定められた回数行なうことを意味する。「予め定められた数」とは、1回であってもよいし、複数回であってもよい。さらに、すべての受信可能な物理チャンネルについてネットワークIDを取得し前記検索を行なうようになっていてもよい。また、「所定の全範囲」とは、受信するデジタル放送波において採用されている物理チャンネルの全範囲が該当する。例えば、受信するデジタル放送が地上デジタル放送であれば、地上デジタル放送の物理チャンネルはUHF帯の13CHから62CHまで存在するので13CHから62CHまでが「所定の全範囲」となる。
図29は、全サーチ部のハードウェア上における処理の具体例を示す。サーチする全範囲が13CHから62CHであるとすると、まず、受信・復調回路(2902)で物理チャンネル‘13CH’を受信するように設定が行なわれ、アンテナ(2901)から13CHの放送波の受信を試みる。放送波が受信されなかった場合には受信・復調回路(2902)に‘14CH’の設定が行なわれ、放送波の受信が試される。放送波が受信できた場合にはその物理チャンネルを所定の記憶領域に保持しておき、さらに次の物理チャンネルで放送波を受信する。このような処理を繰返すことにより、最終的に受信可能な物理チャンネルの一覧を取得できる。また、放送波が受信された場合にはNITに含まれるリモコンキーIDを取得するようになっていてもよい。例えば、物理チャンネル‘19CH’にてリモコンキーID‘1’が取得された場合には、メインメモリに物理チャンネル‘19CH’とリモコンキーID‘1’を格納する(2903)。さらに、メインメモリに格納された物理チャンネルとリモコンキーIDをFRAMに格納していく(2904)。所定の全物理チャンネルの範囲にてこの処理を繰返すことで、物理チャンネルとリモコンキーIDの一覧(2905)を得ることができる。また、全サーチ部はこのような処理をCPUに実行させるためのプログラムを含んでいてもよい。
(実施形態5:処理の流れ)図30は、本実施形態に係るデジタル放送受信装置における処理の流れを示すフロー図を例示する。
最初に、所定のデフォルト値から受信可能物理チャンネルと、その物理チャンネルで放送されているネットワークIDのサーチをする(S3001)。次に、サーチの結果取得されたネットワークIDとそのネットワークIDを受信した物理チャンネルの組合情報をキーとして保持している各中継局テーブルを検索し、特定する(S3002)。次に、検索を終了するか判断する(S3003)。検索を終了する場合とは、予め定められた数の全ての組合情報をキーとして検索した場合である。検索を終了しない場合、すなわち全ての組合情報について検索をしていない場合にはステップS3001に戻る。検索を終了する場合には、ステップS3004に移行する。ステップS3004では、一以上の中継局テーブルが特定されたか判断する(S3004)。ここでの判断結果が特定されていないとの判断結果である場合には、所定の全範囲で受信可能物理チャンネルのサーチを行なう(S3005)。ここでの判断結果が特定されたとの判断結果である場合には、特定された中継局テーブルに含まれる物理チャンネルを一覧テーブルとして取得する(S3006)。
(実施形態5:効果)本実施形態に係るデジタル放送受信装置によれば、中継局テーブルが特定されない場合であっても全サーチを行なうことにより物理チャンネルの一覧を得ることができる。
(実施形態6)
(実施形態6)
(実施形態6:概要)本実施形態は、所定の全範囲で受信可能物理チャンネルのサーチをした場合、サーチされた各物理チャンネルにて受信する各信号に含まれている各操作用識別子を用いて選局操作部ドライバを設定することを特徴とするデジタル放送受信装置について説明する。
(実施形態6:構成)本実施形態に係るデジタル放送受信装置の機能ブロック図を図31に例示する。デジタル放送受信装置(3100)は、「サーチ部」(3101)と、「中継局テーブル保持部」(3102)と、「中継局テーブル特定部」(3103)と、「一覧テーブル取得部」(3104)と、「全サーチ部」(3108)と、「第二ドライバ設定部」(3109)と、を有する。また、デジタル放送受信装置は、さらに選択支援情報出力部を有していてもよい。また、デジタル放送受信装置は、さらに第一制御部を有していてもよい。「第二ドライバ設定部」(3109)以外の構成については実施形態5と同様であるので省略する。
「第二ドライバ設定部」(3109)は、全サーチ部にてサーチされた各物理チャンネルにて受信する各信号に含まれている各操作用識別子を用いて選局操作部ドライバを設定する。「操作用識別子」とは実施形態4にても説明したように、いわゆるリモコンキーIDを指す。第二ドライバ設定部の機能は、実施形態4に係る第一ドライバ設定部の機能とほぼ同様であるが、異なるのは全サーチ部にてサーチされた結果取得される操作用識別子を用いて選局操作部ドライバを設定することである。すなわち、図29にて説明したように全サーチ部におけるサーチによってFRAM等に物理チャンネルとリモコンキーIDの一覧が取得できるため、この関連付けをもって選局操作部ドライバの設定を行なう。その他の機能については第一ドライバ設定部と同様である。
(実施形態6:処理の流れ)図32は、本実施形態に係るデジタル放送受信装置における処理の流れを示すフロー図を例示する。
最初に、所定のデフォルト値から受信可能物理チャンネルと、その物理チャンネルで放送されているネットワークIDのサーチをする(S3201)。次に、サーチの結果取得されたネットワークIDとそのネットワークIDを受信した物理チャンネルの組合情報をキーとして保持している各中継局テーブルを検索し、特定する(S3202)。次に、検索を終了するか判断する(S3203)。検索を終了する場合とは、予め定められた数の全ての組合情報をキーとして検索した場合である。検索を終了しない場合、すなわち全ての組合情報について検索をしていない場合にはステップS3201に戻る。検索を終了する場合には、ステップS3204に移行する。ステップS3204では、一以上の中継局テーブルが特定されたか判断する(S3204)。ここでの判断結果が特定されていないとの判断結果である場合には、ステップS3205に移行する。ここでの判断結果が特定されたとの判断結果である場合には、ステップS3207に移行する。ステップS3205では、所定の全範囲で受信可能物理チャンネルのサーチを行なう(S3205)。さらに、サーチされた各物理チャンネルにて受信する各信号に含まれている各操作用識別子を用いて選局操作部ドライバの設定を行なう(S3206)。また、ステップS3207では、特定された中継局テーブルに含まれる物理チャンネルを一覧テーブルとして取得する(S3207)。
(実施形態6:効果)本実施形態に係るデジタル放送受信装置によれば、全サーチによって操作用識別子を取得し、リモコンキーの設定をすることが可能である。
(実施形態7)
(実施形態7)
(実施形態7:概要)本実施形態は、予め定められた数の組合情報をキーとして行なう前記検索により一以上の中継局テーブルを特定できない場合には、所定のURLから中継局テーブルを取得し中継局テーブルとして記録することを特徴とするデジタル放送受信装置について説明する。
(実施形態7:構成)本実施形態に係るデジタル放送受信装置の機能ブロック図を図33に例示する。デジタル放送受信装置(3300)は、「サーチ部」(3301)と、「中継局テーブル保持部」(3302)と、「中継局テーブル特定部」(3303)と、「一覧テーブル取得部」(3304)と、「中継局テーブル更新部」(3310)と、を有する。また、デジタル放送受信装置は、さらに選択支援情報出力部を有していてもよい。また、デジタル放送受信装置は、さらに第一制御部を有していてもよい。また、デジタル放送受信装置は、さらに第一ドライバ設定部、若しくは全サーチ部を有していてもよい。また、デジタル放送受信装置は、全サーチ部を有する場合にはさらに第二ドライバ設定部を有していてもよい。「中継局テーブル更新部」(3310)以外の構成については実施形態1から6のいずれか一と同様であるので省略する。
「中継局テーブル更新部」(3310)は、予め定められた数の組合情報をキーとして行なう前記検索により一以上の中継局テーブルを特定できない場合には、所定のURLから中継局テーブルを取得し中継局テーブル保持部に記録する。「URL」とは、「Uniform Resource Locator」の略である。「所定のURL」とは、デジタル放送受信装置の外部のネットワーク上に存在する装置等を指し示すアドレス等が該当し、「http://」などから始まるウェブサイトのアドレス表示のみならず、IPアドレス等で表されるものであってもよい。また、所定のURLから取得する中継局テーブルは、デジタル放送受信装置が設定されている中継局地域が分かる場合には、その中継局地域の中継局テーブルのみを取得してもよいし、図8に例示したような全ての地域における中継局テーブルを取得してもよい。全ての地域における中継局テーブルを取得した場合には、さらにサーチ部と中継局テーブル特定部にて処理を実行し、一の中継局テーブルを特定することが想定される。また、「中継局テーブル保持部に記録する」とは、保持されていた古い中継局テーブルを削除して取得した中継局テーブルを新たに保持する場合、保持されていた古い中継局テーブルを取得した中継局テーブルのデータに更新する場合、保持されていた古い中継局テーブルに取得した中継局テーブルを追加する場合、などを含む概念である。
図34は、中継局テーブル更新部のハードウェア上における処理の具体例を示す。通信インタフェース等によって中継局テーブルのデータを受信すると、メインメモリに格納していく(3401)。メインメモリに格納された中継局テーブルのデータはハードディスクに記憶される(3402)。また、中継局テーブル更新部はこのような処理をCPUに実行させるためのプログラムを含んでいてもよい。
(実施形態7:処理の流れ)図35は、本実施形態に係るデジタル放送受信装置における処理の流れを示すフロー図を例示する。
最初に、所定のデフォルト値から受信可能物理チャンネルと、その物理チャンネルで放送されているネットワークIDのサーチをする(S3501)。次に、サーチの結果取得されたネットワークIDとそのネットワークIDを受信した物理チャンネルの組合情報をキーとして保持している各中継局テーブルを検索し、特定する(S3502)。次に、検索を終了するか判断する(S3503)。検索を終了する場合とは、予め定められた数の全ての組合情報をキーとして検索した場合である。検索を終了しない場合、すなわち全ての組合情報について検索をしていない場合にはステップS3501に戻る。検索を終了する場合には、ステップS3504に移行する。ステップS3504では、一以上の中継局テーブルが特定されたか判断する(S3504)。ここでの判断結果が特定されていないとの判断結果である場合には、ステップS3505に移行する。ここでの判断結果が特定されたとの判断結果である場合には、ステップS3507に移行する。ステップS3505では、所定のURLから中継局テーブルを取得し記録する(S3505)。次に、処理を終了するか判断する。処理を終了しない場合にはステップS3501に戻る(S3506)。また、ステップS3507では、特定された中継局テーブルに含まれる物理チャンネルを一覧テーブルとして取得する(S3507)。
(実施形態7:効果)本実施形態に係るデジタル放送受信装置によれば、例えば保持している中継局テーブルが古いために中継局テーブルが特定されない場合であっても、外部の装置等から最新の中継局テーブルを取得することができる。
(実施形態8)
(実施形態8)
(実施形態8:概要)本実施形態は、組合情報をキーとして行なう前記検索により特定される中継局テーブルが複数である場合に、複数の中継局テーブルに含まれている物理チャンネルの論理和を受信可能物理チャンネルの一覧テーブルであるとして取得することを特徴とするデジタル放送受信装置について説明する。
(実施形態8:構成)本実施形態に係るデジタル放送受信装置の機能ブロック図を図36に例示する。デジタル放送受信装置(3600)は、「サーチ部」(3601)と、「中継局テーブル保持部」(3602)と、「中継局テーブル特定部」(3603)と、「一覧テーブル取得部」(3604)と、「論理和一覧テーブル取得部」(3611)と、を有する。また、デジタル放送受信装置は、さらに選択支援情報出力部を有していてもよい。また、デジタル放送受信装置は、さらに第一制御部を有していてもよい。また、デジタル放送受信装置は、さらに第一ドライバ設定部、若しくは全サーチ部を有していてもよい。また、デジタル放送受信装置は、全サーチ部を有する場合にさらに第二ドライバ設定部を有していてもよい。また、デジタル放送受信装置は、さらに中継局テーブル更新部を有していてもよい。「論理和一覧テーブル取得部」(3611)以外の構成については実施形態1から7のいずれか一と同様であるので省略する。
「論理和一覧テーブル取得部」(3611)は、組合情報をキーとして行なう前記検索により特定される中継局テーブルが複数である場合に、複数の中継局テーブルに含まれている物理チャンネルの論理和を受信可能物理チャンネルの一覧テーブルであるとして取得する。「組合情報をキーとして行なう前記検索により特定される中継局テーブルが複数である場合」とは、実施形態2にても説明したように、中継局テーブル特定部(3603)における検索により特定された中継局テーブルが複数である場合、という意味である。「複数の中継局テーブルに含まれている物理チャンネルの論理和を受信可能物理チャンネルの一覧テーブルとして取得する」処理について、具体例を図37に示す。例えば図24に例示した中継局テーブルのうち、特定された中継局テーブルが地域a、地域b、地域cの中継局テーブル(3701)であるとする。これらの中継局テーブルに含まれている物理チャンネルの論理和をとったものが表3702である。まず、地域aの中継局テーブルにより、物理チャンネル‘27CH’、‘26CH’、‘25CH’、‘22CH’に対応するリモコンキーIDは‘1’、‘2’、‘4’、‘6’であり、放送局は‘○○○総合’、‘○○○教育’、‘××テレビ’、‘△△放送’となる。次に、地域bの中継局テーブルにより、物理チャンネル‘26CH’、‘25CH’、‘22CH’のリモコンキーIDと放送局は地域aの場合と同様であるが、物理チャンネル‘19CH’はリモコンキーID‘1’、放送局‘○○○総合’である。しかし、リモコンキーID‘1’については、すでに物理チャンネル‘27CH’、放送局‘○○○総合’が割り当てられているので、物理チャンネル‘19CH’は空いているリモコンキーIDである‘7’に割り当てることとする。同様に、地域cの中継局テーブルにより、物理チャンネル‘34CH’については空いているリモコンキーID‘9’を割り当てることとする。このような処理により、特定された複数の中継局テーブルに含まれている物理チャンネルの論理和を一覧テーブルとして取得することができる。なお、物理チャンネルの論理和の取り方は図36の方法以外にも様々に考えられ、図36の方法に限定するものではない。
図38は、論理和一覧テーブル取得部のハードウェア上における処理の具体例を示す。まず、中継局テーブル特定部によりハードディスクに保持されている中継局テーブルから複数の中継局テーブルが特定されメインメモリに格納される(3801)。次に、メインメモリに格納された中継局テーブルに含まれる物理チャンネルの論理和が算出されFRAMに格納される(3802)。また、論理和一覧テーブル取得部はこのような処理をCPUに実行させるためのプログラムを含んでいてもよい。
(実施形態8:処理の流れ)図39は、本実施形態に係るデジタル放送受信装置における処理の流れを示すフロー図を例示する。
最初に、所定のデフォルト値から受信可能物理チャンネルと、その物理チャンネルで放送されているネットワークIDのサーチをする(S3901)。次に、サーチの結果取得されたネットワークIDとそのネットワークIDを受信した物理チャンネルの組合情報をキーとして保持している各中継局テーブルを検索し、特定する(S3902)。次に、特定された中継局テーブルが複数であるか判断する(S3903)。ここでの判断結果が複数であるとの判断結果である場合にはステップS3904に移行し、特定された複数の中継局テーブルに含まれている物理チャンネルの論理和を受信可能物理チャンネルの一覧テーブルとして取得する(S3904)。ここでの判断結果が複数ではないとの判断結果である場合にはステップS3905に移行し、特定された中継局テーブルに含まれる物理チャンネルを一覧テーブルとして取得する(S3905)。
(実施形態8:効果)本実施形態に係るデジタル放送受信装置によれば、例えばデジタル放送受信装置が設置されている地域にて利用可能性のあるチャンネルすべてをまとめて一覧テーブルとすることができる。
0101 デジタル放送受信装置
0102 中継局テーブル
0103 ネットワークID
0104 中継局テーブル
0201 サーチ部
0202 中継局テーブル保持部
0203 中継局テーブル特定部
0204 一覧テーブル取得部
0102 中継局テーブル
0103 ネットワークID
0104 中継局テーブル
0201 サーチ部
0202 中継局テーブル保持部
0203 中継局テーブル特定部
0204 一覧テーブル取得部
Claims (16)
- デジタル放送受信装置が設置された環境下における受信可能物理チャンネルの一覧テーブルを取得するために所定のデフォルト値から受信可能物理チャンネルと、その物理チャンネルで放送されているネットワークIDのサーチをするサーチ部と、
各中継局ごとに割り当てられている物理チャンネルと、その物理チャンネルで放送されているとされるネットワークIDと、を関連付けた中継局テーブルを複数保持する中継局テーブル保持部と、
サーチの結果取得されたネットワークIDとそのネットワークIDを受信した物理チャンネルとの少なくとも一の組合せを示す組合情報をキーとして保持されている各中継局テーブルを検索し、この組合情報と同じ組合せの関連付けペアが含まれる中継局テーブルを特定する中継局テーブル特定部と、
特定された中継局テーブルに含まれる物理チャンネルを前記環境下における受信可能物理チャンネルの一覧テーブルであるとして取得する一覧テーブル取得部と、
を有するデジタル放送受信装置。 - 組合情報をキーとして行なう前記検索により特定される中継局テーブルが複数である場合に、利用者に対して特定された複数の中継局テーブルから一の中継局テーブルを選択させるための選択支援情報を出力する選択支援情報出力部を有する請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
- サーチ部によって最初に取得された組合情報をキーとして行なう前記検索により特定される中継局テーブルが複数である場合には、さらに組合情報を取得するためのサーチを行なわせ、取得された組合情報により特定される中継局テーブルが一となるまでこれを繰返しサーチ部と中継局テーブル特定部とに行なわせる第一制御をする第一制御部を有する請求項1又は2に記載のデジタル放送受信装置。
- 中継局テーブル保持部に保持されている中継局テーブルは各物理チャンネルに関連付けられた複数の操作用識別子をも含み、操作用識別子と物理チャンネルとの関連付けを用いて選局操作部ドライバを設定する第一ドライバ設定部をさらに有する請求項1から3のいずれか一に記載のデジタル放送受信装置。
- 予め定められた数の組合情報をキーとして行なう前記検索により一以上の中継局テーブルを特定できない場合には、所定の全範囲で受信可能物理チャンネルのサーチをする全サーチ部をさらに有する請求項1から3のいずれか一に記載のデジタル放送受信装置。
- 全サーチ部にてサーチされた各物理チャンネルにて受信する各信号に含まれている各操作用識別子を用いて選局操作部ドライバを設定する第二ドライバ設定部をさらに有する請求項5に記載のデジタル放送受信装置。
- 予め定められた数の組合情報をキーとして行なう前記検索により一以上の中継局テーブルを特定できない場合には、所定のURLから中継局テーブルを取得し中継局テーブル保持部に記録する中継局テーブル更新部をさらに有する請求項1から6のいずれか一に記載のデジタル放送受信装置。
- 組合情報をキーとして行なう前記検索により特定される中継局テーブルが複数である場合に、複数の中継局テーブルに含まれている物理チャンネルの論理和を受信可能物理チャンネルの一覧テーブルであるとして取得する論理和一覧テーブル取得部をさらに有する請求項1から7のいずれか一に記載のデジタル放送受信装置。
- 各中継局ごとに割り当てられている物理チャンネルと、その物理チャンネルで放送されているとされるネットワークIDと、を関連付けた中継局テーブルを複数保持するデジタル放送受信装置の動作方法であって、
デジタル放送受信装置が設置された環境下における受信可能物理チャンネルの一覧テーブルを取得するために所定のデフォルト値から受信可能物理チャンネルと、その物理チャンネルで放送されているネットワークIDのサーチをするサーチステップと、
サーチの結果取得されたネットワークIDとそのネットワークIDを受信した物理チャンネルとの少なくとも一の組合せを示す組合情報をキーとして保持されている各中継局テーブルを検索し、この組合情報と同じ組合せの関連付けペアが含まれる中継局テーブルを特定する中継局テーブル特定ステップと、
特定された中継局テーブルに含まれる物理チャンネルを前記環境下における受信可能物理チャンネルの一覧テーブルであるとして取得する一覧テーブル取得ステップと、
を有するデジタル放送受信装置の動作方法。 - 組合情報をキーとして行なう前記検索により特定される中継局テーブルが複数である場合に、利用者に対して特定された複数の中継局テーブルから一の中継局テーブルを選択させるための選択支援情報を出力する選択支援情報出力ステップを有する請求項9に記載のデジタル放送受信装置の動作方法。
- サーチステップによって最初に取得された組合情報をキーとして行なう前記検索により特定される中継局テーブルが複数である場合には、さらに組合情報を取得するためのサーチを行なわせ、取得された組合情報により特定される中継局テーブルが一となるまでこれを繰返しサーチステップと中継局テーブル特定ステップとを繰り返す請求項9又は10に記載のデジタル放送受信装置の動作方法。
- 保持されている中継局テーブルは各物理チャンネルに関連付けられた複数の操作用識別子をも含み、操作用識別子と物理チャンネルとの関連付けを用いて選局操作部ドライバを設定する第一ドライバ設定ステップをさらに有する請求項9から11のいずれか一に記載のデジタル放送受信装置の動作方法。
- 予め定められた数の組合情報をキーとして行なう前記検索により一以上の中継局テーブルを特定できない場合には、所定の全範囲で受信可能物理チャンネルのサーチをする全サーチステップをさらに有する請求項9から11のいずれか一に記載のデジタル放送受信装置の動作方法。
- 全サーチステップにてサーチされた各物理チャンネルにて受信する各信号に含まれている各操作用識別子を用いて選局操作部ドライバを設定する第二ドライバ設定ステップをさらに有する請求項13に記載のデジタル放送受信装置の動作方法。
- 予め定められた数の組合情報をキーとして行なう前記検索により一以上の中継局テーブルを特定できない場合には、所定のURLから中継局テーブルを取得し新たな中継局テーブルとして保持する中継局テーブル取得ステップをさらに有する請求項9から14のいずれか一に記載のデジタル放送受信装置の動作方法。
- 組合情報をキーとして行なう前記検索により特定される中継局テーブルが複数である場合に、複数の中継局テーブルに含まれている物理チャンネルの論理和を受信可能物理チャンネルの一覧テーブルであるとして取得する論理和一覧テーブル取得ステップをさらに有する請求項9から15のいずれか一に記載のデジタル放送受信装置の動作方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006353436A JP2008167085A (ja) | 2006-12-27 | 2006-12-27 | デジタル放送受信装置 |
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JP2006353436A JP2008167085A (ja) | 2006-12-27 | 2006-12-27 | デジタル放送受信装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011171820A (ja) * | 2010-02-16 | 2011-09-01 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | ネットワークidを推定するデジタル放送受信装置及びネットワークid推定方法 |
JP2014143622A (ja) * | 2013-01-25 | 2014-08-07 | Alpine Electronics Inc | デジタル放送受信装置、チャンネルプリセットリスト及びチャンネル切換え方法 |
-
2006
- 2006-12-27 JP JP2006353436A patent/JP2008167085A/ja active Pending
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