JP2008166172A - 押釦スイッチおよび押釦スイッチ作製用反転バネ付きシート - Google Patents

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Abstract

【課題】反転バネを基板に固定する固定シートと操作部材との間で、固定シートに別のシートを積層して粘着したことに起因する節度感の低下を抑えることができる押釦スイッチおよび押釦スイッチ作製用反転バネ付きシートの提供。
【解決手段】円形ドーム状の反転部6および反転と復帰が可能となるよう反転部6を支持する円環状の支持部7を有し基板2上に配置された反転バネ5と、固定シート9および反転バネ5を挟んで基板2と対向し固定シート9に積層されて粘着された照光シート10と、固定シート9および照光シート10を挟んで反転バネ5に対向し、固定シート9および照光シート10を介して反転部6を反転させる位置まで変位可能な操作部材16とを備えている。固定シート9と照光シート10の粘着層12,13が、固定シート9および照光シート10に対する反転バネ5の支持部7の投影面を除く部分に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話等の電機機具の操作盤に設けられ、反転バネの反転の復元によってオンまたはオフする押釦スイッチ、および、押釦スイッチ作製用反転バネ付きシートに関する。
従来の押釦スイッチとしては特許文献1で開示された従来技術がある。この従来技術は、基板と、この基板に設けられた固定接点と、基板上に配置された導電性反転バネと、この反転バネに設けられ、反転バネの反転および復元に伴って固定接点に対し接触および離反する可動接点を備えている。
反転バネは、弾性変形可能な固定シートによって基板に固定されている。この固定シートは、反転部の凸曲面側から反転バネを覆った状態で、反転バネと基板とに粘着されている。
固定シートを挟んで反転バネと対向する位置には、操作部材が配置さている。この操作部材と固定シートとの間では、弾性シートが固定シートに積層されている。この弾性シートと操作部材との間には、照光シート(ELシート)が、反転バネに近づく方向への操作部材の変位に伴って弾性変形するように配置されている。照光シートの弾性シート側の面には突起部が設けられている。この突起部は弾性シートに当接している。
前述の従来技術では、操作部材を押圧したりその押圧を解除したりしたときに、操作部材と反転バネとの間で照光シート、突起部、弾性シートおよび固定シート介して力が伝達され、反転バネの反転や復元に伴うクリック感触が操作部材を介して操作者に与えられる。
さらに、前述の従来技術では、照光シートにより押釦スイッチの照光を行うことができる。
特開2004−253217公報
前述の従来技術では、固定シートに弾性シートが積層されている。この弾性シートのように固定シートに積層されたシートは、その全面が粘着層を介して固定シートに粘着されている。そのため、反転バネの反転時には積層された固定シートと弾性シートとが粘着層によって一体的に動作し、反転バネの反転や復元に伴うクリック感触を吸収するため、操作者が感じるクリック感触を低下させる原因になる。
本発明は、前述した実状を考慮してなされたものであり、その目的は、反転バネを基板に固定する固定シートと操作部材との間で、固定シートに別のシートが積層されて粘着されたことに起因する節度感の低下を抑えることができる押釦スイッチおよび押釦スイッチ作製用反転バネ付きシートを提供することにある。
前述の目的を達成するために、本発明は次のように構成されている。
〔1〕本発明の押釦スイッチは、基板と、この基板に設けられた固定接点と、断面形状がアーチ状に形成された反転部、および、反転と復元が可能となるように反転部を支持する支持部を有し、前記基板上に配置された導電性反転バネと、この反転バネの前記反転部の凹曲面側に設けられ、前記反転部の反転および復元に伴い前記固定接点に対して接触および離反する可動接点と、前記反転部の凸曲面側から前記反転バネを覆った状態で、前記反転バネと前記基板とに粘着された弾性変形可能な固定シートと、前記固定シートおよび前記反転バネを挟んで前記基板と対向し、前記固定シートに積層されて粘着された弾性変形可能な照光シートと、前記固定シートおよび前記照光シートを挟んで前記反転バネに対向し、前記固定シートおよび前記照光シートを介して前記反転部を反転させる位置まで変位可能な操作部材とを備え、前記固定シートと前記照光シートとの間の粘着層が、前記固定シートおよび前記照光シートに対する前記反転バネの前記支持部の投影面を除く部分に設けられたことを特徴とする。
このように構成された本発明の押釦スイッチでは、照光シートが固定シートに積層されて粘着されているとともに、固定シートと照光シートとの間の粘着層が、固定シートおよび照光シートのそれぞれに対する反転バネの支持部の投影面を除く部分に設けられている。つまり、固定シートと照光シートとの間の粘着層が、反転バネの反転および復元を阻害しない位置にある。これにより、固定シートと操作部材との間で固定シートに別のシート(照光シート)が積層されて粘着されたことに起因する節度感の低下を抑えることができる。すなわち、前述の目的が達成される。
〔2〕本発明の押釦スイッチは、「〔1〕」に記載の押釦スイッチの発明において、前記照光シートが、自発光可能な発光シートから構成されたことを特徴とする。
このように構成された本発明の押釦スイッチでは、照光シートが自ら発光し所望の範囲の照光を行う。これにより、発光のための部品と導光のための部品を個別に備えるものよりも部品点数が少なく済む。
〔3〕本発明の押釦スイッチは、「〔2〕」に記載の押釦スイッチの発明において、前記発光シートが電力を供給されて発光するELシートから構成され、前記固定シートが導電性を有し接地されたことを特徴とする。
このように構成された本発明の押釦スイッチは、ELシートにより均一な照光を実現できる。また、固定シートが導電性を有し接地されているので、ELシートが発するノイズに対するシールドとしての機能を固定シートにもたせることができ、シールドのための部品点数を削減できる。
〔4〕本発明の押釦スイッチは、「〔1〕」記載の押釦スイッチの発明において、前記基板に発光素子が設けられ、前記照光シートが前記発光素子からの光を前記操作部材の方向に導く導光シートから構成されたことを特徴とする。
〔5〕本発明の押釦スイッチは、「〔1〕」記載の押釦スイッチの発明において、前記固定シートが、前記反転バネの前記反転部の凸曲面側と粘着されたシート本体と、このシート本体と前記基板との間に配置され、前記シート本体と前記基板とに粘着されたスペーサとから構成されたことを特徴とする。
このように構成された本発明の押釦スイッチは、固定シートのスペーサによって、反転バネの支持部近傍における基板と固定シートとの間に隙間を形成できるので、固定シートによる反転バネの支持部の拘束が緩和され、良好なクリック感触を得ることができる。
〔6〕本発明の押釦スイッチ作製用反転バネ付きシートは、「〔1〕」記載の押釦スイッチを作製するために用いられる反転バネ付きシートであって、前記反転バネと、前記固定シートと、前記照光シートとを備え、前記固定シートが前記反転バネの前記反転部の凸曲面側と前記照光シートとに粘着され、前記固定シートと前記照光シートとの間の粘着層が、前記固定シートおよび前記照光シートのそれぞれに対する前記反転バネの前記支持部の投影面を除く部分に設けられたことを特徴とする。
このように構成された本発明の押釦スイッチ作製用反転バネ付きシートを用いれば、反転バネおよび照光シートを1つの部品として扱うことができる。これにより、「〔1〕」記載の押釦スイッチの作製作業の効率を向上させることができる。
〔7〕本発明の押釦スイッチ作製用反転バネ付きシートは、「〔6〕」記載の押釦スイッチ作製用反転バネ付きシートの発明において、前記反転バネが粘着された側の前記固定シートの面と前記反転バネとを覆った状態で、前記固定シートに剥離可能に粘着された剥離シートを備えたことを特徴とする。
このように構成された押釦スイッチ作製用反転バネ付きシートの本発明は、反転バネ付きシートの搬送時や保管時に、反転バネが粘着された側の固定シートの面と反転バネとを、剥離シートによって、保護することができる。
前述したように、本発明は、反転バネを基板に固定する固定シートと操作部材との間で、固定シートに別のシートが積層されて粘着されたことに起因する節度感の低下を抑えることができる。したがって、押釦スイッチの操作感触の向上に貢献できる。
<第1実施形態>
本発明の押釦スイッチおよび押釦スイッチ作製用反転バネ付きシートの第1実施形態について説明する。
〔押釦スイッチについて〕
本発明の押釦スイッチの第1実施形態について図1〜図3を用いて説明する。図1は本発明の押釦スイッチの第1実施形態の断面図である。図2−1は図1に示した反転バネの拡大平面図、図2−2は図1に示した反転バネの拡大断面図である。図3は図1に示した第1実施形態が複数一体化されて設けられた操作盤の断面図である。
図1に示すように、本発明の押釦スイッチの第1実施形態である押釦スイッチ1は、基板2と、この基板2にプリント成形により設けられた固定接点、例えば円環状固定接点3、および、この円環状固定接点3が描く円の中央に位置した中央固定接点4と、断面形状がアーチ状に形成された反転部6、および、反転と復元が可能となるように反転部6を支持する支持部7を有し、基板2上に配置された導電性反転バネ5と、この反転バネ5の反転部6の凹曲面側に設けられ、反転部6の反転および復元に伴い中央固定接点4に対して接触および離反する可動接点8とを備えている。
反転バネ5の反転部6は例えば円形ドーム状に形成されている。反転バネ5の支持部7は、反転バネ5の周縁に形成された円環状の部分であり、反転バネ5の中心から外周側へ向かう方向において下り勾配となるように傾斜している(図3参照)。支持部7の傾斜の勾配は、反転部6の傾斜の勾配よりも大きくなっている。
可動接点8は、反転バネ5の反転部6の頂部に、絞り加工により複数設けられていて、反転部6の頂部の凹曲面から中央固定接点4に向かって突出している。図では可動接点8が2つ示されている。
押釦スイッチ1は、反転バネ5の反転部6の凸曲面側から反転バネ5を覆った状態で、反転バネ5と基板2とに粘着された弾性変形可能な合成樹脂製の固定シート9を備えている。この固定シート9によって、反転バネ5が定位置に、すなわち可動接点8が中央固定接点4と所定の間隔をあけて対向し、支持部7が円環状固定接点3に常時接触した状態となる位置に、固定されている。
押釦スイッチ1は、固定シート9および反転バネ5を挟んで基板2と対向し固定シート9に積層されて粘着された弾性変形可能な照光シート10を備えている。この照光シート10は、自ら発光可能な発光シート、例えば電力を供給されて発光するELシートから構成されている。
特に押釦スイッチ1では、固定シート9と照光シート10との間の粘着層12,13は、固定シート9および照光シート10に対する反転バネ5の支持部7の投影面を除く部分に設けられている。
図1における14は、押釦スイッチ1の外郭を形成するケースの一部であって操作面を形成する板部である。この板部14は、光透過性合成樹脂を成形したものであり、照光シート10、固定シート9および反転バネ5を挟んで基板2に対向している。この板部14には丸孔15が設けられていて、この丸孔15に操作部材16が基板2側から挿入されている。
押釦スイッチ1は、押圧操作される光透過性合成樹脂製の操作部材16を備えている。この操作部材16は、固定シート9および照光シート10を挟んで反転バネ5に対向し、丸孔15に基板2側から挿入されてケースの外側に突出した操作部材本体17と、この操作部材本体17の側面から操作部材本体17の側方に突出したツバ部18と、操作部材本体17から突起して照光シート10に接し、照光シート10および固定シート9を挟んで反転バネ5の頂部に対向した突起部19とを備えている。つまり、操作部材16は、ツバ部18が丸孔15の縁に引っ掛かる位置から、固定シート9および照光シート10を介して反転バネ5の反転部6を反転させる位置まで変位可能に支持されている。
押釦スイッチ1は、電気製品の操作盤、例えば携帯電話の操作盤20に複数設けられる。複数の押釦スイッチ1は、例えば図3に示すように一体化される。つまり、複数の押釦スイッチ1の基板2、固定シート9、照光シート10および板部14のそれぞれが単一の部材で構成され、操作部材16、反転バネ5、円環状固定接点3および中央固定接点4のそれぞれが別個の部材で構成される。なお、図3における21は、基板2に設けられた電力供給用回路と照光シート10とを導通させる導通部である。
押釦スイッチ1は、次のように動作する。
操作者が操作部材本体17を、この操作部材本体17から基板2へ向かう方向に押圧すると、操作部材本体17に与えられた押圧力が突起部19、照光シート10および固定シート9を介して反転バネ5の反転部6に伝達される。その押圧力が照光シート10、固定シート9および反転部6が発揮する弾性力よりも大きい場合、支持部7が撓みながら反転部6の頂部が座屈反転する。これにより、可動接点8が中央固定接点4に接触して、中央固定接点4と円環状固定接点3が反転バネ5を介して導通する。つまり、押釦スイッチ1がオンする。
また、反転バネ5の反転部6が反転したときにクリック感触が生起され、固定シート9、照光シート10および突起部19を介して操作部材本体17に伝達される。
操作者が操作部材本体17に与えていた押圧力を除去すると、反転バネ5の反転部6が復元する。これに伴い可動接点8が中央固定接点4から離れ、押釦スイッチ1がオフする。反転部6が復元するときのクリック感触も、固定シート9、照光シート10および突起部19を介して操作部材本体17に伝達される。
押釦スイッチ1によれば次の効果を得られる。
押釦スイッチ1では、照光シート10が固定シート9に積層されて粘着されているとともに、固定シート9と照光シート10との間の粘着層12,13が、固定シート9および照光シート10のそれぞれに対する反転バネ5の支持部7の投影面を除く部分に設けられている。つまり、固定シート9と照光シート10との間の粘着層12,13が、反転バネ5の支持部7の撓みを拘束することがなく、反転部6の反転および復元を阻害しない位置にある。これにより、固定シート9に照光シート10が積層されて粘着されたことに起因する節度感の低下を抑えることができる。したがって、押釦スイッチの操作感触の向上に貢献できる。
押釦スイッチ1では、照光シート10がELシートから構成されている、つまり、照光シート10が自ら発光し操作ボタンの表示部や所望の範囲の照光を行う。これにより、発光のための部品と導光のための部品を個別に備えるものよりも部品点数が少なく済む。
〔反転バネ付きシートについて〕
本発明の押釦スイッチ作製用反転バネ付きシート(以下、単に「反転バネ付きシート」という)の第1実施形態について図4を用いて説明する。図4は図3に示した操作盤を作製するためのシート状部品の断面図である。
反転バネ付きシートの第1実施形態は反転バネ付きシート22であり、複数が一体化されて前述の操作盤20を作製するために用いられるシート状部品23となっている。
反転バネ付きシート22は、反転バネ5と、照光シート10と、固定シート9とを備えている。固定シート9は、反転バネ5の反転部6の凸曲面側と照光シート10とに粘着されている。固定シート9と照光シート10との間の粘着層12,13が、固定シート9および照光シート10のそれぞれに対する反転バネ5の支持部7の投影面を除く部分に設けられている。
反転バネ付きシート22は、さらに、反転バネ5が粘着された側の固定シート9の面と反転バネ5とを覆った状態で、固定シート9に剥離可能に粘着された剥離シート24を備えている。
シート状部品23は、前述の操作盤20に対応するように、複数の反転バネ付きシート22の固定シート9、照光シート10および剥離シート24のそれぞれが単一の部材で構成されている。
反転バネ付きシート22によれば次の効果を得られる。
反転バネ付きシート22を用いれば、反転バネ5、固定シート9および照光シート10を1部品として扱うことができるので、押釦スイッチ1の作製作業の効率の向上に貢献できる。
反転バネ付きシート22は、剥離シート24を備えているので、この剥離シート24によって、搬送時や保管時に、反転バネ5が接着された固定シート9の面と反転バネ5とを保護することができる。
<第2実施形態>
本発明の押釦スイッチの第2実施形態について図5,図6を用いて説明する。図5は本発明の押釦スイッチの第2実施形態の断面図、図6は図5に示した第2実施形態が複数一体化されて設けられた操作盤の断面図である。図5,6に示したもののうち、図1,3に示したものと同等のものに対しては、図1,3に付した符号と同じ符号を付してある。
図5に示すように、本発明の押釦スイッチの第2実施形態である押釦スイッチ30は、押釦スイッチ1(第1実施形態)における固定シート9の替わりに、固定シート31を備えている。この固定シート31は、反転バネ5の反転部6の凸曲面側と粘着された合成樹脂製のシート本体32と、このシート本体32と基板2との間に配置され、シート本体32と基板2とに粘着された合成樹脂製のスペーサ33とから構成されている。シート本体32とスペーサ33は一体に成形されていてもよい。
このように構成された押釦スイッチ30は、固定シート31のスペーサ33によって、反転バネ5の縁部近傍における基板2と固定シート31との間に隙間を形成できるので、固定シート31による反転バネ5の支持部7の拘束が緩和され、良好なクリック感触を得ることができる。
なお、図6に示すように、押釦スイッチ30も、押釦スイッチ1と同様にして電気製品の操作盤、例えば携帯電話の操作盤20に複数設けられる。この場合も、複数の押釦スイッチ30の基板2、固定シート31、照光シート10および板部14のそれぞれが単一の部材で構成され、操作部材16、反転バネ5、円環状固定接点3および中央固定接点4のそれぞれが別個の部材で構成される。
押釦スイッチ30を作製するために用いられる反転バネ付きシートは、図示していないが、反転バネ5と、固定シート31と、照光シート10とを備えている。固定シート31のシート本体32は、反転バネ5の反転部6の凸曲面側と照光シート10とに粘着されている。固定シート31のシート本体32と照光シート10との間の粘着層12,13が、固定シート31のシート本体32および照光シート10のそれぞれに対する反転バネ5の支持部7の投影面を除く部分に設けられている。
反転バネ付きシートは、さらに、反転バネ5が粘着された側の固定シート31のシート本体32の面と反転バネ5とを覆った状態で、固定シート31のスペーサ33に剥離可能に粘着された剥離シート24を備えている(図示していない)。
<第3実施形態>
本発明の押釦スイッチの第3実施形態について図7,図8を用いて説明する。図7は本発明の押釦スイッチの第3実施形態の断面図、図8は図7に示した第3実施形態が複数一体化されて設けられた操作盤の断面図である。図7,8に示したもののうち、図5,6に示したものと同等のものに対しては、図5,6に付した符号と同じ符号を付してある。
図7に示すように、本発明の押釦スイッチの第3実施形態である押釦スイッチ40は、押釦スイッチ30(第2実施形態)の構成に粘着層41を加えたものである。この粘着層41は、操作部材16の突起部19と反転バネ5の反転部6の頂部との間で、固定シート31と照光シート10とを粘着している。
このように構成された押釦スイッチ40は、操作部材16の突起部19と反転バネ5の反転部6との間に位置した照光シート10の部分が、粘着層41によって固定シート31に固定されているので、操作部材本体17と反転部6の頂部との間における力の伝達の確実性を向上させることができる。
なお、図8に示すように、押釦スイッチ40も、押釦スイッチ30と同様にして電気製品の操作盤、例えば携帯電話の操作盤20に複数設けられる。この場合も、複数の押釦スイッチ40の基板2、固定シート31、照光シート10および板部14のそれぞれが単一の部材で構成され、操作部材16、反転バネ5、円環状固定接点3および中央固定接点4のそれぞれが別個の部材で構成される。
押釦スイッチ40を作製するために用いられる反転バネ付きシートは、図示していないが、反転バネ5と、固定シート31と、照光シート10とを備えている。固定シート31のシート本体32は、反転バネ5の反転部6の凸曲面側と照光シート10とに粘着されている。固定シート31のシート本体32と照光シート10との間の粘着層12,13,41が、固定シート31のシート本体32および照光シート10のそれぞれに対する反転バネ5の支持部7の投影面を除く部分に設けられている。
反転バネ付きシートは、さらに、反転バネ5が粘着された側の固定シート31のシート本体32の面と反転バネ5とを覆った状態で、固定シート31のスペーサ33に剥離可能に粘着された剥離シート24を備えている(図示していない)。
<第4実施形態>
本発明の押釦スイッチの第4実施形態について図9,図10を用いて説明する。図9は本発明の押釦スイッチの第4実施形態の断面図、図10は図9に示した第4実施形態が複数一体化されて設けられた操作盤の断面図である。図9,10に示したもののうち、図5,6に示したものと同等のものに対しては、図5,6に付した符号と同じ符号を付してある。
図9に示すように、本発明の押釦スイッチの第4実施形態である押釦スイッチ50は、押釦スイッチ30(第2実施形態)における固定シート31の替わりに、固定シート51を備えている。この固定シート51では、そのシート本体52が導電性を有し接地されている(図10参照)。
このように構成された押釦スイッチ50は、固定シート51のシート本体52が導電性を有し接地されているので、照光シート10(ELシート)が発するノイズに対するシールドとしての機能を固定シート51にもたせることができ、シールドのための部品点数を削減できる。
なお、図10に示すように、押釦スイッチ50も、押釦スイッチ30と同様にして電気製品の操作盤、例えば携帯電話の操作盤20に複数設けられる。この場合も、複数の押釦スイッチ50の基板2、固定シート51、照光シート10および板部14のそれぞれが単一の部材で構成され、操作部材16、反転バネ5、円環状固定接点3および中央固定接点4のそれぞれが別個の部材で構成される。なお、図10における53は、固定シート51のシート本体52と、基板2に設けられた接地回路とを導通させる導通部である。
押釦スイッチ50を作製するために用いられる反転バネ付きシートは、図示していないが、反転バネ5と、固定シート51と、照光シート10とを備えている。固定シート51のシート本体52は、反転バネ5の反転部6の凸曲面側と照光シート10とに粘着されている。固定シート51のシート本体52と照光シート10との間の粘着層12,13,41が、固定シート51のシート本体52および照光シート10のそれぞれに対する反転バネ5の支持部7の投影面を除く部分に設けられている。
反転バネ付きシートは、さらに、反転バネ5が粘着された側の固定シート51のシート本体52の面と反転バネ5とを覆った状態で、固定シート51のスペーサ33に剥離可能に粘着された剥離シート24を備えている。
<第5実施形態>
本発明の押釦スイッチの第5実施形態について図11,図12を用いて説明する。図11は本発明の押釦スイッチの第5実施形態の断面図、図12は図11に示した第5実施形態が複数一体化されて設けられた操作盤の断面図である。図11,12に示したもののうち、図5,6に示したものと同等のものに対しては、図5,6に付した符号と同じ符号を付してある。
図11に示すように、本発明の押釦スイッチの第5実施形態である押釦スイッチ60は、押釦スイッチ30(第2実施形態)における照光シート10(ELシート)の替わりに、基板2に設けられた発光素子61(例えばLED)と、この発光素子61からの光を操作部材16や板部14に導く弾性変形可能な導光シート62とを備えている。
図12に示すように、押釦スイッチ60も、押釦スイッチ30と同様にして電気製品の操作盤、例えば携帯電話の操作盤20に複数設けられる。この場合も、複数の押釦スイッチ60の基板2、固定シート31、照光シート62および板部14のそれぞれが一体の部材で構成され、操作部材16、反転バネ5、円環状固定接点3および中央固定接点4のそれぞれが別個の部材で構成される。
押釦スイッチ60を作製するための反転バネ付きシートは、図示していないが、照光シート62と、固定シート31と、反転バネ5とを備えている。固定シート31のシート本体32は、反転バネ5の反転部6の凸曲面側と照光シート62とに粘着されている。固定シート31のシート本体32と照光シート62との間の粘着層12,13,14が、固定シート31のシート本体32および照光シート62のそれぞれに対する反転バネ5の支持部7の投影面を除く部分に設けられている。また、反転バネ5が粘着された側の固定シート31のシート本体32の面と反転バネ5とを覆った状態で、固定シート31のスペーサ33に剥離可能に粘着された剥離シート24を備えている。
なお、上記各実施形態の説明においては、反転バネ5の反転部6を円形ドーム状に形成し、支持部7を反転バネ5の周縁全周に円環状に形成したもので説明したが、このようなものに限らず、例えば支持部7の一部を切り欠いて細長状に形成したり、反転部6の三方から脚片を張出させて支持部7を形成したりしてもよい。
本発明の押釦スイッチの第1実施形態の断面図である。 図1に示した反転バネの拡大平面図である。 図1に示した反転バネの拡大断面図である。 図1に示した第1実施形態が複数一体化されて設けられた操作盤の断面図である。 図3に示した操作盤を作製するためのシート状部品の断面図である。 本発明の押釦スイッチの第2実施形態の断面図である。 図5に示した第2実施形態が複数一体化されて設けられた操作盤の断面図である。 本発明の押釦スイッチの第3実施形態の断面図である。 図7に示した第3実施形態が複数一体化されて設けられた操作盤の断面図である。 本発明の押釦スイッチの第4実施形態の断面図である。 図9に示した第4実施形態が複数一体化されて設けられた操作盤の断面図である。 本発明の押釦スイッチの第5実施形態の断面図である。 図11に示した第5実施形態が複数一体化されて設けられた操作盤の断面図である。
符号の説明
1 押釦スイッチ
2 基板
3 円環状固定接点
4 中央固定接点
5 反転バネ
6 反転部
7 支持部
8 可動接点
9 固定シート
10 照光シート(ELシート)
12,13 粘着層
14 板部
15 丸孔
16 操作部材
17 操作部材本体
18 ツバ部
19 突起部
20 操作盤
21 導通部
22 反転バネ付きシート
23 シート状部品
24 剥離シート
30 押釦スイッチ
31 固定シート
32 シート本体
33 スペーサ
40 押釦スイッチ
41 粘着層
50 押釦スイッチ
51 固定シート
52 シート本体(導電性シート)
53 導通部
60 押釦スイッチ
61 発光素子
62 照光シート(導光シート)

Claims (7)

  1. 基板と、
    この基板に設けられた固定接点と、
    断面形状がアーチ状に形成された反転部、および、反転と復元が可能となるように反転部を支持する支持部を有し、前記基板上に配置された導電性反転バネと、
    この反転バネの前記反転部の凹曲面側に設けられ、前記反転部の反転および復元に伴い前記固定接点に対して接触および離反する可動接点と、
    前記反転部の凸曲面側から前記反転バネを覆った状態で、前記反転バネと前記基板とに粘着された弾性変形可能な固定シートと、
    前記固定シートおよび前記反転バネを挟んで前記基板と対向し、前記固定シートに積層されて粘着された弾性変形可能な照光シートと、
    前記固定シートおよび前記照光シートを挟んで前記反転バネに対向し、前記固定シートおよび前記照光シートを介して前記反転部を反転させる位置まで変位可能な操作部材とを備え、
    前記固定シートと前記照光シートとの間の粘着層が、前記固定シートおよび前記照光シートに対する前記反転バネの前記支持部の投影面を除く部分に設けられたことを特徴とする押釦スイッチ。
  2. 請求項1記載の押釦スイッチの発明において、前記照光シートが、自発光可能な発光シートから構成されたことを特徴とする押釦スイッチ。
  3. 請求項2記載の押釦スイッチの発明において、前記発光シートが電力を供給されて発光するELシートから構成され、前記固定シートが導電性を有し接地されたことを特徴とする押釦スイッチ。
  4. 請求項1記載の押釦スイッチの発明において、前記基板に発光素子が設けられ、前記照光シートが前記発光素子からの光を前記操作部材の方向に導く導光シートから構成されたことを特徴とする押釦スイッチ。
  5. 請求項1記載の押釦スイッチの発明において、前記固定シートが、前記反転バネの前記反転部の凸曲面側と粘着されたシート本体と、このシート本体と前記基板との間に配置され、前記シート本体と前記基板とに粘着されたスペーサとから構成されたことを特徴とする押釦スイッチ。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の押釦スイッチを作製するために用いられる押釦スイッチ作製用反転バネ付きシートであって、
    前記反転バネと、前記固定シートと、前記照光シートとを備え、前記固定シートが前記反転バネの前記反転部の凸曲面側と前記照光シートとに粘着され、前記固定シートと前記照光シートとの間の粘着層が、前記固定シートおよび前記照光シートのそれぞれに対する前記反転バネの前記支持部の投影面を除く部分に設けられたことを特徴とする押釦スイッチ作製用反転バネ付きシート。
  7. 請求項6記載の押釦スイッチ作製用反転バネ付きシートの発明において、前記反転バネが粘着された側の前記固定シートの面と前記反転バネとを覆った状態で、前記固定シートに剥離可能に粘着された剥離シートを備えたことを特徴とする押釦スイッチ作製用反転バネ付きシート。
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