JP2008164269A - レンジフード - Google Patents

レンジフード Download PDF

Info

Publication number
JP2008164269A
JP2008164269A JP2007000500A JP2007000500A JP2008164269A JP 2008164269 A JP2008164269 A JP 2008164269A JP 2007000500 A JP2007000500 A JP 2007000500A JP 2007000500 A JP2007000500 A JP 2007000500A JP 2008164269 A JP2008164269 A JP 2008164269A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
range hood
panel
range
depth
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007000500A
Other languages
English (en)
Inventor
Kentaro Yamamoto
建太郎 山本
Yasuro Okada
康郎 岡田
Yoshiaki Kanetani
嘉明 金谷
Shinichi Arima
伸一 有馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AIR NAVI KANKYO KEIKAKU KK
ARIMA KOGYOSHO KK
Original Assignee
AIR NAVI KANKYO KEIKAKU KK
ARIMA KOGYOSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AIR NAVI KANKYO KEIKAKU KK, ARIMA KOGYOSHO KK filed Critical AIR NAVI KANKYO KEIKAKU KK
Priority to JP2007000500A priority Critical patent/JP2008164269A/ja
Publication of JP2008164269A publication Critical patent/JP2008164269A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ventilation (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、調理スペースで発生する汚染空気を室外に排出するレンジフードに係り、レンジフード本体の前面に設けた前面パネルを回動可能に形成して汚染空気を溜めることのできる溜めスペースを形成することにより汚染空気を良好に室外に排出できるようにしたものである。
【解決手段】レンジフード本体よりも下方向に大きな前面パネルを上部パネルと下部パネルとで構成し、上部パネルを上端を支点として前方水平方向に回動可能に形成し、上部パネルに連動して下部パネルを前方上方に垂直に回動可能に形成し、前面パネルを回動したレンジフード使用時に汚染空気の溜めスペースを形成し、溜めスペースに調理中に多量に発生した汚染空気を一時的に溜めることにより、汚染空気の室外への排出性能を向上させることができるようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、調理スペースで発生する汚染水蒸気、油煙、煙、悪臭などを含む汚染空気を室外に排気するレンジフードに係り、特にレンジフード本体よりも下方向に大きな前面パネルを上部パネルと下部パネルとで構成し、上部パネルを上端を支点として前方水平方向に、下部パネルを前方上方に垂直に回動可能に形成して汚染空気の溜めスペースを形成したレンジフードに関するものである。
従来、図9及び図10に示すレンジフードが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図9及び図10はレンジフードの側面図であり、レンジフード本体61の前面に補助集煙カバー62、63を設けている。
図9の補助集煙カバー62は煙の多く発生する調理時に二点鎖線で示すように前面側に90度回転し、図10の補助集煙カバー63は煙の多く発生する調理時に二点鎖線で示すように前面側にスライドするようにしている。
このように補助集煙カバー62、63をレンジフード本体61の前面側に張り出させて、煙が多く発生する調理時に煙を逃がさないでレンジフード本体61から室外に排出しようとしている。
また、従来、図11に示すレンジフードが知られている(例えば、非特許文献1及び2参照)
図11は、キッチンの概略図とともにレンジフード71を示したもので、72は調理台で調理台72にはレンジ73、シンク74及び収納キャビネット75が設けられている。
調理台72の上方には、吊り戸棚76及び吊り戸棚76と水平方向に併設されたレンジフード71が設けられている。
調理台72に設けられたレンジ73は横幅が750mmで奥行が650mmであり、吊り戸棚76は奥行が400mm、高さが700mmであり、レンジフード71は横幅を900mm、奥行及び高さを吊り戸棚76と同じにするとともに、前面の外観を吊り戸棚76と同じようにして調和させている。ただし、レンジフード71には、下方部に二点鎖線で示したように、前方に可動する可動先端部77が備えられ、可動先端部77はレンジフード本体78及び吊り戸棚76よりも22mm前方に張り出している。
そして、レンジフード71の可動先端部77は、レンジフード71の運転と連動して自動的に前方に228mm移動して、可動先端部77の先端を調理台72のレンジ73の前方端部と前方側に同じ距離出っ張るようにして、調理時の油煙を逃がさないでレンジフード本体78から室外に排出しようとしている。
特開2000−97462号 公報 「TOTO KITCHEN CUISIA キュイジア セレクトカタログ カタログNo.731」、東陶機器株式会社、2006年7月発行、p.37及びp.290 「TOTO KITCHEN CUISIA キュイジア 資料集 カタログNo.732」、東陶機器株式会社、2006年7月発行、p.37及びp.130
図9、図10及び図11に示すレンジフードは、いずれも調理時には調理中に発生する油煙をレンジフードで捕集するため、前方に張り出す補助集煙カバー62、63(図9及び図10)や可動先端部77(図11)を備えている。
しかしながら、これら従来のレンジフードは、レンジフードの不使用時には奥行を小さくできて圧迫感を少なくでき、調理時は油煙を逃がさないようにレンジの上方に張り出すようにしているが、調理中に発生する油煙の量は変動するため、レンジフードの排気能力を超えた油煙を捕集できないという問題があった。
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、レンジフード本体よりも下方向に大きな前面パネルを上部パネルと下部パネルとで構成し、上部パネルを上端を支点として前方水平方向に回動可能に形成し、下部パネルを前方上方に垂直に回動可能に形成して汚染空気の溜めスペースを形成し、溜めスペースに調理中に多量に発生した汚染空気を一時的に溜めることにより、汚染空気の室外への排出性能を向上させることを目的としている。
請求項1に係る本発明は、内部に排気ファンを備えレンジの上方に設置してレンジ使用時に発生する汚染排気を排出するレンジフードにおいて、底面に汚染排気の吸込口を設けたレンジフード本体と、レンジフード本体の前面に設けレンジフード本体よりも下方向に大きな前面パネルとからレンジフードを構成し、前面パネルを上部パネルと下部パネルとで構成し、上部パネルを上端を支点として前方水平方向に回動可能に形成し、上部パネルの回動に連動して下部パネルを前方上方に垂直に回動可能に形成し、レンジフード本体の奥行をレンジの奥行より小さく、前面パネルを回動したレンジフード使用時に下部パネルの下端がレンジフード本体の下端よりも下方に位置するとともに前面パネルを含むレンジフードの奥行がレンジの奥行と同程度となるように形成したレンジフードである。
請求項2に係る本発明は、内部に排気ファンを備えレンジの上方に設置してレンジ使用時に発生する汚染排気を排出するレンジフードにおいて、底面に汚染排気の吸込口を、前面下方に水平に汚染排気の吸込スリットをそれぞれ設けたレンジフード本体と、レンジフード本体の前面に設けレンジフード本体よりも下方向に大きな前面パネルとからレンジフードを構成し、前面パネルを上部パネルと下部パネルとで構成し、上部パネルを上端を支点として前方水平方向に回動可能に形成し、上部パネルの回動に連動して下部パネルを前方上方に垂直に回動可能に形成し、レンジフード本体の奥行をレンジの奥行より小さく、前面パネルを回動したレンジフード使用時に下部パネルの下端が吸込スリットよりも下方に位置するとともに前面パネルを含むレンジフードの奥行がレンジの奥行と同程度となるように形成したレンジフードである。
請求項3に係る本発明は、内部に排気ファン及び給気ファンを備えレンジの上方に設置してレンジ使用時に発生する汚染排気を排出すると同時に室外空気を取入れて室内に給気を行うレンジフードにおいて、底面に汚染排気の吸込口を、前面上方に給気口をそれぞれ設けたレンジフード本体と、レンジフード本体の前面に設けレンジフード本体よりも下方向に大きな前面パネルとからレンジフードを構成し、前面パネルを上部パネルと下部パネルとから構成し、上部パネルを上端を支点として前方水平方向に回動可能に形成し、上部パネルの回動に連動して下部パネルを前方上方に垂直に回動可能に形成し、レンジフード本体の奥行をレンジの奥行より小さく、前面パネルを回動したレンジフード使用時に下部パネルの下端がレンジフード本体の下端よりも下方に位置し前面パネルを含むレンジフードの奥行がレンジの奥行と同程度となるとともに給気口が開口して給気がレンジフード本体と上部パネルと下部パネルとで形成される空間を介して下方に吹出すように形成したレンジフードである。
請求項4に係る本発明は、内部に排気ファン及び給気ファンを備えレンジの上方に設置してレンジ使用時に発生する汚染排気を排出すると同時に室外空気を取入れて室内に給気を行うレンジフードにおいて、底面に汚染排気の吸込口を、前面下方に水平に汚染排気の吸込スリットを、前面上方に給気口をそれぞれ設けたレンジフード本体と、レンジフード本体の前面に設けレンジフード本体よりも下方向に大きな前面パネルとからレンジフードを構成し、前面パネルを上部パネルと下部パネルとから構成し、上部パネルを上端を支点として前方水平方向に回動可能に形成し、上部パネルの回動に連動して下部パネルを前方上方に垂直に回動可能に形成し、レンジフード本体の奥行をレンジの奥行より小さく、前面パネルを回動したレンジフード使用時に下部パネルの下端が吸込スリットよりも下方に位置し前面パネルを含むレンジフードの奥行がレンジの奥行と同程度となるとともに給気口が開口して給気がレンジフード本体と上部パネルと下部パネルとで形成される空間を介して下方に吹出すように形成したレンジフードである。
請求項5に係る本発明は、請求項3又は4に係る本発明の構成に加え、レンジフード本体の上方内部に給気ファンにより取入れた室外空気を吹込む給気チャンバーを形成し、給気チャンバー内に排気ファンを駆動する電動機及び給気ファンを駆動する電動機を設けたレンジフードである。
請求項6に係る本発明は、請求項3〜5のいずれかに係る本発明の構成に加え、下部パネルの下方後方であって前面パネルを回動したとき給気が流通し、前面パネルを回動しないときレンジフード本体の底面よりも下方となる位置に手元照明器具を設けたレンジフードである。
請求項7に係る本発明は、請求項1〜6のいずれかに係る本発明の構成に加え、レンジフードの横幅がレンジの横幅よりも大きいレンジフードである。
請求項8に係る本発明は、請求項1〜7のいずれかに係る本発明の構成に加え、吊り戸棚と水平方向に並べて設けられ、前面パネルを回動しないときに、高さ及び奥行が吊り戸棚と同じ大きさで、前面の外観が吊り戸棚の前面と調和しているレンジフードである。
本発明による作用を以下に説明する。
請求項1に係る本発明の作用は、前面パネルを上部パネルと下部パネルとで構成し、上部パネルを上端を支点として前方水平方向に回動可能に形成し、上部パネルの回動に連動して下部パネルを前方上方に垂直に回動可能に形成し、レンジフード本体の奥行をレンジの奥行より小さく、前面パネルを回動したレンジフード使用時に下部パネルの下端がレンジフード本体の下端よりも下方に位置するとともに前面パネルを含むレンジフードの奥行がレンジの奥行と同程度となるように形成して調理中に発生する汚染空気の溜めスペースを形成し、調理中に多量に発生する場合の汚染空気を溜めスペースに一時的に溜めることを可能とした。
請求項2に係る本発明の作用は、前面パネルを上部パネルと下部パネルとで構成し、上部パネルを上端を支点として前方水平方向に回動可能に形成し、上部パネルの回動に連動して下部パネルを前方上方に垂直に回動可能に形成し、レンジフード本体の奥行をレンジの奥行より小さく、前面パネルを回動したレンジフード使用時に下部パネルの下端がレンジフード本体の前面下方に水平に設けた汚染排気の吸込スリットよりも下方に位置するとともに前面パネルを含むレンジフードの奥行がレンジの奥行と同程度となるように形成して調理中に発生する汚染空気の溜めスペースを形成し、調理中に多量に発生する場合の汚染空気を溜めスペースに一時的に溜めて、吸込スリットからレンジフード本体に吸い込んで室外に排気することを可能とした。
請求項3に係る本発明の作用は、前面パネルを上部パネルと下部パネルとから構成し、上部パネルを上端を支点として前方水平方向に回動可能に形成し、上部パネルの回動に連動して下部パネルを前方上方に垂直に回動可能に形成し、レンジフード本体の奥行をレンジの奥行より小さく、前面パネルを回動したレンジフード使用時に下部パネルの下端がレンジフード本体の下端よりも下方に位置し前面パネルを含むレンジフードの奥行がレンジの奥行と同程度となるとともに給気口が開口して給気がレンジフード本体と上部パネルと下部パネルとで形成される空間を介して下方に吹出すように形成して調理中に発生する汚染空気の溜めスペース兼給気吹出チャンバーを形成し、調理中に多量に発生する場合の汚染空気を溜めスペース兼給気吹出チャンバーに一時的に溜めるとともに溜めスペース兼給気吹出チャンバーからの給気により換気に伴う空気調和のための負荷を低減可能とした。
請求項4に係る本発明の作用は、前面パネルを上部パネルと下部パネルとから構成し、上部パネルを上端を支点として前方水平方向に回動可能に形成し、上部パネルの回動に連動して下部パネルを前方上方に垂直に回動可能に形成し、レンジフード本体の奥行をレンジの奥行より小さく、前面パネルを回動したレンジフード使用時に下部パネルの下端がレンジフード本体の前面下方に水平に設けた汚染排気の吸込スリットよりも下方に位置し前面パネルを含むレンジフードの奥行がレンジの奥行と同程度となるとともに給気口が開口して給気がレンジフード本体と上部パネルと下部パネルとで形成される空間を介して下方に吹出すように形成して調理中に発生する汚染空気の溜めスペース兼給気吹出チャンバーを形成し、調理中に多量に発生する場合の汚染空気を溜めスペース兼給気吹出チャンバーに一時的に溜めて、吸込スリットから溜めスペースの汚染空気を吸い込んで室外に排出するとともに溜めスペース兼給気吹出チャンバーからの給気により換気に伴う空気調和のための負荷を低減可能とした。
請求項5に係る本発明の作用は、請求項3又は4に係る本発明の作用に加え、レンジフード本体の上方内部に給気ファンにより取入れた室外空気を吹込む給気チャンバーを形成し、給気チャンバー内に排気ファンを駆動する電動機及び給気ファンを駆動する電動機を設けて、給気チャンバーに吹込む室外空気をこれら電動機の発熱により加熱できるようにした。
請求項6に係る本発明の作用は、請求項3〜5のいずれかに係る本発明の作用に加え、下部パネルの下方後方であって前面パネルを回動したとき給気が流通し、前面パネルを回動しないときレンジフード本体の底面よりも下方となる位置に手元照明器具を設けて、溜めスペース兼給気吹出チャンバーの給気を手元照明器具の発熱により加熱できるようにした。
請求項7に係る本発明の作用は、請求項1〜6のいずれかに係る本発明の作用に加え、レンジフードの横幅をレンジの横幅よりも大きくして、レンジフードでの汚染空気を溜めスペースに確実に捕集可能とした。
請求項8に係る本発明の作用は、請求項1〜7のいずれかに係る本発明の作用に加え、吊り戸棚と水平方向に並べて設けられ、前面パネルを回動しないときに、高さ及び奥行が吊り戸棚と同じ大きさで、前面の外観を吊り戸棚の前面と調和させて、レンジフードの不使用時にはレンジフードの圧迫感を少なくかつレンジフードが見え難くし、吊り戸棚と統一感を持たせ、レンジフード使用時には汚染空気の確実な捕集を可能とした
請求項1に係る本発明は、内部に排気ファンを備えレンジの上方に設置してレンジ使用時に発生する汚染排気を排出するレンジフードにおいて、底面に汚染排気の吸込口を設けたレンジフード本体と、レンジフード本体の前面に設けレンジフード本体よりも下方向に大きな前面パネルとからレンジフードを構成し、前面パネルを上部パネルと下部パネルとで構成し、上部パネルを上端を支点として前方水平方向に回動可能に形成し、上部パネルの回動に連動して下部パネルを前方上方に垂直に回動可能に形成し、レンジフード本体の奥行をレンジの奥行より小さく、前面パネルを回動したレンジフード使用時に下部パネルの下端がレンジフード本体の下端よりも下方に位置するとともに前面パネルを含むレンジフードの奥行がレンジの奥行と同程度となるように形成したから、調理中に発生する汚染空気の溜めスペースを形成でき、調理中に多量に発生する場合の汚染空気を溜めスペースに一時的に溜め、レンジフード本体から溜めスペースの汚染空気を室外に確実に排気することができるのである。
したがって、レンジフードの排気能力を超えた汚染空気が発生した場合でも、汚染空気を一時的に溜めスペースに捕集することができるので汚染空気の室外への排気能力を増大することができるのである。
請求項2に係る本発明は、内部に排気ファンを備えレンジの上方に設置してレンジ使用時に発生する汚染排気を排出するレンジフードにおいて、底面に汚染排気の吸込口を、前面下方に水平に汚染排気の吸込スリットをそれぞれ設けたレンジフード本体と、レンジフード本体の前面に設けレンジフード本体よりも下方向に大きな前面パネルとからレンジフードを構成し、前面パネルを上部パネルと下部パネルとで構成し、上部パネルを上端を支点として前方水平方向に回動可能に形成し、上部パネルの回動に連動して下部パネルを前方上方に垂直に回動可能に形成し、レンジフード本体の奥行をレンジの奥行より小さく、前面パネルを回動したレンジフード使用時に下部パネルの下端が吸込スリットよりも下方に位置するとともに前面パネルを含むレンジフードの奥行がレンジの奥行と同程度となるように形成するようにしたから、調理中に多量に発生する場合の汚染空気を溜めスペースに一時的に溜めて、レンジフード本体の吸込スリットから溜めスペースの汚染空気を吸い込んで室外に確実に排気することができるのである。
したがって、レンジフードの排気能力を超えた汚染空気が発生した場合でも、汚染空気を一時的に溜めスペースに捕集し、吸込スリットから溜めスペースの汚染空気を吸い込んで室外に排出することができるので汚染空気の室外への排気能力を増大することができるのである。
請求項3に係る本発明は、内部に排気ファン及び給気ファンを備えレンジの上方に設置してレンジ使用時に発生する汚染排気を排出すると同時に室外空気を取入れて室内に給気を行うレンジフードにおいて、底面に汚染排気の吸込口を、前面上方に給気口をそれぞれ設けたレンジフード本体と、レンジフード本体の前面に設けレンジフード本体よりも下方向に大きな前面パネルとからレンジフードを構成し、前面パネルを上部パネルと下部パネルとから構成し、上部パネルを上端を支点として前方水平方向に回動可能に形成し、上部パネルの回動に連動して下部パネルを前方上方に垂直に回動可能に形成し、レンジフード本体の奥行をレンジの奥行より小さく、前面パネルを回動したレンジフード使用時に下部パネルの下端がレンジフード本体の下端よりも下方に位置し前面パネルを含むレンジフードの奥行がレンジの奥行と同程度となるとともに給気口が開口して給気がレンジフード本体と上部パネルと下部パネルとで形成される空間を介して下方に吹出すように形成したから、調理中に発生する汚染空気の溜めスペース兼給気吹出チャンバーを形成して調理中に多量に発生する場合の汚染空気を溜めスペース兼給気吹出チャンバーに一時的に溜めるとともに溜めスペース兼給気吹出チャンバーからレンジフードからの排気量に見合う給気を供給して、給気と汚染空気とをレンジフードから室外に排気することができる。
したがって、レンジフードの排気能力を超えた汚染空気が発生した場合でも、汚染空気を一時的に溜めスペース兼給気吹出チャンバーに捕集することができるので汚染空気の室外への排気能力を増大することができ、かつレンジフードから汚染空気とともに室外に排気する空気を室内の空気調和された空気ではなく、大部分を室外からの給気とすることにより換気に伴う空気調和のための負荷を大幅に低減することができるのである。
請求項4に係る本発明は、内部に排気ファン及び給気ファンを備えレンジの上方に設置してレンジ使用時に発生する汚染排気を排出すると同時に室外空気を取入れて室内に給気を行うレンジフードにおいて、底面に汚染排気の吸込口を、前面下方に水平に汚染排気の吸込スリットを、前面上方に給気口をそれぞれ設けたレンジフード本体と、レンジフード本体の前面に設けレンジフード本体よりも下方向に大きな前面パネルとからレンジフードを構成し、前面パネルを上部パネルと下部パネルとから構成し、上部パネルを上端を支点として前方水平方向に回動可能に形成し、上部パネルの回動に連動して下部パネルを前方上方に垂直に回動可能に形成し、レンジフード本体の奥行をレンジの奥行より小さく、前面パネルを回動したレンジフード使用時に下部パネルの下端が吸込スリットよりも下方に位置し前面パネルを含むレンジフードの奥行がレンジの奥行と同程度となるとともに給気口が開口して給気がレンジフード本体と上部パネルと下部パネルとで形成される空間を介して下方に吹出すように形成したしたから、調理中に発生する汚染空気の溜めスペース兼給気吹出チャンバーを形成し、調理中に多量に発生する場合の汚染空気を溜めスペース兼給気吹出チャンバーに一時的に溜めて、吸込スリットから溜めスペース兼給気吹出チャンバーの汚染空気を吸い込んで室外に排出するとともに溜めスペース兼給気吹出チャンバーからレンジフードからの排気量に見合う給気を供給して、給気と汚染空気とをレンジフードから室外に排気することができる。
したがって、レンジフードの排気能力を超えた汚染空気が発生した場合でも、汚染空気を一時的に溜めスペース兼給気吹出チャンバーに捕集し、吸込スリットから溜めスペースの汚染空気を吸い込んで室外に排出することができるので汚染空気の室外への排気能力を増大することができ、かつレンジフードから汚染空気とともに室外に排気する空気を室内の空気調和された空気ではなく、大部分を室外からの給気とすることにより換気に伴う空気調和のための負荷を大幅に低減することができるのである。
請求項5に係る本発明は、請求項3又は4に係る本発明の効果に加え、レンジフード本体の上方内部に給気ファンにより取入れた室外空気を吹込む給気チャンバーを形成し、給気チャンバー内に排気ファンを駆動する電動機及び給気ファンを駆動する電動機を設けたから、給気チャンバーに吹込む室外空気をこれら電動機の発熱により加熱して、溜めスペース兼給気吹出チャンバーからの給気が冬季に室内の空気調和された空気よりも密度が大きくて室内下方に流れてレンジフードに吸い込まれ難くなる現象を低減できるのである。
請求項6に係る本発明は、請求項3〜5のいずれかに係る本発明の効果に加え、下部パネルの下方後方であって前面パネルを回動したとき給気が流通し、前面パネルを回動しないときレンジフード本体の底面よりも下方となる位置に手元照明器具を設けたから、溜めスペース兼給気吹出チャンバーの給気を手元照明器具の発熱により加熱して、溜めスペース兼給気吹出チャンバーからの給気が冬季に室内の空気調和された空気よりも大きくて室内下方に流れてレンジフードに吸い込まれ難くなる現象を低減できるのである。
請求項7に係る本発明は、請求項1〜6のいずれかに係る本発明の効果に加え、レンジフードの横幅がレンジの横幅よりも大きくしたから、レンジフードでの汚染空気を溜めスペースに確実に捕集して室外に確実に排出できるようにした。
請求項8に係る本発明は、請求項1〜7のいずれかに係る本発明の効果に加え、吊り戸棚と水平方向に並べて設けられ、前面パネルを回動しないときに、高さ及び奥行が吊り戸棚と同じ大きさで、前面の外観を吊り戸棚の前面と調和させたから、レンジフードの不使用時にはレンジフードの圧迫感を少なくかつレンジフードが見え難くし、吊り戸棚と統一感を持たせ、レンジフード使用時には汚染空気の確実な捕集できるようにして、汚染空気の排出性能とデザイン性とを両立することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付した図面により詳細に説明する。
図1〜図4は、本発明の第一の実施の形態を示す図面であり、図1はレンジフードの設置例を示す概略側面図、図2はレンジフードの不使用時の側面図、図3はレンジフードの使用時の側面図、図4は図2におけるレンジフードの左側の部分A−A断面図である。
図5〜図7は本発明の第二の実施の形態を示す図面、図8は本発明の第三の実施の形態を示す図面である。
図1〜図4に基づき、本発明の第一の実施の形態に係るレンジフードについて説明する。
図1はレンジフード使用時を示しており、図1において、1はレンジフード本体2と前面パネル3と前面パネル開閉機構4とからなるレンジフードであり、5はIHクッキングヒーター、ガスコンロなどのレンジであり、この図ではIHクッキングヒーターを示しており、レンジフード1はレンジ5の上方に設置してレンジ使用時に発生する汚染水蒸気、油煙、煙、悪臭などを含む汚染排気6を室外に排出するようにしている。7は調理台、8は調理室の床、9調理室の壁である。
図2〜図4に示すように、レンジフード1のレンジフード本体2は、内部に排気ファン21、排気ファン21を駆動する電動機22、排気ファン21の吹出口に接続し室外に開口する排気ダクト23、フィルター24、底面に吸込口25をそれぞれ設けている。
レンジフード1の前面パネル3は、レンジフード本体2の前面に設けレンジフード本体2よりも下方向に大きく構成している。この実施の形態では、レンジフード本体2の高さが375mmであるのに対し、前面パネル3は700mmとし、下方向に325mm大きく構成している。
また、前面パネル3は、上部パネル31と下部パネル32とで構成し、前面パネル開閉機構4により、上部パネル31を上端を支点として図3に示すように前方水平方向に回動可能に形成し、上部パネル31の回動に連動して下部パネル32を前方上方に垂直に回動可能に形成している。
レンジフード本体2の奥行は前面パネル3を含めて375mmであり、レンジ5の奥行の650mmより小さく、かつ前面パネル3を回動したレンジフード使用時に下部パネル32の下端がレンジフード本体1の下端よりも下方に位置するとともに前面パネル3を含むレンジフード1の奥行がレンジ5の奥行と同程度となるように形成している。
図1及び図3に示すように、レンジフード使用時には、レンジフード本体2と上部パネル31と下部パネル32とで形成される汚染空気6の溜めスペース33を形成するようにしている。
ここで、前面パネル3を含むレンジフード1の奥行とレンジ5の奥行とが同程度とは、図1におけるレンジフード使用時に下部パネル32から垂直下方に引いた線Bとレンジ5の前方端部から垂直上方に引いた線Cとの側面視の距離Dが±100mm以下となる範囲であり、好ましくは±50mm以下となる範囲であり、この実施の形態では、レンジフード使用時の前面パネル3を含むレンジフード1の奥行を625mmに形成している。
このように前面パネル3を含むレンジフード1の奥行とレンジ5の奥行とが同程度となるように形成するのは、レンジ5による調理中に発生する汚染排気6の溜めスペース33の大きさを確保して、調理中に多量に発生する場合の汚染空気6を一時的に溜めスペース33に溜めることができる容積とするとともに、汚染空気6が前面パネル3から離れた前面パネル3の前方を上昇して調理室内に拡散すること防止して汚染空気6を溜めスペース33に確実に捕集するためである。
前面パネル開閉機構4は、レンジフード本体2における前方隅部となる位置に一対設けており、上部パネル31の上端に設けた第一固定回動支持部41と、レンジフード本体2の下端に設けた第二固定回動支持部42と、レンジフード本体2の上端から本体高さの約1/4下がった位置に設けた第三固定回動支持部43と、上部パネル31の下端と下部パネル32の上端とを図2から見て内方への折り曲げ部を重ね合わせて設けた第一可動回動支持部44と、下部パネル32の折り曲げ部であって図3の状態で第三固定回動支持部43と水平となる位置に設けた第二可動回動支持部45と、第三固定回動支持部43と第二可動支持部45との間に設けた連結板46と、連結板46における第三固定回動支持部43近くに設けた第三可動回動支持部47と、第二固定回動支持部42と第三可動回動支持部46との間に設けた伸縮自在なダンパーアーム48とから構成している。
これら固定回動支持部及び可動回動支持部は、それぞれ軸受金具、回転軸、回転軸用カラーを備えている。なお、前面パネル開閉機構4は、前面パネル3の開状態(図3)と閉状態(図2)とを保持する適宜の開状態保持手段及び閉状態保持手段を備えている。
そして、上部パネル31を第一固定回動支持部41を支点として前方水平に回動可能に形成し、第一可動回動支持部44、第二可動回動支持部45、連結板46、第三可動回動支持部47、ダンパーアーム48、第三固定回動支持部43及び第二固定回動支持部42により、上部パネル31の回動に連動して下部パネル32を前方上方に垂直に回動可能に形成している。
前面パネル3を回動したレンジフード1使用時に下部パネル32の下端がレンジフード本体2の前面下方に水平に設けた汚染空気67の吸込スリット26よりも下方に位置するようにしている。
この実施の形態では、レンジフード1の横幅を900mmとし、レンジ2の横幅を750mmとしており、図3に示すレンジフード1使用時には、溜めスペース33は上面に上部パネル31、前面に下部パネル32が位置し、左右両側面が開放となっている。
レンジフード本体2の底面には、底面から上方に傾斜する気流調整板26を設けて断面台形の吸込通路としてその上端に吸込口25を設けている。
吸込口25の大きさは、横幅を800mm、奥行を60mmとして汚染空気6を含む吸込空気の吸込速度を大きくして汚染空気6の吸込量が大きくなるようにしている。
また、吸込スリット26の大きさは、横幅を800mm、高さを15mmとしている。
排気ファン21は、片吸込遠心多翼式であり、下方に吸込部を備え、駆動軸を垂直にした電動機22を直結している。
なお、図2及び図3において、34は下方パネル32の下方部に固定した手元照明器具である。
以上のように構成した本発明の第一の実施の形態に係るレンジフード1の作用について以下に説明する。
レンジフード1を使用する調理時には、下部パネル32を前方上方に引き上げると、上部パネル31は第一固定回動支持部41を支点として前方水平方向に回動し、図3に示すように上部パネル31が水平で下部パネル32が垂直の状態となり、電動機22を駆動して排気ファン21を運転する。
レンジ5を使用した調理時に発生する汚染空気6は上昇しレンジフード本体2の底面に設けられている吸込口25に吸込まれ、吸込口25から吸込みきれなかった一部の汚染空気6は溜めスペース33に溜まる。
溜めスペース33に溜まった汚染空気6はレンジフード本体2の下方に水平に設けられた吸込スリット27からレンジフード本体2に吸込まれ、吸込口25から吸込まれた汚染空気6とともにフィルター24を通って排気ファン21に吸込まれ排気ダクト23から室外に排出されるのである。
レンジフード1の使用時は、上記のように溜めスペース33が形成され汚染空気6が調理室内に拡散することを防止しながら、図2に示す前面パネル3を回動しないレンジフード1の不使用時は、前面パネル3をレンジフード本体2よりも下方向に325mm大きくしており、レンジフード本体2が正面から見え難くなっているとともにレンジフード1の奥行も小さいのですっきりとして圧迫感も少なくしている。
以上の第一の実施の形態では、レンジフード本体2の前面下方に水平に吸込スリット27を設けたが、吸込スリット27を設けなくてもよい。
その場合、下部パネル32の下端をレンジフード本体2の下端よりも下方に位置するようにして、溜めスペース33に溜まった汚染空気6を吸込口25又は適宜別途形成した吸込開口からレンジフード本体2に吸込ませるようにすればよい。
また、第一の実施の形態では、溜めスペース33の左右両側面を開放状態としたが、適宜の耐火シートを取付けることもできる。
次に、本発明の第二の実施の形態に係るレンジフードについて、図5〜図7に基づき説明する。
図5はレンジフードの不使用時の側面図、図6はレンジフードの使用時の側面図、図7は図5の平面図である。
第二の実施の形態は、第一の実施の形態に、さらに給気ファンを設けて給排気用のレンジフードとしたものである。
以下、第一の実施の形態と同様な構成については、説明を省略ないし簡略にし、第一の実施の形態と異なる構成について説明する。
図5〜図7において、51は給気ファン、52は給気ファン51を駆動する電動機、53は一端を給気ファン51の吸込部に接続し他端を室外に開口する給気ダクトであり、給気ファン51の吹出口54をレンジフード本体2の上方内部に開口して、レンジフード本体内部を給気ファン51により取入れた室外空気を吹込む給気チャンバー55に形成している。
給気チャンバー55には、排気ファン21、排気ファン21用の電動機22、給気ファン51、給気ファン51用の電動機52を設けて給気チャンバー54に吹込む室外空気をこれら電動機22、52の発熱により加熱するようにしている。なお、図示していないが、排気ファン21用の電動機22を両軸として、排気ファン21の他端側に撹拌羽根を取付けて給気チャンバー54内の給気を撹拌して電動機22、52と給気との熱交換を良好にするようにしている。
また、レンジフード本体2の前面上方に給気チャンバー55と連通する給気口56を設け、前面パネル3が回動したレンジフード2の使用時に給気口56が開口して給気がレンジフード本体2と上部パネル31と下部パネル32とで形成される溜めスペース兼給気吹出チャンバー57を介して下方に吹出すように形成している。
図5及び図6において、58は給気チャンバー55から溜めスペース兼給気吹出チャンバー57に吹出す給気の速度を均一にするために給気口56に設けた給気調整部材であり、所定の流通抵抗をもつ多孔質材、網状材料などを用いるのである。59は溜めスペース兼給気吹出チャンバー57からの給気をガイドする給気ガイドである。
給気ファン51の給気量は排気ファン21の排気量とほぼ同じかやや多く設定して、調理室内を大気圧か大気圧よりもやや高めにしている。
そして、溜めスペース兼給気吹出チャンバー57から吹出す給気の流速は0.5〜0.8m/sに設定して、調理時にレンジ5で発生する汚染空気6をふぁーと覆ってレンジフード本体2の吸込口25に吸い込むのを助けるようにし、換気に伴う空気調和のための負荷の低減を図っている。
以上のように構成した本発明の第二の実施の形態に係るレンジフード1の作用について以下に説明する。
レンジフード1を使用する調理時には、第一の実施の形態と同様に、下部パネル32を前方上方に引き上げると、上部パネル31は第一固定回動支持部41を支点として前方水平方向に回動し、図6に示すように上部パネル31が水平で下部パネル32が垂直の状態となり、電動機22、52を駆動して排気ファン21及び給気ファン52を運転する。
レンジ5を使用した調理時に発生する汚染空気6は上昇しレンジフード本体2の底面に設けられている吸込口25に吸込まれ、吸込口25から吸込みきれなかった一部の汚染空気6中の汚染水蒸気、油煙、煙、悪臭などの汚染成分は溜めスペース兼給気吹出チャンバー57に拡散して溜まる。
溜めスペース兼給気吹出チャンバー57に溜まった汚染成分はレンジフード本体2の下方に水平に設けられた吸込スリット27からレンジフード本体2に吸込まれ、吸込口25から吸込まれた汚染空気6とともにフィルター24を通って排気ファン21に吸込まれ排気ダクト23から室外に排出され、同時に給気ファン51により給気チャンバー55に吹込む室外空気(給気)は、排気ファン21用及び給気ファン51用の電動機22、52の発熱により加熱されて、給気調整部材58により流速を調整されて給気口56から溜めスペース兼給気吹出チャンバー57に入り、溜めスペース兼給気吹出チャンバー57に設けられた手元照明器具34の発熱により加熱されて給気ガイド59にガイドされて汚染空気6をふぁーと覆って汚染空気6が吸込口25に吸い込むのを助けるようにしている。給気を電動機22、52及び手元照明器具34で加熱するのは、冬季の外気低温時に給気が調理室内の空気調和された空気よりも密度が大きくて調理室の床面に流れて吸込口25に吸込まれ難くなるのを緩和している。
レンジフード1の使用時は、上記のように溜めスペース兼給気吹出チャンバー57が形成され汚染空気6が調理室内に拡散することを防止しながら、図5に示す前面パネル3を回動しないレンジフード1の不使用時は、前面パネル3をレンジフード本体2よりも下方向に325mm大きくしており、レンジフード本体2が正面から見え難くなっているとともにレンジフード1の奥行も小さいのですっきりとして圧迫感も少なくしている。
以上の第二の実施の形態では、レンジフード本体2の前面下方に水平に吸込スリット27を設けたが、吸込スリット27を設けなくてもよい。
その場合、下部パネル32の下端をレンジフード本体2の下端よりも下方に位置するようにして、溜めスペース兼給気吹出チャンバー57に溜まった汚染空気6を吸込口25又は適宜別途形成した吸込開口からレンジフード本体2に吸込ませるようにすればよい。
また、第二の実施の形態では、溜めスペース33の左右両側面を開放状態としたが、適宜の耐火シートを取付けることもできる。
さらに、第二の実施の形態では、排気ファン21用及び給気ファン51用の電動機22、52及び手元照明器具34の発熱により給気を加熱するようにしたが、給気の加熱をしなくてもよく、一方の電動機の発熱で、あるいは手元照明器具の発熱で加熱するようにしてもよい。
次に、本発明の第三の実施の形態に係るレンジフードについて、図8に基づき説明する。
第三の実施の形態は、第二の実施の形態に係るレンジフードの前面パネル開閉機構について、他の形態を示すものある。
図8はレンジフード使用時の側面図である。
図8において、10は前面パネル開閉機構であり、レンジフード本体2における左右側部に、側面視で正方形の一角部を中心として2辺を円弧とした四分の一円状の回動板11を角部12を中心として90度回動可能に設け、二点鎖線で示すようにレンジフード1の不使用時には回動板11の一方の直線部13がレンジフード本体2の上端に水平に位置し、他方の直線部14がレンジフード本体2の前面に垂直に位置するようにしている。
回動板11の他方の直線部13には、前面パネル3の上部パネル31を固定しており、上部パネル31と下部パネル32とは複数の蝶番35により連結している。
また、レンジフード1には、回動板11を図示の状態に保持する適宜の保持手段を備えている。そして、下部パネル32の側部中央部には支持アーム36の一端を回動自在に固定し、支持アーム36の他端を係合する係合部15を回動板11設けている。
レンジフード1を使用する調理時には、下部パネル32を前方上方に引き上げると、上部パネル31は回動板11の角部12を支点として前方水平方向に回動し、上部パネル31が水平で下部パネル32が垂直の状態で、支持アーム36を係合部15に係合させてこの状態を保持するのであり、レンジフード1の不使用時には支持アーム36を係合部15から外して前面パネル3をレンジフード本体2の前面に垂直に位置させるのである。
第三の実施の形態は、上記前面パネル開閉機構10を除き第二の実施の形態と同じであるので、説明を省略する。
この第三の実施の形態における前面パネル開閉機構を第一の実施の形態における前面パネル開閉機構に適用してもよい。
本発明の第一の実施の形態に係るレンジフードの設置例を示す概略側面図。 図1におけるレンジフードの不使用時の側面図。 図1におけるレンジフードの使用時の側面図。 図2におけるレンジフードの左側の部分A−A断面図。 本発明の第二の実施の形態に係るレンジフードの不使用時の側面図。 図5におけるレンジフードの使用時の側面図。 図5におけるレンジフードの平面図。 本発明の第三の実施の形態に係るレンジフードの使用時の側面図。 従来のレンジフードを示す側面図。 従来の他のレンジフードを示す側面図。 従来のさらに他のレンジフードを含むキッチンの概略図。
符号の説明
1 レンジフード
2 レンジフード本体
3 前面パネル
4 前面パネル開閉機構
6 汚染空気
10 前面パネル開閉機構
21 排気ファン
22 電動機
25 吸込口
27 吸込スリット
31 上部パネル
32 下部パネル
33 溜めスペース
34 手元照明器具
51 給気ファン
52 電動機
55 給気チャンバー
56 給気口
57 溜めスペース兼給気吹出チャンバー

Claims (8)

  1. 内部に排気ファンを備えレンジの上方に設置してレンジ使用時に発生する汚染排気を排出するレンジフードにおいて、底面に汚染排気の吸込口を設けたレンジフード本体と、レンジフード本体の前面に設けレンジフード本体よりも下方向に大きな前面パネルとからレンジフードを構成し、前面パネルを上部パネルと下部パネルとで構成し、上部パネルを上端を支点として前方水平方向に回動可能に形成し、上部パネルの回動に連動して下部パネルを前方上方に垂直に回動可能に形成し、レンジフード本体の奥行をレンジの奥行より小さく、前面パネルを回動したレンジフード使用時に下部パネルの下端がレンジフード本体の下端よりも下方に位置するとともに前面パネルを含むレンジフードの奥行がレンジの奥行と同程度となるように形成したことを特徴とするレンジフード。
  2. 内部に排気ファンを備えレンジの上方に設置してレンジ使用時に発生する汚染排気を排出するレンジフードにおいて、底面に汚染排気の吸込口を、前面下方に水平に汚染排気の吸込スリットをそれぞれ設けたレンジフード本体と、レンジフード本体の前面に設けレンジフード本体よりも下方向に大きな前面パネルとからレンジフードを構成し、前面パネルを上部パネルと下部パネルとで構成し、上部パネルを上端を支点として前方水平方向に回動可能に形成し、上部パネルの回動に連動して下部パネルを前方上方に垂直に回動可能に形成し、レンジフード本体の奥行をレンジの奥行より小さく、前面パネルを回動したレンジフード使用時に下部パネルの下端が吸込スリットよりも下方に位置するとともに前面パネルを含むレンジフードの奥行がレンジの奥行と同程度となるように形成したことを特徴とするレンジフード。
  3. 内部に排気ファン及び給気ファンを備えレンジの上方に設置してレンジ使用時に発生する汚染排気を排出すると同時に室外空気を取入れて室内に給気を行うレンジフードにおいて、底面に汚染排気の吸込口を、前面上方に給気口をそれぞれ設けたレンジフード本体と、レンジフード本体の前面に設けレンジフード本体よりも下方向に大きな前面パネルとからレンジフードを構成し、前面パネルを上部パネルと下部パネルとから構成し、上部パネルを上端を支点として前方水平方向に回動可能に形成し、上部パネルの回動に連動して下部パネルを前方上方に垂直に回動可能に形成し、レンジフード本体の奥行をレンジの奥行より小さく、前面パネルを回動したレンジフード使用時に下部パネルの下端がレンジフード本体の下端よりも下方に位置し前面パネルを含むレンジフードの奥行がレンジの奥行と同程度となるとともに給気口が開口して給気がレンジフード本体と上部パネルと下部パネルとで形成される空間を介して下方に吹出すように形成したことを特徴とするレンジフード。
  4. 内部に排気ファン及び給気ファンを備えレンジの上方に設置してレンジ使用時に発生する汚染排気を排出すると同時に室外空気を取入れて室内に給気を行うレンジフードにおいて、底面に汚染排気の吸込口を、前面下方に水平に汚染排気の吸込スリットを、前面上方に給気口をそれぞれ設けたレンジフード本体と、レンジフード本体の前面に設けレンジフード本体よりも下方向に大きな前面パネルとからレンジフードを構成し、前面パネルを上部パネルと下部パネルとから構成し、上部パネルを上端を支点として前方水平方向に回動可能に形成し、上部パネルの回動に連動して下部パネルを前方上方に垂直に回動可能に形成し、レンジフード本体の奥行をレンジの奥行より小さく、前面パネルを回動したレンジフード使用時に下部パネルの下端が吸込スリットよりも下方に位置し前面パネルを含むレンジフードの奥行がレンジの奥行と同程度となるとともに給気口が開口して給気がレンジフード本体と上部パネルと下部パネルとで形成される空間を介して下方に吹出すように形成したことを特徴とするレンジフード。


  5. レンジフード本体の上方内部に給気ファンにより取入れた室外空気を吹込む給気チャンバーを形成し、給気チャンバー内に排気ファンを駆動する電動機及び給気ファンを駆動する電動機を設けたことを特徴とする請求項3又は4に記載のレンジフード。
  6. 下部パネルの下方後方であって前面パネルを回動したとき給気が流通し、前面パネルを回動しないときレンジフード本体の底面よりも下方となる位置に手元照明器具を設けたことを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のレンジフード。
  7. レンジフードの横幅がレンジの横幅よりも大きいことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のレンジフード。
  8. 吊り戸棚と水平方向に並べて設けられ、前面パネルを回動しないときに、高さ及び奥行が吊り戸棚と同じ大きさで、前面の外観が吊り戸棚の前面と調和している請求項1〜7のいずれかに記載のレンジフード。
JP2007000500A 2007-01-05 2007-01-05 レンジフード Pending JP2008164269A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007000500A JP2008164269A (ja) 2007-01-05 2007-01-05 レンジフード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007000500A JP2008164269A (ja) 2007-01-05 2007-01-05 レンジフード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008164269A true JP2008164269A (ja) 2008-07-17

Family

ID=39693989

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007000500A Pending JP2008164269A (ja) 2007-01-05 2007-01-05 レンジフード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008164269A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016156564A (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 ジョンソンコントロールズ ヒタチ エア コンディショニング テクノロジー(ホンコン)リミテッド 空気調和装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016156564A (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 ジョンソンコントロールズ ヒタチ エア コンディショニング テクノロジー(ホンコン)リミテッド 空気調和装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6157884B2 (ja) 一体型空気調和機
JP4451359B2 (ja) 加熱調理台
KR20090022638A (ko) 환기장치
CN105020791A (zh) 一种立式空调器
KR100577206B1 (ko) 환기시스템
JP2005315531A (ja) 空気調和機の室内機
JP2007333358A (ja) 換気装置付き調理台
KR100867953B1 (ko) 공기조화기
JP5620307B2 (ja) 除塵装置
JP2008164269A (ja) レンジフード
KR101566550B1 (ko) 공기조화기의 실내기
JP6064162B2 (ja) 空気清浄装置
JP2920495B2 (ja) 遊煙通路を備えたレンヂフード
CN203132096U (zh) 空调的室内机和具有该室内机的空调
KR20210073016A (ko) 공기관리기의 필터장치
KR100535842B1 (ko) 공기 조화기
JP4875383B2 (ja) レンジフードファン
JP2015205224A (ja) 空気清浄機
JP3852559B2 (ja) 換気装置
CN219693384U (zh) 一种吸油烟机
JP2001241718A (ja) 調理台換気システム
JP2008014608A (ja) 床置き空気調和装置
JPS61149745A (ja) 換気扇
WO2020032110A1 (ja) 空気調和機
JP2001272066A (ja) 換気扇装置