JP2008163928A - 無風時でも発電可能な風力発電装置 - Google Patents

Abstract

【課題】無風時であっても発電可能な風力発電装置を提供する。
【解決手段】地盤上に設置された走行用レール５と、そのレール上を回転するドーナツ状の円盤１と、その円盤上に取り付けられた発電用タワー２と、円盤を駆動する円盤下部に取り付けられた水車回転用ブレードで円盤が回転し、円盤上に設置された風力発電装置が発電を始める。
【選択図】図１

Description

本発明は無風時でも発電可能な風力発電装置

従来の風力発電装置は、特許文献に記載されているもの等、種々の風力発電装置があるが、いずれも無風状態では発電されない。

ところで従来の風力発電装置は、風力が零の無風状態及び強風時など、風任せである部分があるため、安定的に電力を取り出す事は不可能であり、また、立地条件に大きく左右される為設置場所も道路造りから必要とし、コスト増大が問題であった。

本発明はこのような問題点を鑑みてなされたものであり、設置場所が高所でなくてもよく、平地でも設置が可能であるためコスト削減が期待できる

請求項１に記載の発明は、地盤上に設置されたドーナツ状の走行レール上を、同じく円盤上に設置された複数の風力発電装置が水力で回転し、ローター（ブレード）を回転させる発電装置である。

請求項2に記載の発明は水力で、ダムの水力・海水の干満を利用した円盤駆動装置である。

請求項3に記載の発明は、起動トルク不足の場合に外部の電力を利用し、機動力不足を補う発明である。

請求項４に記載の発明は、円盤が常に一定の回転方向にのみ回転し、逆転防止装置を備えている。

請求項５に記載されている発明は、タワーに取り付けられたローターの後流（ウエイク）に影響されない位置に取り付けられた、一方向にのみしか作用しない可動（セール）装置であり、タワーを回転方向に推進する。
〔図３〕は可動セールが閉じた時〔図４〕は可動セールが開いた時である。

請求項６に記載されている発明は、円盤が回転し発電が開始されると複数の発電装置のうち数機を円盤の回転電力に利用し、回転をコンピュータ制御する。

請求項７に記載されている発明は、地盤上に設置された、ドーナツ状のレール上を回転する円盤の倒壊を防ぐ、複数のガイドローラを有する転倒防止装置である。

請求項8に記載されている発明は、円盤の駆動装置であり、回転する円盤の下部に設けられた水車状のブレードを、水力により回転させる装置である。

風力発電装置全体図 駆動装置構成図 可動セール展開図 ターンテーブル駆動用構図

符号の説明

１ 回転ターンテーブル
２ タワー
３ ナセル
４ ロータ（ブレード）
５ ターンテーブル走行用コンクリートスラブ（鉄製可）
６ 起動用モーター兼用ローラ
７ ガイドローラ
８ ガイドローラ
９ ガイドローラ（転倒防止用）
１０ターンテーブル駆動用水車ブレード
１１導水路
１２駆体タワー基礎部
１３可動式セール

Claims (8)

1. 屋外の地盤上に設置したドーナツ状の軌道上を、同じくドーナツ状の円盤上に複数設置された風力発電のドーナツ状の円盤が回転する風力発電装置である。
   
2. 前記風力発電装置は、無風状態においてもダムからの導水管・海の干満の差による水力等のエネルギーを利用して回転ターンテーブルを回転させ、円盤上の複数の風力発電を可能にするものである。
   
3. ドーナツ状の円盤が水力だけで起動不可の場合は、外部の電力を利用し、起動モーターを作動させ、一定の回転数に上昇させる構造になっている。
   
4. 上記円盤は、逆転防止装置を備えており、水力で一定の方向にのみ回転するものである。
   
5. 前記円盤上に設置されているタワーに、後流（ウエイク）に影響されない位置に設置され、一方向にのみしか作用しない可動装置を備えており、タワーを回転方向に進める装置である。ロータに向い風の当る時は、可動セールは閉じ、追風の時だけ作用する。
   
6. 円盤が回転を開始すると、複数の風力発電装置の中からコンピュータ制御された出力電力を、一部円盤の回転電力に転用し、円盤の回転速度を一定にする発電装置
   
7. 地盤上に設置されたドーナツ状の円盤回転装置は、円盤の転倒を防ぐ複数のガイドローラで構成されている回転装置である。
   
8. 円盤の回転駆動力は水力で、ターンテーブル駆動用の複数の水車ブレードを駆動し、トルク不足の場合は起動用の減速モーターで一定の回転まで上昇させる。

Images