JP2008163919A - 排気ガス浄化方法およびその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】触媒を再生処理するための還元剤の補給を促すための警告が燃料の残量に関係なく発せられるため、還元剤の補給を円滑に行うことができない場合があった。
【解決手段】車両に搭載されたエンジン10に供給される燃料Fとは異なる還元剤Rにより再生処理が行われる触媒34を用いた本発明による排気ガス浄化装置は、燃料残量センサ32によって検知された燃料タンク19内の燃料Fの残量に基づいて走行可能な車両の走行可能距離を推定する走行可能距離設定部と、還元剤残量センサ41によって検知された還元剤タンク36内の還元剤Rの残量に基づいて車両の走行許容距離を推定する走行許容距離設定部と、走行許容距離と走行可能距離とを比較する比較判定部と、走行許容距離よりも走行可能距離の方が大きい場合に還元剤タンク36への還元剤Rの補給を促す警告を発する警告発生手段52とを具える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載された内燃機関に供給される燃料とは異なる還元剤により再生処理が行われる触媒を用いた排気ガス浄化方法およびその装置に関する。
内燃機関から排出される排気ガスに対する環境への影響をできるだけ少なくするため、排気ガス中に含まれる有害成分を捕捉または吸着したり、あるいは無害化する触媒装置を内燃機関の排気通路中に組み込んだ排気ガス浄化装置が知られている。例えば、特許文献1には排気ガス中の窒素酸化物を無害化する窒素還元触媒を用いた排気ガス浄化装置が開示されている。
PMトラップ触媒を用いた排気ガス浄化装置においては、捕集したPMによって触媒の機能低下が起こるため、定期的に触媒の再生処理を行う必要がある。また、NSR触媒の場合には吸蔵したNOを定期的に還元するための処理を行う必要がある。SCRタイプの触媒を用いた特許文献1においては、窒素還元触媒内を通過する窒素酸化物を還元処理して無害化させるため、窒素還元触媒よりも上流側の排気通路内に尿素を含む還元剤を連続的に噴射し、窒素酸化物を分解させた状態で大気中に排出している。
特許第3733815号公報
特許文献1の如き、尿素を含む還元剤を用いて窒素酸化物の無害化を行う排気ガス浄化装置においては、燃料タンクとは別に還元剤を貯溜する還元剤タンクを車両に搭載する必要があり、還元剤の消費に伴って定期的に還元剤を補給しなければならない。特許文献1に開示された排気ガス浄化装置においては、還元剤タンク内に貯溜された還元剤の残量を検知するセンサを組み込み、還元剤の残量が所定値以下になると、警告を発するようにしている。このため、燃料タンク内に貯溜された燃料の残量の如何に拘らず、車両の走行中に突然警告が発せられる場合があり、還元剤の補給を円滑に行うことができない可能性があった。
(発明の目的)
本発明の目的は、燃料タンク内に貯溜された燃料の残量に関係付けて還元剤の補給時期を運転者が適切に把握し得る排気ガス浄化方法およびその装置を提供することにある。
本発明の第1の形態は、車両に搭載された内燃機関に供給される燃料とは異なる還元剤により再生処理が行われる触媒を用いた排気ガス浄化方法であって、燃料タンク内に貯溜された燃料の残量に基づいて車両の走行可能距離を推定するステップと、還元剤タンク内に貯溜された還元剤の残量に基づいて車両の走行許容距離を推定するステップと、推定される走行可能距離と走行許容距離とを比較するステップと、推定された走行可能距離が走行許容距離以上の場合、還元剤タンク内への還元剤の補給を促す警告を発するステップとを具えたことを特徴とするものである。
本発明においては、燃料タンク内に貯溜された燃料の残量に基づいて車両の走行可能距離が推定され、還元剤タンク内に貯溜された還元剤の残量に基づいて車両の走行許容距離を推定される。そして、このように推定された走行可能距離と走行許容距離とを比較し、走行可能距離が走行許容距離以上であると判断した場合、還元剤タンク内への還元剤の補給を促す警告が発せられる。
本発明の第1の形態による排気ガス浄化方法において、車両の走行可能距離を推定するステップが、燃料タンク内に貯溜された燃料の残量を検知するステップと、燃料消費量と車両の走行距離との関係の平均値を算出するステップとを含み、車両の走行許容距離を推定するステップが、還元剤タンク内に貯溜された還元剤の残量を検知するステップと、還元剤消費量と車両の走行距離との関係の平均値を算出するステップとを含むものであってよい。この場合、燃料消費量と車両の走行距離との関係の平均値を算出するステップが、車両の積算走行距離を検出するステップと、車両の積算燃料消費量を検出するステップとを含み、還元剤消費量と車両の走行距離との関係の平均値を算出するステップが、車両の積算走行距離を検出するステップと、車両の積算還元剤消費量を検出するステップとをさらに含むものであってよい。
本発明の第2の形態は、車両に搭載された内燃機関に供給される燃料とは異なる還元剤により再生処理が行われる触媒を用いた排気ガス浄化装置であって、燃料タンク内に貯溜されて内燃機関に供給される燃料の残量を検知する燃料残量検知手段と、この燃料残量検知手段によって検知された燃料の残量に基づいて車両の走行可能距離を推定する走行可能距離設定手段と、還元剤タンク中に貯溜された還元剤の残量を検知する還元剤残量検知手段と、この還元剤残量検知手段によって検知された還元剤の残量に基づいて車両の走行許容距離を推定する走行許容距離設定手段と、この走行許容距離設定手段によって推定される走行許容距離と、前記走行可能距離設定手段によって推定される走行可能距離とを比較する比較判定手段と、この比較判定手段によって走行可能距離が走行許容距離以上であると判定された場合、還元剤タンク内への還元剤の補給を促す警告を発する警告発生手段とを具えたことを特徴とするものである。
本発明においては、燃料残量検知手段が燃料タンク内に貯溜された燃料の残量を検知し、この燃料の残量に基づいて走行可能距離設定手段が車両の走行可能距離を設定する。また、還元剤残量検知手段が還元剤タンク内に貯溜された還元剤の残量を検知し、この還元剤の残量に基づいて走行許容距離設定手段が車両の走行許容距離を設定する。比較判定手段は、設定された走行可能距離と走行許容距離とを比較し、走行可能距離が走行許容距離以上であると判断した場合、警告発生手段が還元剤タンク内への還元剤の補給を促す警告を発する。
本発明の第2の形態による排気ガス浄化装置において、走行許容距離設定手段によって推定される走行許容距離を表示する表示手段をさらに具えることができる。
走行可能距離設定手段は、車両の積算走行距離と積算燃料消費量とから所定量の燃料による車両の走行可能距離を算出してこれを更新する平均走行可能距離算出手段を有するものであってよい。また、走行許容距離設定手段は、車両の積算走行距離と積算還元剤消費量とから所定量の還元剤による車両の走行許容距離を算出してこれを更新する平均走行許容距離算出手段を有するものであってよい。
触媒が排気ガス中の窒素酸化物を無害化するための尿素選択還元触媒であり、還元剤が尿素を含むものであってよい。
本発明の排気ガス浄化方法によると、燃料タンク内に貯溜された燃料の残量に基づいて推定される車両の走行可能距離と、還元剤タンク内に貯溜された還元剤の残量に基づいて推定される車両の走行許容距離とを比較し、推定された走行可能距離が走行許容距離以上の場合、還元剤タンク内への還元剤の補給を促す警告を発するようにしたので、還元剤の補給時期を燃料の残量に関係付けて従来のものよりも適切に判断することができる。
燃料タンク内に貯溜された燃料の残量と、燃料消費量と車両の走行距離との関係の平均値とから車両の走行可能距離を推定し、還元剤タンク内に貯溜された還元剤の残量と、還元剤消費量と車両の走行距離との関係の平均値とから車両の走行許容距離を推定する場合、信頼性の高い走行可能距離および走行許容距離をそれぞれ推定することができる。
本発明の排気ガス浄化装置によると、燃料残量検知手段によって検知された燃料の残量に基づいて走行可能距離設定手段が車両の走行可能距離を推定し、還元剤残量検知手段によって検知された還元剤の残量に基づいて走行許容距離設定手段が車両の走行許容距離を推定し、推定された走行可能距離が走行許容距離以上であると比較判定手段が判定した場合、警告発生手段が還元剤タンク内への還元剤の補給を促す警告を発するので、燃料の残量に関係付けて還元剤の補給時期を従来のものよりも適切に判断することができる。
走行許容距離設定手段によって推定される走行許容距離を表示する表示手段をさらに具えた場合、運転者は、この表示手段に表示される走行許容距離を見て還元剤タンクへの還元剤のより適切な補給時期を設定することができ、例えば燃料の補給時期に合わせて行うことが可能となる。
走行可能距離設定手段が車両の積算走行距離と積算燃料消費量とから所定量の燃料による車両の走行可能距離を算出してこれを更新する平均走行可能距離算出手段を有し、走行許容距離設定手段が車両の積算走行距離と積算還元剤消費量とから所定量の還元剤による車両の走行許容距離を算出してこれを更新する平均走行許容距離算出手段を有する場合、信頼性の高い走行可能距離および走行許容距離を推定することができる。
本発明を圧縮点火式内燃機関が搭載された車両に適用させた一実施形態について、図1〜図3を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、本発明をこのような実施形態のみに限らず、その精神に帰属する他の任意の類似技術にも応用することができることは言うまでもない。例えば、ガソリンやアルコールまたはLPG(液化天然ガス)などを燃料として点火プラグを用いる直噴形式の火花点火式内燃機関に対しても有効であり、内燃機関の燃料と異なる還元剤にて再生処理が行われる触媒を組み込んだ排気ガス浄化装置に対して応用可能である。
本実施形態におけるエンジンシステムを概略的に図1に示し、このエンジンシステムにおける制御ブロックを図2に示す。本実施形態におけるエンジン10は、軽油などの燃料Fを燃料噴射弁11から圧縮状態にある燃焼室12内に直接噴射することにより、自然着火させる圧縮点火型式のものであり、通常、図示しないターボ過給機やEGR装置なども組み込まれている。
燃焼室12にそれぞれ臨む吸気ポート13および排気ポート14が形成されたシリンダヘッド15には、吸気ポート13を開閉する吸気弁16および排気ポート14を開閉する排気弁17を含む動弁機構18が組み込まれている。また、これら吸気弁16および排気弁17に挟まれるように燃焼室12の上端中央に臨む先の燃料噴射弁11も、このシリンダヘッド15に組み込まれている。燃料噴射弁11には、燃料タンク19内に貯溜された燃料Fが図示しない燃料供給管を介して供給され、その作動が制御装置20により制御されるようになっている。
車両の運転中に上述した燃料噴射弁11からの燃料Fの噴射量や噴射時期などを適切に制御するため、本実施形態では運転者によって操作されるアクセルペダル21の踏み込み量を検出してこれを制御装置20に出力するアクセル開度センサ22が設けられている。また、吸気管23の途中には、吸気通路24内を通過する吸気流量を検出してこれを制御装置20に出力するエアフローセンサ25が取り付けられている。さらに、ピストン26が往復動するシリンダブロック27には、連接棒28を介してピストン26が連結されるクランク軸29の回転位置、つまりクランク角位相を検出してこれを制御装置20に出力するクランク角センサ30が取り付けられている。制御装置20は、これらセンサ22,25,30などからの検出信号に基づき、燃料噴射量算出部31にて燃料噴射弁11からの燃料の噴射量および噴射時期を設定する。
燃料タンク19には、ここに貯溜される燃料Fの残量を検出してその情報を制御装置20に出力する燃料残量センサ32が組み込まれている。なお、この燃料残量センサ32として、容器内に貯溜された液体の液面位置を測定することによって、その残量を算出するごく一般的なものを使用することができる。
排気ポート14に連通するようにシリンダヘッド15に基端が連結された排気管33の途中には、燃焼室12内での混合気の燃焼により生成する窒素酸化物を無害化するための尿素選択還元触媒(以下、単に触媒と記述する)34が組み込まれている。また、この触媒34よりも上流側の排気管33の途中には、触媒34中を通過する窒素酸化物を還元してこれを無害化するための尿素を含む還元剤Rを排気管33内に噴射する還元剤噴射弁35が設けられている。この還元剤噴射弁35には、還元剤タンク36内に貯溜された還元剤Rが図示しない還元剤供給管を介して供給され、その噴射量や噴射時期などが制御装置20の還元剤噴射量算出部37により制御されるようになっている。
本実施形態における触媒34は、還元剤としての尿素をアンモニアに変成させ、このアンモニアと窒素酸化物とを反応させて無害な窒素ガスと水とに還元処理するものである。このような触媒34での反応を円滑に行わせるため、触媒34の温度を検出する触媒温度センサ38と、この触媒34よりも下流側の排気管33内を流れる排気ガス中の窒素成分量を検出するためのNOセンサ39とが設けられている。触媒温度センサ38による検出情報は、制御装置20の還元剤噴射判定部40に出力される。還元剤噴射判定部40は、触媒34の温度Tが予め設定された温度T、例えば200℃以上であるか否かを判定し、これが200℃以上あると判断した場合、排気管33内への尿素の噴射を可能とする。尿素の噴射量は、NOセンサ39からの出力情報と、還元剤噴射判定部40からの判定結果とを受ける制御装置20の還元剤噴射量算出部37にて設定される。還元剤噴射量算出部37は、排気ガス中に含まれるNOの量に応じた尿素の噴射量を設定する。
なお、排気管33内への尿素の噴射量をより高精度に設定するため、触媒34よりも上流側の排気管33内を流れる排気ガス中の窒素成分量を検出するための第2のNOセンサを設けることも有効である。周知のように、このようなNOセンサ39に代えてA/Fセンサを採用することも可能である。また、図1には1つの触媒34しか示していないけれども、他の有害成分を捕捉/吸着するPM/NSRタイプの触媒が排気管33に沿って直列に組み込まれたものも一般的であり、このようなものも本願発明に包含されることに注意されたい。
還元剤タンク36には、ここに貯溜される還元剤Rの残量を検出してその情報を制御装置20に出力する還元剤残量センサ41が組み込まれている。この還元剤残量センサ41も先の燃料残量センサ32と同様、容器内に貯溜された液体の液面位置を測定することによって、その残量を算出する従来から周知のものを採用することができる。このように、本実施形態では車体に対して固定式の還元剤タンク36を採用しているが、交換式のカセットタンクを採用することも可能である。この場合、カセットタンクに組み込まれた還元剤残量センサと車体側との間で電気的コネクタを介して連結する必要がある。
吸気管23から燃焼室12内に供給される吸気は、燃料噴射弁11から燃焼室12内に噴射される燃料Fと混合気を形成し、ピストン26の圧縮上死点近傍にて自然着火して燃焼する。この燃焼に伴って発生する窒素酸化物は、排気管33内に供給される尿素と共に触媒34を通過する間に還元され、清浄化された排気ガスが大気中に排出されることとなる。
本実施形態における制御装置20は、燃料Fの積算消費量を算出する積算燃料消費量算出部42と、還元剤Rの積算消費量を算出する積算還元剤消費量算出部43と、車両の積算走行距離を算出する積算走行距離算出部44とを具えている。このため、燃料噴射弁11におよび還元剤噴射弁35に関する駆動情報が積算燃料消費量算出部42および積算還元剤消費量算出部43にそれぞれ出力される。また、図示しない従動輪の回転数を検出する車輪回転数センサ45が設けられ、この車輪回転数センサ45からの情報が積算走行距離算出部44に出力される。
制御装置20はまた、燃料タンク19内に貯溜された燃料Fの残量Qに基づき、走行可能な車両の走行可能距離DFQを推定する走行可能距離設定部46と、還元剤タンク36内に貯溜された還元剤Rの残量Qに基づき、車両の走行許容距離DRQを推定する走行許容距離設定部47とを具えている。上述した走行可能距離設定部46は、車両の積算走行距離Tと積算燃料消費量Tとから所定量の燃料による車両の平均走行可能距離DFUを算出してこれを更新する平均走行可能距離算出部48を有する。つまり、走行可能距離設定部46にて設定される走行可能距離DFQは、平均走行可能距離算出部48にて算出される平均走行可能距離DFUに燃料Fの残量Qを乗算した値となる。また、走行許容距離設定部47は、車両の積算走行距離Tと積算還元剤消費量Tとから所定量の還元剤による車両の走行許容距離DRUを算出してこれを更新する平均走行許容距離算出部49を有する。つまり、走行許容距離設定部47にて設定される走行許容距離DRQは、平均走行許容距離算出部49にて算出される平均走行許容距離DRUに還元剤Rの残量Qを乗算した値となる。
この制御装置20は、走行可能距離設定部46によって推定される走行可能距離DFQと、走行許容距離設定部47によって推定される走行許容距離DRQとを比較する比較判定部50もさらに具えている。
上述した走行許容距離設定部47に付随し、この走行許容距離設定部47によって推定した走行許容距離DRQを表示する本発明における表示手段としてのディスプレイ51が車両の運転席から視認できる位置、例えば図示しないインストルメントパネルなどに配されている。同様に、比較判定部50に付随し、この比較判定部50が走行許容距離DRQよりも走行可能距離DFQの方が長いと判定した場合、還元剤タンク36内への還元剤Rの補給を促す警告を発する警告発生手段52が車室内に設けられている。この警告発生手段52は、聴覚や視覚などを利用して車両の運転者に対する注意を喚起し得るものであればよい。例えば、先の表示手段による表示色を赤色に変更したり、あるいはこれを点滅させたりするなどの方法を用いることも有効である。この場合には、ディスプレイ51が警告発生手段52を兼用することとなる。
制御装置20は、上述したセンサ22,25,30,32,38,39,41,45などからの検出信号に基づき、予め設定されたプログラムに従って円滑なエンジン10の運転がなされるように、燃料噴射弁11や還元剤噴射弁35ならびにディスプレイ51,警告発生手段52などの作動を制御するようになっている。このうち、本実施形態における排気ガス浄化装置の制御は、図5に示すフローチャートに従って行われる。
まず、S11のステップにて各種センサ22,25,30,32,38,39,41,45からの検出情報を読み取る。次に、S12のステップにて積算燃料消費量算出部42,積算還元剤消費量算出部43,積算走行距離算出部44にてそれぞれ算出された積算燃料消費量T,積算還元剤消費量T,積算走行距離Tとから走行可能距離設定部46および走行許容距離設定部47が車両の走行可能距離DFQおよび走行許容距離DRQをそれぞれ算出し、これを比較判定部50に出力する。同時に走行許容距離DRQがディスプレイ51に表示される。運転者は、このディスプレイ51に表示される走行許容距離DRQを見て還元剤タンク36への還元剤Rの補給時期をある程度予測することができる。
次に、S13のステップに移行し、触媒34の温度Tが所定温度T以上であるか否かを還元剤噴射判定部40にて判定する。このS13のステップにて触媒34の温度Tが所定温度T以上である、つまり触媒34がその機能を充分に発揮させることができると還元剤噴射判定部40が判定した場合、S14のステップに移行して還元剤添加処理、つまり還元剤噴射弁35を作動させ、NOセンサ39からの検出信号に基づいて還元剤噴射量算出部37にて設定された所定量の還元剤Rを触媒34に供給し、触媒34を通過する排気ガス中の窒素酸化物の無害化を行う。この還元剤Rの供給情報は、積算還元剤消費量算出部43にも出力される。
しかる後、S15のステップに移行して走行可能距離DFQが走行許容距離DRQと同じか、あるいは走行許容距離DRQよりも長いか否かを比較判定部50にて判定する。ここで、走行可能距離DFQが走行許容距離DRQと同じか、あるいは走行許容距離DRQよりも長いと判断した場合、S16のステップに移行し、警告発生手段52を作動させて還元剤タンク36内への還元剤Rの補給を促す警告を発する。
一方、S13のステップにて触媒34の温度Tが所定温度T未満、つまり触媒34が不活性な状態にあると還元剤噴射判定部40が判定した場合、上述したS15のステップに移行する。また、このS15のステップにて走行可能距離DFQよりも走行許容距離DRQの方が長いと比較判定部50が判定した場合、特に問題がないのでS11のステップに戻り、上述した操作が繰り返される。
このように、還元剤タンク36内に貯溜された還元剤Rの残量に基づいて設定される走行許容距離DRQが、燃料タンク19内に貯溜された燃料Fの残量に基づいて設定される走行可能距離DFQ以下の場合、還元剤タンク36内への還元剤Rの補給を促す警告が発せられるので、還元剤タンク36内に還元剤Rを補給する時期を運転者が適切に判断することができ、燃料Fの補給などに併せて行うことが可能となる。
なお、本発明はその特許請求の範囲に記載された事項のみから解釈されるべきものであり、上述した実施形態においても、本発明の概念に包含されるあらゆる変更や修正が記載した事項以外に可能である。つまり、上述した実施形態におけるすべての事項は、本発明を限定するためのものではなく、本発明とは直接的に関係のないあらゆる構成を含め、その用途や目的などに応じて任意に変更し得るものである。
本発明による排気ガス浄化装置を圧縮点火式内燃機関が搭載された車両に組み込んだ一実施形態の概念図である。 図1に示した実施形態の制御ブロック図である。 図2に示した制御ブロックに基づく作動手順を表すフローチャートである。
符号の説明
10 エンジン
11 燃料噴射弁
12 燃焼室
13 吸気ポート
14 排気ポート
15 シリンダヘッド
16 吸気弁
17 排気弁
18 動弁機構
19 燃料タンク
20 制御装置
21 アクセルペダル
22 アクセル開度センサ
23 吸気管
24 吸気通路
25 エアフローセンサ
26 ピストン
27 シリンダブロック
28 連接棒
29 クランク軸
30 クランク角センサ
31 燃料噴射量算出部
32 燃料残量センサ
33 排気管
34 触媒(尿素選択還元触媒)
35 還元剤噴射弁
36 還元剤タンク
37 還元剤噴射量算出部
38 触媒温度センサ
39 NOセンサ
40 還元剤噴射判定部
41 還元剤残量センサ
42 積算燃料消費量算出部
43 積算還元剤消費量算出部
44 積算走行距離算出部
45 車輪回転数センサ
46 走行可能距離設定部
47 走行許容距離設定部
48 平均走行可能距離算出部
49 平均走行許容距離算出部
50 比較判定部
51 ディスプレイ
52 警告発生手段
F 燃料
R 還元剤
,P 圧力センサの検出信号
所定値
FQ 走行可能距離
RQ 走行許容距離
触媒の温度
予め設定された温度

Claims (5)

  1. 車両に搭載された内燃機関に供給される燃料とは異なる還元剤により再生処理が行われる触媒を用いた排気ガス浄化方法であって、
    燃料タンク内に貯溜された燃料の残量に基づいて車両の走行可能距離を推定するステップと、
    還元剤タンク内に貯溜された還元剤の残量に基づいて車両の走行許容距離を推定するステップと、
    推定される走行可能距離と走行許容距離とを比較するステップと、
    推定された走行可能距離が走行許容距離以上の場合、還元剤タンク内への還元剤の補給を促す警告を発するステップと
    を具えたことを特徴とする排気ガス浄化方法。
  2. 車両の走行可能距離を推定するステップは、
    燃料タンク内に貯溜された燃料の残量を検知するステップと、
    燃料消費量と車両の走行距離との関係の平均値を算出するステップと
    を含み、車両の走行許容距離を推定するステップは、
    還元剤タンク内に貯溜された還元剤の残量を検知するステップと、
    還元剤消費量と車両の走行距離との関係の平均値を算出するステップと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の排気ガス浄化方法。
  3. 車両に搭載された内燃機関に供給される燃料とは異なる還元剤により再生処理が行われる触媒を用いた排気ガス浄化装置であって、
    燃料タンク内に貯溜されて内燃機関に供給される燃料の残量を検知する燃料残量検知手段と、
    この燃料残量検知手段によって検知された燃料の残量に基づいて車両の走行可能距離を推定する走行可能距離設定手段と、
    還元剤タンク中に貯溜された還元剤の残量を検知する還元剤残量検知手段と、
    この還元剤残量検知手段によって検知された還元剤の残量に基づいて車両の走行許容距離を推定する走行許容距離設定手段と、
    この走行許容距離設定手段によって推定される走行許容距離と、前記走行可能距離設定手段によって推定される走行可能距離とを比較する比較判定手段と、
    この比較判定手段によって走行可能距離が走行許容距離以上であると判定された場合、還元剤タンク内への還元剤の補給を促す警告を発する警告発生手段と
    を具えたことを特徴とする排気ガス浄化装置。
  4. 前記走行許容距離設定手段によって推定される走行許容距離を表示する表示手段をさらに具えたことを特徴とする請求項3に記載の排気ガス浄化装置。
  5. 前記走行可能距離設定手段は、車両の積算走行距離と積算燃料消費量とから所定量の燃料による車両の走行可能距離を算出してこれを更新する平均走行可能距離算出手段を有し、前記走行許容距離設定手段は、車両の積算走行距離と積算還元剤消費量とから所定量の還元剤による車両の走行許容距離を算出してこれを更新する平均走行許容距離算出手段を有することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の排気ガス浄化装置。
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