JP2008160777A - 融雪型監視カメラ - Google Patents

Abstract

【課題】 従来、屋外用特に自動車の外周に取付ける監視カメラは、バック用もサイド用も風雨や吹雪などを避けるため、止むを得ずレンズ部を後方向きに設けるものであった。
【解決手段】 本発明は、小型カメラ３を内蔵するカバー５のレンズ７の方向、又はカバー５全体が温かくなるように、温度センサー６とヒーター４を設けて温熱をもって霜や雪を溶かして撮像状態を良好にするものである、従って、本融雪型監視カメラのレンズ方向を、自動車の外側進行方向に向けて設ける事も出来る特徴をもつものである。
【選択図】図１

Description

発明の詳細な説明

本発明は、屋外（自動車の周辺なども含む）に設ける監視カメラに於いて、霜や吹雪などによりカメラの視界が悪くなるのを防止するための装置に関する。

従来の屋外用監視カメラには雨除けなどのフード付きのものはあった。

発明が解決しようとする課題

然しながら冬季間になると霜や吹雪などがカメラの前方に付着して視界が悪くなり、監視が出来なくなる等の問題があった。

課題を解決するための手段

本発明は、小型カメラを内臓したカバーのレンズの方向、又はカバー部全体が温かくなるように、取付台、又はカバー部に温度センサーとヒーターを設け温熱をもって霧や雪を溶かして撮像状態を良好にするものである、

また、水滴や雪などが付着し難いようにカバーのレンズ方向部に、テフロン、フッソ、或いは、クオーツガラスコーテングなどを施す、または、それらを施したカバーを用いる。尚、ヒーターの設定温度は任意である。

発明の効果

仮に、温度センサーを摂氏２０度に設定して置けば、外気温度がそれ以下になるとセンサーが働きヒーターに電流が流れカバーの温度は２０度を維持する。
また、外気温が２０度を超えるとヒーターへの電流は止まる。

例えば、この融雪型カメラを自動車の周辺監視用に設けた場合、温度センサーを摂氏２０度に設定して、自動車のエンジンをかけると温度センサーが働き小型カメラ内臓のカバー部に設けたヒーターに電流が流れ、温度が２０度まで上昇し霜や雪は温熱により速やかに溶かす、又、走行中に吹雪にあっても雪は即座に溶けてしまうのでカメラの視界は鮮明である。（図３参照）

以下、本発明の実施の形態を図１〜図３に基づいて説明する。

図１に於いて、取付台１にブラケット２を介して小型カメラ３を取付ける、そして、ヒーター４を設けたカバー５を被せ、温度センサー６とヒーター４を接続する、又、取付台１とカバー５は密封状態とする、小型カメラ３のレンズ７はブラケット２で調整して透明な窓８の方向に設定する。

図２に於いて、取付台１１にブラケット１２を介して小型カメラ１３を取付ける、そして、ヒーター１４を設けた透明のカバー１５を被せヒーター１４と温度センサー１６を接続する、取付台１１とカバー１５は密封状態とする、小型カメラ１３のレンズ１７の方向は目的の方向を向け、ブラケット１２で固定する。この場合、レンズの方向はカバー１５の全方位に選択できる。

図３に於いて、自動車２１の後輪２２の上部後方寄り外側に、略蒲鉾形の融雪型監視カメラ２３を設ける、その撮像範囲は、後輪２２辺と前輪２４辺及び路上辺２５である。従って、助手席の車両側面と路上辺の状態を運転席に設けたモニタで監視する事が出来る。尚、電源部と配線部及びモニタ部は省略する。

略蒲鉾形のカバー内に円筒形の小型カメラを設けたところの融雪監視カメラの一部開放斜視図である。 略半球状のカバー内に小型カメラを設けたところの融雪監視カメラの一部開放斜視図である。 自動車の助手席側の後輪上方車体部に略蒲鉾形の融雪監視カメラを設けた場合でその撮像範囲を示す概略側面図である、レンズの方向は斜め進行向き。

符号の説明

１ 取付台 ７ レンズ １４ ヒーター ２１ 自動車
２ ブラケット ８ 窓 １５ カバー ２２ 後輪
３ 小型カメラ １６ 温度センサー ２３ 融雪監視
４ ヒーター １１ 取付台 １７ レンズ カメラ
５ カバー １２ ブラケット ２４ 前輪
６ 温度センサー １３ 小型カメラ ２５ 路上辺

Claims (2)

1. 小型カメラを内蔵した容器内に温度センサーとヒーターを設けたことを特徴とする融雪型監視カメラ。
2. 自動車の車体部の外側に設けるため容器部を円形状にして突起部をなくしたことを特徴とする請求項１記載の融雪型監視カメラ。

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