JP2008160508A - ルーフ上基点を中心にビデオカメラ機構を設けた視認カメラ装着車。 - Google Patents

ルーフ上基点を中心にビデオカメラ機構を設けた視認カメラ装着車。 Download PDF

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Abstract


【課題】本発明は、ルーフ上に設けるビデオカメラの配置がもたらす設置位置死角をなくし、かつ自動車固有の死角に邪魔されることなく車周全方位の交通状況や道路状況が撮像された映像を運転席に座った運転者が方向感覚を失うことなく視認できるようにする。
【解決手段】第一の解決手段は自動車のルーフ上の中心点や運転席に座った運転者の頭上に相当するルーフ上の点をルーフ上基点として設定し、そのルーフ上基点を始点とする放射状線がルーフ周縁部と交わる位置に、ビデオカメラ機構を位置決めして取付ける。
第二解決手段は、第一の解決手段に基づきルーフ周縁部に配置する各ビデオカメラ機構を発明して、ビデオカメラの設置位置死角を防止するカメラ透明保護具を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車のルーフ上の周縁部にビデオカメラ機構を設置して方向感覚と視認性の向上を図る視認カメラ装着車に関する。
従来の自動車には一台もしくは複数台のビデオカメラと、前記カメラからの入力画像を、所定の3次元空間の所定の空間モデルにマッピングする空間再構成手段と、前記空間再構成手段によってマッピングされた空間データを参照して、前記所定の3次元空間における任意の仮想視点から見た画像を作成する視点変換手段と、前記視点変換手段にて変換されたが画像を表示する表示手段とを備え、フロントピラーや、センターピラーやリヤピラーがルーフに接続する位置や前縁部や後縁部の中間位置などにカメラを取り付けた発明がある。(例えば特許文献1参照。)。
また、従来から車両の後方を監視するカメを設置して得られる画像情報を、運転席の前のインストルメントパネルに設けた固定式のモニタに表示させて、車両の後方の安全を監視する装置をワンボックスカーやパネルバンのバックミラーやルームミラーに多く使用されている。最近、車両安全確認装置が発明され、車両の後方の左右両側を撮像して後方の画像情報を生成する第1カメラや第2カメラと、前方の右両側を撮像して後方の画像情報を生成する第3カメラや第4カメラと、第1カメラ、第2カメラ、第3カメラ、第4カメラのおのおのから得られる画像情報を合成して合成画像情報を生成する画像合成手段と、前記合成画像情報を受けて4つの領域に分割された表示画面のそれぞれに前記第1カメラ、第2カメラ、第3カメラ、第4カメラの画像情報などを、運転席に設けた固定式のモニタテレビに表示することにより後方や前方の安全確認をすることができる発明がある。(例えば特許文献2参照。)。
また、特許文献3は、車両の前端又は後端からわずかに内側に後退した位置に孔部を設け、この孔部に対して、所定の駆動機構により昇降自在に配置されたカメラ取付部材と、カメラ取付部材の先端に取付けられた撮像手段とで構成して、ビデオカメラとしての使用時には、孔部から伸縮自在な取付部材に取付けられた撮像手段が伸びて、車両の周囲を撮像することができ、駆動機構により撮像手段が昇降する方向は、車両の垂直方向に対して所定の角度を持って傾斜した方向とし、駆動機構により、伸ばした状態の場合に、孔部よりも外側に突出した位置に撮像手段が位置するようにした発明がある(例えば特許文献3参照。)。
また、路上にある車両の前方および交通状況を、車両のフロントガラスの上端部の高さに取り付けられたビデオカメラからの画像信号のエレクトロニックス処理、解析によって光学的に検知するシステムで一台のビデオカメラを使用して、良好な画像の位置分解能が得られる光学的道路探測システムを提供する発明(例えば特許文献4参照。)がある。
特開2002−326540号公報 特開平5−310078号公報 特開2003−158649号公報 特開特開平10−117343号公報
以上に述べた従来の視認カメラ装着車に共通の欠点として、ルーフ上に配置される複数のビデオカメラの間に発生する設置位置死角によって撮像ができない範囲を伴うことにより、同時に車周360度の範囲の交通状況や道路状況を視認範囲の欠落なしに撮像することができない。すなわち、ルーフ周縁部に設置されたビデオカメラの有する相互間に生成されるビデオカメラ設置位置死角によって撮像範囲に欠落部分が生ずるという問題があった。
また、この問題のためビデオカメラを回転して補うという対策は、車の停止中は安全に問題はないが車を運転して走行中は極めて危険で安全運転ができないという問題があった。
また、車体固有の形状から運転者に対して視界の死角を有する点と車周全般の交通状況を速やかに一望できないという視認機能の不備を同時に解決することが容易にできないという問題があった。
特許文献1は自動車の走行中にルーフ上に設置したビデオカメラを水平回動しながら撮像された画像を合成画像情報に生成して運転することは、必然的に水平回動する後方が視認できないことから、右側の安全確認はできても左側はできないということになり、相対的に高速度で走行する自動車特有に瞬時に発生する交通事故を速やかに対応できない。
特許文献2は自動車の停止中は、静止視力は左右180度までの視野を視認できるので、安全確認したい方向に十分な注意と視野を向けられるが、走行中は、見る対象が自動車や二輪車や人であれば、自動車を運転しながら危険のあるなしを見分ける必要があるが、動体視力では視力が劣るだけでなく、速度に応じて視野が狭くなって、時速40キロで左右約30度から時速100キロで左右約10度まで狭くなるがこのような実際的な問題の解決ができない。
その他、特許文献3のようにフロントボンネットの下のバンバーに設置して視認するものでは、左右から進行してくる車両や人を同一高さで視認出来ず、また、特許文献4は、フロントガラスの上端部から前方の交通状況や道路状況を一台のビデオカメラで視認するものであることから、左右から進行してくる車両や人を素早く視認して余裕を持って出会い頭事故を防止することが極めて困難であった。
また特許文献4は、運転者が行う安全確認と安全動作の面から考えると、車の走行中に、運転者が車周の全方位にわたる交通状況を容易に点検目視して、車の走行範囲にもし不安全状態や危険が発生した場合に、いち早く発見して、回避処置が速やかにできるような視認機能を自動車が完備していることが理想であるが、特許文献4はルーフ上に設置のビデオカメラ含めて視認機能に車体固有の死角や便宜性等を加えて問題があるため、交通状況を速やかに視認して安全か不安全かを適正に判断できないという問題があった。
本発明は、これらの問題を解決することを課題として、ルーフ上に設けたビデオカメラが撮像する車周全方位の交通状況や道路状況の映像が、ビデオカメラ間に生成するビデオカメラ設置位置死角による欠落部分がなく、かつ車固有の死角に邪魔されることなく車周全方位が視認できるようにして、特に運転者が実際に点検目視して安全確認を行う動作に順応して横並びに隣接したモニタ群の同時映像や、総合モニタの回動映像を運転者が運転席に座ったまま全方位の撮像された映像を方向感覚を失うことなく視認できるようにすることを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、ルーフ周縁部に設置するビデオカメラの設置方法と、ビデオカメラの設置方法を適用してビデオカメラの設置位置死角を解消するビデオカメラを内蔵するビデオカメラ機構を創作して、このビデオカメラ機構を活用して配置することにより車周全方位の撮像可能範囲網が完成された視認カメラ装着車を提供するものである。
主要部品は円筒型の筐体に撮像レンズ(各種倍率ズームレンズ)、光学ローパスフィルタ、赤外線カットフィルタ、CCD、電子回路等を内蔵したマイクロカメラヘッド部(以下ビデオカメラと称する)を主体とするビデオカメラ機構で画角は水平51度、垂直39度が一応採用される。また、光学像の大きさが任意に変えられるズームレンズが使用される。優れた方向感覚で正確な視認性を確実化するためにルーフ上基点を始点とした放射状線に基づいて設定したビデオカメラの設置数による撮像範囲を確立するために、各種のビデオカメラ機構を選択して配置し、ビデオカメラの設置位置死角のない車周全方位の撮像可能範囲網を完成する。
第1の課題解決手段は、自動車のルーフの中心または運転席に座った運転者の頭上に相当する位置のいずれかをルーフ上の基点とし、そのルーフ上基点を始点とする放射状線がルーフ周縁部と交わる位置にビデオカメラ機構を設置する。
第2の課題解決手段は、ビデオカメラ機構として単数のビデオカメラを表面に取付けた小型円形のビデオカメラ取付ベースの底面を平面又は曲面に形成し、底面にビデオカメラ撮像方向位置決め溝を形成したカメラ透明保護具を使用する。
第3の課題解決手段は、ビデオカメラ機構として複数のビデオカメラをV形状やW形状に配置して表面に取付けた小型円形のビデオカメラ取付ベースの底面を平面又は曲面に形成し、底面にビデオカメラ撮像方向中央線位置決め溝を形成したカメラ透明保護具を使用する。
第4の課題解決手段は、ビデオカメラ機構としてビデオカメラ取付用L形台を小型円形のビデオカメラ取付ベースの表面に取り付け、ビデオカメラ取付用L形台にビデオカメラを取り付け、ビデオカメラ取付ベースの底面を平面又は曲面に形成し、底面にビデオカメラ撮像方向中央線位置決め溝を形成したカメラ透明保護具を使用する。
第5の課題解決手段は、ビデオカメラ機構としてビデオカメラ取付用門形台を小型円形のビデオカメラ取付ベースの表面に取り付け、ビデオカメラ取付用門形台に複数のビデオカメラを取り付け、ビデオカメラ取付ベースの底面を平面又は曲面に形成し、底面にビデオカメラ撮像方向中央線位置決め溝を形成したカメラ透明保護具を使用する。
第6の課題解決手段は、ビデオカメラ機構としてビデオカメラ取付用門形台やビデオカメラ取付用傾斜台などのビデオカメラ乗設台を、小型円形のビデオカメラ取付ベースの表面に取り付け、ビデオカメラ取付用乗設台に複数のビデオカメラを取り付け、ビデオカメラ取付ベースの底面を平面又は曲面に形成し、底面にビデオカメラ撮像方向中央線位置決め溝を形成したカメラ透明保護具を使用する。
第7の課題解決手段は、ビデオカメラ機構として小型円形のビデオカメラ取付ベースの表面に、電動ミラー傾動装置を併設したビデオカメラを立設し、底面を平面又は曲面に形成し、底面にビデオカメラ撮像方向中央線位置決め溝を形成したカメラ透明保護具を使用する。
第8の課題解決手段は、ビデオカメラ機構として、小型円形のビデオカメラ取付ベースの表面に、ビデオカメラの本体に上下用進退装置と本体支持装置とダンパー装置を取り付けてなる本体傾動装置付きカメラ透明保護具を取り付け、底面を平面又は曲面に形成し、底面にビデオカメラ撮像方向中央線位置決め溝を形成したカメラ透明保護具を使用する。
上記手段による作用は次の通りである。自動車のルーフ上の中心点や運転席に座った運転者の頭上に相当するルーフ上の点をルーフ上基点として設定し、そのルーフ上基点を始点とする放射状線が、ルーフ上の前縁部、右側縁部、後縁部、左側縁部などのルーフ周縁部と交わる位置に、ビデオカメラ機構を位置決めして取付ける。そのルーフ周縁部に配置したビセオカメラ機構1やビセオカメラ機構2などのビデオカメラ機構と、車体の適所に設置されたカメラコントロールユニット群を経て車室内に設置されたモニタ機構をシステムケーブルで接続し、ビデオカメラ機構により高所から撮像した車周全方位の交通状況や道路状況の映像信号を車室内に設置した液晶ディスプレイ(以下モニタと称する)に伝送して、運転席にて車の周囲の映像を一望して運転者が視認できるようにする。
本発明は、ルーフ上に配置された複数のビデオカメラを有する自動車が潜在的な欠点として有するルーフ上に配置された複数のビデオカメラ間に発生する設置位置死角や、車体固有の死角を除去して撮像した映像を、車内に横並びに隣接して取り付けたモニタ群にて一望して視認できるようにして、予防安全対策の基本である安全確認の正確性と敏速性と容易性を達成して交通事故を防止できる。
直接視認運転の特徴として自動車運転は時速に応じて視野も狭くなり、運転中には前方に注意が集中して左右方向には視野がほとんど入らない位であるときに、ルーフ上の左右に設置した回動式ビデオカメラを操作して視認しながら運転することは危険で安全運転するには甚だ困難であった。運転中であれば、そして速度が速ければ速いほど、またすぐに視線を前方に戻さなければ危険であることから、画像表示装置や車両安全確認装置などを首をひねって見ていては前方への対応が遅れてしまうという問題を解決して、走行中の自動車からの見方、見え方が優れた自動車が必要であった。
本発明は、ルーフ上に配置された複数のビデオカメラを有する自動車が潜在的な欠点として有するルーフ上に配置された複数のビデオカメラ間に発生する設置位置死角を除去し、かつ自動車が潜在的な欠点として有する車体固有の死角を除去して同時撮像した映像を車内に横並びに隣接して取り付けたモニタ群にて同時視認できるようにして、予防安全対策の基本である安全確認の正確性と敏速性と容易性を達成して交通事故を防止できる。
本発明はルーフ周縁部に少しも視野に死角が存在しない映像を提供できるビデオカメラ機構を配置する方法と、それに伴う各死角の発生を防止するビデオカメラ機構のビデオカメラ機構1とビデオカメラ機構2を創出したことにより、以下に示す車体固有の死角を除去した映像を視認して運転ができるので、交通事故防止に大きな効果を奏する。
本発明は、ビデオカメラ機構を自動車のルーフ上に高く設けたことにより、フロントピラー、ボンネット、フロントフェンダー等による「前方左右視界の死角」や、アイポイントの低さによる「上方視界の死角」等の影響を無くした視界が確保できることから、一般単路部において、走行中に前を車高の略同じ自動車が走行していても、運転席に座った運転者のアイポイントから高い他車のルーフや車体に遮られずに、前方の交通状況を視認して対処できるので、その他車が障害物を避けるために急に減速し、或いは急停車した場合に追突事故を起こすことがない。
また、自車の前方を走行する他車に走行路面の状況を十分に観察することを邪魔されることがないので、大型車やトラック等で液体またはそれに準ずるものを積載する場合に、液体の揺動を極力小さくするように、路上状態の起伏や接近車両についての安全確認をすることが容易にできる。また、自車の前方や後方の死角領域に存在する人及び二輪車を容易に視認できるので、人及び二輪車に対する接触事故を防止することができる。また、運転席からの死角による障害物や、歩行者等の見落としがないので、従来の自動車が発生する死角事故を予防することができる。
従来の自動車の問題は、自動車の安全運転に必要な安全確認を阻害する車の死角であるが、車体固有の死角による悪作用を更に増大するものとして、乗客の体が邪魔することによる視界の悪化も看過できない。本発明は、ビデオカメラをルーフ上に設置したことにより、ルームミラーの欠点である「後方視界の死角」により、リヤピラーやトランクリッドによる後方視認の阻害や、後部座席に人が乗っている際に、その体によって後方視界が妨げられことがなくなり、後方視認の不注意による交通事故を未然に防止することができる。また、従来の自動車の欠点である、運転者が運転席の位置から目視確認が困難な前方・後方死角部に位置する他車や障害物の存在を、容易に視認できないという問題を解決できるので、接触事故を予防することができる。
また、運転席から左右後側方や左右側方の安全確認をする場合に、センターピラー&リヤピラーや助手席の乗客や後部乗客によって視界が妨げられる「後側方・側方視界の死角」によって発生する交通事故は、物損事故と共に人身事故が極めて多い。本発明の最大の利点は、ルーフ上から車周360度の交通状況や道路状況を俯瞰して、後側方や側方の安全確認性を飛躍的に向上できるので、交通事故を有効に防止することができる。
事故多発地点の一般単路部において、運転者が進路変更等を行なう際に、自車の前後周囲の安全性や、後方車両の存在もしくは接近の有無等を的確に視認して、正確な判断ができるので接触事故が予防できることや、進路前方や後方、または旋回方向の車両や障害物等に対して衝突事故を予防することができる。
また、ルーフ周縁部に設置されたビデオカメラ機構の隣接するビデオカメラの間に生ずる設置位置死角の悪影響がないので、旋回時や障害物を回避するために急激なハンドル操作を必要とする場合に、前後周囲の安全域が視認できるので衝突事故を予防することができる。また、直行する優先道路側の車両の存在、速度、位置を全般的に視認して把握できるので、追突事故を予防することができる。
また、自動車の四周や遠方の視認性が良好で完全であるため、路面状態への注意不足や見込み違いによる不適切な走行が原因で生じる事故を防止できる。また、視認性が向上されることにより、高齢者の運転操作が容易にできるので、高齢者の操作ミスによる交通事故を防止することができる。
特に、一般単路部の交通事故で統計的に多いものとして、縦列走行中に前車が急に減速や急停車した場合に、速やかに危険を察知出ることから交通事故を未然に防止することができる。
また、横方向にいささかの死角による撮像範囲の欠落がないので、片側一車線で片側渋滞の反対車線を走行する場合に、渋滞車の間から急に飛び出して横断する人や、自転車や二輪車(自動二輪車、原動機付自転車)等の横断を、事前に発見できて、速やかに対処できるので、人身事故や追突事故を未然に防止することができる。
本発明の特徴である高所より俯瞰するビデオカメラの効果により、車体前部側面と近接する他車両や建造物との間隔を、上部から見下ろせるため、狭い通路で他車両や建造物とすれ違う場合や、狭い駐車場や車の間隙に駐車する場合に発生する接触事故を予防することができる。
また、下り坂やカーブを走行する場合に、対向車の有無や、道路環境(路面、道路形状、道路線形等)を確認して交通事故を有効に予防できる。また、これから進入するカーブの曲率と方向が容易に視認できるので、交通事故の発生に備えることができるので、交通事故を有効に予防することができる。
本発明によるビデオカメラ機構のルーフ取付方法によれば、ルーフ周縁部に配置したビデオカメラの設置位置死角を除去し、かつ、自動車運転中の安全確認に弊害を及ぼす車体固有の四大死角の悪影響が除去されたことによる相乗効果で、従来の自動車がルーフ上にビデオカメラを設けて車内に画像表示装置や車両安全確認装置を設けて得られる方向感覚や視認範囲では達成できない効果を奏してこれまでになく交通事故を強力に予防することができる。
また、本発明におけるカメラ保護具により、なにらの死角に撮像範囲を欠如されない正確な撮像方向が設定されることにより、運転者が運転席に座ったままで自動車の全方位の交通状況や道路状況を、ルーフ上のビデオカメラで視界を邪魔する何らの死角もなく、同時刻に撮像した映像信号を車室内のモニタに伝送して映された各映像が方向感覚に優れ、かつ、同時視認できるという特性により運転者が瞬時に車周を一望して安全確認ができるので、街頭を歩行や走行している人が、自分の周囲を見回して安全確認をするよりも、時間や身体の動きが少なく、かつ、優れた視認性と方向感覚により交通事故の防止効果を奏することができる。
また、本発明が準備するカメラ保護具からの撮像信号を伝送される横並モニタ方式の視認カメラ装着車は、予期しない作用効果を奏する静的・動的チラツキ現象を生成して、左右から進入する車両等の不安全状態を速やかに発見できることから、出会い頭事故を有効に防止するなど、運転者が快適な安全運転にて交通事故を防止できる効果は極めて大きい。
これまで至難な交通事故防止の技術的手段や適当な先行技術がなく、交通事故防止対策に大きな困難を伴ったが、本発明の正確なビデオカメラ機構取付方法の効果により、相乗的システム効果を奏する多種多様なカメラ透明保護具を創出して、これまで困難な交通事故を極減することができる。
また、本発明は、将来において増加する高齢運転者の交通事故を防止する効果がある。本発明の高齢運転者に対する利点は、運転しやすさのための基本条件である視界・視認性を良好にして、車周全域に亘る自動車運転のための必要情報の100%を視覚によって得られるため、従来の自動車の視界・視認性が、ルーフ上面に配置されたビデオカメラの設置位置死角や、車体固有の死角によって阻害される欠点を改善し、更に高齢者が弱点とする視力の低下をカメラの撮像レンズのズーム機能で補完し、また、高齢運転者が身体の老齢化により柔軟性が失われて、身体を左右に回して前後左右を自由に直接目視して自動車を運転することの困難性を解消し易くし、車周全方位の交通状況や道路状況を、容易かつ速やかに一望して安全運転ができる機能を兼備したことにより、高齢運転者の運転便利性を向上して、交通事故を防止する効果は極めて大きい。
また、本発明の効果である優れた視界・視認性の確保は、従来の自動車の及ぼす不完全な視界・視認性によって、これまで危険の予測で不安感を抱えながら運転していた総ての運転者の心理的な負担と束縛を除去できることから、交通事故防止に及ぼす影響は極めて大きく、本発明が運転者に提供する最高の技術的サービスと言える。
以上、本発明は、ルーフ周縁部にビデオカメラ機構を設け、車室内にモニタ機構を設けて、交通事故発生のメカニズムを解明して、これまで予想もされなかった、多くの新しい態様、新しい作用効果、新しい機能の発揮、新しい用途等を有するビデオカメラ機構を革命的に創出し、それらを複合的に組立てた斬新な視認カメラ装着車を創出して、これまで極めて困難で実現不能であった車周全方位の安全確認が、自動車の欠点とする二大死角に邪魔されなく容易にできることにより、すべての交通事故の予防に飛躍的な効果を発揮して、わが国における交通事故の増加に伴うばく大な経済的損失の発生を阻止することができる。また、そればかりか、将来における予防交通安全技術の進歩に対して大きく貢献することができる。
以下本発明の第一実施形態を図1〜図30に基づいて説明する。
図1〜図7は視認カメラ装着車のルーフ周縁部にビデオカメラ機構を配置する方法を例示した図面で、図8〜図30はその目的を達成するために使用される撮像範囲が水平51度のビデオカメラ機構1と撮像範囲が102度のビデオカメラ機構2と撮像範囲が153度のビデオカメラ機構2の図面である。
図1はルーフ中心を基準にしてルーフ周縁部に18台のビデオカメラ機構を設けた視認カメラ装着車の平面図、図2はルーフ中心を基準にしてルーフ周縁部に12台のビデオカメラ機構を設けた視認カメラ装着車の平面図、図3はルーフ中心を基準にしてルーフ周縁部に9台のビデオカメラ機構を設けた視認カメラ装着車の平面図、図4はルーフ中心を基準にしてルーフ周縁部に8台のビデオカメラ機構を設けた視認カメラ装着車の平面図、図5は運転者の頭上を基準にしてルーフ周縁部に12台のビデオカメラ機構を設けた視認カメラ装着車の平面図、図6は運転者の頭上を基準にしてルーフ周縁部に9台のビデオカメラ機構を設けた視認カメラ装着車の平面図、図7は運転者の頭上を基準にしてルーフ周縁部に8台のビデオカメラ機構を設けた視認カメラ装着車の平面図である。
図8は単数カメラ透明保護具の一部切断側面図、図9は図8の底面図、図10は単数カメラ透明保護具の一部切断正面図、図11は単数電動ミラー駆動装置併設カメラ透明保護具の一部切断側面図、図12は図11の底面図、図13は複数電動ミラー駆動装置併設カメラ透明保護具の一部切断側面図、図14は図13の平面図、図15は二台のビデオカメラを使用した複数カメラ透明保護具の一部切断平面図、図16は図15の一部切断側面図、図17は三台のビデオカメラを使用した複数カメラ透明保護具の一部切断平面図、図18は図17の一部切断側面図、図19は本体傾動装置付きカメラ透明保護具の一部切断側面図、図20は図19の一部切断正面図、図21はビデオカメラ取付用門形台付き複数カメラ透明保護具の一部切断正面図、図22はビデオカメラ取付用門形台付き複数カメラ透明保護具の一部切断側面図、図23はビデオカメラ取付用L形台付き複数カメラ透明保護具の一部切断側面図、図24はビデオカメラ取付用L形台付き複数カメラ透明保護具の一部切断平面図である。
図25は水平面と傾斜面のビデオカメラ取付用乗設台付き複数カメラ透明保護具の一部切断平面図、図26は水平面と傾斜面のビデオカメラ取付用乗設台付き複数カメラ透明保護具の一部切断側面図、図27は単数ビデオカメラを取り付けた水平面のビデオカメラ取付用門形台の一部切断正面図、図28は単数ビデオカメラを取り付けた傾斜面のビデオカメラ取付用傾斜台の一部切断背面図である。
図29は上部にビデオカメラを取付けて円筒状透明保護具を覆設したビデオカメラ保持体の一部切断側面図、図30は上部に取付けたビデオカメラを円筒状透明保護具で覆設して、下部に電動回動装置を設けたビデオカメラ保持体の一部切断側面図である。
ビデオカメラ機構1はビデオカメラを一台使用して組み立てた撮像画角が水平51度のカメラ透明保護具で、図8〜図10の単数カメラ透明保護具、図11〜図12の複数電動ミラー駆動装置併設カメラ透明保護具、図19〜図20の本体傾動装置付きカメラ透明保護具、図29の上部に単数ビデオカメラを取付けたビデオカメラ保持体、図30の上部に単数ビデオカメラを取付けた電動回動式ビデオカメラ保持体が創作される。
ビデオカメラ機構2はビデオカメラを二台使用して組み立てた撮像画角が水平102度のカメラ透明保護具として、図13〜図14の複数電動ミラー駆動装置併設カメラ透明保護具、図15〜図16の二台のビデオカメラを使用した複数カメラ透明保護具、図17〜図18の三台のビデオカメラを使用した複数カメラ透明保護具、図21〜図22のビデオカメラ取付用門形台付き複数カメラ透明保護具、図23〜図24のビデオカメラ取付用L形台付き複数カメラ透明保護具、図25〜図26の水平面と傾斜面のビデオカメラ取付用乗設台付き複数カメラ透明保護具、図27〜図28の単数ビデオカメラを取り付けた水平面のビデオカメラ取付用門形台である。
ビデオカメラ機構を適材適所に使用してそれぞれの持てる機能を発揮させて
車周全方位の撮像範囲に死角による欠落のない映像が視認できる視認カメラ装着車を市場に提供することができる。
次に本発明を円滑に達成するビデオカメラ機構を使用した視認カメラ装着車について説明する。
図1はルーフの中心をルーフ上基点として設定し、そのルーフ上基点を中心に放射状線を20度間隔に引き、先ず、ルーフ上基点2Aの位置からの放射状線2A−6Jがルーフ後縁部14の中央位置に交わる位置をビデオカメラ機構6Jとして固定し、それから右回りに、2A(ルーフ上基点2Aの位置)から6A(ルーフ周縁部の位置)に引きこの表示を(2A−6A)とする。以下,2A−6B,2A−6C,2A−6D,2A−6F,2A−6G,2A−6H,2A−6I,2A−6K,2A−6L,2A−6M,2A−6N,2A−6O,2A−6P、2A−6Q,2A−6R,2A−6Sと計18本引き、それぞれをビデオカメラ機構6B,ビデオカメラ機構6C,ビデオカメラ機構6D,ビデオカメラ機構6F,ビデオカメラ機構6G,ビデオカメラ機構6H,ビデオカメラ機構6I,ビデオカメラ機構6K,ビデオカメラ機構6L,ビデオカメラ機構6M,ビデオカメラ機構6N,ビデオカメラ機構6O,ビデオカメラ機構6P、ビデオカメラ機構6Q,ビデオカメラ機構6R,ビデオカメラ機構6Sと位置決めして固定して、車周360度を分担して撮影できるように各ビデオカメラ機構に役割分担する。
ルーフ周縁部17に18台配置されたビデオカメラ機構4が車周360度を分担して撮像する位置は、背面左斜方向視認用ビデオカメラ(「背面左斜」)4A、左車側後方視認用ビデオカメラ(「左後」)4B、車側左横後方視認用ビデオカメラ(「左横後」)4C、車側左横中央後方視認用ビデオカメラ(「左横中後」)4D、車側左横中央前方視認用ビデオカメラ(「左横中前」)4F、車側左横前方視認用ビデオカメラ(「左横前」)4G、左車側前方視認用ビデオカメラ(「左前」)4H、正面左方向視認用ビデオカメラ(「正面左」)4I、背面視認用ビデオカメラ(「背面」)4J、正面視認用ビデオカメラ(「正面」)4K、正面右方向視認用ビデオカメラ(「正面右」)4L、右車側前方視認用ビデオカメラ(「右前」)4M、車側右横前方視認用ビデオカメラ(「右横前」)4N、車側右横中央前方視認用ビデオカメラ(「右横中前」)4O、車側右横中央後方視認用ビデオカメラ(「右横中後」)4Q、車側右横後方視認用ビデオカメラ(「右横後」)4R、右車側後方視認用ビデオカメラ(「右後」)4S、背面斜右方向視認用ビデオカメラ(「背面斜右」4Tの順に18箇所となる。
この結果、本発明のビデオカメラ機構の全ビデオカメラ4が、各自分担された撮像範囲を同時撮像した車周全方位の分担映像を、車室内に設置されたモニタ機構9の各モニタ9の映像にて同時視認できるので交通事故防止に及ぼす効果は極めて大きい。
また、各放射状線、2A−6A、2A−6B,2A−6C,2A−6D,2A−6F,2A−6G,2A−6H,2A−6I,2A−6K,2A−6L,2A−6M,2A−6N,2A−6O,2A−6P、2A−6Q,2A−6R,2A−6S,2A−6Jを各ビデオカメラ機構の撮像方向線とするビデオカメラ4の撮像方向を上下方向に二段にして交互に設置すれば、二群のビデオカメラにて構成される撮像範囲の垂直画角を78度と2倍に大きく設定できるので、ビデオカメラ4群による視認効果を更に向上することができる。
すなわち、ルーフ12上に設置した18台のビデオカメラ4の撮像方向を、順次交互に撮像幅を39度上下に傾動して配置して9台は上向きで9台は下向きにする。例えば、下向きビデオカメラ4群は、水平から撮像幅39度下方向に撮像できるようにし、上向きのビデオカメラ4群は、水平から撮像幅39度上方向に視認できるようにして、車周に2台合計で垂直78度の視認幅の撮像帯を構成することにより、車周360度の範囲の交通状況や道路状況を漏れなく撮像することができる。
具体的には、18台のビデオカメラ4群の視認方向を上下の二層に分担して、18台のビデオカメラ群を交互に上向きと下向きに分けて設置することができる。
上向きの撮像方向線のビデオカメラ組は、背面左斜方向視認用ビデオカメラ(「背面左斜」)6A、車側左横後方視認用ビデオカメラ(「左横後」)6C、車側左横中央前方視認用ビデオカメラ(「左横中前」)6F、左車側前方視認用ビデオカメラ(「左前」)6H、正面視認用ビデオカメラ(「正面」)6K、右車側前方視認用ビデオカメラ(「右前」)6M、車側右横中央前方視認用ビデオカメラ(「右横中前」)6O、車側右横後方視認用ビデオカメラ(「右横後」)6R、背面斜右方向視認用ビデオカメラ(「背面斜右」6Tの9台とする。
次に、下向きの撮像方向線のビデオカメラ組は、左車側後方視認用ビデオカメラ(「左後」)6B、車側左横中央後方視認用ビデオカメラ(「左横中後」)6D、車側左横前方視認用ビデオカメラ(「左横前」)6G、正面左方向視認用ビデオカメラ(「正面左」)6I、正面右方向視認用ビデオカメラ(「正面右」)6L、車側右横前方視認用ビデオカメラ(「右横前」)6N、車側右横中央後方視認用ビデオカメラ(「右横中後」)6Q、右車側後方視認用ビデオカメラ(「右後」)6S、背面視認用ビデオカメラ(「背面」)6Jの9台にすれば、車室内に設置するモニタ9群にて、横並びに映された上向きの映像群と、横並びに映された下向きの映像群に層別して視認できるので、交通事故を効果的に防止することができる。
ルーフ上に配置するビデオカメラの設置方法で通常の技術水準では看過誤認してそれが原因で重大な交通事故を発生するという問題がある。それはルーフ周縁部17に配置したビデオカメラの相互間に潜在するビデオカメラ設置位置死角である。一般にルーフ周縁部17にビデオカメラ4を配置すればそれで車周360度の安全確認ができると思うのはおおきな間違いである。
本発明はこれを解決したものであり、図1では、車周全方位の撮像範囲にビデオカメラ設置位置死角がなくかつ車体固有の死角に災いされない映像が視認できる視認カメラ装着車のビデオカメラ機構の配置図である。図面上に記載された符号にて説明するとビデオカメラ機構1が使用されているカメラ透明保護具は、6A,6B,6C,6D,6F,6G,6H,6I,6K,6L,6M,6N,6O,6P,6Q,6Rである。残りの6Jは撮像画角が水平で102度のビデオカメラ機構2が採用される。
図2はルーフ上2Aを中心に30度間隔に放射状線を引き、それがルーフ周縁部17と交わる位置に12台のビデオカメラ機構を背面左斜方向視認用ビデオカメラ(「背面左斜」)4A、車側左横後方視認用ビデオカメラ(「左横後」)6C、車側左方向視認用ビデオカメラ(「左横」)6E、車側左横前方視認用ビデオカメラ(「左横前」)6G、左車側前方視認用ビデオカメラ(「左前」)6H、正面視認用ビデオカメラ(「正面」)6K、右車側前方視認用ビデオカメラ(「右前」)6M、車側右横前方視認用ビデオカメラ(「右横前」)6N、車側右方向視認用ビデオカメラ(「右横」)6P、車側右横中央後方視認用ビデオカメラ(「右横中後」)6Q、右車側後方視認用ビデオカメラ(「右後」)6S、背面視認用ビデオカメラ(「背面」)6Jの順に設けた視認カメラ装着車の平面図である。
図2にてビデオカメラ機構がルーフ周縁部17に配置されている配置図を見ると、何らの問題も潜在していないように考えるが車周にビデオカメラ設置位置死角による撮像範囲の欠落箇所が存在するので、次のように処置して車周360度の撮像映像を完璧にする。撮像画角が水平51度のビデオカメラ機構1を使用するビデオカメラ機構は、6C,6G,6H,6K,6M,6N,6Qとし、撮像画角が水平102度のビデオカメラ機構2を使用するビデオカメラ機構は、6A,6S,6Jとし、車の横の6Eと6Pには撮像画角が水平102度のビデオカメラ機構2を採用する。
図3はルーフ上2Aを中心に40度間隔に放射状線を引き、それがルーフ周縁部17と交わる位置に9台のビデオカメラ機構を左車側後方視認用ビデオカメラ(「左後」)6B、車側左横後方視認用ビデオカメラ(「左横後」)6C、車側左横前方視認用ビデオカメラ(「左横前」)6G、左車側前方視認用ビデオカメラ(「左前」)6H、正面視認用ビデオカメラ(「正面」)6K、右車側前方視認用ビデオカメラ(「右前」)6M、車側右横前方視認用ビデオカメラ(「右横前」)6N、車側右横後方視認用ビデオカメラ(「右横後」)6R、右車側後方視認用ビデオカメラ(「右後」)6Sの順に設けた視認カメラ装着車の平面図である。この設計に際しては設置位置死角が発生するのでカメラ透明保護具の種類を選択して採用される。
ビデオカメラ機構がルーフ周縁部17に配置されている図3の配置図を見ると、一般に何らの問題も潜在していないように見えるが車周にビデオカメラ設置位置死角による撮像範囲の欠落箇所が相当多く存在するので、次のように処置して車周360度の撮像映像を完璧にする。撮像画角が水平51度のビデオカメラ機構1を使用するビデオカメラ機構は、6H,6K,6Mとし、撮像画角が水平102度のビデオカメラ機構2を使用するビデオカメラ機構は、6G,6Nとし、撮像画角が水平153度のビデオカメラ機構2を使用するビデオカメラ機構は、6B、6C,6R,6Sを選択して採用する。
図4はルーフ上2Aを中心に45度間隔に放射状線を引き、それがルーフ周縁部17と交わる位置に8台のビデオカメラ機構を左車側後方視認用ビデオカメラ(「左後」)4B、車側左方向視認用ビデオカメラ(「左横」)4E、左車側前方視認用ビデオカメラ(「左前」)4H、4K 正面視認用ビデオカメラ(「正面」)4K、右車側前方視認用ビデオカメラ(「右前」)4M、車側右方向視認用ビデオカメラ(「右横」)4P、右車側後方視認用ビデオカメラ(「右後」)4S、背面視認用ビデオカメラ(「背面」)4Jの順に設けた視認カメラ装着車の平面図である。
このビデオカメラ機構の配置図を見ると、ビデオカメラ機構がルーフが小さいことから使用するビデオカメラ機構を、仮に撮像画角が水平51度のビデオカメラ機構1とすれば、図示するように車の左側には車側左方向視認用ビデオカメラ(「左横」)4Eと左車側前方視認用ビデオカメラ(「左前」)4Hの間にビデオカメラ設置位置死角により欠落撮像範囲X1が発生し、また車側左方向視認用ビデオカメラ(「左横」)4Eと左車側後方視認用ビデオカメラ(「左後」)4Bの間に設置位置死角により欠落撮像範囲X2が発生しており、また車の右側には車側右方向視認用ビデオカメラ(「右横」)4Pと右車側前方視認用ビデオカメラ(「右前」)4Mの間に設置位置死角により欠落撮像範囲X1が発生し、車の右側には車側右方向視認用ビデオカメラ(「右横」)4Pと右車側後方視認用ビデオカメラ(「右後」)4Sの間に設置位置死角により欠落撮像範囲X2が発生している。これは普通予期されていない問題であるが安全だと安心していたらこの視認範囲の欠落で思いがけない事故を発生するものである。
本発明では対策として、4Jと4Kはそのまま撮像画角が水平51度のビデオカメラ機構1でも差支えがないが、4Bと4Jは撮像画角が水平102度のビデオカメラ機構2と取替え、また4Eと4Pは撮像画角が水平153度のビデオカメラ機構2を採用して取り替える必要がある。
図5は、運転席198に座った運転者の頭上に相当する位置をルーフ上基点2Bとし、そのルーフ上基点2Bを始点として30度間隔で12本の放射状線2B-7B、2B-7C 、2B-7D 、2B-7E 、2B-7G 、2B-7I 、2B-7K 、2B-7M、2B-7N、2B-7R、2B-7T、2B-7Jを引き、放射状線がルーフ周縁部17と交わる位置にビデオカメラ機構の左車側後方視認用ビデオカメラ(「左後」)7B、車側左横後方視認用ビデオカメラ(「左横後」)7C、車側左横中央後方視認用ビデオカメラ(「左横中後」)7D、車側左方向視認用ビデオカメラ(「左横」)7E、車側左横前方視認用ビデオカメラ(「左横前」)7G、正面左方向視認用ビデオカメラ(「正面左」)7I、正面視認用ビデオカメラ(「正面」)7K、右車側前方視認用ビデオカメラ(「右前」)7M、車側右横前方視認用ビデオカメラ(「右横前」)7N、車側右横後方視認用ビデオカメラ(「右横後」7R、背面斜右方向視認用ビデオカメラ(「背面斜右」)7T、背面視認用ビデオカメラ(「背面」)7J としてビデオカメラ機構を取り付ける。
図5にてビデオカメラ機構がルーフ周縁部17に配置されている配置図を見ると、ルーフ上に配置されたビデオカメラ機構の数が多いので何らの問題も潜在していないかのように思えるが、車周にビデオカメラ設置位置死角による撮像範囲の欠落箇所が存在するので、次のように処置して車周360度の撮像映像を完璧にする。
撮像画角が水平51度のビデオカメラ機構1を使用するビデオカメラ機構は、7C、7G、7I、7K、7M、7Tとし、撮像画角が水平102度のビデオカメラ機構2を使用するビデオカメラ機構は、7B,7D、7N、7R、7Jとし、撮像画角が水平102度のビデオカメラ機構2を使用するビデオカメラ機構は7Eを選択して採用する。
このビデオカメラ機構取付方法は、図1〜図4と同様であるが、ビデオカメラ4を取付けた小型円形のビデオカメラ取付ベース1の底面に形成した撮像方向位置決め溝332(又は撮像方向中央線位置決め溝333)をルーフ周縁部17の放射状線に合致して、溶接又はボルト締めなどで固定してビデオカメラ機構1やビデオカメラ機構2を取付ける方法である。
本発明はルーフ上基点を始点として必要な撮像方向にビデオカメラ機構を配置する方法で論理的で作業を標準化できるという効果が有り、使用に際しては方向感覚に優れた映像が視認できるという利点から、瞬間的な危険に対する処置に優れていることも見逃すことができない優れた点である。
また、ルーフ上に配置したビデオカメラ機構の撮像レンズの倍率を大小自在に調節して、車室内に設置したモニタ9に映る映像を拡大または縮小して、遠近の交通状況や道路状況を高精密な映像で視認できるので、或いは、横並びに隣接して設置したモニタ9群の奏する効果によって交差点などの横断時に発生する出会い頭事故を有効に防止できる特性がある。
図6は運転席198に座った運転者の頭上に相当する位置をルーフ上基点2Bとし、そのルーフ上基点2Bを始点として40度間隔で9本の放射状線2B-7B、2B-7C 、2B-7E 、2B-7I 、2B-7K 、2B-7M、2B-7R、2B-7T、2B-7Jを引き、放射状線がルーフ周縁部17と交わる位置にビデオカメラ機構の左車側後方視認用ビデオカメラ(「左後」)7B、車側左横後方視認用ビデオカメラ(「左横後」)7C、車側左方向視認用ビデオカメラ(「左横」)7E、車側左横前方視認用ビデオカメラ(「左横前」)7G、正面左方向視認用ビデオカメラ(「正面左」)7I、正面視認用ビデオカメラ(「正面」)7K、右車側前方視認用ビデオカメラ(「右前」)7M、車側右横前方視認用ビデオカメラ(「右横前」)7N、車側右横後方視認用ビデオカメラ(「右横後」7R、背面斜右方向視認用ビデオカメラ(「背面斜右」)7T、背面視認用ビデオカメラ(「背面」)7J としてビデオカメラ機構を取り付ける。
図6にてビデオカメラ機構がルーフ周縁部17に配置されている配置図を見ると、これも何らの問題も潜在していないかのように思えるが、車周にビデオカメラ設置位置死角による撮像範囲の欠落箇所が存在するので、次のように処置して車周360度の撮像映像を完璧にする。
撮像画角が水平51度のビデオカメラ機構1を使用するビデオカメラ機構は、7I、7K、7Tとし、撮像画角が水平102度のビデオカメラ機構2を使用するビデオカメラ機構は、7B、7C、7N、7Rとし、撮像画角が水平153度のビデオカメラ機構2を使用するビデオカメラ機構は、7E、7Jを選択して採用する。
図7はルーフ上2Bを中心に8本の放射状線を引き、それがルーフ周縁部17と交わる位置に8台のビデオカメラ機構を左車側後方視認用ビデオカメラ(「左後」)7B、車側左横後方視認用ビデオカメラ(「左横後」)7C、車側左方向視認用ビデオカメラ(「左横」)7E、車側左横前方視認用ビデオカメラ(「左横前」)7G、正面視認用ビデオカメラ(「正面」)7K、車側右横前方視認用ビデオカメラ(「右横前」)7N、車側右方向視認用ビデオカメラ(「右横」)7P、車側右横後方視認用ビデオカメラ(「右横後」)7Rの順に設けた視認カメラ装着車の平面図である。この設計に際しては設置位置死角が発生するのでカメラ透明保護具の種類を選択して採用される。
ビデオカメラ機構がルーフ周縁部17に配置されている図7の配置図を見ると、ビデオカメラ設置位置死角による撮像範囲の欠落箇所が相当多く存在するので、次のように処置して車周360度の撮像映像を完璧にする。撮像画角が水平51度のビデオカメラ機構1を使用するビデオカメラ機構は、7G,7N、7Rとし、撮像画角が水平102度のビデオカメラ機構2を使用するビデオカメラ機構は、7B、7C、7Kとし、撮像画角が水平153度のビデオカメラ機構2を使用するビデオカメラ機構は、7E、7Pを選択して採用する。
ビデオカメラ機構1やビデオカメラ機構2は、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の上面にビデオカメラ4を取り付け,透明保護具ボデー24を覆設した小型円形のビデオカメラ取付ベース1の底面に、ビデオカメラ4の撮像方向の中心線と相対して撮像方向位置決め溝332(または、撮像中央線位置決め溝333)を形成し、ルーフ前縁部13、ルーフ後縁部14、ルーフ左側縁部15、ルーフ右側縁部16などのルーフ周縁部17と、ルーフ上基点2Aやルーフ上基点2Bを始点とする放射状の線が交わる位置に、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の底面のビデオカメラ撮像方向位置決め溝332(または、撮像中央線位置決め溝333)と、放射状の線とを合わせて、小型円形のビデオカメラ取付ベースを位置決めして、ルーフ周縁部17に溶接や取付ボルトで固定し、最後に透明保護具ボデー24を覆設した透明保護具基台66を、小型円形のビデオカメラ取付ベース1に螺合機構にて結合する。
本発明における螺合機構は、透明保護具ボデー24を覆設した透明保護具基台66の内周に透明保護具基台取付けネジ334のメスネジを削成し、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の外周に透明保護具基台取付けネジ334のオスネジ334を削成して、小型円形のビデオカメラ取付ベース1と透明保護具基台66を螺合してカメラ透明保護具が完成される。この螺合機構は、多種多様なカメラ透明保護具を創作するために便利なため、螺合機構で透明保護具ボデー24を覆設したビデオカメラ4をルーフ12の周縁部に容易に設置することができる。
これらの視認カメラ装着車は、ルーフ上基点2Aやルーフ上基点2Bに発する放射状の正確な撮像方向線と、ルーフ前縁部13、ルーフ後縁部14、ルーフ左側縁部15、ルーフ右側縁部16などのルーフ周縁部17と交わる点をビデオカメタ機構の設置位置とし、その設置位置にて、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の底面に形成された撮像方向位置決め溝332や、撮像中央線位置決め溝333と放射状線とを合わせて、ルーフ周縁部17上に小型円形のビデオカメラ取付ベース1を溶接又は螺合して透明保護具ボデー24を覆設したことにより、これまでに予想もされなかった優れた方向感覚と視認性を発揮して交通事故を予防することができる。
ビデオカメラ機構1の1を説明する。図8は、単数カメラ透明保護具の一部切断側面図、図9は、単数カメラ透明保護具の底面図、図10は、単数カメラ透明保護具の一部切断正面図である。
先ず、本発明に使用されるビデオカメラ4の構成は、撮像レンズ(各種倍率ズームレンズ)、光学ローパスフィルタ、赤外線カットフィルタ、CCD、電子回路等を内蔵した円筒型筐体のマイクロカメラヘッド部(以下ビデオカメラと称する。)で撮像画角は水平51度、垂直39度である。
単数カメラ透明保護具は、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の外周に、溶接開先335と、螺合機構として、透明保護具基台取付ネジ334のオスネジを削成し、透明保護具ボデー24を覆設された透明保護具基台66に透明保護具基台取付ネジ334のメスネジを削成してある。また、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の底面の形状は、設計時にルーフ周縁部17に取り付ける位置と、取付方法としてルーフ取付ボルト385による螺合や、開先335における溶接や、また、使用する底面パッキング381や、使用するシール材等を考慮して、平面にするか、曲面にするかを決定するが、図示では平面に形成してある。ルーフ周縁部17の表面に固定される小型円形のビデオカメラ取付ベース1の底面には、表面に取り付けられたビデオカメラ4の撮像方向線に対応する撮像方向位置決め溝332が削成してある。
小型円形のビデオカメラ取付ベース1の表面には、中央にマウントリング328がマウントリング取付ボルト329で締め付けて固定され、そのマウントリング328にビデオカメラ4を収納して、ビデオカメラ4の上部からカバー330を被せ、カバー取付ボルト331でマウントリング328に締め付けて、ビデオカメラ4が固定されている。
最後に螺合機構により、小型円形のビデオカメラ取付ベース1と透明保護具基台66を一体に結合して単数カメラ透明保護具は完成される。なお、透明保護具ボデー24の形状を半球形に図示してあるが、内部のビデオカメラ機構の大きさに応じて、高さの低い異なる形状でもよい。
また、透明保護具ボデー24を、半球形のガラス体にして、外側に半球形ガラス体用窓付きプロテクター388を装着してもよい。また透明保護具ボデー24を、窓付きのプラスチック製とする場合は、直射日光による幻惑を防ぐために庇部を窓の周囲に設けてもよい。
この単数カメラ透明保護具は、運転者と車が一体になったような方向感覚と視認性を正確に具現するために、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の上面に取り付けたビデオカメラ4の撮像方向線と相対して、ビデオカメラ取付ベース1の底面に撮像方向位置決め溝332を削成し、その撮像方向位置決め溝332と、ルーフ上基点2Aやルーフ上基点2Bを中心とする放射状の線を合わせて、ルーフ前縁部13、ルーフ後縁部14、ルーフ左側縁部15、ルーフ右側縁部16などのルーフ周縁部17と交わる点に、ビデオカメラ取付ベース1をルーフ取付ボルト385でルーフ周縁部17に螺設するか、溶接部開先335にて溶着して、単数カメラ透明保護具を装着した視認カメラ装着車が創出できる。
その取付手順を説明すると、先ず、視認カメラ装着車のルーフ12上に設定されたルーフ上基点2Aやルーフ上基点2Bを中心にする放射状線が線引きされ、ルーフ周縁部17に交わる点に単数カメラ透明保護具の固定位置(或いは取付ネジ孔)が設定される。次に、ルーフ周縁部17の単数カメラ透明保護具の設定位置にて、ルーフ12上の放射線と、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の底面に削成されている撮像方向位置決め溝332を一致させて、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の外周下端に削成されてある溶接開先335をルーフ12に溶接したり、或いはルーフ取付ボルト385で螺設した後で、螺合機構として、ビデオカメラ取付ベース1の外周に削成した透明保護具基台取付ネジ334のオスネジ部を、透明保護具基台66の内部に削成した透明保護具基台取付ネジ334のメスネジ部に螺合し、同様作業手順で単数カメラ透明保護具群を、視認カメラ装着車のルーフ周縁部に装着するのである。
この単数カメラ透明保護具の利点は、ルーフ周縁部17上に配置して車周360度の交通状況や道路状況を撮像する場合に、マイクロカメラの撮像画角が水平51度、垂直39度の性能を最大限に発揮して、水平方向や垂直方向の同時撮像による同時画面を映したモニタ9群を、運転者が運転席に座ったままで層別視認ができるので、広範囲の映像中から速やかに危険を発見し易い効果は、品質管理の層別解析の効果と同様に極めて大きい。
次に、ビデオカメラ機構1の2として、1台の電動ミラー駆動装置付きビデオカメラを使用した実施例について図11〜図12を使用して説明する。図示するように小型円形のビデオカメラ取付ベース1の表面には左右に電球98を併設した一台のビデオカメラ4を立設し、それに電動ミラー駆動装置40のミラーボデー42に設けられたミラーボデー取付部69を保持アーム68の上部に取り付け、その保持アーム68を併設して下端部を小型円形のビデオカメラ取付ベース1の表面に取り付ける。小型円形のビデオカメラ取付ベース1の底面には、その電動ミラー駆動装置付きビデオカメラ4の中央撮像方向線に対向する撮像方向位置決め溝332が形成され、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の外周に透明保護具基台取付ネジ334が削成されて、上部に透明保護具ボデー24を覆設された透明保護具基台66の透明保護具基台取付ネジ334のメスネジに螺合して、ビデオカメラ機構1−1は完成される。
ビデオカメラ機構1−2の取付手順は、先ず、視認カメラ装着車のルーフ12上のルーフ上基点2Aまたはルーフ上基点2Bを始点とする放射状線がルーフ周縁部17と交わる点にビデオカメラ機構2の固定位置(或いは取付ネジ孔)が設定される。次に、ルーフ周縁部17のビデオカメラ機構2の設定位置にて、ルーフ12上の放射状線と、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の底面に削成された撮像方向位置決め溝332をルーフ周縁部17の設置位置で一致させて、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の外周下端に削成されてある溶接開先335をルーフ周縁部17に溶接し、或いは予めルーフ周縁部17に加工されてあるボルト孔にルーフ取付ボルト385を挿入したで螺設した後で、透明保護具基台の螺合機構として、ビデオカメラ取付ベース1の外周に削成した透明保護具基台取付ネジ334のオスネジ部を、透明保護具基台66の内部に削成した透明保護具基台取付ネジ334のメスネジ部に螺合してビデオカメラ機構1−2を完成する。
同様作業手順で全ビデオカメラ機構1−2を視認カメラ装着車のルーフ周縁部の取付位置に固定するのである。そして最後に螺合機構により、小型円形のビデオカメラ取付ベース1と透明保護具ボデーを覆設した透明保護具基台66を一体に結合してビデオカメラ機構1―2を設けた視認カメラ装着車が完成される。
このビデオカメラ機構1−2の利点は、視認カメラ装着車のルーフ上に設置するビデオカメラ機構の数を少なくして、かつ車側の直下から上下左右の交通状況や道路状況を詳細に視認する場合に効力を発揮することができる。
ビデオカメラ機構1−3として、図19は、本体傾動装置付きカメラ透明保護具の一部切断側面図、図20は図19の一部切断正面図である。本体傾動装置付きカメラ透明保護具の特色は、図8に示す単数カメラ透明保護具が、ルーフ周縁部に配置して取り付けた後で任意自由に撮像方向を上下に調節することの困難性を解決したものである。
以下、図19と図20について詳細に説明する。図示するように、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の中央孔に取付台盤353を嵌設して台盤取付ボルト354にて固定し、取付台盤353の中央孔にフエザーキー式の台盤固定キー355を介してミラーボデー取付部69の先端部を挿入して、ミラーボデー取付部69の二段軸の先端部の上端面を、取付台盤353の中央孔の上端面に当接して落下を止めて後に、ミラーボデー取付部69の二段軸の先端部の下端面を、座金を介して台盤取付ボルト354で取付台盤353に締め付けて固定し、小型円形のビデオカメラ取付ベース1とビデオカメラ駆動装置ボデー352を一体化する。
小型円形のビデオカメラ取付ベース1の底面には、表面に取り付けるビデオカメラ4の撮像方向を設定して、対面する底面に撮像方向位置決め溝332が削成され、また、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の外周には、溶接開先335と透明保護具基台66がネジ止めされる透明保護具基台取付ネジ334のオスネジが削成される。
ビデオカメラ駆動装置ボデー352の中には、上下進退装置340とダンパー348が装着されている。上下進退装置340は、上下用進退杆55を上下にネジ駆動する上下用ウォームホィール62と、それを回動する上下用駆動モータ60が取り付けられ、上下用駆動モータ60にて正逆に回転する上下用ウォームホィール62の中央メスネジ部を貫通して、上下用進退杆55の中央オスネジ部が噛み合うことにより、上下用進退杆55と軸受部に設けたフエザーキーとの作用により、上下用進退杆55を上下駆動する装置である。
本体傾動装置付きカメラ透明保護具内のビデオカメラ4は、図19に示すように、ビデオカメラ4の後部を、上下進退用マウントリング341と上下進退用カバー342で保持して上下進退用カバー取付ボルト343で締め付けて固定した上下進退用マウントリング341の下端部と、ビデオカメラ駆動装置ボデー352に装着された上下進退装置340の上下用進退杆55の上端部を、リンク347の上下部に回動自在にピン連結する。
また、ビデオカメラ4の中央部を、本体支持用マウントリング344と本体支持用カバー345で保持して本体支持用カバー取付ボルト346で締め付けて固定した本体支持用マウントリング344の下端部を、ビデオカメラ駆動装置ボデー352の中央上部を回転自由にピン連結する。
また、ビデオカメラ4の前部を、ダンパー用マウントリング349とダンパー用カバー350で保持してダンパー用カバー取付ボルト351で締め付けて固定したダンパー用マウントリング349の下端部と、ビデオカメラ駆動装置ボデー352に装着されたダンパー348のピストンロッドの上端部を、リンク347の上下に回動自在にピン連結した構成にして、ビデオカメラ駆動装置ボデー352内に装着された上下進退装置340の上下用進退杆55を上下させることにより、ビデオカメラ4の中央部に固定された本体支持用マウントリング344の下端のピン連結部を中心に、ビデオカメラ4の前端部を上下に傾動して、車周の直下から遠方を自由に視認することができる。
また、ダンパー348は、シリンダーの中にオイルを入れて、その緩衝液内を上下可能とする小孔付きのピストンとピストンロッドが装着されたもので、ピストンロッドの上端部は、ダンパー用マウントリング349の下端部とピンで連結されている。ビデオカメラ4は、先部をダンパー用マウントリング349内に収め、上部からダンパー用カバー350を被せてダンパー用カバー取付ボルト351で固定し、そしてダンパー用マウントリング349の下端部と、ダンパー348のピストンロッドの上端部をリンク347でピン連結する。
またビデオカメラ4の中央部は、本体支持用カバー345と、本体支持用マウントリング344にて保持して本体支持用カバー取付ボルト346で固定し、そして本体支持用マウントリング344とビデオカメラ駆動装置ボデー352の中央部をピン連結することにより、上下進退装置340によるビデオカメラ駆動装置ボデー352の中央部を支点として、ビデオカメラ4の先端部を上下に傾動して使用するが、ダンパー348の緩衝作用でビデオカメラ4の上下振動が減衰されて撮像性能の低下が防止される。
小型円形のビデオカメラ取付ベース1の底面には撮像方向位置決め溝332が削成され、ルーフ上基点2Aまたはルーフ上基点2Bを中心とする放射状の線に、円形のビデオカメラ取付ベース1の底面の撮像方向位置決め溝332を合わせて、ルーフ前縁部13、ルーフ後縁部14、ルーフ左側縁部15、ルーフ右側縁部16などのルーフ周縁部17と交わる位置に、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の溶接部開先335をルーフ周縁部17に溶接して取り付ける。
次に、ビデオカメラ4を風雨や異物の飛来から防止して撮像機能を維持して発揮できるようにするために固定された小型円形のビデオカメラ取付ベース1の上部から、透明保護具ボデー24を覆設した透明保護具基台66を被せて、小型円形のビデオカメラ取付ベース1にネジ止めして、ビデオカメラ4に透明保護具を覆設した本体傾動装置付きカメラ透明保護具が創作される。
ビデオカメラ機構6の小型円形のビデオカメラ取付ベース1をルーフ周縁部17に取り付ける方法は、ボルト締めによる方法や、接着剤による固着方法でもよい。ボルト締めによる場合、底面用パッキングを使用してその材質をゴム質等の緩衝材にして車体の上下振動を減衰させるようにしてもよい。このビデオカメラ取付ベース1と透明保護具基台66のネジ止め方式は、ビデオカメラ4などの内装機器のメンテナンスに極めて便利である。
以上説明したビデオカメラ機構1−3の本体傾動装置付きカメラ透明保護具を装備した視認カメラ装着車は、ルーフ12上のルーフ前縁部13、ルーフ後縁部14、ルーフ左側縁部15、ルーフ右側縁部16などのルーフ周縁部17に、ルーフ上基点2Aやルーフ上基点2Bを中心とする放射状線の延長である撮像方向線が設定されて固定された本体傾動装置付きカメラ透明保護具が、内装されたビデオカメラ4の上下方向の傾動機能の効果により、車周の直下から遠方の状況を詳細に写した撮像信号を、車室内モニタ9に伝送された映像を、運転者が層別視認して交通事故を防止することができる。
また、本体傾動装置付きカメラ透明保護具による安全操縦の便宜性を向上するために、前輪や後輪の接地点の上方に相当するフロントボンネット282やトランクリッド283の表面に、前方照星燈363や後方照星燈264を取付けて、ルーフ前縁部13やルーフ後縁部14に配置された本体傾動装置付きカメラ透明保護具内のビデオカメラ4の撮像方向を任意自由に上下に傾動できるので、その前方照星燈363や後方照星燈364を補助にして、車体に直近の範囲や遠方の範囲の交通状況や道路状況のモニタ画面を容易に視認できるので、前輪や後輪の踏み通る路面の付近も広範囲に視認できる。
この本体傾動装置付きカメラ透明保護具の優れた点は、内装するビデオカメラ4の画角が水平51度、垂直39度という機能全体を上下方向に傾動して、車体に直近の範囲や遠方の範囲までの映像を任意自由に視認できる機能を活用できることである。
車の前縁部13や後縁部14に設置して前輪や後輪の前方付近の路面上を広く視認することにより交通事故を防止することができる。この新しい機能開発により、従来の自動車が走行中に車輪が通る路面に障害物が存在した場合に、それに乗り上げて急激な衝撃を車体に与えて物損事故を起こすことや、従来ヒヤリハットが極めて多い中央線逸脱による対向車との正面衝突や、路外逸脱によって前輪や後輪を側溝に落としたり、村落の巾の狭い道路や山間部の道路を走行中に前輪や後輪を路肩から落として、自動車を崖下や谷底に落下して発生する物損事故や人身事故等を予防することができる。
次のビデオカメラ機構1−4として、図29は上部にビデオカメラを取付けて円筒状透明保護具を覆設したビデオカメラ保持体の一部切断側面図に示すように高所から俯瞰して撮像した映像が視認できるので、ルーフ周縁部17の前縁部13や後縁部14の中央に設置すると、フロントボンネット282やトランクリッド283の直前の状況を容易に撮像して明確な映像を車室内のモニタ9で視認できるので、従来しばしば発生するフロントボンネット282の前方や、トランクリッド283の後方に接近した子供を轢いてしまう悲惨な事故を、車高の高低にかかわらず予防することができる。
ビデオカメラ機構1−4は、図29に示すように撮像レンズ286(各種倍率ズームレンズ)、光学ローパスフィルタ287、赤外線カットフィルタ288、CCD289、電子回路290等を内蔵した円筒形のビデオカメラ4(外観が円筒型筐体。)をビデオカメラ保持体293の上部に撮像レンズ側を外向に横置きして構成されビデオカメラ機構1−4に取付けたビデオカメラ4のシステムコード7を、ビデオカメラ保持体293内からカメラコントロールユニット(外観が箱型の容器にCCD駆動回路、同期発生、電源回路、プリアンプ、色信号分離、信号処理回路、輝度信号処理、カラーエンコーダ、出力回路等を内蔵。)(図示せず)を経由して、車室内に設けたモニタ機構に接続して伝送されてきた映像を運転者が視認して安全運転をすることができる。
ビデオカメラ機構1−5は、図30に示すようにビデオカメラ保持体293の上部に円筒状透明保護具ボデー292を覆設したビデオカメラ4を取り付け、下部にモータ90にて回動されるウォーム151、減速歯車群91にて減速されたウォームと噛み合うウォームホィール89の回動を摩擦にて抑止するために、回転体84の回転体基盤85の回転体ボス92を貫挿する枢支軸88の上部に、サポートワッシヤー148の上方移動を阻止するUプレート149がキー止めされ、サポートワッシヤー148の下に、圧縮スプリング147の作用にて、下方に押されるクラッチプレート146、クラッチガイド145にて、ウォームホィール89の下側面は、回転体84の底面に形成される回転体基盤85の上面に押され、上方で固定されているクラッチガイド145とに挟まれた摩擦で静止を保つようにしてある。
そして枢支軸88の下端の枢支軸基盤87は、予め取付ベース88の裏面からボルト締めして取り付けた後で、枢支軸88を立設した状態で、取付ベース86を所定の位置に取り付けて、回転体基盤85から被せて、Uプレート149にてキー止めして回転体84を取り付け、次に、ビデオカメラ保持体293の下部を、回転体84の外周に被せて取り付けを完了する。このビデオカメラ保持体293の上部に円筒状透明保護具ボデー292を覆設したビデオカメラ機構11の電動回動式ビデオカメラ保持体付きカメラ保護具は、摩擦駆動方式であるため人や荷物が衝突した場合に、透明保護具ボデー292が衝撃力を逸らして回転するので、人や荷物の損傷ばかりか視認装置自体の損傷を防止することができる。
次のビデオカメラ機構2−1は、撮像画角が水平102度以上のビデオカメラ機構2である2台の電動ミラー駆動装置付きビデオカメラをV型に配置して使用した実施例である。
ビデオカメラ機構2−1は、図13〜図14に示すように2台の電動ミラー駆動装置付きビデオカメラを、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の表面に略51度に開いてV型に設置し、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の底面に、V型に設置された電動ミラー駆動装置付きビデオカメラの中央線に対向する位置に撮像方向中央線位置決め溝333を削成し、かつ小型円形のビデオカメラ取付ベース1の外周と透明保護具ボデー24を覆設した透明保護具基台66の内周に透明保護具取付ネジを削成して両者を螺合したものである。
ビデオカメラ機構2−1を視認カメラ装着車のルーフ周縁部17に取付ける方法は、先ず、視認カメラ装着車のルーフ12上のルーフ上基点2Aやルーフ上基点2Bを始点とする放射状線がルーフ周縁部17と交わる位置にビデオカメラ機構2−1の固定位置(或いは取付ネジ孔)が設定される。次に、ルーフ周縁部17のビデオカメラ機構2−1の設定位置にて、ルーフ12上の放射状線と、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の底面に削成された撮像方向中央線位置決め溝333を、ルーフ周縁部の交差点で一致させて、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の外周下端に削成されてある溶接開先335をルーフ周縁部17に溶接し、或いは予めルーフ周縁部17に加工されてあるボルトネジ孔にルーフ取付ボルト385で螺合して固定した後で、ビデオカメラ取付ベース1の外周に削成した透明保護具基台取付ネジ334のオスネジ部を、透明保護具基台66の内部に削成した透明保護具基台取付ネジ334のメスネジ部に螺合してビデオカメラ機構2−1を完成する。
本発明のビデオカメラ機構2−1の利点は、二台の電動ミラー傾動装置付きビデオカメラの合計画角水平102度、垂直39度の撮像画面を電動ミラーで上下左右各30度傾動することによって広範囲の視認が可能である。
また、小型円形のビデオカメラ取付ベースの表面から電動ミラー面が高く設定されることから、車側の直近から遠方を撮像する撮像光線を妨げるなにらの死角も存在しないので正確な映像が視認できる。
次にビデオカメラ機構2−2については、図15は二台のビデオカメラを使用した撮像画角が水平102度以上のビデオカメラ機構2である複数カメラ透明保護具の一部切断平面図、図16は図15の一部切断側面図である。
ビデオカメラ機構2−2は、ルーフ上基点2A又はルーフ上基点2Bを中心とするルーフ上の放射状線が、ルーフ前縁部13、ルーフ後縁部14、ルーフ左側縁部15、ルーフ右側縁部16などのルーフ周縁部17と交わる位置に、透明保護具ボデー24を覆設して表面にV型に複数のビデオカメラ4を、マウントリング328、マウントリング取付ボルト329、カバー330、カバー取付ボルト331で取り付けた小型円形のビデオカメラ取付ベース1の底面の撮像方向中央線位置決め溝333を、ルーフ上の放射状線に合わせてルーフ周縁部17に固定した複数カメラ透明保護具によって、自動車運転のための基本条件である車周全域に亘る視界・視認性を、車に直近の範囲から遠方の範囲に亘って100%確保することができるので、ルーフ周縁部17に設置するビデオカメラ4の数を少なくする時には極めて便利である。
従って、図15〜図16に示すように、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の表面に2台のマウントリング328の中心線を挟角51度のV型に配置して、マウントリング取付ボルト329で螺設し、各マウントリング328の中に右側担当ビデオカメラ19Wと左側担当ビデオカメラ20Wを収納し、その上方から各カバー330を被せてマウントリング328とカバー取付ボルト331で螺設して、右側担当ビデオカメラ19Wと左側担当ビデオカメラ20Wを小型円形のビデオカメラ取付ベース1の表面にV型状に確実に固定することにより、複合画角が水平で102度、垂直で39度の撮像範囲が可能な広角映像を得ることができる。
ビデオカメラ機構2−2の利点は、一台のビデオカメラ機構2−2の撮像画角が水平で102度と大きいので、視認カメラ装着車のルーフ上にビデオカメラ4の設置場所が、菱形や四方形の4箇所や或いは梯形の5箇所の場合に、ビデオカメラ機構2−2を代わりに使用すると、更に広範囲の視認情報を得ることができる。このように、ビデオカメラ機構2−2の複数カメラ透明保護具は、ビデオカメラの水平画角を拡大できる効果と、ルーフ周縁部17のビデオカメラ4群にて撮った車周全方位のモニタ映像が層別視認できることから、危険の発見を層別観察で正確かつ敏速にできるので極めて効果的である。
本発明のように、運転席198に座った運転者が、車周360度の交通状況や道路状況を、車体上に設置したビデオカメラ4群で同時に撮像した映像信号を伝送して映される眼前のモニタ9の映像(これまで死角の存在で視認不能であった最高に正確な映像。)を、モニタ9に至近な運転席に座ったままで視認して走行することができるという利点を有する本発明の視認カメラ装着車は、更に、モニタ視認運転の長所として、従来の自動車の目視運転に対比して、運転者の目の疲労防止と視認性向上の面で優れている。
ビデオカメラ機構2−3については、図17は三台のビデオカメラを使用した撮像画角が水平153度のビデオカメラ機構2である複数カメラ透明保護具の一部切断平面図、図18は図17の一部切断側面図である。
ビデオカメラ機構2−3は、ルーフ上基点2A又はルーフ上基点2Bを中心とするルーフ12上の放射状線が、ルーフ前縁部13、ルーフ後縁部14、ルーフ左側縁部15、ルーフ右側縁部16などのルーフ周縁部17と交わる位置に、透明保護具ボデー24を覆設して表面にW型に3台のビデオカメラ4を、マウントリング328、マウントリング取付ボルト329、カバー330、カバー取付ボルト331で取り付けた小型円形のビデオカメラ取付ベース1の底面の撮像方向中央線位置決め溝333を、ルーフ上の放射状線に合わせてルーフ周縁部17に固定した複数カメラ透明保護具によって、自動車運転のための基本条件である車周全域に亘る視界・視認性を、車に直近の範囲から遠方の範囲に亘って100%確保することができるので、ルーフ周縁部17に設置するビデオカメラ4の数を少なくする時には極めて便利である。
従って、図17〜図18に示すように、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の表面に3台のマウントリング328を左右挟角51度のW型に配置して、中央担当ビデオカメラ21Wの中心線から左右挟角51度の線を右側担当ビデオカメラ19Wと左側担当ビデオカメラ20Wの撮像方向線として、各マウントリング取付ボルト329で小型円形のビデオカメラ取付ベース1の表面に螺設し、各マウントリング328の中に右側担当ビデオカメラ19Wと中央担当ビデオカメラ21Wと左側担当ビデオカメラ20Wを収納し、その上方から各カバー330を被せて各マウントリング328にカバー取付ボルト331で螺設して、右側担当ビデオカメラ19Wと中央担当ビデオカメラ21Wと左側担当ビデオカメラ20Wを小型円形のビデオカメラ取付ベース1の表面にW型状に確実に固定することにより、複合画角が水平で153度、垂直で39度の撮像範囲が可能で、従来の広角レンズでも及ばない層別視認に優れた広角映像を得ることができる。
ビデオカメラ機構2−3の利点は、一台のビデオカメラ機構5の撮像画角が水平で153度と大きいので、視認カメラ装着車のルーフ上にビデオカメラ4の設置場所が、菱形や四方形の4箇所や或いは梯形の5箇所の場合に、ビデオカメラ機構5を代わりに使用すると、更に広範囲の視認情報を得ることができる。このように、ビデオカメラ機構5の複数カメラ透明保護具は、ビデオカメラの水平画角を拡大できる効果と、ルーフ周縁部のビデオカメラ4群にて撮った車周全方位のモニタ映像が層別視認できることから、危険の発見を層別観察で正確かつ敏速にできるので極めて効果的である。
なお、ルーフ周縁部17にビデオカメラ機構5を設置する場合は、垂直画角39度の撮像光線の下限がルーフ面によって阻害されること防止するために、ビデオカメラ機構5の設置場所をルーフ周縁部17の角部に設置することが好ましい。例えば視認カメラ装着車のルーフ上にビデオカメラ4の設置場所が、四方形の4箇所や梯形の5箇所の場合は、ルーフ周縁部17の前縁部13と後縁部14の両端部にするのがよい。
次はビデオカメラ機構2−4として、図21はビデオカメラ取付用門形台382付き複数カメラ透明保護具の一部切断正面図、図22はビデオカメラ取付用門形台382付き複数カメラ透明保護具の一部切断側面図である。
ビデオカメラを車体に設置する方法としては、ルーフ12のルーフ周縁部17が一般に曲面のため、単にルーフ12上に取り付けるだけでは、ビデオカメラ4の垂直画角39度の下方向撮像光線がルーフ面に遮られて死角になって車側の至近な道路状況や交通状況が十分に視認できないという欠点がある。その対策として小型円形のビデオカメラ取付ベース1の底面を、ルーフ前縁部13、ルーフ後縁部14、ルーフ左側縁部15、ルーフ右側縁部16等のルーフ周縁部の曲面に密着するように形成して、小型円形のビデオカメラ取付ベースの表面にビデオカメラ5Aを取り付けると共に、複合的に画角を上方に広げてビデオカメラ取付用門形台382上にビデオカメラ5Bを取り付けたものである。
ビデオカメラ5Aとビデオカメラ5Bの取付方法は、図21や図22で示すように、ルーフ周縁部に固定される小型円形のビデオカメラ取付ベース1の底面には、撮像方向位置決め溝332か、またはルーフ取付ボルト385(図示しない。)で撮像方向が設定された一段水平ビデオカメラ5Aがマウントリング328、マウントリング取付ボルト329、カバー330、カバー取付ボルト331にて取り付け、その上部にはビデオカメラ取付用門形台382がビデオカメラ取付台ボルト386にて小型円形のビデオカメラ取付ベース1に固定され、その上面に二段水平ビデオカメラ5Bがマウントリング328、マウントリング取付ボルト329、カバー330、カバー取付ボルト331にて取り付けてある。
図示するように、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の底面は設計時にルーフ12の表面の取り付ける位置の状態に合わせて形成することが必要である。ビデオカメラ機構7はルーフ周縁部17の表面形状に合わせた曲面に形成し、そのビデオカメラ取付ベース底曲面部380に撮像方向位置決め溝332を削成し、下角部に溶接部会開先335を削成し、かつ、外周に透明保護具取付ネジ334を削成し、透明保護具基台66の内面にそのメスネジ334を削成した螺合機構により保全管理が配慮されている。透明保護具基台66の底面には、ルーフ面との気密や結合や振動防止のため底面用パッキング381が取り付けてあるが、ルーフ周縁部17に固定された小型円形のビデオカメラ取付ベース1を透明保護具取付ネジ334にて螺合する透明保護具基台66が、ルーフ周縁部17の表面に対する押面取付け後は弾性を必要としないのでネオプレレン系シール材か、若干の弾性に配慮してチオコール系シール材を使用してもよい。
ビデオカメラ機構7の同一方向を視認する一段水平ビデオカメラ5Aと二段水平ビデオカメラ5Bは、視点を変えて目標の安全か不安全かを視認できるため交通事故防止効果に優れている。また、このような複数のビデオカメラを同一方向に向けて撮像する視認カメラ装着車では、ズームレンズの倍率を大小調節して使用するが、一段水平ビデオカメラ5Aの撮像レンズに短焦点レンズ(広角レンズ)を使用し、二段水平ビデオカメラ5Bの撮像レンズは長焦点レンズ(狭角レンズ)を使用してもよい。
ビデオカメラ機構2−5として、図23は、ビデオカメラ取付用L形台383付き複数カメラ透明保護具の一部切断側面図、図24は、図23のAーB-C-D視図で、ビデオカメラ取付用L形台383付き複数カメラ透明保護具の一部切断平面図である。
使用するビデオカメラの画角が、水平51度、垂直39度の場合に上下方向の幅が小さい欠点を解決するために、二台のビデオカメラを組み合わせて、車周全方位の視界の垂直幅を大きくすることは安全運転に便利である。
この発明は、図示するように、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の上面に、ビデオカメラ取付用L形台383をL形台取付ボルト392にて固定し、ビデオカメラ取付用L形台383の垂直な側面に斜め下方視認用ビデオカメラ5Cの撮像方向を水平面を基準に19度下方向に向けて、マウントリング328、マウントリング取付ボルト329、カバー330、カバー取付ボルト331にて取り付け、その上方に撮像方向を水平面を基準に19度上方向に向けた斜め上方視認用ビデオカメラ5Dを、マウントリング328、マウントリング取付ボルト329、カバー330、カバー取付ボルト331にて取り付けて、複合垂直画角を78度に設定してある。
この方式は、ルーフ上に設置するビデオカメラ4の設置位置数が多くて隣接するビデオカメラ4を下向きと上向きに交互に撮像方向が変更できる視認カメラ装着車に比して、ルーフ上にビデオカメラ4を設置する数の少ない場合に好適である。
小型円形のビデオカメラ取付ベース1の底面は、設計時にルーフ12上面の取り付け位置とするルーフ周縁部の表面形状に合わせた曲面に形成し、そのビデオカメラ取付ベース底曲面部380に撮像方向位置決め溝332を削成し、外下角部に溶接部開先335を削成し、かつ、螺合機構として、外周にオスネジ334を削成し、透明保護具基台66の内面にメスネジ334を削成する。
ビデオカメラ機構2−5の組立作業に際しては、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の底面の撮像方向位置決め溝332を、ルーフ上基点2を中心とする放射状線に合致して、ルーフ取付ボルト385(図示しない。)で締めるか、溶接部会開先335をルーフ12に溶接して、正確な撮像方向を位置決めして固定し、次に小型円形のビデオカメラ取付ベース1に、透明保護具基台66を螺合する。
なお、透明保護具基台66の底面には、ルーフ面との気密のため底面パッキング381が取り付けてあるが、押面取付けのため取付け後は弾性を必要としないのでネオプレレン系シール材か、若干の弾性に配慮してチオコール系シール材を使用してもよい。この車周視認範囲の幅を上下大きくする技術的手段は、目標とする方向が安全か不安全かを広く視認できて安全運転に便利なことから交通事故防止に優れている。
ビデオカメラ機構2−6として、図25は水平面と傾斜面のビデオカメラ取付用乗設台付き複数カメラ透明保護具の一部切断平面図、図26はその一部切断側面図、図27は単数ビデオカメラを取り付けた水平面のビデオカメラ取付用門形台の一部切断正面図、図28は単数ビデオカメラを取り付けた傾斜面のビデオカメラ取付用傾斜台の一部切断背面図である。
図示するようにビデオカメラ機構9は、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の表面に、斜め下方向視認用ビデオカメラ5Fを取付けたビデオカメラ取付用傾斜台384と、それを左右に各挟角51度で左方向視認用ビデオカメラ5Eと、右方向視認用ビデオカメラ5Gが、斜め左方向と斜め右方向を向いて取付けられる。
このビデオカメラ機構2−6の撮像方向中央線位置決め溝333は、ルーフ上に設置される3台のビデオカメラによって構成される視認範囲網から決定され図示では、中央の下方向視認用ビデオカメラ5Fの撮像方向線に対応して、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の底面に削成される。通常、複数台のビデオカメラの場合は、撮像範囲の中心となるビデオカメラの撮像方向線を先ず決定して、それを基準にして小型円形のビデオカメラ取付ベース1の底面に対面する溝が削成される。
ビデオカメラ機構2−6における図25では三台のビデオカメラの撮像方向線の基準を、中央の斜め下方向視認用ビデオカメラ5Fの左右に、左方向視認用ビデオカメラ5Eと、右方向視認用ビデオカメラ5Gが配置されるが、各ビデオカメラの垂直画角が39度による下方向の撮像光線がルーフ周縁部や小型円形のビデオカメラ取付ベース1の表面にて遮られる所謂ビデオカメラの死角による弊害を防止するために、ビデオカメラ取付用門形台382が使用される。
図示では斜め下方向視認用ビデオカメラ5Fの撮像方向線を中央線として、それから左方向角度で51度を中心線とした左方向視認用ビデオカメラ5Eを上面に取付けたビデオカメラ取付用門形台382を門形台取付ボルト386で、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の表面に取付けてある。また斜め下方向視認用ビデオカメラ5Fの中央線から右方向角度で51度を中心線とした右方向視認用ビデオカメラ5Gを取付けたビデオカメラ取付用門形台382が、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の表面に門形台取付ボルト386で取り付けられる。
図25、図26、図27に示すように、下方向視認用ビデオカメラ5Fはビデオカメラ取付用傾斜台の上に、また左方向視認用ビデオカメラ5Eや右方向視認用ビデオカメラ5Gはいずれもビデオカメラ取付用門形台382の上に、それぞれ、マウントリング328、マウントリング取付ボルト329、カバー330、カバー取付ボルト331にて取り付けられる。
小型円形のビデオカメラ取付ベース1の底面形状は、取付位置と取付方法によって設計時に決定されるが、この場合はルーフ周縁部に取り付けるとして曲面が採用される。そのビデオカメラ取付ベース底曲面部380に撮像方向位置決め溝332を削成し、内角部に溶接部開先335を削成するが、或いはルーフ取付ボルト385にてルーフ周縁部に取り付けられるようにボルト孔を削成してある。また、ビデオカメラ機構9の保守のため、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の外周に透明保護具基台66を透明保護具取付ネジ334にて螺合するオスネジを削成する。
このビデオカメラ機構2−6の組立作業に際しては、小型円形のビデオカメラ取付ベース1の底面の撮像方向位置決め溝332を、ルーフ上基点2を中心とする放射状腺に合わせて、ルーフ取付ボルト385で締めるか、溶接部開先335をルーフ12に溶接して、正確な撮像方向を位置決めして固定し、次に、ルーフ12に固定された小型円形のビデオカメラ取付ベース1に、透明保護具基台66を螺合する。透明保護具基台66に覆設される透明保護具ボデー24は、図面では簡略に示されるが、左方向視認用ビデオカメラ5Eと、斜め下方向視認用ビデオカメラ5Fと、右方向視認用ビデオカメラ5Gの撮像レンズからの撮像光線が支障なく通過するような矩形状の空間を形成して窓389にした半球形ガラス体用プロテクター388にて、外力による破損から防御されている。
なお、ビデオカメラ機構2−6の透明保護具基台66の底面には、ルーフ面との気密のため底面パッキング381が取り付けてあるが、透明保護具基台66が小型円形のビデオカメラ取付ベース1の外周に対するネジ込み作用にて、透明保護具基台66底面で、間隙材をルーフ面に押し付けた後は、間隙材には弾性を必要としないので、ネオプレレン系シール材か、若干の弾性に配慮してチオコール系シール材を使用してもよい。この発明は、中央に配置されるビデオカメラを車周に直近の視認範囲を重点的に視認できるようにして、左右のビデオカメラは、撮像の重点を水平方向の撮像方向にして、車周を広く俯瞰して視認できるように工夫されている。
ビデオカメラ機構2−6の利点は、従来の自動車には、垂直画角の39度の下方撮像光線をルーフ面に遮られるという問題と、複数のビデオカメラ4で同時撮像した映像を複数のモニタ9で同時に一望できないという視認性の問題と、ルーフ面によって撮像光線が邪魔される所謂ルーフ上の垂直死角にて車側の至近範囲から遠方を視認できないという問題があった。ビデオカメラ機構2−6はこれらの問題の解決を課題として解決したもので、車側の直近からその車周全般を、死角の影響のない門形台や、上面を傾斜面に形成された傾斜台などのビデオカメラ乗設台を工夫して、ビデオカメラの垂直死角を無くして安全確認を容易にすることである。
ルーフ中心を基準にしてルーフ周縁部に18台のビデオカメラ機構を設けた視認カメラ装着車の平面図。 ルーフ中心を基準にしてルーフ周縁部に12台のビデオカメラ機構を設けた視認カメラ装着車の平面図。 ルーフ中心を基準にしてルーフ周縁部に9台のビデオカメラ機構を設けた視認カメラ装着車の平面図。 ルーフ中心を基準にしてルーフ周縁部に8台のビデオカメラ機構を設けた視認カメラ装着車の平面図。 運転者の頭上を基準にしてルーフ周縁部に12台のビデオカメラ機構を設けた視認カメラ装着車の平面図。 運転者の頭上を基準にしてルーフ周縁部に9台のビデオカメラ機構を設けた視認カメラ装着車の平面図。 運転者の頭上を基準にしてルーフ周縁部に8台のビデオカメラ機構を設けた視認カメラ装着車の平面図。 単数カメラ透明保護具の一部切断側面図である。 図8の底面図である。 単数カメラ透明保護具の一部切断正面図である。 単数電動ミラー駆動装置併設カメラ透明保護具の一部切断側面図である。 図11の底面図である。 複数電動ミラー駆動装置併設カメラ透明保護具の一部切断側面図である。 図13の平面図である。 二台のビデオカメラを使用した複数カメラ透明保護具の一部切断平面図である。 図15の一部切断側面図である。 三台のビデオカメラを使用した複数カメラ透明保護具の一部切断平面図である。 図17の一部切断側面図である。 本体傾動装置付きカメラ透明保護具の一部切断側面図である。 図19の一部切断正面図である。 ビデオカメラ取付用門形台付き複数カメラ透明保護具の一部切断正面図である。 ビデオカメラ取付用門形台付き複数カメラ透明保護具の一部切断側面図である。 ビデオカメラ取付用L形台付き複数カメラ透明保護具の一部切断側面図である。 ビデオカメラ取付用L形台付き複数カメラ透明保護具の一部切断平面図である。 水平面と傾斜面のビデオカメラ取付用乗設台付き複数カメラ透明保護具の一部切断平面図である。 水平面と傾斜面のビデオカメラ取付用乗設台付き複数カメラ透明保護具の一部切断側面図である。 単数ビデオカメラを取り付けた水平面のビデオカメラ取付用門形台の一部切断正面図である。 単数ビデオカメラを取り付けた傾斜面のビデオカメラ取付用傾斜台の一部切断背面図である。 上部にビデオカメラを取付けて円筒状透明保護具を覆設したビデオカメラ保持体の一部切断側面図である。 上部に取付けたビデオカメラを円筒状透明保護具で覆設して、下部に電動回動装置を設けたビデオカメラ保持体の一部切断側面図である。
符号の説明
4B 左車側後方視認用ビデオカメラ(「左後」)
4E 車側左方向視認用ビデオカメラ(「左横」)
4H 左車側前方視認用ビデオカメラ(「左前」)
4J 背面視認用ビデオカメラ(「背面」)
4K 正面視認用ビデオカメラ(「正面」)
4M 右車側前方視認用ビデオカメラ(「右前」)
4P 車側右方向視認用ビデオカメラ(「右横」)
4S 右車側後方視認用ビデオカメラ(「右後」)
5A 一段水平ビデオカメラ
5B 二段水平ビデオカメラ
5C ルーフL形台用斜め下方視認用ビデオカメラ
5D 斜上方視認ビデオカメラ
5E 左方向視認用ビデオカメラ
5F ルーフ傾斜台用斜め下方向視認用ビデオカメラ
5G 右方向視認用ビデオカメラ
6A 背面左斜方向視認用ビデオカメラ(「背面左斜」)
6B 左車側後方視認用ビデオカメラ(「左後」)
6C 車側左横後方視認用ビデオカメラ(「左横後」)
6D 車側左横中央後方視認用ビデオカメラ(「左横中後」)
6E 車側左方向視認用ビデオカメラ(「左横」)
6F 車側左横中央前方視認用ビデオカメラ(「左横中前」)
6G 車側左横前方視認用ビデオカメラ(「左横前」)
6H 左車側前方視認用ビデオカメラ(「左前」)
6I 正面左方向視認用ビデオカメラ(「正面左」)
6J 背面視認用ビデオカメラ(「背面」)
6K 正面視認用ビデオカメラ(「正面」)
6L 正面右方向視認用ビデオカメラ(「正面右」)
6M 右車側前方視認用ビデオカメラ(「右前」)
6N 車側右横前方視認用ビデオカメラ(「右横前」)
6O 車側右横中央前方視認用ビデオカメラ(「右横中前」)
6P 車側右方向視認用ビデオカメラ(「右横」)
6Q 車側右横中央後方視認用ビデオカメラ(「右横中後」)
6R 車側右横後方視認用ビデオカメラ(「右横後」)
6S 右車側後方視認用ビデオカメラ(「右後」)
6T 背面斜右方向視認用ビデオカメラ(「背面斜右」)
7A 背面左斜方向視認用ビデオカメラ(「背面左斜」)
7B 左車側後方視認用ビデオカメラ(「左後」)
7C 車側左横後方視認用ビデオカメラ(「左横後」)
7D 車側左横中央後方視認用ビデオカメラ(「左横中後」)
7E 車側左方向視認用ビデオカメラ(「左横」)
7F 車側左横中央前方視認用ビデオカメラ(「左横中前」)
7G 車側左横前方視認用ビデオカメラ(「左横前」)
7H 左車側前方視認用ビデオカメラ(「左前」)
7I 正面左方向視認用ビデオカメラ(「正面左」)
7J 背面視認用ビデオカメラ(「背面」)
7K 正面視認用ビデオカメラ(「正面」)
7L 正面右方向視認用ビデオカメラ(「正面右」)
7M 右車側前方視認用ビデオカメラ(「右前」)
7N 車側右横前方視認用ビデオカメラ(「右横前」)
7O 車側右横中央前方視認用ビデオカメラ(「右横中前」)
7P 車側右方向視認用ビデオカメラ(「右横」)
7Q 車側右横中央後方視認用ビデオカメラ(「右横中後」)
7R 車側右横後方視認用ビデオカメラ(「右横後」)
7S 右車側後方視認用ビデオカメラ(「右後」)
7T 背面斜右方向視認用ビデオカメラ(「背面斜右」)
19W 右側担当ビデオカメラ
20W 左側担当ビデオカメラ
21W 中央担当ビデオカメラ
1 小型円形ビデオカメラ取付ベース
2A ルーフの中心に設定したルーフ上基点
2B 運転者の頭上に設定したルーフ上基点
3 ビデオカメラ取付溝
4 ビデオカメラ
5 ガラス窓
7 システムケーブル
8 モニタボデー
9 モニタ
10 フロントウィンド
11 車室内前方上部
12 ルーフ
13 ルーフ前縁部
14 ルーフ後縁部
15 ルーフ左側縁部
16 ルーフ右側縁部
17 透明保護具ボデー
18 取付ベース
40 電動ミラー駆動装置
42 ミラーボデー
45 主球継手
55 上下用進退杆
56 左右用進退杆
64 ミラー
66 透明保護具基台
68 保持アーム
69 ミラーボデー取付部
286 撮像レンズ
287 光学ローバスフィルタ
289 赤外線カットフィルタ
290 電子回路
291 テーパー式取付ナット
292 円筒状透明保護具
293 ビデオカメラ保持体
294 ケーブル用孔
328 マウントリング
329 マウントリング取付ボルト
330 カバー
331 カバー取付ボルト
332 撮像方向位置決め溝
333 撮像方向中央線位置決め溝
334 透明保護具基台取付ネジ
335 溶接部開先
336 システムケーブル取出し孔
337 庇部
338 右側ビデオカメラ撮像方向線
339 左側ビデオカメラ撮像方向線
340 上下進退装置
341 上下進退用マウントリング
342 上下進退用カバー
343 上下進退用カバー取付ボルト
344 本体支持用マウントリング
345 本体支持用カバー
346 本体支持用カバー取付ボルト
347 リンク
348 ダンパー
349 ダンパー用マウントリング
350 ダンパー用カバー
351 ダンパー用カバー取付ボルト
352 ビデオカメラ駆動装置ボデー
353 取付台盤
354 台盤取付ボルト
355 台盤固定キー
356 本体支持リンク
357 電動回動式複数カメラ取付プレート付き透明保護具を装着した視認カメラ装着車
369 運転席ヘッドレスト
370 第二モータ
371 第二取付ベース
372 電球取付台
373 複数カメラ取付プレート
374 透明保護具ボデー取付ボルト
375 円形マウントリング
376 円形マウントリング取付ボルト
377 円形カバー
378 円形カバー取付ボルト
379 フロントウィンドデフロスタ
380 ビデオカメラ取付ベース底曲面部
381 底面用パッキング
382 ビデオカメラ取付用門形台
383 ビデオカメラ取付用L形台
384 ビデオカメラ取付用傾斜台
385 ルーフ取付ボルト
386 門形台取付ボルト
387 傾斜台取付ボルト
388 半球形ガラス体用プロテクター
389 窓
390 半球形ガラス体
391 下部電動回動式保持体上端部取付ボルト
392 L形台取付ボルト
393 複数ビデオカメラ保持体上端部
394 ケーブル孔

Claims (8)

  1. 自動車のルーフの中心または運転席に座った運転者の頭上に相当する位置のいずれかをルーフ上の基点とし、そのルーフ上基点を始点とする放射状線がルーフ周縁部と交わる位置にビデオカメラ機構を設置することを特徴とするルーフ上基点を中心にビデオカメラ機構を設けた視認カメラ装着車。
  2. ビデオカメラ機構として、単数のビデオカメラを表面に取付けた小型円形のビデオカメラ取付ベースの底面を平面又は曲面に形成し、底面にビデオカメラ撮像方向位置決め溝を形成したカメラ透明保護具を使用する請求項1に記載のルーフ上基点を中心にビデオカメラ機構を設けた視認カメラ装着車。
  3. ビデオカメラ機構として、複数のビデオカメラをV形状やW形状に配置して表面に取付けた小型円形のビデオカメラ取付ベースの底面を平面又は曲面に形成し、底面にビデオカメラ撮像方向中央線位置決め溝を形成したカメラ透明保護具を使用する請求項1に記載のルーフ上基点を中心にビデオカメラ機構を設けた視認カメラ装着車。
  4. ビデオカメラ機構として、ビデオカメラ取付用L形台を小型円形のビデオカメラ取付ベースの表面に取り付け、ビデオカメラ取付用L形台にビデオカメラを取り付け、ビデオカメラ取付ベースの底面を平面又は曲面に形成し、底面にビデオカメラ撮像方向中央線位置決め溝を形成したカメラ透明保護具を使用する請求項1に記載のルーフ上基点を中心にビデオカメラ機構を設けた視認カメラ装着車。
  5. ビデオカメラ機構として、ビデオカメラ取付用門形台を小型円形のビデオカメラ取付ベースの表面に取り付け、ビデオカメラ取付用門形台に複数のビデオカメラを取り付け、ビデオカメラ取付ベースの底面を平面又は曲面に形成し、底面にビデオカメラ撮像方向中央線位置決め溝を形成したカメラ透明保護具を使用する請求項1に記載のルーフ上基点を中心にビデオカメラ機構を設けた視認カメラ装着車。
  6. ビデオカメラ機構として、ビデオカメラ取付用門形台やビデオカメラ取付用傾斜台などのビデオカメラ乗設台を、小型円形のビデオカメラ取付ベースの表面に取り付け、ビデオカメラ取付用乗設台に複数のビデオカメラを取り付け、小型円形のビデオカメラ取付ベースの底面を平面又は曲面に形成し、底面にビデオカメラ撮像方向中央線位置決め溝を形成したカメラ透明保護具を使用する請求項1に記載のルーフ上基点を中心にビデオカメラ機構を設けた視認カメラ装着車。
  7. ビデオカメラ機構として、小型円形のビデオカメラ取付ベースの表面に、電動ミラー傾動装置を併設したビデオカメラを立設し、底面を平面又は曲面に形成し、底面にビデオカメラ撮像方向中央線位置決め溝を形成したカメラ透明保護具を使用する請求項1に記載のルーフ上基点を中心にビデオカメラ機構を設けた視認カメラ装着車。
  8. ビデオカメラ機構として、小型円形のビデオカメラ取付ベースの表面に、ビデオカメラの本体に上下用進退装置と本体支持装置とダンパー装置を取り付けてなる本体傾動装置付きカメラ透明保護具を取り付け、底面を平面又は曲面に形成し、底面にビデオカメラ撮像方向中央線位置決め溝を形成したカメラ透明保護具を使用する請求項1に記載のルーフ上基点を中心にビデオカメラ機構を設けた視認カメラ装着車。
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JP2022170556A (ja) * 2021-04-28 2022-11-10 キヤノン株式会社 カメラシステム、およびカメラシステムを有する移動体

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