JP2008159480A - 設定器および調光器 - Google Patents
設定器および調光器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008159480A JP2008159480A JP2006348562A JP2006348562A JP2008159480A JP 2008159480 A JP2008159480 A JP 2008159480A JP 2006348562 A JP2006348562 A JP 2006348562A JP 2006348562 A JP2006348562 A JP 2006348562A JP 2008159480 A JP2008159480 A JP 2008159480A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display piece
- cover
- decorative cover
- container
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
Abstract
【課題】操作部を所望の操作位置に位置させるための目印を容易に付けることができ、しかも目印の位置の変更が容易に行える調光器を提供することにある。
【解決手段】調光器1は、操作位置が連続的に変化する操作部12が前面側に設けられるとともに操作部12の操作位置に応じて光源の調光制御を行う調光制御回路部が内部に収納された器体10と、器体10の前面に設けられた収納凹所11dに収納された磁石からなる取付部40と、器体10の前面側の全面を覆う形で器体10に取り付けられ取付部40と前後方向で重なる位置に配置部50が形成された化粧カバー20と、取付部40に吸着される磁性材料により形成され化粧カバー20の配置部50に取り付けられて操作部12の操作位置の目印として用いられる表示片30とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】調光器1は、操作位置が連続的に変化する操作部12が前面側に設けられるとともに操作部12の操作位置に応じて光源の調光制御を行う調光制御回路部が内部に収納された器体10と、器体10の前面に設けられた収納凹所11dに収納された磁石からなる取付部40と、器体10の前面側の全面を覆う形で器体10に取り付けられ取付部40と前後方向で重なる位置に配置部50が形成された化粧カバー20と、取付部40に吸着される磁性材料により形成され化粧カバー20の配置部50に取り付けられて操作部12の操作位置の目印として用いられる表示片30とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、設定器および光源の調光制御を行うための調光器に関するものである。
従来から、種々の機器の操作、制御などを行うための設定器が提供されている。このような設定器としては、例えば、屋内に設置された照明器具の光源を調光するための調光器(調光スイッチ)がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のような調光器は、例えば、屋内の壁などの造営材に埋め込み設置されるものであって、操作位置が連続的に変化し操作位置に応じて抵抗値が変化する可変抵抗器の抵抗値に応じて光源の調光制御を行う調光制御回路部と、調光制御回路部が収納される器体と、可変抵抗器を操作するために器体の前面側に設けられる操作つまみからなる操作部とを備えている。つまり、前記調光器では、操作部を操作してその操作位置を変更することによって、光源の調光制御が行えるようになっている。
特開平9−17228号公報(段落番号〔0011〕、および図3参照)
ところで、前記調光器に用いられている操作部は、可変抵抗器を操作するためのものであるので、上述したように操作位置が段階的ではなく連続的に変化するから、操作部を所望の操作位置に位置させた後に操作位置を変更してしまうと、元の操作位置(前記所望の操作位置)に戻すことが難しいという問題があった。
そこで、例えば、店舗などでは、営業時間帯に応じて照明器具の光源の明るさを変えることが多いので、マーキングペン(例えば、フェルトペン)やシールなどを用いて、調光器の器体に操作部の操作位置を示す目印を付けることが従来から行われている。
しかしながら、上述したようにマーキングペンやシールなどを用いて目印を付けた場合には、例えば、目印を付ける位置を誤ったときや、目印の位置を新しく設定し直したいときには、先に付けた目印を除去する作業を行う必要があり、目印の変更作業が非常に煩雑になるという問題があった。また、マーキングペンによる目印が完全に除去できなかったり、シールの剥がし跡が残ったりするおそれがあり、外観が悪くなるという問題があった。
本発明は上述の点に鑑みて為されたもので、その目的は、操作部を所望の操作位置に位置させるための目印を容易に付けることができ、しかも目印の位置の変更が容易に行える設定器および調光器を提供することにある。
上述の課題を解決するために、請求項1の発明では、操作位置が連続的に変化する操作部と、当該操作部を所望の操作位置に位置させる際の目印となる表示手段とが前面側に設けられた器体を備え、表示手段は、操作部の操作位置の目印として用いられる表示片と、表示片が配置される配置部と、配置部に表示片を着脱自在に取り付ける取付部とで構成されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、表示片を配置部に取り付けることによって操作部の操作位置の目印を付けることができるから、操作部を所望の操作位置に位置させるための目印を容易に付けることができる。しかも、表示片は取付部によって配置部に着脱自在に取り付けることができるので、表示片の配置部への取付位置の変更を容易に行えるから、マーキングペンやシールなどを用いて目印を付ける場合とは異なり、目印の位置の変更が容易に行える。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、表示片と取付部のいずれか一方は磁石により形成されてなり、他方は前記一方に吸着される磁性材料により形成されてなることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、磁力により表示片が配置部に着脱自在に取り付けられるから、表示片の配置部への着脱が容易に行えるようになる。また、取付部として配置部に形成した溝を用い、当該溝に沿ってスライド移動自在となるように表示片を配置部に取り付けるような場合に比べて、表示片の取り付け順を気にする必要がなくなり、しかも表示片の数を容易に増減することができる。
請求項3の発明では、請求項2の発明において、取付部は磁石により形成されてなり、表示片は取付部に吸着される磁性材料により形成されてなることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、表示片が他の表示片に吸着されてしまうことを防止できる。
請求項4の発明では、請求項3の発明において、器体の前面側の全面を覆う形で器体に取り付けられた化粧カバーを備え、化粧カバーには操作部を前方に臨ませる開口部が設けられるとともに開口部の周部に配置部が設けられ、取付部は器体の前面側に設けられ、化粧カバーの後面において取付部と対応する部位には、取付部に吸着される磁性部材が設けられていることを特徴とする。
請求項4の発明によれば、化粧カバーを器体に取り付けるにあたって、器体に設けられた取付部に化粧カバーに設けられた磁性部材が引き付けられるから、化粧カバーの器体への取り付け作業が容易に行えるようになり、また、化粧カバーの磁性部材が器体の取付部に吸着されるから、化粧カバーと器体との取付強度(固定強度)を向上できる。
請求項5の発明では、請求項3の発明において、器体の前面側の全面を覆う形で器体に取り付けられた化粧カバーを備え、化粧カバーには操作部を前方に臨ませる開口部が設けられるとともに、開口部の周部に配置部が設けられ、取付部は化粧カバーの後面に設けられていることを特徴とする。
請求項5の発明によれば、化粧カバーの後面に取付部が設けられているので、取付部を器体側に設けた場合とは異なり、化粧カバーを器体から取り外した状態でも、表示片が配置部から脱落してしまうことがなく、化粧カバーを器体から取り外した際に、表示片の配置を再び行う必要がなくなる。
請求項6の発明では、請求項1〜5のうちいずれか1項の発明において、器体の前面側の全面を覆う形で器体に取り付けられた化粧カバーを備え、化粧カバーには操作部を前方に臨ませる開口部が設けられるとともに、開口部の周部に配置部が設けられ、化粧カバーと器体の前面との間に、表示片を収納する収納部が設けられていることを特徴とする。
請求項6の発明によれば、使用しない表示片を収納部に収納することで表示片の紛失を防止することが可能となり、また表示片を追加したい際には収納部から表示片を取り出せばよいから、即時対応が可能となり、使い勝手を向上できる。
請求項7の発明では、請求項1〜6のうちいずれか1項の発明において、少なくとも表示片が取り付けられた配置部を覆う形に形成されるとともに操作部を前方に臨ませる孔部を有し器体の前面側に取り付けられた透明な保護カバーを備えていることを特徴とする。
請求項7の発明によれば、表示片が保護カバーにより保護されているので、不意に表示片に触れてしまうことなどがなくなるから、表示片の予期せぬ位置ずれを防止でき、その上、保護カバーが透明であるから、保護カバーを取り付けた状態でも表示片の位置を確認することができる。また、取付部が磁石により形成されてなる場合には、保護カバーの厚みの分だけ調光器の前面と保持具との間の距離を長くできるから、取付部の磁力によりピンなどが調光器の前面に付着してしまうことを防止できる。
請求項8の発明では、請求項1〜7のうちいずれか1項の発明において、操作部は、器体の前後方向を軸方向として器体の前面側に回動自在に設けられたものであって、配置部は、表示片を操作部の回動中心を中心とする所定半径の円弧に沿って移動させるガイド部を備え、配置部に配置された表示片におけるガイド部に沿った移動方向側の両側面それぞれは、当該移動方向を法線方向とする平面形状に形成されてなることを特徴とする。
請求項8の発明によれば、表示片におけるガイド部に沿った移動方向側の両側面それぞれが、当該移動方向を法線方向とする平面形状に形成されているので、表示片の側面同士を密接させた状態で表示片を配置部に取り付けることができるから、一の表示片をガイド部に沿って移動させることで、複数の表示片をまとめてガイド部に沿って移動させることができるようになる。また、複数の表示片をまとめて配置部に取り付けた状態での調光器の出荷が行える。
請求項9の発明では、請求項1〜8のうちいずれか1項記載の設定器と、設定器の器体内に収納され操作部の操作位置に応じて光源の調光制御を行う調光回路部とを備えていることを特徴とする。
請求項9の発明によれば、操作部を所望の操作位置に位置させるための目印を容易に付けることができるという効果を奏し、しかも、目印の位置の変更が容易に行える調光器が得られる。
本発明は、操作部を所望の操作位置に位置させるための目印を容易に付けることができるという効果を奏し、しかも、目印の位置の変更が容易に行えるという効果を奏する。
以下に、本発明の技術的思想を、設定器の一種である調光器に適用した例について説明する。なお、設定器は、調光器に限られるものではなく、タイマなどであってもよく、操作位置が連続的に変化する操作部を有するようなものであればよい。
(実施形態1)
本実施形態の調光器1は、例えば、壁などの造営材に埋め込み設置される埋め込み式の配線器具であって、図1に示すように、操作位置が連続的に変化する操作部12が前面側に設けられるとともに操作部12の操作位置に応じて光源の調光制御を行う調光制御回路部(図示せず)が内部に収納された器体10と、器体10の前面側の全面を覆う形で器体10に取り付けられた化粧カバー20と、操作部12の操作位置の目印として用いられる表示片30と、化粧カバー20に表示片30を着脱自在に取り付ける取付部40とを備えている。
本実施形態の調光器1は、例えば、壁などの造営材に埋め込み設置される埋め込み式の配線器具であって、図1に示すように、操作位置が連続的に変化する操作部12が前面側に設けられるとともに操作部12の操作位置に応じて光源の調光制御を行う調光制御回路部(図示せず)が内部に収納された器体10と、器体10の前面側の全面を覆う形で器体10に取り付けられた化粧カバー20と、操作部12の操作位置の目印として用いられる表示片30と、化粧カバー20に表示片30を着脱自在に取り付ける取付部40とを備えている。
ところで、本実施形態の調光器1は、図1に示すような取付枠100を用いて造営材に埋め込み設置される。ここで、取付枠100は、配線器具取り付け用の取付窓110を有する長方形の枠状に形成され、取付窓110に配線器具の前端部を挿入する形で保持され配線器具の後端部を造営材に設けられた埋込孔に埋め込む形で造営材の表面側に取り付けられるものである。また造営材に取り付けられた取付枠100の前面側には、図2に示すように、取付枠100の前面側の全面を覆う形で化粧プレート200が取り付けられる。なお、このような取付枠100および化粧プレート200は従来周知のものであるから、詳細な説明は省略する。
器体10は、絶縁性を有する樹脂により形成された樹脂成形品であって、前面が開口した箱状のボディ(図示せず)と、ボディの前面開口を閉塞するようにしてボディに被着されるカバー11とで構成されている。なお、器体10のサイズは、取付枠100の取付窓110にその長手方向に3つ並べて取り付けることができるサイズの3倍の大きさ(取付窓110の開口サイズの2/3を占める大きさ)に形成されている。
器体10の内部には、例えば、つまみの回動操作によってつまみの操作位置が連続的に変化し操作位置に応じて抵抗値が変化する可変抵抗器を有し、当該可変抵抗器の抵抗値に応じて光源の調光制御を行う調光制御回路部(図示せず)が収納される。なお、この種の調光制御回路部としては従来周知のものを採用できるから詳細な説明は省略する。
調光制御回路部の可変抵抗器のつまみには、可変抵抗器のつまみの回動操作を行いやすくするための操作つまみからなる操作部12が被着されている。
操作部12は、可変抵抗器のつまみに被着される円形状の台部12aと、台部12aの前面に突設された矩形状のつまみ部12bとを備え、つまみ部12bの前面には、操作部12の回動位置(操作位置)を表示するための表示部12cが形成されている。表示部12cは、長手方向がつまみ部12bの前面における長手方向に沿った溝状に形成されている。また、表示部12cの長手方向の延長線上には、操作部12の回動中心が位置するようにしている。したがって、表示部12cを見ることによって、操作部12の回動位置を把握することができるようになっている。
器体10の前面側となるカバー11には、操作部12を器体10の前方の突出させるための円形状の孔部11aがその厚み方向(前後方向)に貫設されている。また、カバー11の前面における孔部11aの周部に、孔部11aと同心円となる円環状の溝部からなり取付部40が収納される収納凹所11bが形成されている。ここで、取付部40は、永久磁石などの磁石を用いて円環状に形成されたものであって、器体10の収納凹所11bに収納された状態で器体10に取り付けられる。
さらに、カバー11の短手方向の両側面それぞれには、化粧カバー20を取り付けるための組立爪11cが一体に突設されている。
加えて、カバー11の前面における長手方向の一端側(図1における下端側)には、図3に示すように、表示片30をカバー11の短手方向に2つ並べて配置可能な大きさの保持用スペース11dが設けられるとともに、カバー11において前後方向で保持用スペース11dと重なる部位には、永久磁石からなる吸着片11eが埋設されている。なお、吸着片11eは、必ずしもカバー11に埋設する必要はなく、カバー11の後面側において保持用スペース11dと前後方向で重なる位置に設けてもよい。なお、図3では、取付枠100の空きスペースにスイッチ300を設けた例を示しており、このスイッチ300は、調光器1により調光制御を行う照明器具への電力供給をオンオフするために用いられるのが一般的である。
化粧カバー20は、絶縁性を有する樹脂により形成された樹脂成形品であって、器体10の前面側の全面を覆うことができる大きさの矩形板状に形成されている。化粧カバー20の中央には、操作部12を前方に臨ませる開口部20aがその厚み方向(前後方向)に貫設されている。また、開口部20aの周部には、開口部20aと同心円となる円環状の溝状に形成された配置部50が形成されており、この配置部50内には、表示片30が配置される。また、配置部50は、化粧カバー20を器体10に取り付けた状態で、前後方向において収納凹所11bに収納された取付部40と重なるように形成されている。
配置部50の底面には、光源の明るさを最も暗くした状態における操作部12の操作位置と、光源の明るさを最も明るくした状態における操作部12の操作位置とをそれぞれ示す円形状の凹部50a,50bと、凹部50a,50b間における操作部12の回動可能範囲を示す円弧状の溝部50cとが形成されている。
ここで、表示片30は、磁石からなる取付部40に吸着される磁性材料、例えば、強磁性材料である鉄により、図2に示すように、長手方向一端側から他端側に行くにつれて幅広となるような平板状に形成されている。表示片30の前面には、長手方向一端側の方向を指し示す矢印などの記号からなる目印部31が設けられている。また、表示片30の厚みは、表示片30を配置部50に配置した状態で、表示片30の前面が化粧カバー20の前面より前方に突出しない程度の厚みに形成されている。
また、表示片30の長手方向一端側の端面(以下、「第1端面」と称する)30aは、表示片30を配置部50に配置した状態において配置部50における開口部20a側の内側面(以下、「第1内側面」と称する)50dに当接するような曲面形状に形成され、他端側の端面(以下、「第2端面」と称する)30bは表示片30を配置部50に配置した状態において配置部50における開口部20aとは反対側の内側面(以下、「第2内側面」と称する)50eに当接するような曲面形状に形成されている。したがって、表示片30を配置部50に配置した際には、第1端面30aが第1内側面50dに、第2端面30bが第2内側面50eにそれぞれ当接することになる。つまり、本実施形態における配置部50では、その幅方向の両内側面50d,50eによって、表示片30を操作部12の回動中心を中心とする円弧に沿って移動させるガイド部を構成している。
ところで、表示片30を配置部50に配置した状態において、前記ガイド部に沿った移動方向側の両側面となる表示片30の幅方向の両側面30c,30cそれぞれは、前記移動方向を法線方向とする平面形状に形成されている。したがって、図4(a)に示すように、複数(図示例では2つ)の表示片30を、その側面30c同士を密接させた状態で配置部50に取り付けることができるようになっている。そのため、図4(b)に示すように、表示片30が矩形板状であり、その側面30c同士を密接させた状態で配置部50に取り付けることができないような場合とは異なり、一の表示片30をガイド部に沿って移動させることで、複数の表示片30をまとめてガイド部に沿った方向(図4(a)において矢印で示す方向)に移動させることができるようになる。また、図5に示すように、複数(図示例では2つ)の表示片30をまとめて配置部50に取り付けた状態での調光器1の出荷が行える。なお、図5に示す例では、2つの表示片30を、配置部50の凹部50a,50b間における操作部12の回動可能範囲外の場所に取り付けている。
ところで、化粧カバー20の短手方向の両側面それぞれには、後方に突出する矩形板状の組立片20b,20bが一体に突設され、各組立片20bには、器体10の組立爪11cと凹凸嵌合する組立孔20cが形成されている。
化粧カバー20は、上述したように調光制御回路部および操作部12が設けられた器体10の前面側の収納凹所11bに取付部40を収納した後に、開口部20aより操作部12を前方に臨ませた状態で、各組立片20bの組立孔20cに器体10の組立爪11cを凹凸嵌合させることによって、器体10の前面側に取り付けられる。また、化粧カバー20を器体10に取り付けた状態で、少なくとも器体10の保持用スペース11dと化粧カバー20の後面との間に、表示片30の厚み以上の隙間が形成されるようにしている。
そして、この状態では、配置部50の後面側に永久磁石からなる取付部40が位置しているので、表示片30を配置部50に配置することによって表示片30が取付部40に吸着されるから、表示片30を配置部50に着脱自在に取り付けることができるようになっている。したがって、表示片30を配置部50の所望の位置に取り付けることができ、表示片30の目印部31に、操作部12の表示部12cを合わせることにより、操作部12を所望の操作位置に位置させることができる。
つまり、本実施形態の調光器1では、操作部12の操作位置の目印として用いられる表示片30と、表示片30が配置される配置部50と、配置部50に表示片を着脱自在に取り付ける取付部40とで、操作部12を所望の操作位置に位置させる際の目印となる表示手段が構成されている。
以上述べた本実施形態の調光器1によれば、表示片30を配置部50に取り付けることによって操作部12の操作位置の目印を付けることができるから、操作部12を所望の操作位置に位置させるための目印を容易に付けることができる。しかも、表示片30は取付部40によって配置部50に着脱自在に取り付けることができるので、表示片30の配置部50への取付位置の変更を容易に行えるから、マーキングペンやシールなどにより目印を付ける場合とは異なり、目印の位置の変更が容易に行える。
また、取付部40の磁力により表示片30が配置部50に着脱自在に取り付けられるから、表示片30の配置部50への着脱が容易に行えるようになる。また、表示片30を配置部50にスライド移動自在となるように取り付けた場合に比べて、表示片30の取付順を気にする必要がなくなり、しかも表示片30の数を容易に増減することができる。
さらに、取付部40が磁石により形成されてなり、表示片30が取付部40に吸着される鉄などの磁性材料により形成されてなるから、表示片30が他の表示片30に吸着されてしまうことを防止できる。なお、本実施形態における調光器1では、取付部40を磁石により形成し、表示片30を取付部40に吸着される鉄などの磁性材料により形成しているが、表示片30と取付部40のいずれか一方を磁石により形成し、他方を前記一方に吸着される磁性材料により形成するようにしてもよい。なお、表示片30または取付部40に用いる磁性材料としては、鉄などの強磁性体に限らず、常磁性体や、磁石であってもよい。
加えて、カバー11に設けた吸着片11eによって、カバー11前面の保持用スペース11dに、表示片30を取り付けることができるようになっているので、この保持用スペース11dと化粧カバー20の後面との間の空間部(図示せず)が、表示片30を収納する収納部として用いられる。したがって、使用しない表示片30を保持用スペース11dに取り付けて前記収納部に収納することで表示片30の紛失を防止することが可能となり、また表示片30を追加したい際には前記収納部から表示片30を取り出せばよいから、即時対応が可能となり、使い勝手を向上できる。
なお、本実施形態では、回動操作により操作位置が変更される操作部12を用いているが、このような操作部12としては、フェーダのようなスライド操作(スライド移動)によって操作位置が変更されるものであってもよい。
(実施形態2)
本実施形態の調光器1は、化粧カバー20の構成が実施形態1と異なっており、その他の構成は実施形態1と同様であるから説明を省略する。
本実施形態の調光器1は、化粧カバー20の構成が実施形態1と異なっており、その他の構成は実施形態1と同様であるから説明を省略する。
本実施形態における化粧カバー20において取付部40と対応する部位(すなわち、配置部50と前後方向で重なる部位)には、図6(a),(b)に示すような、磁性部材60が取り付けられている。磁性部材60は、取付部40に吸着される鉄などの磁性材料を用いて、取付部40と同形状の円環状に形成されている。
以上述べた本実施形態の調光器1によれば、表示片30を配置部50に配置した際には、表示片30は、取付部40によって磁化された磁性部材60に吸着されるから、実施形態1と同様の効果が得られる。加えて、図7に示すように、化粧カバー20を器体10に取り付けるにあたって、器体10に設けられた取付部40の磁力によって、化粧カバー20に設けられた磁性部材60が取付部40に引き付けられるから、化粧カバー20の器体10への取り付け作業が容易に行えるようになる。また、化粧カバー20を器体10に取り付けた状態では、化粧カバー20の磁性部材60が器体10の取付部40に吸着されるから、化粧カバー20と器体10との取付強度(固定強度)を向上できる。
(実施形態3)
本実施形態の調光器1は、図8(a)に示すように、器体10ではなく、化粧カバー20の後面に取付部40を取り付けるようにしたことに特徴があり、その他の構成は実施形態1と同様であるから説明を省略する。
本実施形態の調光器1は、図8(a)に示すように、器体10ではなく、化粧カバー20の後面に取付部40を取り付けるようにしたことに特徴があり、その他の構成は実施形態1と同様であるから説明を省略する。
つまり、本実施形態の調光器1によれば、実施形態1と同様の効果に加えて、化粧カバー20に取付部40が取り付けられているので、取付部40を器体10に設けた場合とは異なり、器体10から化粧カバー20を取り外した状態であっても、図8(b)に示すように、表示片30が配置部50から脱落してしまうことがなく、化粧カバー20の配置部50に表示片30を取り付けた状態を維持することができるから、化粧カバー20を器体10から取り外した際に、表示片30の配置部50への取り付けを再び行う必要がなくなる。
(実施形態4)
本実施形態の調光器1は、図9(a),(b)に示すように、化粧カバー20の前面側の全面を覆う形で取り付けられた透明な保護カバー70を備えている点で実施形態1と異なっている。なお、その他の構成は実施形態1と同様であるから説明を省略する。
本実施形態の調光器1は、図9(a),(b)に示すように、化粧カバー20の前面側の全面を覆う形で取り付けられた透明な保護カバー70を備えている点で実施形態1と異なっている。なお、その他の構成は実施形態1と同様であるから説明を省略する。
本実施形態における保護カバー70は、透明な樹脂材料からなる樹脂成形品であって、化粧カバー20と同サイズの大きさの長方形状に形成されている。保護カバー70の中央には、操作部12を前方に臨ませる円形状の孔部70aが貫設されており、その短手方向両側それぞれには、長手方向に離間した一対の係止爪70bが後方に向けて一体に突設されている。
これに対応して、化粧カバー20には、各係止爪70b用の係止孔20dが形成されており、孔部70aより操作部12を前方に臨ませた状態で、化粧カバー20の各係止孔20dそれぞれに各係止爪70bを係止させることによって、保護カバー70を化粧カバー20の前面に取り付けることができるようになっている。
このような保護カバー70は、表示片30を配置部50に取り付けた後に、上述したようにして化粧カバー20に取り付けられる。
したがって、本実施形態の調光器1によれば、実施形態1と同様の効果に加えて、表示片30が保護カバー70により保護されているので、不意に表示片30に触れてしまうことなどがなくなるから、表示片30の予期せぬ位置ずれを防止でき、その上、保護カバー70が透明であるから、保護カバー70を取り付けた状態でも表示片30の位置を確認することができる。また、保護カバー70の厚みの分だけ調光器1の前面と保持具40との間の距離を長くできるから、取付部40の磁力によりピンなどが調光器1の前面に付着してしまうことを防止できる。
ところで、図9(a),(b)に示す保護カバー70は、化粧カバー20の前面の全面を覆う形に形成されているが、図10(a),(b)に示すように、保護カバー70は、表示片30が取り付けられた配置部50のみを覆う形に形成されていてもよい。ここで、図10(a),(b)に示す保護カバー70は、配置部50の外径と同じ外径を有する円盤状に形成され、中央には上述の孔部70aが貫設されており、孔部70aを挟んで対向する部位には、係止爪70bが後方に向けて突設されている。これに対応して、図10(a),(b)に示す化粧カバー20には、係止爪70bに対応する係止孔20dが設けられており、孔部70aより操作部12を前方に臨ませた状態で、化粧カバー20の各係止孔20dそれぞれに各係止爪70bを係止させることによって、保護カバー70を化粧カバー20の前面に取り付けることができるようになっている。
以上述べた図10(a),(b)に示すような保護カバー70を備える調光器1においても、図9(a),(b)に示すような保護カバー70を備えるものと同様の効果が得られる。
ところで、保護カバー70の形状は、上述したような図9(a),(b)および図10(a),(b)に示す形状に限られるものではなく、少なくとも表示片30が取り付けられた配置部50を覆う形に形成されるとともに操作部12を前方に露出する孔部70aを有するものであればよい。
なお、本実施形態における保護カバー70を上述した実施形態2,3または後述する実施形態5の調光器1に設けるようにしてもよい。
(実施形態5)
実施形態1〜4の調光器1では、表示片30を磁力によって配置部50に着脱自在に取り付ける構成としていたが、本実施形態の調光器1は、表示片30を機械的な力によって配置部50に取り付ける構成としており、そのために表示片30を移動自在に配置部50に取り付けるための取付部51が化粧カバー20に設けられている。なお、同様の構成については説明を省略する。
実施形態1〜4の調光器1では、表示片30を磁力によって配置部50に着脱自在に取り付ける構成としていたが、本実施形態の調光器1は、表示片30を機械的な力によって配置部50に取り付ける構成としており、そのために表示片30を移動自在に配置部50に取り付けるための取付部51が化粧カバー20に設けられている。なお、同様の構成については説明を省略する。
本実施形態における取付部51は、図11に示すように、化粧カバー20の配置部50の底面に設けられており、配置部50の溝部50cに沿う形で操作部12の回動中心(化粧カバー20の開口部20aの中心)を中心とする円弧状に形成された表示片移動用孔部51aを有している。
ここで、本実施形態における表示片30は、例えば、絶縁性を有する樹脂材料からなる樹脂成形品である点と、図12に示すように、その後面に係合片32が一体に突設されている点で実施1と異なっている。係合片32は前方から後方にいくにつれて幅寸法が大きくなる断面台形状に形成されている。また、係合片32は、表示片移動用孔部51a内を移動できるような円弧状に形成されている。
ところで、表示片移動用孔部51aの幅方向の両内側面は、表示片30の係合片32を表示片移動用孔部51a内に挿入した際に、係合片32の幅方向の両側面それぞれと当接するような面形状に形成されているので、表示片30の係合片32を表示片移動用孔部51aに挿入した状態では、表示片30が配置部50より脱落しないようになっている。
このような表示片移動用孔部51aの長さ方向の一端部(図示例では、凹部50aの近傍に位置する端部)には、表示片移動用孔部51aと連通する表示片挿入用孔部51bが形成されており、表示片挿入用孔部51bは、係合片32を前面側から挿入可能な大きさに形成されている。したがって、表示片30は、係合片32を表示片挿入用孔部51bに挿入した後に、表示片移動用孔部51a側に移動させることによって、取付部51に取り付けられる。
そして、本実施形態の調光器1では、表示片移動用孔部51aに沿って表示片30をスライド移動させることによって、表示片30を所望の位置に位置させることができるようになっている。
以上述べた本実施形態の調光器1によれば、表示片30を配置部50に取り付けることによって操作部12の操作位置の目印を付けることができるから、操作部12を所望の操作位置に位置させるための目印を容易に付けることができる。しかも、表示片30は取付部51によって配置部50に着脱自在に取り付けることができるので、表示片30の配置部50への取付位置の変更を容易に行えるから、マーキングペンやシールなどにより目印を付ける場合とは異なり、目印の位置の変更が容易に行える。
なお、本実施形態における係合片32の形状や、取付部51の形状は、一例であって、本発明の趣旨を逸脱しない程度に形状を変更してもよい。
1 調光器
10 器体
11d 収納凹所
12 操作部
20 化粧カバー
30 表示片
40 取付部
50 配置部
10 器体
11d 収納凹所
12 操作部
20 化粧カバー
30 表示片
40 取付部
50 配置部
Claims (9)
- 操作位置が連続的に変化する操作部と、当該操作部を所望の操作位置に位置させる際の目印となる表示手段とが前面側に設けられた器体を備え、表示手段は、操作部の操作位置の目印として用いられる表示片と、表示片が配置される配置部と、配置部に表示片を着脱自在に取り付ける取付部とで構成されていることを特徴とする設定器。
- 表示片と取付部のいずれか一方は磁石により形成されてなり、他方は前記一方に吸着される磁性材料により形成されてなることを特徴とする請求項1記載の設定器。
- 取付部は磁石により形成されてなり、表示片は取付部に吸着される磁性材料により形成されてなることを特徴とする請求項2記載の設定器。
- 器体の前面側の全面を覆う形で器体に取り付けられた化粧カバーを備え、化粧カバーには操作部を前方に臨ませる開口部が設けられるとともに開口部の周部に配置部が設けられ、取付部は器体の前面側に設けられ、化粧カバーの後面において取付部と対応する部位には、取付部に吸着される磁性部材が設けられていることを特徴とする請求項3記載の設定器。
- 器体の前面側の全面を覆う形で器体に取り付けられた化粧カバーを備え、化粧カバーには操作部を前方に臨ませる開口部が設けられるとともに、開口部の周部に配置部が設けられ、取付部は化粧カバーの後面に設けられていることを特徴とする請求項3記載の設定器。
- 器体の前面側の全面を覆う形で器体に取り付けられた化粧カバーを備え、化粧カバーには操作部を前方に臨ませる開口部が設けられるとともに、開口部の周部に配置部が設けられ、化粧カバーと器体の前面との間に、表示片を収納する収納部が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1項記載の設定器。
- 少なくとも表示片が取り付けられた配置部を覆う形に形成されるとともに操作部を前方に臨ませる孔部を有し器体の前面側に取り付けられた透明な保護カバーを備えていることを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1項記載の設定器。
- 操作部は、器体の前後方向を軸方向として器体の前面側に回動自在に設けられたものであって、配置部は、表示片を操作部の回動中心を中心とする所定半径の円弧に沿って移動させるガイド部を備え、配置部に配置された表示片におけるガイド部に沿った移動方向側の両側面それぞれは、当該移動方向を法線方向とする平面形状に形成されてなることを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか1項記載の設定器。
- 請求項1〜8のうちいずれか1項記載の設定器と、設定器の器体内に収納され操作部の操作位置に応じて光源の調光制御を行う調光回路部とを備えていることを特徴とする調光器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006348562A JP2008159480A (ja) | 2006-12-25 | 2006-12-25 | 設定器および調光器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006348562A JP2008159480A (ja) | 2006-12-25 | 2006-12-25 | 設定器および調光器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008159480A true JP2008159480A (ja) | 2008-07-10 |
Family
ID=39660147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006348562A Withdrawn JP2008159480A (ja) | 2006-12-25 | 2006-12-25 | 設定器および調光器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008159480A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016004717A (ja) * | 2014-06-18 | 2016-01-12 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 調光スイッチ |
-
2006
- 2006-12-25 JP JP2006348562A patent/JP2008159480A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016004717A (ja) * | 2014-06-18 | 2016-01-12 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 調光スイッチ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DE602004010951D1 (de) | Magnetischer Träger und Zweikomponentenentwickler | |
JP5156520B2 (ja) | センサ脱着式照明器具 | |
US20080068834A1 (en) | Lighting fixtures and lighting mounts | |
EP2548746A1 (en) | Backlighting folder device | |
JP2008159480A (ja) | 設定器および調光器 | |
EP2063169B2 (en) | Lighting means | |
US20120194970A1 (en) | Device for illuminating means | |
JP4353849B2 (ja) | 空気調和機 | |
EP3444522A1 (en) | Lighting device and control method therefor | |
WO2011118769A1 (ja) | スイッチ付き照明ユニット | |
CA2602892A1 (en) | Lighting fixtures and lighting mounts | |
CN107633966B (zh) | 一种具有指示功能的开关按键及开关 | |
CN210165230U (zh) | 磁力可调磁力灯座照明灯 | |
GB0113506D0 (en) | Containment assembly | |
JP5284941B2 (ja) | 電子部品の防滴構造 | |
JP2010153197A (ja) | 照明用カバー、及びこの照明用カバーを備えた照明器具 | |
JP2001273571A (ja) | 火災受信機の表示部 | |
JP2005347294A (ja) | 筐体の取付け構造 | |
TWI622868B (zh) | 側邊可拆換滑鼠結構 | |
CN220914093U (zh) | 一种自带磁性开关的旋钮 | |
JP2015143736A (ja) | 回転操作スイッチ及びそれを備えるストロボ装置 | |
JP2007173092A (ja) | 回転式電子部品 | |
US8414143B2 (en) | Artistic lighting apparatus with cylindrical gobos | |
CN213810095U (zh) | 工作灯的磁铁结构 | |
KR101915956B1 (ko) | 책자형 조명 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20100302 |