JP2008158745A - 猛禽類異常挙動自動解析システム及びそれを用いた建設工事管理方法 - Google Patents

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藤 聡 子 諸
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Abstract

【課題】 工事周辺の猛禽類の営巣を直接監視し、猛禽類の挙動を監視して、異常挙動を検出し、工事の影響によるものか、工事以外の影響によるものかを自動判定し、工事管理者に通知して、営巣放棄や繁殖失敗などの危機回避の対策を講じる情報を提供する。
【解決手段】 猛禽類異常挙動自動解析システム100は、建設工事現場周辺の猛禽類営巣地に設置して営巣そのもの及びその周辺を監視する猛禽類営巣監視センサー1と、工事現場に設置し工事内容、騒音を監視する工事監視センサー2と、それらの監視センサーからの画像、音声信号を受信し、監視対象猛禽類の異常挙動をリアルタイムに解析し、異常挙動の原因を解析する異常解析コンピュータ10と、工事現場管理者の携帯端末機3と、建設環境管理者の携帯端末機4とから構成され、営巣している親鳥の異常挙動を分析し、直ちにその要因を解析して営巣放棄や繁殖中止の危機を回避することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、猛禽類の営巣地を監視し、異常挙動を自動解析して、その原因が建設工事によるものである場合、工事管理者に対応を促すシステムとそれを用いた建設工事管理方法に関する。
猛禽類の営巣地周辺で工事を行う場合、特に繁殖期においては工事騒音や、振動或いは建設機材の設置など景観変更による影響を最小にとどめることが課題であった。
このため、監視員の配置など、常時連続的な監視が行われたが、人的なコストがかかる上に、監視員の確保が難しい問題があった。この解決のために、ビデオカメラを用いて監視画像を記録することがなされたが、工事の影響を適時に捉えることはできなかった。
特許文献1の発明は、営巣地と工事現場の映像を撮影する撮影手段を設けて録画すると共に、それぞれに騒音計或いは振動計を設け、騒音又は振動のレベルが所定値を超えた場合、FIFOメモリーに記憶させた騒音発生前後の映像データを、録画記憶することによって、予め設定した騒音或いは振動による営巣地の猛禽類への影響を調査する猛禽類生態監視システムが提案されている。
しかし、この発明は、工事現場で予め設定したレベル以上の大きな音がした場合、営巣地の猛禽類がどのような行動をとるかを、前記大きな音の前、その瞬間、その後の映像から後で分析することができるものであって、工事による影響を適時に捉えて工事の一時中断などの保全措置を直ちに講じることはできない問題があった。また、予め設定したレベル以下であっても繁殖期の猛禽類に影響を及ぼしているかが把握されない問題があった。
特開2001−333381号公報(第2、3頁、第1図)
本発明は、工事周辺の猛禽類の営巣を直接監視し、猛禽類の挙動を監視して、異常挙動を検出し、工事の影響によるものか、工事以外の影響によるものかを自動判定し、工事管理者に通知して、営巣放棄や繁殖失敗などの危機回避の対策を講じる情報を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため本発明の猛禽類異常挙動自動解析システムは、建設工事現場周辺の猛禽類営巣地に設置し、営巣そのもの及びその周辺を監視する猛禽類営巣監視センサーと、工事現場に設置し工事内容、騒音を監視する工事監視センサーと、それらの監視センサーからの画像、音声信号を受信し、監視対象猛禽類の異常挙動をリアルタイムに解析し、異常挙動の原因を解析する異常解析コンピュータと、工事現場管理者の携帯端末機と、建設環境管理者の携帯端末機とから構成し、
前記猛禽類営巣監視センサーは、猛禽類の営巣地を撮影可能な位置に設置されたWebカメラと、営巣に出入りする猛禽類を検知可能な位置に設置された赤外線センサーと、営巣及びその周囲での猛禽類の鳴声及び周囲雑音を収録可能な音感センサーと、各センサーからの入力信号を送信するデータ伝送装置とから構成され、
前記工事監視センサーは、工事現場と営巣地方向を見渡して撮影可能な位置に設置されたWebカメラと、工事現場で発生する工事音を収録可能な音感センサーと、各センサーからの入力信号を送信するデータ伝送装置とから構成され、
前記異常解析コンピュータは、監視センサーからの情報を受信する受信装置と、中央処理装置と、記憶装置と、インターネットと接続するブラウザとを備え、
前記中央処理装置は、猛禽類営巣監視センサー及び工事監視センサーからの監視データをデジタル化して記録する監視データ蓄積手段を備え、
さらに、監視データ入力信号を解析して親鳥の異常挙動を検出するため、親鳥が巣を離れた不在時間を計数する親鳥不在検出手段と、巣にいる親鳥の頭部の頻繁な動作を検出する親鳥挙動検出手段と、親鳥が発する鳴き声を判別する親鳥警戒音検出手段と、一定時間間隔内の出入回数を計数する親鳥出入頻度検出手段と、を備え、
猛禽類の挙動に関する事前調査により収集した異常挙動の判定データを異常判定データ設定手段により記録された異常挙動判定データとつき合わせて、異常挙動の検出を行い、
加えて、親鳥の異常挙動が検出された場合その要因を解析するため、巣周辺及び工事現場の音声記録を分析する騒音レベル異常検出手段と、巣周辺の音声記録から猛禽類の嫌忌周波数及び天敵音声を検出する異常周波数検出手段と、営巣周辺の天敵の形、色、サイズを検出する異常動体検出手段と、巣周辺林に接近する工事現場の車両、重機、構築物、作業員などの有無、変化を検出する空間占拠物検出手段と、を備え、
監視対象猛禽類が異常挙動をとった場合、直ちに前記各検出手段によりその要因を分析し、その結果を工事影響判定手段で、工事による影響か、それ以外の影響によるものか判定し、工事現場管理者の携帯端末機と、建設環境管理者の携帯端末機に、監視対象の異常挙動の発生と、その要因を通知することを特徴とする。
また、猛禽類異常挙動自動解析システムを用いた建設工事管理方法は、猛禽類営巣地の周辺の建設工事現場における猛禽類異常挙動自動解析システムを用いた建設工事管理方法であって、
工事周辺地域の猛禽類の行動を観察し、繁殖ステージ毎の親鳥の平均滞在時間、巣周辺の騒音レベル、工事開始前の巣周辺の環境を記録する工事開始前年調査工程と、
翌年春の繁殖期に営巣が見込まれる古巣を探し、複数個所に猛禽類監視センサーを設置する監視センサー設置工程と、
繁殖期の1ヶ月前から、猛禽類監視センサーの映像を監視データ蓄積手段により記録を開始する営巣木監視工程と、
複数の監視センサーの映像を親鳥不在検出手段により、巣への出入頻度を判定し、出入頻度がもっとも高い古巣を営巣木として監視を続行する営巣確認工程と、
営巣が確認できなかった古巣の監視センサーを撤去し、工事現場周辺の工事監視センサーとして移設する工事監視センサー設置工程と、
異常判定データ設定手段により、異常挙動の判定基準を異常挙動判定データに記録する異常判定データ設定工程と、を実行し、その後、
猛禽類営巣監視センサーと工事監視センサーの両方からの監視データを監視データ蓄積手段により記憶装置に記録開始する営巣・工事監視記録開始工程により監視を開始すると共に、以下の異常挙動監視実行に移り、
親鳥不在検出手段により、親鳥が巣を離れてからの不在時間を計数し、異常挙動判定データに記録された繁殖ステージ毎の不在時間判定データと比較し、異常な長さの不在であるか判定する異常挙動1監視工程と、
親鳥挙動検出手段により、巣内の親鳥の頭部の動作を認識し、異常挙動判定データに記録された許容動作と比較し、警戒動作、苛立ちであるかを判定する異常挙動2監視工程と、
親鳥警戒音検出手段により、親鳥の鳴き声を認識し、異常挙動判定データに記録された警戒音判定データと比較し、警戒音であるかを判定する異常挙動3監視工程と、
親鳥出入頻度検出手段により、一定時間に親鳥が巣に出入する頻度を計数し、異常挙動判定データに記録された繁殖ステージ毎の異常出入判定データと比較し、異常な出入であるか判定する異常挙動4監視工程と、を繰り返し、
それぞれの異常挙動監視により異常挙動と判定された場合、直ちに以下の異常挙動要因解析工程に移り、
騒音レベル異常検出手段により、音声記録データから異常挙動判定時刻の前に遡り当日の巣周辺の騒音レベルを読み出し、異常挙動判定データに記録された巣周辺平常時騒音レベルと比較して騒音レベルが高くなっているかを判定し、著しく差がある場合、影響1と判定する巣周辺騒音解析工程と、
騒音レベル異常検出手段により、音声記録データから異常挙動判定時刻の前に遡り当日の工事現場周辺の騒音レベルを読み出し、平常時騒音レベルと比較して騒音レベルが高くなっているかを判定し、著しく差がある場合、影響2と判定する工事騒音解析工程と、
異常周波数検出手段により、音声記録データから異常挙動判定時刻の前に遡り当日の巣周辺の音声を読み出し、異常挙動判定データに記録された猛禽類嫌忌周波数及び猛禽類天敵音声と比較し、嫌忌周波数の音声がある場合、影響3と判定する嫌忌音声解析工程と、
異常動体検出手段により、映像記録データから異常挙動判定時刻の前に遡り当日の巣周辺の画像を読み出し、異常挙動判定データに記録された猛禽類の天敵の形状、色、サイズと比較し、天敵の姿が認められる場合、影響4と判定する天敵画像解析工程と、
空間占拠物検出手段により、映像記録データから異常挙動判定時刻の前に遡り当日の巣周辺の工事現場画像を読み出し、異常挙動判定データに記録された工事車両や重機、作業員が巣周辺林に接近するなどの変化がないか判定し、それらの占拠物又は人物の接近移動が認められる場合、影響5と判定する工事画像解析工程とを実行し、いずれの要因にも該当しない場合は異常挙動の監視に戻り、
工事影響判定手段により、上記異常挙動要因解析工程の判定結果から、影響1、3、4の場合は、自然環境の変化要因と判断し、影響2、5の場合は工事の影響によると判断する工事影響判定工程により、
自然環境の変化要因と判断した場合は、工事環境管理者の携帯端末機にメールで事象の発生を通報する環境変化通報工程を実行し、
工事の影響によると判断した場合は、工事現場管理者の端末機にメールで事象の発生を通報する工事影響通報工程を実行し、
親鳥が平常に戻るまで、工事中断、方法変更、日程変更などの対策を行い、営巣放棄、繁殖失敗を回避することを特徴とする。
本発明の猛禽類異常挙動自動解析システム及びそれを用いた建設工事管理方法によれば、猛禽類の異常挙動の監視を自動で行うため、人的な常時連続観測の手間を大幅に削減し、異常を察知した際に要因の分析を行って工事関係者に自動通知することができる。特に、営巣している親鳥の異常挙動を分析し、その要因を解析する手順をとるため、従来見過ごされていたレベルの要因に対しても対策を実施し、最も恐れる営巣放棄や繁殖失敗といった事態に至る危険の回避を速やかに行うことができる。
また、調査データが保存されて、詳細な分析が可能となり、猛禽類の異常挙動が工事による影響である可能性が高い場合は、工事を一時中断し、工事工程の見直し、工法の変更、防音措置などの対策を直ちに検討できるようになる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の猛禽類異常挙動自動解析システムの構成を示す模式図である。
図1に示す猛禽類異常挙動自動解析システム100は、建設工事現場周辺の猛禽類営巣地に設置して営巣そのもの及びその周辺を監視する猛禽類営巣監視センサー1と、工事現場に設置し工事内容、騒音を監視する工事監視センサー2と、それらの監視センサーからの画像、音声信号を受信し、監視対象猛禽類の異常挙動をリアルタイムに解析し、異常挙動の原因を解析する異常解析コンピュータ10と、工事現場管理者の携帯端末機3と、建設環境管理者の携帯端末機4とから構成されている。
前記猛禽類営巣監視センサー1は、猛禽類の営巣地を撮影可能な位置に設置されたWebカメラ1aと、営巣に出入りする猛禽類を検知可能な位置に設置された赤外線センサー1bと、営巣及びその周囲での猛禽類の鳴声及び周囲雑音を収録可能な音感センサー1cと、各センサーからの入力信号を送信するデータ伝送装置1dとから構成されている。
記工事監視センサー2は、工事現場と営巣地方向を見渡して撮影可能な位置に設置されたWebカメラ2aと、工事現場で発生する工事音を収録可能な音感センサー2cと、各センサーからの入力信号を送信するデータ伝送装置2dとから構成されている。
Webカメラ1a、2aは、説明の都合上異なる符号を付したが、周囲を撮像する機能は同一のものである。遠隔操作によるズーム機能、撮影方向変換機能を備えたものが望ましいが、固定焦点、固定設置のものでも十分に利用可能である。
赤外線センサー1bは、親鳥が発する赤外線を捉えて、親鳥の挙動を監視するものである。
音感センサー1c、2cは、騒音などの音量、周波数、親鳥の鳴き声などの音声信号を収録するセンサーである。
異常解析コンピュータ10と工事現場管理者の携帯端末機3及び建設環境管理者の携帯端末機4は、インターネット15を介してメールの自動送受信を行える。
携帯端末機3、4は、インターネットに接続可能な携帯電話を用いることができる。
データ伝送装置1d、2dは、複数の監視センサーの監視データをまとめて大量のデジタル情報を伝送できるものであれば、有線、或いは無線で送信する装置のいずれを用いてもよい。
次に、異常解析コンピュータ10の構成を説明する。異常解析コンピュータ10は、監視センサー1、2からの情報を受信する受信装置11と、中央処理装置12と、記憶装置13と、から構成され、さらに、インターネット15と接続するインターネットブラウザ14を備える。
記憶装置13には、猛禽類の異常挙動を映像、音声から判定するための情報を予め記録した異常挙動判定データ13aが記録されている。また、監視センサーから収集された映像記録データ13b、音声記録データ13cが時刻記録と共に記録される。
中央処理装置12は、猛禽類営巣監視センサー及び工事監視センサーからの監視データをデジタル化して記録する監視データ蓄積手段12aにより記憶装置13の映像記録データ13b、音声記録データ13cにセンサー毎、時系列の記録を行う。
記録と並行し、親鳥不在検出手段12b、親鳥挙動検出手段12c、親鳥警戒音検出手段12d、親鳥出入頻度検出手段12eの各手段で監視対象の猛禽類の異常挙動をリアルタイムで監視する。
親鳥不在検出手段12bは、監視データ入力信号を解析して赤外線センサー1b捉えた親鳥の画像から、在不在を判定し、親鳥が巣を離れた不在時間を計数する手段である。
営巣のステージにより、親鳥が営巣から長時間離れる行動から異常挙動を判定することができる。抱卵期から雛の孵化後1週間の時期においては5分以上不在が続くことは異常と判定される。また、雛が孵化後2週間以降であっても1時間以上巣から離れるのは、異常挙動と見なければならない。
これらの不在時間の判定基準、孵化時期については、予め異常判定データ設定手段12kにより異常挙動判定データ13aに記録しておき、営巣のステージ(抱卵或いは孵化時期からの経過日)ごとの異常挙動判定データ13aを読み出して判定する。
親鳥挙動検出手段12cは、巣にいる親鳥の挙動を画像から検出するもので、親鳥が座ったまま頻繁に頭を動かす行動などを把握するため、公知の画像認識方法で頭部を識別しその動きから、警戒或いは苛立ちの動作であるか分析して検出する。
親鳥警戒音検出手段12dは、音感センサー1cの音声を公知の音声認識手法で、予め異常挙動判定データ13aに記録した当該猛禽類の警戒音声と照合して判定する。例えば、ケッケッケと短く発声する警戒音などと照合して判定する。
尚、この手段と並行して、猛禽類の天敵(例えばカラス)の音声識別も行うことができる。
親鳥出入頻度検出手段12eは、一定時間に親鳥が巣に出入する頻度を計数し、異常挙動判定データ13aに記録された繁殖ステージ毎の異常出入の判定データと比較して、異常を検出する手段である。
なお、親鳥の行動は、個体特性や、時期(繁殖のステージ)により変化するため、以上述べた各検出手段に用いる解析の基礎データ、判定データは、異常挙動判定データ13aの設定を個体特性や、時期(繁殖のステージ)毎に変えて設定することで対応する。
さらに、異常挙動が検出された際の要因解析手段として、騒音レベル異常検出手段12f、異常周波数検出手段12g、異常動体検出手段12h、空間占拠物検出手段12iを備え、その結果を工事影響判定手段12jにより判別して対応する。
騒音レベル異常検出手段12fは、音声記録データ13cから異常挙動判定時刻の前に遡り当日の巣周辺の騒音レベルを読み出し、異常挙動判定データ13aに記録された巣周辺平常時騒音レベルと比較して騒音レベルが高くなっているかを判定し、著しく差があるか判定する巣周辺騒音解析と、当日の工事現場周辺の騒音レベルを読み出し、平常時騒音レベルと比較して騒音レベルが高くなっているかを判定する工事騒音解析を行う手段である。判定は、当日の夜明けからのデータを遡って判定することが望ましい。
異常周波数検出手段12gは、音声記録データ13cから異常挙動判定時刻の前に遡り当日の巣周辺の音声を読み出し、異常挙動判定データ13aに記録された猛禽類嫌忌周波数及び猛禽類天敵音声と比較し、嫌忌周波数の音声があるかを判定する嫌忌音声解析手段である。例えば鳥類の嫌忌周波数、又は天敵であるカラスのギャーギャーと騒ぐ鳴き声などが録音されていないかを判定する。
異常動体検出手段12hは、映像記録データ13bから異常挙動判定時刻の前に遡り当日の巣周辺の画像を読み出し、異常挙動判定データ13aに記録された猛禽類の天敵の形状、色、サイズと比較し、天敵の姿が認められるか判定する天敵画像解析を行う手段である。例えば天敵であるカラスの色、形、大きさの画像認識、蛇の形の画像認識から判定する。
空間占拠物検出手段12iは、映像記録データ13bから異常挙動判定時刻の前に遡り当日の巣周辺の工事現場画像を読み出し、異常挙動判定データ13aに記録された工事車両や重機、作業員が巣周辺林に接近するなどの変化がないか判定し、それらの占拠物又は人物の接近移動が認められるかを判定する工事画像解を行う手段である。例えば、営巣林周辺に工事車両や重機が近づいていないか、作業員が近づいていないか、営巣から見える場所にクレーンなどが立てられていないか、或いは景観が大きく変化していないかなどを確認する。
工事影響判定手段12jは、要因解析の結果により、工事の影響による刺激と考えられる場合、工事現場管理者の携帯端末機にメールで事象の発生を通報して、親鳥が平常に戻るまで、工事中断、工事方法変更、日程変更などの対策を行い、営巣放棄、繁殖失敗を回避する行動をとるように自動通報し、また、自然環境の変化による影響と考えられる場合は、工事環境管理者の携帯端末機にメールで事象の発生を通報する手段である。この手段においては、インターネットを介したメールを自動的に携帯電話機などの端末に送信する。
次に、本発明の猛禽類異常挙動自動解析システムを用いた建設工事管理方法をフローに基づいて説明する。図2は猛禽類異常挙動自動解析システムを用いた建設工事管理方法のフローチャートである。図3は、図2に続く異常挙動判定のフローチャートである。図4はず3に続く異常挙動要因解析のフローチャートである。
先ず、図2を参照して、工事開始前準備から説明する。工事開始前年調査工程21は、工事周辺地域の猛禽類の行動を観察し、繁殖ステージ毎の親鳥の巣の平均滞在時間、巣周囲の騒音レベル、工事開始前の巣周辺の環境を記録する。
次に、翌年春の繁殖期に営巣が見込まれる古巣を探し、複数個所に猛禽類監視センサーを設置する監視センサー設置工程22を実施する。
次に、繁殖期の1ヶ月前から、猛禽類監視センサーの映像を監視データ蓄積手段12aにより記録を開始する営巣木監視工程23を行う。
時期の経過を見て、営巣確認工程24により複数の監視センサーの映像を親鳥不在検出手段12bにより、巣への出入頻度を判定し、出入頻度がもっとも高い古巣を営巣木と決定する。
営巣木が確認された後、営巣が確認できなかった古巣の監視センサーを撤去し、工事現場周辺の工事監視センサーとして移設する工事監視センサー設置工程25を行う。
異常判定データ設定手段12kにより、異常挙動の判定基準を異常挙動判定データ13aに予め記録させる異常判定データ設定工程26を実行する。このとき、個体による特性を含めて記録しておく。
以上の準備工程21〜26の後に営巣・工事監視記録開始工程27となる。すなわち、猛禽類営巣監視センサーと工事監視センサーの両方からの監視データを監視データ蓄積手段12aにより記憶装置13に記録開始する。次に図3に示すA以下の異常挙動判定を開始する。
異常挙動の判定は、先ず、親鳥不在検出手段12bにより、親鳥が巣を離れてからの不在時間を計数し、異常挙動判定データ13aに記録された繁殖ステージ毎の不在時間判定データと比較し、異常な長さの不在であるか判定し、異常挙動の場合、異常挙動要因解析Bに移る異常挙動1監視工程28を実行する。
次に、親鳥挙動検出手段12cにより、巣内の親鳥の頭部の動作を認識し、異常挙動判定データ13aに記録された許容動作(通常の動作)と比較し、警戒動作、苛立ちであるかを判定し、異常挙動の場合、異常挙動要因解析Bに移る異常挙動2監視工程29を実行する。
次に、親鳥警戒音検出手段12dにより、親鳥の鳴き声を認識し、異常挙動判定データ13aに記録された警戒音判定データと比較し、警戒音であるかを判定し、異常挙動の場合、異常挙動要因解析Bに移る異常挙動3監視工程30を実行する。
次に、親鳥出入頻度検出手段12eにより、一定時間に親鳥が巣に出入する頻度を計数し、異常挙動判定データ13aに記録された繁殖ステージ毎の異常出入判定データと比較し、異常な出入であるか判定し、異常挙動の場合、異常挙動要因解析Bに移る異常挙動4監視工程31を実行する。
異常挙動が検出されない場合、上記28〜31の工程Aを繰返す。
異常挙動1〜4のいずれかが検出された場合、次に図4に示すB以下の異常挙動要因解析を開始する。
先ず、騒音レベル異常検出手段12fにより、音声記録データ13cから異常挙動判定時刻の前に遡り当日の巣周辺の騒音レベルを読み出し、異常挙動判定データ13aに記録された巣周辺平常時騒音レベルと比較して騒音レベルが高くなっているかを判定し、著しく差がある場合、影響1と判定する巣周辺騒音解析工程32を行う。
次に、騒音レベル異常検出手段12fにより、音声記録データ13cから異常挙動判定時刻の前に遡り当日の工事現場周辺の騒音レベルを読み出し、平常時騒音レベルと比較して騒音レベルが高くなっているかを判定し、著しく差がある場合、影響2と判定する工事騒音解析工程33を行う。
続いて、異常周波数検出手段12gにより、音声記録データ13cから異常挙動判定時刻の前に遡り当日の巣周辺の音声を読み出し、異常挙動判定データ13aに記録された猛禽類嫌忌周波数及び猛禽類天敵音声と比較し、嫌忌周波数の音声がある場合、影響3と判定する嫌忌音声解析工程34を行う。
続いて、異常動体検出手段12hにより、映像記録データ13bから異常挙動判定時刻の前に遡り当日の巣周辺の画像を読み出し、異常挙動判定データ13aに記録された猛禽類の天敵の形状、色、サイズと比較し、天敵の姿が認められる場合、影響4と判定する天敵画像解析工程35を行う。
さらに続いて、空間占拠物検出手段12iにより、映像記録データ13bから異常挙動判定時刻の前に遡り当日の巣周辺の工事現場画像を読み出し、異常挙動判定データ13aに記録された工事車両や重機、作業員が巣周辺林に接近するなどの変化がないか判定し、それらの占拠物又は人物の接近移動が認められる場合、影響5と判定する工事画像解析工程36を行う。
最後に、工事影響判定手段12jにより、工程32から工程36の判定結果を判断する工事影響判定工程37により、判定が影響1、3、4の場合は、自然環境の変化による異常挙動の対応工程38を実行し、判定が影響2、5の場合は、工事の影響による異常挙動の対応工程39を実行する。
環境変化通報工程38では、自然環境の変化による影響と考えられるので、工事環境管理者の携帯端末機にメールで事象の発生を通報する。
工事影響通報工程39では、工事の影響による刺激と考えられるので、工事現場管理者及び工事環境管理者の携帯端末機にメールで事象の発生を通報する。通報を受けた工事現場管理者は、工事環境管理者と協議の上で親鳥が平常に戻るまで、工事中断、方法変更、日程変更などの対策を行い、営巣放棄、繁殖失敗を回避する。
異常の要因解析と対応を行った後、システムは自動的に図3に示す異常挙動判定A工程を繰返す。
尚、上記の異常挙動の要因のいずれにも当てはまらない場合については、工事環境管理者が、別途映像、音声記録データを遡って再生して、新たな要因を探索し、システムの手段に追加することが可能である。
本発明の猛禽類異常挙動自動解析システムの構成を示す模式図である。 猛禽類異常挙動自動解析システムを用いた建設工事管理方法のフローチャートである。 図2に続く異常挙動判定のフローチャートである。 図3に続く異常挙動要因解析のフローチャートである。
符号の説明
1 猛禽類営巣監視センサー
1a Webカメラ
1b 赤外線センサー
1c 音感センサー
1d 伝送装置
2 工事監視センサー
2a Webカメラ
2c 音感センサー
2d 伝送装置
3 工事現場管理者の携帯端末機
4 工事環境管理者の携帯端末機
10 異常解析コンピュータ
11 受信装置
12 中央処理装置
12a 監視データ蓄積手段
12b 親鳥不在検出手段
12c 親鳥挙動検出手段
12d 親鳥警戒音検出手段
12e 親鳥出入頻度検出手段
12f 騒音レベル異常検出手段
12g 異常周波数検出手段
12h 異常動体検出手段
12i 空間占拠物検出手段
12j 工事影響判定手段
12k 異常判定データ設定手段
13 記憶装置
13a 異常挙動判定データ
13b 映像記録データ
13c 音声記録データ
14 インターネットブラウザ
15 インターネット
100 猛禽類異常挙動自動解析システム

Claims (2)

  1. 建設工事現場周辺の猛禽類営巣地に設置し、営巣そのもの及びその周辺を監視する猛禽類営巣監視センサーと、工事現場に設置し工事内容、騒音を監視する工事監視センサーと、それらの監視センサーからの画像、音声信号を受信し、監視対象猛禽類の異常挙動をリアルタイムに解析し、異常挙動の原因を解析する異常解析コンピュータと、工事現場管理者の携帯端末機と、建設環境管理者の携帯端末機とから構成し、
    前記猛禽類営巣監視センサーは、猛禽類の営巣地を撮影可能な位置に設置されたWebカメラと、営巣に出入りする猛禽類を検知可能な位置に設置された赤外線センサーと、営巣及びその周囲での猛禽類の鳴声及び周囲雑音を収録可能な音感センサーと、各センサーからの入力信号を送信するデータ伝送装置とから構成され、
    前記工事監視センサーは、工事現場と営巣地方向を見渡して撮影可能な位置に設置されたWebカメラと、工事現場で発生する工事音を収録可能な音感センサーと、各センサーからの入力信号を送信するデータ伝送装置とから構成され、
    前記異常解析コンピュータは、監視センサーからの情報を受信する受信装置と、中央処理装置と、記憶装置と、インターネットと接続するブラウザとを備え、
    前記中央処理装置は、猛禽類営巣監視センサー及び工事監視センサーからの監視データをデジタル化して記録する監視データ蓄積手段を備え、
    さらに、監視データ入力信号を解析して親鳥の異常挙動を検出するため、親鳥が巣を離れた不在時間を計数する親鳥不在検出手段と、巣にいる親鳥の頭部の頻繁な動作を検出する親鳥挙動検出手段と、親鳥が発する鳴き声を判別する親鳥警戒音検出手段と、一定時間間隔内の出入回数を計数する親鳥出入頻度検出手段と、を備え、
    猛禽類の挙動に関する事前調査により収集した異常挙動の判定データを異常判定データ設定手段により記録された異常挙動判定データとつき合わせて、異常挙動の検出を行い、
    加えて、親鳥の異常挙動が検出された場合その要因を解析するため、巣周辺及び工事現場の音声記録を分析する騒音レベル異常検出手段と、巣周辺の音声記録から猛禽類の嫌忌周波数及び天敵音声を検出する異常周波数検出手段と、営巣周辺の天敵の形、色、サイズを検出する異常動体検出手段と、巣周辺林に接近する工事現場の車両、重機、構築物、作業員などの有無、変化を検出する空間占拠物検出手段と、を備え、
    監視対象猛禽類が異常挙動をとった場合、直ちに前記各検出手段によりその要因を分析し、その結果を工事影響判定手段で、工事による影響か、それ以外の影響によるものか判定し、工事現場管理者の携帯端末機と、建設環境管理者の携帯端末機に、監視対象の異常挙動の発生と、その要因を通知することを特徴とする猛禽類異常挙動自動解析システム。
  2. 猛禽類営巣地の周辺の建設工事現場における猛禽類異常挙動自動解析システムを用いた建設工事管理方法であって、
    工事周辺地域の猛禽類の行動を観察し、繁殖ステージ毎の親鳥の平均滞在時間、巣周辺の騒音レベル、工事開始前の巣周辺の環境を記録する工事開始前年調査工程と、
    翌年春の繁殖期に営巣が見込まれる古巣を探し、複数個所に猛禽類監視センサーを設置する監視センサー設置工程と、
    繁殖期の1ヶ月前から、猛禽類監視センサーの映像を監視データ蓄積手段により記録を開始する営巣木監視工程と、
    複数の監視センサーの映像を親鳥不在検出手段により、巣への出入頻度を判定し、出入頻度がもっとも高い古巣を営巣木として監視を続行する営巣確認工程と、
    営巣が確認できなかった古巣の監視センサーを撤去し、工事現場周辺の工事監視センサーとして移設する工事監視センサー設置工程と、
    異常判定データ設定手段により、異常挙動の判定基準を異常挙動判定データに記録する異常判定データ設定工程と、を実行し、その後、
    猛禽類営巣監視センサーと工事監視センサーの両方からの監視データを監視データ蓄積手段により記憶装置に記録開始する営巣・工事監視記録開始工程により監視を開始すると共に、以下の異常挙動監視実行に移り、
    親鳥不在検出手段により、親鳥が巣を離れてからの不在時間を計数し、異常挙動判定データに記録された繁殖ステージ毎の不在時間判定データと比較し、異常な長さの不在であるか判定する異常挙動1監視工程と、
    親鳥挙動検出手段により、巣内の親鳥の頭部の動作を認識し、異常挙動判定データに記録された許容動作と比較し、警戒動作、苛立ちであるかを判定する異常挙動2監視工程と、
    親鳥警戒音検出手段により、親鳥の鳴き声を認識し、異常挙動判定データに記録された警戒音判定データと比較し、警戒音であるかを判定する異常挙動3監視工程と、
    親鳥出入頻度検出手段により、一定時間に親鳥が巣に出入する頻度を計数し、異常挙動判定データに記録された繁殖ステージ毎の異常出入判定データと比較し、異常な出入であるか判定する異常挙動4監視工程と、を繰り返し、
    それぞれの異常挙動監視により異常挙動と判定された場合、直ちに以下の異常挙動要因解析工程に移り、
    騒音レベル異常検出手段により、音声記録データから異常挙動判定時刻の前に遡り当日の巣周辺の騒音レベルを読み出し、異常挙動判定データに記録された巣周辺平常時騒音レベルと比較して騒音レベルが高くなっているかを判定し、著しく差がある場合、影響1と判定する巣周辺騒音解析工程と、
    騒音レベル異常検出手段により、音声記録データから異常挙動判定時刻の前に遡り当日の工事現場周辺の騒音レベルを読み出し、平常時騒音レベルと比較して騒音レベルが高くなっているかを判定し、著しく差がある場合、影響2と判定する工事騒音解析工程と、
    異常周波数検出手段により、音声記録データから異常挙動判定時刻の前に遡り当日の巣周辺の音声を読み出し、異常挙動判定データに記録された猛禽類嫌忌周波数及び猛禽類天敵音声と比較し、嫌忌周波数の音声がある場合、影響3と判定する嫌忌音声解析工程と、
    異常動体検出手段により、映像記録データから異常挙動判定時刻の前に遡り当日の巣周辺の画像を読み出し、異常挙動判定データに記録された猛禽類の天敵の形状、色、サイズと比較し、天敵の姿が認められる場合、影響4と判定する天敵画像解析工程と、
    空間占拠物検出手段により、映像記録データから異常挙動判定時刻の前に遡り当日の巣周辺の工事現場画像を読み出し、異常挙動判定データに記録された工事車両や重機、作業員が巣周辺林に接近するなどの変化がないか判定し、それらの占拠物又は人物の接近移動が認められる場合、影響5と判定する工事画像解析工程とを実行し、いずれの要因にも該当しない場合は異常挙動の監視に戻り、
    工事影響判定手段により、上記異常挙動要因解析工程の判定結果から、影響1、3、4の場合は、自然環境の変化要因と判断し、影響2、5の場合は工事の影響によると判断する工事影響判定工程により、
    自然環境の変化要因と判断した場合は、工事環境管理者の携帯端末機にメールで事象の発生を通報する環境変化通報工程を実行し、
    工事の影響によると判断した場合は、工事現場管理者の端末機にメールで事象の発生を通報する工事影響通報工程を実行し、
    親鳥が平常に戻るまで、工事中断、方法変更、日程変更などの対策を行い、営巣放棄、繁殖失敗を回避することを特徴とする猛禽類異常挙動自動解析システムを用いた
    建設工事管理方法。
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