JP2008157542A - 装輪戦闘車両の車高制御機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】装輪戦闘車両は、車体本体2上に砲台4が旋回可能に取り付けられ、砲台4には俯仰可能に砲身3が備えられている。車体本体2の右側及び左側には、懸架脚20〜90が備えられている。懸架脚20〜90は、車輪21〜91や、油気圧式ばねタンパ23〜93を有しており、油気圧式ばねダンパ23〜93の伸縮により車高調整がされる。射撃準備状態になったら、油気圧式ばねダンパ23〜93を縮めて車高を低くする。そして実射撃時には、低車高にて射撃をするため、射撃に起因する揺動が小さくなり、命中精度が向上すると共に、射撃間隔を短くすることができる。
【選択図】図3
Description
砲弾の命中率を向上するためには、このような揺動が小さい方が有利である。
また砲身の俯仰角度を、予め決められた角度範囲を越えて、増加させることはできなかった。
車体本体と、
俯仰可能に取り付けられた砲身を有すると共に前記車体本体上に旋回可能に備えられた砲台と、
タイヤと、サスペンション部材と、作動流体が供給されると伸長し作動流体が排出されると縮退することにより車高を調整する車高調整部材とを有して構成されており、前記車体本体の右側の複数箇所、及び前記車体本体の左側の複数箇所に設けられた懸架脚と、
を具備する装輪戦闘車両において、
開状態となると作動流体源から作動流体を前記車高調整部材に供給する供給弁と、
開状態となると前記車高調整部材から作動流体を排出する排出弁と、
射撃準備状態になったか否かを検出する射撃準備状態検出センサと、
前記射撃準備状態検出センサが射撃準備状態であることを検出したことを条件に、前記供給弁を閉じると共に前記排出弁を開けて前記車高調整部材を縮退させて車高を低くする制御部を有することを特徴とする。
車体本体と、
俯仰可能に取り付けられた砲身を有すると共に前記車体本体上に旋回可能に備えられた砲台と、
タイヤと、サスペンション部材と、作動流体が供給されると伸長し作動流体が排出されると縮退することにより車高を調整する車高調整部材とを有して構成されており、前記車体本体の右側の複数箇所、及び前記車体本体の左側の複数箇所に設けられた懸架脚と、
を具備する装輪戦闘車両において、
開状態となると作動流体源から作動流体を前記車高調整部材に供給する供給弁と、
開状態となると前記車高調整部材から作動流体を排出する排出弁と、
射撃準備状態になったか否かを検出する射撃準備状態検出センサと、
車高を検出する車高検出センサと、
車速を検出する車速検出センサと、
前記射撃準備状態検出センサが射撃準備状態であることを検出したことを条件に、前記車速センサで検出した車速が遅くなるにしたがって車高が低くなる調整車高を求め、前記車高検出センサで検出する車高が前記調整車高になるまで、前記供給弁を閉じると共に前記排出弁を開けて前記車高調整部材を縮退させて車高を低くしていく制御部を有することを特徴とする。
車体本体と、
俯仰可能に取り付けられた砲身を有すると共に前記車体本体上に旋回可能に備えられた砲台と、
タイヤと、サスペンション部材と、作動流体が供給されると伸長し作動流体が排出されると縮退することにより車高を調整する車高調整部材とを有して構成されており、前記車体本体の右側の複数箇所、及び前記車体本体の左側の複数箇所に設けられた懸架脚と、
を具備する装輪戦闘車両において、
各車高調整部材に個別に備えられており、開状態となると作動流体源から作動流体を前記車高調整部材に供給する供給弁と、
各車高調整部材に個別に備えられており、開状態となると前記車高調整部材から作動流体を排出する排出弁と、
射撃準備状態になったか否かを検出する射撃準備状態検出センサと、
車高を検出する車高検出センサと、
車速を検出する車速検出センサと、
操作者により操作されて車高操作信号を出力する操作パネルと、
前記射撃準備状態検出センサが射撃準備状態であることを検出し、且つ、前記操作パネルから車高操作信号が出力されたことを条件に、前記車速センサで検出した車速が遅くなるにしたがって車高が低くなる調整車高を求め、前記車高検出センサで検出する車高が前記調整車高になるまで、前記供給弁を閉じると共に前記排出弁を開けて前記車高調整部材を縮退させて車高を低くしていく制御部を有することを特徴とする。
前記射撃準備検出センサは、前記砲身に砲弾が装弾されたことを検出する装弾センサ、または、照準を合わせたことを検出する照準合せセンサ、または、前記砲身の俯仰動作を検出する砲身俯仰動作センサであることを特徴とする。
車体本体と、
俯仰可能に取り付けられた砲身を有すると共に前記車体本体上に旋回可能に備えられた砲台と、
タイヤと、サスペンション部材と、作動流体が供給されると伸長し作動流体が排出されると縮退することにより車高を調整する車高調整部材とを有して構成されており、前記車体本体の右側の複数箇所、及び前記車体本体の左側の複数箇所に設けられた懸架脚と、
を具備する装輪戦闘車両において、
各車高調整部材に個別に備えられており、開状態となると作動流体源から作動流体を前記車高調整部材に供給する供給弁と、
各車高調整部材に個別に備えられており、開状態となると前記車高調整部材から作動流体を排出する排出弁と、
前記砲身の俯仰動作を検出する砲身俯仰動作センサと、
前記車体本体に対する前記砲台の旋回角度を検出する砲台旋回角センサと、
前記砲台旋回角センサの検出信号を基に前記砲身が向いている方向を検出し、前記砲身俯仰動作センサにより検出した前記砲身の仰角が増えているときには、前記車高調整部材のうち前記砲身の長手方向の前側に位置するものの車高が高くなるように、前記砲身の長手方向の前側に位置する車高調整部材に備えられている供給弁を開き、前記砲身の長手方向の前側に位置する車高調整部材に備えられている排出弁を閉じる制御部を有することを特徴とする。
車体本体と、
俯仰可能に取り付けられた砲身を有すると共に前記車体本体上に旋回可能に備えられた砲台と、
タイヤと、サスペンション部材と、作動流体が供給されると伸長し作動流体が排出されると縮退することにより車高を調整する車高調整部材とを有して構成されており、前記車体本体の右側の複数箇所、及び前記車体本体の左側の複数箇所に設けられた懸架脚と、
を具備する装輪戦闘車両において、
各車高調整部材に個別に備えられており、開状態となると作動流体源から作動流体を前記車高調整部材に供給する供給弁と、
各車高調整部材に個別に備えられており、開状態となると前記車高調整部材から作動流体を排出する排出弁と、
前記砲身の俯仰動作を検出する砲身俯仰動作センサと、
前記車体本体に対する前記砲台の旋回角度を検出する砲台旋回角センサと、
前記砲台旋回角センサの検出信号を基に前記砲身が向いている方向を検出し、前記砲身俯仰動作センサにより検出した前記砲身の仰角が増えているときには、前記車高調整部材のうち前記砲身の長手方向の後側に位置するものの車高が低くなるように、前記砲身の長手方向の後側に位置する車高調整部材に備えられている供給弁を閉じ、前記砲身の長手方向の後側に位置する車高調整部材に備えられている排出弁を開く制御部を有することを特徴とする。
車体本体と、
俯仰可能に取り付けられた砲身を有すると共に前記車体本体上に旋回可能に備えられた砲台と、
タイヤと、サスペンション部材と、作動流体が供給されると伸長し作動流体が排出されると縮退することにより車高を調整する車高調整部材とを有して構成されており、前記車体本体の右側の複数箇所、及び前記車体本体の左側の複数箇所に設けられた懸架脚と、
を具備する装輪戦闘車両において、
各車高調整部材に個別に備えられており、開状態となると作動流体源から作動流体を前記車高調整部材に供給する供給弁と、
各車高調整部材に個別に備えられており、開状態となると前記車高調整部材から作動流体を排出する排出弁と、
前記砲身の俯仰動作を検出する砲身俯仰動作センサと、
前記車体本体に対する前記砲台の旋回角度を検出する砲台旋回角センサと、
操作者により操作されて傾斜操作信号を出力する操作パネルと、
前記砲台旋回角センサの検出信号を基に前記砲身が向いている方向を検出し、前記砲身俯仰動作センサにより検出した前記砲身の仰角が増え、且つ、前記操作パネルから傾斜操作信号が出力されたことを条件に、前記車高調整部材のうち前記砲身の長手方向の前側に位置するものの車高が高くなると共に、前記車高調整部材のうち前記砲身の長手方向の後側に位置するものの車高が低くなるように、前記砲身の長手方向の前側に位置する車高調整部材に備えられている供給弁を開き、前記砲身の長手方向の前側に位置する車高調整部材に備えられている排出弁を閉じると共に、前記砲身の長手方向の後側に位置する車高調整部材に備えられている供給弁を閉じ、前記砲身の長手方向の後側に位置する車高調整部材に備えられている排出弁を開く制御部を有することを特徴とする。
車体本体と、
俯仰可能に取り付けられた砲身を有すると共に前記車体本体上に旋回可能に備えられた砲台と、
タイヤと、サスペンション部材と、作動流体が供給されると伸長し作動流体が排出されると縮退することにより車高を調整する車高調整部材とを有して構成されており、前記車体本体の右側の複数箇所、及び前記車体本体の左側の複数箇所に設けられた懸架脚と、
を具備する装輪戦闘車両において、
各車高調整部材に個別に備えられており、開状態となると作動流体源から作動流体を前記車高調整部材に供給する供給弁と、
各車高調整部材に個別に備えられており、開状態となると前記車高調整部材から作動流体を排出する排出弁と、
前記砲身の俯仰動作を検出する砲身俯仰動作センサと、
前記車体本体に対する前記砲台の旋回角度を検出する砲台旋回角センサと、
前記砲台旋回角センサの検出信号を基に前記砲身が向いている方向を検出し、前記砲身俯仰動作センサにより検出した前記砲身の俯角が増えているときには、前記車高調整部材のうち前記砲身の長手方向の前側に位置するものの車高が低くなるように、前記砲身の長手方向の前側に位置する車高調整部材に備えられている供給弁を閉じ、前記砲身の長手方向の前側に位置する車高調整部材に備えられている排出弁を開く制御部を有することを特徴とする。
車体本体と、
俯仰可能に取り付けられた砲身を有すると共に前記車体本体上に旋回可能に備えられた砲台と、
タイヤと、サスペンション部材と、作動流体が供給されると伸長し作動流体が排出されると縮退することにより車高を調整する車高調整部材とを有して構成されており、前記車体本体の右側の複数箇所、及び前記車体本体の左側の複数箇所に設けられた懸架脚と、
を具備する装輪戦闘車両において、
各車高調整部材に個別に備えられており、開状態となると作動流体源から作動流体を前記車高調整部材に供給する供給弁と、
各車高調整部材に個別に備えられており、開状態となると前記車高調整部材から作動流体を排出する排出弁と、
前記砲身の俯仰動作を検出する砲身俯仰動作センサと、
前記車体本体に対する前記砲台の旋回角度を検出する砲台旋回角センサと、
前記砲台旋回角センサの検出信号を基に前記砲身が向いている方向を検出し、前記砲身俯仰動作センサにより検出した前記砲身の俯角が増えているときには、前記車高調整部材のうち前記砲身の長手方向の後側に位置するものの車高が高くなるように、前記砲身の長手方向の後側に位置する車高調整部材に備えられている供給弁を開け、前記砲身の長手方向の後側に位置する車高調整部材に備えられている排出弁を閉じる制御部を有することを特徴とする。
車体本体と、
俯仰可能に取り付けられた砲身を有すると共に前記車体本体上に旋回可能に備えられた砲台と、
タイヤと、サスペンション部材と、作動流体が供給されると伸長し作動流体が排出されると縮退することにより車高を調整する車高調整部材とを有して構成されており、前記車体本体の右側の複数箇所、及び前記車体本体の左側の複数箇所に設けられた懸架脚と、
を具備する装輪戦闘車両において、
各車高調整部材に個別に備えられており、開状態となると作動流体源から作動流体を前記車高調整部材に供給する供給弁と、
各車高調整部材に個別に備えられており、開状態となると前記車高調整部材から作動流体を排出する排出弁と、
前記砲身の俯仰動作を検出する砲身俯仰動作センサと、
前記車体本体に対する前記砲台の旋回角度を検出する砲台旋回角センサと、
操作者により操作されて傾斜操作信号を出力する操作パネルと、
前記砲台旋回角センサの検出信号を基に前記砲身が向いている方向を検出し、前記砲身俯仰動作センサにより検出した前記砲身の俯角が増え、且つ、前記操作パネルから傾斜操作信号が出力されたことを条件に、前記車高調整部材のうち前記砲身の長手方向の前側に位置するものの車高が低くなると共に、前記車高調整部材のうち前記砲身の長手方向の後側に位置するものの車高が高くなるように、前記砲身の長手方向の前側に位置する車高調整部材に備えられている供給弁を閉じ、前記砲身の長手方向の前側に位置する車高調整部材に備えられている排出弁を開けると共に、前記砲身の長手方向の後側に位置する車高調整部材に備えられている供給弁を開け、前記砲身の長手方向の後側に位置する車高調整部材に備えられている排出弁を閉じる制御部を有することを特徴とする。
前記車高調整部材は油気圧式ばねダンパであり、前記作動流体は作動油であり、前記作動流体源は油圧ポンプであることを特徴とする。
車軸12には、その右側に懸架脚40が設けられ、その左側に懸架脚50が設けられている。
車軸13には、その右側に懸架脚60が設けられ、その左側に懸架脚70が設けられている。
車軸14には、その右側に懸架脚80が設けられ、その左側に懸架脚90が設けられている。
同様に、懸架脚30,40,50,60,70,80,90は、タイヤ31,41,51,61,71,81,91、リンクやアーム等のサスペンション部材32,42,52,62,72,82,92、車高調整用の油気圧式ばねダンパ33,43,53,63,73,83,93により構成されている。
図4に示すように、油気圧式ばねダンパ23は、アウターチューブ23aと、このアウターチューブ23aの内部に配置されアウターチューブ23aに対して摺動するインナーチューブ23bにより構成されている。
逆に、油気圧式ばねダンパ23から作動油が排出されると、油気圧式ばねダンパ23が縮退し、油気圧式ばねダンパ23を具備している懸架脚20の配置位置での車高が低くなる。
オイルタンク203に戻った作動油は、油圧ポンプ200により再び圧縮、送給される。
照準合せセンサ303は、照準を合わせたときに照準合せ信号を出力する。
砲身俯仰動作センサ304は、砲身3の俯仰動作を検出して砲身俯仰動作信号を出力する。
車速センサ305は、装輪戦闘車両1の車速を検出して車速信号を出力する。
砲台旋回角センサ306は、車体本体2に対する砲台4の旋回角度(水平面内での旋回角度)を検出して砲台旋回角信号を出力する。
車体傾斜センサ307は、水平面に対する装輪戦闘車両1の傾斜角を検出して車体傾斜信号を出力する。
各車高センサ123,133,143,153,163,173,183,193は、各配置位置での車高を検出して車高信号を出力する。
制御部300は、
(1)装弾センサ302からの装弾信号、または、標準合せセンサ303からの照準合せ信号、または、砲身俯仰動作センサ304からの砲身俯仰動作信号の、少なくとも1つのセンサ信号が入力されているときに(即ち、射撃準備状態となっているときに)、操作パネル301から車高操作信号αが入力されたとき、または、
(2)操作パネル301から車高操作信号αが入力されているときに、装弾センサ302からの装弾信号、または、標準合せセンサ303からの照準合せ信号、または、砲身俯仰動作センサ304からの俯仰動作信号の、少なくとも1つのセンサ信号が入力されたときに(即ち、射撃準備状態になったときに)、
車高制御動作モードに入る。
「最低車高」とは、油気圧式ばねダンパの伸び長さが零のときの車高であり、
「標準車高」とは、油気圧式ばねダンパの伸び長さが150mmのときの車高であり、
「調整車高」とは、油気圧式ばねダンパの伸び長さが、「最低車高」と「標準車高」との間の車高である。
まず、制御部300は、車高制御モードに入ったかどうかを判定する。
車高制御モードに入ったら、制御部300は、車速センサ305から出力された車速信号と、図6に示す特性とから、そのときの車速に対応する調整車高を求める。
車高制御動作をすると、図7(b)に示すように低車高となるため、実射撃をした場合に、図7(a)に示す高車高の状態に比べて、装輪戦闘車両1に作用するモーメントが小さくなる。
制御部300は、
(I)砲身俯仰動作センサ304からの砲身俯仰動作信号が入力されているときに、操作パネル301から傾斜操作信号βが入力されたとき、または、
(II)操作パネル301から傾斜操作信号βが入力されているときに、砲身俯仰動作センサ304からの俯仰動作信号が入力されたときに、
傾斜制御動作モードに入る。
また、制御部300は、砲身俯仰動作センサ304から出力される砲身俯仰動作信号を基に、砲身3の仰角が増えているのか、俯角が増えているのかを判定する。
供給弁121,131,141,151,161,171,181,191のうち砲身長手方向に沿う前側に位置する油気圧式ばねダンパに備えられたものを開き、且つ、排出弁122,132,142,152,162,172,182,192のうち砲身長手方向に沿う前側に位置する油気圧式ばねダンパに備えられたものを閉じ、
同時に、供給弁121,131,141,151,161,171,181,191のうち砲身長手方向に沿う後側に位置する油気圧式ばねダンパに備えられたものを閉じ、且つ、排出弁122,132,142,152,162,172,182,192のうち砲身長手方向に沿う後側に位置する油気圧式ばねダンパに備えられたものを開ける。
これにより、油気圧式ばねダンパ23,33,43,53,63,73,83,93のうち砲身長手方向に沿う前側に位置するものの車高が高くなると共に、油気圧式ばねダンパ23,33,43,53,63,73,83,93のうち砲身長手方向に沿う後側に位置するものの車高が低くなる。
この結果、車体本体2及び砲台4は、砲身長手方向に沿う前側に位置する部分の車高が高くなり、砲身長手方向に沿う後側に位置する部分の車高が低くなるように傾斜する。このため、砲身3の実質的な仰角が大きくなる。
供給弁121,131,141,151,161,171,181,191のうち砲身長手方向に沿う前側に位置する油気圧式ばねダンパに備えられたものを閉じ、且つ、排出弁122,132,142,152,162,172,182,192のうち砲身長手方向に沿う前側に位置する油気圧式ばねダンパに備えられたものを開け、
同時に、供給弁121,131,141,151,161,171,181,191のうち砲身長手方向に沿う後側に位置する油気圧式ばねダンパに備えられたものを開け、且つ、排出弁122,132,142,152,162,172,182,192のうち砲身長手方向に沿う後側に位置する油気圧式ばねダンパに備えられたものを閉じる。
これにより、油気圧式ばねダンパ23,33,43,53,63,73,83,93のうち砲身長手方向に沿う前側に位置するものの車高が低くなると共に、油気圧式ばねダンパ23,33,43,53,63,73,83,93のうち砲身長手方向に沿う後側に位置するものの車高が高くなる。
この結果、車体本体2及び砲台4は、砲身長手方向に沿う前側に位置する部分の車高が低くなり、砲身長手方向に沿う後側に位置する部分の車高が高くなるように傾斜する。このため、砲身3の実質的な俯角が大きくなる。
水平維持制御動作をするには、油気圧式ばねダンパ23,33,43,53,63,73,83,93に、それぞれ、油圧を検出する油圧センサを設けておく。
そして、制御部300は、油気圧式ばねダンパ23,33,43,53,63,73,83,93の油圧が等しくなるように、供給弁121,131,141,151,161,171,181,191及び排出弁122,132,142,152,162,172,182,192の開閉制御をする。
2 車体本体
3 砲身
4 砲台
11 第1車軸
12 第2車軸
13 第3車軸
14 第4車軸
20〜90 懸架脚
21〜91 タイヤ
22〜92 サスペンション
23〜93 油気圧式ばねダンパ
121〜191 供給弁
122〜192 排出弁
123〜193 車高センサ
200 油圧ポンプ
201 供給管路
202 排出管路
203 オイルタンク
300 制御部
301 操作パネル
302 装弾センサ
303 照準合せセンサ
304 砲身俯仰動作センサ
305 車速センサ
306 砲台旋回角センサ
307 車速センサ
Claims (12)
- 車体本体と、
俯仰可能に取り付けられた砲身を有すると共に前記車体本体上に旋回可能に備えられた砲台と、
タイヤと、サスペンション部材と、作動流体が供給されると伸長し作動流体が排出されると縮退することにより車高を調整する車高調整部材とを有して構成されており、前記車体本体の右側の複数箇所、及び前記車体本体の左側の複数箇所に設けられた懸架脚と、
を具備する装輪戦闘車両において、
開状態となると作動流体源から作動流体を前記車高調整部材に供給する供給弁と、
開状態となると前記車高調整部材から作動流体を排出する排出弁と、
射撃準備状態になったか否かを検出する射撃準備状態検出センサと、
前記射撃準備状態検出センサが射撃準備状態であることを検出したことを条件に、前記供給弁を閉じると共に前記排出弁を開けて前記車高調整部材を縮退させて車高を低くする制御部を有することを特徴とする装輪戦闘車両の車高制御機構。 - 車体本体と、
俯仰可能に取り付けられた砲身を有すると共に前記車体本体上に旋回可能に備えられた砲台と、
タイヤと、サスペンション部材と、作動流体が供給されると伸長し作動流体が排出されると縮退することにより車高を調整する車高調整部材とを有して構成されており、前記車体本体の右側の複数箇所、及び前記車体本体の左側の複数箇所に設けられた懸架脚と、
を具備する装輪戦闘車両において、
開状態となると作動流体源から作動流体を前記車高調整部材に供給する供給弁と、
開状態となると前記車高調整部材から作動流体を排出する排出弁と、
射撃準備状態になったか否かを検出する射撃準備状態検出センサと、
車高を検出する車高検出センサと、
車速を検出する車速検出センサと、
前記射撃準備状態検出センサが射撃準備状態であることを検出したことを条件に、前記車速センサで検出した車速が遅くなるにしたがって車高が低くなる調整車高を求め、前記車高検出センサで検出する車高が前記調整車高になるまで、前記供給弁を閉じると共に前記排出弁を開けて前記車高調整部材を縮退させて車高を低くしていく制御部を有することを特徴とする装輪戦闘車両の車高制御機構。 - 車体本体と、
俯仰可能に取り付けられた砲身を有すると共に前記車体本体上に旋回可能に備えられた砲台と、
タイヤと、サスペンション部材と、作動流体が供給されると伸長し作動流体が排出されると縮退することにより車高を調整する車高調整部材とを有して構成されており、前記車体本体の右側の複数箇所、及び前記車体本体の左側の複数箇所に設けられた懸架脚と、
を具備する装輪戦闘車両において、
各車高調整部材に個別に備えられており、開状態となると作動流体源から作動流体を前記車高調整部材に供給する供給弁と、
各車高調整部材に個別に備えられており、開状態となると前記車高調整部材から作動流体を排出する排出弁と、
射撃準備状態になったか否かを検出する射撃準備状態検出センサと、
車高を検出する車高検出センサと、
車速を検出する車速検出センサと、
操作者により操作されて車高操作信号を出力する操作パネルと、
前記射撃準備状態検出センサが射撃準備状態であることを検出し、且つ、前記操作パネルから車高操作信号が出力されたことを条件に、前記車速センサで検出した車速が遅くなるにしたがって車高が低くなる調整車高を求め、前記車高検出センサで検出する車高が前記調整車高になるまで、前記供給弁を閉じると共に前記排出弁を開けて前記車高調整部材を縮退させて車高を低くしていく制御部を有することを特徴とする装輪戦闘車両の車高制御機構。 - 請求項1乃至請求項3の何れか一項において、
前記車高調整部材は油気圧式ばねダンパであり、前記作動流体は作動油であり、前記作動流体源は油圧ポンプであることを特徴とする装輪戦闘車両の車高制御機構 - 請求項1乃至請求項4の何れか一項において、
前記射撃準備検出センサは、前記砲身に砲弾が装弾されたことを検出する装弾センサ、または、照準を合わせたことを検出する照準合せセンサ、または、前記砲身の俯仰動作を検出する砲身俯仰動作センサであることを特徴とする装輪戦闘車両の車高制御機構。 - 車体本体と、
俯仰可能に取り付けられた砲身を有すると共に前記車体本体上に旋回可能に備えられた砲台と、
タイヤと、サスペンション部材と、作動流体が供給されると伸長し作動流体が排出されると縮退することにより車高を調整する車高調整部材とを有して構成されており、前記車体本体の右側の複数箇所、及び前記車体本体の左側の複数箇所に設けられた懸架脚と、
を具備する装輪戦闘車両において、
各車高調整部材に個別に備えられており、開状態となると作動流体源から作動流体を前記車高調整部材に供給する供給弁と、
各車高調整部材に個別に備えられており、開状態となると前記車高調整部材から作動流体を排出する排出弁と、
前記砲身の俯仰動作を検出する砲身俯仰動作センサと、
前記車体本体に対する前記砲台の旋回角度を検出する砲台旋回角センサと、
前記砲台旋回角センサの検出信号を基に前記砲身が向いている方向を検出し、前記砲身俯仰動作センサにより検出した前記砲身の仰角が増えているときには、前記車高調整部材のうち前記砲身の長手方向の前側に位置するものの車高が高くなるように、前記砲身の長手方向の前側に位置する車高調整部材に備えられている供給弁を開き、前記砲身の長手方向の前側に位置する車高調整部材に備えられている排出弁を閉じる制御部を有することを特徴とする装輪戦闘車両の車高制御機構。 - 車体本体と、
俯仰可能に取り付けられた砲身を有すると共に前記車体本体上に旋回可能に備えられた砲台と、
タイヤと、サスペンション部材と、作動流体が供給されると伸長し作動流体が排出されると縮退することにより車高を調整する車高調整部材とを有して構成されており、前記車体本体の右側の複数箇所、及び前記車体本体の左側の複数箇所に設けられた懸架脚と、
を具備する装輪戦闘車両において、
各車高調整部材に個別に備えられており、開状態となると作動流体源から作動流体を前記車高調整部材に供給する供給弁と、
各車高調整部材に個別に備えられており、開状態となると前記車高調整部材から作動流体を排出する排出弁と、
前記砲身の俯仰動作を検出する砲身俯仰動作センサと、
前記車体本体に対する前記砲台の旋回角度を検出する砲台旋回角センサと、
前記砲台旋回角センサの検出信号を基に前記砲身が向いている方向を検出し、前記砲身俯仰動作センサにより検出した前記砲身の仰角が増えているときには、前記車高調整部材のうち前記砲身の長手方向の後側に位置するものの車高が低くなるように、前記砲身の長手方向の後側に位置する車高調整部材に備えられている供給弁を閉じ、前記砲身の長手方向の後側に位置する車高調整部材に備えられている排出弁を開く制御部を有することを特徴とする装輪戦闘車両の車高制御機構。 - 車体本体と、
俯仰可能に取り付けられた砲身を有すると共に前記車体本体上に旋回可能に備えられた砲台と、
タイヤと、サスペンション部材と、作動流体が供給されると伸長し作動流体が排出されると縮退することにより車高を調整する車高調整部材とを有して構成されており、前記車体本体の右側の複数箇所、及び前記車体本体の左側の複数箇所に設けられた懸架脚と、
を具備する装輪戦闘車両において、
各車高調整部材に個別に備えられており、開状態となると作動流体源から作動流体を前記車高調整部材に供給する供給弁と、
各車高調整部材に個別に備えられており、開状態となると前記車高調整部材から作動流体を排出する排出弁と、
前記砲身の俯仰動作を検出する砲身俯仰動作センサと、
前記車体本体に対する前記砲台の旋回角度を検出する砲台旋回角センサと、
操作者により操作されて傾斜操作信号を出力する操作パネルと、
前記砲台旋回角センサの検出信号を基に前記砲身が向いている方向を検出し、前記砲身俯仰動作センサにより検出した前記砲身の仰角が増え、且つ、前記操作パネルから傾斜操作信号が出力されたことを条件に、前記車高調整部材のうち前記砲身の長手方向の前側に位置するものの車高が高くなると共に、前記車高調整部材のうち前記砲身の長手方向の後側に位置するものの車高が低くなるように、前記砲身の長手方向の前側に位置する車高調整部材に備えられている供給弁を開き、前記砲身の長手方向の前側に位置する車高調整部材に備えられている排出弁を閉じると共に、前記砲身の長手方向の後側に位置する車高調整部材に備えられている供給弁を閉じ、前記砲身の長手方向の後側に位置する車高調整部材に備えられている排出弁を開く制御部を有することを特徴とする装輪戦闘車両の車高制御機構。 - 車体本体と、
俯仰可能に取り付けられた砲身を有すると共に前記車体本体上に旋回可能に備えられた砲台と、
タイヤと、サスペンション部材と、作動流体が供給されると伸長し作動流体が排出されると縮退することにより車高を調整する車高調整部材とを有して構成されており、前記車体本体の右側の複数箇所、及び前記車体本体の左側の複数箇所に設けられた懸架脚と、
を具備する装輪戦闘車両において、
各車高調整部材に個別に備えられており、開状態となると作動流体源から作動流体を前記車高調整部材に供給する供給弁と、
各車高調整部材に個別に備えられており、開状態となると前記車高調整部材から作動流体を排出する排出弁と、
前記砲身の俯仰動作を検出する砲身俯仰動作センサと、
前記車体本体に対する前記砲台の旋回角度を検出する砲台旋回角センサと、
前記砲台旋回角センサの検出信号を基に前記砲身が向いている方向を検出し、前記砲身俯仰動作センサにより検出した前記砲身の俯角が増えているときには、前記車高調整部材のうち前記砲身の長手方向の前側に位置するものの車高が低くなるように、前記砲身の長手方向の前側に位置する車高調整部材に備えられている供給弁を閉じ、前記砲身の長手方向の前側に位置する車高調整部材に備えられている排出弁を開く制御部を有することを特徴とする装輪戦闘車両の車高制御機構。 - 車体本体と、
俯仰可能に取り付けられた砲身を有すると共に前記車体本体上に旋回可能に備えられた砲台と、
タイヤと、サスペンション部材と、作動流体が供給されると伸長し作動流体が排出されると縮退することにより車高を調整する車高調整部材とを有して構成されており、前記車体本体の右側の複数箇所、及び前記車体本体の左側の複数箇所に設けられた懸架脚と、
を具備する装輪戦闘車両において、
各車高調整部材に個別に備えられており、開状態となると作動流体源から作動流体を前記車高調整部材に供給する供給弁と、
各車高調整部材に個別に備えられており、開状態となると前記車高調整部材から作動流体を排出する排出弁と、
前記砲身の俯仰動作を検出する砲身俯仰動作センサと、
前記車体本体に対する前記砲台の旋回角度を検出する砲台旋回角センサと、
前記砲台旋回角センサの検出信号を基に前記砲身が向いている方向を検出し、前記砲身俯仰動作センサにより検出した前記砲身の俯角が増えているときには、前記車高調整部材のうち前記砲身の長手方向の後側に位置するものの車高が高くなるように、前記砲身の長手方向の後側に位置する車高調整部材に備えられている供給弁を開け、前記砲身の長手方向の後側に位置する車高調整部材に備えられている排出弁を閉じる制御部を有することを特徴とする装輪戦闘車両の車高制御機構。 - 車体本体と、
俯仰可能に取り付けられた砲身を有すると共に前記車体本体上に旋回可能に備えられた砲台と、
タイヤと、サスペンション部材と、作動流体が供給されると伸長し作動流体が排出されると縮退することにより車高を調整する車高調整部材とを有して構成されており、前記車体本体の右側の複数箇所、及び前記車体本体の左側の複数箇所に設けられた懸架脚と、
を具備する装輪戦闘車両において、
各車高調整部材に個別に備えられており、開状態となると作動流体源から作動流体を前記車高調整部材に供給する供給弁と、
各車高調整部材に個別に備えられており、開状態となると前記車高調整部材から作動流体を排出する排出弁と、
前記砲身の俯仰動作を検出する砲身俯仰動作センサと、
前記車体本体に対する前記砲台の旋回角度を検出する砲台旋回角センサと、
操作者により操作されて傾斜操作信号を出力する操作パネルと、
前記砲台旋回角センサの検出信号を基に前記砲身が向いている方向を検出し、前記砲身俯仰動作センサにより検出した前記砲身の俯角が増え、且つ、前記操作パネルから傾斜操作信号が出力されたことを条件に、前記車高調整部材のうち前記砲身の長手方向の前側に位置するものの車高が低くなると共に、前記車高調整部材のうち前記砲身の長手方向の後側に位置するものの車高が高くなるように、前記砲身の長手方向の前側に位置する車高調整部材に備えられている供給弁を閉じ、前記砲身の長手方向の前側に位置する車高調整部材に備えられている排出弁を開けると共に、前記砲身の長手方向の後側に位置する車高調整部材に備えられている供給弁を開け、前記砲身の長手方向の後側に位置する車高調整部材に備えられている排出弁を閉じる制御部を有することを特徴とする装輪戦闘車両の車高制御機構。 - 請求項6乃至請求項11の何れか一項において、
前記車高調整部材は油気圧式ばねダンパであり、前記作動流体は作動油であり、前記作動流体源は油圧ポンプであることを特徴とする装輪戦闘車両の車高制御機構。
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