JP2008157528A - 床暖房装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡素な構成で熱媒配管の管径の制限が少ない快適な床暖房を実現する。
【解決手段】 断熱性を有する床下地材と伝熱性を有する床表面材の間に閉塞した内部空気層を形成し、この内部空気層内に内部空気層の高さに納まる外径のパイプでできた熱媒体を導通させる熱媒配管6を金属製の固定部材7で複数箇所において固定して配管した構成であって、その固定部材7は、熱媒配管6を保持する保持部8と、床下地材へ固定する固定箇所9と、フィン構造10を備え、このフィン構造10は、床下地材及び床表面材に非接触であって、内部空気層に直接熱媒配管6の熱を放熱する構成とする。
【選択図】 図2
【解決手段】 断熱性を有する床下地材と伝熱性を有する床表面材の間に閉塞した内部空気層を形成し、この内部空気層内に内部空気層の高さに納まる外径のパイプでできた熱媒体を導通させる熱媒配管6を金属製の固定部材7で複数箇所において固定して配管した構成であって、その固定部材7は、熱媒配管6を保持する保持部8と、床下地材へ固定する固定箇所9と、フィン構造10を備え、このフィン構造10は、床下地材及び床表面材に非接触であって、内部空気層に直接熱媒配管6の熱を放熱する構成とする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、家屋の床を構成する床暖房機能を持つ床暖房装置に関するものである。
床暖房を実現する床暖房装置は、家屋の床を構成するパネルに熱媒を導通する熱媒配管を配設したものが広く知られている。パネルは、断熱性のある発泡樹脂やパーティクルボードにより作られ、表面に穿った一連の溝に熱媒配管が配設され、上面に伝熱板が貼設されている(特許文献1,2参照)。
従来の床暖房装置では、パネルの厚みを熱媒配管の管径を含めた範囲で構成し、なおかつある程度の強度を確保する最小厚さが必要である。そのため、熱媒配管の管径が制限され圧力損失の増加や放熱量の制限、一回路の敷設面積が制限されるなどの問題点がある。また、熱伝導による伝熱が暖房機能の主体であるため、断熱構造材や伝熱板が必要であり、重量の増加による施工性の悪化とともに製造コストが高くなる問題点があった。そして、熱媒配管の仕方を工夫しているものもあるが、温度分布にどうしてもムラが生じる問題を克服できていないのが現状である。
本発明は、上記した問題点を解決するためになされたものであり、その課題とするところは、簡素な構成で熱媒配管の管径の制限が少ない快適な床暖房を実現できる床暖房装置を得ることである。
上記課題を解決するために本発明は、断熱性を有する床下地材と伝熱性を有する床表面材の間に閉塞した内部空気層を形成し、内部空気層内に内部空気層の高さに納まる外径のパイプでできた熱媒体を導通させる熱媒配管を金属製の固定部材で複数箇所において固定して配設した構成を採る。その固定部材は、熱媒配管を保持する保持部と、床下地材へ固定する固定箇所と、フィン構造を備え、フィン構造は、床下地材及び床表面材に非接触であって、内部空間に直接熱媒配管の熱を放熱する構成である手段を採用する。
本発明によれば、床下地材と床表面材との間に閉塞した内部空気層を形成し、この内部空気層内に熱媒配管を配設するだけの簡素な構造を採ることができ、熱媒配管の管径の制約が少なく、放熱量の増加を図ることができ、製造コストも低減する。そして、熱媒配管を固定する固定部材のフィン構造によって内部空気層に熱媒配管の熱を放熱して内部空気層を対流によって昇温するので、床表面材の表面温度のムラが減少する。
本発明の床暖房装置は、断熱性を有する床下地材と伝熱性を有する床表面材の間に、小根太によって保持された閉塞した内部空気層が形成されている。内部空気層内に内部空気層の高さに納まる外径のパイプでできた温水等の熱媒体を導通させる熱媒配管が金属製の固定部材で複数箇所において固定されている。固定部材は、熱媒配管を保持するクランプ状の保持部と、保持部の両端に延び床下地材にネジ固定する固定箇所を有するフィン構造を備えたアルミニウムや銅合金等より構成された一体物である。このフィン構造は、ネジ挿通孔が中央に開けられた窪みとして構成された固定箇所を除き、床下地材及び床表面材に非接触であって、内部空気層に浮いた状態で突出している。熱媒配管の熱は、保持部の表面及びフィン構造から内部空気層に放熱される構成である。
本発明によれば、床下地材と床表面材との間に閉塞した内部空気層が、固定部材の保持部の表面及びフィン構造からの放熱により温められ、床表面材に伝熱される。このように、内部空気層内に熱媒配管を配設するだけの簡素な構造を採ることができ、熱媒配管の管径の制約も少なく、放熱量の増加を図ることが簡単にでき、製造コストも低減する。熱媒配管を固定する固定部材のフィン構造によって内部空気層が対流によって昇温されるので、床表面材の表面温度のムラも減少する。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態の床暖房装置の断面図、図2は、固定部材を示す平面図、図3は、他の形態の固定部材を適用した床暖房装置の断面図である。
図1は、本実施の形態の床暖房装置の断面図、図2は、固定部材を示す平面図、図3は、他の形態の固定部材を適用した床暖房装置の断面図である。
本実施の床暖房装置は、断熱性を有する床下地材1と伝熱性を有する床下地材1より薄肉の床表面材2の間に、小根太3によって維持された閉塞した内部空気層4が形成されている。小根太3には横方向に通気孔5が適所に開けられ、小根太3間の内部空気層4は通気孔5により連通している。内部空気層4内に内部空気層4の高さに納まる外径の樹脂パイプ等でできた温水等の熱媒体を導通させる熱媒配管6が金属製の平面積の広い固定部材7で複数箇所において固定されている。
固定部材7は、図1,2に示すように熱媒配管6を抱込み保持するクランプ状の保持部8と、保持部8の両端に延び床下地材1にネジ固定する固定箇所9を有するフィン構造10を備えたアルミニウムや銅合金等、熱良導材より構成された一体物である。このフィン構造10は、ネジ挿通孔11が中央に開けられた窪みとして構成された四箇所の固定箇所9を除き、床下地材1に非接触であって、内部空気層4に浮いた状態で張り出している。フィン構造10には対流孔12が保持部8を挟んで設けられている。熱媒配管6の熱は、保持部8の表面及びフィン構造10から内部空気層4に放熱される構成である。固定部材7は、その表面の色調を濃い色、例えば黒色に着色すれば、輻射率が高まり、輻射による伝熱効果も得られる。
本実施の形態によれば、床下地材1と床表面材2との間に閉塞した内部空気層4が、固定部材7の保持部8の表面及びフィン構造10からの放熱により温められ、床表面材2に伝熱される。フィン構造10には対流孔12があり、フィン構造10の上下の内部空気層4の空気が対流孔12を通じて対流する。小根太3で隔てられている内部空気層4の空気も小根太3の通気孔5により通じ合っている。このように、内部空気層内4に熱媒配管6を配設するだけの簡素な構造を採ることができ、熱媒配管6の管径の制約も少なく、放熱量の増加を図ることが簡単にでき、軽量化も推進でき製造コストが低減する。熱媒配管6を固定する固定部材7のフィン構造10によって内部空気層4が対流によって昇温されるので、床表面材2の表面温度のムラも減少する。
固定部材7については、図3に示すようにアルミの押出し成形による対称構成の二部品13で構成し、熱媒配管6を両側から抱込んで保持するようにしても良い。この場合には、固定部とフィン構造10とは別構造にし、フィン構造10は、保持部8の中央に半径方向に張り出す構成とする。熱媒配管6は内部空気層4の中間に保持されるが、床下地材1と床表面材2の間は支保構造14により支保され、床の圧縮強度は向上する。フィン構造10は、熱媒配管6の略中心線上において内部空気層4に張り出しているため、放熱効果が高く、また、熱媒配管6の外表全体が内部空気層4に接触するため、内部空気層4の昇温効果は高い。フィン構造10については、放熱面積を広くする方法(波板状にするなど)が適宜用される。
実施の形態2.
図4と図5に示す本実施の形態は、固定部材に関するもので、それ以外の構成は実施の形態1のものと同じである。従って、実施の形態1のものと同じ部分については、実施の形態1のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
図4と図5に示す本実施の形態は、固定部材に関するもので、それ以外の構成は実施の形態1のものと同じである。従って、実施の形態1のものと同じ部分については、実施の形態1のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
本実施の形態の固定部材7は、基本的には熱媒配管6は内部空気層4に浮いた状態に保持されるものである。図4の断面図に示すように固定部材7にはバネ性があり、施工前は、フィン構造10が跳ね上ってウイングしている。床下地材1に片方ずつ固定箇所9をネジ固定することにより、図5のように開いた保持部8が締まって熱媒配管6を保持するとともに、フィン構造10の基部に形成された食込み部15が熱媒配管6の下に食い込み、熱媒配管6を持上げた状態で固定する。これにより、上方からの耐荷重性が向上するとともに、熱媒配管6の外表全体が内部空気層4に接触するため、内部空気層4の昇温効果も高まる。これ以外の機能は実施の形態1と同じである。
1 床下地材、 2 床表面材、 3 小根太、 4 内部空気層、 5 通気孔、 6 熱媒配管、 7 固定部材、 8 保持部、 9 固定箇所、 10 フィン構造、 12 対流孔。
Claims (4)
- 断熱性を有する床下地材と伝熱性を有する床表面材の間に閉塞した内部空気層を形成し、この内部空気層内に同内部空気層の高さに納まる外径のパイプでできた熱媒体を導通させる熱媒配管を金属製の固定部材で複数箇所において固定して配管した構成であって、その固定部材は、前記熱媒配管を保持する保持部と、前記床下地材へ固定する固定箇所と、フィン構造を備え、このフィン構造は、前記床下地材及び床表面材に非接触であって、前記内部空気層に直接前記熱媒配管の熱を放熱する構成である床暖房装置。
- 請求項1に記載の床暖房装置であって、フィン構造に、該フィン構造を貫く開口を設けた床暖房装置。
- 請求項1又は請求項2のいずれかに記載の床暖房装置であって、内部空気層を小根太で維持し、この小根太に隔てられる内部空気層を同小根太に設けた通気開口により連通させた床暖房装置。
- 請求項1〜請求項3までのいずれかに記載の床暖房装置であって、固定部材は、熱媒配管を内部空気層の中間部に固定する構造である床暖房装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006345852A JP2008157528A (ja) | 2006-12-22 | 2006-12-22 | 床暖房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006345852A JP2008157528A (ja) | 2006-12-22 | 2006-12-22 | 床暖房装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008157528A true JP2008157528A (ja) | 2008-07-10 |
Family
ID=39658628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006345852A Pending JP2008157528A (ja) | 2006-12-22 | 2006-12-22 | 床暖房装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008157528A (ja) |
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2006
- 2006-12-22 JP JP2006345852A patent/JP2008157528A/ja active Pending
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