JP2008156931A - 入退室管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】特定の領域に対する被管理対象者の入退室の管理を高い信頼性をもって確実に行うことのできる入退室管理システムの提供。
【解決手段】人の出入りが制限される立ち入り制限領域(特定領域)Aに対する、被管理対象者Hの入退室を管理する入退室管理システムにおいて、特定領域の入退室口に設置された、回転式ゲート機11、被管理対象者に付与されたパッシブ型RFIDタグ55から発信される当該被管理対象者に係る自他識別信号を受信する信号受信手段30および回転式ゲート機に対して所定の位置に設置された2つのゲートセンサーを具えてなる管理ゲートシステム10と、管理ゲートシステムからの検知信号に基づいて、被管理対象者の特定領域に対する入退室を管理する管理装置50とを具えてなり、信号受信手段は、被管理対象者が回転式ゲート機内に存在するときにのみ当該被管理対象者に係る自他識別信号が受信される大きさの通信可能範囲を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、人の出入りが制限されるべき立ち入り制限領域に対する、予め当該立ち入り制限領域に対する入退室が許可された被管理対象者の入退室を管理する入退室管理システムに関する。
例えば、プレスラインやその他の大型機械が設置された、機械の駆動により人が危険な状態となり得る領域や、放射線管理区域、あるいは高度の機密が要求される場所などの、人の出入りが制限されるべき立ち入り制限領域に対する入退室を管理するための入退室管理システムとして、これまでに種々のタイプのものが提案されており、例えば、立ち入り制限領域に入退室する作業者に対して、所定の検出動作に応答する無線式のレスポンダを付与し、このレスポンダからの応答を検出することにより立ち入り制限領域に入退室する作業者を監視し、作業者が立ち入り制限領域内に存在しているにも関わらず、機械が再起動されることなどの不測の事態が発生することを防止して作業者の安全を確保するための入退室管理システムなどがある(例えば特許文献1参照)。
特許第3616696号公報
しかしながら、例えばセンサーの検出ミスや人為的なミスが介入することがあるなどの理由から、立ち入り制限領域に対する入退室の管理を高い信頼性をもって確実に行うことできていないのが実状である。
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、人の出入りが制限されるべき立ち入り制限領域に対する、被管理対象者の入退室の管理を、高い信頼性をもって確実に行うことのできる入退室管理システムを提供することを目的とする。
本発明の入退室管理システムは、予め登録された被管理対象者のみが入退室可能とされた立ち入り制限領域に対する、当該被管理対象者の入退室を管理する入退室管理システムにおいて、
前記立ち入り制限領域の入退室口に設置された管理ゲートシステムと、管理ゲートシステムからの検知信号に基づいて、被管理対象者の立ち入り制限領域に対する入退室を管理する管理装置とを具えてなり、
管理ゲートシステムは、被管理対象者の入退室を制限する回転式ゲート機と、被管理対象者に付与された無線発信器から発信される当該被管理対象者のID情報を含む自他識別信号を受信する信号受信手段と、立ち入り制限領域に対して回転式ゲート機の外方側および内方側の位置に設置された外方側ゲートセンサーおよび内方側ゲートセンサーとを具えてなり、
信号受信手段は、被管理対象者が回転式ゲート機内に存在するときにのみ当該被管理対象者に係る自他識別信号が受信される大きさの通信可能範囲を有するものであることを特徴とする。
本発明の入退室管理システムにおいては、回転式ゲート機は、設置面に対して鉛直方向に伸びる軸を中心に回動可能とされた回動枠体を具えてなり、当該回動枠体内の搭乗用スペースは、2人以上の被管理対象者が同時に進入することが許容されない大きさとされていることが好ましい。
また、本発明の入退室管理システムにおいては、回転式ゲート機には、回動枠体内の搭乗用スペースにおける人の存在を検知するゲート機内エリアセンサーが設けられており、 人が回動枠体内に進入したことが当該ゲート機内エリアセンサーによって検知されることにより回動枠体の回動が禁止されたロック状態とされ、無線発信器から発信される自他識別信号が信号受信手段によって受信されることによりロックが解除される構成とされていることが好ましい。
さらにまた、本発明の入退室管理システムにおいては、回動枠体内の搭乗用スペースに対する出入り口用の開口部の位置を検出する位置検出手段が設置された構成とされていることが好ましい。
さらにまた、本発明の入退室管理システムにおいては、無線発信器として、パッシブ型RFIDタグを用いることができる。
さらにまた、本発明の入退室管理システムにおいては、立ち入り制限領域内に存在する被管理対象者の人数および当該被管理対象者のID情報を表示する表示装置を具えた構成とされていることが好ましい。
本発明の入退室管理システムによれば、基本的には、例えばパッシブ型RFIDタグなどの無線発信器から発信される、被管理対象者についてのID情報を含む自他識別信号を検出することにより、被管理対象者が特別な行為を行うことなしに、当該被管理対象者の、立ち入り制限領域に対する入退室がいわば自動的に管理されるので、被管理対象者の立ち入り制限領域に対する入退室の管理および無線発信器を所持しない不当な人の出入りの規制を高い信頼性をもって確実に行うことができ、しかも、回転式ゲート機が用いられていると共に信号受信手段の通信可能範囲が実質的に回転式ゲート機内のエリアをカバーする程度の大きさであることにより、立ち入り制限領域と当該立ち入り制限領域以外の他の領域との境界に、明確な被管理対象者の検出エリアが確立されて被管理対象者を一人ずつ管理することができるので、被管理対象者の立ち入り制限領域に対する入退室の管理、例えば立ち入り制限領域内に滞在する被管理対象者の人数の管理を確実に行うことができる。
また、例えば入退室口が複数箇所ある立ち入り制限領域についての管理を行う場合には、管理ゲートシステムからの検知信号が共通の管理装置によって一括して管理されるので、被管理対象者の入退室口の利用に関する制限がなくなり、高い利便性を得ることができる。
また、信号受信手段、外方側ゲートセンサーおよび内方側ゲートセンサーに加えて更に、ゲート機内エリアセンサーおよび位置検出手段を具えていることにより、被管理対象者の移動方向の特定を極めて高い精度で行うことができ、被管理対象者の入退室の管理を一層高い信頼性をもって行うことができる。
さらに、被管理対象者についてのID情報が表示装置に表示されることにより、立ち入り制限領域内に存在する被管理対象者を第三者が容易に確認することができる。
図1は、本発明の入退室管理システムの一例における構成の概略を示す説明図、図2は、図1に示す入退室管理システムを構成する管理ゲートシステムにおける構成を概略的に示す斜視図、図3は、図2示す管理ゲートシステムの構成を概略的に示す平面図である。 この入退室管理システムは、人の出入りが制限されるべき立ち入り制限領域(以下、「特定領域A」という。)における複数箇所の入退室口Gの各々に設置された管理ゲートシステム10と、例えば特定領域Aと離れた位置において設置された、各管理ゲートシステム10からの検知信号に基づいて、被管理対象者Hの特定領域Aへの出入りを一括して管理する管理装置50および特定領域Aに存在している被管理対象者Hの人数および当該被管理対象者HのID情報(例えば氏名等)を表示する表示装置51とにより構成されており、管理ゲートシステム10を通過しない限り、立ち入り制限領域内に進入することおよび立ち入り制限領域から退出することが不可能とされている。
管理ゲートシステム10は、当該管理ゲートシステム10を通過しようとする人が被管理対象者Hであることの正当性の判断を一人ずつ行うために、複数の人が同時に通行することを規制(伴連れを禁止)する、例えば双方向に通行(特定領域Aへの進入および特定領域Aからの退出)可能な回転式ゲート機11を具えている。
この回転式ゲート機11は、図4〜図6に示すように、4本の支柱13が、例えば方形板状のベース14の上面における4隅の位置に、各々鉛直方向に伸びるよう設けられてなるメインフレーム12と、このメインフレーム12内に配設された、2人以上の人が同時に進入することが許容されない広さの略円柱状の内部空間を有する回動枠体20とを具えており、メインフレーム12における互いに対向する2箇所の開口部(図5および図6において左右の開口部)がそれぞれ回動枠体20内に出入りするための外方側通過口15Aおよび内方側通過口15Bとされている。
回動枠体20は、ベース14の上面における中央位置に設けられた、円盤状の搭乗用固定板18およびこの搭乗用固定板18の形状中心位置を中心に搭乗用固定板18の外周縁に沿って回転可能に支持された円環状の回転板21よりなるターンテーブル25と、この回転板21の上面上における円周方向に等角度間隔毎に並んだ位置において各々鉛直方向に伸びるよう設けられた複数本例えば5本の棒状のフレーム要素22と、各々のフレーム要素22の上端部を支持する円環状の支持枠23とにより構成されており、フレーム要素が設けられていないことにより回動枠体20内の搭乗用スペースSに対する出入り口用の開口部24が形成されている。図6における符号27は、回動枠体20に固定されて設けられた、人の搭乗位置を規制するガイドレールである。
この回転式ゲート機11には、被管理対象者Hまたはそれ以外の人が回動枠体20内の搭乗用スペースSに進入したときに、回動枠体20の回動動作を一時的に禁止する回転禁止機構(一時ロック機構)28が設けられている。
回転禁止機構28は、例えば、管理装置50からの動作指令信号に基づいて駆動されるメカシリンダーにより構成されており、メカシリンダーの駆動ロッドが上下動されることにより回転板21の外周縁部分に設けられた回転禁止突起部に係止されて回転板21の回転が禁止され、これにより、ロック状態とされる。
また、回動枠体20の開口部24が例えばメインフレーム12における外方側通過口15Aまたは内方側通過口15Bに合致した状態でそれ以上の回動枠体20の回転を規制するストッパー(図示せず)が設けられている。
この管理ゲートシステム10においては、特定領域Aに対する入退室が許可された被管理対象者Hに付与された無線発信器から発信される当該被管理対象者のID情報を含む自他識別信号を受信する信号受信手段30と、回転式ゲート機11に対して所定の位置を通過したことを検知する外方側ゲートセンサーおよび内方側ゲートセンサーと、回転式ゲート機11内における人の存在の有無を検知するゲート機内エリアセンサー38と、回転式ゲート機11の回動枠体20における開口部24の位置(開口方向)を検出する位置検出手段40とを具えている。
被管理対象者Hに対して付与される無線発信器としては、例えばパッシブ型RFIDタグ55が用いられ、信号受信手段30から発信される電波が受信されることにより当該被管理対象者HのID情報を含む自他識別信号が発信される。
信号受信手段30は、複数例えば2つの信号受信アンテナ31と、当該信号受信アンテナ31によって受信された、パッシブ型RFIDタグ55からの被管理対象者Hの自他識別信号を管理装置50に伝送する受信装置32とを有する。
信号受信アンテナ31は、例えば回転式ゲート機11の両側上方位置において、互いに対向して設置されており、これら2つの信号受信アンテナ31の各々の信号受信エリアが互いに干渉することなく回転式ゲート機11の搭乗用スペースS(平面領域)を実質的にカバーする大きさ、換言すれば、被管理対象者Hが回転式ゲート機11内に存在するときにのみ当該被管理対象者Hに係る自他識別信号を受信する大きさの通信可能範囲を形成する。
回転式ゲート機11の、特定領域Aに対して外方側の位置に設置される外方側ゲートセンサーは、例えば光ビームが遮断されることにより被管理対象者Hまたはその他の人の通過を検出する光電スイッチ(以下、「外方側ライトカーテン35」という。)により構成されており、光ビームが人の進行方向に対して直交する方向に伸びる状態でメインフレーム12の支柱13に設置されている。
回転式ゲート機11の、特定領域Aに対して内方側の位置に設置される内方側ゲートセンサーについても同様に、例えば光ビームが遮断されることにより被管理対象者Hの通過を検出する光電スイッチ(以下、「内方側ライトカーテン36」という。)により構成されており、光ビームが人の進行方向に対して直交する方向に伸びる状態でメインフレーム12の支柱13に設置されている。
ゲート機内エリアセンサー38は、例えば光ビームが遮断されることにより被管理対象者Hまたはその他の人が回動枠体20内の搭乗スペースSに存在することを検出する光電スイッチにより構成されており、回動枠体20内の両側の位置において、光ビームが人の進行方向に対して直交する方向に伸びる状態で設置されている。
位置検出手段40は、回動枠体20の開口部24がメインフレーム12における外方側通過口15Aに合致した状態(開口部24が外方側に開口する状態)にあることを検出する外方側スイッチ41、および回動枠体20の開口部24がメインフレーム12における内方側通過口15Bに合致した状態(開口部24が内方側に開口する状態)にあることを検出する内方側スイッチ42により構成されている。
外方側スイッチ41は、発光素子からの光を回動枠体21に設けられた反射面構成部材26Aによって反射し、この反射光を受光素子により検出することにより回動枠体21の開口部24の開口方向を検出する構成とされている。
また、内方側スイッチ42についても同様に、発光素子からの光を回動枠体21に設けられた反射面構成部材26Bによって反射し、この反射光を受光素子により検出することにより回動枠体21の開口部24の開口方向を検出する構成とされている。
管理ゲートシステム10の一構成例を示すと、回転式ゲート機11の搭乗用固定板18の直径が0.8mであり、回動枠体20の開口部24の大きさは回転中心に対してなす角が120度となる大きさである。
各々の信号受信アンテナ31の通信可能範囲の大きさが例えば0.6mであり、パッシブ型RFIDタグ55の通信可能範囲の大きさが例えば0.5〜0.6mである。
以下、上記入退室管理システムの動作について説明する。
先ず、外方側ライトカーテン35を通過することにより被管理対象者Hまたはその他の人が特定領域Aに進入しようとしていることが検出されて外方側ライトカーテン35による検出信号が管理装置50に出力される。
そして、外方側ライトカーテン35を通過した人が回転式ゲート機11における回動枠体20内の搭乗スペースSに進入すると、ゲート機内エリアセンサー38によって回動枠体20内の搭乗スペースSに人が進入したことが検出されて回転禁止機構28が動作されて回動枠体20の回動動作が一旦禁止される。ここに、回動枠体20は、通常、回転禁止機構28が解除されており、開口部24が内方側に開口した状態とされている場合には、被管理対象者Hおよびその他の人のいずれの人であっても、手動によって自由に回動させることができる状態とされており、被管理対象者以外の人であっても回動枠体20内の搭乗スペースSに進入すること自体は可能とされている。
ゲート機内エリアセンサー38による検出と同時に、信号受信手段30における信号受信アンテナ31が常時電波を発信していることから、パッシブ型RFIDタグ55がこの電波を受信することによって発信する被管理対象者Hに係る自他識別信号が信号受信アンテナ31によって受信されることによって、回動枠体20内の搭乗スペースSに存在する人が被管理対象者Hであることが確認され、これにより、回動枠体20のロックが解除されて回動枠体20を回動させることができる状態とされる。これに対して、回動枠体20内の搭乗スペースSに存在する人がパッシブ型RFIDタグ55を所持していない人である場合には、回転禁止機構28によるロック状態が維持されて当該人が特定領域A内に進入することが拒否される。ここに、自他識別信号が受信されることにより管理装置50から進入許可信号が出力されて回転式ゲート機11の近傍に設置された例えばパトランプが点灯されるなどして、特定領域Aへの進入が許可されたことが被管理対象者Hに報知される。
次いで、被管理対象者Hが回動枠体20を手動によって回動させて開口部24をメインフレーム12の内方側通過口15Bに合致させた状態とすると、位置検出手段40を構成する内方側スイッチ42によって回動枠体20の開口部24が内方側に開口した状態とされていることが検出され、その後、被管理対象者Hが回動枠体20から退出することにより信号受信手段30による自他識別信号の受信およびゲート機内エリアセンサー38による検出信号の出力が停止され、この状態で、内方側ライトカーテン36を通過することにより被管理対象者Hが特定領域A内に進入したこと(被管理対象者Hの移動方向)が管理装置50によって認識されて、信号受信手段30から入力されている自他識別信号に係る被管理対象者HのID情報が管理装置50における記録手段に記録されると共に当該被管理対象者HのID情報例えば氏名等が表示装置51に表示され、これにより、特定領域A内に滞在する被管理対象者Hの管理が行われる。ここに、表示装置51には、例えば、特定領域A内に滞在する被管理対象者Hの人数、管理ゲートシステムの動作状態などの情報が表示される。
以上のように、被管理対象者Hが特定領域A内に進入したことが検出されて管理装置50に登録される条件は、外方側ライトカーテン35による検出信号、ゲート機内エリアセンサー38による検出信号、信号受信手段30による被管理対象者Hに係る自他識別信号の受信、位置検出手段40である内方側スイッチ42による検出信号および内方側ライトカーテン36による検出信号のすべてが揃っていることが必要とされており、例えば内方側スイッチ42によって回動枠体20の開口部24が内方側に開口している状態であることが検出された場合であっても、被管理対象者Hが回動枠体20内から退出せずに回動枠体20を再び回動させて引き返した場合には、内方側ライトカーテン36による検出信号が得られていないと共に、ゲート機内エリアセンサー38による検出信号および信号受信手段30による自他識別信号が受信されている状態が継続されていることから、被管理対象者Hが特定領域A内に進入していないことが認識され、当該被管理対象者HのID情報が誤って登録、表示されることが確実に防止される。
一方、被管理対象者Hが特定領域Aから退出する場合には、被管理対象者Hが内方側ライトカーテン36を通過することにより被管理対象者Hが特定領域Aから退出しようとしていることが検出されて内方側ライトカーテン36による検出信号が管理装置50に出力される。
そして、回動枠体20を必要に応じて回動させて開口部24の位置を調整して回動枠体20内に進入すると、ゲート機内エリアセンサー38によって被管理対象者Hが回動枠体20内の搭乗用スペースSに進入したことが検出されると共に、信号受信手段30によってパッシブ型RFIDタグ55からの自他識別信号が受信され、当該自他識別信号に係るID情報と管理装置50に記録されている登録記録との照合が行われて特定領域Aから退出しようとする被管理対象者Hが特定される。ここに、自他識別信号が受信されることにより管理装置50から退出許可信号が出力されて回転式ゲート機11の近傍に設置された例えばパトランプが点灯されるなどして、特定領域Aからの退出が許可されたことが被管理対象者Hに報知される。
次いで、被管理対象者Hが回動枠体20を手動により回動させて開口部24をメインフレーム12の外方側通過口15Aに合致した状態とすると、位置検出手段40である外方側スイッチ41によって開口部24が外方側に開口していることが検出され、その後、外方側ライトカーテン35を通過することにより、被管理対象者Hが特定領域Aから退出したこと(被管理対象者Hの移動方向)が管理装置50によって認識され、記録手段に記録されている当該被管理対象者Hの登録記録が抹消されると共に、表示装置51に表示されている情報が消去される。
以上のように、被管理対象者Hが特定領域Aから退出したことが検出されて管理装置50に登録されている情報を消去(抹消)する条件は、内方側ライトカーテン36による検出信号、ゲート機内エリアセンサー38による検出信号、信号受信手段30による被管理対象者Hに係る自他識別信号の受信、位置検出手段40である外方側スイッチ41による検出信号および外方側ライトカーテン35による検出信号のすべてが揃っていることが必要とされる。
而して、上記入退室管理システムによれば、基本的には、パッシブ型RFIDタグ55から発信される、被管理対象者HのID情報を含む自他識別信号を信号受信アンテナ31によって受信して検出することにより、被管理対象者Hが特別な行為を行うことなしに、当該被管理対象者Hの、特定領域に対する入退室がいわば自動的に管理されるので、被管理対象者Hの特定領域Aに対する入退室の管理およびパッシブ型RFIDタグ55を所持しない不当な人の出入りの規制を高い信頼性をもって確実に行うことができる。
しかも、搭乗用スペースSの大きさが2人以上の人が同時に進入することが許容されない大きさとされた回転式ゲート機11が用いられていると共に信号受信手段30の通信可能範囲が実質的に回転式ゲート機11内のエリアをカバーする程度の大きさであること、換言すれば、被管理対象者Hが回動枠体20内の搭乗スペースSに存在しているときにのみ自他識別信号が受信可能とされる大きさであることにより、パッシブ型RFIDタグ55における通信可能範囲が狭いという欠点を逆に利用して、特定領域Aと当該特定領域A以外の他の領域との境界に、明確な被管理対象者Hの検出エリアが確立されて被管理対象者Hを一人ずつ管理することができるので、被管理対象者Hの特定領域Aに対する入退室の管理、例えば特定領域A内に滞在する被管理対象者Hの人数の管理を確実に行うことができる。
また、複数箇所の入退室口Gの各々に設置された管理ゲートシステム10による検出信号が共通の管理装置50によって一括して管理されるので、被管理対象者の入退室口Gの利用に関する制限がなくなり、高い利便性を得ることができる。
また、信号受信手段30、外方側ゲートセンサー35および内方側ゲートセンサー36に加えて更に、ゲート機内エリアセンサー38および位置検出手段40を具えていることにより、被管理対象者Hの移動方向の特定を極めて高い精度で行うことができ、被管理対象者Hの入退室の管理を一層高い信頼性をもって行うことができる。
さらに、被管理対象者Hの情報が表示装置51に表示されることにより、特定領域A内に存在する被管理対象者Hを第三者が容易に確認することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更を加えることができる。
例えば、本発明の入退室管理システムにおいては、特定領域に対する入退室口を構成する監視ゲートの数、一度に管理することのできる被管理対象者の数およびその他の具体的な構成は特に限定されるものではない。
また、本発明の入退室管理システムにおいては、双方向に通行可能な構成の回転式ゲート機が用いられている必要はなく、一の入退室口に対して、特定領域への入室用ゲート機および特定領域からの退出用ゲート機が別個に設置されて構成されていてもよく、この場合には、例えば一方向にのみ通行可能に構成された、回転するパイプ又は、バーにより入退場を規制する、いわゆる「バーゲート方式」のものを用いることができ、すなわち、回転式ゲート機は、被管理対象者の入退室を制限可能な構成のものであれば、特に制限されない。
本発明の入退室管理システムは、人の出入りが制限されるべき立ち入り制限領域に対する、被管理対象者の入退室の管理を、高い信頼性をもって確実に行うことのできるものであるので、例えば、プレスラインやその他の大型機械が設置された、機械の駆動により人が危険な状態となり得る領域、放射線管理区域、あるいは高度の機密(セキュリティー)が要求される場所などの特定の領域に対する入退室の管理を行う場合に極めて有用なものとなることが期待される。
本発明の入退室管理システムの一例における構成の概略を示す説明図である。 図1に示す入退室管理システムを構成する管理ゲートシステムにおける構成を概略的に示す斜視図である。 図2示す管理ゲートシステムの構成を概略的に示す平面図である。 図2に示す管理ゲートシステムにおける回転式ゲート機の構成を概略的に示す正面図である。 図4に示す回転式ゲート機の側面図である。 図4に示す回転式ゲート機の上面図である。
符号の説明
10 管理ゲートシステム
11 回転式ゲート機
12 メインフレーム
13 支柱
14 ベース
15A 外方側通過口
15B 内方側通過口
18 搭乗用固定板
20 回動枠体
21 回転板
22 フレーム要素
23 支持枠
24 開口部
25 ターンテーブル
26A,26B 反射面構成部材
27 ガイドレール
28 回転禁止機構
30 信号受信手段
31 信号受信アンテナ
32 受信装置
35 外方側ライトカーテン
36 内方側ライトカーテン
38 ゲート機内エリアセンサー
40 位置検出手段
41 外方側スイッチ
42 内方側スイッチ
50 管理装置
51 表示装置
55 パッシブ型RFIDタグ
A 特定領域(立ち入り制限領域)
G 入退室口
H 被管理対象者
S 搭乗用スペース

Claims (6)

  1. 予め登録された被管理対象者のみが入退室可能とされた立ち入り制限領域に対する、当該被管理対象者の入退室を管理する入退室管理システムにおいて、
    前記立ち入り制限領域の入退室口に設置された管理ゲートシステムと、管理ゲートシステムからの検知信号に基づいて、被管理対象者の立ち入り制限領域に対する入退室を管理する管理装置とを具えてなり、
    管理ゲートシステムは、被管理対象者の入退室を制限する回転式ゲート機と、被管理対象者に付与された無線発信器から発信される当該被管理対象者のID情報を含む自他識別信号を受信する信号受信手段と、立ち入り制限領域に対して回転式ゲート機の外方側および内方側の位置に設置された外方側ゲートセンサーおよび内方側ゲートセンサーとを具えてなり、
    信号受信手段は、被管理対象者が回転式ゲート機内に存在するときにのみ当該被管理対象者に係る自他識別信号が受信される大きさの通信可能範囲を有するものであることを特徴とする入退室管理システム。
  2. 回転式ゲート機は、設置面に対して鉛直方向に伸びる軸を中心に回動可能とされた回動枠体を具えてなり、当該回動枠体内の搭乗用スペースは、2人以上の被管理対象者が同時に進入することが許容されない大きさとされていることを特徴とする請求項1に記載の入退室管理システム。
  3. 回転式ゲート機には、回動枠体内の搭乗用スペースにおける人の存在を検知するゲート機内エリアセンサーが設けられており、
    人が回動枠体内に進入したことが当該ゲート機内エリアセンサーによって検知されることにより回動枠体の回動が禁止されたロック状態とされ、無線発信器から発信される自他識別信号が信号受信手段によって受信されることによりロックが解除されることを特徴とする請求項2に記載の入退室管理システム。
  4. 回動枠体内の搭乗用スペースに対する出入り口用の開口部の位置を検出する位置検出手段が設置されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の入退室管理システム。
  5. 無線発信器として、パッシブ型RFIDタグが用いられることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の入退室管理システム。
  6. 立ち入り制限領域内に存在する被管理対象者の人数および当該被管理対象者のID情報を表示する表示装置を具えてなることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の入退室管理システム。
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