JP2008154541A - 害虫防除方法及び装置並びに同装置用ledランプ - Google Patents

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Abstract

【課題】 害虫が忌避する黄色光を高い発光効率で放射することができ、使用個数、消費電力及びコストの削減に寄与する害虫防除装置用LEDランプを提供する。また、該LEDランプを用いてほ場における害虫防除の必要な被照射面の実質的に全域を極力均一に照らして、害虫を確実に防除するとともに、園芸農作物の生長や開花に影響を与えないようにする。
【解決手段】 半導体からなりピーク波長370nm〜480nmの青色光ないし近紫外光を発光する発光素子と、該光を励起光としてピーク波長560nm〜580nmの黄色光を放射する蛍光体とを組み合わせてなる害虫防除装置用LEDランプ5を、ほ場Bにおける害虫防除の必要な被照射面の実質的に全域での照度が1lx〜10lxの範囲内に収まるように、分散配置する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、園芸農作物等の害虫による被害を、夜間の黄色光の照射により防除する方法及び装置並びに同装置用LEDランプに関する。
野菜、果樹、草花等の園芸農作物における害虫被害には様々な形態があり、その一つに、夜間に園芸農作物に害虫の成虫が集まって産卵したり吸汁したりし、やがてふ化したその幼虫が葉、花、果実等を食い荒らすという加害形態がある。この加害形態の害虫の代表がヤガ(夜蛾)科であり、タバコガ、ヨトウガ等を例示することができる。とりわけオオタバコガは、近年、日本において発生量が拡大し、レタス、トマト等の各種野菜、イチゴ、メロン等の各種果樹、菊、カーネーション等の各種草花等々、多くの作物を加害しており、その被害は甚大である。
上記加害形態の害虫に対する方策として、夜間に特定波長の黄色光を園芸農作物に照射して、害虫(成虫)に忌避反応を起こさせ、害虫の侵入、産卵、吸汁行動等を防止する方法及び装置が知られている。黄色光には、夜間に暗反応する上記害虫(特にヤガ)の複眼を、明反応させる作用があり、この作用を害虫が忌避するのである。
例えば、特許文献1には、ピーク波長が570nm〜620nmの黄色光を発する蛍光灯を用いた防除用ランプが記載されている。また、このような防除用の直管形蛍光灯は、すでに市販され使用されている。
次に、特許文献2には、Ga、As、Al、In、P及びNのうち少なくとも2種以上の金属を含む半導体で、例えばGaP系、GaAsP系、GaPN系、GaAlAs系、AlInGaP系などの半導体素子であり、ピーク波長が580nm〜700nmの光を発光するLED(第1の発光ダイオード)を用いた照明装置が記載されている。発光素子自身が同ピーク波長の光を発光するものと考えられる。
同照明装置の実施例として同文献には、直管形蛍光ランプと同様の形状に形成された管体の内部に、前記LEDを別のLEDと共に取り付けた基板を収納してなる照明装置と、ほぼ電球形状に形成されたカバー体の内部に、同様の基板を収納してなる照明装置とが記載されている。
次に、特許文献3にも黄色LEDを用いた防虫灯が記載されている。この黄色LEDについては「黄色LEDは、透明体の中に発光ダイオードを封入し、2本の端子線を外部に引き出している」の記載があることから、発光素子自身が黄色を発光するものと考えられる。
同防虫灯の実施例として同文献には、透明のパイプの内部に、多数の黄色LEDを取り付けた角状の管体を収納してなる柱状の防虫灯と、四角板状の基板に多数の黄色LEDを縦横に取り付けてなるプレート状の防虫灯と、電線に多数の黄色LEDを直列に取り付けてなる紐状の防虫灯とが記載されている。また、電源として太陽電池発電装置を用いることも記載されている。
特開平1−187757号公報 特開2004−93号公報 特開2003−284482号公報
特許文献1のような黄色蛍光灯を用いた防除用ランプは、前記のとおりすでに市販され使用されているが、ほ場(園芸農作物のために整備された土地)を均一の照度で照射することが困難であるという問題があった。すなわち、黄色蛍光灯は一本あたりの全光束が大きいため、複数本を大きな相互間隔をおいてほ場に配設している。このため、黄色蛍光灯の直下ないしその近傍においては照度が非常に高くなり、園芸農作物の種類によってその生長や開花に影響し阻害することがあった。一方、黄色蛍光灯から遠く離れた所(前記相互間隔の中央部)においては照度が低くなりすぎ、害虫防除効果が低下することがあった。
また、黄色蛍光灯は、ほ場周辺に光が漏れて光害を招きやすいとか、寿命が短く交換が面倒であるという問題もあった。
また、特許文献2及び特許文献3のような黄色LEDを用いた防虫灯は、実用化が困難であり、ほとんど実用化されていないと思われる。その理由の一つは、前記のとおりGaP系、GaAsP系、GaPN系、GaAlAs系、AlInGaP系などの半導体を用いた、発光素子自身が黄色を発光するLEDランプを用いており、この種の黄色LEDは発光効率が低く、一個当たりの全光束が非常に小さいところにあると考えられる。このような低光束の黄色LEDで忌避可能な照度を得るには、極めて多数の黄色LEDを前記のような直管形蛍光ランプ形状、電球形状、プレート状、紐状に取り付ける必要があるため、多大なコストと手間がかかるとともに、装置全体の消費電力が嵩むからである。
また、多数の黄色LEDを直管形蛍光ランプ形状、電球形状等に集中的に取り付けて防虫灯にするという発想は、前記の黄色蛍光灯の置き換えを狙ったものであるから、前記のほ場を均一の照度で照射することが困難であるという問題は、解消されずにそのまま持ち越されることになる。すなわち、特許文献2には、前記LEDにより照度が被照射体表面において1lx〜10lx(ルクス)になるように照射可能とすることが記載されてはいるが、それは同防虫灯の直下ないしその近傍におけることであって、ほ場の全域において1lx〜10lxとすることは同防虫灯では困難である。
本発明の目的は、上記課題を解決し、害虫が忌避する黄色光を高い発光効率で放射することができ、使用個数、消費電力及びコストの削減に寄与し、光害を招きにくく、また寿命が長い害虫防除装置用LEDランプを提供することにある。また、該LEDランプを用いてほ場における害虫防除の必要な被照射面の実質的に全域を極力均一に照らして、害虫を確実に防除できるとともに、園芸農作物の生長や開花に影響を与えず、また、消費電力及びコストの削減に寄与し、光害を招きにくく、寿命が長い害虫防除装置及び方法を提供することにある。
(1)害虫防除装置用LEDランプ
上記課題を解決するために、本発明の害虫防除装置用LEDランプは、半導体からなりピーク波長370nm〜480nmの青色光ないし近紫外光を発光する発光素子と、前記発光素子が発光した青色光ないし近紫外光を励起光としてピーク波長560nm〜580nmの黄色光を放射する蛍光体とを組み合わせてなることを特徴とする。
ここで、ピーク波長370nm〜480nmの青色光ないし近紫外光を発光する発光素子を用いるのは、蛍光体を高効率で励起させることができるからである。発光素子が発光した青色光ないし近紫外光が(その略全てが蛍光体に吸収されて)LEDランプ外に実質的に漏れない場合には、青色光ないし近紫外光のうちのいずれの光を発光するものでもよいが、同光が(その一部が蛍光体に吸収されずに)実質的に漏れる場合には、青色光を発光するものが好ましい。近紫外光が漏れると、害虫を引き寄せるように作用することがある。
ピーク波長560nm〜580nmの黄色光を放射する蛍光体を用いるのは、同波長は前記加害形態の害虫(特にヤガ)の複眼を明反応させる作用が強く、害虫が特に忌避するからである。
(1−1)発光素子
ピーク波長370nm〜480nmの青色光ないし近紫外光を発光する発光素子としては、特に限定されないが、GaN(窒化ガリウム)系半導体や、酸化亜鉛系半導体からなる発光素子を例示できる。発光効率が高く寿命も長い点で、GaN系半導体からなる発光素子が好ましい。
さらに、発光素子は、AlGa1−xN(但し、0<x<1)の層を含むp型クラッド層と、AlGa1−yN(但し、0≦y<1)の層を含むn型クラッド層とに挟まれた、インジウムを含む層を含む発光層を備えたダブルヘテロ構造を有するものであることが好ましい。発光効率が高いからである。
p型クラッド層は、バンドギャップが前記n型クラッド層のバンドギャップより大きいことが好ましい。また、p型クラッド層は、互いに組成が異なる窒化物半導体膜が積層された超格子構造からなることが好ましい。n型クラッド層も、互いに組成が異なる窒化物半導体膜が積層された超格子構造からなることが好ましい。
発光層は、AlInGa1−a−bN(但し、0≦a<1,0<b<1)からなる井戸層とAlInGa1−c−dN(但し、0≦c<1,0≦d<1)からなるバリア層とからなり、前記バリア層のバンドギャップエネルギーが前記井戸層のバンドギャップエネルギーより大きい量子井戸構造であることが好ましい。また、発光層は、InGaNからなる井戸層とGaN又はAlGaNからなるバリア層とからなる量子井戸構造であることがより好ましい。
(1−2)蛍光体
前記青色光ないし近紫外光を励起光としてピーク波長560nm〜580nmの黄色光を放射する蛍光体としては、特に限定されないが、高効率である点で、希土類珪酸塩系蛍光体が好ましい。希土類珪酸塩系蛍光体としては、LITEC社の商品名FA565等を例示できる。
蛍光体は、発光素子のモールド材又は該モールド材のコーティング材として使用される透明樹脂(例えばエポキシ樹脂やシリコーン)に混合された形で、発光素子と組み合わされている態様を例示できる。該態様には、モールド材のうちの一部、例えばリードフレームカップ内の透明樹脂のみに混合する態様も含まれる。該態様において、混合する範囲の透明樹脂における蛍光体の濃度は、40%〜60%が好ましく、50〜55%がより好ましい。蛍光体の濃度が40%未満になると、LEDランプが発光した青色光ないし近紫外光の一部しか吸収しなくなって、黄色光が弱くなるとともに、青色光ないし近紫外光がLEDランプ外に多く漏れる傾向となる。蛍光体の濃度が60%を超えると、かえって発光効率が落ち、光度にばらつきが生じる傾向となる。
LEDランプは、前記黄色光によって、40lm/W(ルーメン/ワット)以上の発光効率を有するものであることが好ましく、50lm/W以上の発光効率を有するものであることがより好ましい。前記で例示した発光素子及び蛍光体を使用すれば、同発光効率を得ることができる。
(2)害虫防除装置
本発明の害虫防除装置は、前(1)項で説明したLEDランプを用い、複数個のLEDランプから放射される前記黄色光によって、ほ場における害虫防除の必要な被照射面の実質的に全域での照度が1lx(ルクス)〜10lxの範囲内に収まるように、ほ場に複数個の前記LEDランプを分散配置するとともに、前記LEDランプの駆動条件を調整した電源装置を設けてなることを特徴とする。
被照射面の照度が1lx未満の所ができると、そこでは害虫に与える忌避効果が不十分になるからである。一方、被照射面の照度が10lxを超える所ができると、そこでは園芸農作物(その種類にもよるが)の生長や開花に影響を与え、阻害する可能性が高くなるからである。なお、本明細書においてこの照度は、園芸農作物が存在しない状態(植える前の状態)において被照射面で測定されるものである。園芸農作物が存在すると、その寸法、数、密度等により茎葉による陰の生じ方が異なり、照度が変動して確定できないためである。
(2−1)分散配置
LEDランプの数及び分散配置形態は、被照射面の明るさが1lx〜10lxとなるように、園芸農作物や害虫の種類を考慮して適宜に決定できる。例えば、スポット光を発する多数のLEDランプをほ場の上方に格子点上に分散配置したり、数個のLEDランプを集約したランプユニットをほ場の適所に設置したりすることができる。前者の場合、LEDランプを単位被照射面積(1m)当り例えば5〜15個程度配設することができる。
(2−2)光拡散部材
複数個のLEDランプにそれぞれ、LEDランプの指向角を拡げる光拡散部材を設けることが好ましい。光拡散部材としては、拡散レンズ、拡散反射鏡等を例示できる。
(2−3)電源装置
電源装置としては、特に限定されないが、(a)商用交流電源から降圧、整流等の調整をするもの、(b)太陽電池と該太陽電池が発電した電気を蓄える蓄電池とを備えるもの、(c)風力発電機と該風力発電機が発電した電気を蓄える蓄電池とを備えるもの、または、これらを組み合わせて(例えばa+b、a+c、a+b+c)切り替えられるようにしたもの等を例示できる。また、電源装置は、LEDランプをパルス駆動するパルス駆動回路を備えていることが好ましい。駆動条件及びパルス駆動条件の調整については、害虫防除方法の項で説明する。
(3)害虫防除方法
本発明の害虫防除方法は、前(1)項で説明したLEDランプを用い、複数個のLEDランプから放射される前記黄色光によって、ほ場における害虫防除の必要な被照射面の実質的に全域での照度が1lx〜10lxの範囲内に収まるように、該被照射面を照らすことを特徴とする。
(3−1)駆動条件
特に限定されないが、例えばGaN系半導体からなる発光素子を用いたLEDランプの場合、一個の発光素子を電圧3.0V〜3.2V、電流20mA〜30mAで駆動することが好ましい。必要な光束を得ながら、発熱を抑えて寿命を延ばすことができるからである。
(3−2)パルス駆動
また、LEDランプをパルス駆動することが好ましい。パルス間隔は、特に限定されないが、2ms(ミリ秒)〜5msが好ましい。半導体発光素子は通電が遮断されると残光のほとんどない状態で瞬時(ナノ秒以下)に消灯するが、黄色蛍光体は、半導体発光素子よりも長時間の残光特性を持つため、さらに長時間(少なくともミリ秒程度)残光を放射し、発光状態が保たれて害虫の忌避効果が持続するからである。このようにパルス駆動することにより、電力消費量を節減することができ、前記太陽電池と蓄電池による駆動の実現を容易化する。この点、前記従来の蛍光体を持たないLEDでは、このようなパルス駆動を行うことができないから、本LEDランプの大きな利点といえる。
(3−3)太陽電池充電駆動
また、LEDランプを、(昼間に)太陽電池が発電した電気を蓄えた蓄電池により(夜間に)駆動することが好ましい。ランニングコストの節約となり、また、商用交流電源を引くことが困難なほ場において特に有用である。
本発明の害虫防除装置用LEDランプによれば、害虫が忌避する黄色光を高い発光効率で放射することができ、使用個数、消費電力及びコストの削減に寄与し、光害を招きにくく、また寿命が長いという効果が得られる。
本発明の害虫防除装置及び方法によれば、該LEDランプを用いてほ場における害虫防除の必要な被照射面の実質的に全域を極力均一に照らし、害虫を確実に防除できるとともに、園芸農作物の生長や開花に影響を与えず、また、消費電力及びコストの削減に寄与し、光害を招きにくく、寿命が長いという優れた効果が得られる。
GaN系半導体からなりピーク波長370nm〜480nmの青色光ないし近紫外光を発光する発光素子と、前記発光素子が発光した青色光ないし近紫外光を励起光としてピーク波長560nm〜580nmの黄色光を放射する蛍光体とを組み合わせてなる害虫防除装置用LEDランプである。発光素子は、インジウムを含む層を含む発光層を備えたダブルヘテロ構造を有するものが好ましく、蛍光体は希土類珪酸塩系蛍光体が好ましい。
このLEDランプを用い、複数個のLEDランプから放射される前記黄色光によって、ほ場における害虫防除の必要な被照射面の実質的に全域での照度が1lx〜10lxの範囲内に収まるように、ほ場に複数個のLEDランプを分散配置するとともに、LEDランプの駆動条件を調整した電源装置を設けてなる害虫防除装置である。電源装置は、LEDランプをパルス駆動するパルス駆動回路を備えていることが好ましく、さらに太陽電池と該太陽電池が発電した電気を蓄える蓄電池とを備えていることが好ましい。
また、このLEDランプを用い、複数個のLEDランプから放射される前記黄色光によって、ほ場における害虫防除の必要な被照射面の実質的に全域での照度が1lx〜10lxの範囲内に収まるように、該被照射面を照らすことを特徴とする害虫防除方法である。LEDランプを2ms〜5msのパルス間隔でパルス駆動することが好ましい。さらに、LEDランプを、太陽電池が発電した電気を蓄えた蓄電池により駆動することが好ましい。
図1〜図5は本発明の実施例1を示す。図1、図2に示すように、この害虫防除装置1は、園芸農作物を栽培するほ場Bを覆うハウス2の天井面に設備されている。この実施例では、ほ場Bの平面積が約37mであり、生長後の園芸農作物の丈に合わせて、栽培域Aが地面から高さ(h)1.2mまでの範囲に設定されている。害虫防除の必要な被照射面は、該栽培域Aに含まれる地面から高さ(h)1.2mまでのすべての被照射面である。
害虫防除装置1は地面から2Mの高さ(H)に設備されている。詳しくは、ハウス2の天井面にはそれぞれ複数本の支持フレーム3と取付フレーム4とが縦横に架設され、取付フレーム4の下面に多数個のLEDランプ5が天井面全体に千鳥状に散在するように配列されている。取付フレーム4は0.25mのピッチ(P1)で21本設けられ、LEDランプ5が各フレーム4に0.4mのピッチ(P2)で18個取り付けられている。この結果、LEDランプ5の総数は378個、単位面積(1m)当たりの設置数が約10個である。後述する電源装置・条件により駆動されるこれらのLEDランプ5によって、栽培域Aに含まれる被照射面の実質的に全域での照度が約2lx前後となるように(少なくとも1lx〜3lxの範囲に収まるように)、該被照射面を照らすようになっている。この照度は、前記のとおり1lx〜10lxの範囲に収まればよく、1lx〜5lxの範囲に収まるとなおよいが、本実施例ではさらに均一化している。
図3(a)に示すように、LEDランプ5は、GaN系半導体からなる青色発光素子11と、希土類珪酸塩(具体的にはLITEC社の商品名FA565)からなる黄色蛍光体12とを組み合わせて構成されている。発光素子11はリードフレーム13のマウントカップ13a上に接着され、発光素子11の一方の電極はボンディングワイヤ16でリードフレーム13に接続され、他方の電極はボンディングワイヤ16で他方のリードフレーム15に接続されている。マウントカップ13a内には、黄色蛍光体12が50%〜55%の濃度で混合されたシリコーンの透明樹脂14が充填されて、発光素子11を封止している。そして、これら発光素子11、マウントカップ13a、透明樹脂14等を封止するモールド材がエポキシ樹脂の透明樹脂17で砲弾型に成形されている。透明樹脂17の頂部は集光レンズ18になっており、LEDランプ5の指向角を約8°としている。
LEDランプ5の基板19はネジ等で取付フレーム4に固定され、リードフレーム13,15が取付フレーム4の内側に配線されたリード線20に接続されている。基板19には透明樹脂からなるシェード21が装着され、シェード21にLEDランプ5の指向角を40°程度に拡げる拡散レンズ22が設けられている。
第3図(b)は、前記発光素子11の層構成を示している。発光素子11は、透明基板として例えばサファイア基板111を有し、このサファイア基板111上に、MOCVD法等によりGaN系半導体層として例えば、バッファ層112、n型コンタクト層113、n型クラッド層114、多重量子井戸構造の活性層(発光層)115、p型クラッド層116、およびp型コンタクト層117を順次形成し、スパッタリング法,真空蒸着法等により、p型コンタクト層117上の全面に透光性電極120、透光性電極120上の一部にp電極118、およびn型コンタクト層113上の一部にn電極119を形成したものである。
バッファ層112は、例えば、AlNからなり、n型コンタクト層113は、例えば、GaN からなる。n型クラッド層114は、例えば、AlGa1−yN(0≦y<1)の層を含み、p型クラッド層116は、例えば、AlGa1−xN(0<x<1)の層を含み、p型コンタクト層117は、例えば、AlGa1−zN(0≦z<1、z<x)の層を含む。また、p型クラッド層116のバンドギャップは、n型クラッド層114のバンドギャップより大きい。n型クラッド層114およびp型クラッド層116は、単一組成の構成であってもよいが、本例では超格子構造となるように、互いに組成が異なる厚み100Å以下の上記の窒化物半導体膜が積層される構成となっている。
活性層115は、InGaN からなる複数の井戸層と、GaN又はAlGaNからなる複数のバリア層とからなる。また、超格子層を構成するように、井戸層およびバリア層の厚みは100Å以下、好ましくは60〜70Åになっている。
このように構成された発光素子11の発光波長の半値幅は、50nm以下、好ましく40nm以下となっている。また、発光素子11のピーク発光波長は、450nm〜460nmの青色である。従って、LEDランプ5は、発光素子11から発光された該青色光で前記黄色蛍光体12を励起し、ピーク波長570〜572nmの黄色光を放射するように構成されている。前記青色光はランプ外にはほとんど漏れない。
図4に示すように、LEDランプ5はリード線20によって8個ずつ直列に接続され、24Vの直流電圧が直流電源装置23から(前記のパルス駆動回路24を介してもよい)抵抗25を介してLEDランプ5に供給される。各LEDランプ5の発光素子11はこうして調整された約3V、20mAの駆動条件で連続駆動され、或いはパルス駆動回路24によりパルス駆動される。なお、直流電源装置23としては、商用交流電源に接続して整流する直流電源装置のほか、太陽電池により発電された電気を蓄えた蓄電池または燃料電池等を好ましく使用できる。
上記構成の害虫防除装置1によれば、発光効率のよい青色発光素子11と黄色蛍光体12とを組み合わせてなるLEDランプ5を用い、LEDランプ5の指向角を40°程度に拡げる拡散レンズ22を用い(LEDランプ5の集光レンズ18を設計変更して指向角を拡げてもよく、その場合は拡散レンズ22は不要となる)、複数個のLEDランプ5を分散配置したので、図5に示すように、該LEDランプ5から放射される前記黄色光によって、地面から高さ(h)1.2mまでの栽培域Aに含まれる被照射面の実質的に全域の照度が約2lx前後となるように、該照射面を略均一に照らすことができる。詳しくは、図5(a)(b)に示すように、栽培域Aの高さ(h)1.2m位置の被照射面は、近距離からほぼ1個のLEDランプ5の指向角のなかで照らされて略全域が約2lxとなり、図5(a)(c)に示すように、栽培域Aの地面位置の被照射面は、遠距離から複数個のLEDランプ5の指向角の重なりのなかで照らされて略全域が約2lxとなる。
この黄色光の略均一な照射によって、栽培域Aに内のすべての園芸農作物6を苗期から収穫期まで害虫から効率よく保護できる。また、この明るさであれば、農作物や園芸農作物6の生長や開花を阻害するおそれがなく、ハウス2の周辺に光害を及ぼす心配もない。また、LEDランプ5の効率が高いので、LEDランプ5の使用数を減らし、消費電力を節約できるとともに、ハウス2の設備レイアウトの自由度を高めることができる。また、前記パルス駆動によれば、さらに消費電力を節約できる。また、前記太陽電池及び蓄電池による駆動によれば、商用交流電源を引くことが困難なほ場において特に有用である。
次の表1は、LED照明がオオタバコガの産卵数に及ぼす影響を調査した結果を示す。この調査では、長野県野菜花き試験場内にある図1、図2に示すハウス2で、ハウス2内にはオオタバコガが自由に出入りできるようにし、表1内に示す平成18年の計6日(6回)において、16:30から翌朝7:00まで害虫防除装置1のLEDランプ5を前記電圧・電流での連続駆動により点灯し、表1内に示す株数のカーネーション株上に産下されたオオタバコガの卵数を計数した。表中の無処理区とは、同じハウス2に用意された同じ面積のカーネーションの植栽域であって、害虫防除装置1による照射処理をしない比較域である。
Figure 2008154541
表1に示すように、害虫防除装置1のLEDランプ5によって照明されたカーネーション株上の産卵数は、無処理区の株上の産卵数と比較して有意に少なかった。これは、LEDランプ5が照射する黄色光によってオオタバコガ成虫の産卵行動が抑制された結果であると推認される。
図6、図7は本発明の実施例2を示す。図6(a),(b)に示すように、この害虫防除装置31は地面から約2Mの高さ(H)にランプユニット32を備えている。ランプユニット32の基板33には、実施例1と同様に構成された数個のLEDランプ5が実装されている。
LEDランプ5にはシェード34が被せられ、シェード34のほぼ全域にレンズ35が設けられている。そして、LEDランプ5が放射したピーク波長570nm〜572nmの黄色光をレンズ35の曲率変化によりシェード34の中心部で集め外周部で拡散して、直径(D)が10m〜15mの被照射面に照射するようになっている。
従って、この害虫防除装置31によれば、高輝度の複数のLEDランプ5をユニット化したので、図7(a),(b)に示すように、少数のランプユニット32で、広範囲の栽培域Aにおける害虫防除の必要な被照射面の実質的に全域を照度1lx〜10lxの範囲に収まるように略均一に照らすことができる。このため、草丈があまり伸びない園芸農作物、例えばレタスやキャベツ等の野菜36をより簡単な設備で害虫から保護できる利点がある。
図8は本発明の実施例3を示す。この害虫防除装置41は、果樹園の地面上に実施例2と同様のランプユニット32を備えている。ランプユニット32は所要数が地面の適所に上向きに設置され、2m前後の高さに組まれた棚42を被照射面とし、ピーク波長570nm〜572nmの黄色光を複数方向から果樹43の枝に向けて照射するようになっている。
この害虫防除装置41によれば、高輝度のランプユニット32を地面に上向きに設置したので、棚42を這って伸びる広範囲の枝を棚42の下側から照度1lx〜10lxの範囲に収まるように略均一に照らすことができる。従って、枝から垂れ下がる果実に必要量の黄色光を与え、陰になる部分をなくし、果実に集まりやすい害虫を効率よく防除できる利点がある。
図9は本発明の実施例4を示す。この害虫防除装置51は、ハウスの天井面と地面に実施例1と同様のLEDランプ5を備えている。天井面のLEDランプ5は適数個が天井フレーム52に下向きに取り付けられ、地面のLEDランプ5は適数個がV字形の柵54の内側を延びる接地フレーム53に上向きに取り付けられている。
この害虫防除装置51によれば、高輝度のLEDランプ5を天井面と地面の両方に設置したので、柵54で支持して栽培するトマト等の柵上野菜55を柵54の内外二方向から照度1lx〜10lxの範囲に収まるように略均一に照らすことができる。従って、柵54の全体に陰となる部分が少なくなり、柵上野菜55を害虫から効率よく保護できる利点がある。
図10は本発明の実施例5を示す。この害虫防除装置61は筒形のベース62を備え、ベース62の全周面に実施例1のLEDランプ5と実施例2のランプユニット32とがそれぞれ適数個配設されている。ベース62は果樹63の上に直接設置され、LEDランプ5及びランプユニット32がピーク波長570nm〜572nmの黄色光を360°の範囲で放射するようになっている。
従って、この害虫防除装置61によれば、高輝度の多数のランプ5,32により特に大型果樹63の全体を照度1lx〜10lxの範囲に収まるように略均一に照らすことができる。また、ベース62を果樹63に縛り付けたり吊り下げたりして、装置61を簡単に設置できるうえ、果実の生長に合わせて装置61の設置位置や向きを容易に変更することも可能である。
本発明による実施例1の害虫防除装置を示すハウスの側面図である。 ハウスの内側から天井面を見た該装置の下面図である。 (a)は該装置のLEDランプを示す断面図、(b)は該LEDランプの発光素子の層構成を示す概略図である。 該装置の電気配線図である。 該装置の作用説明図である。 実施例2の害虫防除装置を示すランプユニットの立面図である。 該装置の作用説明図である。 実施例3の害虫防除装置の設置形態を示す立面図である。 実施例4の害虫防除装置の設置形態を示す立面図である。 実施例5の害虫防除装置の設置形態を示す立面図である。
符号の説明
1 害虫防除装置(実施例1)
2 ハウス
5 LEDランプ
11 青色発光素子
12 黄色蛍光体
23 直流電源装置
24 パルス駆動回路
31 害虫防除装置(実施例2)
32 ランプユニット
41 害虫防除装置(実施例3)
51 害虫防除装置(実施例4)
61 害虫防除装置(実施例5)

Claims (14)

  1. 半導体からなりピーク波長370nm〜480nmの青色光ないし近紫外光を発光する発光素子と、前記発光素子が発光した青色光ないし近紫外光を励起光としてピーク波長560nm〜580nmの黄色光を放射する蛍光体とを組み合わせてなる害虫防除装置用LEDランプ。
  2. 前記発光素子は、GaN系半導体からなるものである請求項1記載の害虫防除装置用LEDランプ。
  3. 前記発光素子は、AlGa1−xN(但し、0<x<1)の層を含むp型クラッド層と、AlGa1−yN(但し、0≦y<1)の層を含むn型クラッド層とに挟まれた、インジウムを含む層を含む発光層を備えたダブルヘテロ構造を有するものである請求項2記載の害虫防除装置用LEDランプ。
  4. 前記蛍光体は、希土類珪酸塩系蛍光体である請求項1、2又は3記載の害虫防除装置用LEDランプ。
  5. 前記蛍光体は、前記発光素子のモールド材又は該モールド材のコーティング材として使用される透明樹脂に混合された形で、発光素子と組み合わされている請求項1〜4のいずれか一項に記載の害虫防除装置用LEDランプ。
  6. 前記透明樹脂における前記蛍光体の濃度は、40%〜60%である請求項5記載の害虫防除装置用LEDランプ。
  7. 前記LEDランプは、前記黄色光によって40lm/W以上の発光効率を有するものである請求項1〜6のいずれか一項に記載の害虫防除装置用LEDランプ。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のLEDランプを用い、複数個の前記LEDランプから放射される前記黄色光によって、ほ場における害虫防除の必要な被照射面の実質的に全域での照度が1lx〜10lxの範囲内に収まるように、ほ場に複数個の前記LEDランプを分散配置するとともに、前記LEDランプの駆動条件を調整した電源装置を設けてなる害虫防除装置。
  9. 前記LEDランプの指向角を拡げる光拡散部材を備えた請求項8記載の害虫防除装置。
  10. 前記電源装置は、前記LEDランプをパルス駆動するパルス駆動回路を備えている請求項8又は9記載の害虫防除装置。
  11. 前記電源装置は、太陽電池と、前記太陽電池が発電した電気を蓄える蓄電池とを備えている請求項8〜10のいずれか一項に記載の害虫防除装置。
  12. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のLEDランプを用い、複数個の前記LEDランプから放射される前記黄色光によって、ほ場における害虫防除の必要な被照射面の実質的に全域での照度が1lx〜10lxの範囲内に収まるように、該被照射面を照らすことを特徴とする害虫防除方法。
  13. 前記LEDランプを、2ms〜5msのパルス間隔でパルス駆動する請求項12記載の害虫防除方法。
  14. 前記LEDランプを、太陽電池が発電した電気を蓄えた蓄電池により駆動する請求項12又は13記載の害虫防除方法。
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