JP2008154187A - 動画像符号化装置およびその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1の符号化方式を第2の符号化方式に変換する際、参照画像の探索範囲が不要に広がることを回避することができる動画像符号化装置および方法を提供する。
【解決手段】動画像を符号化する動画像符号化装置であって、第1の符号化方式によって符号化された画像データを復号する復号部101と、第1の符号化方式によって符号化された画像データの一部から、一つのまとまりとされる画像群を超えて画像データを参照しないように参照関係を制約する制約情報を検出する検出部111と、検出部111によって前記制約情報が検出された場合、その制約に従った参照関係を決定する決定部112と、決定部112によって決定された前記参照関係に基づいて、復号部101によって復号された復号画像データを第2の符号化方式によって符号化する符号化部103とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、動画像符号化装置およびその方法に関し、特に、第1の符号化方式で符号化された画像を第2の符号化方式で再符号化を行なう動画像符号化装置および方法に関する。
近年、アナログ式のテレビ放送をデジタル化し、さらに圧縮符号化して、例えば、ハードディスク(HDD:Hard Disk Drive)やDVD−RAM(Digital Versatile Disk Random Access Memory)等の光ディスクに記録するデジタル式のビデオレコーダが普及している。さらに衛星放送、または地上波放送におけるデジタル式のハイビジョンテレビ放送を記録可能なデジタル式ビデオレコーダが商品化されはじめている。
デジタル式のハイビジョンテレビ放送では、MPEG(Moving Picture Experts Group)2規格で符号化されたストリーム(以下、MPEG2ストリームと記載)が送信されている。
デジタル式のハイビジョンテレビ放送を記録する時には、送信されたMPEG2ストリームのままで記録する方法、あるいは、MPEG2ストリームを復号した画像を、DVD規格で規定された画像サイズに変換し、MPEG2規格で再符号化して記録する方法が一般的である。また、MPEG2ストリームを復号した画像を、MPEG2よりも符号化効率が高いH.264規格で、再符号化して記録する方法もある。その場合には、デジタル式のハイビジョンテレビの画像サイズをビットレートを下げて記録したとしても、画質の劣化を抑えて記録できる。H.264規格では、動き補償を行うときに、最大16ピクチャを参照することが許されている。MPEG2規格で参照できるのは最大2フレーム(4フィールド)なので、H.264規格のほうがより精度の高い動きベクトルを検出することが可能となる。しかしながら、H.264規格において、全ての参照ピクチャに対して動きベクトル検出を行うと、MPEG2規格に対して8倍の処理量が必要となってしまう。すなわち、H.264規格で符号化する場合、動き補償の自由度が高く参照可能な画像が多いため処理量が膨大なものになるという問題がある。そこで、参照する画像数を減らし、精度の良い動きベクトルを検出して符号化する方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
上記特許文献1の画像符号化方法では、スライス単位でフレーム予測あるいはフィールド予測のいずれかを禁止する。また、Bフレームで奇数フィールドから偶数フィールドへの予測を禁止し、前方予測の参照フレームの奇数フィールドからの予測を禁止することで参照する画像数を減らしている。
特開平6−78289号公報
ところで、MPEG2規格では、GOP(Group of Pictures) headerに含まれるclosed_gopフラグが「1」に設定されていれば、GOP境界を越えて動き補償を行うことができない(このclosed_gopフラグが「1」に設定されたGOPをクローズドGOPといい、「1」に設定されていないGOPをオープンGOPという)。ここで、GOPは、独立再生ができるようにした何枚かの画面データのひとまとまりである。closed_gopフラグは、GOPのシーケンス・ヘッダにエンコード時に立てられるフラグであり、GOPの最初のいくつかのBピクチャが以前のGOPに依存する(順方向予測を使う)か否かを示すものである。
一方、H.264規格ではGOPの概念がない。そのため、クローズドGOPであるMPEG2ストリームを一旦復号した後、単純にH.264規格で再符号化すると、本来参照する必要のない画像まで参照することになる。すなわち、参照画像の探索範囲を不要に広げることになり、動きベクトル検出の処理量が増えてしまうという問題がある。
しかしながら、上記特許文献1では、上記の課題に対する考慮まではされていない。
そこで、本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、第1の符号化方式を第2の符号化方式に変換する際、参照画像の探索範囲が不要に広がることを回避することができる動画像符号化装置および方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の動画像符号化装置は、動画像を符号化する動画像符号化装置であって、第1の符号化方式によって符号化された画像データを復号する復号手段と、第1の符号化方式によって符号化された画像データの一部から、一つのまとまりとされる画像群を超えて画像データを参照しないように参照関係を制約する制約情報を検出する検出手段と、前記検出手段によって前記制約情報が検出された場合、前記制約に従った参照関係を決定する決定手段と、前記決定手段によって決定された前記参照関係に基づいて、前記復号手段によって復号された復号画像データを第2の符号化方式によって符号化する符号化手段とを備えることを特徴とする。
この構成により、第1の符号化方式を第2の符号化方式に変換する際、第1の符号化方式の制約を考慮して動き補償用の参照関係が決定されるので、参照画像の探索範囲が不要に広がらない。そのため、動きベクトル検出の処理量が増えてしまう問題を回避することが可能である。
このとき、前記決定手段は、動きベクトルを検出するための前記参照関係を示すパラメータを決定してもよい。
これにより、第1の符号化方式、例えばMPEG2規格での制約に従い、第2の符号化方式、例えば、H.264規格におけるシンタックス上のパラメータの設定を行うことにより、第2の符号化方式で符号化する際にも第1の符号化方式の制約を考慮して動き補償用の参照関係を決定することができる。
また、前記決定手段は、一つのまとまりとされる画像群において符号化順で先頭の画像をIDR(Instantaneous Decoder Refresh)ピクチャと決定してもよい。
これにより、一つのまとまりとされる画像群であるGOP内において符号化順で先頭の画像であるIピクチャはIDRピクチャとして決定されるので、第2の符号化方式、例えば、H.264規格で符号化する際にも第1の符号化方式、例えばMPEG2規格での制約を考慮して、動き補償用の参照関係を決定することができる。
なお、本発明は、装置として実現するだけでなく、このような装置が備える処理手段を備える集積回路として実現したり、その装置を構成する処理手段をステップとする方法として実現したり、それらステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したり、そのプログラムを示す情報、データ又は信号として実現したりすることもできる。そして、それらプログラム、情報、データ及び信号は、CD−ROM等の記録媒体やインターネット等の通信媒体を介して配信してもよい。
本発明によれば、第1の符号化方式を第2の符号化方式に変換する際、第1の符号化方式の制約を考慮して動き補償用の参照関係が決定されるので、参照画像の探索範囲が不要に広がらない。そのため、動きベクトル検出の処理量が増えてしまうという問題を回避することが可能である動画像符号化装置および方法を実現することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における動画像符号化装置100の構成を示すブロック図である。この図1に示されるように、動画像符号化装置100は、動画像を符号化する動画像符号化装置であって、復号部101と、ストリーム情報保持部102と、符号化部103と、closed−GOP検出部111と、参照画像決定部112とを備えている。
復号部101は、本発明に係る復号手段に相当し、第1の符号化方式によって符号化された画像データを復号する。具体的には、第1の符号化方式で符号化されたMPEG2ストリームが入力されると、MPEG2規格のシンタックスに沿って復号する。ここで、シンタックスとは、MPEG2規格のデータ列の規則のことを表す。また、復号部101は、MPEG2ストリームから抽出したストリーム情報に基づいて復号画像を生成する。ここで用いるストリーム情報は、例えば、Sequence header等のシーケンス全体の情報や、GOP header等のGOPに関する情報や、Picture header等のピクチャ情報や、Sliceのスライス情報や、Macroblock modes等のマクロブロック情報などである。
ストリーム情報保持部102は、抽出されたストリーム情報を保持する。ここで用いるストリーム情報は、例えば、ビットレート、画像サイズ、走査方式、符号化構造等のシーケンス情報や、ピクチャタイプや、動きベクトル情報や、量子化値等の情報である。
closed−GOP検出部111は、本発明に係る検出手段に相当し、第1の符号化方式によって符号化された画像データの一部から、一つのまとまりとされる画像群を超えて画像データを参照しないように参照関係を制約する制約情報を検出する。具体的には、ストリーム情報保持部102に保持されたストリーム情報からclosed_gopフラグを見てクローズドGOPであるか否かを判断する。
図2は、GOP headerの内部構成例を示す図である。Group_of_pictures_headerの3行目に示されるclosed_gopフラグが「1」に設定されていれば、クローズドGOPであることを意味している。一方closed_gopフラグが「1」に設定されていないときは、オープンGOPであることを意味している。
closed−GOP検出部111は、クローズドGOPであると判断した場合には、クローズドGOPであることの情報(closed_gopフラグの情報)とストリーム情報保持部102からのストリーム情報とを参照画像決定部112に出力する。クローズドGOPでない場合には、ストリーム情報保持部102からのストリーム情報を参照画像決定部112を介さずに符号化部103に出力する。
参照画像決定部112は、本発明に係る決定手段に相当し、前記検出手段によって前記制約情報が検出された場合、前記制約に従った参照関係を決定する。具体的には、closed−GOP検出部111からのclosed_gopフラグの情報とストリーム情報とから、動き補償用の参照画像を決定する。
符号化部103は、本発明に係る符号化手段に相当し、前記決定手段によって決定された前記参照関係に基づいて、前記復号手段によって復号された復号画像データを第2の符号化方式によって符号化する。具体的には、復号部101によって復号され生成された復号画像を第2の符号化方式であるH.264規格で符号化する。
ここで、closed−GOP検出部111がクローズドGOPでないと判断した場合は、従来のように、closed−GOP検出部111からのストリーム情報と符号化部103の符号化パラメータとから参照画像を決定し、復号画像を第2の符号化方式で符号化する。
一方、closed−GOP検出部111がクローズドGOPであると判断した場合には、参照画像決定部112は、GOP header内にあるclosed_gopフラグを用いて、シンタックス上のパラメータの設定を行い動き補償の参照画像を決定する。決定された動き補償用の参照画像と、ストリーム情報とに基づいて、符号化部103は、符号化パラメータから参照画像を決定し、復号画像を第2の符号化方式であるH.264規格で符号化する。これにより、第2の符号化方式であるH.264規格で符号化する際にもGOP境界を越えて動きベクトル検出を行わないようにすることができる。
次に、第1の符号化方式によって符号化された画像データの一部から、一つのまとまりとされる画像群を超えて画像データを参照しないように参照関係を制約する制約情報が検出された場合に、この制約に従った参照関係を決定する処理について、具体的に説明する。
図3は、closed−GOP検出部111がclosed_gopフラグを見てクローズドGOPであると判断した場合とそうでないと判断した場合の処理を説明するためのフローチャートである。
まず、closed−GOP検出部111は、ストリーム情報保持部102から出力されたストリーム情報からクローズドGOPであるかどうかを判断する(S101)。
closed−GOP検出部111は、クローズドGOPであると判断した場合には、closed_gopフラグの情報とストリーム情報保持部102からのストリーム情報とを参照画像決定部112に出力する(S101のYesの場合)。
次に、参照画像決定部112は、closed_gopフラグの情報とストリーム情報とから、シンタックス上のパラメータの設定を行うことで、動き補償用の参照関係を決定する(S102)。
次に、符号化部103は、参照画像決定部112からの走査方式や符号化構造などのストリーム情報と、closed_gopフラグの情報とを用いて、シンタックス上のパラメータの設定を行い、動き補償用の参照関係を決定する。そして、決定された動き補償用の参照関係に基づいて、符号化パラメータから参照画像を決定し、復号画像を第2の符号化方式で符号化する(S103)。
また、closed−GOP検出部111は、closed_gopフラグを見てクローズドGOPでないと判断した場合、従来通り、参照画像決定部112を介さずに符号化部103にストリーム情報保持部102からのストリーム情報を出力する(S101のNoの場合)。
続いて、符号化部103は、closed−GOP検出部111からの走査方式や符号化構造などのストリーム情報に基づいて、復号画像を第2の符号化方式で符号化する。(S103)。
以下、具体例を示しながら、本発明の実施の形態を更に詳しく説明する。
まず、MPEG2規格とH.264規格のピクチャタイプについて説明する。MPEG2規格では、画面内符号化を行うIピクチャ(Intra−coded picture)、画面内符号化と前方予測を行うPピクチャ(Predictive−coded picture)、画面内符号化に加えて前方/後方/双方向予測を行うBピクチャ(Bidirectionally predictive−coded picture)の3種類のピクチャタイプが規定されている。一方、H.264規格では、画面内符号化を行うIピクチャ、IDRピクチャ(Instantaneous Decoder Refresh picture)、画面内符号化と前方予測(規格ではL0予測と言う。L0:List 0 Prediction)を行うPピクチャ、画面内符号化に加えて前方(L0)/後方(L1:List 1 Prediction)/双方向予測を行うBピクチャ、Brピクチャの5種類が規定されている。IDRピクチャを挿入すると、復号時に必要な状態がリセットされるため、符号化順でこのピクチャを越えて動き補償を行うことができなくなる。この点がIDRピクチャとIピクチャとの違いである。また、MPEG2規格では、BピクチャはBピクチャを参照することができないが、H.264規格では、参照画像として用いることのできるBピクチャがBrピクチャとして規定されている。
図4は、オープンGOPについて説明するための図であり、MPEG2規格で符号化する場合のBピクチャの画像の参照関係を示す概念図であり、closed_gopフラグが「1」にセットされていない場合の参照関係について概念的に示した図である。GOP header内にあるclosed_gopフラグが「1」にセットされていない場合、GOP境界を越えて動き補償を行うことができる。すなわち、図4において、n番目のピクチャであるInピクチャより表示順で前にある2つのBピクチャは、GOP境界を越えてPピクチャを参照することができる。このようなGOPがオープンGOPである。
図5は、クローズドGOPについて説明するための図であり、MPEG2規格で符号化する場合のBピクチャの画像の参照関係を示す概念図であり、closed_gopフラグが「1」にセットされている場合の参照関係について概念的に示した図である。GOP header内にあるclosed_gopフラグが「1」にセットされている場合、GOP境界を越えて動き補償を行うことができない。すなわち、図5において、Bn+1ピクチャおよびBn+2ピクチャの2つのBピクチャは、GOP境界を越えてPピクチャを参照することができないという制約が加わる。このようなGOPがクローズドGOPである。
本発明における動画像符号化装置100では、このMPEG2規格での制約をH.264規格でも符号化する際に考慮している。これにより、本来参照する必要のない画像を参照することがなくなるので、参照画像の探索範囲が不要に広がらない。そのため、動きベクトルを検出する処理量が増えてしまうという問題を回避することが可能である。
図6は、MPEG2ストリームをH.264規格のフレーム構造で符号化する場合のBピクチャの画像の参照関係を示す概念図であり、MPEG2規格におけるclosed_gopフラグが「1」にセットされている場合(クローズドGOP)の参照関係について概念的に示した図である。オープンGOPの場合(図3のS101からNoのフローの場合)、Bn+1、Bn+2の2つのピクチャはPn−1ピクチャとInピクチャの双方を参照することが可能である。しかし、クローズドGOPの場合(図3のS101からYesのフローの場合)、Bn+1およびBn+2の2つのピクチャは、Pn−1ピクチャを参照できず、Inピクチャのみを参照することになる。具体的には、参照画像決定部112は、シンタックス上のパラメータの設定を次のように変更する。ここでは、参照ピクチャ番号をPn−1が0で、Inが1の場合を例とする。例えば、H.264規格で符号化する際は、第1のステップとして、シンタックス上のPicture parameter setにあるref_idx_l0_active_minus1とref_idx_l1_active_minus1の二つのパラメータに0を設定する。それにより、前方予測(L0)、後方予測(L1)とも1フレームの画像を参照画像とすることができる。第2のステップとして、前方(L0)予測で用いる参照画像にReference picture list reordering syntaxのref_pic_list_reordering_flag_l0をセットし、Pn−1の参照画像番号を1にするため、reordering_of_pic_nums_idcを1に、abs_diff_pic_num_minus1を0に設定する。さらに、Inの参照画像番号を0にするため、reordering_of_pic_nums_idcを0に、abs_diff_pic_num_minus1を0に設定する。これにより、参照画像番号が小さいInピクチャのみを参照するようにする。このように、クローズドGOPの場合、符号化部103は、実際の動きベクトル検出では、Pn−1ピクチャを参照画像とせずに動きベクトル検出を行う。
上記のように、シンタックス上のパラメータを設定することで、H.264の規格に準拠しながらも、符号化時にGOP境界を越えて動きベクトル検出を行わないようにすることができる。すなわち、参照画面の探索範囲が不要に広がらないようにすることができる。
図7は、MPEG2ストリームをH.264規格のフレーム構造で符号化する場合のBrピクチャとBピクチャの画像の参照関係を示す概念図であり、MPEG2規格におけるclosed_gopフラグが「1」にセットされている場合(クローズドGOP)の参照関係について概念的に示した図である。オープンGOPの場合(図3のS101からNoのフローの場合)、Brn+1ピクチャおよびBn+2ピクチャの2つのピクチャはPn−1ピクチャとInピクチャの双方を参照することが可能である。しかし、クローズドGOPの場合(図3のS101からYesのフローの場合)、Brn+1ピクチャは、Pn−1ピクチャを参照できず、Inピクチャのみを参照することになる。そのとき、BピクチャはBrピクチャを参照可能であるので、Bn+2ピクチャは、InピクチャとBrn+1ピクチャとが参照可能となる。具体的には、参照画像決定部112は、シンタックス上のパラメータの設定を次のように変更する。Bn+2ピクチャに関しては、前方予測(L0)時のパラメータref_idx_l0_active_minus1に1をセットして2フレーム参照できるようにする。Bn+2ピクチャを符号化するときには、Slice header syntaxにあるnum_ref_idx_active_override_flagをセットし、ref_idx_l0_active_minus1の値を0に変更することで、Bn+2ピクチャのL0参照画像数を1枚に設定することができる。また、上記の図6の場合と同様にパラメータを設定することで参照画像の参照関係を設定できる。クローズドGOPの場合、符号化部103は、実際の動きベクトル検出では、Pn−1ピクチャを参照画像とせずに動きベクトル検出を行う。
上記のように、シンタックス上のパラメータを設定することで、H.264の規格に準拠しながらも、符号化時にGOP境界を越えて動きベクトル検出を行わないようにすることができる。すなわち、参照画面の探索範囲が不要に広がらないようにすることができる。
次に他の例として、MPEG2ストリームをH.264規格のフィールド構造で符号化する場合について図8と図9を用いて説明する。
図8は、MPEG2ストリームをH.264規格のフィールド構造で符号化する場合のBピクチャの画像の参照関係を示す概念図であり、MPEG2規格におけるclosed_gopフラグが「1」にセットされている場合(クローズドGOP)の参照関係について概念的に示した図である。
フィールド構造の場合、フィールド単位で参照画像を設定できるため、前方予測(L0)、後方予測(L1)とも2フィールドずつ参照画像を設定できる。オープンGOPの場合(図3のS101からNoのフローの場合)、Bn+2フィールドは、Pn−2フィールド、Pn−1フィールド、Inフィールド、Pn+1フィールドの4フィールドを参照できる。しかし、クローズドGOPの場合(図3のS101からYesのフローの場合)、GOP境界を越えてPn−2フィールドとPn−1フィールドを参照しないようにフィールド毎にシンタックス上の各パラメータを変更する。クローズドGOPの場合、符号化部103は、実際の動きベクトル検出では、InフィールドおよびPn+1フィールドのみを参照して動きベクトル検出を行う。
上記のように、シンタックス上のパラメータを設定することで、H.264の規格に準拠しながらも、符号化時にGOP境界を越えて動きベクトル検出を行わないようにすることができる。すなわち、参照画面の探索範囲が不要に広がらないようにすることができる。
図9は、MPEG2ストリームをH.264規格のフィールド構造で符号化する場合のBrピクチャとBピクチャの画像の参照関係を示す概念図であり、MPEG2規格におけるclosed_gopフラグが「1」にセットされている場合(クローズドGOP)の参照関係について概念的に示した図であり、トップフィールドのBフィールドをBrフィールドとした場合の参照関係を示す図である。Brn+2フィールドは4フィールドを参照できるが、BフィールドはBrフィールドを参照できるので、Brn+3フィールドはこの4フィールドにBrn+2フィールドを加えて5フィールドを参照できる。また、Bn+4フィールド、Bn+5フィールドは上述の4フィールドにBrn+2フィールドとBrn+3フィールドとを加えて6フィールドを参照することができる。クローズドGOPの場合(図3のS101からYesのフローの場合)、GOP境界を越えてPn−1フィールドとPn−2フィールドを参照しないようにシンタックス上の各パラメータをフィールド毎に変更する。クローズドGOPの場合、符号化部103は、実際の動きベクトル検出では、Inフィールド、Pn+1フィールド、Brn+2フィールドおよびBrn+3フィールドのみを参照して動きベクトル検出を行うようになる。
上記のように、シンタックス上のパラメータに設定することで、H.264の規格に準拠しながらも、符号化時にGOP境界を越えて動きベクトル検出を行わないようにすることができる。
ここで、図8および図9において、トップフィールドをファーストフィールドとして説明したが、ボトムフィールドがファーストフィールドの場合でも同様の設定が可能である。また、IフィールドとペアのボトムフィールドをPフィールドとしているが、Iフィールドとしてもよい。
以上より、本発明の実施の形態1において、MPEG2で設定されたGOP境界を越えて動きベクトル検出を行わないようにして、参照画面の探索範囲を不要に広がらないようにすることができる。すなわち、H.264規格におけるシンタックス上のパラメータの設定を行うことにより、H.264規格で符号化する際にMPEG2で設定されたGOP境界に対する制約を考慮して、動き補償用の参照関係を決定することができ、不要な動きベクトル検出を省くことができる。それにより、動きベクトル検出の処理量が増えてしまうという問題を回避することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について、図面を用いて説明する。
実施の形態1では、シンタックス上のパラメータの設定を行い動き補償用の参照関係を決定したが、本実施の形態2では、クローズドGOPの符号化順で先頭のピクチャをIDRピクチャとすることにより符号化する。それにより、実施の形態1で考慮した参照関係と同様の参照関係を決定できる。
図10は、本発明の実施の形態2における動画像符号化装置100の構成を示すブロック図である。この動画像符号化装置100は、動画像を符号化する動画像符号化装置であって、復号部101と、ストリーム情報保持部102と、符号化部103と、closed−GOP検出部111と、ピクチャタイプ決定部113とを備えている。
復号部101は、本発明に係る復号手段に相当し、第1の符号化方式によって符号化された画像データを復号する。具体的には、第1符号化方式で符号化されたMPEG2ストリームが入力されると、MPEG2規格のシンタックスに沿って復号する。ここで、シンタックスとは、MPEG2規格のデータ列の規則のことを表す。また、復号部101は、MPEG2ストリームから抽出したストリーム情報に基づいて復号画像を生成する。ここで用いるストリーム情報は、例えば、Sequence header等のシーケンス全体の情報や、GOP header等のGOPに関する情報や、Picture header等のピクチャ情報や、Sliceのスライス情報や、Macroblock modes等のマクロブロック情報などである。
ストリーム情報保持部102は、抽出されたストリーム情報を保持する。ここで用いるストリーム情報は、例えば、ビットレート、画像サイズ、走査方式、符号化構造等のシーケンス情報や、ピクチャタイプや、動きベクトル情報や、量子化値等の情報である。
closed−GOP検出部111は、本発明に係る検出手段に相当し、第1の符号化方式によって符号化された画像データの一部から、一つのまとまりとされる画像群を超えて画像データを参照しないように参照関係を制約する制約情報を検出する。具体的には、ストリーム情報保持部102に保持されたストリーム情報からclosed_gopフラグを見てクローズドGOPであるか否かを判断する。
図2は、GOP headerの内部構成例を示す図である。Group_of_pictures_headerの3行目に示されるようにClosed_GOPとして「1」が設定されていれば、クローズドGOPであることを意味している。
closed−GOP検出部111は、クローズドGOPであると判断した場合には、クローズドGOPであることの情報とストリーム情報保持部102からのストリーム情報とをピクチャタイプ決定部113に出力する。クローズドGOPでない場合には、ストリーム情報保持部102からのストリーム情報をピクチャタイプ決定部113を介さずに符号化部103に出力する。
ピクチャタイプ決定部113は、本発明に係る決定手段に相当し、前記検出手段によって前記制約情報が検出された場合、前記制約に従った参照関係を決定する。具体的には、closed−GOP検出部111からのclosed_gopフラグの情報とストリーム情報とから、MPEG2ビットスリームでGOPと定められ、そのGOP内でのIピクチャをIDRピクチャとすることで、動き補償用の参照画像を決定する。
符号化部103は、本発明に係る符号化手段に相当し、前記決定手段によって決定された前記参照関係に基づいて、前記復号手段によって復号された復号画像データを第2の符号化方式によって符号化する。具体的には、復号部101によって復号され生成された復号画像を第2の符号化方式であるH.264規格で符号化する。
ここで、closed−GOP検出部111がクローズドGOPでないと判断した場合、従来のように、closed−GOP検出部111からのストリーム情報と符号化部103の符号化パラメータとから参照画像を決定し、復号画像を第2の符号化方式で符号化する。
一方、closed−GOP検出部111がクローズドGOPであると判断した場合には、ピクチャタイプ決定部113は、GOP header内にあるclosed_gopフラグを用いて、シンタックス上の符号化パラメータの設定を行いGOP内でのIピクチャをIDRピクチャとすることで、動き補償用の参照関係を決定する。決定された動き補償用の参照画像と、ストリーム情報とに基づいて、符号化部103は、符号化パラメータから参照画像を決定し、復号画像を第2の符号化方式であるH.264規格で符号化する。これにより、第2符号化方式であるH.264規格で符号化する際にもGOP境界を越えて動きベクトル検出を行わないようにすることができる。
次に、第1の符号化方式によって符号化された画像データの一部から、GOP境界を越えて画像データを参照しないように参照関係を制約する制約情報が検出された場合に、前記制約に従った参照関係を決定する処理について、具体的に説明する。
図3は、closed−GOP検出部111がclosed_gopフラグを見てクローズドGOPであると判断した場合とそうでない場合の処理を説明するためのフローチャートである。
まず、closed−GOP検出部111は、ストリーム情報保持部102から出力されたストリーム情報からクローズドGOPであるかどうかを判断する(S101)。
closed−GOP検出部111は、クローズドGOPであると判断した場合には、検出したclosed_gopフラグの情報とストリーム情報保持部102からのストリーム情報とをピクチャタイプ決定部113に出力する(S101のYesの場合)。
次に、ピクチャタイプ決定部113は、closed−GOP検出部111からのclosed_gopフラグの情報とストリーム情報とから、シンタックス上の符号化パラメータの設定を行うことで、動き補償用の参照画像を決定するピクチャタイプを決定する(S102)。
次に、符号化部103は、ピクチャタイプ決定部113からの走査方式や符号化構造などのストリーム情報と、シンタックス上の符号化パラメータの設定を行い、決定された動き補償用の参照関係を決定するピクチャタイプとに基づいて、符号化パラメータ(ここでは、H.264規格で規定された符号化パラメータ)から参照画像を決定することにより、復号画像を第2の符号化方式で符号化する(S103)。
また、closed−GOP検出部111は、closed_gopフラグを見てクローズドGOPでないと判断した場合には、ピクチャタイプ決定部113を介さずに符号化部にストリーム情報保持部102からのストリーム情報を出力する(S101のNoの場合)。
そして、符号化部103は、closed−GOP検出部111からの走査方式や符号化構造などのストリーム情報に基づいて、復号画像を第2の符号化方式で符号化する(S103)。
以下、具体例を示しながら、本発明の実施の形態を更に詳しく説明する。
図6および図7におけるIピクチャをIDRピクチャとする。ここで、図中では括弧内にIDRと表記している。H.264規格ではIDRピクチャが挿入されると復号時に必要な状態がリセットされる。つまり、符号化順でIDRピクチャ以降のピクチャはIDRピクチャより前に符号化されたピクチャの情報がなくても復号することが可能となる。この機能を利用して、クローズドGOPの境界で符号化順で先頭に来るピクチャをIDRピクチャとすることでIDRピクチャより前のピクチャを使用せずに動き補償を行う。図6では表示順にPn−1ピクチャと、Bn+1ピクチャと、Bn+2ピクチャと、IDRnピクチャとが並んでいるが、符号化順ではPn−1ピクチャと、IDRnピクチャと、Bn+1ピクチャと、Bn+2ピクチャとになるため、Bn+1ピクチャおよびBn+2ピクチャはH.264規格の制約よりPn−1ピクチャを参照できなくなる。つまり、ピクチャタイプ決定部113において、MPEG2ビットスリームで定められたGOP内でのIピクチャをIDRピクチャとすることにより、MPEG2規格での制約、すなわち、MPEG2規格で設定されたGOP境界をH.264規格で符号化する際に考慮できる。つまり、MPEG2で設定されたGOP境界を越えて動きベクトル検出を行わないようにすることで、参照画像の探索範囲を不要に広げることなく動きベクトルを検出できる。
また、本発明の実施の形態2では、シンタックス上のパラメータに参照画像の設定を行う必要はなく、符号化順でGOPに対応する画像列の符号化順に先頭のピクチャをIDRピクチャと設定することだけでクローズドGOPとなる。具体的にはピクチャタイプ決定部113は、符号化パラメータの設定を次のように変更する。すなわち、NAL unit syntaxのnal_unit_typeを5にすることでIDRピクチャのスライスデータであると設定できる。図7においてBrピクチャを使った場合も同様である。
図8および図9のようなフィールド構造の場合、符号化順でこのGOPに対応する画像列の符号化順に先頭のフィールドをIDRピクチャとすることで、クローズドGOPとなる。この場合の符号化順序はPn−2フィールドと、Pn−1フィールドと、IDRnフィールドと、Pn+1フィールドと、Bn+2フィールドと、Bn+3フィールドと、Bn+4フィールドと、Bn+5フィールドとなるため、Pn+1フィールド以降のフィールドはPn−1フィールドおよびPn−2フィールドを参照せずに動き補償する。シンタックス上の設定としては、上述の通り、nal_unit_typeを5にすることでIDRピクチャのスライスデータであると設定できる。したがって、MPEG2で設定されたGOP境界を越えて動きベクトル検出を行わないようにすることができる。図9においてBrフィールドを用いた場合も同様である。
図8および図9では、トップフィールドをファーストフィールドとして説明したが、ボトムフィールドがファーストフィールドの場合でも同様の設定が可能であり、本実施の形態に限定されない。また、IフィールドとペアのボトムフィールドをPピクチャとしているが、Iピクチャ、IDRピクチャのいずれに設定してもよい。
以上より、本発明の実施の形態2において、MPEG2で設定されたGOP境界を越えて動きベクトル検出を行わないようにして、参照画面の探索範囲を不要に広がらないようにすることができる。これは、MPEG2スリームでと定められたGOP内でのIピクチャをIDRピクチャとすることで実現される。それにより、動きベクトル検出の処理量が増えてしまうという問題を回避することができる。
以上、本発明の動画像符号化装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
本発明は、動画像符号化装置およびその方法に利用でき、特に、ハイビジョンテレビ放送等の高精細な画像をH.264規格などの符号化効率の高い符号化方式で録画を行うデジタル式ビデオレコーダ等の動画像符号化装置に利用することができる。
本発明の実施の形態1における動画像符号化装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態におけるGOP headerなどのGOPに関するストリーム情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1におけるクローズドGOPである場合とそうでない場合の処理を説明するためのフローチャートである。 オープンGOPについて説明するための図であり、MPEG2規格で符号化する場合のBピクチャの画像の参照関係を示す概念図であり、closed_gopフラグが「1」にセットされていない場合の参照関係について概念的に示した図である。 クローズドGOPについて説明するための図であり、MPEG2規格で符号化する場合のBピクチャの画像の参照関係を示す概念図であり、closed_gopフラグが「1」にセットされている場合の参照関係について概念的に示した図である。 本発明の実施の形態において、MPEG2ストリームをH.264規格のフレーム構造で符号化する場合のBピクチャの画像の参照関係を示す概念図であり、MPEG2規格におけるclosed_gopフラグが「1」にセットされている場合(クローズドGOP)の参照関係について概念的に示した図である。 本発明の実施の形態において、MPEG2ストリームをH.264規格のフレーム構造で符号化する場合のBrピクチャとBピクチャの画像の参照関係を示す概念図であり、MPEG2規格におけるclosed_gopフラグが「1」にセットされている場合(クローズドGOP)の参照関係について概念的に示した図である。 本発明の実施の形態において、MPEG2ストリームをH.264規格のフィールド構造で符号化する場合のBピクチャの画像の参照関係を示す概念図であり、MPEG2規格におけるclosed_gopフラグが「1」にセットされている場合(クローズドGOP)の参照関係について概念的に示した図である。 本発明の実施の形態において、MPEG2ストリームをH.264規格のフィールド構造で符号化する場合のBrピクチャとBピクチャの画像の参照関係を示す概念図であり、MPEG2規格におけるclosed_gopフラグが「1」にセットされている場合(クローズドGOP)の参照関係について概念的に示した図である。 本発明の実施の形態2における動画像符号化装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 動画像符号化装置
101 復号部
102 ストリーム情報保持部
103 符号化部
111 closed−GOP検出部
112 参照画像決定部
113 ピクチャタイプ決定部

Claims (7)

  1. 動画像を符号化する動画像符号化装置であって、
    第1の符号化方式によって符号化された画像データを復号する復号手段と、
    第1の符号化方式によって符号化された画像データの一部から、一つのまとまりとされる画像群を超えて画像データを参照しないように参照関係を制約する制約情報を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって前記制約情報が検出された場合、前記制約に従った参照関係を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された前記参照関係に基づいて、前記復号手段によって復号された復号画像データを第2の符号化方式によって符号化する符号化手段と
    を備えることを特徴とする動画像符号化装置。
  2. 前記決定手段は、動きベクトルを検出するための前記参照関係を示すパラメータを決定することを特徴とする請求項1に記載の動画像符号化装置。
  3. 前記決定手段は、一つのまとまりとされる画像群において符号化順で先頭の画像をIDR(Instantaneous Decoder Refresh)ピクチャとすることを決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の動画像符号化装置。
  4. 前記第1の符号化方式は、MPEG2方式に準拠しており、前記第2の符号化方式はH.264方式に準拠している
    ことを特徴とする請求項1に記載の動画像符号化装置。
  5. 動画像を符号化する方法であって、
    第1の符号化方式によって符号化された画像データを復号する復号ステップと、
    第1の符号化方式によって符号化された画像データの一部から、一つのまとまりとされる画像群を超えて画像データを参照しないように参照関係を制約する制約情報を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにおいて前記制約情報が検出された場合、前記制約に従った参照関係を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにおいて決定された前記参照関係に基づいて、前記復号ステップにおいて復号された復号画像データを第2の符号化方式によって符号化する符号化ステップと
    を含むことを特徴とする動画像符号化方法。
  6. 動画像を符号化するためのプログラムであって、
    第1の符号化方式によって符号化された画像データを復号する復号ステップと、
    第1の符号化方式によって符号化された画像データの一部から、一つのまとまりとされる画像群を超えて画像データを参照しないように参照関係を制約する制約情報を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにおいて前記制約情報が検出された場合、前記制約に従った参照関係を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにおいて決定された前記参照関係に基づいて、前記復号ステップにおいて復号された復号画像データを第2の符号化方式によって符号化する符号化ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  7. 動画像を符号化する集積回路であって、
    第1の符号化方式によって符号化された画像データを復号する復号手段と、
    第1の符号化方式によって符号化された画像データの一部から、一つのまとまりとされる画像群を超えて画像データを参照しないように参照関係を制約する制約情報を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって前記制約情報が検出された場合、前記制約に従った参照関係を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された前記参照関係に基づいて、前記復号手段によって復号された復号画像データを第2の符号化方式によって符号化する符号化手段と
    を備えることを特徴とする集積回路。
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