JP2008153244A - Electromagnetic cooker - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、電磁調理器に関し、ことに誘導加熱コイルやスイッチング素子などの発熱部材を効率的に冷却し、本体内部における設計の自由度を向上させることを目的とする電磁調理器に関するものである。 The present invention relates to an electromagnetic cooker, and more particularly to an electromagnetic cooker intended to efficiently cool heating members such as induction heating coils and switching elements and to improve the degree of design freedom inside the main body. .
従来の電磁調理器においては、複数の誘導加熱コイルに対応した複数の基板を多段配置し、各駆動回路および各誘導加熱コイルを効率良く冷却することにより設計の自由度を向上させている。(例えば、特許文献1参照)。 In a conventional electromagnetic cooker, a plurality of substrates corresponding to a plurality of induction heating coils are arranged in multiple stages, and the degree of freedom in design is improved by efficiently cooling each drive circuit and each induction heating coil. (For example, refer to Patent Document 1).
従来の電磁調理器においては、複数の誘導加熱コイルの各々に対応して複数の基板が設けられていたため、各誘導加熱コイルの出力は、対応した基板の放熱特性以上の出力にすることが困難であった。 In a conventional electromagnetic cooker, since a plurality of substrates are provided corresponding to each of the plurality of induction heating coils, it is difficult to set the output of each induction heating coil to an output exceeding the heat dissipation characteristics of the corresponding substrate. Met.
この発明に係る電磁調理器は、従来の電磁調理器の課題を解決するものである。 The electromagnetic cooker according to the present invention solves the problems of the conventional electromagnetic cooker.
この発明に係る電磁調理器は、複数の調理容器が載置可能なトッププレートと、このトッププレートの下面に設けられ、前記複数の調理容器の各々を加熱するための複数の誘導加熱コイルと、正負のスイッチング素子で構成されるインバータであって、前記複数の誘導加熱コイルの各々に高周波電流を出力する複数のインバータと、前記複数のインバータに対して共通化され、前記複数のインバータを構成する正負のスイッチング素子が発する熱を放熱する1つの放熱部材と、前記放熱部材と前記複数の誘導加熱コイルとを冷却する冷却手段と、前記スイッチング素子の各々の駆動を制御する制御回路とを備え、前記放熱部材は中空構造を有し、相対する側面の内側に複数のフィンを設けるとともに、前記相対する側面の一方の外側面には前記正のスイッチング素子を取り付け、他方の外側面には前記負のスイッチング素子を取り付け、前記放熱部材の前記相対する側面の内側に設けられた複数のフィンの間を前記冷却手段からの空気の送風路とするものである。 An electromagnetic cooker according to the present invention includes a top plate on which a plurality of cooking containers can be placed, a plurality of induction heating coils provided on the lower surface of the top plate, for heating each of the plurality of cooking containers, An inverter composed of positive and negative switching elements, a plurality of inverters that output a high-frequency current to each of the plurality of induction heating coils, and a plurality of inverters that are common to the plurality of inverters One heat dissipating member that dissipates heat generated by the positive and negative switching elements, cooling means for cooling the heat dissipating member and the plurality of induction heating coils, and a control circuit for controlling the driving of each of the switching elements, The heat dissipating member has a hollow structure, and a plurality of fins are provided on the inner sides of the opposing side surfaces, and a front surface is provided on one outer side surface of the opposing side surfaces. A positive switching element is attached, the negative switching element is attached to the other outer surface, and an air blowing path from the cooling means is provided between the plurality of fins provided on the inner side of the opposite side surfaces of the heat radiating member. It is what.
本発明にかかる電磁調理器によれば、スイッチング素子等の発熱部材の冷却を効率的に行うことができる。 According to the electromagnetic cooking device concerning the present invention, cooling of exothermic members, such as a switching element, can be performed efficiently.
実施の形態1
図1は、本発明にかかる電磁調理器の一例を示す構成説明図である。以下、図に基づき、かかる電磁調理器の構成と冷却機構につき説明する。
本発明にかかる電磁調理器は、ケース上面に設けたトッププレート10に、調理器を載置する2つのコンロ部14aおよび14bを有している。このコンロ部14aおよび14bの下面には、各々のコンロ部に対応して誘導加熱コイル11aおよび11b(図2参照)が設けられている。この誘導加熱コイル11aおよび11bは、制御部1により制御され、各々の誘導加熱コイルに対応してトッププレート面上に設置される調理器の大きさや調理材料の量等に合わせ、所定の熱量が得られるよう、出力調整される。制御部1へは電磁調理器の前面に配置された操作部13から制御指令が入力される。また、制御部1には正負のスイッチング素子(IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor)の対にて構成された2つのインバータが設けられており、これらIBGTが生じた熱を放熱するための放熱板3が設けられている。これら2つのインバータは各々、上述した誘導加熱コイル11a、11bに対応するものである。さらに、電磁調理器の背面には外部からの空気の取り入れ口が設けられ、送風ファン5が稼動することにより外部より空気6が取り込まれ、放熱板3および誘導加熱コイル11aおよび11bが冷却される。なお、電磁調理器には、前述の2つのコンロ部14aおよび14bとは別に、魚などを焼くためのロースター部12が設けられているが、2つのコンロ部14aおよび14bに対応する制御部を1枚の基板にまとめ、各IGBTに対応する放熱板も共通としたことにより、電磁調理器の内部空間の設計の自由度が向上し、ロースター部12を拡張することが可能となる。
FIG. 1 is a configuration explanatory view showing an example of an electromagnetic cooker according to the present invention. Hereinafter, the configuration of the electromagnetic cooker and the cooling mechanism will be described with reference to the drawings.
The electromagnetic cooker according to the present invention has two
図2(a)は、本発明にかかる電磁調理器の、制御部1における放熱板3の構成の一例を示す上面図である。
かかる制御部1は、2つの誘導加熱コイル11aおよび11bを制御するもので、各々の誘導加熱コイルを制御するために2つのインバータが配置されている。2つのインバータは各々正負のスイッチング素子(IGBT)の対にて構成される。具体的には、正側のスイッチング素子であるIGBT2aと負側のスイッチング素子であるIGBT2bにて構成されるインバータにより誘導加熱コイル11aが制御され、正側のスイッチング素子であるIGBT2cと負側のスイッチング素子であるIGBT2dにて構成されるインバータにより誘導加熱コイル11bが制御されることになる。これら2つのインバータを構成する4つのIGBTのうち、正側のスイッチング素子であるIGBT2aおよび2cが熱伝導性絶縁シート7aおよび7bを介して放熱板3に取り付けられている。また、これら2つのインバータを構成する4つのIGBTのうち、負側のスイッチング素子であるIGBT2bおよび2dは放熱板3に直接取り付けられている。
Fig.2 (a) is a top view which shows an example of a structure of the
The
このように、正側のIGBT2aおよび2cを熱伝導性絶縁シート7aおよび7bを介して放熱板3に取り付けたのは、次のような理由による。すなわち、通常、IGBTの電気的な接地は放熱板を介して取られるが、各インバータを構成する正負のIGBTが電気的に接続された状態では、両者間に電気的な干渉が生じる。そのため、対を構成する正負のIGBTは電気的に分離することが必要であり、このような構成が取られている。従って、インバータを構成するIGBTを、放熱板を介さずに電気的に接地させる場合には、かかる熱伝導性絶縁シート7aおよび7bは不要である。
Thus, the reason why the
また、熱伝導性絶縁シートは各々のインバータを構成する正負のIGBTの対のいずれか一方に設けておけばよい。具体的には、IGBT2a、2bのどちらか一方と、IGBT2c、2dのどちらか一方に熱伝導性絶縁シートを設けておけば、正負のIGBTの対の接地を分断することができる。また、電気的な干渉をより確実に防止する観点からは、正負の対を構成するIGBTの両側に熱伝導性絶縁シートを設けてもよい。かかる熱伝導性絶縁シートとしては、Siゴム中に、表面に絶縁被覆を施した金属の微粒(<φ0.1mm)を介在させたものがあり、例えば、信越シリコーン社より放熱絶縁用ゴム(TC−A、TC−AG、TC−BG)として市販されている。なお、本実施の形態においては、厚み0.4mmの信越シリコーン社製放熱絶縁用ゴムTC−Aを用いている。
Moreover, what is necessary is just to provide a heat conductive insulating sheet in either one of the pair of positive / negative IGBT which comprises each inverter. Specifically, if a heat conductive insulating sheet is provided on either one of the
図2(b)は、図2(a)のA−A’断面図である。放熱板3は、放熱効率を上げるために、中空もしくはフィンの構造を有しており、図後方から、図2(a)に開示された、送風ファン5にて送風された空気6により冷却され、放熱を行うことになる。
FIG. 2B is a cross-sectional view taken along the line A-A ′ of FIG. The
なお、誘導加熱コイルの定格出力は、通常2.4kWに設定されている。そのため、従来の電磁調理器においては、各々の誘導加熱コイルに対応して、各2.4kWの放熱容量を有した放熱板が設けられている。本発明においても、誘導加熱コイル11aおよび11bの定格出力は、2.4kWに設定されている。そのため、放熱板3としては、4.8kWの放熱容量を有したものが設けられている。この放熱容量は、従来の2.4kWの放熱容量を有する放熱板の2枚分に対応するものであるため、放熱板の放熱容量の総和は従来と同じで、放熱板の大きさも同等である。
The rated output of the induction heating coil is normally set to 2.4 kW. Therefore, in the conventional electromagnetic cooker, the heat sink with the 2.4 kW heat dissipation capacity is provided corresponding to each induction heating coil. Also in the present invention, the rated output of the
図4は、本発明にかかる電磁調理器の制御回路の構成を示す図である。以下、図に基づき、回路動作に付き説明する。
まずはじめ、外部電源より平滑回路19に電力20が入力される。この電力20は通常4.8kWに設定されている。外部電源から入力された電力20は平滑回路19にて直流に変換され、インバータ15およびインバータ16へと出力される。従って、インバータ15の出力とインバータ出力の総和が4.8kWを越えることはない。インバータ15は前述のIGBT2a、2bにて構成されており、また、インバータ16は同じくIGBT2c、2dにて構成されている。これらインバータ15および16は、平滑回路19から送られる直流電力を、例えば、20kHz程度の交流電力に変換することにより、対応する誘導加熱コイル11aおよび11bを高周波にて駆動させるためのものである。また、ゲート駆動信号生成回路(制御回路)18は、放熱板3上に設置された温度センサー17により放熱板3の放熱容量を越えないように2つのインバータ15および16の駆動を制御している。例えば、インバータ15の出力が2kWである場合には、インバータ16の出力は最大2.8kWの範囲で出力調整され、逆にインバータ16の出力が2kWである場合には、インバータ15の出力が最大2.8kWの範囲で出力調整される。このように、短時間(例えば、5分から10分程度)において、IGBTの破壊あるいは急激な特性劣化を生じない程度であれば、どちらか一方のインバータの出力が定格出力以下の場合には、他方のインバータの出力を定格出力以上とすることが可能となる。かかる出力調整が可能となることにより、部品点数や放熱板の放熱容量を増加させることなく、かつ、装置構成を複雑化することなく、調理の初期時に急激な加熱を必要とする場合や、水を短時間にて沸騰させたい場合等に定格出力以上の高出力にて調理することが可能となり電磁調理器の利便性が向上する。また、電磁調理器の家庭内での使用においては、2口コンロの両方を同時に最高出力にて使用することはまれで、かかる構成にしても、ほとんど実用上の問題は生じないものと思われる。
なお、上記実施の形態においては、外部電源から入力される電力量に合わせた放熱容量を有する放熱板を備えた場合につき説明したが、例えば、外部電源から入力された電力20が4.8kWである場合に、放熱板の放熱容量が4kWであるような構成でも構わない。このような場合には、温度センサー17により、2つのインバータ15および16の放熱量の総和が4kW以下に制限されることになる。
FIG. 4 is a diagram showing the configuration of the control circuit of the electromagnetic cooker according to the present invention. The circuit operation will be described below with reference to the drawings.
First,
In the above embodiment, the case where the heat radiating plate having the heat radiation capacity corresponding to the amount of power input from the external power source is described. However, for example, the
なお、本実施の形態においては、2つの誘導加熱コイルを用いる場合について説明したが、誘導加熱コイルは2つに限られることはなく、3つ以上であっても構わない。例えば、コンロ部が3つの場合には、誘導加熱コイルは3つ必要であり、対応するインバータも3つになる。この場合、そのうち、2つのインバータを構成するスイッチング素子のみを1つの放熱板に載置してもよく、また、3つのインバータを構成するスイッチング素子の全てを1枚の放熱板に接地してもよい。このような構成においても、放熱板に載置されたスイッチング素子の発熱量の総和が放熱板の放熱容量を越えないように制御することで、上記と同様の効果が得られる。すなわち、誘導加熱コイルをn個(nは2以上の自然数)備えた電磁調理器においては、各誘導加熱コイルL1、L2---Lnの定格出力を各々P1、P2---Pn、使用時の出力を各々W1、W2---Wn、これら出力に対応する誘導加熱コイルの放熱量を各々H1、H2---Hn、放熱板の放熱容量をHtとすると、下記式(1)および(2)の関係を満たすように誘導加熱コイルの出力が調整される。
W1+W2+---+Wn≦P1+P2+---+Pn ---(1)
H1+H2+---+Hn≦Ht ----(2)
なお、各定格出力P1、P2---Pn、に対応する誘導加熱コイルの放熱量を各々h1、h2---hnとすると、
h1+h2+---+hn≦Ht ----(3)
となるように、放熱板の放熱容量Htが決定される。
また、定格出力をあまり大きく越えて使用することはスイッチング素子の特性からは好ましくなく、通常は、20%程度の増加に抑えることが好ましい。かかる観点より、下記式(4)の関係を満たすことが好ましい。
Wx≦1.2Px (xはn以下の自然数) ----(4)
Although the case where two induction heating coils are used has been described in the present embodiment, the number of induction heating coils is not limited to two, and may be three or more. For example, when there are three stove sections, three induction heating coils are required, and there are three corresponding inverters. In this case, only the switching elements constituting the two inverters may be placed on one heat sink, or all the switching elements constituting the three inverters may be grounded on one heat sink. Good. Even in such a configuration, the same effect as described above can be obtained by controlling so that the total amount of heat generated by the switching elements placed on the heat sink does not exceed the heat dissipation capacity of the heat sink. That is, in an electromagnetic cooker equipped with n induction heating coils (n is a natural number of 2 or more), the rated output of each induction heating coil L1, L2 --- Ln is P1, P2 --- Pn, respectively. Where W1 and W2 --- Wn are the outputs, H1 and H2 --- Hn are the heat dissipation amounts of the induction heating coils corresponding to these outputs, and Ht is the heat dissipation capacity of the heat sink. The output of the induction heating coil is adjusted so as to satisfy the relationship 2).
W1 + W2 + --- + Wn ≦ P1 + P2 + --- + Pn --- (1)
H1 + H2 + --- + Hn ≦ Ht ---- (2)
If the heat radiation amounts of the induction heating coils corresponding to the rated outputs P1, P2 --- Pn are h1, h2 --- hn,
h1 + h2 + --- + hn ≦ Ht ---- (3)
Thus, the heat dissipation capacity Ht of the heat sink is determined.
In addition, it is not preferable to use the output exceeding the rated output so much from the characteristics of the switching element, and it is usually preferable to suppress the increase to about 20%. From this viewpoint, it is preferable to satisfy the relationship of the following formula (4).
Wx ≦ 1.2Px (x is a natural number less than n) ---- (4)
なお、放熱板3の放熱効率の観点からは、冷却ファン5に近接したIGBT2aおよび2bにて構成されるインバータに対応した誘導加熱コイル11a側を高出力にて使用する方が好ましいことは言うまでもないが、制御部1にてIGBT2a、2bにて構成されるインバータが対応する誘導加熱コイルとIGBT2c、2dにて構成されるインバータが対応する誘導加熱コイルと切り替え可能に回路構成しておくと、冷却ファン5に近接したIGBT2aおよび2bにて構成されるインバータにて電磁調理器の左右どちらのコンロにおいても高出力化が行え、調理における利便性が向上し好適である。
Needless to say, from the viewpoint of the heat dissipation efficiency of the
また、インバータを定格出力以上にて使用することができる時間は、一般的にはスイッチング素子にかかる負荷と、負荷をかける時間で決まる面積の総和から決定される。すなわち、スイッチング素子に急激に負荷を与えた場合には、インバータを定格出力以上とすることができる時間は短くなり、急激な負荷を与えない場合には、定格出力以上に保持できる時間は長くなる。従って、各誘導加熱コイルを定格出力以上に保持できる時間は、実際には、スイッチング素子であるIGBTの特性(耐圧特性や寿命特性)を考慮して決定することになる。 Further, the time during which the inverter can be used at the rated output or higher is generally determined from the sum of areas determined by the load applied to the switching element and the time for applying the load. That is, when a load is suddenly applied to the switching element, the time during which the inverter can be increased to the rated output or less is shortened, and when the load is not applied suddenly, the time that can be maintained above the rated output is increased. . Therefore, the time during which each induction heating coil can be maintained at or above the rated output is actually determined in consideration of the characteristics (withstand voltage characteristics and life characteristics) of the IGBT that is the switching element.
なお、本実施の形態においては、インバータを構成するスイッチング素子としてIGBTを用いたが、かかるスイッチング素子としては、IGBTに限定されることはなく、サイリスタやパワーMOSFET等のスイッチング機能を有するいわゆるパワー半導体であれば適用でき、同様の効果を奏することは言うまでもない。 In this embodiment, an IGBT is used as a switching element constituting the inverter. However, the switching element is not limited to the IGBT, and is a so-called power semiconductor having a switching function such as a thyristor or a power MOSFET. Needless to say, it can be applied and has the same effect.
以上、本発明にかかる電磁調理器によれば、複数の誘導加熱コイルに対応する複数のインバータを1枚の基板上に配置し、これらインバータを構成する正負のスイッチング素子に対応する放熱板を共通化することにより、電磁調理器内部の設計の自由度を高めることができるとともに、放熱板の放熱容量を越えない範囲で、複数の誘導加熱コイルの出力調整が可能となり、装置を大型化することなく、また、部品点数を増加することなく、誘導加熱コイルの出力を必要に合わせて増減でき、短時間においては定格出力以上の出力が可能となる。 As mentioned above, according to the electromagnetic cooking device concerning the present invention, a plurality of inverters corresponding to a plurality of induction heating coils are arranged on one board, and a heat sink corresponding to positive and negative switching elements which constitute these inverters is shared. In addition to being able to increase the degree of freedom of design inside the electromagnetic cooker, it is possible to adjust the output of multiple induction heating coils within the range that does not exceed the heat dissipation capacity of the heat sink, and to enlarge the device In addition, the output of the induction heating coil can be increased or decreased as necessary without increasing the number of parts, and an output exceeding the rated output can be achieved in a short time.
実施の形態2
図3(a)は、本発明にかかる電磁調理器の、制御部1における放熱板3aおよび3bの構成の一例を示す上面図である。
かかる制御部1は、実施の形態1にて開示したものとは異なり、2つの誘導加熱コイル11aおよび11bに対応する2つのインバータを構成する4つのIGBT2a、2b、2cおよび2dのうちの正側のIGBT2aおよび2cと負側のIGBT2bおよび2dが、各々、異なる2つの放熱板3bおよび3aに設けられている。また、放熱板3aは図示しない絶縁回路を介して接地線に接続され、放熱板3bは直接接地線に接続されている。かかる構成とすることで、各IGBTは熱伝導性絶縁シートを介することなく放熱板に取り付けることができると共に、正側のIGBT2aおよび2cと負側のIGBT2bおよび2d間の電気的な干渉が効果的に抑制される。
Fig.3 (a) is a top view which shows an example of a structure of the
Unlike the one disclosed in the first embodiment, the
図3(b)は、図3(a)のB−B’断面図である。放熱板3aおよび3bは、相対するように分離配置されており、図後方から、図3(a)に開示された、送風ファン5により送風された空気6により冷却され、放熱を行うことになる。
FIG. 3B is a B-B ′ sectional view of FIG. The
このような構成のもと、2つの誘導加熱コイル11aおよび11bの出力が以下のように調整される。すなわち、2つの誘導加熱コイル11aおよび11bに対応した2つのインバータを構成する4つの正負のIGBT2a、2b、2cおよび2dは、通常、正負の対として2.4kWの定格出力を有する誘導加熱コイルに対応するものであるが、この正負のIGBTは、正側の出力および負側の出力をほぼ当分に出力分担するものであるため、各IGBTの担う誘導加熱コイルの出力としては、2.4kWのほぼ半分の1.2kW相当と考えることができる。また、放熱板3aおよび3bの放熱容量は各々2.4kWであるため、放熱容量の総和は4.8Kwであり、従来と同じである。
Under such a configuration, the outputs of the two
しかしながら、本発明にかかる電磁調理器においては、2つの誘導加熱コイル11aおよび11bに対応したIGBTのうち、正側のIGBT2a、2cおよび負側のIGBTを2b、2dを同じ放熱板上に設けたため、短時間(例えば、5分から10分程度)の使用においては、IGBTの破壊あるいは急激な特性劣化を生じない程度であれば、どちらか一方のインバータの出力が定格出力以下の場合には、他方のインバータの出力を定格出力以上とすることが可能となる。例えば、誘導加熱コイル11aに対応した正負のIGBT2a、2bの出力分担を各々1.4kWとし、誘導加熱コイル11bに対応した正負のIGBT2c、2dの出力分担を各々1kWとすることにより、誘導加熱コイル11aの出力を2.8kW、誘導加熱コイル11bの出力を2kWとすることができる。かかる出力調整が可能となることにより、部品点数や放熱板の放熱容量を増加させることなく、かつ、装置構成を複雑化することなく、調理の初期時に急激な加熱を必要とする場合や、水を短時間にて沸騰させたい場合等に効果的に対応することができ電磁調理器の利便性が向上する。
However, in the electromagnetic cooker according to the present invention, among the IGBTs corresponding to the two
1 制御部、2a〜2d スイッチング素子、3 放熱板、3a 負側放熱板、3b 正側放熱板、5 冷却ファン、6 風向き方向、7a、b 熱伝導性絶縁シート、10 トッププレート、11、11a、11b 誘導加熱コイル、12 ロースター、13 操作部、14a、14b コンロ部、15 インバータ、16 インバータ、17 温度検出器、18 ゲート駆動信号生成回路、19 平滑回路、20 入力電力。
DESCRIPTION OF
Claims (5)
このトッププレートの下面に設けられ、前記複数の調理容器の各々を加熱するための複数の誘導加熱コイルと、
正負のスイッチング素子で構成されるインバータであって、前記複数の誘導加熱コイルの各々に高周波電流を出力する複数のインバータと、
前記複数のインバータに対して共通化され、前記複数のインバータを構成する正負のスイッチング素子が発する熱を放熱する1つの放熱部材と、
前記放熱部材と前記複数の誘導加熱コイルとを冷却する冷却手段と、
前記スイッチング素子の各々の駆動を制御する制御回路とを備え、
前記放熱部材は中空構造を有し、相対する側面の内側に複数のフィンを設けるとともに、前記相対する側面の一方の外側面には前記正のスイッチング素子を取り付け、他方の外側面には前記負のスイッチング素子を取り付け、前記放熱部材の前記相対する側面の内側に設けられた複数のフィンの間を前記冷却手段からの空気の送風路とする電磁調理器。 A top plate on which a plurality of cooking containers can be placed;
A plurality of induction heating coils provided on the lower surface of the top plate for heating each of the plurality of cooking containers;
A plurality of inverters composed of positive and negative switching elements, each of which outputs a high-frequency current to each of the plurality of induction heating coils;
One heat dissipating member that radiates heat generated by the positive and negative switching elements constituting the plurality of inverters, which is shared with the plurality of inverters,
Cooling means for cooling the heat radiating member and the plurality of induction heating coils;
A control circuit for controlling the driving of each of the switching elements,
The heat dissipating member has a hollow structure, and a plurality of fins are provided inside the opposite side surfaces, the positive switching element is attached to one outer side surface of the opposite side surfaces, and the negative side is attached to the other outer side surface. The electromagnetic cooker which attaches the switching element of this and uses the space | interval of the several fin provided inside the said opposing side surface of the said heat radiating member as the ventilation path of the air from the said cooling means.
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