JP2008152411A - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】必要に応じて、動的にOSを生成する。
【解決手段】ROM102やEEPROM104は、所定の処理を実行する機能コードにより構成されるOSと、そのOSを特定する特定情報を対応付けたテーブルを記憶し、OS特定部231は、ROM102やEEPROM104に記憶されたテーブルと特定情報に基づいて、OSを特定する。コマンド実行部232は、特定されたOSを用いて、コマンドの処理を実行する。本発明は、例えば、ICカードに適用することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関し、特に、例えば、IC(Integrated Circuit)カードにおいて、動的にOS(Operating System)を生成することができるようにした情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
近年、1枚のICカードにより多くのサービスを実現するために、ICカードに複数のOSを搭載する技術が開示されている。
例えば、特許文献1には、リーダライタからの受信データに基づいて、ICカードのROM(Read Only Memory)にあらかじめ記憶されている複数のOSから、起動するOSを選択する技術が開示されている(特に、特許文献1の[0045]乃至[0049]段落および図2を参照)。
なお、特許文献2には、コマンド体系などが異なる複数のICカードからの応答を読み取るカード読取システムにおいて、複数のICカードからの応答を、そのICカード用のソフトウェア・モジュールに振り分ける技術が開示されている(特に、特許文献2の[0049]および[0050]段落を参照)。
特開2004−318307号公報 特開2004−264921号公報
しかしながら、特許文献1のICカードにあらかじめ記憶されている複数のOSは、ICカードの製造時にROMに記憶されるため、ICカードの製造・発行後に、新たなサービスに合せてOSを新たに追加・拡張したい場合には、新たに追加・拡張したいOSをROMに記憶させた新たなICカードを製造・発行する必要があった。
また、特許文献2のソフトウェア・モジュールについては、新たなICカードからの応答に対応するためには、新たなICカードからの応答を処理する、その新たなICカード用のソフトウェア・モジュールを、サーバからダウンロードしなければならなかった(特に、特許文献2の[0031]段落を参照)。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、例えば、必要に応じて、動的にOSを生成することができるようにするものである。
本発明の一側面の情報処理装置は、コマンドと、所定の処理を実行する機能コードにより構成されるOS(Operating System)を特定する特定情報を受信し、前記特定情報により特定される前記OSを用いて、前記コマンドの処理を実行する情報処理装置において、前記OSと、そのOSを特定する特定情報を対応付けたテーブルを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記テーブルと受信した前記特定情報に基づいて、OSを特定するOS特定手段と、前記OS特定手段により特定されたOSを用いて、受信した前記コマンドの処理を実行するコマンド実行手段とを備え、前記コマンドの処理は、前記テーブルを生成する処理を含む。
前記記憶手段には、前記情報処理装置の製造時に、前記テーブルを記憶させておくことができる。
前記情報処理装置は、接触型または非接触型のIC(Integrated Circuit)カードとすることができる。
本発明の一側面の情報処理方法、またはプログラムは、コマンドと、所定の処理を実行する機能コードにより構成されるOSを特定する特定情報を受信し、前記特定情報により特定される前記OSを用いて、前記コマンドの処理を実行する情報処理装置の情報処理方法、またはコマンドと、所定の処理を実行する機能コードにより構成されるOSを特定する特定情報を受信し、前記特定情報により特定される前記OSを用いて、前記コマンドの処理を実行する情報処理装置の情報処理をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、前記OSと、そのOSを特定する特定情報を対応付けたテーブルを記憶する記憶手段に記憶された前記テーブルと受信した前記特定情報に基づいて、OSを特定し、特定されたOSを用いて、受信した前記コマンドの処理を実行するステップを含み、前記コマンドの処理は、前記テーブルを生成する処理を含む。
本発明の一側面においては、所定の処理を実行する機能コードにより構成されるOSと、そのOSを特定する特定情報を対応付けたテーブルを記憶する記憶手段に記憶された前記テーブルと受信した前記特定情報に基づいて、OSが特定され、特定されたOSを用いて、受信した前記コマンドの処理が実行され、前記コマンドの処理には、前記テーブルを生成する処理が含まれる。
本発明によれば、例えば、必要に応じて、動的にOSを生成することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書又は図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書又は図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書又は図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の一側面の情報処理装置は、コマンドと、所定の処理を実行する機能コードにより構成されるOS(Operating System)を特定する特定情報を受信し、前記特定情報により特定される前記OSを用いて、前記コマンドの処理を実行する情報処理装置(例えば、図1のICカード62)において、
前記OSと、そのOSを特定する特定情報を対応付けたテーブルを記憶する記憶手段(例えば、図1のROM102やEEPROM104)と、
前記記憶手段に記憶された前記テーブルと受信した前記特定情報に基づいて、OSを特定するOS特定手段(例えば、図2のOS特定部231)と、
前記OS特定手段により特定されたOSを用いて、受信した前記コマンドの処理を実行するコマンド実行手段(例えば、図2のコマンド実行部232)と
を備え、
前記コマンドの処理は、前記テーブルを生成する処理を含む。
本発明の一側面の情報処理方法、またはプログラムは、コマンドと、所定の処理を実行する機能コードにより構成されるOSを特定する特定情報を受信し、前記特定情報により特定される前記OSを用いて、前記コマンドの処理を実行する情報処理装置の情報処理方法、またはコマンドと、所定の処理を実行する機能コードにより構成されるOSを特定する特定情報を受信し、前記特定情報により特定される前記OSを用いて、前記コマンドの処理を実行する情報処理装置の情報処理をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
前記OSと、そのOSを特定する特定情報を対応付けたテーブルを記憶する記憶手段に記憶された前記テーブルと受信した前記特定情報に基づいて、OSを特定し(例えば、図7のステップS33)、
特定されたOSを用いて、受信した前記コマンドの処理を実行する(例えば、図7のステップS35やステップS36)
ステップを含み、
前記コマンドの処理は、前記テーブルを生成する処理を含む。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した通信システムの一実施の形態の構成例を示している。
図1の通信システムは、リーダライタ61、およびICカード62により構成される。
リーダライタ61とICカード62は、電磁波を利用して非接触でデータの送受信(近接通信)を行う。即ち、例えば、リーダライタ61は、搬送波としての電磁波を出力し、その搬送波としての電磁波をコマンドなどのデータで変調することにより、データを送信する。また、ICカード62は、リーダライタ61が出力する搬送波としての電磁波をレスポンスなどのデータで、いわゆる負荷変調することにより、データを送信する。
リーダライタ61は、コマンドと、そのコマンドの処理を実行するOSを特定する特定情報を送信する。
ICカード62は、リーダライタ61から送信されてくるコマンドと特定情報を受信し、そのコマンドと特定情報に基づいた処理を行う。
ICカード62は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、SRAM(Static Random Access Memory)103、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)104、通信インタフェース105、乱数発生器106、暗号復号エンジン107、およびバス108により構成され、CPU101乃至暗号復号エンジン107それぞれが、バス108を介して相互に接続されている。
CPU101は、ROM102またはEEPROM104に記憶されたプログラム(実行コード、バイナリコード、マシン語)を、SRAM103に読み込んで実行することで、ICカード62全体の動作を制御する。また、例えば、CPU101は、通信インタフェース105からプログラムやデータが供給された場合、そのプログラムやデータを必要に応じてSRAM103やEEPROM104に記憶させる。
さらに、CPU101は、例えば、リーダライタ61などの装置宛てに送信するレスポンスなどのデータを生成し、バス108を介して通信インタフェース105に供給する。
ROM102は、図3に示されるように、CPU101が所定の処理を行うのに実行される機能コード1311乃至131nを記憶する。
ここで、機能コード(実行コード、バイナリコード、マシン語)としては、例えば、ICカードのEEPROM上のファイルシステムの管理を行う処理を実行する機能コードや、データを保護するための鍵の管理を行う処理を実行する機能コード、リーダライタ61などの装置からのコマンドに付加されたCRC(Cyclic Redundancy Check)コードなどにより、コマンドなどのデータの整合性の確認を行う処理を実行する機能コード、データの暗号化や復号の処理を行う実行する機能コード、リーダライタ61などの装置から送信されるコマンドの処理を実行する機能コード、異なるOSで共通して用いることができるユーティリティ機能を実現する処理を実行する機能コードなどが考えられる。
なお、機能コードは、できるだけ細かい単位であるとする。即ち、例えば、リーダライタ61などの装置から送信されるコマンドの処理を実行するコマンド機能を1つの機能コードにより実現するのではなく、リーダライタ61などの装置から送信されるコマンド毎の処理を実行する機能コードを、コマンド毎に用意する。
また、ROM102は、図3に示されるように、ICカード62の初期化や、リーダライタ61などの装置からのコマンドの処理を実行するOSの特定などを実行する基本プログラム132、所定の処理を実行する機能コードにより構成されるOS、そのOSを特定する特定情報、OSのサイズ、OSを構成する機能コードが格納(記憶)されている場所を示すアドレス情報、それぞれが対応付けられたOS管理情報テーブル133、さらに、CPU101が所定の処理を行うのに実行される機能コードと、その機能コードが格納されている場所を示すアドレス情報が対応付けられた機能コードテーブル134、その他のデータなどを記憶している。
SRAM103は、ROM102またはEEPROM104に記憶されているプログラムを実行するのに用いるワークエリアや、リーダライタ61とのデータの送受信に用いる送受信用バッファなどの用途で使用される不揮発性メモリである。
EEPROM104は、書き換え可能な不揮発性メモリであり、CPU101により書き込みが指示されたデータ、その他のデータなどを記憶する。即ち、例えば、EEPROM104には、図6に示されるように、CPU101により書き込みが指示されたデータとして、OS管理情報テーブル161や、機能コード1312、1313、131n-2などが記憶される。
なお、EEPROM104においては、所定のプログラムが不正に記憶されて実行されないように、セキュリティを確保することが望ましい。また、EEPROM104に代えて、例えば、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory(強誘電体メモリ))などの不揮発性メモリにより構成することが可能である。
通信インタフェース105は、例えば、リーダライタ61などの装置と、電磁波を利用して非接触でデータの送受信を行い、CPU101からバス108を介して供給されてくるデータをリーダライタ61などの装置に送信したり、その装置からのデータを受信し、バス108を介してCPU101などに供給する。
乱数発生器106は、暗号復号エンジン107で用いられる乱数を発生させ、バス108を介して暗号復号エンジン107に供給する。
暗号復号エンジン107は、乱数発生器106が発生させる乱数を用いて、リーダライタ61とICカード62との間で送受信されるデータ、EEPROM104に記憶されたユーザデータなどの暗号化や復号、ROM102やEEPROM104に記憶されたデータへアクセスするために用いられるアクセス鍵の生成、および相互認証などを行う。
図2は、図1のCPU101が所定のプログラムを実行することにより実現される制御部201の機能的な構成例を示すブロック図である。CPU101がROM102やEEPROM104に記憶された所定のプログラムを実行することにより、OS特定部231、コマンド実行部232、およびレスポンス生成部233が実現される。
なお、OS特定部231(CPU101)には、図1の通信インタフェース105からバス108を介して、リーダライタ61などの装置から送信されるコマンドと特定情報が供給される。
OS特定部231は、CPU101がROM102に記憶された基本プログラム132をSRAM103に読み込んで実行することにより実現される機能を示す機能ブロックである。OS特定部231は、ROM102およびEEPROM104それぞれに記憶されたOS管理情報テーブル133および161と、図1の通信インタフェース105からバス108を介してOS特定部231に供給される特定情報に基づいて、リーダライタ62などの装置から送信されるコマンドの処理を実行するOSを特定する。
また、OS特定部231は、図1の通信インタフェース105からバス108を介して供給されるコマンドを、コマンド実行部232に供給する。
コマンド実行部232は、CPU101が特定情報により特定されたOS(を構成する機能コード)をSRAM103に読み込んで実行することにより実現される機能を示す機能ブロックである。なお、特定情報により特定されたOSを構成する機能コードが格納されている場所を示すアドレス情報が、適宜、CPU101内部のプログラムカウンタにセットされることで、特定情報により特定されたOSは、CPU101により実行される。
コマンド実行部232は、OS特定部231から供給されるコマンドの処理を実行する。
即ち、例えば、コマンド実行部232は、OS特定部231から、新たなOSの生成を指示するOS生成コマンドが供給された場合、そのOS生成コマンドに付加されたCRCコードにより、OS生成コマンドの整合性を確認する。
また、コマンド実行部232は、OS生成コマンドに基づいて、ROM102に記憶された機能コード1311乃至131nのうちの所定のものを選択し、選択された機能コードを、機能コードテーブル134を用いてROM102から読み出し、新たなOSとして、EEPROM104に供給して、記憶させる。
さらに、コマンド実行部232は、OS管理情報テーブル161をEEPROM104から読み出し、EEPROM104に記憶された新たなOSのアドレス情報などを示すOS管理情報を、読み出したOS管理情報テーブル161に追加することで新たなOS管理情報テーブルを生成し、OS管理情報テーブル161として、EEPROM104に供給し、上書きする形で記憶させる。
その後、コマンド実行部232は、OS特定部231から供給されるコマンドの処理の結果を、レスポンス生成部233に供給する。
レスポンス生成部233は、CPU101が特定情報により特定されたOSをSRAM103に読み込んで実行することにより実現される機能を示す機能ブロックである。レスポンス生成部233は、コマンド実行部232から供給される処理の結果に基づいて、リーダライタ61からのコマンドに応じたレスポンスを生成し、通信インタフェース105に供給する。
図4は、図2のROM102に記憶されたOS管理情報テーブル133の一例を示す図である。
図4のOS管理情報テーブル133には、特定情報、OS名称、OSを構成する機能コードと、その機能コードが格納されている場所を示すアドレス情報、OSのサイズが、それぞれ対応付けられて、OS管理情報として1行に登録される。
なお、OS管理情報テーブル133に登録されたOSは、ROM102に記憶された機能コード1311乃至131nから選択された機能コードにより構成されており、図1(図6)のEEPROM104に記憶されたOS管理情報テーブル161は、図4に示されるOS管理情報テーブル133と同様に構成される。
図5は、図2のROM102に記憶されている機能コードテーブル134を示す図である。
図5の機能コードテーブル134には、CPU101が所定の処理を実行するための機能コード1311乃至131nと、それらの機能コード1311乃至131nが格納されている場所を示すアドレス情報が対応付けられて登録されている。
次に、図7のフローチャートを参照して、ICカード62による処理を説明する。
この処理は、例えば、ICカード62が、リーダライタ61に近接されたときに、開始される。
このとき、ステップS31において、ICカード62は、リーダライタ61が出力している電磁波により電源がオンされ、ICカード62のCPU101は、ROM102に記憶された基本プログラム132をSRAM103に読み込んで実行する。
ステップS31の処理の終了後、処理は、ステップS32に進み、通信インタフェース105は、CPU101により実行される基本プログラム132の制御に従い、リーダライタ61などの装置から送信される特定情報とコマンドを受信し、バス108を介してOS特定部231(CPU101)に供給して、処理は、ステップS33に進む。
ステップS33において、OS特定部231は、ROM102およびEEPROM104それぞれに記憶されたOS管理情報テーブル133および161と、図1の通信インタフェース105からバス108を介してOS特定部231に供給される特定情報に基づいて、リーダライタ62などの装置から送信されるコマンドの処理を実行するOSを特定する。なお、OS特定部231は、CPU101がROM102に記憶された基本プログラム132をSRAM103に読み込んで実行することにより実現される機能を示す機能ブロックである。
ステップS33において、OS特定部231は、通信インタフェース105からバス108を介して供給されるコマンドを、コマンド実行部232に供給して、処理は、ステップS34に進む。
ステップS34において、コマンド実行部232は、OS特定部231から供給されるコマンドが、EEPROM104のOS管理情報テーブル161を生成する処理を指示するコマンド、即ち、OSの生成や更新、削除を指示するコマンドであるか否かを判定する。なお、コマンド実行部232は、CPU101が特定情報により特定されたOSをSRAM103に読み込んで実行することにより実現される機能を示す機能ブロックである。
ステップS34において、OS特定部231から供給されるコマンドが、OSの生成や更新、削除を指示するコマンドであると判定された場合、処理は、ステップS35に進み、コマンド実行部232は、OS特定部231から供給されるコマンドに基づいて、OSの生成や更新、削除を行う。
即ち、例えば、OS特定部231から供給されるコマンドが、新たなOSの生成を指示するOS生成コマンドであると判定された場合、コマンド実行部232は、OS生成コマンドに基づいて、ROM102に記憶されている機能コード1311乃至131nのうちの所定のものを選択し、機能コードテーブル134を用いてROM102から読み出し、新たなOSとしてEEPROM104に供給して、記憶させる。これにより、例えば、図6に示されるように、ROM102に記憶されている機能コード1311乃至131nから選択された機能コード1312、1313、131n-2が、新たなOSとしてEEPROM104に記憶される。
また、ステップS35において、コマンド実行部232は、EEPROM104に記憶されたOS管理情報テーブル161を読み出し、そのOS管理情報テーブル161のOS管理情報の追加や更新、削除をすることで、新たなOS管理情報テーブルを生成し、OS管理情報テーブル161として、EEPROM104に供給し、上書きする形で、記憶させる。これにより、例えば、図6に示されるように、ROM102に記憶されている機能コード1311乃至131nから選択された機能コード1312、1313、131n-2が、新たなOSとしてEEPROM104に記憶された場合、その新たなOSのOS管理情報が、EEPROM104のOS管理情報テーブル161に追加される。
その後、コマンド実行部232は、OSの生成や更新、削除による処理の結果を、レスポンス生成部233に供給して、処理は、ステップS37に進む。
一方、ステップS34において、OS特定部231から供給されるコマンドが、OSの生成や更新、削除を指示するコマンドでないと判定された場合、処理は、ステップS36に進み、コマンド実行部232は、OS特定部231から供給されるコマンドの処理(OSの生成や更新、削除を行う処理以外の処理)を実行し、その処理の結果を、レスポンス生成部233に供給して、処理は、ステップS37に進む。
ステップS37において、レスポンス生成部233は、コマンド実行部232から供給される処理の結果に基づいて、リーダライタ61などの装置から、通信インタフェース105およびバス108を介してCPU101(制御部201)に供給されるコマンドに対するレスポンスを生成し、バス108を介して通信インタフェース105に供給する。なお、レスポンス生成部233は、CPU101が特定情報により特定されたOSをSRAM103に読み込んで実行することにより実現される機能を示す機能ブロックである。
そして、通信インタフェース105は、CPU101により実行される基本プログラム132の制御に従い、レスポンス生成部233から供給されるレスポンスを送信する。
その後、処理は、終了される。
上述した、図7におけるICカード62による処理では、例えば、受信したコマンドが、新たなOSの生成を指示するOS生成コマンドである場合に、ROM102に記憶された機能コード1311乃至131nのうちの所定のものを選択することにより、動的にOSを生成することとしたので、用途に応じた必要最小限の機能コードにより構成されるOSを生成することができる。
従って、例えば、用途に応じた必要最小限の機能コードにより構成されるOSとして、所定のデータの読み出しを要求する読み出し要求コマンドのみの処理を実行するOSを生成し、そのOSを用いて、リーダライタ61などの装置からのコマンドの処理を実行する場合には、ICカードに記憶されたデータが改ざんされるリスクの少ないICカードとすることができる。
また、本実施の形態におけるICカードにおいては、複数の機能コードを記憶させたICカードを製造しておくだけで、ICカードにより実現されるサービス毎に異なるOSを動的に生成することができるため、ICカードにより実現されるサービス毎に異なるOSを有するICカードを製造する場合と比較して、ICカードの製造を簡単にすることができる。これにより、ICカードを製造するICカード製造会社の製造ラインの効率化を図ることができ、ひいては、ICカードの製造コストを軽減することができる。
さらに、図7のステップS35において、例えば、OS特定部231から供給されるコマンドが、新たなOSの生成を指示するOS生成コマンドであると判定された場合、コマンド実行部232は、OS生成コマンドに基づいて、ROM102に記憶されている機能コード1311乃至131nのうちの所定のものを選択し、新たなOSとしてEEPROM104に記憶させ、さらに、EEPROM104に記憶されたOS管理情報テーブル161に新たなOSのOS管理情報を追加することとしたが、ROM102に記憶されている機能コード1311乃至131nのうちの所定のものを、新たなOSとしてEEPROM104に記憶させないで、ROM102に記憶されている機能コード1311乃至131nのうちの所定のもののアドレス情報などを、新たなOSのOS管理情報として、EEPROM104に記憶されたOS管理情報テーブル161に追加することとしてもよい。これにより、ROM102に記憶されている機能コード1311乃至131nのうちの所定のものを新たなOSとしてEEPROM104に記憶させたうえで、OS管理情報テーブル161に新たなOSのOS管理情報を追加する場合と比較して、EEPROM104に記憶させる新たなOSを構成する機能コードの分だけ、EEPROM104の記憶容量を節約することができ、その結果、より多くのOSを生成することができる。
なお、例えば、リーダライタ61などの装置から送信されてくるコマンドに基づいて、EEPROM104のOS管理情報テーブル161のOS管理情報の生成や更新、削除を行うOSが、EEPROM104のOS管理情報テーブル161に登録されたOSであって、さらに、EEPROM104に記憶されたOS管理情報テーブル161に登録されたOS管理情報すべてを削除する処理を行った場合には、もはや、リーダライタ61などの装置から送信されてくるコマンドに基づいて、EEPROM104のOS管理情報テーブル161のOS管理情報の生成や更新、削除を行うことができなくなってしまう。従って、リーダライタ61などの装置から送信されてくるコマンドに基づいて、EEPROM104のOS管理情報テーブル161のOS管理情報の生成や更新、削除を行うOSのOS管理情報などは、ROM102のOS管理情報テーブル133にあらかじめ記憶されていることが望ましい。
また、本実施の形態においては、例えば、ROM102に記憶されている機能コードのうちの所定のものを選択することにより新たなOSを生成することとしたが、リーダライタ61などの装置からの、所定の機能コードをEEPROM104に書き込む書き込み要求コマンドに応じて、EEPROM104に所定の機能コードを書き込むようにし、EEPROM104に書き込まれた機能コードと、ROM102に記憶されている機能コードのうちの所定のものを選択することにより新たなOSを生成するようにしてもよい。これにより、新たなOSを生成する場合に、選択することができる機能コードを増加させることができるため、より多くのOSを動的に生成することができる。
なお、本明細書において、プログラム格納媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
さらに、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
また、本実施の形態においては、リーダライタと接触せずに(近接させて)データの送受信を行う、いわゆる非接触型のICカードに本発明を適用した場合を説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、リーダライタと接触(密着)させてデータの送受信を行う、いわゆる接触型のICカードや、接触型と非接触型の2つのインタフェースと、1つのICチップを有し、2つのインタフェースから1つのICチップにアクセスすることが可能な、いわゆるデュアルインタフェースカード(2Wayアクセスカード)、接触型と非接触型の2つのインタフェース、接触型のインタフェースからアクセスすることが可能なICチップ、および非接触型のインタフェースからアクセスすることが可能な他のICチップの2つのICチップにより構成される、いわゆるハイブリッドカードなどに適用することができる。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明を適用したICカードの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 図1のCPU101が所定のプログラムを実行することにより実現される制御部201の機能的な構成例を示すブロック図である。 図1のROM102に記憶されたデータを示す図である。 図3のROM102に記憶されたOS管理情報テーブル133を示す図である。 図3のROM102に記憶された機能コードテーブル134を示す図である。 図1のEEPROM104に記憶されたデータを示す図である。 本発明を適用したICカードが行う処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
62 ICカード, 101 CPU, 102 ROM, 103 SRAM, 104 EEPROM, 105 通信インタフェース, 106 乱数発生器, 107 暗号復号エンジン, 108 バス, 201 制御部, 231 OS特定部, 232 コマンド実行部, 233 レスポンス生成部

Claims (5)

  1. コマンドと、所定の処理を実行する機能コードにより構成されるOS(Operating System)を特定する特定情報を受信し、前記特定情報により特定される前記OSを用いて、前記コマンドの処理を実行する情報処理装置において、
    前記OSと、そのOSを特定する特定情報を対応付けたテーブルを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記テーブルと受信した前記特定情報に基づいて、OSを特定するOS特定手段と、
    前記OS特定手段により特定されたOSを用いて、受信した前記コマンドの処理を実行するコマンド実行手段と
    を備え、
    前記コマンドの処理は、前記テーブルを生成する処理を含む
    情報処理装置。
  2. 前記記憶手段は、前記情報処理装置の製造時に、前記テーブルを記憶している
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記情報処理装置は、接触型または非接触型のIC(Integrated Circuit)カードである
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. コマンドと、所定の処理を実行する機能コードにより構成されるOSを特定する特定情報を受信し、前記特定情報により特定される前記OSを用いて、前記コマンドの処理を実行する情報処理装置の情報処理方法において、
    前記OSと、そのOSを特定する特定情報を対応付けたテーブルを記憶する記憶手段に記憶された前記テーブルと受信した前記特定情報に基づいて、OSを特定し、
    特定されたOSを用いて、受信した前記コマンドの処理を実行する
    ステップを含み、
    前記コマンドの処理は、前記テーブルを生成する処理を含む
    情報処理方法。
  5. コマンドと、所定の処理を実行する機能コードにより構成されるOSを特定する特定情報を受信し、前記特定情報により特定される前記OSを用いて、前記コマンドの処理を実行する情報処理装置の情報処理をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記OSと、そのOSを特定する特定情報を対応付けたテーブルを記憶する記憶手段に記憶された前記テーブルと受信した前記特定情報に基づいて、OSを特定し、
    特定されたOSを用いて、受信した前記コマンドの処理を実行する
    ステップを含み、
    前記コマンドの処理は、前記テーブルを生成する処理を含む
    情報処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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