JP2008151299A - サーボ弁による油圧シリンダの制御装置 - Google Patents

サーボ弁による油圧シリンダの制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、油圧シリンダの変位が設定された変位の許容範囲にあるときには、油圧源をオフロード状態とすることができ、また、油圧源をオンロード状態とした直後に、油圧シリンダ内の圧力と異なる圧油が、油圧源から油圧シリンダに一気に流れ込むことのない、サーボ弁による油圧シリンダの制御装置を得ることにある。
【解決手段】油圧シリンダ10はサーボ弁12を制御することよってにその変位が制御される。前記油圧シリンダ10のヘッド側圧力室10aとサーボ弁12との間の油路32,33に流量制御弁15と開閉弁14とからなる流量制御回路13と、開閉弁17とが並列に設けられており、ロッド側圧力室10bとサーボ弁12との間の油路34,35に、流量制御弁20と開閉弁19とからなる流量制御回路18と、開閉弁22とが並列に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、油圧シリンダの荷重又は変位を制御するサーボ弁を用いた油圧シリンダの制御装置に関し、特に、油圧ジャッキ等の高負荷用の油圧シリンダを制御するサーボ弁を用いた油圧シリンダの制御装置に関するものである。
従来から、油圧シリンダにおける荷重制御又は位置(変位)制御において、サーボ弁は応答性がよく、また、アナログ指令に対する円滑な制御が可能であることから広く使用されている。そして、サーボ弁の高い応答性を維持するために油圧ポンプ等の油圧源を常時駆動し、油圧シリンダの制御に必要な吐出量が瞬時に供給できるようにしている。油圧ポンプ等の油圧源を常時駆動すると、リリーフ弁から噴出する油や摺動部の摩擦等により油温が上昇し、液圧エネルギーが熱エネルギーに変わり動力損失を生じると共に、また、油圧機器の耐久性を損なうことになる。
油圧ジャッキはコンパクトさに特徴があり、その油圧シリンダの作動には高圧(例えば、70MPa)の圧油が使用される。この油圧シリンダの作動制御にサーボ弁を使用した場合、この高圧の圧油を発生するために油圧ポンプ等を常時連続運転すると、油圧機器の耐久性を一層損なうことになるし、多くのエネルギーを一層無駄にすることになるという問題がある。
また、油圧シリンダを確実に所定の位置に保持するために切換弁と油圧シリンダとの間にパイロットチェックバルブによるロッキング回路を設けることが知られている(非特許文献1)。そこで、サーボ弁によって制御する油圧シリンダの変位速度が低速の場合において、図4に示すようにサーボ弁51と油圧シリンダ50との間の油路に電磁切換弁によるロッキング回路53,54を設け、油圧シリンダ50の荷重や変位が、設定した荷重や変位の許容範囲内にあって油圧シリンダ50を作動させる必要のないときには、ロッキング回路53,54の電磁切換弁を閉じるとともに、油圧ポンプ52をアンロード状態とし、油圧シリンダ50から圧油が流出しないようにして油圧シリンダ50の位置を保持することが考えられている。このように油圧シリンダを作動させる以外のときは油圧ポンプ52をオフロード状態にすることで、油圧機器の劣化を抑え、エネルギーの無駄をなくしている。
「新版 知りたい油圧/応用編(5版)」著者 不二越油圧研究グループ、1990年9月20日 株式会社ジャパンマシニスト社発行、141〜143ページ
図4に示すロッキング回路によって油圧シリンダ50を所定位置に保持している間に、油圧シリンダ50からの圧油の漏れや負荷の変動により、油圧シリンダの荷重や変位が設定した荷重や変位の許容範囲から外れた場合や、油圧シリンダ50の荷重や変位を変更する必要が生じた場合には、油圧シリンダ50を作動させて設定する位置に戻す必要がある。そこで、再び油圧ポンプをオンロード状態とし、油圧の上昇をまって油圧シリンダ50を設定した荷重や変位に作動させるべくサーボ弁51と電磁切換弁53,54を開に作動させる。しかし、サーボ弁51と電磁切換弁53,54を開に作動させたとき、油圧ポンプ52から供給される圧油の圧力が油圧シリンダ50内の圧油の圧力と相違していて圧油が油圧シリンダ50内に一気に流れ、そのため、油圧シリンダ50の荷重や変位が変動し、一時的に油圧シリンダの荷重や変位が設定した荷重や変位からずれる場合がある。
本発明は、上記のような問題点を解決することを目的とし、油圧シリンダの荷重や変位が設定された荷重や変位の許容範囲にあるときには、油圧源をオフロード状態とすることができ、また、油圧源をオンロード状態としたときに、油圧シリンダ内の圧力と異なる圧油が、油圧源から油圧シリンダに一気に流れ込むことのない、サーボ弁による油圧シリンダの制御装置を得ることにある。
上記目的を達成するため、本発明のサーボ弁による油圧シリンダの制御装置は、油圧シリンダをサーボ弁によって制御するものであって、前記油圧シリンダのヘッド側圧力室とサーボ弁との間の油路と、ロッド側圧力室とサーボ弁との間の油路とのそれぞれに、流量制御弁と開閉弁とからなる流量制御回路と、開閉弁とが並列に設けられていることを特徴としている。
本発明では、油圧シリンダの変位が設定された変位の許容範囲にあるときには、流量制御回路の開閉弁と開閉弁とを閉とすることにより、油圧源をオフロード状態とし、油圧シリンダを作動するときだけ油圧源をオンロード状態とすればよいので、エネルギーを無駄にすることがなく、また、油圧機器の劣化を抑えることができる。さらに、油圧源をオンロード状態としたときには、流量制御回路の開閉弁を開とし、圧油の流量を流量制御弁により制御して油圧シリンダに供給するので、油圧シリンダ内の圧力と異なる圧油が、油圧シリンダに一気に流れることによる油圧シリンダの急激な変動を防止でき、その後に、開閉弁から供給される圧油によって油圧シリンダを応答良く作動することができる。
また、本発明のサーボ弁による油圧シリンダの制御装置は、油圧シリンダのヘッド側圧力室に連通された油路には、ヘッド側圧力室の圧力を検知する圧力センサが設けられており、ロッド側圧力室に連通された油路には、ロッド側圧力室の圧力を検知する圧力センサが設けられており、サーボ弁が前記ヘッド側圧力室の圧力とロッド側圧力室との圧力との差圧に基づいて制御されることを特徴としている。
本発明では、サーボ弁が、検知されたヘッド側圧力室の圧力とロッド側圧力室の圧力との差圧に基づいて制御されるので、油圧源をオンロード状態としたときにサーボ弁から油圧シリンダに供給される圧油の差圧を、油圧シリンダ内の差圧に一層近い圧力にすることができ、油圧源から油圧シリンダに一気に流れることを一層少なくして油圧シリンダが設定した位置から変動することを防止できる。
さらに、本発明のサーボ弁による油圧シリンダの制御装置は、サーボ弁の圧力ゲイン特性を記憶した記憶装置を備え、該サーボ弁の圧力ゲイン特性と、ヘッド側圧力室の圧力とロッド側圧力室の圧力との差圧に基づいてサーボ弁を制御することを特徴としており、本発明では、制御装置が、記憶装置に記憶しているサーボ弁の圧力ゲイン特性とヘッド側圧力室の圧力とロッド側圧力室の圧力との差圧に基づいてサーボ弁を制御するので、油圧源をオンロード状態とした直後にサーボ弁から油圧シリンダに供給される圧油の差圧を、電磁弁閉鎖前の油圧シリンダの差圧と同じになるようにサーボ弁を制御することができる。
本発明のサーボ弁による油圧シリンダの制御装置は、具体的には、油圧シリンダが50MPs以上の圧油が供給されるものであり、50MPs以上の圧油を油圧シリンダに供給する油圧源を作動するときだけオンロード状態とすればよいので、エネルギーの無駄を一層なくすことがなく、また、油圧機器の劣化を一層抑えることができ、さらに、油圧源をオンロード状態としたときに、油圧シリンダ内の圧力と異なる高圧の圧油が、油圧源から油圧シリンダに一気に流れることがなく、油圧シリンダが設定した位置から急激に変動することを防止できる。
本発明に係るサーボ弁による油圧シリンダの制御装置は、油圧シリンダのヘッド側圧力室とサーボ弁との間の油路と、ロッド側圧力室とサーボ弁との間の油路とのそれぞれに、流量制御弁と開閉弁とからなる流量制御回路と、開閉弁とが並列に設けられていることにより、流量制御回路の開閉弁と開閉弁とを閉じて油圧源をオフロード状態とすることができるので、エネルギーを無駄にすることがなく、また、油圧機器の劣化を抑えることができ、さらに、油圧源をオンロード状態とした直後では流量制御回路の開閉弁を開いて圧油の流量を流量制御弁により制御して油圧シリンダに供給できるので、油圧シリンダ内の圧力と異なる圧油が、油圧源から油圧シリンダに一気に流れることがなく、油圧シリンダが設定した位置から変動することを防止できる。
以下、本発明に係るサーボ弁による油圧シリンダの制御装置について図面に基づいて説明する。図1はサーボ弁による油圧シリンダの制御装置の実施形態を示す油圧回路図であり、サーボ弁による油圧シリンダの制御装置は、油圧シリンダ10、サーボ弁12及び油圧ポンプ11等を備えている。
油圧シリンダ10は、両軸用の複動型であり、ヘッド側圧力室10aとロッド側圧力室10bとがピストンにより画成されており、ヘッド側圧力室10aには油路33が接続され、ロッド側圧力室10bには油路35が接続されており、油圧ポンプ11からの圧油がサーボ弁12を介して供給されることによりピストンが往復動してジャッキ等を移動させる。また、油圧シリンダ10にはロッドの変位を検出する位置センサ(図示せず)が設けられている。
サーボ弁12は、その吐出側第1ポートに油路32が接続され、吐出側第2ポートに油路34が接続されており、油圧ポンプ11からの圧油が供給される圧油供給油路30と油路32とを連通すると共に油路34と圧油回収油路31とを連通する往動位置12aと、全てを遮断する停止位置12bと、油路32と圧油回収油路31とを連通すると共に圧油供給油路30と油路34とを連通する復動位置12cとを備えている。また、サーボ弁12は、後述するバルブ制御装置28により制御され、各位置12a〜12cにおいて、サーボ弁を作動させるサーボ弁指令値に比例して流量を連続的に可変する。
本実施形態においては、油圧シリンダ10のヘッド側圧力室10aに接続された油路33とサーボ弁12の油路32(吐出側第1ポート)との間には、流量制御回路である第1ニードル回路13と第1開閉回路16とが並列に設けられており、また、油圧シリンダ10のロッド側圧力室10bに接続された油路35とサーボ弁12の油路34(吐出側第2ポート)との間には、流量制御回路である第2ニードル回路18と第2開閉回路21とが並列に設けられている。
第1ニードル回路13は、第1ニードル弁用開閉電磁弁14と流量制御弁である第1ニードル弁15とが直列に配置されて構成されており、第1ニードル弁用開閉電磁弁14の開閉により油路32a,33aを介して油路32と油路33との流路を開閉する。また、第2ニードル回路18は、第2ニードル弁用開閉電磁弁19と流量制御弁である第2ニードル弁20とが直列に配置されて構成されており、第2ニードル弁用開閉電磁弁19の開閉により油路34a,35aを介して油路34と油路35との流路を開閉する。
第1開閉回路16は第1開閉電磁弁17により構成されており、第1開閉電磁弁17の開閉により油路32と油路33との流路を開閉する。また、第2開閉回路21は第2開閉電磁弁22により構成されており、第2開閉電磁弁22の開閉により油路34と油路35との流路を開閉する。
また、油圧シリンダ10のヘッド側圧力室10aに連通している油路33aには、圧力センサである第1圧力変換器23が設けられており、ヘッド側圧力室10aの圧力を検知してその信号をバルブ制御装置28に出力し、また、油圧シリンダ10のロッド側圧力室10bに連通している油路35aには、圧力センサである第2圧力変換器24が設けられており、ロッド側圧力室10bの圧力を検知してその信号をバルブ制御装置28に出力している。
バルブ制御装置28は、CPU、ROM、RAM等で構成されており、位置センサ、第1圧力変換器23及び第2圧力変換器24からの信号が入力され、サーボ弁12、第1、第2ニードル弁用開閉電磁弁14,19、第1、第2開閉電磁弁17,22及びオンロード弁36の作動を制御している。図1において、25は作動油を冷却するためのクーラ、26は作動油に含まれる異物を除去するためのフィルタ、37はリリーフ弁である。
図2は、サーボ弁における圧力ゲイン特性を示す図である。サーボ弁12を往動位置12aにおいて、サーボ弁を作動させるためのサーボ弁指令値を徐々に増加すると、油路32(吐出側第1ポート)における圧力P1と油路34(吐出側第2ポート)における圧力P2との差圧PU(P1−P2)は、図2の破線PUで示すようにサーボ弁へのサーボ弁指令値の増加に伴ってピーク値になるまで増加していく。そして、今度はサーボ弁指令値を徐々に減少すると、破線PDに示すように差圧PD(P1−P2)は、サーボ弁へのサーボ弁指令値の減少に伴って減少していく。このように、サーボ弁のポート差圧は、サーボ弁指令値を増加するときとサーボ弁指令値を減少するときとがヒステリシス特性により同じ値にならない。そこで、サーボ弁指令値を増加したときの差圧PUとサーボ弁指令値を減少したときの差圧PDとの平均値P((PU+PD)/2)をこのサーボ弁の圧力ゲイン特性とし、バルブ制御装置28の記憶装置であるROMに記憶している。この圧力ゲイン特性は復動位置12cにおいても同様にして求めてバルブ制御装置28のROMに記憶されている。
次に、本発明のサーボ弁による油圧シリンダの制御装置による油圧シリンダの作動制御について説明する。
第1、第2ニードル弁用開閉電磁弁14,19を閉じ、第1開閉電磁弁17及び第2開閉電磁弁22を開いた状態において、サーボ弁指令値Sでサーボ弁12を作動させ油圧シリンダ10を設定した所定の位置(変位)まで作動させ、そこで、第1、第2開閉電磁弁17,22を閉じ、油圧シリンダ10が変位しないように保持した後に、油圧ポンプ11をアンロード状態とする。
その後、油圧シリンダ10からの圧油の漏れ等により油圧シリンダ10の変位が設定した変位の許容範囲から外れた場合や、油圧シリンダ10の変位位置を変更する必要が生じた場合には、バルブ制御装置28は、第1圧力変換器23と第2圧力変換器24からの信号に基づいて、油圧シリンダ10のヘッド側圧力室10aとロッド側圧力室10bとの差圧を演算する。バルブ制御装置28は、ROMに記憶されているサーボ弁の圧力ゲイン特性(サーボ弁ポート差圧とサーボ弁指令値との関係)と前記演算した差圧に基づいて、サーボ弁12のポート圧の差圧が、油圧シリンダ10のヘッド側圧力室10aとロッド側圧力室10bとの差圧と同じになるためのサーボ指令値を求める。そして、油圧ポンプ11を再度オンロード状態とし油圧を上昇させるとともに、求めたサーボ指令値によりサーボ弁12を作動するとともに、第1、第2ニードル回路13、18を開けて油圧シリンダ10に圧油を供給する、過渡制御を行う。
すなわち、図2により具体的に説明すると、第1圧力変換器23と第2圧力変換器24との差圧がPtである場合、バルブ制御装置28は、サーボ弁12のポート差圧がPtとなるためのサーボ指令値Sを求める。その後、オンロード弁36を切り換えて油圧ポンプ11を再度オンロード状態とし、さらに、サーボ弁12に、求めたサーボ指令値Sを設定してサーボ弁12を作動させるとともに、第1、第2ニードル弁用開閉電磁弁14,19を開き、第1ニードル弁15と第2ニードル弁20を介して油圧シリンダ10に圧油を供給する。
そして、現在のシリンダの変位を保持するように位置センサによりフィードバック制御し、シリンダが現在の変位で安定すると、第1開閉電磁弁17と第2開閉電磁弁22を開いてから第1、第2ニードル弁用開閉電磁弁14、19を閉じ、今度は、油圧シリンダ10を所望の位置に作動させるためにサーボ弁12をサーボ弁指令値Sによって作動させ、油圧シリンダ10を所望の位置に速やかに変位させる、通常制御を行う。この通常制御における位置センサによるフィードバック制御において、目標値と実際値との差が許容誤差の範囲内に入ってシリンダの変位が安定すると、第1、第2開閉電磁弁17、22を閉じ、その後油圧ポンプ11をアンロード状態にする。
本実施形態におけるサーボ弁による油圧シリンダの制御装置では、油圧シリンダ10の荷重や変位が、設定している荷重や変位に対して許容範囲内にあるときには油圧ポンプ11をアンロード状態とし、油圧シリンダ10を作動するときだけ油圧ポンプ11をオンロード状態とすることにより、油圧機器の劣化を抑え、エネルギーの無駄をなくすことができる。また、油圧ポンプ11を再度オンロード状態にしたときに、まず、サーボ弁12の吐出側第1ポートと吐出側第2ポートとの差圧が、第1圧力変換器23と第2圧力変換器24で検知した油圧シリンダ10の差圧になるようにサーボ弁12を制御すると共に、サーボ弁12からの圧油を第1ニードル弁15と第2ニードル弁20によってその流量を調整して油圧シリンダ10に供給するので、高圧の圧油が油圧シリンダ10に一気に供給されて油圧シリンダ10が急激に変動することがない。そして、サーボ弁12の吐出側ポート圧の差圧が油圧シリンダ10の差圧と同じになってから、第1開閉電磁弁17と第2開閉電磁弁22を介して流量の多い圧油を油圧シリンダ10に供給して油圧シリンダ10を所望の位置に速やかに作動させることができる。また、第1、第2ニードル弁用開閉電磁弁14、19と第1、第2開閉回路16、22は、油圧シリンダ10への圧油を緊急遮断することにも利用でき、油圧シリンダ10の暴走等の危険を回避することができる。
上述では、サーボ弁による油圧シリンダの変位制御について説明したが、サーボ弁による油圧シリンダの荷重制御においても同様に制御することができる。
図3はサーボ弁による油圧シリンダの制御装置の他の実施形態を示す油圧回路図であり、図1に示す実施形態と同じ構成には同じ符号を付している。本実施形態では、油圧シリンダ10のヘッド側圧力室10aに接続された油路33とサーボ弁12の油路32(吐出側第1ポート)との間には第3開閉電磁弁38が、また、油圧シリンダ12のロッド側圧力室10bに接続された油路35とサーボ弁12の油路34(吐出側第2ポート)との間には第4開閉電磁弁39が設けられている。第3、第4開閉電磁弁38、39は、油路32,34と油路33,35を連通する停止位置36a、37aと、油路32,34と油路33,35を絞り弁を介して連通する停止位置36b、37bと、油路32,34と油路33,35を遮断する停止位置36c、37cとを備えている。
そして、本実施形態では、油圧シリンダ10の位置が許容範囲から外れ、油圧ポンプ11をオフロード状態からオンロード状態としたとき、バルブ制御装置28は、第1圧力変換器23と第2圧力変換器24からの信号に基づいて、油圧シリンダ10のヘッド側圧力室10aとロッド側圧力室10bとの差圧を演算する。バルブ制御装置28は、ROMに記憶されているサーボ弁の圧力ゲイン特性値と前記演算した差圧とに基づいてサーボ弁12のサーボ指令値S2を求め、まず、その指令値によりサーボ弁12を開くと共に、第3、第4開閉電磁弁38、39を停止位置36b、37bに作動し、油圧ポンプ11からの圧油を、絞り弁を介して油圧シリンダ10に供給する、過渡制御を行う。その後、第1圧力変換器23で検知した圧力と第2圧力変換器24で検知した圧力との差圧が、開く前の差圧Ptになると、設定したサーボ弁指令値S3によってサーボ弁12を開くと共に第3、第4開閉電磁弁38、39を停止位置36a、37aに作動し、油圧シリンダ10を所望の設定した位置に速やかに変位させる、通常制御を行う。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではない。また、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、各構成要素は上記構成に限定されるものではない。上記では油圧シリンダ10が両軸用のもので説明したが、片軸用ものでもよい。
本発明に係るサーボ弁による油圧シリンダの制御装置の実施形態を示す油圧回路図。 サーボ弁の特性を示す図。 本発明に係るサーボ弁による油圧シリンダの制御装置の他の実施形態を示す油圧回路図。 従来のサーボ弁による油圧シリンダの制御装置の油圧回路図。
符号の説明
10 油圧シリンダ、
10a ヘッド側圧力室、
10b ロッド側圧力室、
11 油圧ポンプ、
12 サーボ弁(電磁比例流量制御バルブ)、
13 第1ニードル回路、
14 第1ニードル弁用開閉電磁弁、
15 第1ニードル弁、
16 第1開閉回路、
17 第1開閉電磁弁、
18 第2ニードル回路、
19 第2ニードル弁用開閉電磁弁、
20 第2ニードル弁、
21 第2開閉回路、
22 第2開閉電磁弁、
23 第1圧力変換器、
24 第2圧力変換器、
25 クーラ、
26 フィルタ、
27 油タンク、
28 バルブ制御装置、
30 圧油供給油路、
31 圧油回収油路、
32、33、34、35 油路、
36 オンロード弁、
37 リリーフ弁

Claims (4)

  1. 油圧シリンダをサーボ弁によって制御する油圧シリンダの制御装置であって、前記油圧シリンダのヘッド側圧力室とサーボ弁との間の油路と、ロッド側圧力室とサーボ弁との間の油路とのそれぞれに、流量制御弁と開閉弁とからなる流量制御回路と、開閉弁とが並列に設けられていることを特徴とするサーボ弁による油圧シリンダの制御装置。
  2. 前記油圧シリンダのヘッド側圧力室に連通された油路には、ヘッド側圧力室の圧力を検知する圧力センサが設けられており、前記ロッド側圧力室に連通された油路には、ロッド側圧力室の圧力を検知する圧力センサが設けられており、前記サーボ弁が前記ヘッド側圧力室の圧力とロッド側圧力室との圧力との差圧に基づいて制御されることを特徴とする請求項1に記載のサーボ弁による油圧シリンダの制御装置。
  3. 前記制御装置は、サーボ弁の圧力ゲイン特性を記憶した記憶装置を備え、該サーボ弁の圧力ゲイン特性と、ヘッド側圧力室の圧力とロッド側圧力室の圧力との差圧に基づいてサーボ弁を制御することを特徴とする請求項2に記載のサーボ弁による油圧シリンダの制御装置。
  4. 前記油圧シリンダは、50MPs以上の圧油が供給されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のサーボ弁による油圧シリンダの制御装置。
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