JP2008150134A - 紙葉類処理装置 - Google Patents

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克己 前田
Toshiaki Kanemura
俊明 金村
Yoichi Tamagawa
洋一 玉川
Yuichiro Iegaki
雄一郎 家垣
Hideki Takahashi
秀樹 高橋
Hideyoshi Niinuma
英好 新沼
Goshi Mitsui
郷史 三井
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Abstract

【課題】不揃いな用紙束の給紙カセットへの装填作業を、効率よく、かつ省スペースにて行う。
【解決手段】紙葉類処理装置1の給紙カセット7の一部に、互いに直交するように傾斜した斜面108および斜面109を備えた用紙揃え口102からなる用紙揃え機能部101を設け、この斜面108および斜面109の各々に、不揃いの用紙束を短手端面および長手端面が接するように角部を落とし込むことで、短手端面および長手端面が揃った用紙束を作り、この短手端面および長手端面が揃った用紙束を給紙カセット7の給紙装填部111に装填することを可能にした紙葉類処理装置1である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、紙葉類処理技術に関し、たとえば、プリンタ、複写機、圧着郵便物作成装置、ファクシミリ、紙幣計数器、紙葉計数器等のように、複数の用紙等の紙葉類が装填される用紙カセットを備えた紙葉類処理装置に適用して有効な技術に関する。
たとえば、端面が揃えられた用紙等の紙葉類の装着が必要な給紙カセット等を有する紙葉類処理装置として、プリンタ、複写機、圧着はがき作成機、紙折機、紙幣計数器等が知られている。
この場合、従来から、たとえば、特許文献1のように、用紙の幅および長さ方向を規制板で規制して揃える技術が多数知られている。
ところで、これらの紙葉類処理装置の給紙カセットへ用紙束を装着する場合、予め用紙束の端面を揃えてから、給紙カセット等に装着することが望ましい。端面が不揃いだと給紙トラブルの一因となるためである。
用紙束の端面を揃える方法としては、机等の平面を持つ面に用紙端面を当てて、用紙を揃え、更に揃えた用紙端面と直交する用紙端面も同様に、机等の平面に当てて用紙揃えを行うのが一般的である。更に、近くに用紙揃えに適したスペースがない場合は、床や機器の天面または、用紙揃えに適したスペースを探すということが行われ、使用者にとっては、使いづらいという技術的課題があった。
たとえば、省資源やコスト削減のため、各種の企業や事務所等では、片面印刷された使用済みの用紙の裏面を、いわゆる「裏紙」として印刷に再利用することが広く行われており、この場合、使用済みの「裏紙」の用紙束の端面は不揃いであり、用紙揃えの作業が必要になる。
また、印刷済みの用紙に再度、印刷や圧着等の工程を行う場合も、前工程でばらばらになった用紙束を、後工程の装置の給紙カセットへ装填する前に揃える作業が必要になる。
さらに、給紙カセットへ装填可能な用紙枚数に用紙束を仕分けする作業も、従来技術の場合には、作業者がその都度、用紙枚数を正確に数えたり、目分量で行う必要があり、作業効率が悪いとともに、仕分け枚数の過不足が発生しやすく、給紙障害の一因となることが懸念される。
なお、上述の特許文献1の技術は、給紙カセットの内部に、各種サイズの用紙をユニバーサルに装填させるためのものであり、給紙カセットへの用紙束の装填前における用紙揃え等に関する上述の技術的課題の認識は見られない。
特開平5−278870号公報
本発明の目的は、不揃いな用紙束の給紙カセットへの装填作業を、効率よく、かつ省スペースにて行うことが可能な紙葉類処理技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、給紙カセットへ装填可能な枚数への用紙束の仕分け作業を簡便かつ的確に行うことが可能な紙葉類処理技術を提供することにある。
本発明の第1の観点は、給紙カセットを備えた紙葉類処理装置であって、
前記給紙カセットに装填されるべく複数の用紙が積層されてなる用紙束の隣り合う第1および第2積層端面がそれぞれ当接され、互いに直交する第1および第2傾斜面を含む用紙揃え機能部を備えた紙葉類処理装置を提供する。
本発明の第2の観点は、第1の観点に記載の紙葉類処理装置において、
前記用紙揃え機能部の前記第1および第2傾斜面の交差部に、前記用紙束の角部が当該第1および第2傾斜面に対して非接触となるように開口部を備えた紙葉類処理装置を提供する。
本発明の第3の観点は、第1の観点に記載の紙葉類処理装置において、
前記用紙揃え機能部の前記第1および第2傾斜面の少なくとも一方に、当該第1および第2傾斜面の相互間の間隔が可変となるようにスライド機構を設けた紙葉類処理装置を提供する。
本発明の第4の観点は、第1の観点に記載の紙葉類処理装置において、
前記用紙揃え機能部の前記第1および第2傾斜面の延長線上の交点から、前記用紙束の長辺側に接する前記第1または第2傾斜面の上端までの距離が、前記長辺の1/2以上である紙葉類処理装置を提供する。
本発明の第5の観点は、第1の観点に記載の紙葉類処理装置において、
前記用紙揃え機能部の前記第1および第2傾斜面が鉛直方向に対して非対称の傾斜角度をなす紙葉類処理装置を提供する。
本発明の第6の観点は、第1の観点に記載の紙葉類処理装置において、
前記用紙揃え機能部には、前記用紙カセットに対する前記用紙の最大装填可能枚数に対応した前記用紙束の積層厚さを、用紙厚に応じて可変に規制する積層厚規制手段を備えた紙葉類処理装置を提供する。
本発明の第7の観点は、第1の観点に記載の紙葉類処理装置において、
前記用紙揃え機能部の前記第1および第2傾斜面の少なくとも一方の上端面の近傍には、用紙厚に応じた前記用紙カセットに対する前記用紙の最大装填可能枚数に対応した前記用紙束の積層厚さ位置を示す目安目盛が設けられている紙葉類処理装置を提供する。
本発明によれば、不揃いな用紙束の給紙カセットへの装填作業を、効率よく、かつ省スペースにて行うことが可能な紙葉類処理技術を提供することができる。
また、給紙カセットへ装填可能な枚数への用紙束の仕分け作業を簡便かつ的確に行うことが可能な紙葉類処理技術を提供することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態の紙葉類処理装置に備えられた用紙揃え機能部の作動状態の一例を示す斜視図であり、図2は、本発明の一実施の形態である紙葉類処理装置の構成の一例を示す斜視図、図3は、本実施の形態の紙葉類処理装置における用紙揃え機能部の作用例を示す斜視図である。
図2に例示される紙葉類処理装置1は、たとえば、電子写真式のカラー画像形成装置であるが、用紙等の紙葉類の端面が揃った状態で装填される必要のある給紙カセットを備えているものであれば、いかなる装置でもよいことはいうまでもない。
同図において、紙葉類処理装置1はケーブルによって不図示のパーソナルコンピュータ等のホスト機器に接続されている。この紙葉類処理装置1は装置本体上部2と装置本体下部3によって構成され、装置本体上部2の上面には操作パネル4が配設され、更に印字用紙の排紙部5が形成されている。
操作パネル4は複数のキーが配設されたキー操作部4aと、不図示のCPUから出力される表示情報に基づき表示を行う液晶ディスプレイ4bで構成されている。
また、排紙部5には、紙葉類処理装置1の内部処理された後述の用紙107等の紙葉が、排紙ローラ6の回転によって排出され、排紙部5上に順次積載される。
装置本体下部3には、給紙カセット7や、用紙107等の紙葉に所望の処理を行う図示しない処理機構が装着されている。
また、装置本体下部3には、その前面に開閉可能なフロントカバー8が設けられ、このフロントカバー8の下方に上記の給紙カセット7が着脱自在に設けられている。
この給紙カセット7は、用紙を補給する際などには、取手7aを装置手前に引くことによって、図の矢印aで示すように手前に引き出すことができる。
上記のフロントカバー8は、たとえばジャム処理やメンテナンス等が行われるときに開放される。
同様に、横蓋9は、装置本体下部3の内部に収容された紙葉処理機構部の着脱等に使用される。この横蓋9はメンテナンス用の側面開放蓋も兼ねている。
図1は、本実施の形態の紙葉類処理装置1において、装置本体下部3から給紙カセット7を引き出した状態を示している。
本実施の形態の紙葉類処理装置1では、給紙カセット7の引き出し方向の外側の上面部、すなわち、給紙カセット7の手前に位置した箇所に、用紙揃え機能部101を構成する用紙揃え口102を設けている。
この本実施の形態の用紙揃え口102は、給紙カセット7に装填される用紙束103の端面揃え作業に用いられる。
すなわち、本実施の形態の紙葉類処理装置1では、図3に例示されるように、複数の用紙107がばらけた状態に積層された用紙束103を、後述のように、角部を下側にして、給紙カセット7に設けられた用紙揃え口102に挿入する(落とし込む)ことにより、短手端面105(第1積層端面)および長手端面106(第2積層端面)が揃えられた用紙束104を簡便に得ることができるようになっている。
以下、本実施の形態の紙葉類処理装置1に備えられた用紙揃え機能部101についてさらに詳細に説明する。
図4Aは、本実施の形態の用紙揃え機能部101の上部平面図であり、図4Bは、図4Aにおいて給紙カセット7の線B−Bで示される部分の断面図、図4Cは、図4Aにおいて給紙カセット7の線C−Cで示される部分の断面図である。
本実施の形態の用紙揃え口102は、図4A、図4Bに例示されるように、図3に例示した用紙束103の短手端面105と長手端面106が同時に接するような、逆錐形の溝となっている。この逆錐形の溝は、用紙束103の短手端面105と接する斜面108(第1斜面)と、用紙束103の長手端面106と接する斜面109(第2斜面)を備えている。
斜面109は、鉛直方向に対し傾斜角θ1をなして傾斜し、斜面108は、鉛直方向に対し傾斜角θ2をなして傾斜している。
この場合、用紙束103の90°の角部に対応して、θ1+θ2=90°であり、この実施の形態の用紙揃え機能部101では、θ1=θ2=45°に設定されている。
用紙揃え口102の底部には、開口部110が設けてある。この開口部110を設けたことにより、たとえば、給紙カセット7の高さ寸法hが薄くても、用紙107の端面が確実に受けられるようになるとともに、用紙107の角部の折り曲がりを防ぐことができる、という効果がある。
用紙揃え口102の上端の長手開口寸法Lは、斜面108と斜面109の延長線上の交点p0から、最上点までの距離Lpが、使用する用紙束103を構成する用紙107の長手寸法107aのほぼ1/2以上になるよう設定することが望ましい。
これにより、用紙束103の自重によって安定した姿勢で用紙束103を用紙揃え口102に挿入することが可能になる。
また、開口部110の対角寸法Lhは、用紙107が当該開口部110を通じて脱落することを防ぐために、用紙107の短手寸法107bよりも短くする必要がある。
このような構成の用紙揃え口102に対して、ばらけた用紙束103を当該用紙束103の短手端面105と長手端面106を下側にして挿入し、これらの用紙端面に対向する面を、作業者が手で軽く押さえることにより、用紙107の自重等の援用によって、用紙束103を構成する個々の用紙107の端面が自動的に揃い、用紙107の短手端面105、長手端面106の各端面が同時に揃えられた用紙束104となる。
このようにして得られた用紙束104を、給紙カセット7の給紙装填部111に装填する。
このように、本実施の形態の紙葉類処理装置1によれば、用紙107の装填のために引き出された給紙カセット7の上面に設けられた用紙揃え機能部101の用紙揃え口102に、不揃いの用紙107からなる用紙束103の角部を落とし込むことで、端面が自動的に揃った用紙束104を簡便かつ迅速に得ることができる。そして、得られた用紙束104を、引き出された状態の給紙カセット7の装着部カバー11にそのまま装填できる。
すなわち、本実施の形態の紙葉類処理装置1によれば、給紙カセット7の一部に複数の用紙107が積層された用紙束103を揃えるための用紙揃え機能部101(用紙揃え口102)を備えたことにより、給紙カセット7への用紙の補給時に用紙束103を揃えるために必要な作業スペースが不要となるとともに、用紙束103の互いに隣り合う短手端面105、長手端面106、すなわち用紙束103の全周の端面を同時にほぼ自動的に揃えることが可能となるため、作業者の負担が減るとともに、用紙の補給作業の所用時間を短縮できる。
(実施の形態2)
図5Aは、本発明の実施の形態2である用紙揃え機能部101Aの平面図、図5Bは、図5Aにおいて線D−Dで示される部分の断面図である。
また、図6Aは、本実施の形態2である用紙揃え機能部101Aの他の動作仕様の平面図、図6Bは、図6Aにおいて線E−Eで示される部分の断面図である。
本実施の形態2においては、紙葉類処理装置1および給紙カセット7の構成は、上述の実施の形態1の場合と共通である。以降の各実施の形態の説明においても同様である。
給紙カセット7への給紙に数種類の用紙サイズが装着可能な紙葉類処理装置1の場合、すなわち、A3、B4、A4、B5、A5等の多様な用紙を処理できる紙葉類処理装置1において、上述の実施の形態1において例示した用紙揃え機能部101(用紙揃え口102)の構造的な諸条件を満足させる変形例として、以下に実施の形態2として例示される用紙揃え機能部101Aの構成を用いてもよい。
すなわち、図5A、図5B等に例示されるように、この実施の形態2の用紙揃え機能部101Aの用紙揃え口102の場合、上述の実施の形態1の場合と同様に、θ1=θ2=45°とし、斜面109を可動式に支持して一体に設けられたスライド板113と、このスライド板113を外部から操作して変位させるためのツマミ112、このツマミ112をガイドするように給紙カセット7の上面に開口されたガイド穴113bを設けた構造となっている。
すなわち、ガイド穴113bは、斜面108と斜面109の対向方向に細長く開口され、ツマミ112は、外部から操作可能なようにガイド穴113bから露出している。
また、給紙カセット7の内部には、スライド板113の下端面を滑動自在に支持するスライド面7bが設けられている。
この構成により、ツマミ112を外部から操作してスライド板113を変位させることで、固定の斜面108と、スライド板113に支持されて移動する斜面109との間隔(長手開口寸法L)を随意の値に設定することが可能となっている。
このような本実施の形態2の用紙揃え機能部101A(用紙揃え口102)において、図5A(図5B)に例示されるように、ツマミ112をガイド穴113bに沿って矢印Wの方向(斜面109と斜面108が接近する方向)に移動することにより、スライド板113の用紙揃え口102の長手開口寸法Lは、L1に設定される。
この長手開口寸法L1の状態での用紙揃えが可能な用紙は、そのサイズとしてB5、A5を例にとった場合、距離LpはB5用紙115の長手寸法の1/2以上、即ち、257/2=128.5mm以上となり、長手開口寸法L1は182mm以上とし、開口部110の対角寸法Lhは、A5用紙114の短手寸法148mm以下になるようにする。
一方、A4、B4、A3の用紙に対応するには、図6Aおよび図6Bに例示されるように、ツマミ112を矢印Xの方向(斜面109と斜面108が離間する方向)に移動させ、スライド板113の用紙揃え口102の長手開口寸法LをL2のように広げる。
距離LpはA3用紙118の長手寸法の1/2以上、即ち、420/2=210mm以上となり、長手開口寸法L1は、297mm以上とし、開口部110の対角寸法Lhは、A4用紙117の短手寸法210m以下なるようにする。これにより、A3、B4、A4、B5、A5の各サイズの用紙からなる用紙束103を用紙束104に揃える操作が可能となる。
このように本実施の形態2の用紙揃え機能部101Aの場合には、斜面109と斜面108の間隔である長手開口寸法L1をスライド板113によって可変に設定可能にしたことにより、たとえば、A3、B4、A4、B5、A5等の多様なサイズの不揃いな用紙束103を、短手端面105および長手端面106が揃った状態の用紙束104にすることが可能になり、用紙揃え機能部101A、および当該用紙揃え機能部101Aを備えた紙葉類処理装置1の汎用性が向上する。
(実施の形態3)
上述の実施の形態2と同様に、たとえば、A3、B4、A4、B5、A5等の多様なサイズの用紙107へ対応する手段として、斜面108および斜面109における用紙束103の挿入角度を変えて対応する構成例を、実施の形態3の用紙揃え機能部101Bとして以下に例示する。
すなわち、図7Aは、本発明の実施の形態3である用紙揃え機能部101Bの構成例を示す平面図であり、図7Bは、図7Aの線F−Fにおける断面図である。
図7A、図7Bに例示されるように、本実施の形態3の用紙揃え機能部101B(用紙揃え口102)では、斜面119と鉛直方向のなす角度をθ1とし、斜面120と鉛直方向のなす角度をθ2とした場合、θ1>θ2、に設定されている。本実施の形態3では、一例として、θ1=60°、θ2=30°としている。
上述の距離Lpの設定値は、A3用紙118の長手寸法の1/2以上、即ち、420/2=210mm以上で、長手開口寸法Lの寸法を243mm以上とし、開口部110の対角寸法Lhは、A5用紙114の短手寸法148mm以下になるようにしている。
これにより、たとえば、A3、B4、A4、B5、A5等の多様なサイズの用紙からなる不揃いの用紙束103の短手端面105および長手端面106を、用紙束104のように整然と揃えることが可能となり、本実施の形態3の用紙揃え機能部101Bや、当該用紙揃え機能部101Bを備えた紙葉類処理装置1の汎用性が増す。
(実施の形態4)
上述の実施の形態1では、用紙を揃える用紙揃え機能部101を紙葉類処理装置1内に設けた構造を例示したが、この用紙揃え機能部101に用紙束104による給紙枚数の最大容量を簡易的に把握する機能を設けた用紙揃え機能部101Cの例を実施の形態4として説明する。
図8Aは、本発明の実施の形態4である用紙揃え機能部101Cの構成例を示す平面図であり、図8Bは、図8Aにおける線F−Fの部分の断面図である。
図9Aは本実施の形態4の用紙揃え機能部101Cの他の動作仕様の平面図であり、図9Bは、図9Aにおける線H−Hの部分の断面図である。
通常、紙葉類処理装置1に用紙107を給紙する給紙カセット7の場合、給紙の信頼性を確保する為に、給紙の最大装填枚数(用紙束104の厚さ寸法)を規定している。この最大装填枚数は用紙の厚さにより、用紙束104の最大厚さが異なる場合がある。
たとえば、普通紙(64〜105g/m2)を550枚、厚紙(106〜157g/m2)を250枚と規定している紙葉類処理装置1の場合、用紙束104の最大厚さは、普通紙で55mm程度、厚紙で45mm程度となっている。
図8A、図8B、図9A、図9Bに例示される本実施の形態4の用紙揃え機能部101Cでは、上述の実施の形態1に例示した用紙揃え機能部101の用紙揃え口102に、当該用紙揃え口102に挿入される用紙束103の厚さ方向にスライド変位が可能な用紙厚調整板121(積層厚規制手段)を取付けた構成となっている。
そして、図8A、図8Bの状態の用紙揃え機能部101Cの用紙揃え口102では、厚紙用として用紙厚調整板121を矢印Yの方向に移動させ、用紙揃え口102の用紙挿入部の設定間隔S1を、たとえば45mm程度に設定している。
図9A、図9Bの状態の用紙揃え機能部101Cでは、普通紙用として用紙厚調整板121を矢印Z方向に移動させ、用紙揃え口102の用紙挿入部の設定間隔S2を、たとえば55mm程度にしている。
このように、本実施の形態4の用紙揃え機能部101Cでは、当該用紙揃え機能部101Cを利用して不揃いの用紙束103を用紙束104に揃える際に、用紙厚調整板121の幅方向における設定位置によって、紙葉類処理装置1における用紙厚さ毎の最大容量を把握し、用紙束104の最大厚さを、当該用紙束104を構成する用紙107の厚さ寸法に応じた値に自動的に規制することができる。
この結果、用紙束104を給紙カセット7の給紙装填部111に装填する前に、紙葉類処理装置1における用紙厚さ毎の用紙束104の最大厚さ(最大容量)を把握し、用紙束104を構成する用紙107の厚さ仕様に応じた適量の厚さの用紙束104を給紙カセット7の給紙装填部111に装填することが可能となる。
この結果、用紙107の厚さ仕様毎の用紙束104の最大厚さの過不足に起因する給紙トラブルを未然に確実に防止することができる。
このように、本実施の形態4の用紙揃え機能部101Cでは、上述の実施の形態1に例示した用紙揃え機能部101と同様の用紙揃えの効果に加えて、さらに、用紙107の厚さ仕様毎の用紙束104の最大容量(最大厚さ寸法)を給紙カセット7への装填前に把握することができるので、作業者の負担軽減と共に、給紙カセット7を利用した給紙に纏わるトラブルを削減できる効果がある。
上述の用紙揃え機能部101Cでは、設定位置が可変な用紙厚調整板121を設けて用紙束103(用紙束104)の厚さ寸法を物理的に規制する構成例を例示したが、変形例として、図10の用紙揃え機能部101Dに例示されるように、用紙揃え口102の左右に、厚紙の用紙容量および普通紙の用紙容量の目安を刻印またはシール貼付により目視可能に表示する目安目盛122を配置し、用紙107の厚さ仕様毎の用紙束103(用紙束104)の最大容量を作業者が把握できるようにしてもよい。
(実施の形態5)
上述の実施の形態1〜実施の形態4では、給紙カセット7の内部に用紙揃え口102を配置した例を示したが、上述の用紙揃え機能部101、用紙揃え機能部101A、用紙揃え機能部101B、用紙揃え機能部101C、用紙揃え機能部101Dを、紙葉類処理装置1のいずれの箇所に取付けてもよい。
すなわち、図11に例示される本実施の形態5の紙葉類処理装置1では、装置本体上部2の排紙部5の近傍に用紙揃え機能部101を設けた例を示す。
すなわち、排紙部5に隣接するように、斜面108、斜面109、開口部110からなる用紙揃え口102(用紙揃え機能部101)が、上向きに開口して配置されている。
なお、この用紙揃え機能部101の配置位置は、これに限らず、紙葉類処理装置1の内部構造に干渉しない位置であれば装置本体上部2のどこでもよい。あるいは、場合によっては、紙葉類処理装置1の側面部でもよい。
この本実施の形態4の紙葉類処理装置1のように、装置本体上部2に用紙揃え機能部101を設けることにより、給紙カセット7に装填される不揃いの用紙束103を用紙揃え口102に挿入して短手端面105、長手端面106を揃えた状態の用紙束104として給紙カセット7に装填することができる。
さらに、紙葉類処理装置1の装置本体上部2に紙葉類処理装置1が設けられていることにより、他の装置にて使用するための不揃いの用紙束103を用紙束104に揃える作業を汎用的に行うことが可能になる。
しかも、紙葉類処理装置1の装置本体上部2に備えられた用紙揃え機能部101は、給紙カセット7の引き出し操作を必要とすることなく、紙葉類処理装置1の稼働状態に無関係に随時利用でき、用紙揃え機能部101を備えた紙葉類処理装置1の可用性や利便性、汎用性は一層向上する。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
たとえば、紙葉類処理装置1としては、プリンタ、複写機、圧着郵便物作成機、紙折機、紙幣計数器等のように、短手端面105、長手端面106等が揃った状態の用紙束104を給紙する必要のある紙葉類処理装置に広く適用できる。
本発明の一実施の形態である紙葉類処理装置に備えられた用紙揃え機能部の作動状態の一例を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態である紙葉類処理装置の構成の一例を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態である紙葉類処理装置における用紙揃え機能部の作用例を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態である用紙揃え機能部の上部平面図である。 図4Aにおいて線B−Bで示される部分の断面図である。 図4Aにおいて線C−Cで示される部分の断面図である。 本発明の実施の形態2である用紙揃え機能部の平面図である。 図5Aにおいて線D−Dで示される部分の断面図である。 本発明の実施の形態2である用紙揃え機能部の他の動作仕様の平面図である。 図6Aにおいて線E−Eで示される部分の断面図である。 本発明の実施の形態3である用紙揃え機能部の構成例を示す平面図である。 図7Aの線F−Fにおける断面図である。 本発明の実施の形態4である用紙揃え機能部の構成例を示す平面図である。 図8Aにおける線F−Fの部分の断面図である。 本発明の実施の形態4の用紙揃え機能部の他の動作仕様の平面図である。 図9Aにおける線H−Hの部分の断面図である。 本発明の実施の形態4の変形例である用紙揃え機能部の構成例を示す平面図である。 本発明の実施の形態5である紙葉類処理装置の構成例を示す斜視図である。
符号の説明
1 紙葉類処理装置
2 装置本体上部
3 装置本体下部
4 操作パネル
4a キー操作部
4b 液晶ディスプレイ
5 排紙部
6 排紙ローラ
7 給紙カセット
7a 取手
7b スライド面
8 フロントカバー
9 横蓋
11 装着部カバー
101 用紙揃え機能部
101A 用紙揃え機能部
101B 用紙揃え機能部
101C 用紙揃え機能部
101D 用紙揃え機能部
102 用紙揃え口
103 用紙束
104 用紙束
105 短手端面
106 長手端面
107 用紙
107a 長手寸法
107b 短手寸法
108 斜面
109 斜面
110 開口部
111 給紙装填部
112 ツマミ
113 スライド板
113b ガイド穴
114 A5用紙
115 B5用紙
117 A4用紙
118 A3用紙
119 斜面
120 斜面
121 用紙厚調整板
122 目安目盛
h 給紙カセットの高さ寸法
L 長手開口寸法
L1 長手開口寸法
Lh 開口部の対角寸法
Lp 距離
S1 設定間隔
S2 設定間隔
p0 交点
θ1 斜面の鉛直方向に対する傾斜角
θ2 斜面の鉛直方向に対する傾斜角

Claims (7)

  1. 給紙カセットを備えた紙葉類処理装置であって、
    前記給紙カセットに装填されるべく複数の用紙が積層されてなる用紙束の隣り合う第1および第2積層端面がそれぞれ当接され、互いに直交する第1および第2傾斜面を含む用紙揃え機能部を備えたことを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 請求項1記載の紙葉類処理装置において、
    前記用紙揃え機能部の前記第1および第2傾斜面の交差部に、前記用紙束の角部が当該第1および第2傾斜面に対して非接触となるように開口部を備えたことを特徴とする紙葉類処理装置。
  3. 請求項1記載の紙葉類処理装置において、
    前記用紙揃え機能部の前記第1および第2傾斜面の少なくとも一方に、当該第1および第2傾斜面の相互間の間隔が可変となるようにスライド機構を設けたことを特徴とする紙葉類処理装置。
  4. 請求項1記載の紙葉類処理装置において、
    前記用紙揃え機能部の前記第1および第2傾斜面の延長線上の交点から、前記用紙束の長辺側に接する前記第1または第2傾斜面の上端までの距離が、前記長辺の1/2以上であることを特徴とする紙葉類処理装置。
  5. 請求項1記載の紙葉類処理装置において、
    前記用紙揃え機能部の前記第1および第2傾斜面が鉛直方向に対して非対称の傾斜角度をなすことを特徴とする紙葉類処理装置。
  6. 請求項1記載の紙葉類処理装置において、
    前記用紙揃え機能部には、前記用紙カセットに対する前記用紙の最大装填可能枚数に対応した前記用紙束の積層厚さを、用紙厚に応じて可変に規制する積層厚規制手段を備えたことを特徴とする紙葉類処理装置。
  7. 請求項1記載の紙葉類処理装置において、
    前記用紙揃え機能部の前記第1および第2傾斜面の少なくとも一方の上端面の近傍には、用紙厚に応じた前記用紙カセットに対する前記用紙の最大装填可能枚数に対応した前記用紙束の積層厚さ位置を示す目安目盛が設けられていることを特徴とする紙葉類処理装置。
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