JP2008147650A - プラズマ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】 チャンバーと、チャンバー内の上部に配設された絶縁部材と、チャンバーの側壁に配設されるとともに、接地電位が印加される接地電極と、チャンバー内の下部に配設されるとともに、基板が載置される下部電極とを備え、下部電極は、複数の電極に分割形成されているプラズマ処理装置。これにより、基板の上縁部と、側部と、下縁部及び下部中心領域に堆積したパーチクルを効率よく除去することが可能になる。
【選択図】 図1

Description

本発明はプラズマ処理装置に係り、更に詳しくは、基板に付着した各種の異物を除去するためのプラズマ処理装置に関する。
通常、半導体素子及びフラット表示装置は、基板の上に薄膜の蒸着及びエッチング処理を複数回に亘って行うことにより製作される。即ち、基板の所定の領域(主に、中心部)に薄膜を蒸着し、かつ、エッチングマスクを用いたエッチング工程により基板の中心部から薄膜の一部を除去することにより、所定の薄膜パターンを有する素子を製造する。
しかしながら、薄膜の蒸着に際しては基板の表面に薄膜を形成するが、エッチングに際しては基板の中心部の薄膜だけをエッチング対象とするため、基板の周縁部には薄膜が除去し切れないままで残留してしまい、結果として、エッチング工程の際には基板の周縁部にパーチクルが堆積するといった不都合が発生する。更に、通常、基板を支持する基板支持台には基板を静電力又は真空力により載置しているが、前記基板と基板支持台とが離間してこれらの界面に所定の隙間が生じ、この隙間を介して基板の裏面の全体にもパーチクルや薄膜が堆積することになる。
この基板に残留しているパーチクルや薄膜を除去しないままで工程を行い続ける場合、基板が反ったり、基板の整列が困難になったりするなど、数多くの不都合が発生する。
通常、基板に残留しているパーチクルや薄膜を除去する方法として、溶剤やリンスに基板を浸漬してその表面のパーチクルや薄膜を除去するウェットエッチング法と、プラズマにより基板の表面をエッチングしてパーチクルや薄膜を除去するドライエッチング法が知られている。
ウェットエッチング法は、基板の表面に付着したパーチクルを除去する上で有効な方法ではあるが、工程管理が困難であって基板の周縁部だけを局部的にエッチングするには多くの難点があるだけではなく、膨大な化工薬品の使用によるコスト高の問題、廃水処理などの環境問題などを解決課題として残している。これに対し、ドライエッチング法は、プラズマを用いて基板の周縁部の薄膜やパーチクルを除去する方式であって、上述したウェットエッチング法の問題点を解消できるというメリットがある。このため、近年、基板の周縁部だけを露出させてエッチングするような装置の開発が盛んになされている。
従来、上述したプラズマを用いて基板の周縁部をエッチングするプラズマエッチング装備が提案されている(例えば、下記の特許文献1及び2参照。)。
下記の特許文献1に記載のものにおいては、ステージの直径を基板のそれよりも小さくし、ステージとインシュレーターとの間隔は、それぞれそれらの外周に嵌着されるカソードリングとアノードリングとの間隔よりも小さくなるように設定されている。より具体的に、インシュレーターの外周に嵌着されるアノードリングの外周には、周縁部が前記カソードリングの周りに近づくように延びるビューリングが同心状に嵌着される。このため、カソードリングの外周面との間に生じた所定の隙間を除いては、前記ステージの周りが遮蔽自在となり、かつ、前記カソードリングにはRF出力端が接続されるような構造となっている。基板よりも小径のステージ及びインシュレーターの外周にそれぞれカソードリング及びアノードリングを嵌着し、これらの間に放電によるプラズマを生じさせ、次いで、カソードリングの外周にビューリングを嵌着した後、基板の下縁部までプラズマを拡散させてエッチングを行っている。
なお、下記の特許文献2には、プラズマを生じさせ、このプラズマを用いて基板の周縁部から異物を除去する、基板ドライエッチング用の相対する一対の第1及び第2の電極が開示されている。より具体的に、第1の電極は基板の上縁部及び下縁部の一方と向かい合う環状の第1の突出端及び第1の突出部を備え、第2の電極は前記基板の上縁部及び下縁部の他方と向かい合い、かつ、第1の突出端及び第1の突出部と同サイズを有する第2の突出端及び第2の突出部を備えている。これにより、基板の上縁部、側面面及び下縁部に堆積している種々の異物を除去することが可能になる。
ところが、この明細書に記載の従来の技術は、両方とも、基板よりも小径の基板支持手段の上に基板を載置した後、露出された基板の端部をプラズマを用いてエッチングすることにより、基板の上縁部、側面部及び下縁部に堆積したパーチクル、特に、基板の下縁部に堆積したパーチクルを除去しているが、このような構成によれば、基板支持手段と基板との間に存在するパーチクルは除去できないという問題点がある。
大韓民国登録特許第10−043308号公報 大韓民国登録特許第10−0442194号公報
本発明は上述の如き問題点を解消するためになされたものであり、その目的は、基板の上縁部、側面部及び下縁部に加えて、基板の下部中心領域に堆積したパーチクルをも効率よく除去可能なプラズマ処理装置を提供するところにある。
上述した目的を達成するために、本発明の好適な実施形態によるプラズマ処理装置は、チャンバーと、前記チャンバー内の上部に配設された絶縁部材と、前記チャンバーの側壁に配設されるとともに、接地電位が印加される接地電極と、前記チャンバー内の下部に配設されるとともに、基板が載置される下部電極とを備え、前記下部電極は、複数の電極に分割形成されていることを特徴とする。
本発明の好適な実施形態によるプラズマ処理装置において、前記複数の電極は内側電極と外側電極を備え、前記内側電極及び外側電極は同心をなして0.1mm〜10mmほど離れていてもよい。また、前記下部電極の下部には下部電極を昇降させる昇降部材が更に配備され、前記昇降部材は、内側電極に接続されるとともに、絶縁部材を昇降させる上部昇降部材を有し、前記昇降部材は、内側電極と外側電極を交互に昇降してもよい。
本発明の好適な実施形態によるプラズマ処理装置において、前記絶縁部材とチャンバーの内側面との間には接地電極が更に配備され、前記接地電極にはガス供給流路が形成され、このガス供給流路にはガス供給部が設けられ、前記外側電極は電極支持台により固定され、外側電極の外周面にはフォーカスリングが更に配備され、フォーカスリングとチャンバーの内側壁との間にはベントプレートが更に配備されていてもよい。
本発明の好適な実施形態によるプラズマ処理装置において、前記複数の電極にはガス噴射孔が穿設されるが、ガス噴射孔は内側電極の外周面と外側電極の内周面に穿設されてもよい。
本発明の好適な実施形態によるプラズマ処理装置において、前記内側電極と外側電極との間には中間電極が更に配備され、前記中間電極の内周面及び外周面にガス噴射孔が更に穿設されてもよい。
本発明の好適な実施形態によるプラズマ処理装置において、前記中間電極の直径は外側電極の直径の56%〜70%であり、内側電極の直径は外側電極の直径の40%〜56%であり、かつ、前記内側電極と中間電極との間の間隔、及び中間電極と外側電極との間の間隔はそれぞれ0.1mm〜10mmであってもよい。
本発明の好適な実施形態によるプラズマ処理装置において、前記内側電極の直径は120mm〜170mmであり、中間電極の直径は170mm〜210mmであり、かつ、外側電極の直径は210mm〜300mmであってもよい。
本発明の好適な実施形態によるプラズマ処理装置において、前記絶縁部材は、内側絶縁部材と、該内側絶縁部材の外周面と係合される外側絶縁部材と、を備え、前記絶縁部材の上面及びチャンバーリッドの下面には互いに対応する溝及び突部が設けられて、絶縁部材の上面とチャンバーリッドの下面とが係合可能になることが好ましい。
本発明の好適な実施形態によるプラズマ処理装置において、前記内側絶縁部材の下面には閉曲線をなすように下部溝が凹設され、該下部溝にはガスインジェクターリングが挿着され、絶縁部材には、前記下部溝と連通自在なガスラインが上下方向に貫設されてもよい。
本発明によれば、基板の上縁部と、側面部及び下縁部に加えて、基板の下部中心領域に堆積したパーチクルをも効率よく除去できるという効果が得られる。
また、本発明によれば、下部電極を小型化していることから、ロボットアームとの干渉なしに基板を載置することができ、結果として、別のリフトピンが省略可能であるという効果が得られる。
以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。しかし、本発明は後述する実施の形態に限定されるものではなく、相異なる形で実現可能であり、これらの実施の形態は、単に本発明の開示を完全たるものにし、かつ、この技術分野における通常の知識を持った者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものである。なお、図中、同じ構成要素には同じ符号を付してある。
図1は本発明の第1の実施形態によるプラズマ処理装置を示す断面図であり、図2は本発明の第1の実施形態によるプラズマ処理装置に配設された絶縁部材の変形例を示す斜視図であり、図3は図2に示す絶縁部材がチャンバーに取り付けられている様子を示す断面図であり、図4は本発明の第1の実施形態によるプラズマ処理装置に配設された絶縁部材の第1の変形例を示す断面図であり、図5は本発明の第1の実施形態によるプラズマ処理装置に配設された絶縁部材の第2の変形例を示す断面図であり、図6は図5に示すガスインジェクターリングを示す背面斜視図であり、図7は本発明の第1の実施形態による下部電極を示す分解斜視図であり、図8から図11は基板の端部及び下部領域から異物を除去する過程を示す概略断面図であり、図12から図17は本発明の第1の実施形態による下部電極の変形例を示す図である。
図1を参照すると、本発明による反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)方式のプラズマ処理装置は、チャンバー100と、前記チャンバー100内の上部に配設される絶縁部材200と、前記チャンバー100の側壁の上部に配設された接地電極300と、前記基板Gが載置される下部電極400と、前記下部電極400を昇降させる昇降部材500と、を備えている。
チャンバー100は表面にアノダイジング処理の施されたアルミニウムから形成され、下部チャンバー100aと、前記下部チャンバー100aの上部を覆うチャンバーリッド100bと、を備えている。下部チャンバー100aは上部が開放された円筒状に形成されるが、半導体ウェーハ又はガラス基板の形状に応じてその形状が変わりうる。チャンバーリッド100bは前記下部チャンバー100aの上部を閉塞し、下部チャンバー100aの上部に気密に接続されてチャンバー100内に所定のスペースを形成する。
チャンバー100の上部への反応ガスの流れ込みを可能にするために、前記チャンバー100の上壁に上下に貫通するガス供給流路110が形成され、このガス供給流路110にはガス供給部120が接続されている。このため、反応ガスはガス供給部120からガス供給流路110を通ってチャンバー100の内部に流れ込む。このとき、反応ガスとしては、Ar、CF4、Cl2、SF6、BCl3などを単独で又は複数種混合して使用することができる。チャンバー100の側壁には基板Gを前記チャンバー100内に搬入するゲート130が設けられ、ゲート130は、処理予定の基板Gの搬入又は処理済みの基板Gの搬出のために開閉される。このとき、以上においては、単一のゲート130が前記チャンバー100の一方の側壁に設けられていると説明しているが、前記チャンバー100の一方の側壁と向かい合うチャンバー100の他方の側壁にゲート130を更に設けてもよい。即ち、一方のゲートは処理予定の基板Gを搬入し、他方のゲートは処理済みの基板Gを搬出するようにしてもよい。チャンバー100の下部には排気部140が設けられ、この排気部140はエッチング時に発生するパーチクルなどの反応副産物とガスをチャンバー100の外部に排気する。このとき、排気部140はチャンバー100の下部に加えて、チャンバー100の側壁の下部に設けられてもよい。絶縁部材200は、チャンバー100の上部、即ち、チャンバーリッド100bの下面に円板状に配設され、絶縁部材200は前記チャンバー100の内部の基板Gの周りに生じるプラズマを均一に拡散させるとともに、チャンバー100の上部内壁を保護する。前記絶縁部材200の内側には、前記絶縁部材200の温度を調節するための冷却ライン210が設けられ、この冷却ライン210には冷却水供給部(図示せず)が接続されている。これにより、冷却水が冷却水供給部から冷却ライン210に供給され、この供給された冷却水により前記チャンバー100の内部に生成されたプラズマによる絶縁部材200の破損を防ぐことができる。ここで、絶縁部材200の下縁部及び側壁には、チャンバー100の内部において発生するパーチクルが付着することを防ぐためにコート物質、例えば、Y23がコートされる。
以上においては、絶縁部材200を単一の板状に形成しているが、これに限定されるものではなく、絶縁部材200を複数に分割形成してもよい。図2及び図3を参照すると、絶縁部材200は、内側絶縁部材200aと、前記内側絶縁部材200aの外周面と係合される外側絶縁部材200bと、を備えている。
内側絶縁部材200aは円状のプレートから形成され、内側絶縁部材200aの外周面には
Figure 2008147650
の第1の段差部202が配設されている。外側絶縁部材200bは中空環状に形成され、外側絶縁部材200bの内側面には内側絶縁部材200aの外周面に配設された第1の段差部202と対応するように
Figure 2008147650
の第2の段差部204が配設されている。外側絶縁部材200bは内側絶縁部材200aの上部と係合される。具体的に、外側絶縁部材200bの第2の段差部204が内側絶縁部材200aの第1の段差部202に係止されて、内側絶縁部材200aが外側絶縁部材200bを保持する。外側絶縁部材200bを保持する内側絶縁部材200aは、チャンバーリッド100bの下部とはネジなどの締結部材により係合され、これにより、絶縁部材200はチャンバーリッド100bの下部に固定される。
ここで、第1の段差部202及び第2の段差部204の形状には限定がなく、内側絶縁部材200aの外周面と外側絶縁部材200bの内側面とを完全に係合可能である限り、いかなる形状であってもよい。
以上の構成によれば、絶縁部材200へのパーチクルの堆積防止及び絶縁のために、外側絶縁部材200bの下面及び側面にのみコート物質をコートしてもよいことから、絶縁部材の全面にコート物質をコートしていた従来の場合に比べてコスト下げを図ることができるという効果が得られる。また、外側絶縁部材200bをチャンバー100内に配設される絶縁部材200のサイズに応じて種々に変えながら使用することができるという効果が得られる。
絶縁部材200は、チャンバーリッド100bの下部における常に同じ位置に配設することができる。例えば、図4に示すように、内側絶縁部材200aの上面には所定の溝206が閉曲線をなすように凹設され、これと対応するチャンバーリッド100bの下面には突出部102が閉曲線をなすように突設されている。外側絶縁部材200bが内側絶縁部材200aにより保持されると、内側絶縁部材200aに凹設された所定の溝206にはチャンバーリッド100bの下部に突設された突出部102が嵌め込まれ、ネジなどの締結部材によりチャンバーリッド100bの下面と係合される。これにより、絶縁部材200をチャンバーリッド100bの下面における常に同じ位置に配設することができ、整列にかかる時間を短縮できるという効果がある。
以上においては、絶縁部材200及びチャンバーリッド100bに所定の溝206及び突出部102を閉曲線をなすように設けていたが、突出部102及びこれに対応する所定の溝206を複数個設けてもよいことはもちろんである。また、閉曲線に沿って複数の突出部及びこれに対応する所定の溝を設けてもよい。更に、以上においては、内側絶縁部材200aに溝206を凹設し、チャンバーリッド100bの下部に突出部102を突設していたが、内側絶縁部材200aに突出部を突設し、チャンバーリッド100bの下部に所定の溝を凹設してもよいことは言うまでもない。更に、以上においては、チャンバーリッド100bの下部に突出部102を突設していたが、当然のことながら、チャンバーリッド100bと絶縁部材200との間にアルミニウム製のプレート(図示せず)を更に挟み込み、前記プレートの下部に突出部を突設してもよい。
工程が行われる間に、基板の上部の温度を下げるために、絶縁部材は次のように構成される。図5及び図6に示すように、内側絶縁部材200aは円形のプレートから形成され、内側絶縁部材200aの下面にはガスインジェクターリング209が設けられる。また、内側絶縁部材200aの外周面には外側絶縁部材200bが係合され、このようにして係合された内側絶縁部材200a及び外側絶縁部材200bはチャンバーリッド100bの下部に配設される。
内側絶縁部材200aの下面には円形の溝が閉曲線をなすように下部溝207が凹設され、内側絶縁部材200aの内部には下部溝207と連通自在に上下方向に貫設されたガスライン208が設けられる。ここで、ガスライン208は、内側絶縁部材200aと係合されるチャンバーリッド100bと連通自在にチャンバーリッド100bに延設される。このとき、ガスライン208にはヘリウムなどの冷却ガスが供給されることが好ましい。内側絶縁部材200aの下面に凹設された下部溝207にはガスインジェクターリング209が嵌まり込む。ガスインジェクターリング209は中空環状に形成され、ガスインジェクターリング209の下面に沿って多数の噴射孔209aが穿設される。ここで、多数の噴射孔209aは内側絶縁部材200aに貫設されたガスライン208と連通自在であることが好ましい。なお、噴射孔209aの形状には限定がなく、円形であっても多角形であってもよい。
工程が開始されて基板の下面にプラズマが生成されると、冷却ガスがチャンバーリッド100b及び内側絶縁部材200aを介して基板の上面に吹き付けられ、生成されたプラズマにより基板の温度が上がることが防がれる。
このような構成によれば、基板の処理中において、プラズマにより基板の外表面の温度が上がって基板が変形されることを防止できるという効果が得られる。もちろん、絶縁部材にはクーリングラインが形成されていて、これにより冷却を行っているが、真空状態の基板と絶縁部材との間に媒質がないために冷却効果があまり得られない。ところが、絶縁部材を上記のように構成すれば、更に有効に基板の温度を調節して基板が変形されることを防ぐことができる。
図1に戻り、接地電極300はチャンバー100の側壁の上部に円形の環状に配設されている。ここで、接地電極300は内部電極310と外部電極320を備え、それぞれは接地されている。
内部電極310の上部はチャンバー100の上壁に形成されたガス供給流路110に接続され、内部電極310の内側には所定のスペース314が設けられている。また、内部電極310の側壁の一方には所定のスペース314に接続自在に複数のガス噴射ノズル312が形成されている。即ち、チャンバー100の上壁に形成されたガス供給流路110を通って反応ガスが内部電極310の内部に設けられた所定のスペース314に流れ込み、この所定のスペース314に流れ込んだ反応ガスは内部電極310の側壁に形成されたガス噴射ノズル312を介してチャンバー100の内部に流れ込む。外部電極320はチャンバー100の側壁の上部、具体的には、内部電極310の下部に隣設されている。
工程が開始されると、前記電極300は基板Gの端部領域、具体的に、基板Gの上縁部、側面及び下縁部の隣に配置される。即ち、基板Gの上縁領域と、側面領域及び下縁領域に堆積したパーチクルや薄膜をプラズマを用いてエッチングするために、基板Gの端部領域に電極300(内部電極310及び外部電極320)が配置される。このとき、内部電極310及び外部電極320は単一の電極に形成されてもよく、前記内部電極310及び外部電極320の表面に前記内部電極310及び外部電極320を保護するための誘電体膜が設けられてもよい。
下部電極400はチャンバー100内の下部に設けられ、第1の電極410と、前記第1の電極410を取り囲む第2の電極420と、を備えている。
また、下部電極400には前記下部電極400に電源を加えるためのRF電源装置(図示せず)が接続される。更に、下部電極400とRF電源装置との間にはRF整合器(図示せず)が更に設けられていてもよい。このRF整合器はチャンバー100内のインピーダンスを検出してインピーダンスの虚数成分とは逆相のインピーダンス虚数成分を生成することにより、インピーダンスを実数成分となる純抵抗に整合させて最大電力を供給する。その結果、チャンバー100内には最適なプラズマが生成される。
このとき、下部電極400は円形であっても多角形であってもよい。具体的に、前記基板Gが半導体ウェーハ及びフラット表示パネル用のガラス基板の形状に応じて円形又は多角形に形成されてもよい。この下部電極400の詳細については、添付図面に基づいて後述する。
前記第1の電極410及び第2の電極420の上部には基板Gを支持するチャック(図示せず)が更に設けられてもよい。このチャックとしては、静電力を用いた静電チャックが使用可能であるが、これに限定されるものではなく、真空力又は機械力により基板Gを吸着支持してもよい。また、第1の電極410及び第2の電極420の内部には、第1の電極410及び第2の電極420の温度を制御するために、冷却ライン440及びここに接続された冷却水供給部(図示せず)が更に設けられてもよい。これにより、第1の電極410及び第2の電極420の温度を制御することができる。更に、第1の電極410及び第2の電極420にヘリウム供給ライン(図示せず)を更に貫設してもよい。即ち、ヘリウム供給ラインを介してヘリウムを供給されて前記基板Gの温度を調節してもよい。
昇降部材500は、第1の下部リフト510及び第2の下部リフト520を備え、この昇降部材500は下部電極400に接続される。即ち、第1の下部リフト510は第1の電極410に接続され、第2の下部リフト520は第2の電極420に接続される。第1の下部リフト510及び第2の下部リフト520はそれぞれ支持台512と、蛇腹514とを備え、それぞれの第1の下部リフト510及び第2の下部リフト520は単一のリフト組立体からなる。リフト組立体にはステッピングモーター530が接続され、このステッピングモーター530により第1の下部リフト510及び第2の下部リフト520が昇降する。即ち、第1の下部リフト510が上昇すれば第2の下部リフト520が下降する一方、第2の下部リフト520が下降すれば第1の下部リフト510は上昇するようなシーソー構造となっている。以上においては、第1の下部リフト510及び第2の下部リフト520をリフト組立体により同時に制御していたが、第1の下部リフト510及び第2の下部リフト520をそれぞれ別々に制御してもよいことは言うまでもない。
このとき、昇降部材500は本発明の構成に限定されるものではなく、下部電極400を昇降できる限り、いかなる部材であってもよい。即ち、油圧又は空圧を用いたシリンダーを採用してもよく、リニアモーターガイド(Linear Motor Guide)を用いてもよい。また、それぞれを組み合わせて用いてもよい。
一方、図7に示すように、本発明による下部電極400は、円板状の内側電極410(以下、「第1の電極」と称する。)と、前記第1の電極410と同心をなして所定の間隔だけ離れている環状の外側電極420(以下、「第2の電極」と称する。)と、を備えている。第1の電極410は円板状に形成され、第2の電極420は内側に中空422を有する環状に形成される。第1の電極410は前記第2の電極420の内側にある中空422を介して上下動する。このとき、第1の電極410の外側面は第2の電極420の内側面と干渉しないことが好ましく、第1の電極410の外側面と第2の電極420の内側面が0.1mm〜10mmほど離れていることが更に好ましい。
以下、図8から図11に基づき、基板の上縁部と、側面と、下縁部及び中心領域に堆積したパーチクルや薄膜を除去する過程について説明する。
図8に示すように、前記基板Gが第1の電極410に載置されると、第1の電極410の下部に接続された第1の下部リフト510はステッピングモーター530により上昇し、第1の電極410はチャンバー100の内部の上部に配設された絶縁部材200から所定の間隔だけ離れる。この後、ガス供給部120から反応ガスがチャンバーリッド100bに形成されたガス供給流路110を通って内部電極310の所定のスペース314に流れ込み、図9に示すように、内部電極310の一方に形成されたガス噴射ノズル312を経てチャンバー100の内部に流れ込む。ここで、前記内部電極310と、外部電極320及び第2の電極420には接地電位が印加され、第1の電極410には高周波(RF)が印加されてチャンバー100内にプラズマPを生成させる。プラズマPは、RFの印加された第1の電極410と接地電位の印加された内部電極310との間、及び外部電極320と第2の電極420との間、具体的に、基板Gの上縁部と側部及び下縁部に生成される。このとき、絶縁部材200と基板Gの上部中心領域との間隔T1を1mm以下にすることにより、前記領域にはプラズマPが生成されない。このようにして生成されたプラズマPは、基板Gの上縁部と側部及び下縁部に堆積したパーチクルや薄膜を除去する。
次いで、図10に示すように、前記基板Gが第1の電極410に載置されると、前記第1の電極410の下部に接続された第1の下部リフト510はステッピングモーター530により下降し、これにより、第2の電極420に接続された第2の下部リフト520は上昇する。このとき、第1の電極410に載置された基板Gは上昇する第2の電極420により基板Gの下縁部が第2の電極420に載置され、第2の電極420はチャンバー100の内部の上部に配設された絶縁部材200から所定の間隔だけ離れる。この後、チャンバー100の上部に接続されたガス供給部120から反応ガスがチャンバーリッド110bに形成されたガス供給流路110を通って内部電極310の所定のスペース314に流れ込み、図11に示すように、内部電極310の一方に設けられたガス噴射ノズル312を介してチャンバー100の内部に流れ込む。このとき、内部電極310と外部電極320及び第1の電極410には接地電位が印加され、第2の電極420にはRFが印加されてプラズマPを生成させる。プラズマPは、RFの印加された第2の電極420と接地電位の印加された内部電極310との間、外部電極320と第1の電極410との間、具体的に、基板Gの上縁部と側部及び下部中心領域に生成される。このとき、絶縁部材200と基板Gの上部中心領域との間隔を1mm以下にすることにより、前記領域にはプラズマPが生成されない。このようにして生成されたプラズマPは、基板Gの上縁部と側部及び下部中心領域に堆積したパーチクルや薄膜を除去する。
第1の電極410は従来の下部電極よりも狭い面積を有するため、基板を支持するための別のリフト手段を必要としていた従来の下部電極とは異なり、別のリフト手段が不要になる。即ち、従来では、基板が外部のロボットアームからチャンバー内に搬入されると、下部電極に配備されたリフトピンが上昇してそこに基板を載せ、前記リフトピンに載せられた基板をリフトピンが下降して下部電極に載置していたのに対し、本発明による第1の電極410は、基板Gが外部のロボットアーム(図示せず)からチャンバー100内に搬入されると、第1の電極410はロボットアームと干渉しないように基板Gの下面を支持することができるので、本発明による第1の電極410は別のリフトピンなしに基板Gを無事に載置できるという効果がある。
以上においては、下部電極400が第1の電極410及び第2の電極420に分割形成されていたと説明したが、これに限定されるものではなく、内側と外側電極との間に中間電極を更に設けてもよい。
図12に示すように、下部電極400は、円板状の内側電極410(以下、「第1の電極」と称する。)と、前記第1の電極410と同心をなして所定の間隔だけ離れている環状の中間電極420(以下、「第2の電極」と称する。)と、第2の電極420と同心をなして前記第2の電極420の外周面から所定の間隔だけ離れている環状の外側電極430(以下、「第3の電極」と称する。)と、を備えている。即ち、第1の電極410の外周面は第2の電極420の内側面から所定の間隔だけ離れており、前記第2の電極420の外周面は第3の電極430の内側面から所定の間隔だけ離れている。
基板が第1の電極410に載置され、反応ガスが内部電極を介してチャンバーの内部に流れ込むと、第1の電極410を上昇させてチャンバー内の上部に配設された絶縁部材200から所定の間隔だけ離れた個所に配置させる。このとき、第1の電極410にはRFが印加され、内部電極と、外部電極と、第2の電極420及び第3の電極430には接地電位が印加される。このため、第1の電極410と接地電位との間、即ち、基板Gの上縁部と側部及び下縁部にはプラズマが生成され、これにより、基板Gの上縁部と側部及び下縁部に堆積したパーチクルや薄膜は除去される。
これと同様に、第2の電極420を上昇させてチャンバー内の上部に配設された絶縁部材200から所定の間隔だけ離れた個所に配置させた場合、第2の電極420にはRFが印加され、内部電極310と、外部電極320と、第1の電極410及び第3の電極430には接地電位が印加される。これにより、第2の電極420と接地電位との間にプラズマが生成され、このプラズマにより基板の上縁部と側面及び下面に堆積したパーチクルや薄膜は除去される。
これと同様に、第3の電極430を上昇させてチャンバー内の上部に配設された絶縁部材200から所定の間隔だけ離れた個所に配置させた場合、第3の電極430にはRFが印加され、内部電極と、外部電極と、第1の電極410及び第2の電極420には電位が印加され、これにより、第3の電極430と接地電位との間にプラズマPが生成され、このプラズマPにより基板Gの上縁部、側面及び下部中心領域に堆積したパーチクルや薄膜は除去される。
以上においては、第1の電極410が上昇すれば第2の電極420と第3の電極430は下降し、第2の電極420が上昇すれば第1の電極410と第3の電極430は下降し、第3の電極430が上昇すれば第1の電極410と第2の電極420は下降すると説明したが、これに限定されるものではなく、第1の電極410と第3の電極430が上昇すれば第2の電極420は下降し、第2の電極420が上昇すれば第1の電極410と第3の電極430を下降するようにしてもよい。なお、工程に応じて、第1の電極から第3電極410、420、430をそれぞれ別々に、或いは、一体に昇降させてもよい。
ここで、第2の電極の直径Bは、第3の電極の直径Cの56%〜70%であることが好ましく、第1の電極の直径Aは第3の電極の直径Cの49%〜56%であることが好ましい。また、第1の電極410と第2の電極420との間、及び第2の電極420と第3の電極430との間には、それぞれの電極が昇降するときに互いに干渉しないように0.1mm〜10mmの間隔を設けることが好ましく、これにより、第1の電極の直径から第3の電極の直径A、B、Cは適宜に変更可能になる。
例えば、300mmの基板を処理するとしたとき、第3の電極の直径Cは、基板の直径と同等か、或いは、それよりも小さな300mm以下にし、第2の電極の直径Bは、第3の電極の直径Cの56%〜70%(即ち、170mm〜210mm)にし、第1電極の直径Aは第3の電極直径Cの49%〜56%(即ち、120mm〜170mm)にすることが好ましい。即ち、第1の電極から第3の電極410、420、430を、第1の電極410と第3の電極430が上昇すれば第2の電極420は下降し、第2の電極420が上昇すれば第1の電極410と第3の電極430を下降するように形成し、第1の電極から第3の電極410、420、430の直径を上述した直径にして300mmの基板を処理すれば、基板の反りなしに基板の上縁部、側面及び下部中心領域に堆積したパーチクルや薄膜を除去することができる。特に、第3の電極の直径Cを300mm以下に固定し、第2の電極の直径B及び第1の電極の直径Aを上述した直径範囲から外れるようにして実験した結果、基板の中心部が上方に反るような現象が認められた。これより、第1の電極から第3の電極410、420、430を備えるプラズマ処理装置により300mm基板を処理するに当たって、第1の電極の直径から第3の電極の直径A、B、Cは極めて重要な因子であることが分かる。
また、これらの複数の電極には次のような方式により電源が印加される。図13に示すように、第1の電極から第3の電極410、420、430は同心をなして所定の間隔だけ離れるように配置され、第1の電極410と第3の電極430との間には電圧分配器480が設けられる。更に、第1の電極410及び第2の電極420の下部にはRF電源装置450及びRF整合器460が接続される。更に、RF整合器460と第1の電極410と第2の電極420との間にはセンサー470が設けられる。
前記電圧分配器480は第1の電極410と第3の電極430との間に接続され、この電圧分配器480は第1の電極410に印加された電源、即ち、高周波電力が第3の電極430に印加される場合、第1の電極410に印加された電源を減衰させる。ここで、電圧分配器480としては、例えば、可変コンデンサー又は抵抗などが使用可能であるが、好ましくは、可変コンデンサーを使用する。以上においては、電圧分配器480は、第1の電極410に印加された電源を減衰させて第3の電極430に印加させていたが、これに限定されることなく、第1の電極410に印加された電源を増幅して第3の電極430に印加してもよい。この電圧分配器480は、第1の電極410及び第3の電極430に加えられる高周波電力を調節することにより、基板Gの周りに生成されるプラズマの量を適切に調節することができる。これにより、工程中に基板Gが反ることが防がれるとともに、基板Gの下部中心領域及び周縁領域におけるエッチング均一度を高めることが可能になる。
前記センサー470は、電源が印加される第1の電極410と第2の電極420とRF整合器460との間に設けられる。これにより、RF電源装置450から印加されて第1の電極410又は第2の電極420に分配される電力の量を外部からモニタリングすることが可能になる。
また、複数の電極の内部にガス噴射孔を穿設して反応ガスをチャンバー内に流れ込ませるためには、複数の電極は以下のように構成される。図14に示すように、下部電極400は、第1の電極410と、第1の電極410と同心をなして所定の間隔だけ離れる第2の電極420と、を備えている。
第1の電極410は円板状のプレートから形成され、第1の電極410の外周面に沿って複数の第1のガス噴射孔412が穿設されている。また、第1の電極410の下部には第1のガス供給ライン414が形成される。第1の電極410の内部には所定のスペース(図示せず)が設けられており、所定のスペースと連通自在に第1の電極410の外周面に沿って第1のガス噴射孔412が複数穿設されている。更に、第1のガス供給ライン414は第1の電極410の内部に設けられた所定のスペースと連通される。このため、第1のガス供給ライン414から供給された反応ガスは、第1の電極410の内部に設けられた所定のスペースを経て第1の電極410の外周面に沿って穿設された第1のガス噴射孔412からチャンバーの内部に吹き付けられる。第2の電極420は第1の電極410の外周面と同心をなして第1の電極410の外周面から所定の間隔だけ離れて環状に形成され、第2の電極420の内周面に沿って複数の第2のガス噴射孔424が穿設されている。また、第2の電極420の下部には第2のガス供給ライン426が形成されている。第2の電極420の内部には、第1の電極410と同様に、第2のガス噴射孔424と連通される所定のスペース(図示せず)が設けられている。このため、第2のガス供給ライン426から供給された反応ガスは、環状の第2の電極420の内部に設けられた所定のスペースを経て第2のガス噴射孔424からチャンバーの内部に吹き付けられる。
基板が第1の電極410に載置されて、チャンバーの内部の上部に配設された絶縁部材200から所定の間隔だけ離れると、反応ガスは第1の電極410の外周面に穿設された第1のガス噴射孔412から均一に吹き付けられ、この吹き付けられた反応ガスは基板の下縁部に沿って均一に広がり、均一なプラズマを生成できるという効果がある。また、基板が第2の電極420に載置されて、チャンバーの内部の上部に配設された絶縁部材200から所定の間隔だけ離れると、反応ガスは第2の電極420の内周面に穿設された第2のガス噴射孔424から均一に吹き付けられ、この吹き付けられた反応ガスは基板Gの下部中心領域に均一に広がり、均一なプラズマを生成できるという効果がある。更に、第1のガス噴射孔412及び第2のガス噴射孔424から吹き付けられる反応ガスの量を調節することによりプラズマ密度を調節することができ、これにより、パーチクル及び堆積した薄膜を更に効率よく除去することができる。
第1のガス噴射孔412及び第2のガス噴射孔424は単一のガス供給ラインに接続されてもよく、それぞれ別々のガス供給ラインに接続されてもよい。また、第1の電極410及び第2の電極420の内部には、言うまでもなく、第1の電極410及び第2の電極420を加熱するための加熱部材(図示せず)、例えば、ヒーターが更に配設されてもよい。
上記の構成によれば、チャンバーの下部に設けられた第1及び第2の電極410、420に反応ガスを供給することにより、内部電極から吹き付けられる反応ガスに依らずに、チャンバーの内部のいずれの位置であっても、基板Gの下部に堆積したパーチクルや薄膜を効率よく除去することができる。
また、下部電極が3以上の電極からなる場合、下記のような構成を有する。図15に示すように、下部電極400は、外周面に沿って第1のガス噴射孔412が穿設された円板状の第1の電極410と、第1の電極410と同心をなして第1の電極410の外周面から所定の間隔だけ離れるとともに、内周面及び外周面に沿って第2のガス噴射孔424が穿設された環状の第2の電極420と、前記第2の電極420と同心をなして第2の電極420の外周面から所定の間隔だけ離れるとともに、内周面に沿って第3のガス噴射孔432が穿設された第3の電極430と、を備えている。ここで、第1の電極410及び第3の電極430の構成は上述した図11と同様であるため、ここではその説明を省く。
第2の電極420は、中空環状に形成される。このとき、その内径は第1の電極410が嵌合可能なサイズに、外径は第3の電極430が外嵌可能なサイズにそれぞれ形成される。第2の電極420の内周面と外周面にはこれらと互いに連通する第2のガス噴射孔424が穿設され、第2の電極420の下部には第2のガス噴射孔424と連通自在に第2のガス供給ライン426が形成される。ここで、第2の電極420の内周面及び外周面に穿設された第2のガス噴射孔424を連通させているが、内周面に穿設されたガス噴射孔と外周面に穿設されたガス噴射孔を連通させなくてもよい。
基板が第2の電極420に載置されて、チャンバーの内部の上部に配設された絶縁部材200から所定の間隔だけ離れると、反応ガスは第2のガス噴射孔424から第2の電極420の内周面及び外周面に吹き付けられ、この吹き付けられた反応ガスは基板の下部中心領域及び周縁部に沿って均一に拡散され、この均一に拡散された反応ガスにより均一なプラズマが生成される。これにより、基板の下部中心領域及び周縁部に堆積したパーチクルや薄膜を効率よく除去することができる。また、言うまでもなく、吹き付けられる反応ガスの量を調節してプラズマの密度を調節することもできる。
以上においては、下部電極400が3個の電極に分割形成されている場合を例に取っているが、これに限定されるものではなく、多数、即ち、4個以上に分割形成してもよい。また、3以上の電極に分割形成する場合、最内周に設けられた電極は外周面にのみガス噴射孔を穿設し、最外周に設けられた電極は内周面にのみガス噴射孔を穿設してもよい。
複数の電極に分割形成された下部電極のうち最外周に設けられた電極は、下記のように構成される。ここでは、第3の電極が最外周に設けられているとして説明を進める。
図16及び図17を参照すれば、第3の電極430は中空環状に形成され、第3の電極430の内周面には第3のガス噴射孔432が穿設される。また、第3の電極430の下部には第3のガス噴射孔432と連通自在に第3のガス供給ライン434が形成される。
第3の電極430の直径は基板Gの直径よりも大きく、第3の電極430の上面には基板Gが載置される載置部が設けられる。即ち、第3の電極430の上面は、第1の平面部436と、前記第1の平面部436の内方に向かって下向き傾斜して第1の平面部436と水平をなす第2の平面部438と、を備えている。このため、第2の平面部438の上部には基板Gの下縁部が載置され、第2の平面部438と第1の平面部436を繋ぐ勾配面には基板Gの側部が配置される。
以上の構成によれば、第3の電極430に基板Gを載置する載置部を設けることにより、第3の電極430に穿設された第3のガス噴射孔432から反応ガスが基板Gの下面に吹き付けられるとき、反応ガスの噴射圧により基板Gが第3の電極430から離脱することが防止可能であるという効果がある。
以上においては、第1の電極410及び第2の電極420に接続された第1の下部リフト510及び第2の下部リフト520をシーソーの構造にし、前記第1の電極410及び第2の電極420を交互に上昇させて基板Gに堆積したパーチクルや薄膜を除去しているが、第1の電極410及び絶縁部材200に第1の下部リフト510及び上部リフト600をそれぞれ別々に設けて、基板Gに堆積したパーチクルや薄膜を除去することもできる。
図18は、本発明の第2の実施形態によるプラズマ処理装置を示す断面図であり、図19及び図20は、本発明の第2の実施形態によるプラズマ処理装置の動作を示す断面図である。
図18を参照すると、プラズマ処理装置は、チャンバー100と、前記チャンバー100内の上部に配設された絶縁部材200と、前記チャンバー100の側壁の上部に配設された接地電極300と、前記基板Gが載置される下部電極400と、前記絶縁部材200及び下部電極400を昇降させる昇降部材、即ち、上部リフト600及び第1の下部リフト510と、を備えている。また、チャンバー100の内側壁に形成されたチャンバーライナー700と、下部電極400の外周面に沿って設けられたフォーカスリング710と、下部電極400の外周面とチャンバー100の内側面との間に設けられたベントプレート800と、を更に備えている。以下、本発明の第2の実施形態について説明するが、前記本発明の第1の実施形態と重なる内容についての説明は省く。
絶縁部材200は支持台230により上部が固定されており、支持台230には、支持台230を昇降させる上部リフト600が形成されている。ここで、前記上部リフト600は、支持台230に固定された絶縁部材200を下部電極400から所定の距離だけ移動させるものである。
第1の電極410の下部には第1の下部リフト510が接続されており、この第1の下部リフト510は前記第1の電極410を上下動させる。また、第2の電極420の下部には前記チャンバー100の底部に接続された電極支持台900が形成され、これにより、前記第2の電極420はチャンバー100の底部から所定の間隔だけ離れて配置される。
チャンバー100の側壁の内側には、前記側壁に沿ってチャンバーライナー700が形成されている。チャンバーライナー700の上部は外部電極320の下面に電気的に接続されている。ここで、前記チャンバーライナー700は、プラズマによるチャンバー100の側壁を保護し、ここには前記外部電極320と同様に接地電位が印加される。
フォーカスリング710は下部電極400の外周面に沿って環状に形成される。フォーカスリング710は反応ガスがプラズマの状態に切り替わるとき、プラズマを基板Gに集中させる。
ベントプレート800は中空円板状を呈し、プレートに沿って貫通孔810が上下方向に貫設されている。ベントプレート800は前記下部電極400とチャンバー100の内側面との間に設けられる。具体的に、ベントプレート800は、フォーカスリング710の外周面とチャンバー100の内側壁とを繋ぐように形成され、これにより、チャンバー100の内部が上下に仕切られる。即ち、前記ベントプレート800はチャンバー100内に流れ込んだ反応ガスを前記チャンバー100の内部に均一に拡散させるように圧力を制御し、これにより、均一なプラズマが生成される。これにより、前記チャンバー100の内部においてプラズマが局部的に集中するような現象が防止可能になる。
このとき、ベントプレート800の一方の面、即ち、前記ベントプレート800の上面には突出電極820を更に設けてもよい。即ち、突出電極820はチャンバー100内の圧力を均一にするとともに、接地電位を印加されて電極としても働く。ここで、前記突出電極820はベントプレート800と一体に設けられてもよい。また、接地電位はベントプレート800又は突出電極820にそれぞれ別々に印加されてもよく、ベントプレート800と突出電極820に同時に印加されてもよい。
図19に示すように、基板Gが第1の電極410に載置されると、第1の電極410の下部に接続された第1の下部リフト510は上昇し、第1の電極410はチャンバー100内の上部に配設された絶縁部材200所定の間隔だけ離れる。
次いで、反応ガスが内部電極310を介してチャンバー100の内部に流れ込み、前記内部電極310、外部電極320及び第2の電極420には接地電位が印加され、第1の電極410にはRFが印加されてチャンバー100内にプラズマPが生成される。また、このプラズマPにより基板Gの上縁部と側部及び下縁部に堆積したパーチクルや薄膜が除去される。
図20に示すように、基板Gが第2の電極420に載置されると、絶縁部材200に接続された上部リフト600により絶縁部材200は第2の電極420から所定の間隔だけ離れる。この後、チャンバー100の上部に接続されたガス供給部120から反応ガスがチャンバーリッド100bに形成されたガス供給流路110を通って内部電極310の所定のスペース314に流れ込み、内部電極310の一方に形成されたガス噴射ノズル312を介してチャンバー100の内部に流れ込む。
このとき、内部電極310と外部電極320には接地電位が印加され、外部電極320に電気的に接続されたチャンバーライナー700には接地電位が印加される。更に、第1の電極410にも接地電位が印加され、第2の電極420にはRFが印加されて、チャンバー100の内部にプラズマPが生成される。
ここで、プラズマPは第2の電極420と接地電位の印加されたチャンバーライナー700と突出電極820との間に生成され、これにより、プラズマPは、RFの印加された第2の電極420と接地電位の印加された基板Gの上縁部と側部及び下部中心領域に生成される。このとき、絶縁部材200と基板Gの上部中心領域との間隔を1mm以下にすることにより、絶縁部材200と基板Gの上部中心領域とのスペースにはプラズマPが生成されない。このため、このようにして生成されたプラズマPにより、基板Gの上縁部と側部及び下部中心領域に堆積したパーチクルや薄膜が除去される。
このような構成によれば、第1の電極410及び絶縁部材200に上部リフト600及び第1の下部リフト510を接続し、これにより、基板Gの上縁部と側部及び下面の堆積したパーチクルや薄膜を除去することができる。
以上の構成によれば、第1の実施形態による昇降部材に比べて、昇降部材の制御が容易になるという効果がある。即ち、第1の実施形態による昇降部材は、第1の電極及び第2の電極に昇降部材を用いることにより、チャンバーの下面にこれらの部品が集中して昇降部材が制御し難かったのに対し、第2の実施形態による昇降部材を採用すれば、前記第1の実施形態の欠点を補うことができる。
更に、以上においては、第1の電極の下部に下部リフトを接続し、第2の電極には電極支持台を接続していたが、第1の電極に電極支持台を接続し、第2の電極に下部リフトを接続してもよい。
また、以上においては、チャンバーの内側に外部電極に電気的に接続されるライナーを設けて接地電位を印加していたが、ライナーを除去し、その個所に接地電位が印加される電極を設けてもよい。
更に、以上においては、分割された複数の下部電極にシーソー構造を適用して工程を行っていたが、これに限定されるものではなく、工程の多様化に伴い、複数の電極が同時に上昇して工程を行ってもよい。
更に、以上においては、複数の下部電極を同心状にしていたが、これに限定されるものではなく、一方向に複数の下部電極を設けてもよい。
更に、以上においては、基板として半導体ウェーハを用いるプラズマ処理装置を例示していたが、これに限定されるものではなく、半導体ウェーハの他に、フラット表示パネルに用いられるガラス基板を採用してもよい。
更に、以上においては、本発明による複数の下部電極を備えるRIE方式のプラズマ処理装置を中心に説明したが、これに限定されるものではなく、本発明は、誘導結合型プラズマ処理装置(ICP;Inductive coupled plasma)、容量性プラズマ処理装置(CCP;Capacitively coupled plasma)、マイクロ波を用いた電子サイクロトロン共鳴(ECR:Electron cyclotron resonance)プラズマ処理装置、SWP(Surface wave plasma)処理装置、RPS(Remote Plasma System)プラズマ処理装置にも適用可能である。
以上、添付図面及び上述の実施形態に基づいて本発明を詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲により限定される。よって、この技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲において請求する技術的な思想から逸脱しない限り、本発明を種々に変形及び修正することができる。
本発明の第1の実施形態によるプラズマ処理装置を示す断面図。 本発明の第1の実施形態によるプラズマ処理装置に配設された絶縁部材の変形例を示す斜視図。 図2に示す絶縁部材がチャンバーに取り付けられている様子を示す断面図。 本発明の第1の実施形態によるプラズマ処理装置に配設された絶縁部材の第1の変形例を示す断面図。 本発明の第1の実施形態によるプラズマ処理装置に配設された絶縁部材の第2の変形例を示す断面図。 図5に示すガスインジェクターリングを示す背面斜視図。 本発明の第1の実施形態による下部電極を示す分解斜視図。 基板の端部及び下部領域から異物を除去する過程を示す概略断面図。 基板の端部及び下部領域から異物を除去する過程を示す概略断面図。 基板の端部及び下部領域から異物を除去する過程を示す概略断面図。 基板の端部及び下部領域から異物を除去する過程を示す概略断面図。 本発明の第1の実施形態による下部電極の変形例を示す図。 本発明の第1の実施形態による下部電極の変形例を示す図。 本発明の第1の実施形態による下部電極の変形例を示す図。 本発明の第1の実施形態による下部電極の変形例を示す図。 本発明の第1の実施形態による下部電極の変形例を示す図。 本発明の第1の実施形態による下部電極の変形例を示す図。 本発明の第2の実施形態によるプラズマ処理装置を示す断面図。 本発明の第2の実施形態によるプラズマ処理装置の動作を示す断面図。 本発明の第2の実施形態によるプラズマ処理装置の動作を示す断面図。
符号の説明
100:チャンバー
110:ガス供給流路
120:ガス供給部
130:ゲート
200:絶縁部材
210:冷却ライン
300:接地電極
310:内部電極
320:外部電極
400:下部電極
410:第1の電極
420:第2の電極
500:昇降部材
700:ライナー

Claims (10)

  1. チャンバーと、前記チャンバー内の上部に配設された絶縁部材と、前記チャンバーの側壁に配設されるとともに、接地電位が印加される接地電極と、前記チャンバー内の下部に配設されるとともに、基板が載置される下部電極とを備え、
    前記下部電極は、複数の電極に分割形成されていることを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 前記複数の電極は内側電極と外側電極を備え、前記内側電極及び外側電極は同心をなして0.1mm〜10mmほど離れていることを特徴とする請求項1記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記下部電極の下部には下部電極を昇降させる昇降部材が更に配備され、
    前記昇降部材は、内側電極に接続されるとともに、絶縁部材を昇降させる上部昇降部材を有し、
    前記昇降部材は、内側電極と外側電極を交互に昇降することを特徴とする請求項2記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記絶縁部材とチャンバーの内側面との間には接地電極が更に配備され、前記接地電極にはガス供給流路が形成され、このガス供給流路にはガス供給部が設けられ、前記外側電極は電極支持台により固定され、外側電極の外周面にはフォーカスリングが更に配備され、フォーカスリングとチャンバーの内側壁との間にはベントプレートが更に配備されていることを特徴とする請求項2記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記複数の電極にはガス噴射孔が穿設されるが、ガス噴射孔は内側電極の外周面と外側電極の内周面に穿設されることを特徴とする請求項2記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記内側電極と外側電極との間には中間電極が更に配備され、内側電極と外側電極との間には電圧分配器が接続され、内側電極及び中間電極にはRF電源装置が接続され、内側電極と中間電極とRF電源装置との間にはセンサーが更に設けられ、中間電極の内周面及び外周面にガス噴射孔が更に穿設されていることを特徴とする請求項2記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記中間電極の直径は外側電極の直径の56%〜70%であり、内側電極の直径は外側電極の直径の40%〜56%であり、かつ、前記内側電極と中間電極との間の間隔、及び中間電極と外側電極との間の間隔はそれぞれ0.1mm〜10mmであることを特徴とする請求項6記載のプラズマ処理装置。
  8. 前記内側電極の直径は120mm〜170mmであり、中間電極の直径は170mm〜210mmであり、かつ、外側電極の直径は210mm〜300mmであることを特徴とする請求項6記載のプラズマ処理装置。
  9. 前記絶縁部材は、内側絶縁部材と、該内側絶縁部材の外周面と係合される外側絶縁部材と、を備え、
    前記絶縁部材の上面及びチャンバーリッドの下面には互いに対応する溝及び突部が設けられて、絶縁部材の上面とチャンバーリッドの下面とが係合可能になることを特徴とする請求項2記載のプラズマ処理装置。
  10. 前記内側絶縁部材の下面には閉曲線をなすように下部溝が凹設され、該下部溝にはガスインジェクターリングが挿着され、
    絶縁部材には、前記下部溝と連通自在なガスラインが上下方向に貫設されていることを特徴とする請求項9記載のプラズマ処理装置。
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