JP2008147062A - 線材、該線材の巻線構造、分割ステータおよびステータ - Google Patents

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Abstract

【課題】線材を巻いてコイルを形成する際に生じる線材のねじれを抑制し、線材の配置がずれることなく精度良く整列巻を行うことができる。
【解決手段】断面が扁平六角形状で、対向する辺が平行であると共に長さが等しく、かつ、対向する頂角を結ぶ3本の対角線のうち第1対角線と第2対角線の長さが等しく第3対角線の長さが異なる単芯線と、前記単芯線を被覆し絶縁層となることを特徴とする線材を用い、整列巻きでコイルを形成している。
【選択図】図1

Description

本発明は、線材、該線材の巻線構造、該巻線構造のコイルを備えた分割ステータおよび該分割ステータを円環形状に連結したステータに関し、詳しくは、線材を巻いてコイルを形成する際に生じる線材のねじれを抑制して、精度良く整列巻を行い、モータの諸特性を向上させるものである。
一般に、モータはステータとロータから構成されており、ステータ又はロータは、ロータコア又はステータコアの径方向に突設させたティース部と、ティース部に線材を巻いたコイルとを備えている。
前記コイルを形成する線材としては、通常、断面形状が円形の芯線を絶縁被覆した丸電線が用いられている。
しかし、線材として丸電線を用いると、線材をコイルとして多層に巻く際に、隣接する層間の線材に間隙が生じ、占積率が低下するという問題がある。ここで、占積率とはコイル配置空間の断面における線材面積の比率を指す。
このため、占積率を向上させる種々の提案がなされている。例えば、特開2003−317547号公報(特許文献1)には断面形状が六角形であるマグネットワイヤが開示されている。図6(A)に示すように、該マグネットワイヤ1は六角形断面の導体2と、導体2の外周を被覆する絶縁被膜3と、絶縁被膜3の外周に形成された融着被膜4とを備えている。マグネットワイヤ1をティース部に巻いてコイルを形成する際には、図6(B)に示すようにマグネットワイヤ1を千鳥格子状に配置することで、マグネットワイヤ1間の層間に間隙を無くし、占積率を向上させている。
さらに、特許文献1には図7(A)(B)に示すように断面形状が矩形状の導体を具備したマグネットワイヤが開示されている。断面形状が矩形状であっても、六角形状の場合と同様に、コイルを形成する際にマグネットワイヤ1間に間隙を無くしてマグネットワイヤを巻くことができ、占積率が向上する。
特開2003−317547号公報
コイルの成形は、長さ方向に張力を掛けながら、ティース部の周囲にコイルの軸線方向に並列に線材を巻いて、並列された層をコイルの径方向に複数列成形することで行う。
線材の断面形状が矩形状の線材の場合には、線材を巻く際に、既に巻かれている下層の線材との接触面積が大きくなる。このため、線材は断面の周方向に回転しにくいため、姿勢保持が容易となり、ねじれが生じにくい。
しかし、各層間の対向面は平面となるため、線材の巻き位置が決まらず、コイルの軸線方向に配置がずれるという問題がある。
一方、線材の断面形状が円形の丸電線や、円形に近い正六角形の場合には、線材の層間の対向面には円弧形又は断面三角形状の山部と谷部が交互に連続し、径方向に隣接する一方側の層の山部が他方側の層の谷部に嵌合するように線材を巻いていくため、線材は巻き位置が決められ、コイルの軸線方向に配置がずれることはない。
しかし、コイル用巻線を巻く際に線材が断面の周方向に回転し、ねじれが生じやすいという問題がある。
さらに、線材の断面形状が丸形または矩形状どちらの場合であっても、線材がねじれたり、配置がずれると、コイルの占積率が低下し、モータ効率や出力などモータの諸特性が低下するという問題がある。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたもので、線材を整列巻きしてコイルを形成する際に、ねじれにくいと共に配置がずれずに且つ高密度に整列巻を行うことができる線材を提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、断面が扁平六角形状で、対向する辺が平行であると共に長さが等しく、かつ、対向する頂角を結ぶ3本の対角線のうち第1対角線と第2対角線の長さが等しく第3対角線の長さが異なる単芯線と、
前記単芯線を被覆した絶縁層と、
からなることを特徴とする線材を提供している。
前記のように、断面扁平六角形状の単芯線は、その第1対角線と第2対角線の長さと第3対角線の長さを相違させているので、断面形状が一方向または一方向に対して直交方向に長い扁平六角形状となる。
前記芯線を被覆する絶縁層は、芯線の表面を略均一な厚さで被覆するため、絶縁被覆された状態で断面扁平六角形状の線材となる。
この断面形状が扁平六角形状の線材を用いることにより、断面が円状または正六角形状の線材と比べて、線材が回転しにくく周方向の制御がしやすくなり、姿勢保持が容易となってねじれが生じにくくなる。
なお、本発明の断面扁平六角形の芯線は、その各頂角にアールがついている場合も含むものであり、同様に、絶縁層で被覆された状態においても、その各頂角にアールがついている場合を含むものである。
本発明の線材は、コイル用の巻線として好適に用いられる。
コイルを形成する際には、線材をティース部の周囲にコイルの軸線方向に並列に巻き、この並列された層をコイルの径方向に複数列形成している。
本発明の線材は断面形状が扁平六角形状であるので、コイルの層間の対向面には断面三角形状の山部と谷部が交互に連続し、径方向に隣接する一方側の層の山部が他方側の層の谷部に嵌合するように線材を巻いていくため、線材は巻き位置が決められ、コイルの軸線方向への配置のずれを防ぐことができる。また、ねじれが生じにくく、線材の配置のずれを防ぐことができるので、精度良く整列巻きを行うことができる。
前記断面扁平六角形状の単芯線は、前記第3対角線をコイルの中心軸線に対して直交方向とし、該第3対角線で結ばれる対向する前記頂角が120度を超えると共に180度未満とされ、該第3対角線が前記第1対角線および第2対角線よりも短い扁平六角線とすることが好ましい。
該構成とすると、線材が、既に巻かれた下層の線材と当接する面積が多くなるため、線材が回転しにくくねじれが生じにくくなる。
また、頂角を180度未満で120度を越える角度としているのは、180度以上では断面を六角形状とすることができず、120度以下では、第3対角線と、第1対角線および第2対角線の長さの差が小さくなるため、特許文献1に示した断面正六角形の線材または丸電線に近い形状となり、線材が回転してねじれが生じやすくなることに因る。頂角は約150度程度が好ましい。
また、前記第3対角線で結ばれる頂角が60度を越えると共に180度未満とされ、前記第3対角線が前記第1対角線および第2対角線よりも長い断面扁平六角形状であってもよい。
頂角を180度未満で60度を越える角度としているのは、180度以上では断面を六角形状とすることができず、60度以下では、頂角が鋭くなりすぎて線材を整列巻きしにくくなることに因る。頂角は約80度が好ましい。
具体的には、第3対角線の長さ:前記第3対角線と前記単芯線の中心位置で直交する直交線の長さが、6:1〜1:6、前記第3対角線の長さが0.3mm〜6mm、前記直交線の長さが0.3mm〜6mm、単芯線の断面積が0.1mm〜6mmであることが好ましい。
前記第3対角線の長さ:前記第3対角線と前記単芯線の中心位置で直交する直交線の長さが8:7〜7:8以下であると、特許文献1に示した断面正六角形の線材または丸電線に近い形状となり、線材が断面周方向に回転してねじれが発生しやすくなる。
また、第3対角線の長さ:前記第3対角線と前記単芯線の中心位置で直交する直交線の長さが1:6もしくは6:1以上であると、線材は一方向または一方向に対して直交方向に長くなりすぎる。コイルを形成する際には、線材をティース部の鍔部からバックヨーク部まで一層目を形成し、バックヨーク部側に達すると、一層目の外周側に整列巻きして鍔部側へと巻き付け二層目を形成する。前記のように一方向または一方向に対して直交方向に長くなりすぎると、一層目の終わりから二層目を巻き付けるときに、線材に生じるよじれが大きくなり、間隙が発生して占積率低下の原因となる。
また、前記単芯線の第3対角線の長さを0.3mm未満、もしくは直交線の長さを0.3mm未満とし、単芯線の断面積が0.1mm未満にすると、単芯線に流すことのできる電流容量が小さくなり必要とする電流が流せなくなると共に、単芯線の電気抵抗が大きくなり発熱しやすくなる。前記単芯線の第3対角線の長さを6mmより長く、もしくは直交線の長さを6mmより長くし、単芯線の断面積が6mmより広くすると、単芯線に渦電流が流れ損失が大きくなる。
第2の発明として、前記断面扁平六角形状の線材を用いた線材の巻線構造であって、
整列巻きされていることを特徴とする線材の巻線構造を提供している。
前記線材は、形成されるコイルの軸線方向に並列させると共に、該並列させた層がコイルの径方向に複数層形成され、
前記軸線方向に並列する各層の線材は、前記コイルの軸線方向と直交する辺が隣接し、前記層間の対向面には線材の頂角が空間をあけて配置され、該頂角からなる山部と、その間の谷部とが交互に連続され、
前記径方向に隣接する一方側の層の前記山部が他方側の層の谷部に嵌合されて、整列巻きされている。
前記断面扁平六角形状の線材をコイルの軸線方向に並列に配置して一層とし、該並列させた層をコイル軸線方向と直交方向に複数層形成したコイルには、層間の対向面に頂角からなる山部と、その間の谷部とが交互に連続して現れる。隣接する層の線材の山部が、谷部と内嵌するように整列巻きすることで、線材の間に間隙ができず、占積率を高めることができる。
第3の発明として、円環状に連結されてステータを構成する分割ステータであって、
径方向に延在するティース部の外周端にバックヨーク部、内周端に鍔部が設けられ、これらティース部とバックヨーク部と鍔部に囲まれたコイル収容用のスロット部が周方向に対称に設けられている分割ステータコアと、
前記スロット部内に積層状態で収容されるコイルを備え、
前記コイルとして前記断面扁平六角形状の線材が用いられ、該線材は整列巻きされていることを特徴とする分割ステータを提供している。
前記構成によれば、分割ステータは前記断面扁平六角形状の線材を整列巻きしたコイルを備えているので、分割ステータのコイルの占積率を向上させることができる。
第4の発明として、前記した分割ステータを複数個備え、これら分割ステータが円環形状に連結されていることを特徴とするステータを提供している。
前記構成によれば、占積率が向上した分割ステータを複数個円環形状に連結してステータとしているので、モータの高効率化、高出力化を図ることができる。
なお、モータのステータに変えて、ロータに線材を収容するスロット部を設け、該スロット部に前記線材を整列巻してもよい。
前述したように、本発明の線材は断面扁平六角形状としていることにより、線材が回転しにくく、周方向の制御がしやすくなり、かつ、ねじれが生じにくくなるため、精度良く整列巻きしたコイルを形成することができる。
さらに、本発明の断面扁平六角形状とした線材を整列巻きしてコイルとした場合、層間を埋めながら高密度に巻回できるため、線材の占積率を高めることができる。その結果、該コイルを備えたモータの諸特性を高めることができる。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1(A)(B)に本発明の第1実施形態の線材11を示す。
線材11は断面形状が扁平六角形状の単芯線12と、単芯線12を絶縁被覆するエナメル層13とからなる。
単芯線12は、断面扁平六角形状で、対向する第1組の辺11aと11b、第2組の辺11cと11d、第3組の辺11eと11fは、各組の辺が互いに平行であると共に同一長さであり、かつ、前記第1組、第2組の辺11a、11b、11c、11dは同一長さL1で、第3組の辺11eと11fの長さはL2で、L1>L2としている。
また、前記長さの等しい隣接する2辺11aと11cの交点に形成される頂点α1と、11bと11dの交点に形成される頂角α2が対向し、その頂点を結ぶ線を第3対角線y、隣接する2辺11cと11fの交点に形成される頂点α3と、11dと11eの交点に形成される頂角α4が対向し、その頂点を結ぶ線を第1対角線u、隣接する2辺11fと11bの交点に形成される頂点α5と、11eと11aの交点に形成される頂角α6が対向し、その頂点を結ぶ線を第2対角線vとしている。第1対角線uと第2対角線vの長さL5−1は同一長さとし、第3対角線yの長さL3−1と、第1対角線uおよび第2対角線vの長さL5−1を異ならせ、L3−1<L5−1としている。
本実施形態では、第3対角線yの長さL3−1を1.5mm、単芯線12の中心点Qで第3対角線yと直交する直交線xの長さL4−1を2mmとし、L3−1:L4−1は3:4としている。
また、断面積を約2.1mmとし、前記頂角α1、α2は150度としている。
エナメル層13は外形が単芯線12と相似の扁平六角形としており、単芯線12に均一の厚さに被覆している。エナメル層13の厚さは30〜50μmである。
線材11の作製方法について説明する。
まず、線状または棒状体の母線をダイスにより伸線加工して単芯線12とする。ダイスの断面形状を入口部は円状または矩形状とし、出口部を扁平六角形とすることで、単芯線12の断面形状を扁平六角形としている。
次に、単芯線12にエナメル被覆を行う。該単芯線12を塗布槽に浸してワニスを塗布した後、エナメルダイスでワニスの塗布量を調節し、焼付炉で溶剤を蒸発させる。該作業を複数回繰り返してエナメル層13を成長させ、所望のエナメル層13の厚さとしている。
図2に示すように、前記線材11を整列巻きして、多層のコイルを形成している。
詳細には、円筒体からなるボビン15の軸線方向Z1→Z2に1列目を巻き付けた後に、折り返してZ2−Z1へと2列目を巻き、この往復を第3列目、第4列目…と整列巻きして多層のコイル21を形成している。
巻き付け時において、第3対角線yをコイルの軸線方向Zに対して直交方向とし、横長さは断面扁平六角形状として用いている。線材11は、軸線方向に隣接する辺11eと11fとを当接させて巻き付け、各列の外周面には、各線材の頂角α1の凸部10bと、隣接する線材11の辺11cと11aの間の凹部10aを交互に存在させている。内周面には、各線材の頂角α2の凸部10bと、隣接する線材11の辺11bと11dの間に凹部10aを存在させている。
整列巻きは、内層の1列目の線材11−1の外面側の凹部10aに外層の2列目の線材11−2の凸部10bが嵌合していく。
これを繰り返して、各層間に隙間がない状態で高密度に線材11を巻き付けている。
図3は本発明の第2実施形態の線材11を示す。
単芯線12は、中心点Qを挟んで対向する頂点β1とβ2を結ぶ第3対角線yの長さL3−2が第2対角線u及び第3対角線vの長さL5−2より長い断面扁平六角形状としている。
また、単芯線12の第3対角線yの長さL3−2を2mm、前記中心点Qを通って前記第3対角線yと直交する直交線xの長さL4−2を1mmとし、L3−2:L4−2=2:1としている。
また、単芯線12の断面積は約1.8mmとし、前記頂角β1、β2は80度としている。
単芯線12が前記のように縦長な扁平六角形状としても、線材11は回転しにくく断面周方向の制御がしやすくなり、姿勢保持が容易となってねじれが生じにくくなる。
第2実施形態の縦方向を大とした扁平六角線を用いると、前記図2に示すコイルとした場合に軸線方向に高密度に巻回できる。
なお、他の構成および作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
図4および図5は、モータ100の分割ステータ20のコイル21として前記第1実施形態の扁平六角線の線材11を用いた第3実施形態を示す。
モータ100はロータ22と、ロータの外周に所定のギャップをあけて配置するステータ20を備え、ステータ20は中心点P1を中心に複数個の分割ステータコア23を円環形状に連結して構成している。
分割ステータコア23は、径方向に延在するティース部23aと、ティース部23aの外周端に設けられているバックヨーク部23bと、ティース部23aの内周端に設けられている鍔部23cを備えており、ティース部23aとバックヨーク部23bと鍔部23cに囲まれたコイル21収容用のスロット部24を設けている。
第1実施形態の扁平六角線の線材11を、図5(A)に示すように、ティース部23aに被覆した絶縁樹脂層(図示せず)に鍔部23a側よりバックヨーク部23bへと巻き付けて一層目を形成し、バックヨーク部23b側に達すると、一層目の外周側に整列巻きして鍔部23a側へと巻き付け、二層目を形成している。
このとき図5(B)に示すように、一層目の線材11の外周に形成される断面三角形状の凹部10aに、二層目の線材11の内周の凸部10bが内嵌するように巻き付けて整列巻きを行う。このような巻線構造で三層目、四層目と線材11を整列巻きし、コイル21を形成する。形成されたコイル21はスロット部24内に積層状態で収容されることになる。
前記のように、扁平六角線とした線材11を用いてコイル21を形成することで、線材11が回転しにくく周方向の制御がしやすくなり、ねじれが生じにくくなると共に精度よく整列巻きを行うことができる。整列巻を精度良く行うことで、コイル21の占積率が向上し、モータ100の諸特性を向上させることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の特許請求の範囲内の種々の形態が含まれるものである。
(A)は本発明である線材の第1実施形態を示す断面図、(B)は斜視図である。 第1実施形態の線材の巻線構造を示す断面図である。 (A)は線材の第2実施形態を示す断面図、(B)は斜視図である。 本発明の線材を用いたコイルを備えたステータを組み込んだモータの斜視図である。 (A)は分割ステータコアのスロット部に線材を巻線している斜視図、(B)はコイルが巻かれた分割ステータコアの断面図である。 従来例を示す図である。 従来例を示す図である。
符号の説明
11 線材
12 単芯線
13 エナメル層
21 コイル
20 ステータ
22 ロータ
23 分割ステータコア
23a ティース部
23b バックヨーク部
23c 鍔部
24 スロット部

Claims (10)

  1. 断面が扁平六角形状で、対向する辺が平行であると共に長さが等しく、かつ、対向する頂角を結ぶ3本の対角線のうち第1対角線と第2対角線の長さが等しく第3対角線の長さが異なる単芯線と、
    前記単芯線を被覆した絶縁層と、
    からなることを特徴とする線材。
  2. 前記絶縁層が均一厚さのエナメル層で形成されている請求項1に記載の線材。
  3. 前記第3対角線の長さ:前記第3対角線と前記単芯線の中心位置で直交する直交線の長さが6:1〜1:6、前記第3対角線の長さが0.3mm〜6mm、前記直交線の長さが0.3mm〜6mm、単芯線の断面積が0.1mm〜6mmとされている請求項1または請求項2に記載の線材。
  4. 前記第3対角線で結ばれる頂角が120度を越えると共に180度未満とされ、前記第3対角線が前記第1対角線および第2対角線よりも短い断面扁平六角形状とされている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の線材。
  5. 前記第3対角線で結ばれる頂角が60度を越えると共に180度未満とされ、前記第3対角線が前記第1対角線および第2対角線よりも長い断面扁平六角形状とされている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の線材。
  6. 整列巻きのコイル用の線材とされ、整列巻き状態で、層間の隙間が埋まる断面扁平六角形とされていることを特徴とする線材。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の線材を用いた巻線構造であって、
    整列巻きされていることを特徴とする線材の巻線構造。
  8. 前記線材は、形成されるコイルの軸線方向に並列させると共に、該並列させた層がコイルの径方向に複数層形成され、
    前記軸線方向に並列する各層の線材は、前記コイルの軸線方向と直交する辺が隣接対向され、前記層間の対向面には線材の頂角が空間をあけて配置され、該頂角からなる山部と、その間の谷部とが交互に連続され、
    前記径方向に隣接する一方側の層の前記山部が他方側の層の谷部に嵌合されている請求項7に記載の巻線構造。
  9. 円環状に配置されてステータを構成する分割ステータであって、
    ステータ径方向に延在するティース部の外周端にバックヨーク部、内周端に鍔部が設けられ、これらティース部とバックヨーク部と鍔部に囲まれたコイル収容用のスロット部が周方向に対称に設けられている分割ステータコアと、
    前記スロット部内に積層状態で収容されるコイルを備え、
    前記コイルは請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の線材が整列巻きされていることを特徴とする分割ステータ。
  10. 請求項9に記載の分割ステータを複数個備え、これら分割ステータが円環形状に連結配置されていることを特徴とするステータ。
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