JP2008146146A - 特典付与システムおよびその方法 - Google Patents

Abstract

【課題】複雑な操作を必要とすることなく、実際に商品を購入した購入者に対して、特典を付与する。
【解決手段】購入履歴管理部１０３は、ユーザＡが商品を購入したことを示す購入コードをユーザＡの識別情報と関連付けて購入履歴ＤＢ１０２記録する。紹介タグ書込装置２００は、ユーザＡが購入した商品に付与される紹介タグ３００に、上記購入コードと、商品販売サイトにアクセスするためのアドレスと、を書き込む。携帯端末４００は、ユーザＢがユーザＡによる紹介を受けて商品を注文する場合、紹介タグ３００から購入コードおよびアドレスを読み取り、商品販売サイトにアクセスして購入コードを通知する。購入履歴管理部１０３は、ユーザＢが商品を注文すると、携帯端末４００から通知された購入コードに関連付けられたユーザＡの識別情報を購入履歴データベース１０２から読み出し、サイト管理部１０４は、ユーザＡに特典を付与するための処理を行う。
【選択図】図１

Description

本発明は、特典付与システムおよびその方法に関する。

最近、商品の購入者が、商品を第三者に紹介し、第三者が、商品を注文した場合に、初期の購入者に対してポイント加算等の特典を付与する特典付与システムが提案されている（例えば、特許文献１参照）。

商品の紹介を受ける第三者にとっては、商品を実際に見た方が、商品をイメージできるため都合が良い。そのため、商品の初期の購入者は、商品を紹介するサイトを開設し、第三者は、アドレスを入力して上記サイトにアクセスし、上記サイト上で商品を確認して注文を行うという手順をとることが多くなっている。
特開２００１−２７３４２９号公報

しかしながら、上述した従来技術においては、第三者が上記サイトのアドレスを入力して上記サイトにアクセスし、上記サイト上で商品を確認して注文を行うという手順をとるという煩雑な操作が必要であるという課題がある。

また、商品の初期の購入者が実際に商品を購入したことを証明できないため、実際には商品を購入していない場合にも、特典が付与されてしまうという課題がある。

そこで、本発明の目的は、複雑な操作を必要とすることなく、実際に商品を購入した購入者に対して、特典を付与することができる特典付与システムおよびその方法を提供することにある。

上記目的を達成するために本発明の特典付与システムは、
特定の商品を購入した購入者に対し、所定の条件下で特典を付与する特典付与システムであって、
前記購入者が購入した前記特定の商品に付与されるタグに、前記購入者が前記特定の商品を購入したことを示す購入情報と、前記特定の商品を販売するサイトにアクセスするためのアドレスと、を書き込む書込手段と、
注文者が前記特定の商品を注文する場合、前記購入者が購入した前記特定の商品に付与されるタグから前記購入情報および前記アドレスを読み取る読取手段と、
前記注文者が前記特定の商品を注文する場合、前記読取手段により読み取られた前記アドレスを基に前記サイトにアクセスして、前記読取手段により読み取られた前記購入情報を通知する注文手段と、
前記購入情報を前記購入者の識別情報と関連付けて購入履歴データベースに記録するとともに、前記サイト上で前記注文者が前記特定の商品を注文する場合、前記注文手段から通知された前記購入情報に関連付けられた識別情報を前記購入履歴データベースから読み出す購入履歴管理手段と、
前記サイトを管理し、前記サイト上で前記注文者が前記特定の商品を注文する場合、前記購入履歴管理手段により前記識別情報が読み出された購入者に対し、前記特典を付与するための処理を行うサイト管理手段と、を有することを特徴とする。

なお、前記注文手段は、前記注文者が前記特定の商品を注文する場合、前記サイトにアクセスして、前記注文者の識別情報も通知し、
前記サイト管理手段は、前記注文手段から通知された前記識別情報と、前記購入履歴管理手段により読み出された前記識別情報と、を比較することにより、前記注文者と前記購入者とが同一人物であるか否かを判定し、同一人物であるか否かに応じて前記特典の内容を異ならせることとしても良い。

また、前記注文手段は、前記注文者が前記特定の商品を注文する場合、前記サイトにアクセスして、前記購入者の識別情報も通知し、
前記サイト管理手段は、前記注文手段から通知された前記識別情報と、前記購入履歴管理手段により読み出された前記識別情報と、を比較することにより、前記注文手段から前記識別情報が通知された購入者の認証を行うこととしても良い。

また、前記サイト管理手段は、前記特定の商品を転売するサイトも管理し、
前記購入履歴管理手段は、前記サイト上で前記購入者が前記特定の商品を転売する場合、転売された者の識別情報を前記購入者の識別情報として前記購入情報に関連付けて前記購入履歴データベースに記録することとしても良い。

また、前記購入履歴管理手段は、前記購入情報の記録の際に、前記特定の商品を購入した購入日時の情報も関連付けて前記購入履歴データベースに記録し、また、前記サイト上で前記注文者が前記特定の商品を注文する場合、前記注文手段から通知された前記購入情報に関連付けられた購入日時の情報も前記購入履歴データベースから読み出し、
前記サイト管理部は、前記購入履歴管理手段により読み出された購入日時から一定期間内にある場合に限り、前記購入者に対し、前記特典を付与するための処理を行うこととしても良い。

また、前記購入履歴管理手段は、前記サイト上で前記注文者が前記特定の商品を注文する場合、該注文に係る前記購入情報の記録の際に、前記注文手段から通知された前記購入情報も紹介情報として関連付けて前記購入履歴データベースに記録し、また、前記注文手段から通知された前記購入情報に関連付けられる前記紹介情報および前記識別情報を前記購入履歴データベースから読み出し、読み出した紹介情報を前記購入情報として用いて、該購入情報に関連付けられる前記紹介情報および前記識別情報を前記購入履歴データベースから読み出す繰り返し動作を、前記購入履歴データベースから前記紹介情報が読み出せなくなるまで行い、
前記サイト管理手段は、前記購入履歴管理手段の前記繰り返し動作により前記識別情報が読み出された全ての購入者に対し、前記特典を付与するための処理を行うこととしても良い。

上記目的を達成するために本発明の特典付与方法は、
特定の商品を購入した購入者に対し、所定の条件下で特典を付与する特典付与方法であって、
購入履歴管理手段が、前記購入者が前記特定の商品を購入したことを示す購入情報を、前記購入者の識別情報と関連付けて購入履歴データベースに記録する記録ステップと、
書込手段が、前記購入者が購入した前記特定の商品に付与されるタグに、前記購入情報と、前記特定の商品を販売するサイトにアクセスするためのアドレスと、を書き込む書込ステップと、
読取手段が、注文者が前記特定の商品を注文する場合、前記購入者が購入した前記特定の商品に付与されるタグから前記購入情報および前記アドレスを読み取る読取ステップと、
注文手段が、前記注文者が前記特定の商品を注文する場合、前記読取手段により読み取られた前記アドレスを基に前記サイトにアクセスして、前記読取手段により読み取られた前記購入情報を通知する注文ステップと、
前記購入履歴管理手段が、前記注文手段から通知された前記購入情報に関連付けられた識別情報を前記購入履歴データベースから読み出す読出ステップと、
サイト管理手段が、前記サイト上で前記注文者が前記特定の商品を注文する場合、前記購入履歴管理手段により前記識別情報が読み出された購入者に対し、前記特典を付与するための処理を行う特典付与ステップと、を有することを特徴とする。

以上説明したように本発明においては、携帯端末などで容易に読み取り可能なタグに、購入者が商品を購入したことを示す購入情報と、商品を販売するサイトにアクセスするためのアドレスとを書き込み、そのタグを商品に付与する。購入者から紹介を受けて商品を注文する場合、注文者は、タグから読み取ったアドレスを基に上記サイトにアクセスして、タグから読み取った購入情報を通知する。

したがって、注文者は、煩雑な入力をすることなく上記サイトにアクセスし、容易に商品を注文することが可能であり、かつ、紹介者である初期の購入者に対して特典付与という還元を行うことによって紹介自体を奨励することができるという効果が得られる。

また、タグに、購入者および商品の情報を書き込むのではなく、購入者が商品を購入したことを示す購入情報を書き込むことによって、実際には商品を購入していない者に対する還元を防止することができるという効果が得られる。

以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。

（第１の実施形態）
図１は、本発明の一実施形態の特典付与システムの構成を示す図である。

本実施形態の特典付与システムは、特定の商品を通信販売を利用して実際に購入した購入者に対し、所定の条件下で特典を付与するものである。

ユーザＡは、商品の初期の購入者であり、他のユーザＢに対してその商品を紹介する紹介者でもある。

ユーザＢは、ユーザＡから商品の紹介を受ける被紹介者であり、ユーザＡによって購入された商品と同一の商品を、本特典付与システムを通して注文する注文者でもある。

本実施形態の特典付与システムは、サーバ１００と、紹介タグ書込装置２００と、紹介タグ３００と、ユーザＢの携帯端末４００とを有している。

なお、ユーザＡは、手紙等の一般的な方法で注文を行うことができるため、図１にはユーザＡの携帯端末は図示していないが、ユーザＡが携帯端末を所有し、その携帯端末を通して注文を行う構成とすることも当然に可能である。

サーバ１００は、注文処理部１０１と、購入履歴データベース（ＤＢ）１０２と、購入履歴管理部１０３と、サイト管理部１０４と、ポイント管理部１０５とを有している。

なお、注文処理部１０１、購入履歴ＤＢ１０２、購入履歴管理部１０３、サイト管理部１０４、およびポイント管理部１０５は、必ずしも図１に示すように同一のサーバ１００内に設ける必要はなく、それぞれ別個のサーバに設けられていてもよい。

注文処理部１０１は、商品の注文の受けると、ユーザ識別子（ユーザＩＤ）等を含むユーザ識別情報と、商品識別子（商品ＩＤ）等を含む商品情報とを、購入履歴管理部１０３に通知する。すると、購入履歴管理部１０３からは、ユーザＡが商品を購入したことを示す購入情報として購入コードが通知されるので、通知された購入コードを、ユーザ識別情報および商品情報とともに紹介タグ書込装置２００に通知する。

なお、商品注文の方法は、手紙、電話、対面販売、インターネット販売など、一般的なものでよいため、ここでは詳述しない。

また、注文処理部１０１は、商品を購入したユーザに対する課金処理も行う。その際、ポイント管理部１０５で管理されているポイントに応じた割引等も行う。なお、課金処理は、クレジットカードを利用するなど、一般的なものでよいため、ここでは詳述しない。

購入履歴管理部１０３は、注文処理部１０１からユーザ識別情報および商品情報が通知されると、そのユーザ識別情報および商品情報を一意に特定する購入コードを、ユーザ識別情報および商品情報と関連付けて購入履歴データベース１０２に記録する。

また、購入履歴管理部１０３は、サイト管理部１０４から購入コードが通知されると、その購入コードに関連付けられているユーザ識別情報および商品情報を購入履歴データベース１０２から読み出し、サイト管理部１０４に通知する。

紹介タグ書込装置２００は、注文処理部１０１から通知された購入コードと、サイト管理部１０４が管理する商品販売サイトへアクセスするためのアクセスアドレス（ＵＲＩ：Ｕｎｉｆｏｒｍ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ等）とを、紹介タグ３００に書き込む。

紹介タグ３００は、バーコード、２次元バーコード、またはＲＦＩＤタグなどによって構成されるもので、バーコードの印刷およびＲＦＩＤタグへの書き込みによって、購入コードおよびアクセスアドレスが書き込まれる。

なお、バーコードの印刷方法およびＲＦＩＤへの書き込み方法は、これらの一般的な技術を利用すればよいため、ここでは詳述しない。

また、紹介タグ３００に書き込まれた情報は、携帯端末４００のタグ読取部４０１によって、容易に読み取ることが可能である。また、紹介タグ３００は、商品に物理的に付与することが可能である。

なお、商品は、一般的に販売されている物品でよいため、ここでは詳述しない。

携帯端末４００は、タグ読取部４０１と、注文部４０２とを有する一般的な携帯電話等である。

タグ読取部４０１は、カメラによるバーコードの読み取り機能またはセンサーによるＲＦＩＤタグの読み取り機能を持ち、その機能によって紹介タグ３００から購入コードおよびアクセスアドレスを読み取る。

注文部４０２は、商品を注文する場合に、タグ読取部４０１により読み取られたアクセスアドレスを基にネットワーク上の商品販売サイトへアクセスし、タグ読取部４０１により読み取られた商品の購入コードを通知する。

なお、ネットワークは、データの送受信を行う一般的なものでものである。具体的には、ＩＰプロトコルによって構成されるネットワークなどが挙げられる。よって、ここでは詳述はしない。

サイト管理部１０４は、携帯端末４００の注文部４０２によってアクセス可能な、ネットワーク上に存在する、商品販売サイトを管理する。具体的には、サイトの管理とは、サイトのサイト画面を作成し、サイト画面を携帯端末４００に送信し、携帯端末４００によりサイト画面上で入力された情報を受信する等の処理を行うことである（以下、同様）。この商品販売サイトは、通常の同様の商品販売サイトと同様な、セキュリティ、商品検索、決定などの機能を持つ。

また、サイト管理部１０４は、携帯端末４００の注文部４０２から購入コードが通知されると、その購入コードを購入履歴管理部１０３に通知する。すると、購入履歴管理部１０３からは、購入コードに関連付けられるユーザ識別情報および商品情報が通知されるので、その商品情報に基づき特定される同一の商品を商品販売サイト上で販売する。携帯端末４００により商品販売サイト上で商品が注文されると、購入履歴管理部１０３から通知されたユーザ識別情報に基づき特定されるユーザにポイントを付与する旨を、ポイント管理部１０５に指示する。

ポイント管理部１０５は、ユーザ毎に、そのユーザのポイントを管理する。例えば、商品の購入などに応じてポイントを加算し、また、ポイントを利用した割引などに応じてポイントを減算する。

なお、ポイント管理部１０５は、一般的に存在するものでよいため、ここでは詳述しない。

以下、上記のように構成された本実施形態の特典付与システムの全体動作について、図１、図２Ａ、および図２Ｂを参照して説明する。なお、図１、図２Ａ、および図２Ｂには、対応する説明文の番号を付してある。

１．ユーザＡは、通信販売を利用して、注文処理部１０１に対して商品注文を行う。

２．注文処理部１０１は、ユーザＡのユーザ識別情報およびユーザＡが購入した商品情報を購入履歴管理部１０３に通知する。

３．購入履歴管理部１０３は、注文処理部１０１から通知されたユーザ識別情報および商品情報を一意に特定する購入コードを、ユーザ識別情報および商品情報と関連付けて購入履歴データベース１０２に記録する。

４．購入履歴管理部１０３は、購入コードを注文処理部１０１に通知する。

５．注文処理部１０１は、購入コード、ユーザ識別情報、および商品情報を、紹介タグ書込装置２００に通知する。

６．紹介タグ書込装置２００は、購入コードと、商品販売サイトへアクセスするために必要なアクセスアドレスと、を紹介タグ３００に書き込む。

７−１．紹介タグ３００は、ユーザＡが購入した商品に物理的に付与される。

７−２．紹介タグ３００が付与された商品がユーザＡに配送される。

８−１．ユーザＡは、紹介タグ３００の付与された商品をユーザＢに紹介する。

８−２．ユーザＢが商品の注文を希望する場合、携帯端末４００のタグ読取部４０１が、紹介タグ３００に書き込まれた、購入コードとアクセスアドレスを読み取る。

９．携帯端末４００の注文部４０２は、タグ読取部４０１により読み取られたアクセスアドレスを基にして、ネットワークを介して商品販売サイトへとアクセスし、タグ読取部４０１により読み取られた購入コードを通知する。

１０．サイト管理部１０４は、携帯端末４００から通知された購入コードを、購入履歴管理部１０３に通知する。

１１．購入履歴管理部１０３は、サイト管理部１０４から通知された購入コードに関連付けられたユーザ識別情報および商品情報を、購入履歴データベース１０２から読み出す。

１２．購入履歴管理部１０３は、購入履歴データベース１０２から読み出したユーザ識別情報および商品情報を、サイト管理部１０４に通知する。

１３．サイト管理部１０４は、購入履歴管理部１０３から通知された商品情報に基づき商品を特定し、特定した商品を商品販売サイト上で販売する。ユーザＢが商品を注文した場合、購入履歴管理部１０３から通知されたユーザ識別情報に基づきユーザＡを特定し、特定したユーザＡに対して紹介に対する還元のためのポイントを付与するよう、ポイント管理部１０５に指示する。

１４．サイト管理部１０４は、ユーザＢから注文を受けた商品注文の発注を、注文処理部１０１に対して行う。

上述したように本実施形態においては、携帯端末４００で容易に読み取り可能な紹介タグ３００に、ユーザＡが商品を購入したことを示す購入コードと、商品販売サイトにアクセスするためのアクセスアドレスと、を書き込み、その紹介タグ３００を商品に付与する。ユーザＢは、ユーザＡから紹介を受けて商品を注文する場合、紹介タグ３００から読み取ったアドレスを基に商品販売サイトにアクセスして、紹介タグ３００から読み取った購入コードを通知する。

したがって、ユーザＢは、煩雑な入力をすることなく商品販売サイトにアクセスし、容易に商品を注文することが可能であり、かつ、ユーザＡに対して特典付与という還元を行うことによって紹介自体を奨励することができる。

また、紹介タグ３００に、購入者であるユーザＡおよび購入商品の情報を書き込むのではなく、ユーザＡが商品を購入したことを示す購入コードを書き込むことによって、実際には商品を購入していない者に対する還元を防止することができる。

より具体的には、例えば、ユーザＡが本を買って、その本をユーザＢに紹介し、ユーザＢがその本をほしいと思った場合には、その本に付与されている２次元バーコード（紹介タグ３００）をユーザＢの携帯電話（携帯端末４００）で撮影して内容を読み取り、その内容を基に本の販売サイトにアクセスし、購入コードを通知して注文を行う。

これにより、ユーザＢは、煩雑な入力をすることなく、ユーザＡと同一の本を容易に購入可能であり、かつ、実際に本を購入し、その本を紹介したユーザＡに対しては、紹介の報酬がポイントとして還元される。

（第２の実施形態）
本実施形態では、ユーザＡとユーザＢとが同一人物の場合、すなわち同一人物であるユーザＡの連続購入である場合には、ユーザＡに対する特典の内容を異ならせる。

なお、本実施形態の構成は、第１の実施形態と同様である。

上記の動作は、図２Ｂに示したシーケンス図の９番および１３番〜１４番に、以下の動作を追加することで実現可能である。

９．携帯端末４００の注文部４０２は、商品販売サイトにアクセスする際に、購入コードだけでなく、ユーザＢのユーザ識別情報も通知する。

１３〜１４．サイト管理部１０４は、携帯端末４００の注文部４０２から通知されたユーザＢのユーザ識別情報と、購入履歴管理部１０３から通知されたユーザＡのユーザ識別情報と、を比較することにより、両者が同一人物であるか否かを判定する。

ここで、サイト管理部１０４は、両者が同一人物である場合には、以下のいずれかの方法によって、割引率や、ポイントの付与率を設定する。もし、割引率を設定した場合は、注文処理部１０１に対する注文発注時に割引率も併せて通知する。
・同一商品の購入回数に応じて、割引率を設定する。ポイント付与は０とする。
・ポイントの付与率を変更する。割引は行わない。
・同一商品の複数回購入を抑制するために、ポイント付与および割引を共に０とする。

なお、上記以外の動作は、第１の実施形態と同様である。

（第３の実施形態）
本実施形態では、ユーザＢから商品販売サイトへのアクセスの際に、ユーザＡの紹介であることを確実にするための、認証シーケンスを追加する。

なお、本実施形態の構成は、第１の実施形態と同様である。

上記の動作は、図２Ｂに示したシーケンス図の９番および１３番に、以下の動作を追加することで実現可能である。

９．サイト管理部１０４は、ユーザＢが商品販売サイトへアクセスすると、ユーザＢに対して、紹介者であるユーザＡのユーザ識別情報の通知を求める。

これを受けて、ユーザＡは、ユーザＢの携帯端末４００の注文部４０２を通じて、ユーザＡのユーザ識別情報として、ユーザＡのユーザＩＤおよびパスワードを通知する。

１３．サイト管理部１０４は、携帯端末４００の注文部４０２から通知されたユーザＡのユーザＩＤおよびパスワードと、購入履歴管理部１０３からユーザ識別情報として通知されたユーザＡのユーザＩＤおよびパスワードと、を比較することにより、ユーザＡが紹介者であるか否かの認証を行う。

なお、上記以外の動作は、第１の実施形態と同様である。

（第４の実施形態）
本実施形態では、ユーザＡが、購入商品を、オークションサイトのような、中古物品の流通システムを通して転売した場合には、還元先を、ユーザＡから転売された者に変更する。また、その際に還元率を変更するなどの処置を行うことも可能である。

なお、本実施形態の構成は、第１の実施形態と同様である。ただし、サイト管理部１０４は、商品販売サイトの他、商品を転売する商品転売サイトも管理し、商品販売サイトにリンクさせておく。

上記の動作は、図２Ｂに示したシーケンス図の９番の後に、以下の動作を追加することで実現可能である。

ユーザＡが、商品販売サイトにリンクしている商品転売サイトへアクセスし、商品転売サイト上で商品の転売を選択したとする。すると、中古物品の流通システムの動作にしたがって、商品の転売処理が行われる。流通システムは、一般的に存在するものでよいため、ここでは詳述しない。

ユーザＡから第三者への転売処理が完了すると、その時点で、購入履歴管理部１０３は、購入コードに関連付けて購入履歴データベース１０２に記録されているユーザＡのユーザ識別情報を、新たに転売された第三者のユーザ識別情報に変更する。

なお、上記以外の動作は、第１の実施形態と同様である。

（第５の実施形態）
本実施形態では、還元が行われる期間に制限を設ける。

なお、本実施形態の構成は、第１の実施形態と同様である。

上記の動作は、図２Ａおよび図２Ｂに示したシーケンス図の２番、３番、１１番、１２番および１３番に、以下の動作を追加することで実現可能である。

２．注文処理部１０１は、ユーザＡのユーザ識別情報およびユーザＡが購入した商品情報だけでなく、ユーザＡが商品を購入した購入日時情報も、購入履歴管理部１０３に通知する。

３．購入履歴管理部１０３は、注文処理部１０１から通知されたユーザ識別情報および商品情報だけでなく、購入日時情報も、購入コードと関連付けて購入履歴データベース１０２に記録する。

１１．購入履歴管理部１０３は、購入履歴データベース１０２から、購入コードに関連付けられたユーザ識別情報および商品情報だけでなく、購入日時情報も読み出す。

１２．購入履歴管理部１０３は、購入履歴データベース１０２から読み出したユーザ識別情報および商品情報だけでなく、購入日時情報も、サイト管理部１０４に通知する。

１３．サイト管理部１０４は、ユーザＢが商品を注文した場合、ユーザＡの購入日時から一定期間内にある場合に限り、ユーザＡに対して紹介に対する還元のためのポイントを付与するよう、ポイント管理部１０５に指示する。すなわち、ユーザＡの購入日時から一定期間を経過した場合は、ユーザＡに対するポイント付与は０とする。

なお、上記以外の動作は、第１の実施形態と同様である。

（第６の実施形態）
本実施形態では、紹介によって商品を購入した者から、さらに紹介されてその商品を購入した場合に、紹介者に対する還元を複数段さかのぼって実施する。

なお、本実施形態の構成は、第１の実施形態と同様である。

上記の動作は、図２Ａおよび図２Ｂに示したシーケンス図の１４番、２番、３番、１１番、１２番、１０番、および１３番に、以下の動作を追加することで実現可能である。

１４．サイト管理部１０４は、紹介による商品注文を商品販売サイト上で受けた場合、注文処理部１０１に対する商品注文の発注の際に、注文部４０２から通知された購入コードを通知する。

２．注文処理部１０１は、サイト管理部１０４からの発注を受けた場合、購入履歴管理部１０３に対し、ユーザ識別情報および商品情報だけでなく、サイト管理部１０４から通知された購入コードも紹介元コードとして通知する。

３．購入履歴管理部１０３は、購入コードを、注文処理部１０１から通知されたユーザ識別情報および商品情報だけでなく、紹介元コードとも関連付けて、購入履歴データベース１０２に記録する。

１１．購入履歴管理部１０３は、サイト管理部１０４から通知された購入コードに関連付けられた、ユーザ識別情報および商品情報だけでなく、紹介元コードも、購入履歴データベース１０２から読み出す。

１２．購入履歴管理部１０３は、購入履歴データベース１０２から読み出したユーザ識別情報および商品情報だけでなく、紹介元コードも、サイト管理部１０４に通知する。

１０．サイト管理部１０４は、購入履歴管理部１０３から通知された紹介元コードを、購入コードとして購入履歴管理部１０３に通知する。

以降、１０，１１，１２の動作を繰り返す。この繰り返し動作は、１１の動作で紹介元コードが読み出せなくなるか、または、繰り返し回数が一定回数を超えるまで行う。その結果、サイト管理部１０４は、１人または複数人分のユーザ識別情報が得られるため、そのユーザ一覧を保持する。

１３．サイト管理部１０４は、上記でユーザ識別情報が得られた全ユーザに対して紹介に対する還元のためのポイントを付与するよう、ポイント管理部１０５に指示する。その際、その紹介元をさかのぼるにしたがって、ポイントの付与率を変更しても良い。

なお、上記以外の動作は、第１の実施形態と同様である。

（第７の実施形態）
本実施形態では、紹介タグ３００は、携帯端末４００が読み取れるようなバーコードやＲＦＩＤタグなどではなく、人間が読むことができる文字情報とすることもできる。その場合には、携帯端末４００は、ユーザＢそのものとなる。なお、これ以外の構成は、第１の実施形態と同様である。

上記の動作は、図２Ａおよび図２Ｂに示したシーケンス図を、次のように読み替えることで実現可能である。
・アクセスアドレスを電話番号、ネットワークを電話網、商品販売サイトを商品販売を行う電話オペレーターと読み替えることにより、ユーザＢが電話による通信販売を利用して商品を注文することが可能である。
・紹介タグ３００を郵便はがき、アクセスアドレスを商品販売元の住所、ネットワークを郵便網、商品販売サイトを商品販売を行うオペレーターと読み替えることにより、ユーザＢがはがきを利用して商品を注文することが可能である。

本発明の一実施形態の特典付与システムの構成を示す図である。 図１に示した特典付与システムの動作を説明するシーケンス図である。 図１に示した特典付与システムの動作を説明するシーケンス図である

符号の説明

Ａ，Ｂ ユーザ
１００ サーバ
１０１ 注文処理部
１０２ 購入履歴データベース
１０３ 購入履歴管理部
１０４ サイト管理部
１０５ ポイント管理部
２００ 紹介タグ書込装置
３００ 紹介タグ
４００ 携帯端末
４０１ タグ読取部
４０２ 注文部

Claims (12)

1. 特定の商品を購入した購入者に対し、所定の条件下で特典を付与する特典付与システムであって、
   前記購入者が購入した前記特定の商品に付与されるタグに、前記購入者が前記特定の商品を購入したことを示す購入情報と、前記特定の商品を販売するサイトにアクセスするためのアドレスと、を書き込む書込手段と、
   注文者が前記特定の商品を注文する場合、前記購入者が購入した前記特定の商品に付与されるタグから前記購入情報および前記アドレスを読み取る読取手段と、
   前記注文者が前記特定の商品を注文する場合、前記読取手段により読み取られた前記アドレスを基に前記サイトにアクセスして、前記読取手段により読み取られた前記購入情報を通知する注文手段と、
   前記購入情報を前記購入者の識別情報と関連付けて購入履歴データベースに記録するとともに、前記サイト上で前記注文者が前記特定の商品を注文する場合、前記注文手段から通知された前記購入情報に関連付けられた識別情報を前記購入履歴データベースから読み出す購入履歴管理手段と、
   前記サイトを管理し、前記サイト上で前記注文者が前記特定の商品を注文する場合、前記購入履歴管理手段により前記識別情報が読み出された購入者に対し、前記特典を付与するための処理を行うサイト管理手段と、を有する特典付与システム。
2. 前記注文手段は、前記注文者が前記特定の商品を注文する場合、前記サイトにアクセスして、前記注文者の識別情報も通知し、
   前記サイト管理手段は、前記注文手段から通知された前記識別情報と、前記購入履歴管理手段により読み出された前記識別情報と、を比較することにより、前記注文者と前記購入者とが同一人物であるか否かを判定し、同一人物であるか否かに応じて前記特典の内容を異ならせる、請求項１に記載の特典付与システム。
3. 前記注文手段は、前記注文者が前記特定の商品を注文する場合、前記サイトにアクセスして、前記購入者の識別情報も通知し、
   前記サイト管理手段は、前記注文手段から通知された前記識別情報と、前記購入履歴管理手段により読み出された前記識別情報と、を比較することにより、前記注文手段から前記識別情報が通知された購入者の認証を行う、請求項１または２に記載の特典付与システム。
4. 前記サイト管理手段は、前記特定の商品を転売するサイトも管理し、
   前記購入履歴管理手段は、前記サイト上で前記購入者が前記特定の商品を転売する場合、転売された者の識別情報を前記購入者の識別情報として前記購入情報に関連付けて前記購入履歴データベースに記録する、請求項１から３のいずれか１項に記載の特典付与システム。
5. 前記購入履歴管理手段は、前記購入情報の記録の際に、前記特定の商品を購入した購入日時の情報も関連付けて前記購入履歴データベースに記録し、また、前記サイト上で前記注文者が前記特定の商品を注文する場合、前記注文手段から通知された前記購入情報に関連付けられた購入日時の情報も前記購入履歴データベースから読み出し、
   前記サイト管理部は、前記購入履歴管理手段により読み出された購入日時から一定期間内にある場合に限り、前記購入者に対し、前記特典を付与するための処理を行う、請求項１から４のいずれか１項に記載の特典付与システム。
6. 前記購入履歴管理手段は、前記サイト上で前記注文者が前記特定の商品を注文する場合、該注文に係る前記購入情報の記録の際に、前記注文手段から通知された前記購入情報も紹介情報として関連付けて前記購入履歴データベースに記録し、また、前記注文手段から通知された前記購入情報に関連付けられる前記紹介情報および前記識別情報を前記購入履歴データベースから読み出し、読み出した紹介情報を前記購入情報として用いて、該購入情報に関連付けられる前記紹介情報および前記識別情報を前記購入履歴データベースから読み出す繰り返し動作を、前記購入履歴データベースから前記紹介情報が読み出せなくなるまで行い、
   前記サイト管理手段は、前記購入履歴管理手段の前記繰り返し動作により前記識別情報が読み出された全ての購入者に対し、前記特典を付与するための処理を行う、請求項１から５のいずれか１項に記載の特典付与システム。
7. 特定の商品を購入した購入者に対し、所定の条件下で特典を付与する特典付与方法であって、
   購入履歴管理手段が、前記購入者が前記特定の商品を購入したことを示す購入情報を、前記購入者の識別情報と関連付けて購入履歴データベースに記録する記録ステップと、
   書込手段が、前記購入者が購入した前記特定の商品に付与されるタグに、前記購入情報と、前記特定の商品を販売するサイトにアクセスするためのアドレスと、を書き込む書込ステップと、
   読取手段が、注文者が前記特定の商品を注文する場合、前記購入者が購入した前記特定の商品に付与されるタグから前記購入情報および前記アドレスを読み取る読取ステップと、
   注文手段が、前記注文者が前記特定の商品を注文する場合、前記読取手段により読み取られた前記アドレスを基に前記サイトにアクセスして、前記読取手段により読み取られた前記購入情報を通知する注文ステップと、
   前記購入履歴管理手段が、前記注文手段から通知された前記購入情報に関連付けられた識別情報を前記購入履歴データベースから読み出す読出ステップと、
   サイト管理手段が、前記サイト上で前記注文者が前記特定の商品を注文する場合、前記購入履歴管理手段により前記識別情報が読み出された購入者に対し、前記特典を付与するための処理を行う特典付与ステップと、を有する特典付与方法。
8. 前記注文ステップでは、前記注文手段が、前記注文者が前記特定の商品を注文する場合、前記サイトにアクセスして、前記注文者の識別情報も通知し、
   前記特典付与ステップでは、前記サイト管理手段が、前記注文手段から通知された前記識別情報と、前記購入履歴管理手段により読み出された前記識別情報と、を比較することにより、前記注文者と前記購入者とが同一人物であるか否かを判定し、同一人物であるか否かに応じて前記特典の内容を異ならせる、請求項７に記載の特典付与方法。
9. 前記注文ステップでは、前記注文手段が、前記注文者が前記特定の商品を注文する場合、前記サイトにアクセスして、前記購入者の識別情報も通知し、
   前記特典付与方法は、
   前記サイト管理手段が、前記注文手段から通知された前記識別情報と、前記購入履歴管理手段により読み出された前記識別情報と、を比較することにより、前記注文手段から前記識別情報が通知された購入者の認証を行う認証ステップをさらに有する、請求項７または８に記載の特典付与方法。
10. 前記記録ステップでは、前記購入履歴管理手段が、前記サイト上で前記購入者が前記特定の商品を転売する場合、転売された者の識別情報を前記購入者の識別情報として前記購入情報に関連付けて前記購入履歴データベースに記録する、請求項７から９のいずれか１項に記載の特典付与方法。
11. 前記記録ステップでは、前記購入履歴管理手段が、前記購入情報の記録の際に、前記特定の商品を購入した購入日時の情報も関連付けて前記購入履歴データベースに記録し、
    前記読出ステップでは、前記購入履歴管理手段が、前記サイト上で前記注文者が前記特定の商品を注文する場合、前記注文手段から通知された前記購入情報に関連付けられた購入日時の情報も前記購入履歴データベースから読み出し、
    前記特典付与ステップでは、前記サイト管理手段が、前記購入履歴管理手段により読み出された購入日時から一定期間内にある場合に限り、前記購入者に対し、前記特典を付与するための処理を行う、請求項７から１０のいずれか１項に記載の特典付与方法。
12. 前記記録ステップでは、前記購入履歴管理手段が、前記サイト上で前記注文者が前記特定の商品を注文する場合、該注文に係る前記購入情報の記録の際に、前記注文手段から通知された前記購入情報も紹介情報として関連付けて前記購入履歴データベースに記録し、
    前記読出ステップでは、前記購入履歴管理手段が、前記注文手段から通知された前記購入情報に関連付けられる前記紹介情報および前記識別情報を前記購入履歴データベースから読み出し、読み出した紹介情報を前記購入情報として用いて、該購入情報に関連付けられる前記紹介情報および前記識別情報を前記購入履歴データベースから読み出す繰り返し動作を、前記購入履歴データベースから前記紹介情報が読み出せなくなるまで行い、
    前記特典付与ステップでは、前記サイト管理手段が、前記購入履歴管理手段の前記繰り返し動作により前記識別情報が読み出された全ての購入者に対し、前記特典を付与するための処理を行う、請求項７から１１のいずれか１項に記載の特典付与方法。

Images