JP2008144435A - Work machine managing system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、作業機械遠隔稼働管理システムを備えた作業機械管理システムに関する。 The present invention relates to a work machine management system including a work machine remote operation management system.
従来は、作業機械が有する個別の不具合基本情報を遠隔地の管理局に送信し、管理局は不具合基本情報を受信すると、保有する作業機械に関する保守情報の中から不具合基本情報に対処する保守情報を検索して作業機械に送信し、作業機械側では管理局から送られてきた保守情報を受信して作業機械の保守作業に役立てるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
上記保守システムは、作業機械側で分かった不具合内容を作業機械から管理局に送信し、管理局では送られてきた不具合内容に対する保守情報のみを管理局から作業機械に返信するもので、作業機械の不具合内容が分からない場合は、現地での保守作業が必要となる。 The above maintenance system transmits the failure content found on the work machine side from the work machine to the management station, and the management station returns only maintenance information for the failure content sent from the management station to the work machine. If you do not understand the details of the problem, local maintenance work is required.
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、作業機械を遠隔地で保守管理する作業機械管理システムを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of these points, and an object of the present invention is to provide a work machine management system for maintaining and managing a work machine at a remote location.
請求項1に記載された発明は、作業機械の少なくとも稼働データを作業機械から無線通信で送信させ、管理部で受信した稼働データをウェブサイトに反映させて端末機器に提供する作業機械遠隔稼働管理システムと、この作業機械遠隔稼働管理システムに接続され、作業機械から発生したエラーログを読取って作業機械の状態を監視する機能と、作業機械の制御用ソフトウェアを書換えることによって作業機械の機体制御プログラムを変更する機能とを備えたソフト書換えシステムとを具備した作業機械管理システムである。
The invention described in
請求項2に記載された発明は、請求項1記載の作業機械管理システムにおけるソフト書換えシステムが、作業機械の機体制御プログラム中の設定値を変更することで作業機械の不具合発生箇所を遠隔調整するものである。 According to a second aspect of the present invention, the software rewriting system in the work machine management system according to the first aspect remotely adjusts the position where the trouble occurs in the work machine by changing the set value in the machine control program of the work machine. Is.
請求項1に記載された発明によれば、作業機械の少なくとも稼働データを遠隔地の管理部で受信して端末機器に提供する作業機械遠隔稼働管理システムを用いて、この作業機械遠隔稼働管理システムに接続されて作業機械から発生したエラーログを読取って作業機械の状態を監視する機能を備えたソフト書換えシステムにより、作業機械の不具合発生箇所および不具合内容を見つけるトラブルシューティングを行なえるとともに、このソフト書換えシステムが備えた作業機械の制御用ソフトウェアを書換えることによって作業機械の機体制御プログラムを変更する機能により、不具合発生箇所を遠隔調整でき、作業者が現場に赴いて修理作業する手間を省くことができる。 According to the first aspect of the present invention, the work machine remote operation management system that receives at least the operation data of the work machine by the remote management unit and provides the work equipment to the terminal device is used. The software rewriting system with the function of reading the error log generated from the work machine and monitoring the state of the work machine connected to the The function to change the machine control program of the work machine by rewriting the software for controlling the work machine provided in the rewriting system enables remote adjustment of the location where the failure occurred, and saves the operator from having to visit the site for repair work Can do.
請求項2に記載された発明によれば、ソフト書換えシステムにより作業機械の機体制御プログラム中の設定値を変更することで、作業機械の不具合発生箇所の設定値を遠隔地で容易に変更調整できる。
According to the invention described in
以下、本発明を、図1乃至図5に示された一実施の形態を参照しながら詳細に説明する。 Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to an embodiment shown in FIGS.
図2は、中心となる作業機械遠隔稼働管理システム10の概要を示し、この作業機械遠隔稼働管理システム10は、作業機械11の動態管理を無線通信を利用して遠隔地で行なうもので、作業機械11は、無線通信機能を有するとともに、グローバル・ポジショニング・システム用衛星(以下、GPS衛星12という)により位置測位機能を有する動態管理用コントローラ(後で説明する)を備えている。なお、図2で図示された作業機械11は油圧ショベルであるが、作業機械11としては、ブルドーザ、ローダなどでも良い。 FIG. 2 shows an outline of the main work machine remote operation management system 10. This work machine remote operation management system 10 performs the dynamic management of the work machine 11 at a remote location using wireless communication. The machine 11 includes a dynamic management controller (to be described later) having a wireless communication function and a position positioning function by a global positioning system satellite (hereinafter referred to as a GPS satellite 12). The work machine 11 illustrated in FIG. 2 is a hydraulic excavator, but the work machine 11 may be a bulldozer, a loader, or the like.
作業機械11の動態管理用コントローラは、中継局13および無線キャリアネットワーク14を介して、管理部15と通信可能に構成されている。無線キャリアネットワーク14は、携帯電話通信と衛星通信とを併用して、作業機械11の動態管理用コントローラと管理部15とを結ぶ携帯電話回路網である。
The movement management controller of the work machine 11 is configured to be able to communicate with the
管理部15は、作業機械11を生産するメーカ社内に設置され、この管理部15には、インターネット回線網16を介して端末機器としての顧客端末機器17が通信可能に構成されているとともに、メーカ系列のイントラネット回線網18を介して端末機器としての社内端末機器19が通信可能に構成されている。
The
管理部15は、作業機械11の動態管理用コントローラから無線通信で送信させた車両情報、動態データ(すなわち稼働データおよび位置情報)を受信して保存するとともに、ウェブサイトに反映させ、顧客およびメーカ社内または販売店のサービスマンに対して、インターネット回線網16またはイントラネット回線網18を通じて、ウェブ(Web)またはメーラにて情報提供を行なう。
The
顧客端末機器17または社内端末機器19は、顧客またはサービスマンが、インターネット回線網16またはイントラネット回線網18を通じて管理部15にアクセスして、ウェブブラウザまたはメーラにより自分の所有または担当する作業機械11の稼働データを閲覧する主としてパーソナルコンピュータ(以下、単に「パソコン」という)であるが、携帯電話も含む。
The
稼働データは、稼働情報(稼働時間、燃料残量など)、機械情報(エンジン回転数、油圧機器状態など)、警告情報(未承認キー挿入、異常検出など)、メンテナンス情報(オイル交換時期、フィルタ交換時期など)を含む。 Operation data includes operation information (operation time, remaining fuel level, etc.), machine information (engine speed, hydraulic equipment status, etc.), warning information (unapproved key insertion, abnormality detection, etc.), maintenance information (oil change timing, filter, etc.) Exchange time).
図1は、作業機械遠隔稼働管理システム10を示し、特に、作業機械11の車両情報(車両名称(号機情報)、機種、建機本体シリアル番号など)、稼働データ(稼働情報、機械情報、警告情報、メンテナンス情報)および位置情報(GPS衛星12による地図表示)などを作業機械11から遠隔地の管理部15に無線通信で送信させ、管理部15で受信したこれらの情報をウェブサイト(会員サイト)に反映させて顧客またはサービスマンに提供することで、顧客またはサービスマンがインターネットまたはイントラネットに接続されたパソコンなどを使ってホームページ上で作業機械11を管理する管理部15側のアプリケーションを示し、管理部通信部21と、データ連結処理部22と、データベース23と、メール配信部24と、ネット回線用情報処理部25とを備えている。
FIG. 1 shows a work machine remote operation management system 10, in particular, vehicle information (vehicle name (unit information), model, construction machine body serial number, etc.), operation data (operation information, machine information, warning) of the work machine 11. Information, maintenance information) and position information (map display by GPS satellite 12) are transmitted wirelessly from the work machine 11 to the
管理部通信部21は、無線キャリアネットワーク14を利用できる通信機器、すなわち無線キャリアネットワーク14を介して作業機械11の動態管理用コントローラ26とデータ通信をするためのデータ受信部27、データ送信部28および情報制御部29を備えている。
The management
作業機械11内では、動態管理用コントローラ26と機体制御用コントローラ30とが、車載電子機器ネットワークにより接続されている。これらのコントローラ26,30の説明は、後で詳述する。
In the work machine 11, the
また、作業機械遠隔稼働管理システム10のデータ連結処理部22は、XMLデータ形式などの標準化技術を用いて、種々のシステム間で異なる言語のコンピュータシステム同士を対話させたり情報を交換するウェブサービス22wsを備えている。すなわち、データ連結処理部22は、XML(eXtensible Markup Language)などの標準化技術を用いて、例えば作業機械11の動態管理用コントローラ26と、顧客端末機器17(顧客パソコン17pc、顧客携帯電話17ph)またはメンテナンス実行側(メーカ社内および販売店)の社内端末機器19(社内パソコン19pc、社内携帯電話19ph)などとの間で行なわれるデータ授受を制御し、その処理を行なうウェブサーバを備えている。
In addition, the data
顧客パソコン17pcおよび顧客携帯電話17phは、いずれもインターネット回線網16を介して管理部15が運営するウェブサイトにアクセスできる環境にあり、顧客携帯電話17phは、電子メールを受信保存できる機能を有する。
The customer personal computer 17pc and the customer mobile phone 17ph are both in an environment in which a website operated by the
社内パソコン19pcおよび社内携帯電話19phは、いずれもメーカ系列のイントラネット回線網18を介して管理部15が運営するウェブサイトにアクセスできる環境にあり、社内携帯電話19phは、電子メールを受信保存できる機能を有している。
Both the in-house PC 19pc and the in-house mobile phone 19ph are in an environment where the website operated by the
データベース23は、車両データベース31と、顧客情報データベース32と、社内データ更新部33とから構成され、車両データベース31には、作業機械11から送信された車両情報(号機情報など)、稼働データ(稼働情報、機械情報など)および位置情報が保存され、顧客情報データベース32には、社内のイントラネット回線網18を介して顧客マスタから供給され社内データ更新部33で逐次更新される顧客に関するデータが保存される。後述するように、各データベース31,32の情報は、ヒモ付けされた態様で顧客またはサービスマンに提供される。
The
メール配信部24は、電子メールを顧客携帯電話17ph、顧客パソコン17pcおよび社内携帯電話19phに送信するためのメールサーバを備え、作業機械11側から警告情報が送信された場合は、車両情報に対応する顧客に警告情報があった旨の電子メールを送信し、また、後述する部品交換時期が設定範囲内に入った場合は、車両情報に対応する顧客に部品交換時期を知らせる電子メールを送信する。このため、送信すべき顧客携帯電話17ph、顧客パソコン17pcおよび社内携帯電話19phのアドレスがメールサーバのメモリに保存されている。
The
ネット回線用情報処理部25は、データ連結処理部22に情報制御部34を介して接続され、ウェブサイトを管理する顧客向情報処理部35および社内向情報処理部36を備え、ウェブサイトを通じて顧客パソコン17pcおよび社内パソコン19pcとデータの授受を行う。
The network line
ウェブサイトから所定のデータの取得要求を行わせるために、IDとパスワードによるログインを条件としており、このため、アクセスを許容する顧客および社内(販売店も含む)のサービスマンには、それぞれIDとパスワードを付与しておく。 In order to make a request for obtaining predetermined data from the website, login with an ID and a password is a condition. For this reason, IDs and passwords are given to customers and in-house service personnel (including dealers) who allow access. Give a password.
作業機械11の位置情報は、作業機械遠隔稼働管理システム10により顧客パソコン17pcまたは社内パソコン19pcで確認することができるとともに、管理部15の情報制御部34に接続された地図情報検索サイトの地図情報データベース41を通じて、顧客携帯電話17phまたはサービスマンの社内携帯電話19phでも確認できるので、移動しながら、部品交換作業現場などのメンテナンス対象車両の位置を探索するのに役立つ。
The location information of the work machine 11 can be confirmed by the work machine remote operation management system 10 on the customer personal computer 17pc or the in-house personal computer 19pc, and the map information on the map information search site connected to the
また、作業機械遠隔稼働管理システム10のデータ連結処理部22のウェブサービス22wsに、作業機械遠隔稼働管理システム外部のソフト書換えシステム(ET)42が、このソフト書換えシステム42に取付けられた同一データ形式のウェブサービス42wsを介して接続され、作業機械遠隔稼働管理システム外部のデータベースとしての諸情報データベース43が、この諸情報データベース43に取付けられた同一データ形式のウェブサービス43wsを介して接続され、作業機械遠隔稼働管理システム外部の修理業務システム44が、この修理業務システム44に取付けられた同一データ形式のウェブサービス44wsを介して接続され、作業機械遠隔稼働管理システム外部のレンタルシステム45が、このレンタルシステム45に取付けられた同一データ形式のウェブサービス45wsを介して接続され、作業機械遠隔稼働管理システム外部の取説取得用イントラネット回線網46が、この取説取得用イントラネット回線網46に取付けられた同一データ形式のウェブサービス46wsを介して接続されている。
In addition, the software rewrite system (ET) 42 outside the work machine remote operation management system is connected to the web service 22ws of the data
ソフト書換えシステム42は、作業機械11から発生したエラーログ(エラーコード)を読取って作業機械11の状態(エンジン回転数、圧力、温度など)を監視する機能と、作業機械11の制御用ソフトウェアを書換えることによって作業機械11の機体制御プログラムを変更する機能とを備え、作業機械11の動態管理用コントローラ26および機体制御用コントローラ30の各制御用ソフトウェアを書換えるソフト書換え機能を利用して作業機械11の機体制御プログラムを変更することが可能である。例えば、車両で発生したエラーコードをエンジンコントローラ(ECM:エンジン・コントロール・モジュール)などから読取って、不具合発生箇所と不具合内容とを特定することが可能であるとともに、作業機械11の機体制御用コントローラ30を制御する機体制御プログラム中の設定値を書換えることで、作業機械11の不具合発生箇所を遠隔調整し、エンジン回転数、燃料噴射制御(燃料噴射量、燃料噴射タイミング)などを可変調整することが可能である。
The
諸情報データベース43は、社内データ更新部33に提供される更新前の顧客基礎情報、作業機械11に関する機械情報、修理履歴、部品注文、販社情報などを格納したデータベースであり、修理履歴などの内部情報を活用して次回部品交換時期を推定し、次回部品交換時期が設定範囲内に入ったか否かを判断する部品交換時期管理システムを有する。前記社内データ更新部33は、この諸情報データベース43の顧客に関するデータを更新して、顧客情報データベース32に入力する。
The
修理業務システム44は、作業機械遠隔稼働管理システム10から修理業務を遂行する上で必要なデータをもらうためのものである。
The
レンタルシステム45は、作業機械11のレンタル業務における在庫情報などを管理するとともに請求書を発行するための会計処理をするシステムであり、車両情報(号機情報)とともに、レンタル先顧客情報などが保存されている。
The
取説取得用イントラネット回線網46は、作業機械11の部品カタログや取扱説明書を取得するためのイントラネット回線網である。
The instruction
そして、この図1に示された作業機械遠隔稼働管理システム10における管理部15とその周辺では、顧客パソコン17pcおよび社内パソコン19pcからアクセスされ、動態データの取得要求がされるウェブサイトを運営するデータ連結処理部22のウェブサーバと、作業機械11から通信手段を介して取得した動態データおよびこの動態データに関連する関連データを保存する内部のデータベース23と、この内部のデータベース23を管理する管理サーバと、内部のデータベース23に保存されるべき関連データを保存している外部の諸情報データベース43と、この外部の諸情報データベース43を管理する管理サーバとを備え、前記データ連結処理部22のウェブサーバは、前記関連データを、自身に接続された外部の諸情報データベース43から取り出して内部のデータベース23に保存させるとともに、内部のデータベース23に保存される動態データ(稼働データ)を、それと関連する関連データ(顧客情報)とともに、ウェブサイトに反映させるものであって、前記ウェブサーバを介したデータ授受のデータ形式をXMLデータ形式として、少なくとも、前記ウェブサーバをサービスリクエスタに、ウェブサーバに接続される各サーバを、サービスプロバイダにそれぞれ機能させる。
In the
この管理部15の管理システムは、いわゆるXMLウェブサービスを作業機械11の作業機械遠隔稼働管理システム10に利用した技術であり、そのXMLウェブサービスとは、XMLデータ形式のデータ交換によってネットワーク上に散在する各アプリケーションを連携させる技術をいう。XML(eXtensible Markup Language)は、マークアップ言語の一つで、最大の特徴は、各システムのプラットフォームに依存することなくシステム間でデータを送受信でき、またプログラムが解釈できる言語なので、異なるシステム間のサーバ同士でのデータの送受信に使用できる点にある。
The management system of the
そして、XMLデータ形式のオブジェクトをネットワーク経由で利用できる通信プロトコルとしてSOAP(Simple Object Access Protcol)が知られている(下位プロトコルとして汎用されるHTTPなどを利用可能)。したがって、例えばHTTPで接続されたネットワーク環境においてSOAPを使用し、例えば第1サーバからネットワーク上にある第2サーバに前記XMLデータを送信させることで、第2サーバで処理をさせ、その処理後のXMLデータを第1サーバに返すことも可能であり、さらに第1サーバでウェブサイトを運営していれば、取得したデータをこのウェブサイトに反映させることも可能となる。 SOAP (Simple Object Access Protocol) is known as a communication protocol that can use an object in XML data format via a network (HTTP or the like that is generally used as a lower protocol can be used). Therefore, for example, in the network environment connected by HTTP, using SOAP, for example, by sending the XML data from the first server to the second server on the network, the second server performs processing, and after the processing The XML data can be returned to the first server, and if the website is operated by the first server, the acquired data can be reflected on the website.
前記サービスリクエスタおよびサービスプロバイダは、いずれもXMLウェブサービス上の概念であり、サービスリクエスタとはデータ要求をするXMLデータの送信元をいい(例えば第1サーバ)、サービスプロバイダとは、そのデータの送信先であって、そのデータに記述される処理をした後、処理後のデータをサービスリクエスタに返す相手方サーバをいう(例えば第2サーバ)。 The service requester and the service provider are both concepts on the XML web service. The service requester is a source of XML data for requesting data (for example, the first server), and the service provider is the transmission of the data. A partner server that is the destination and performs processing described in the data and then returns the processed data to the service requester (for example, the second server).
管理部15においては、データ連結処理部22のウェブサーバがサービスリクエスタとして機能し、それに接続される内外のデータベース23,43の管理サーバがサービスプロバイダとして機能するので、ウェブサーバからのXMLデータ形式の指令データにより各管理サーバが指令の処理を行い、処理後のデータをウェブサーバに返信することになる。返信されるデータが外部の諸情報データベース43からの関連データであれば、ウェブサーバでは、それをそのまま内部のデータベース23の管理サーバに送信して保存させる。返信されるデータが内部のデータベース23からの動態データ(稼働データ)およびそれにヒモ付けされた関連データ(顧客情報)であれば、ウェブサーバは自身が運営するウェブサイトに反映させる。
In the
それゆえ、この装置において、顧客またはサービスマンが例えば自己の所有または担当する作業機械11の動態データを知りたいとき、自己の端末から管理部15のウェブサイトにアクセスし、データ取得要求の指示を出すことができる。
Therefore, in this device, for example, when a customer or a service person wants to know the dynamic data of the work machine 11 owned or in charge, he / she accesses the website of the
管理部15のウェブサーバでは、この指示を受けて、内部のデータベース23の管理サーバに対してXMLデータ形式の指令データを送信するので、管理サーバは、内部のデータベース23から所望の作業機械のXMLデータ形式の動態データを取り出すとともに、関連データも取り出して、ウェブサーバに返信する。ウェブサーバでは、動態データと関連データをヒモ付けさせてウェブサイトに反映させる。これにより、顧客またはサービスマンは動態データを関連データとともに取得できる。顧客またはサービスマンが自己の端末との間に自身のデータベースを接続させている場合は、前記ウェブサイトから取得する動態データはXMLデータ形式なので、直接そのデータベースに取り込むことも可能となる。
In response to this instruction, the web server of the
作業機械11と管理部15との間のデータ授受もXMLデータ形式とし、作業機械側データ取得手段をサービスプロバイダとして機能させる。データ連結処理部22のウェブサーバとXMLデータ形式でデータ授受を行なうソフト書換えシステム42、修理業務システム44、レンタルシステム45および取説取得用イントラネット回線網46の各サーバも、諸情報データベース43と同様にサービスプロバイダとして機能させる。
Data exchange between the work machine 11 and the
以上説明したように、この作業機械遠隔稼働管理システム10における管理部15側のアプリケーションは、データ連結処理部22のウェブサーバとデータ授受のデータ形式をXMLデータ形式とし、少なくとも前記ウェブサーバをサービスリクエスタに、このウェブサーバに接続される各サーバを、サービスプロバイダにそれぞれ機能させているため、サービスプロバイダから返信される動態データや関連データもXMLデータ形式となっており、それらデータを管理部15内にそのまま取り込むことも、さらに、そのデータを例えば顧客側や外部システムがウェブサーバを介してそのまま取り込むことも容易となっている。
As described above, the application on the
すなわち、建設業界の標準形式であるXMLデータ形式に対応できるとともに、このXMLデータ形式は全世界に通ずる全世界共通データ形式でもあるので、外部からデータ提供の依頼があったときでも、そのままデータを渡すことができる。さらに、態様によっては、外部のシステムと接続させ、データ連結処理部22のウェブサーバをサービスリクエスタとして機能させて、ウェブサーバが取得した動態データを、直接その外部のシステムに取り込むようにすることも可能である。
In other words, it is compatible with the XML data format, which is a standard format in the construction industry, and this XML data format is also a universal data format that extends to the whole world. Can pass. Furthermore, depending on the mode, it is possible to connect to an external system and allow the web server of the data
また、管理部15のウェブサイトに接続されるサービスプロバイダとしてのサーバを増やすことも容易となり、その場合、管理システム自体の処理を増加させることも可能になる。一方、データ連結処理部22のウェブサーバはサービスリクエスタとして機能すれば足りるので、管理部自体の負担は増えず、機構が簡単なまま、しかも低コストで装置がグレードアップする効果が得られる。
Further, it is easy to increase the number of servers as service providers connected to the website of the
すなわち、システム構築につき、従来のように他のシステムとの連携を含めたシステム構成を1つ1つ作成する必要がなく、連携コネクタすなわちデータ連結処理部22のウェブサービスを1つ作るだけで、ソフト書換えシステム42、諸情報データベース43、修理業務システム44、レンタルシステム45、取説取得用イントラネット回線網46などの各業務における様々な他のシステムと、それらのウェブサービス42ws,43ws,44ws,45ws,46wsを介して簡単に連携できるので、それぞれの独自インターフェイスとの繋ぎ合わせが容易にでき、低コストで作成できる。
That is, for system construction, it is not necessary to create each system configuration including cooperation with other systems as in the past, and only one web service of the cooperation connector, that is, the data
さらに、作業機械遠隔稼働管理システム10の完成後における別システムの追加、改変が容易であり、例えば、ソフト書換えシステム42、諸情報データベース43、修理業務システム44、レンタルシステム45、取説取得用イントラネット回線網46のような別システムを連携させることになっても、これらの別システムを作業機械遠隔稼働管理システム10内に入れるためのシステム開発は不要であり、これらの別システムにウェブサービス42ws,43ws,44ws,45ws,46wsを取付けるだけで、別システムの追加が可能となる。
Furthermore, it is easy to add or modify another system after the work machine remote operation management system 10 is completed. For example, a
次に、図3は、作業機械11の内外へのデータ授受を制御する動態データ管理装置である動態管理用コントローラ26と、作業機械11の種々の機器を制御する機体制御用コントローラ30とを示す。動態管理用コントローラ26と、機体制御用コントローラ30は、通信線などの車載電子機器ネットワーク51によって接続されている。
Next, FIG. 3 shows a
動態管理用コントローラ26は、作業機械11のバッテリ(図示せず)に直接接続される主電源回路に対し、エンジン始動回路(図示せず)とパラレルに接続されている。したがって、エンジン始動回路のエンジンキースイッチをオフにしても、主電源スイッチをオフにしない限り、動態管理用コントローラ26は主電源の供給を受けて稼働状態を維持できる。これに対し、機体制御用コントローラ30は、前記動態管理用コントローラ26と異なり、エンジンキースイッチ回路に接続され、エンジンキースイッチのオン/オフと連動する。
The
機体制御用コントローラ30は、演算処理部52および記憶部53を備え、演算処理部52は、有線通信部54を介して車載電子機器ネットワーク51に接続されるとともに、入出力信号処理部55を介して、ディーゼルエンジンのエンジンコントローラ(ECM)、油圧回路のポンプコントローラ(レギュレータなど)およびセンサ類などの各種機器56に接続されている。
The
そして、記憶部53には、車両情報(号機情報など)および設定データが保存され、この記憶部53内の設定データに基づきエンジンコントローラ、ポンプコントローラなどに制御信号を出力する。さらに、この機体制御用コントローラ30に取込まれた稼働データは、有線通信部54から車載電子機器ネットワーク51を介して、動態管理用コントローラ26に取込まれる。
The
動態管理用コントローラ26は、演算処理部61と、この演算処理部61に接続された記憶部62と、有線通信部63と、無線通信部64と、位置測定部65と、日付管理部66と、入出力信号処理部67と、電源制御部68とからなる。
The
演算処理部61は、動態管理用コントローラ26内のデータの授受等に関して各構成部62〜67に対して指令を出力する。
The
記憶部62は、演算処理部61より書き込まれた作業機械の稼働データ(稼働情報、機械情報、メンテナンス情報および警告情報)および演算処理部の指令基準となる条件が記述された設定データを保存する。この記憶部62は、保存されるデータに応じて、記憶領域が稼働データ記憶部71、自発送信データ記憶部72、設定データ記憶部73の3つに分割されている。
The
有線通信部63は、作業機械内の他のコントローラ(機体制御用コントローラ30)と車載電子機器ネットワーク51を介してデータ通信をする。
The
無線通信部64は、無線キャリアネットワーク14を利用できる無線通信機器とメモリを備え、その無線キャリアネットワーク14を介して管理部通信部21とデータ通信をする。そのメモリには管理部通信部21の電話番号(連絡先データ)が保存されるほか、この管理部通信部21からの呼出用電子メールを保存する領域が設定されている。
The
位置測定部65は、GPS受信機を備え、GPS衛星12からの電波を受信して現在位置を測位する。
The
日付管理部66は、時計手段と充電池を備え、主電源オフ時にも日時を保持して日時データを管理できるように独自の充電池を備え、また予め演算処理部61より設定された日付、時刻になると演算処理部61に出力をする。
The
入出力信号処理部67は、エンジンコントローラ、ポンプコントローラおよびセンサ類などの各種機器56に接続され、センサ類から得られた稼働データを機械情報として動態管理用コントローラ26に取込むとともに、各種機器56のリレーなどに対して出力をするもので、機種によっては機体制御用コントローラ30が設置されない場合にも対応できる。
The input / output
電源制御部68は、演算処理部61、無線通信部64および日付管理部66に接続され、これらの内部電源のオン/オフを制御する。
The
そして、前記記憶部62への各データの保存は、前記演算処理部61の指令により処理され、そのうち作業機械11の各種機器56に設けられた稼働時間積算計、燃料残量センサ、エンジン回転数センサ、温度センサ、圧力センサなどのセンサ類から得られた所定の稼働データ(稼働情報(稼働時間情報、燃料残量情報)、機械情報、メンテナンス情報および警告情報)は、入出力信号処理部67および演算処理部61を経て記憶部62の稼働データ記憶部71に保存される。
The storage of each data in the
これらの稼働データのうち、警告を発する条件に合致する異常データがあった場合、それは警告情報として、自発送信データ記憶部72にも保存される。この自発送信データ記憶部72に警告情報が保存されている場合、後述するように、管理部15からの呼出用電子メールの有無に関わらず、演算処理部61は管理部15側に警告情報を送信するよう指令を出力する。
Of these operating data, if there is abnormal data that matches the conditions for issuing a warning, it is also stored in the spontaneous transmission
演算処理部61の制御指令は、記憶部62の設定データ記憶部73に保存される設定データに基づいているが、更新すべき設定データは、管理部15側から送信され、それが前記設定データ記憶部73に保存される。
The control command of the
車載電子機器ネットワーク51には、サービスツール76を介してノートパソコン77が接続可能となっている。このノートパソコン77は、車載電子機器ネットワーク51を介して動態管理用コントローラ26および機体制御用コントローラ30と通信を行ない、ノートパソコン77上に機械情報などをリアルタイムで表示させる。
A
次に、前記動態管理用コントローラ26内における通信処理を説明する。
Next, communication processing in the
演算処理部61では、主電源スイッチがオンになっている限り、管理部15からの呼出用電子メールが受信されて無線通信部64のメモリ内に保存されているか否かを常時チェックしている。
As long as the main power switch is turned on, the
管理部15から呼出用電子メールが送信された場合、無線通信部64で受信し、即座に無線通信部64のメモリに保存する。チェックしている演算処理部61がその保存を確認すると、無線通信部64に無線通信部64のメモリから管理部15の電話番号を取り出させ、管理部15側に架電させる。
When the calling e-mail is transmitted from the
無線通信部64が管理部15と通じると、管理部15から設定データがあればそれが送信され、それとともに所望の作業機械11の送信要求が送信される。演算処理部61では、まず設定データを受信したかどうか確認し、受信があれば、それを記憶部62の設定データ記憶部73に保存して更新し、更新完了した結果をデータとして管理部15側に返す。設定データは、上述したように、演算処理部61の制御指令であり、更新以後は更新後の設定に基づき制御が行われる。
When the
次に演算処理部61は、稼働データ要求を確認すると、所望の作業機械11の稼働データを稼働データ記憶部71から取り出して、無線通信部64から管理部15へ送信させる。なお、稼働データを受信した管理部15側では、その稼働データをウェブサイトに反映させ、顧客またはサービスマンに情報提供する。
Next, when confirming the operation data request, the
次に演算処理部61は、記憶部62の自発送信データ記憶部72内に警告情報の有無を確認し、警告情報があれば、そのデータを取り出し、無線通信部64から管理部15へ送信させる。
Next, the
警告情報を受信した管理部15側では、そのデータをウェブサイトに反映させるとともに、管理部15側に登録されている顧客またはサービスマンの携帯電話17ph,19phに、警告情報を受信した旨の電子メールを送信する。
The
演算処理部61は、各データ送信後、設定された所定時間が経過すると、強制的に回線を切断させる。なお、管理部15からの呼出用電子メールがない場合、演算処理部61は、記憶部62の自発送信データ記憶部72内に警告情報があるか否かを常時チェックし、データがあれば、無線通信部64から管理部15に架電させて、警告情報を送信させる。
The
次に、このような作業機械遠隔稼働管理システム10の顧客およびサービスマンを含めた実際のデータの流れについて説明する。 Next, an actual data flow including the customer and the service person of the work machine remote operation management system 10 will be described.
顧客および社内(販売店も含む)のサービスマンが現在の自己の所有または担当する作業機械11の稼働状況について知りたいときは、それぞれ各自の顧客端末機器17または社内端末機器19からインターネット回線網16またはイントラネット回線網18を介して、管理部15が運営するウェブサイトにアクセスし、IDとパスワードでログインした後、所望の作業機械11の稼働データの取得を要求する。
When customers and in-house (including dealers) service personnel want to know the current operating status of their own or in charge of the work machines 11 they are in charge of, the customer's
管理部15側では、要求された所望の作業機械11へのアクセスデータを自身のデータベース23から取得し、そのデータに基づき、所望の作業機械11に無線キャリアネットワーク14を介して呼出用電子メールを送信する。
On the
一方、作業機械11側では、動態管理用コントローラ26の無線通信部64により前記呼出用電子メールを受けておく。動態管理用コントローラ26の演算処理部61が呼出用電子メールの保存を確認すると、無線通信部64に対して架電指令を出力し、携帯電話通信網を含む無線キャリアネットワーク14を介して管理部15側に架電させる。
On the other hand, on the work machine 11 side, the call e-mail is received by the
電話を受けた管理部15側では稼働データの要求信号を出力し、これを受けて前記作業機械11側は、前記動態管理用コントローラ26内において、演算処理部61が記憶部62から所望の稼働データを取得し、これを無線通信部64から出力させる。このデータを受けた管理部15側は、いったん自身のデータベース23に保存し、所定の出力形式で自身のウェブサイトに反映させる。これにより、顧客端末機器17または社内端末機器19において、その時点における所望の稼働データが表示されることになる。
Upon receiving the call, the
このデータの流れにおいて、作業機械11の動態管理用コントローラ26は、エンジンキースイッチがオフのときでも作業機械11のバッテリから直接電源を得て、主電源スイッチが切られない限り稼働しており、作業機械11が作動していないときでも、管理部15側からの呼出用電子メールを常に監視して応答する体勢をとっているので、主電源スイッチをオフにしない限り、顧客または社内(販売店も含む)のサービスマンは、いつでも、管理部15が運営するウェブサイトを通じて、所望の作業機械11についてのリアルタイムの稼働データを要求し、また取得することができる。
In this data flow, the
また、警告情報については、それが自発送信データ記憶部72に保存されれば、主電源スイッチがオンである限り、作業機械11側から直ちに管理部15側に送信され、電子メールによって顧客端末機器17または社内端末機器19に出力されるので、作業機械11に異常のあることをリアルタイムで知ることができる。
As for the warning information, if it is stored in the spontaneous transmission
特に、動態管理用コントローラ26の位置測定部65を経て取得したGPS位置情報を利用して、日付管理部66で管理される日時との関係で作業機械11の稼働位置が設定された想定領域の外に作業機械11が移動したときに、その位置情報を警告情報として保存させるようにすれば、顧客またはサービスマンは遠隔地において盗難か否かの判断が即座にできる。なお、明らかに盗難の可能性が高いと想定できる位置情報の場合は、動態管理用コントローラ26からの警告信号に基づき機体制御用コントローラ30が自身でエンジン始動回路を遮断するなどの始動制限機能を備えることで、盗難防止を図れる。
In particular, using the GPS position information acquired through the
また、顧客端末機器17または社内端末機器19からの稼働データの要求は、すべて管理部15を通じるルートとなっていて、これにより作業機械11が稼働データを送信する先は管理部15だけとなっており、そのデータ送信の始動も、管理部15側からの呼出用電子メールの有無に限っているので、データを渡す顧客の認証機構が作業機械11にはまったく不要となり、しかもアクセスのあった時にデータを渡すのではなく、呼出は呼出で終了させた後、接続先が設定されている管理部15だけに作業機械11側から架電のうえデータを送信するので、作業機械11および管理部15ともに簡易なシステム構成となるとともに、データ漏洩のおそれがない。
In addition, all the operation data requests from the
すなわち、この作業機械遠隔稼働管理システム10では、作業機械11側からの動態データの送信先は、予め連絡先が設定された管理部15のみであり、その管理部15からウェブサイトを通じて顧客端末機器17または社内端末機器19にデータが提供されるので、作業機械11側では動態データを管理部15だけに提供すれば、複数の顧客またはサービスマンにデータを提供できることになる。
That is, in this work machine remote operation management system 10, the destination of the dynamic data from the work machine 11 side is only the
このことは、作業機械11が複数の顧客端末機器17または社内端末機器19から直接アクセスを受け、それにデータを提供するシステムと比較して、個々の認証機構が不要となる分、システムが簡素化できるとともに、通信ランコストも低廉に抑えることが可能となる。しかも、作業機械11とのデータの授受は、予め連絡先が決定されている管理部15のみに限られ、限られた回線でデータを流すので、情報が漏洩するおそれも格段に減少し、セキュリティに要する構築費用もきわめて低廉で済むものとなっている。
This is because the work machine 11 can be accessed directly from a plurality of
また、管理部15側が作業機械11とのデータの授受を一括して行い、受信したデータをウェブサイトに反映させて顧客またはサービスマンに提供するので、例えば作業機械11からは数値だけの生データのみを受け取るものとしても、ウェブサイトに反映させる段階で、数値だけの生データを顧客またはサービスマンが所望する様式に加工して表示させることができ、顧客またはサービスマンの便宜に適うシステムとなっている。
In addition, since the
すなわち、管理部15側がデータ授受を一括して行うことで、作業機械11の稼働データのうち保守管理に必要なものと、顧客に必要なものとを、管理部15にて選別することができ、顧客とサービスマンのそれぞれにとって必要なデータだけを提供することができる。さらに、管理部15側で、決まった時間に一括してすべての作業機械の稼働データを取得し、そのデータをウェブサイトに反映させることも可能であるが、そのような場合は、通信コストを低廉にできる。
In other words, when the
次に、図4に示されたフローチャートを参照して、遠隔地から作業機械11の不具合発生箇所または故障箇所をトラブルシューティングするとともにトラブル解消作業するフローを説明する。 Next, referring to the flowchart shown in FIG. 4, a flow for troubleshooting a trouble occurrence location or failure location of the work machine 11 from a remote location and solving the trouble will be described.
(ステップS1)
作業機械11の各種機器56のセンサ類で検出された警告情報すなわちエラーログ(エラーコード)は、管理部15に送信されるか、または管理部15から定期的に作業機械11へエラーログを取りに行き、諸情報データベース43に蓄積される。
(Step S1)
Warning information, that is, an error log (error code) detected by the sensors of the
(ステップS2)
顧客またはサービスマンは、顧客端末機器17または社内端末機器19から会員サイトにて諸情報データベース43にアクセスして、作業機械11の現状および警告履歴を確認する。
(Step S2)
The customer or service person accesses the
(ステップS3)
サービスマンは、社内パソコン19pcよりウェブサイトにてソフト書換えシステム42にアクセスし、このソフト書換えシステム42により作業機械11から発生したエラーログ(エラーコード)を読取って作業機械11の状態を遠隔地で監視する機能を用いて、作業機械11の不具合発生箇所および不具合内容を見つけるトラブルシューティングを行なう。
(Step S3)
The service person accesses the
(ステップS4)
ソフト書換えシステム42による遠隔調整機能で不具合状態を解消できるか否かを判断する。言い換えると、ソフト書換えシステム42による設定値の変更が不可能か否かを判断する。すなわち、サービスマンが現地に赴いて作業機械11を修理する必要があるか否かを判断する。
(Step S4)
It is determined whether or not the trouble state can be solved by the remote adjustment function by the
(ステップS5)
ソフト書換えシステム42により作業機械11の機体制御プログラムを変更する機能で不具合状態を解消できる場合は、社内パソコン19pcを操作して管理部15、無線キャリアネットワーク14を経て作業機械11の機体制御プログラム中の設定値を変更することで、作業機械11の不具合発生箇所の設定値を遠隔地の管理部15を通じて遠隔調整する。例えばエンジンコントローラ(ECM)の設定値を変更してエンジン回転数、燃料噴射制御を可変調整したり、ポンプ斜板の角度を制御するレギュレータの設定値を変更してポンプ容量を可変調整したり、他の制御系のゲインまたは時定数などを可変調整する。なお、作業機械11の動態管理用コントローラ26および機体制御用コントローラ30の各ソフトウェアをバージョンアップすることも、この調整に含まれる。
(Step S5)
If the
(ステップS6)
不具合の程度が、現場での部品交換などの修理を必要とする場合は、サービスマンは、不具合部品が分かるので、予め必要な部品を用意して、社内パソコン19pcにより、また移動中は地図情報データベース41を介し社内携帯電話19phにより、修理対象車両の位置を把握しながら移動する。
(Step S6)
If the degree of failure requires repairs such as on-site parts replacement, the service person will know the defective part, so prepare the necessary parts in advance and use the in-house PC 19pc or map information while moving It moves while grasping the position of the vehicle to be repaired by using the in-house mobile phone 19ph via the
(ステップS7)
サービスマンは、現地で作業機械11の消耗部品、破損部品の交換、ステップS5では調整不能な部品の調整などの修理をする。
(Step S7)
The service person performs repairs such as replacement of consumable parts and damaged parts of the work machine 11 and adjustment of parts that cannot be adjusted in step S5.
(ステップS8)
サービスマンが社内パソコン19pcから請求書作成事項を入力すると、レンタルシステム45での会計処理を経て顧客に電子請求書が発行される。
(Step S8)
When the service person inputs invoice creation items from the in-house personal computer 19pc, an electronic invoice is issued to the customer through accounting processing in the
(ステップS9)
顧客は、インターネットバンクなどを通じて支払いをする。
(Step S9)
The customer pays through an internet bank or the like.
次に、図5は、前記ステップS3のトラブルシューティングの詳細を示すフローチャートである。 Next, FIG. 5 is a flowchart showing details of the troubleshooting in step S3.
(ステップS3-1)
ソフト書換えシステム42は、車両で発生したエラーログ(エラーコード)をECMなどから読取って不具合発生箇所および不具合内容を特定する。
(Step S3-1)
The
(ステップS3-2)
管理部15では不具合発生箇所のデータ(エンジン回転数、圧力、温度など)を取得して、それらの基準値と比較する。
(Step S3-2)
The
(ステップS3-3)
不具合発生箇所のデータと基準値との誤差が許容値の範囲内か否かを判断する。誤差が許容値の範囲内であれば、ステップS3-1に戻って、別の不具合をチェックする。
(Step S3-3)
It is determined whether or not the error between the defect occurrence data and the reference value is within the allowable range. If the error is within the allowable range, the process returns to step S3-1 to check for another defect.
上記誤差が許容値の範囲内でない場合は、ステップS4に進んで、ソフト書換えシステム42による設定値の変更が不可能か否かを判断する。 When the error is not within the allowable value range, the process proceeds to step S4, and it is determined whether or not the setting value cannot be changed by the software rewriting system.
ソフト書換えシステム42で設定値の変更が可能な場合は、ステップS5に進んで、ソフト書換えシステム42により作業機械11の機体制御プログラム中の設定値を変更することで、作業機械11の不具合発生箇所の設定値を遠隔調整する。
When the setting value can be changed by the
次に、このシステムの効果を説明する。 Next, the effect of this system will be described.
作業機械11の稼働データを遠隔地の管理部15で受信しウェブサイトを通じて社内端末機器19に提供する作業機械遠隔稼働管理システム10を用いて、この作業機械遠隔稼働管理システム10に接続されて作業機械11から発生したエラーログを読取って作業機械11の状態を監視する機能を備えたソフト書換えシステム42により、作業機械11の不具合発生箇所および不具合内容を見つけるトラブルシューティングを行なえるとともに、このソフト書換えシステム42が備えた作業機械11の制御用ソフトウェアを書換えることによって作業機械11の機体制御プログラムを変更する機能により、不具合発生箇所を遠隔調整でき、作業者が現場に赴いて修理作業する手間を省くことができる。
Work data connected to the work machine remote operation management system 10 is received using the work machine remote operation management system 10 that receives the operation data of the work machine 11 at the
ソフト書換えシステム42により作業機械11の機体制御プログラム中の設定値を変更することで、作業機械11の不具合発生箇所の設定値を遠隔地の管理部15を通じて社内パソコン19pcにより容易に変更調整できる。
By changing the set value in the machine control program of the work machine 11 by the
そして、これらのトラブルシューティングや遠隔調整により、故障に至る前の作業機械11のメンテナンスを適時実施でき、作業機械11に対する信頼性の向上、故障による休車時間の低減、これによる生産性の向上などを図れる。 And by these troubleshooting and remote adjustment, maintenance of the work machine 11 before the failure can be performed in a timely manner, improving the reliability of the work machine 11, reducing the downtime due to the failure, improving the productivity etc. Can be planned.
本発明は、作業機械11を遠隔地で稼働管理する作業機械遠隔稼働管理システムを搭載した油圧ショベル、ブルドーザまたはローダなどに適用できる。 The present invention can be applied to a hydraulic excavator, a bulldozer, a loader, or the like equipped with a work machine remote operation management system that manages the work machine 11 in a remote place.
10 作業機械遠隔稼働管理システム
11 作業機械
15 管理部
17,19 端末機器としての顧客端末機器、社内端末機器
42 ソフト書換えシステム
10 Work machine remote operation management system
11 work machines
15 Administration Department
17, 19 Customer terminal equipment and in-house terminal equipment as terminal equipment
42 Software rewriting system
Claims (2)
この作業機械遠隔稼働管理システムに接続され、作業機械から発生したエラーログを読取って作業機械の状態を監視する機能と、作業機械の制御用ソフトウェアを書換えることによって作業機械の機体制御プログラムを変更する機能とを備えたソフト書換えシステムと
を具備したことを特徴とする作業機械管理システム。 A work machine remote operation management system that transmits at least operation data of the work machine from the work machine by wireless communication, reflects the operation data received by the management unit to the website, and provides the terminal device;
The machine control program of the work machine is changed by rewriting the work machine control software and the function to monitor the state of the work machine by reading the error log generated from the work machine and connecting to this work machine remote operation management system And a software rewriting system having a function to perform the above.
ことを特徴とする請求項1記載の作業機械管理システム。 2. The work machine management system according to claim 1, wherein the software rewriting system remotely adjusts a failure occurrence location of the work machine by changing a setting value in the machine control program of the work machine. 3.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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