JP2008142558A - 睫毛又は眉毛に配合物を塗布するアプリケータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アプリケータ(3)は、長手方向軸線(X)に沿って細長い支持構造部材(11)を有し、支持構造部材は、この支持構造体の少なくとも一部の中に位置する少なくとも1つの枝状部(20)を含み、透かし形状(open-work )構造体である支持構造体は透かし形状構造体であり、及び/又は、自由端部を備えた少なくとも1つの枝状部(20)を含み、この枝状部は、少なくとも一部が、支持構造体の長手方向軸線に対して斜めに延びると共に歯を支持している。
【選択図】図3
Description
左右の睫毛又は眉毛の比較的大部分に接触できるアプリケータを提供することによりその恩恵を受ける必要がある。
本発明は、特に、これら要望のうちの全て又は幾つかを満足させようとするものであり、非限定的な実施形態において、睫毛及び眉毛を梳くと共にこれらに配合物を含浸させる比較的広い表面領域を有するアプリケータに関する。
透かし形状(open-work)構造体である支持構造体は、支持構造体の少なくとも一部内に位置する少なくとも1つの枝状部を有し、支持構造体は、及び/又は、自由端部を備えた少なくとも1つの枝状部を有し、
枝状部は、少なくとも一部が、支持構造体の長手方向軸線に対して斜めに延びると共に歯を支持していることを特徴とするアプリケータを提供する。
加うるに、配合物は、支持構造体が透かし形状構造体である場合、支持構造体の1つ又は2つ以上の透かし形キャビティを通過することができる。これにより、アプリケータに配合物を装填するのが容易になると共に(或いは)塗布具合を向上させることができる。
1つ又は2つ以上の枝状部を有する支持構造体により、配合物の均質化及び配合物が入っている容器内での配合物の混合具合を向上させることができる。
・長手方向軸線に沿って設けられた細長い主要支持体と、
・主要支持体に連結されていて、少なくとも一部が支持構造体の透かし形キャビティを構成する複数の枝状部とを有するのが良い。
一例を挙げると、主要支持体は、支持構造体を上から観察した場合、支持構造体の輪郭を定めることができ、主要支持体は、例えばフレームの形態をしている。
支持構造体の少なくとも1つの透かし形キャビティは、少なくとも一部が、各々一列の歯を支持した2つの枝状部相互間に延びるのが良い。
少なくとも1つの列に属する歯は、少なくとも一部が主要支持体の長手方向軸線に対して斜めに延びる列の軸線に沿って対応関係にある枝状部に設けられるのが良い。
「列」という用語は、互いに比較的近接して位置し、単一の支持要素、特に支持構造体の単一の枝状部によって支持されるのに適した一連の歯として理解されるべきである。
各枝状部は、歯の少なくとも1つの列を支持するのが良く、使用にあたり、2つの列に属する歯を睫毛に同時に接触させることができる。
支持構造体は、全体として平らな形状を有するのが良い。これにより、多数の歯が、睫毛又は眉毛に接触することができる。
支持構造体は、少なくとも2つの透かし形キャビティ又は少なくとも3つの透かし形キャビティを有するのが良い。
少なくとも3つの透かし形キャビティは、長手方向軸線に対して連続した軸方向位置を占めることができ、即ち、少なくとも3つの透かし形キャビティは、長手方向軸線に平行に連続して位置する。
アプリケータは、主要支持構造体の長手方向軸線に垂直な横方向に沿って交互に配置された透かし形キャビティと歯を有するのが良い。透かし形キャビティと歯は、支持構造体の幅の半分以上にわたり交互に位置するのが良い。
一例を挙げると、アプリケータに設けられた透かし形キャビティの数は、3〜100、例えば10〜80であるのが良い。
透かし形キャビティは、幾つかの実施形態では、実質的に同一の形状を有しても良い。透かし形キャビティは、任意形状のものであって良い。少なくとも1つの透かし形キャビティ又は透かし形キャビティの全て若しくは大部分は、上から観察した場合、周方向に閉鎖されるのが良い。
例えば、透かし形キャビティは、アプリケータを透かし形キャビティの軸線に沿って上から観察した場合、複数の枝状部により全体が構成されるのが良い。
アプリケータは、場合によっては一部が少なくとも1つの透かし形キャビティを構成できる閉鎖フレームから成る支持構造体を有するのが良い。枝状部は、オプションとして、平面、例えばフレームにより定められた平面に平行に又はかかる平面の外部に延びても良い。
例えば上述のフレームの輪郭により定められた塗布部材の輪郭は、平面図で見て、次のリスト、即ち、三角形、レンズ豆の形、腎臓の形、矩形又はピーナツの形から選択された形状を有するのが良い。なお、このリストは、限定的なものではない。
歯を支持した枝状部をこれらの端部のところ以外のところで、例えば他の枝状部を介して互いに連結されても良く、これら他の枝状部は、オプションとして、これらの端部が上述のフレームに連結される。
枝状部の全て又は大部分を単一の接合ゾーンを介して支持構造体の残部に連結するのが良い。
一例を挙げると、アプリケータに設けられた歯の全個数は、20〜800、例えば1つの面当たり20〜300、例えば1つの面当たり40〜200であるのが良い。アプリケータに設けられた歯の全個数は、例えば、120〜360であるのが良い。
塗布部材は、各々歯を有する3つ又は4つ以上の面を有するのが良い。
支持構造体の各面は、オプションとして、平面に全体として平行に延びても良い。
一例を挙げると、アプリケータに設けられる枝状部の個数は、5〜50、例えば7〜40、例えば9〜30であるのが良く、枝状部は、場合によっては、少なくとも一部が支持構造体内に位置し又は実際には全体が支持構造体内に位置する。
少なくとも1つの枝状部又は枝状部の全て若しくは大部分は、直線状であるのが良い。
少なくとも1つの枝状部又は枝状部の全て若しくは大部分は、非直線状であっても良く、例えば、支持構造体の長手方向軸線を含む平面内で湾曲していても良く又は変形例では、支持構造体の長手方向軸線を含まない平面内で湾曲していても良い。
アプリケータは、0.01mm〜2mm又は0.1mm〜1mm、例えば0.5mm〜0.8mmの距離だけ互いに間隔を置いた2つの隣り合う枝状部を有するのが良く、この距離は、枝状部の隣り合う縁相互間で測定される。
少なくとも1つの枝状部又は枝状部の全て若しくは大部分は、アプリケータを上から観察した場合、支持構造体の長手方向軸線の各側で延びるのが良い。
枝状部は、支持構造体の1つの側で或る特定の仕方で、例えば直線状に延びると共に支持構造体の反対側では別の仕方で、例えば波形に延びるのが良い。
幾つかの実施形態では、枝状部は、支持構造体の1つの面上で直線状に延びると共に反対側の面上で直線状に延びる。
アプリケータは、格子状の支持構造体を有するのが良く、それにより、配合物を装填したり配合物を睫毛又は眉毛に塗布したり睫毛又は眉毛を梳いたりするのが容易になる。
支持構造体が透かし形状構造体、特に格子状構造体である幾つかの実施形態では、支持構造体は、容器内のミキサーとしての役目を果たして例えば塗布前に配合物を均質化する。
アプリケータは、上から観察した場合、互いに交差する枝状部を有するのが良い。枝状部は、オプションとして、規則的に互いに交差するのが良い。
第1の組に属する枝状部と第2の組に属する枝状部は、支持構造体の幾何学的中間表面に対して互いに異なる高さのところに配置されるのが良い。
例えば、第1の組に属する枝状部は、支持構造体の第1の側上に延びるのが良く、第2の組に属する枝状部は、第1の側から見て反対側の支持構造体の別の側上に延びるのが良い。
第2の組に属する枝状部のうちの幾つか又は全ても又、互いに平行に延びるのが良い。
第1の組に属する枝状部は又、支持構造体の幾何学的中間表面に対し、第2の組に属する枝状部と同一の高さ位置で延びるのが良い。
第1の組に属する枝状部のうちの幾つか又は全ては、第2の組に属する枝状部のうちの幾つか又は全てとゼロではない角度をなすのが良い。この角度は、例えば、10°〜170°又は20°〜160°であるのが良く、良好には30°〜150°である。
歯の自由端部は、満足のいく仕方で睫毛に係合するようになっていて、睫毛又は眉毛を梳いて分けるのを容易にするエンベロープ表面を構成するのが良い。
具体的に言えば、睫毛を配合物が塗布されている間、複数の列の複数の歯相互間で係合させるのが良い。
歯の高さは、アプリケータを側から観察した場合、支持構造体の近位端部及び遠位端部のところで減少しているのが良い。
アプリケータのエンベロープ表面は、エンベロープを側から観察した場合、凸状の縦断面を有するのが良い。
少なくとも1つの歯は、対応関係にある枝状部から支持構造体の長手方向軸線に垂直な方向に延びるのが良い。
支持構造体が平面内において平らな形状を有する場合、複数個の歯が、この平面に垂直に延びるのが良い。
アプリケータは、互いに平行な列をなして配置された歯を有するのが良く、歯の少なくとも1つの列を通る軸線は、オプションとして、直線状であっても良く或いは曲線状であっても良く、例えば外方に凹状又は凸状であって良い。
アプリケータは、例えば単一の枝状部又は2つに互いに異なる枝状部から延びる互いに異なる形状の少なくとも2つの歯を有するのが良い。
アプリケータは、支持構造体の主要支持体から延びる歯を有するのが良く、この主要支持体から枝状部が延びる。
1つの列に属する複数個の連続して並んだ歯は、少なくとも一部が、幾何学的分割表面の各側に交互にこの表面の各側でオフセットした状態で延びるのが良い。
1つの列に属する少なくとも2つの歯は、接触又は互いに間隔を置いたベースを有するのが良い。1つの列に属する少なくとも2つの連続して並んだ歯は、アプリケータを列の軸線に実質的に垂直な方向に沿って又は変形例では列の軸線に実質的に平行な方向に沿って観察した場合、これら歯相互間にV字形の溝を形成するのが良い。
1つの列に属する少なくとも3つの歯は、オプションとして、この列の軸線に沿って等間隔を置いて配置されるのが良い。
アプリケータは、少なくとも第1の列をなす歯及び第2の歯を有するのが良く、第1の列は、第1の間隔で互いに並んだ少なくとも3つの歯から成り、第2の列は、第2の間隔を置いて互いに並んだ少なくとも3つの歯から成る。
主要支持体、枝状部及び歯は、成形、射出成形又は他の何らかの仕方で一体品として作られるのが良い。
一例を挙げると、歯は、支持構造体の材料とは異なる材料、例えば可撓性の異なる材料を支持構造体上に射出成形することにより作られたものであるのが良い。
主要支持体及び枝状部は、射出成形材料により一体品として製作されるのが良い。
アプリケータは、支持構造体、特に主要支持体が取り付けられるステムを有するのが良い。
支持構造体をステムに装着するのが良く、或いは、変形例として、支持構造体は、ステムと一体に作られても良い。支持構造体は、別の材料でステムと一緒に成形されても良く又はステムと複合成形されても良い。
ステムは、支持構造体から見て遠くのその端部のところが、塗布のための配合物を収容した容器を漏れ止め状態で閉鎖するためのクロージャキャップに連結されるのが良い。ステムは、少なくとも1つの弾性変形可能な可撓性部分を有するのが良く、それにより、例えばクロージャキャップに対する塗布部材の向きを調節することができる。
ステムは、細い部分、例えば、アプリケータが関連の容器上の定位置にあるとき、ワイパー部材のところに位置決めされる細い部分を有するのが良い。
・全体として平らであり且つ長手方向軸線に沿って細長く、第1及び第2の互いに反対側に位置する主要面を備えた形状の透かし形状支持構造体を有し、
・第1の主要面から延びる歯の少なくとも3つの列を有し、各列は、少なくとも3つの歯を有し、列は、長手方向軸線に対して斜めに延びると共に長手方向軸線に沿って互いに間隔を置いて位置し、
・第2の主要面から延びる歯の少なくとも3つの列を有し、各列は、少なくとも3つの歯を有し、列は、長手方向軸線に沿って互いに間隔を置いて位置していることを特徴とするアプリケータを提供する。
変形例では、第1の面の列の軸線は、支持構造体を上から観察した場合、第2の面の列の軸線を横切る。
・長手方向軸線に沿って細長く、全体として平らな断面を有する塗布部材と、
・塗布部材の少なくとも1つの面上に設けられた少なくとも5つの歯、良好には少なくとも100個の歯とを有し、好ましくは、歯は、1cm2当たり10個以上の歯が存在する密度、良好には1cm2当たり20個以上の歯が存在する密度、より良好には1cm2当たり10〜100のうちの任意の整数個以上の歯が存在する密度で設けられることを特徴とするアプリケータを提供する。
歯は、列をなして、例えば、互いに平行な列をなして配置されるのが良く、これら歯は、好ましくは、アプリケータを上から観察した場合、列が通る塗布部材の長手方向軸線に対して斜めに延びる。列の数は、例えば上述した通りである。
歯の高さは、アプリケータを側から観察した場合、塗布部材の近位端部及び遠位端部のところで減少しているのが良い。
塗布部材のエンベロープ表面は、アプリケータを側から観察した場合、少なくとも歯の自由端部により構成されるエンベロープ表面の部分に関し、凸状の縦断面を有するのが良い。
塗布部材のエンベロープ表面は、塗布部材の長手方向軸線を含み、例えば塗布部材の厚さの中間のところで交差する中間平面に関し全体として対称であるのが良い。
・ステムと、
・ステムの一端部のところに設けられた塗布部材とを有し、塗布部材は、互いに実質的に平行に且つ塗布部材の長手方向軸線に対して斜めに延びる歯の複数の列を有し、ステムが右側に位置した状態で塗布部材を上から観察した場合、上側から下側に且つ左から右側に延びることを特徴とするアプリケータを提供する。
列のうちの大部分は、好ましくは、少なくとも3つの歯、良好には少なくとも4つの歯を有する。
・上述のアプリケータのうちの1つと、
・睫毛又は眉毛に塗布される配合物とを有することを特徴とする包装型アプリケータ器具を提供する。
容器は、ワイパー部材を有するのが良い。
容器は、マニプレータ部材を作動させた場合、配合物が塗布部材の透かし形キャビティを通って流れるようにするように構成されているのが良い。
・上述のアプリケータのうちの1つに配合物を装填するステップと、
・配合物を睫毛又は眉毛に塗布するステップとを有することを特徴とする方法を提供する。
アプリケータに配合物を装填しながら、配合物は、透かし形キャビティを通って流れるようになることが可能である。配合物は又、適当な場合、塗布部材によって混合されるのが良い。
ステムに適当な場合、バイブレータによって振動を与えるのが良い
一例を挙げると、ワイパー部材6は、ステム8及び塗布部材10を拭うようになっている。
一例を挙げると、塗布部材10を容器2から引き出した後に塗布部材10に付けたままにしておくことが望ましい配合物の量の関数としてワイパー部材6を選択することが可能である。
一例を挙げると、塗布部材10とワイパー部材6の両方は、アプリケータ3を引き抜いている間、変形する場合がある。
考察中の実施形態では、主要支持体11は、例えば長手方向軸線Xに平行な2つの横方向側部11a,11bを備えたフレームの形態をしている。
主要支持体の遠位部分15は、好ましくは、塗布部材10を容器内に容易に戻すことができるように図示のようにテーパしている。
主要支持体11の近位部分16は、塗布部材がワイパー部材6を貫通しやすくするよう端部品17に向かってテーパしている。支持体をステムに取り付ける端部品17は、特に図4で理解できるように、丸いフィレット17aを介して支持構造体の平らな部分に連結されるのが良い。
一例を挙げると、図示のように、主要支持体11は、支持体の長さの半分以上にわたり、例えば、図示のように支持体の実質的に目に見える長さ全体にわたり実質的に一定であるのが良い最大厚さeを有する全体として平らな形状を呈している。
一例を挙げると、塗布部材10の目に見える長さLは、10mm〜40mmである。
考察中の実施形態では、枝状部20は、透かし形状(透かし細工状)構造体を形成している。
一例を挙げると、枝状部20は、第1の組をなす枝状部21と、第2の組をなす枝状部22とから成っている。
一例を挙げると、第2の組に属する枝状部22は、塗布部材10を上から観察した場合、枝状部21を横切るような仕方で長手方向軸線Xに対して斜めに差し向けられており、枝状部21,22は、支持構造体を貫通する透かし形キャビティ30を備えた格子構造体を形成している。
一例を挙げると、枝状部22は、互いに平行であり、軸線Xに対して角度βをなして差し向けられており、この角度βは、例えば、角度αに等しく、例えばほぼ40°である。
2つの隣り合う枝状部22相互間の距離mは、上述の距離nに等しい。
枝状部21,22の数及びこれらの配置状態は、透かし形状密度30cm2が例えば範囲2〜120にあるようなものである。
塗布部材10を例えば図2の平面図で観察すると、枝状部21又は枝状部22の幅kは、例えば、0.5mm〜2mmである。
一例を挙げると、枝状部21,22は、図2の平面に垂直に測定した厚さを有し、この厚さは、実質的に、主要支持体11の厚さeの半分に相当しており、枝状部21,22のそれぞれの厚さの合計は、支持構造体の最大厚さを超える必要はない。
主要支持体11の幅wは、例えば、3mm〜15mmである。
一例を挙げると、厚さeは、ステム8の最も大きな横方向寸法d、特に円形断面のステムに関してその直径よりも小さい。
枝状部21又は枝状部22に沿って延びる列の軸線は、好ましくは、上述の枝状部の軸線と一致するが、変形例では、対応の枝状部の長手方向軸線と角度をなす軸線に沿って延びる列を設けることが可能であり、この角度は、例えば30°未満、良好には、20°未満又は10°未満である。
一例を挙げると、図6a及び図6bは、枝状部21を横切る枝状部22を備えていないという点で図1〜図6のアプリケータと異なる変形実施形態を示している。
枝状部40は、支持構造体の単一の主要面10a上で枝状部21から外方に延びている。
枝状部21相互間に形成された透かし形キャビティ30は、この実施形態では、細長い形状を有している。
適当な場合、1つの列の歯は、オプションとして接触するベースを備えるのが良い。
歯40の高さは、塗布部材上における各歯の配置場所の関数として様々であって良い。
支持構造体の面に沿って延びる歯40の自由端部により構成されるエンベロープ表面は、2つの軸線周りに全体として凸状であるのが良く、1つの軸線は、長手方向軸線Xに平行であり、他方の軸線は、この長手方向軸線に垂直であると共に支持構造体の平らな面に平行である。
塗布部材のいずれかの面上の歯40の数は、比較的多いのが良く、例えば、数として40〜200である。
塗布部材が使用中の場合、睫毛Cは、複数の連続した列に属する歯に同時に接触することができる。
この場合、塗布部材10をひっくり返すと、睫毛に接触する列の向きが変わり、左側から右側に延びると共に下側から上側に延びる。これにより、塗布部材のどの面を用いるかに応じてメーキャップを2つの互いに異なる仕方で塗布することができる。
支持構造体、特に主要支持体11には、図1〜図6に示す形状とは異なる形状、例えば、互いに反対側の側部11a,11bが互いに平行ではない形状を与えることができる。
一例を挙げると、図8は、塗布部材10の輪郭を平面図で示しており、この場合、支持構造体は、全体として三角形である輪郭を備えている。
主要支持体11は、図示の形状以外の形状を有しても良い。
エンベロープ表面は、少なくとも一部が、歯の自由端部により構成され、歯が存在しない場合には、支持構造体の輪郭により構成される。
一例を挙げると、高さは、各列の歯の先端部を結ぶ曲線の高い箇所が塗布部材を上から見た場合に、塗布部材10の長手方向軸線Xの互いの反対の側に交互に位置するような仕方で様々であるのが良い。
特に、主要支持体11が図19に示すようにフレームの形態をしている場合、枝状部20を一端部でのみ主要支持体に連結するのが良く、各枝状部の他端部は、自由な状態にある。
枝状部21のうち少なくとも幾つかをこの図で理解できるように、材料のブリッジで互いに連結するのが良く、これら材料ブリッジは、例えば他の枝状部22により構成され、これら枝状部22は、オプションとして、主要支持体11に連結されるのが良い。
支持構造体が上から観察して格子状の形を有する場合、歯は、実質的に一定の厚さの格子により支持されるのが良い。
支持構造体は、その面のうちの一方又はその面の両方に歯を備えるのが良い。歯は、1つの面上に平行な列をなして配置されるのが良い。他の面上では、歯は、第1の面の列の軸線を横切り又はこれら軸線に平行な軸線を有する列に沿って配置されるのが良い。
塗布部材は、互いに実質的に平行であって直線状ではない枝状部20を有することができる。
枝状部20が全て平行である必要はない。
この実施形態では、枝状部20は、一方の側にのみ歯を支持し、或いは、変形例では、両側に歯を備える。
枝状部22は、図27に見える面から見て反対側の支持構造体の面のそばに歯を支持するのが良い。
枝状部21,22は、これらの端部が主要支持体11の近位領域16及び遠位領域15に連結されるのが良い。
図33及び図34に示すように、支持構造体の主要支持体11は、閉じられたフレームにより構成される必要はなく、例えば、2つの反対側の枝分れ部111a,111bを有していても良く、これら枝分れ部は、これらの端部のうちの一方が互いに連結されていない。
支持構造体の枝状部21は、支持構造体内に枝状部21を形成しても良く、これら枝状部は、図35に示すように、中央枝状部25から支持構造体の主要支持体の互いに反対側の縁部11a,11bに向かって延びている。
変形例では、枝状部21,22は、同一平面内で延びていても良い。
枝状部21及び(又は)枝状部22は、図37に示すように例えば曲線状であっても良い。かくして、枝状部は各々、少なくとも一部が支持構造体の長手方向軸線Xに対して斜めに延びる曲線状の列をなす歯を有するのが良い。
少なくとも1つの曲線状枝状部21は、中央コアの形態をした主要支持体によって支持されても良く、かかる中央コアは、図39に示すように直線状であり又は図40に示すように曲線状である。
枝状部21,22は、塗布部材の面の各々に互いに類似した形状を有しても良く、互いに異なる形状を有しても良い。
当然のことながら、更に別の形態の枝状部を本発明の範囲から逸脱しないで想定できる。
歯は、塗布部材を平面図で観察した場合、図42及び図43に概略的に示されているように少なくとも一部が透かし形キャビティ30上に延びるような仕方で作られていても良い。
2つの隣り合う枝状部に属すると共に互いに向かって差し向けられた歯は、塗布部材を平面図で観察した場合、交互に配置される必要がない。
支持構造体は、完全に平らであっても良く、或いは、図44に概略的に示されているようにこれとは異なる形状、特に湾曲した形状を有しても良い。特に、支持構造体は、全体として凹状の、例えば、左右の睫毛の曲線に適合した曲線の主要面10bを有するのが良い。
このように凸状の枝状部により支持された歯40を枝状部の法線に沿って局所的に差し向けるのが良い。
歯40の自由端部は、オプションとして枝状部の軸線に平行であるのが良い曲線を描くのが良い。
主要支持体11は、フレームの形態以外の形態、例えば、図46に示すような中央コアの形態をしていても良く、枝状部20は、塗布部材を上から観察した場合、例えば主要支持体11の各側で延びる。
支持構造体の近位部分は、例えばステム8の軸線と同軸であり、遠位部分は、塗布部材を側から観察した場合、例えば近位部分と角度をなす。
主要支持体は、オプションとして、歯を支持しても良い。図2の実施形態は、主要支持体11が例えば1つの側に歯を支持する可能性を示しており、これら歯は、枝状部により支持された他の歯に平行に差し向けられる。
主要支持体11は、図38に示すように枝状部20により支持された歯の向きとは異なる向きを有する歯を更に支持しても良い。例えば、主要支持体の横方向外縁部11a又は11bに、1組の歯、ストライプ又は塗布の際に有効な場合のある任意他の突出部を提供することが可能である。
枝状部により支持された1列の歯は、オプションとして互いに同一の歯から成っていても良い。歯は、同一の長さのものであっても良く互いに異なる長さのものであっても良く、オプションとして、同一の断面のものであって良く、例えば、同一の直径のものであって良く又は互いに異なる直径のものであって良い。
歯は又、これらの長さの少なくとも一部分にわたり、図52に示すように例えば一定であり、丸い端を備えた断面を有しても良い。
図示していない変形例では、各歯は、その自由端部のところに1つ又は2つ以上の膨らみ、又は実際には球を有しても良い。
一例を挙げると、歯は、高温状態にある間、変形可能である。
歯の少なくとも一部分は、図54に示すように曲線状の長手方向軸線を備えた状態で湾曲していても良く、歯は、オプションとして、この場合枝状部に垂直に連結される。
枝状部が、図55に示すように互いに逆の方向に交互に延びる一連の歯を有しても良く、歯のベースは、例えば、枝状部上で互いに一線をなす。
器具1を使用するため、ユーザは、アプリケータ3を容器2から引き抜く。
透かし形キャビティ30を配合物Pで完全に満たすのが有利な場合がある。というのは、それにより、睫毛に良好に配合物を載せることができると共に両方の目のメーキャップのために配合物の比較的多量のリザーブを構成することができるからである。
一例を挙げると、配合物を図7に示すように塗布するのが良い。
ワイパー部材6は又、ネックに装着される必要はなく、成形又は複合成形によりネックに設けられても良い。
ワイパー部材は、互いに異なっていても良く、フォームのブロックの形態をしていても良い。
器具100は、第1の部分110及び第2の部分120から成る容器を有し、この第2の部分120は、考察中の実施形態では、欧州特許出願公開第1,584,260号明細書に記載されているように、器具100の長手方向軸線と一致した回転軸線X回りに第1の部分に対して回転するのに適している。なお、この欧州特許出願公開を参照により引用し、その記載内容を本明細書の一部とする。
ネック122の底部は、肩125に連結されている。ワイパー部材6は、ネックの頂縁部上に載っていて、肩125の下に当接する環状リップ130を有している。
ワイパー部材6は、内方に延び、図示の実施形態では、器具の閉鎖位置において、アプリケータ3のステム8に当接するワイパーリップ131を有している。
外側部分175は、肩125の下に下方に延びると共にクロージャキャップ9と位置合わせ状態にある全体として円筒形の部分132を有している。
内側部分176は、考察中の実施例ではブレード123を支持している。
塗布部材は、プラスチック材料を成形することによって作ることができ、或いは、他の何らかの仕方で、例えば、金属シートを切断すると共に(或いは)打抜き加工することにより製作できる。
適当な場合、塗布部材に成形後歯を機械的に加工する作業、例えば、適当な場合には高温又は低温状態の表面と接触した状態で研削作用を施すのが良く、歯を加工する方法の例は、仏国特許出願第2,852,500号明細書及び同第2,850,549号明細書に記載されている。
容器が塗布部材を引き抜きのために挿通させるワイパー部材を有する場合、塗布部材は、オプションとして、ワイパー部材を通過しながら振動を受けるのが良く、それにより、塗布部材が振動していないときに塗布部材を拭う仕方とは異なる仕方で塗布部材を拭うことが可能である。かくして、一例を挙げると、ユーザは、塗布部材がワイパー部材を通過しながら振動しているかそうでないかに応じて、少なくとも2つの拭い度を選択することができる。
本発明の幾つかの特徴に関し、少なくとも幾つかの列の向きは、長手方向軸線Xに対して必ずしも斜めである必要はなく、この軸線に垂直又は平行であって良い。
かくして、支持構造体は、1つの面又は2つの互いに反対側の面上に歯を有するのが良く、支持構造体は、オプションとして、透かし形状構造体であっても良い。
一例を挙げると、支持構造体は、少なくとも一方向に歯と透かし形キャビティを交互に有し、この交互配置は、5つ又は6つ以上の列を有すると共に例えば列相互間に位置する4つ又は5つ以上の透かし形キャビティから成る。
別の変形例では、支持構造体は、歯を備えておらず、例えば近くに位置する歯の列に属する歯の端部により定められる曲線を辿ることができる曲線を有する枝状部を有しても良い。かかる枝状部は、近くに位置する少なくとも1つの歯列に属する歯のベースを或る程度隠すことができる。
2 容器
3 アプリケータ
4 本体
5 ネック
6 ワイパー部材
8 ステム(軸)
9 取っ手
10 塗布部材
10a,10b 主要面
11 主要支持体
11a,11b 横方向側部
12 遠位部分
16 近位部分
17 端部品(エンドピース)
17a フィレット
20,21,22 枝状部
30 透かし形キャビティ
P 配合物
Claims (10)
- 睫毛又は眉毛に配合物を塗布するアプリケータであって、前記アプリケータは、長手方向軸線に沿って細長い形状の支持構造体を有し、
透かし形状構造体である前記支持構造体は、前記支持構造体の少なくとも一部内に位置する少なくとも1つの枝状部を有し、及び/又は、自由端部を備えた少なくとも1つの枝状部を有し、
前記枝状部は、少なくとも一部が、前記支持構造体の前記長手方向軸線に対して斜めに延びると共に歯を支持している、アプリケータ。 - 各々が少なくとも3つの歯を有する少なくとも2つの列を有し、各歯は、前記支持構造体の1つの面上で前記支持構造体の枝状部から延びている、請求項1記載のアプリケータ。
- 前記長手方向軸線に平行な方向に沿って交互に配置された透かし形キャビティと歯を有する、請求項1記載のアプリケータ。
- 前記支持構造体は、中央コアを有する、請求項1記載のアプリケータ。
- 前記支持構造体は、2つの互いに反対側の主要面を有し、前記歯は、前記2つの主要面の各々から外方に延びている、請求項1記載のアプリケータ。
- 前記支持構造体の第1の面から外方に延びる前記歯は、第1の組をなす枝状部から延び、前記第1の面から見て反対側に位置する前記支持構造体の第2の面から外方に延びる歯は、第2の組をなす枝状部から延びている、請求項5記載のアプリケータ。
- 睫毛又は眉毛に配合物を塗布するアプリケータであって、
・全体として平らであり且つ長手方向軸線に沿って細長く、第1及び第2の互いに反対側に位置する主要面を備えた形状の透かし形状支持構造体を有し、
・前記第1の主要面から延びる歯の少なくとも3つの列を有し、各前記列は、少なくとも3つの前記歯を有し、前記列は、前記長手方向軸線に対して斜めに延びると共に前記長手方向軸線に沿って互いに間隔を置いて位置し、
・前記第2の主要面から延びる歯の少なくとも3つの列を有し、各列は、少なくとも3つの歯を有し、前記列は、前記長手方向軸線に沿って互いに間隔を置いて位置している、アプリケータ。 - 睫毛又は眉毛への塗布のためのメーキャップ又はケア製品を含む配合物の包装型アプリケータ器具であって、
・請求項1記載のアプリケータと、
・前記睫毛又は前記眉毛に塗布される前記配合物とを有する、包装型アプリケータ器具。 - 睫毛又は眉毛に配合物を塗布する方法であって、
・請求項1記載のアプリケータに配合物を装填するステップと、
・前記配合物を前記睫毛又は前記眉毛に塗布するステップとを有する、方法。 - 前記アプリケータに前記配合物を装填しながら、前記配合物が透かし形キャビティ中を流れるようにする、請求項9記載の方法。
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