JP2008142356A - 超音波探触子および超音波撮像装置 - Google Patents

超音波探触子および超音波撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】周波数帯域の広い圧電素子板を有し、しかも安定して製造することができる超音波探触子および超音波撮像装置を実現する。
【解決手段】圧電素子板70を、湾曲板部79およびこの湾曲板部79の湾曲面に嵌め合わされる積層板部78からなるものとし、また積層板部78を、第1の電極部73および第2の電極部74で囲み、電気信号により振動が励起されるのを防止し、湾曲板部79のみの電気信号による強制振動の振動モード1b〜3bおよび圧電素子板70の平行する2つの端面間の定在波の振動モード1a〜3aを共に発生させ、被検体2に入射される超音波を広帯域で持続時間が短いものとし、かつ圧電素子板70の平行する2つの端面に容易に音響整合層72および音響吸収材71を装着し、ひいては超音波探触子を、周波数帯域が広く、かつ製作が容易で信頼性の高いものとすることを実現する。
【選択図】図4

Description

この発明は、被検体に超音波を送受信する圧電素子板を備える超音波探触子および超音波撮像装置に関する。
近年、超音波撮像装置の超音波探触子は、取得される断層画像の画質改善のために、一層の高性能化が図られている。超音波探触子を高性能化する一つの方向として、超音波探触子に内蔵される圧電素子の振動モードを、広帯域化することが行われる。これにより、圧電素子で発生される超音波波形は、進行方向にパルス幅が短いものとなり、超音波波形を輝度信号に変換して表示する超音波撮像装置では、超音波波形の進行方向、すなわち奥行き方向の分解能が向上する。
そして、この圧電素子の振動モードが間接的に広帯域化される方法として、被検体と圧電素子の間に音響整合層を設ける、圧電素子に音響吸収材(バッキング材)を設ける等の方法が存在する。
ここで、さらに直接的な方法として、厚さが場所により連続的に変化する圧電素子板を用いる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この提案では、超音波が発生される方向に対向する圧電素子板の2つの板面の一方が、円弧状に湾曲した形状とされる。これにより、この圧電素子板は、超音波が発生される方向の板面の厚さが場所により連続して異なる。
一方、圧電素子板の共鳴振動周波数は、概ね圧電素子板の厚さに反比例する。従って、厚さが場所により連続して変化する圧電素子板は、場所により連続して異なる複数の共鳴振動周波数の超音波波形を発生し、これらが重ね合わされた送信の際の超音波波形は広帯域化される。この方法では、圧電素子板の厚さおよびその圧電素子板上での分布を考慮した設計にすることにより、帯域の広いものとする。
米国特許第5438998号公報
しかしながら、上記背景技術によれば、圧電素子板を用いて製造される超音波探触子の製造が容易でないと同時に、圧電素子板の周波数帯域も充分とは言えない。すなわち、超音波探触子では、性能向上のために、圧電素子板の板面に音響整合層および音響吸収材が装着されるものの、これら音響整合層および音響吸収材を湾曲した上記圧電素子板の板面に形成することは容易ではない。
特に、超音波探触子の圧電素子板は、概ね1mm×1mm×15mm程度の直方体形状をしており、湾曲するこの直方体形状の板面に厚さ数100μm程度の均一な一層あるいは多層の音響整合層を安定して形成することは、製造上容易なことではない。
これらのことから、周波数帯域の広い圧電素子板を有し、しかも安定して製造することができる超音波探触子および超音波撮像装置をいかに実現するかが重要となる。
この発明は、上述した背景技術による課題を解決するためになされたものであり、周波数帯域の広い圧電素子板を有し、しかも安定して製造することができる超音波探触子および超音波撮像装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、第1の観点の発明では、被検体に当てて超音波を送受信する圧電素子板を備える超音波探触子であって、前記圧電素子板は、前記送受信する方向に対向する2つの板面を有し、前記板面の一方が平面をなし、もう一方の板面が前記平面に対して円弧状に凹んだ湾曲面をなす圧電特性を有する湾曲板部と、前記方向に対向する2つの板面を有し、前記板面の一方が前記湾曲面に密着され、もう一方の板面が前記平面と平行する積層板部とが重ね合わされたことを特徴とする。
この第1の観点による発明では、圧電素子板は、湾曲板部および積層板部により、広い周波数帯域の超音波を発生させると共に、発生方向の板面を平面とする。
また、第2の観点の発明にかかる超音波撮像装置は、第1の観点に記載の超音波探触子において、前記圧電素子板が、前記湾曲板部および前記積層板部の境界に位置し、前記湾曲面を被う電気伝導体からなる第1の電極部を備えることを特徴とする。
この第2の観点の発明では、圧電素子板は、湾曲板部にのみ、効率的に駆動電圧を印加する。
また、第3の観点の発明にかかる超音波探触子は、第2の観点に記載の超音波探触子において、前記積層板部が、圧電特性を有する際に、前記平行する板面を被い、前記第1の電極部と電気的に接続される第2の電極部を備えることを特徴とする。
この第3の観点の発明では、積層板部を、第1および第2の電極部で囲み、駆動電圧により励振されることを防止する。
また、第4の観点の発明にかかる超音波探触子は、第1ないし3のいずれか一つに記載の超音波探触子において、前記湾曲板部および前記積層板部が、音響インピーダンスの近似もしくは一致する材質からなることを特徴とする。
この第4の観点の発明では、湾曲板部および積層板部間で振動を滞りなく伝播させ、湾曲板部および積層板部を、一体とみなした自然振動を励起する。
また、第5の観点の発明にかかる超音波探触子は、第1ないし4のいずれか一つに記載の超音波探触子において、前記超音波探触子が、アレイ状に配列された複数の前記圧電素子板を有する際に、前記配列の方向である走査方向と直交する厚み方向にのみ、前記湾曲面を形成することを特徴とする。
この第5の観点の発明では、圧電素子板を、厚み方向に湾曲させるので、アレイ状に配列される圧電素子板を、すべて同じ構造とする。
また、第6の観点の発明にかかる超音波探触子は、第1ないし5の観点のいずれか一つに記載の超音波探触子において、前記超音波探触子が、前記湾曲板部の平面をなす板面に音響整合層を備えることを特徴とする。
この第6の観点の発明では、音響整合層は、圧電振動板に容易に形成される。
また、第7の観点の発明にかかる超音波探触子は、第1ないし6の観点のいずれか一つに記載の超音波探触子において、前記超音波探触子が、前記積層板部の平面をなす板面に音響吸収材を備えることを特徴とする。
この第7の観点の発明では、音響吸収材は、圧電振動板に容易に形成される。
また、第8の観点の発明にかかる超音波探触子は、第1ないし7の観点のいずれか一つに記載の超音波探触子において、前記湾曲板部が、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)からなることを特徴とする。
この第8の観点の発明では、湾曲板部を、電気機械結合係数の高い、高感度な圧電素子により構成する。
また、第9の観点の発明にかかる超音波探触子は、第8の観点に記載の超音波探触子において、前記積層板部が、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)からなることを特徴とする。
この第9の観点の発明では、積層板部を、湾曲板部と同様の材質にし、製造を容易にすると共に音響特性の一致もよいものとする。
また、第10の観点の発明にかかる超音波撮像装置は、被検体と超音波の送受信を行う圧電素子板を有する超音波探触子と、前記超音波探触子と電気信号の送受信を行う送受信部と、前記送受信部の受信超音波エコーから画像情報を生成する画像処理部と、前記画像情報を表示する表示部と、を備える超音波撮像装置であって、前記圧電素子板は、前記送受信する方向に対向する2つの板面を有し、前記板面の一方が平面で、もう一方の板面が前記平面に対して円弧状に凹んだ湾曲面をなす圧電特性を有する湾曲板部と、前記対向する2つの板面を有し、前記板面の一方が前記湾曲面に密着され、もう一方の板面が前記平面と平行する積層板部とが重ね合わされたこと特徴とする。
また、第11の観点の発明にかかる超音波撮像装置は、第10の観点に記載の超音波撮像装置において、前記送受信部が、前記送受信の送信を行う電気信号の送信波形を、複数のパルスを含むバースト波形にすることを特徴とする。
この第11の観点の発明では、送受信部は、バースト波形の持続時間の間、湾曲板部に強制的な振動を励起し続ける。
本発明によれば、圧電素子板から発生される超音波の周波数帯域を広いものとし、かつこの圧電素子板上に、容易に安定した音響整合層および音響吸収材を装着することができ、ひいては、広い周波数帯域の超音波探触子を、音響特性を維持あるいは向上させつつ容易に製造することができる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる超音波探触子および超音波撮像装置を実施するための最良の形態について説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
まず、本実施の形態にかかる超音波撮像装置100の全体構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかる超音波撮像装置100の全体構成を示すブロック(block)図である。この超音波撮像装置100は、超音波探触子101、送受信部102、画像処理部103、シネメモリ(cine memory)部104、画像表示制御部105、表示部106、入力部107および制御部108を含む。
超音波探触子101は、超音波を送受信するセクター型の探触子である。被検体2の撮像断面に超音波を送信し、被検体2の内部から反射された超音波エコー(echo)を時系列的な音線として受信する。ここで、超音波探触子101は、探触子を中心として扇形に広がる送受信方向を順次切り替えながら繰り返し行い、撮像断面内を電子走査する。
送受信部102は、超音波探触子101と同軸ケーブルによって接続され、超音波探触子101の圧電素子を駆動するための電気信号を発生する。この電気信号は、超音波を送信する際の送信波形として、圧電素子の共鳴振動数に近似する繰り返し周波数を有する複数のパルスを含むバースト波形を用いる。また、送受信部102は、受信した超音波エコー信号の初段増幅を行う。
画像処理部103は、送受信部102で増幅された超音波エコー信号からBモード(mode)画像を、リアルタイム(real time)で生成する。具体的な処理内容は、受信した超音波エコー信号の遅延加算処理、A/D(analog/digital)変換処理、変換した後のデジタル情報をBモード画像情報として後述のシネメモリ部104に書き込む処理等がある。また、画像処理部103は、ドップラ処理の一つであるカラーフローマッピング(color flow mapping)を行う場合には、超音波エコー信号の位相変化情報を抽出し、リアルタイムで速度、パワー値、分散といった撮像断面の各点に付随する流れの情報を算出する部分でもある。
シネメモリ部104は、画像処理部103で生成されたBモード画像情報および流れの情報を蓄積するための画像メモリ(memory)である。
画像表示制御部105は、画像処理部103で生成されたBモード画像情報および流れの情報の表示フレームレート(frame rate)変換、並びに、表示部106に表示する画像の形状や位置制御を行う。
表示部106は、画像表示制御部105により、表示フレームレート変換および画像表示の形状や位置制御された画像情報を、オペレータに対して表示するためのCRT(Cathode Ray Tube)あるいはLCD(Liquid Crystal Display)等からなる。
入力部107は、オペレータによる操作入力信号、例えばBモードによる表示を行うか、さらにドップラ処理の結果を表示するかを選択するための操作入力信号を制御部108に送信する。
制御部108は、入力部107から送信された操作入力信号、並びに、予め記憶したプログラム(program)やデータ(data)に基づいて上述した超音波撮像装置各部の動作を制御する。
図2は、セクタ型の超音波探触子101の外観を示す外観図である。超音波探触子101は、音響レンズ部10、把持部11および接続ケーブル14を含む。なお、音響レンズ部10では、理解を助けるため、実際とは異なり内蔵される機能素子部12を、部分的に露出した状態で示している。また、図中のxyz軸座標は、後の図面に記載のxyz軸座標と同一の座標軸であり、すべての図面で、共通する座標軸方向を指し示している。
音響レンズ部10は、超音波探触子101の被検体2に接する側に設けられており、機能素子部12で発生された超音波を、被検体2に効率良く入射させる。音響レンズ部10は、概ね被検体2および機能素子部12の中間の音響インピーダンスを有する材質からなり、被検体2と接する部分は、凸型のレンズ形状をなし、被検体2に入射される超音波を収束させる機能を有する。
把持部11は、オペレータにより把持され、音響レンズ部10を被検体2の撮像領域に密着させる。なお、把持部11の内部には、機能素子部12の電極部と接続ケーブル14に含まれる同軸ケーブルを接続するプリント基板等が存在する。
接続ケーブル14は、複数の同軸ケーブルを束ねたものであり、送受信部102と機能素子部12とを電気的に接続する。
機能素子部12は、超音波を発生し、被検体2に超音波を入力する。また、機能素子部12は、被検体2の内部で反射された超音波エコーを受信する。
図3は、機能素子部12の外観を示す外観図である。機能素子部12は、音響整合層72、圧電素子板70、音響吸収材71および第1〜4の電極部73〜76を含む。圧電素子板70は、湾曲板部79、積層板部78およびこれらの間に存在する第1の電極部73を含む。圧電素子板70は、直方体の形状を有し、扇状の電子走査を行う走査方向に、アレイ状に配列される。圧電素子板70を構成する湾曲板部79および積層板部78は、各々PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)からなる。
音響整合層72は、圧電素子板70の被検体2側の板面に装着される。音響整合層72は、圧電素子板70および図2に示される音響レンズ部10の概ね中間の音響インピーダンス値を有する。そして、音響整合層72は、透過する超音波の概ね4分の1波長の厚さを、被検体2の方向に有し、音響インピーダンスの異なる境界面での反射を抑制する。また、図3では、音響整合層が一層の場合を例示したが、2層あるいは多層とすることもできる。
音響吸収材71は、圧電素子板70の音響整合層72が存在する板面と反対の板面に装着される。音響吸収材71は、圧電素子板70の被検体2と反対側の板面から照射される超音波を吸収する。
第1〜第4の電極部73〜76は、シート状の薄膜金属導体からなり、送受信部102からの振動を励起するための電気信号を、圧電素子板70に印加する。また、第1〜第4の電極部73〜76は、被検体2からの超音波エコーにより、圧電素子板70に誘起される電気信号の検出を行う。
図4は、図3に示した機能素子部12のxz軸断面を示す断面図である。圧電素子板70の湾曲板部79は、被検体2側の板面が平面をなし、この板面と対向するもう一方の板面が、厚み方向に円弧状に湾曲している。この凹型の湾曲は、湾曲板部79の厚み方向中心位置で最も薄く、周辺に行くに従って厚くなる。なお、湾曲板部79のPZTは、製造過程で分極工程を含み圧電素子としての機能を有する。
また、積層板部78は、上述した凹型の湾曲面に密着し、湾曲板部79と嵌め合わされる形状の凸型の板面を有する。一方、積層板部78のこの板面と対向する板面は、積層板部78が湾曲板部79に嵌め合わされる際に、湾曲板部79の被検体2側の板面と平行する平面を形成する。積層板部78は、製造過程で分極工程を含み圧電素子としての機能を有する。
なお、圧電素子板70は、例えば、別々に焼成された積層板部78および湾曲板部79を、接着等により接合して形成する。圧電素子板70は、湾曲板部79および湾曲板部79に嵌め合わされる積層板部78により、直方体形状となる。
第1の電極部73は、湾曲板部79の凹型の板面および積層板部78の凸型の板面の中間に位置する。そして、第1の電極部73は、湾曲面と対向し、積層板部78の平面をなす板面に存在する第2の電極部74と共に、積層板部78のxz断面を囲む構造を有する。ここで、音響吸収材71の厚み方向側面に沿って配置される第3の電極部75は、第1の電極部73および第2の電極部74と電気的の接続され同電位とされる。なお、第3の電極部75は、接続ケーブル14に内蔵される同軸ケーブルのGND線と接続される。
第4の電極部76は、シート状の金属導体箔からなり、湾曲板部79の平面をなす被検体2側に形成される。第4の電極部76は、アレイをなす圧電素子板70ごとに独立した電極をなし、接続ケーブル14に内蔵される同軸ケーブルの信号線と個別に接続される。ここで、第1の電極部73および第4の電極部76間に圧電素子板70を駆動する電気信号が印加され、被検体2内に送信される超音波を発生する。
ここで、湾曲板部79、第1の電極部73および積層板部78は、例えば、湾曲板部79のセラミックスを焼成し、湾曲面に電極を形成の後に、さらにこの湾曲面に積層板部78のセラミックスを焼成することで形成される。
また、音響整合層72は、湾曲板部79の平面をなす板面に容易に、無理のない製造工程を用いて形成される。このことは、単に音響整合層72の装着が容易に工数を掛けずに行われるのみでなく、不良率が問題となる機能素子部12の製造工程で、安定して信頼性の高い音響整合層72が圧電素子板70に形成されることを意味する。
また、音響吸収材71は、積層板部78の平面をなす板面に容易に、無理のない製造工程を用いて形成される。このことは、単に音響吸収材71の装着が容易に行われるのみでなく、不良率が問題となる機能素子部12の製造工程で、安定して信頼性の高い機能素子部12が形成されことを意味する。
つぎに、機能素子部12の動作について説明する前に、発生する超音波波形の持続時間と周波数帯域の関係、図5を用いて述べる。また、平板状の積層構造を有する圧電素子板の周波数帯域についても、図6および7を用いて説明する。なお、発生する超音波波形は、機能素子部の振動により励起されるものであり、超音波波形の物理的性質は、概ね機能素子部に励起される物理的振動の性質と同等のものである。
図5は、発生される超音波波形の持続時間と周波数帯域の関係を示す図である。図5(A)は、超音波探触子101で発生される超音波波形の一例を示す図で、横軸は時間、縦軸は超音波の振幅を示している。ここで、超音波探触子101で発生される超音波は、パルス状の波束4であり、この波束4は、持続時間ΔTだけ振動して減衰する。なお、この持続時間ΔTは、例えば、波束4のピーク値から−6dB(2分の1)あるいは−10dB(3分の1)程度下降した振幅位置の時間幅として定義される。図5では、振幅の大きさが−10dB下落した位置のパルス幅が示されている。
ここで、持続時間ΔTが短いほど、超音波の進行方向を向く、断層画像の奥行き方向分解能が向上する。
図5(B)は、波束4をフーリエ変換して求めた周波数スペクトルを示す図で、横軸は周波数、縦軸は周波数成分の振幅を示している。図5(B)に示す波束4の周波数スペクトルの周波数帯域Δfは、波束4の持続時間ΔTに概ね反比例する。従って、周波数帯域Δfが広いほど超音波波形の持続時間ΔTは短くなり、ひいては断層画像の奥行き方向分解能が向上する。
なお、図5(B)に示すような超音波波形の周波数スペクトルは、機能素子部12の、主として圧電素子板70に励起される振動の周波数スペクトルにより決定される。この振動の周波数スペクトルは、圧電素子板7の固有振動に近似する周波数で大きな振幅を有する。従って、圧電素子板7の固有振動に対応する周波数の帯域を広帯域化することにより、波束4の周波数スペクトルも広帯域化される。
図6および7は、単板構造の圧電素子板および積層構造の圧電素子板で発生される超音波波形の周波数帯域をシミュレーション(Simulation)により例示したものである。図6(A)は、厚さt1≒200μmの単板構造の圧電素子板92の断面構造を示すもので、音響整合層90および音響吸収材91が圧電素子板92の対向する両平面に装着されている。図6(B)は、圧電素子板92で励起される超音波波形の周波数帯域を示す図である。この周波数帯域は、6MHz近傍の周波数f1にピークを有する山型の形状をなす。
図7(A)は、図6(A)に示す単板構造の圧電素子板92を、積層構造の圧電素子板93および圧電素子板94で置き換えた圧電素子板の断面構造を示すものである。ここで、圧電素子板93および圧電素子板94の厚さは等しく、各々t1/2の厚さを有する。また、圧電素子板93は、分極されており圧電素子としての機能を有し、一方圧電素子板94は、分極されておらず圧電素子として機能は有しない。図7(B)は、圧電素子板93が電気的に強制励起される際に発生する超音波波形の周波数帯域を示す図である。この周波数帯域は、厚さt1の圧電素子板の自然振動に対応する6MHz近傍の周波数f1にピークを有する一方、厚さt1/2の圧電素子板93の電気的な励起振動に対応する12Mhz近傍の周波数f2にピークを有し、図6(B)と比較して広帯域となっている。
つづいて、機能素子部12に内蔵される圧電素子板70の動作について、図8および7を用いて詳細に述べる。図8は、機能素子部12に内蔵される圧電素子板70のみのxz軸断面を示す断面図である。
図8には、送受信部102からの電気信号により、超音波の射出方向でもある被検体2の方向に励起される圧電素子板70の振動の中から、代表的な振動モード1a〜3aおよび1b〜3bが例示されている。図8中に示す振動モード1a〜3aおよび1b〜3bは、圧電素子板70の内部でy軸方向に励起され振動である。これら振動の内、振動モード1b〜3bは、電気信号により強制的に励起される強制振動であり、振動モード1a〜3aは、強制振動により自然派生的に生じる定在波である。
なお、図8に示す振動モード1a〜3aおよび1b〜3bは、振動の様子を、実際の振動方向と直交する横波の振幅波形として分かり易く、模式的に示したものであり、実際とは異なっている。実際の振動では、横波でなく縦波であると同時に、第1の電極部73、第2の電極部74および第4の電極部76が存在する端面において振動は開放端となる。そして、この端面では、振幅が変化する「腹」の部分の定在波となっている。なお、このことは、後述される圧電素子板70に励起される固有振動の波長および周波数の説明には影響を与えない。
湾曲板部79は、送受信部102からの電気信号を、第1の電極部73および第4の電極部76間に印加し、超音波を発生する振動を励起する。ここで、湾曲板部79は、圧電素子からなり、第1の電極部73および第4の電極部76間の印加される電圧により強制的な振動が励起される。一方、積層板部78は、電気的に接続された第1の電極部73および第2の電極部74により囲まれているので、内部に電界が形成されない。従って、積層板部78では、圧電特性を送受信部102からの電気信号により、強制的な振動が励起されることはない。
湾曲板部79の振動は、第1の電極部73および第4の電極部76間のy軸方向の距離をt、この材質中の音速をv、励起される振動の周波数をfとすると、
f=v/(2t)
の関係を有する周波数fを有する。
湾曲板部79は、x軸方向である厚み方向の中心位置で最も薄く、端部側の周辺位置で厚くなる。従って、厚み方向位置で連続的に異なる周波数fの振動が励起される。この振動方向厚さの変化をΔtとすると、概ね
Δf=−(vΔt)/(2t
程度の周波数帯域の振動が励起される。ここで、tとしては、例えば、湾曲板部79の振動方向厚さの平均値が用いられる。
振動モード3bは、圧電素子板70の厚み方向中心位置に存在し、振動周波数が高く、振動モード1bは、圧電素子板70の厚み方向周辺位置に存在し、振動周波数が低く、振動モード2bは、これらの中間位置に存在し、これらの中間の振動周波数を有する。
なお、振動モード1b〜3bは、概ね電気信号が印加される時間の間だけ振動を持続する。電気信号は、例えば複数のパルスを含むバースト波形を用いることができ、バースト波形のパルス数あるいは持続時間により、振動モード1b〜3bの持続時間も制御される。ここで、振動モード1b〜3bの持続時間は、例えば、後術する自然振動の振動モードの持続時間を越えない範囲に設定される。
また、圧電素子板70は、湾曲板部79で強制的に励起される振動から派生される自然振動の振動モード1a〜3aも有する。湾曲板部79および積層板部78は、共にPZTで形成されており、音響的には同一の性質を有している。さらに、湾曲板部79および積層板部78間に位置する第1の電極部73は、薄膜金属導体からなり、振動に与える影響は限定的なものである。
ここで、電気信号により強制的に湾曲板部79で発生される振動は、積層板部78に伝播し、さらに平面をなす積層板部78の第2の電極部74および湾曲板部79の第4の電極部76での反射を繰り返し、定在波を形成する。この定在波は、被検体2の方向へ超音波が射出されるに伴い徐々に減衰し、いわゆる超音波エコーを形成する。
図8の振動モード1a〜3aは、湾曲板部79の第4の電極部76および積層板部78第2の電極部74の平行平面間で生じる定在波である。図8には、湾曲板部79の強制振動から派生される自然振動の内、代表的な3つの厚み方向位置における振動モード1a〜3aを図示した。
なお、上述した振動モード1a〜3aおよび振動モード1b〜3bの振動が励起された圧電素子板70は、被検体2の方向にこれら振動モードの超音波を射出する。この射出される超音波は、圧電素子板70の厚み方向位置ごとに異なる周波数を有する。しかし、これらの超音波は、被検体2の体内では進行方向に拡がり、かつ重ね合わされることにより、一つの超音波として加算および観察される。
図9は、圧電素子板70から発生される超音波波形の周波数帯域を、例示したものである。横軸は周波数f、縦軸は周波数成分の振幅を示している。圧電素子板70の振動モード1b〜3bに対応する超音波波形の周波数帯域は、図中破線で示されている1c〜3cである。振動方向厚みが最も薄い振動モード3bの超音波波形は、高い周波数位置にある周波数帯域3cである。また、振動方向厚みが徐々に厚くなる振動モード2bおよび1bの超音波波形は、振動モード3bと比較して低い周波数位置に存在する周波数帯域2cおよび1cである。
そして、湾曲板部79の振動モード1b〜3bに起因する被検体2内の超音波波形は、振動モード1b〜3bの周波数帯域1c〜3cを含む、周波数帯域4cを有する。
また、圧電素子板70の振動モード1a〜3aが有する周波数帯域は、概ねすべて同様の値を有し、振動モード1bが有する周波数帯域1cと同様の周波数帯域5cを有する。
そして、圧電素子板70は、送受信部102からの駆動電圧波形により、振動モード1b〜3bに類似する強制振動を、湾曲板部79に励起し、この強制振動から派生される振動モード1a〜3aと一致する自然振動を、湾曲板部79および積層板部78にまたがる領域に励起する。なお、これら2つの振動モードを含む超音波の周波数帯域は、図9に示す強制振動の周波数帯域4cおよび自然振動の周波数帯域5cを重ね合わした周波数帯域6cを有する。
周波数帯域6cは、強制振動の周波数帯域4cに加え、低周波数側に大きな振幅を有する自然振動の周波数帯域5cを含んでいる。従って、周波数帯域6cは、周波数帯域4cと比較して、より帯域が広いものとなっている。また、この結果として、圧電素子板70から被検体2内に照射される超音波波形は、持続時間の短いものとなる。
また、図8に示す圧電素子板70は、音響整合層72および音響吸収材71を、装着し易い構造となっている。すなわち、圧電素子板70の被検体2側およびこの反対側の板面は、共に平行する平面をなしており、接着等により行われる音響整合層72および音響吸収材71の形成および装着を、容易にしかも確実なものとすることができる。このことは、音響整合層72の不良破損あるいは装着不良を防止し、機能素子部12の信頼性向上にもつながる。
なお、図4に示す様に、圧電素子板70に音響整合層72および音響吸収材71を装着した場合には、厚み方向振動に負荷がかかり、低周波数側に周波数帯域が移動すると共に周波数帯域の拡がりも生じ、図9に示した圧電素子板70単体の共鳴周波数および周波数帯域とは、若干異なるものになる。
上述してきたように、本実施の形態では、圧電素子板70を、湾曲板部79およびこの湾曲板部79の湾曲面に嵌め合わされる積層板部78からなるものとし、また積層板部78を、第1の電極部73および第2の電極部74で囲み、電気信号により振動が励起されるのを防止し、湾曲板部79のみの電気信号による強制振動の振動モード1b〜3bおよび圧電素子板70の平行する2つの端面間の定在波の振動モード1a〜3aを共に発生させ、被検体2に入射される超音波を広帯域で持続時間が短いものとし、かつ圧電素子板70の平行する2つの端面に容易に音響整合層72および音響吸収材71を装着し、ひいては超音波探触子を、周波数帯域が広く、かつ製作が容易で信頼性の高いものとすることができる。
また、本実施の形態では、湾曲板部79の平面側に音響整合層72を設けることとしたが、積層板部78の平面側に音響整合層を設けることもできる。この際には、湾曲板部79の平面側に音響吸収材が設けられる。
また、本実施の形態では、積層板部78は、圧電特性を有するPZTであるとしたが、分極工程を含まず圧電特性を有しないPZTとすることもできる。積層板部78は、同電位を有する第1の電極部73および第2の電極部74で囲まれているので、内部に電界が発生することはなく、内部の材料が圧電特性を有するか否かにかかわらず、強制振動が励起されることはない。
また、本実施の形態では、積層板部78に第1の電極部73および第2の電極部74の2つを設けたが、この電極部をいずれか一つにすることもできる。なお、この際には、積層板部78は、圧電特性を有しない状態、例えばPZTの場合であれば分極を行わない状態とされる。
また、本実施の形態では、第4の電極部74は、図8に示す様に湾曲板部79のy軸方向を向く板面にのみ設けられているが、湾曲板部79のx軸方向を向く側面に電極部を拡張して設けることもできる。
図10は、x軸方向を向く側面にも電極部を設けた圧電素子板80のxz軸断面を示す断面図である。圧電素子板80は、湾曲板部89、積層板部88、第1の電極部83、第2の電極部84、第4の電極部86および切り込み部87を含む。湾曲板部89、積層板部88、第1の電極部83、第2の電極部84および第4の電極部86は、湾曲板部79、積層板部78、第1の電極部73、第2の電極部74および第4の電極部76と全く同様の材質を有する。
図10の湾曲板部89が有する湾曲面は、対向する湾曲板部89の平面と比較して、厚み方向の長さが短いものとなっている。そして、この湾曲面の厚み方向端部には、切り込み部87が存在する。一方、湾曲板部89の被検体2側に設けられた第4の電極部86は、x軸方向を向く湾曲板部89の側面および湾曲板部89の被検体2と反対側に設けられた平面端部にも存在する。そして、第4の電極部86および第2の電極部84は、切り込み部87で電気的に分離される。なお、第1の電極部83および第2の電極部84は、第1の電極部73および第2の電極部74と同様に電気的に接続され、同電位とされる。
ここで、圧電素子板80は、湾曲板部89の側面にも第4の電極部86が存在するので、送受信部102と第4の電極部86を電気接続する際に、この側面を接続端子として用いることができる。
また、本実施の形態では、圧電素子板70の積層板部78は、湾曲板部79と同様のPZTで形成されることとしたが、音響インピーダンスが近似すれば、PZTに限定されず他の材質を用いることもできる。
超音波撮像装置の全体構成を示すブロック図である。 超音波探触子の外観を示す外観図である。 超音波探触子に内蔵される機能素子部の外観を示す外観図である。 機能素子部の断面を示す断面図である。 超音波波形およびこの波形の周波数帯域の関係を示す説明図である。 単板の圧電素子板を用いた場合の振動の周波数帯域を示す説明図である。 積層板型の圧電素子板を用いた場合の振動の周波数帯域を示す説明図である。 実施の形態にかかる圧電素子板の振動モードを、模式的に示す模式図である。 実施の形態にかかる圧電素子板の周波数帯域を示す説明図である。 実施の形態と異なる電極部を有する圧電素子板の例を示す断面図である。
符号の説明
1a〜3a、1b〜3b 振動モード
1c〜6c 周波数帯域
2 被検体
4 波束
7 圧電素子板
10 音響レンズ部
11 把持部
12 機能素子部
14 接続ケーブル
70、80、92,93,94 圧電素子板
71、91 音響吸収材
72、90 音響整合層
73、83 第1の電極部
74、84 第2の電極部
75 第3の電極部
76、86 第4の電極部
78、88 積層板部
79、89 湾曲板部
87 切り込み部
100 超音波撮像装置
101 超音波探触子
102 送受信部
103 画像処理部
104 シネメモリ部
105 画像表示制御部
106 表示部
107 入力部
108 制御部

Claims (11)

  1. 被検体に当てて超音波を送受信する圧電素子板を備える超音波探触子であって、
    前記圧電素子板は、前記送受信する方向に対向する2つの板面を有し、前記板面の一方が平面をなし、もう一方の板面が前記平面に対して円弧状に凹んだ湾曲面をなす圧電特性を有する湾曲板部と、前記方向に対向する2つの板面を有し、前記板面の一方が前記湾曲面に密着する形状を有し、もう一方の板面が前記平面と平行する積層板部とが重ね合わされたことを特徴とする超音波探触子。
  2. 前記圧電素子板は、前記湾曲板部および前記積層板部の境界に位置し、前記湾曲面を被う電気伝導体からなる第1の電極部を備えることを特徴とする請求項1に記載の超音波探触子。
  3. 前記積層板部は、圧電特性を有する際に、前記平行する板面を被い、前記第1の電極部と電気的に接続される第2の電極部を備えることを特徴とする請求項2に記載の超音波探触子。
  4. 前記湾曲板部および前記積層板部は、音響インピーダンスが近似もしくは一致する材質からなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載の超音波探触子。
  5. 前記超音波探触子は、アレイ状に配列された複数の前記圧電素子板を有する際に、前記配列の方向である走査方向と直交する厚み方向にのみ、前記湾曲面を形成することを特徴とする請求項1ないし4いずれか一つに記載の超音波探触子。
  6. 前記超音波探触子は、前記湾曲板部の平面をなす板面に音響整合層を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一つに記載の超音波探触子。
  7. 前記超音波探触子は、前記積層板部の平面をなす板面に音響吸収材を備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一つに記載の超音波探触子。
  8. 前記湾曲板部は、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)からなることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一つに記載の超音波探触子。
  9. 前記積層板部は、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)からなることを特徴とする請求項8に記載の超音波探触子。
  10. 被検体と超音波の送受信を行う圧電素子板を有する超音波探触子と、
    前記超音波探触子と電気信号の送受信を行う送受信部と、
    前記送受信部の受信超音波エコーから画像情報を生成する画像処理部と、
    前記画像情報を表示する表示部と、
    を備える超音波撮像装置であって、
    前記圧電素子板は、前記送受信する方向に対向する2つの板面を有し、前記板面の一方が平面で、もう一方の板面が前記平面に対して円弧状に凹んだ湾曲面をなす圧電特性を有する湾曲板部と、前記対向する2つの板面を有し、前記板面の一方が前記湾曲面に密着され、もう一方の板面が前記平面と平行する積層板部とが重ね合わされたことを特徴とする超音波撮像装置。
  11. 前記送受信部は、前記送受信の送信を行う電気信号の送信波形を、複数のパルスを含むバースト波形にすることを特徴とする請求項10に記載の超音波撮像装置。
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