JP2008142068A - 伸縮糸でなる釣り用クッションゴム - Google Patents
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Abstract
【課題】 釣り用クッションゴムが複数のフィラメントからなる伸縮自在の合成繊維のクッシヨンゴムにし、一本の糸のように扱い易く更に、極細で強靭にして伸縮性に優れ、簡単にばらける事のない釣り用クッシヨンゴムにする事。
【解決の手段】 釣り用クッションゴムにおいて、これらのクッション体1、を熱可塑性ポリウレタンエラストマー合成繊維を基台とする複数本の原糸2でなる集束糸体3又は、撚糸体4にし、これらに伸縮性樹脂系液状体5又は、ゴム系液状体5aでの被覆を施し一体化し、伸縮糸6形態の構成にする。
【選択図】図1
【解決の手段】 釣り用クッションゴムにおいて、これらのクッション体1、を熱可塑性ポリウレタンエラストマー合成繊維を基台とする複数本の原糸2でなる集束糸体3又は、撚糸体4にし、これらに伸縮性樹脂系液状体5又は、ゴム系液状体5aでの被覆を施し一体化し、伸縮糸6形態の構成にする。
【選択図】図1
Description
この発明は、釣り用クッシヨンゴムに関し、詳しくは道糸側とハリス糸側間に接続し、魚の当たりの引きや魚が釣れた際の衝撃を緩和し、ハリス糸の切断や魚の口切れの防止に使われる釣り用クッションゴムの改良で、従来のムク状のクッション体から合成繊維のフィラメント糸をベースにしたクッション体に改良する事で、数々の従来の課題を解決に向け具現化するものである。
この種の従来の技術として、一般的に知られる釣り用クッションゴムは、押出し成形での熱可塑性ポリウレタンエラストマー樹脂を素材とするムクの線材をクッション体とし、これらの線径や長さは釣りの対象となる魚の種類、大きさに応じて適宜選択されるものである為に、様様な仕様で加工されるが、例えば、直径1,0〜6,0mm長さは150〜2000mm程度で、これらのクッシヨン体の両端は、金属製撚り戻し(サルカン)のリングに通されてループ状に丸め込んだ状態で先端が熱溶着されて釣り用クッションゴムとして商品化されている。
そして、両端のサルカンは片方が道糸側に接続され、片方のサルカンは釣り針の接続するハリス糸側に接続されて適切な伸縮性を有しクッション効果を発揮し、魚が釣り針にかかった際の引きによる魚の外れや糸切れを有効に防止している。
これらの釣り用クッシヨンゴムの釣り竿仕掛けでの対象とする主な釣りは、深海に生息する大物魚を釣る場合の寄せエサを詰め込んで攻めるカゴ釣りや、船で釣る寄せエサを詰め込む錘と一体化する容器からなるビシ釣りにつかわれるが、例えば水深50m〜60mに生息するヒラマサ、イサキ釣り等に使うサオの仕掛けの釣り用クッションゴムは、体重30kg,体長2mを超える、これらの大物には、クッション体は2〜3mm太さで30cm長さで対応し、更に大物では、深海400〜500mに生息するアコウダイとなるとクッション体の太さは5mmと言った具合に、強靭な釣り用クッシヨンゴムを仕掛けとして使われ、釣果を上げてる。
しかしながら、上記する従来技術の場合は大物魚を攻めるのもので、小物魚の弱いあたりや、口の軟弱な魚を引き上げるのに対応するための、極細のクッションゴムで適当な伸び率、引っ張り強度、硬度を備えると共に、充分な反発弾性を有し且つ引っ張り繰り返しに優れたクッション体やクッション性の落ちない太いクッション体が強く要望されていた。
即ち、押出し成形弾性線条体のムクでの線径は、最少1,0mm太さが限界とされ、より細いクッション体の成形が出来ないことから、比較的小物魚の釣り用クッションゴムが商品化されずに今日に至っているとゆう課題が有る。
そして又、深海での大物魚を攻めるのに寄せエサを魚の生息するタナまで沈めるのに海中を素早く沈める為に、比重の小さいウレタン樹脂の釣り用クッションゴムは太くなればなるほど大きな浮力が働き沈む抵抗が大きく、更には強い潮の流れに、流され易く、出来る限り細く強靭なクッションゴム程深海釣りに最適である等の課題が残る。
更には、クッシヨン体の端のサルカンの接続は、熱溶着で一体化される為、一度伸びきったり、切断後はサルカン込みで破棄しなければならない等の課題がある。
この発明はかかる課題を解決するために、請求項1での発明は図1、図3、図4で述べるに、釣り用クッションゴムを構成するクッション体1を、熱可塑性ポリウレタンエラストマー合成繊維を基台とする複数本の原糸2でなる集束糸体3又は、撚糸体4にし、これらの表面に伸縮性樹脂系液状体5又は、ゴム系液状体5aでの被覆を施し一体化した伸縮糸6にし、これらを所定の太さで所定の長さに切断し、両端をサルカンBに具備するリングbに結び接続C或いは熱溶着D接続等にて連結し、夫々のサルカンBは片方が道糸側に、他の片方はハリス側に接続されす構成とする。
次ぎに、請求項2での発明は図2で述べるに、前記する伸縮糸6に施した伸縮性樹脂系液状体5又は、ゴム系液状体5aを除去する事で、原糸2が露出での構成とする。本実施例でのクッション体1は原糸2を撚糸体4にしそれらをサルカンBの具備するリングbとの接続を熱溶着D接続による連結での構成であるが、結び接続Cでの連結でも良い。
本発明は、上述の通り構成作用するので次ぎの優れた効果を奏する。即ち、請求項1での第一実施例では、弾性繊維の原糸(紡績糸)を複数本の集束糸体或いは撚糸体にし、其の表面に伸縮性樹脂系液状体の被覆を施された一本のクッション体にする事で、クッション体にサルカンを連結したりまたは、道糸やハリス糸と直結するのにばらける事無く一本の糸を扱う様に簡単に固く結んで接続が出来る事でクッション体のメンテナンスが容易で更に、水中で集束糸体、撚糸体がばらける事のない、伸縮糸でなる釣り用クッシヨンゴムを提供することが出来る。
そして又、前記するコーティング剤となる、伸縮性樹脂系液状体やゴム系液状体は耐候性、強度、染色性などについての様様な優れた素材仕様を採用する事で、カラフルで更には、劣化の少ない伸縮糸でなる二重構造の釣り用クッションゴムを提供することが出来る。
次ぎに請求項二実施例では、集束糸体、撚糸体の表面に他の物質をコーティングの施さない極細のクッション性の富んだ強靭なクッション体にする事が出来且つ、クッション体を数本の原糸にする事で、極細でなる強靭な伸縮するハリス糸として使うことも出来る。
このように細く強い弾性繊維の原糸をクッション体として、釣り用のクッションゴムにする事で、水中に投げ込まれたこれらの比重の比較的小さいポリレタンエラストマーでのクッシヨン体は浮力を小さくし、沈むスピードを早め、或いは潮の流れの抵抗を少なくするのにクッション体の太さを細くするのに最適な伸縮糸でなる釣り用クッションゴムを提供する事が出来る。
以下に図示の実施例に基づいて本発明を更に詳細に説明する。即ち、図1は本発明での第一実施例に基づく一部断面での要部斜視図で、図3、図4は本発明での同じく第一実施例に基づく要部断面での斜視図で、釣り用クッションゴムは、主要部は熱可塑性ポリウレタンエラストマー合成繊維での紡績糸工法での極細の原糸2を数本束ねた形態での集束糸体3をクッシヨン体1とし、或いは図4で示す様に集束糸体3を3本揃えて左撚りをかける撚糸加工での片撚糸を実施例とするが、集束糸体3は1本又は2本以上にし、右撚りでも良いし、其の他の幾つかの従来技術での撚り姿をクッション体1にし、こららの表面に極薄い皮膜を巻装するが、皮膜の材質は伸縮性樹脂系液状体5又は、ゴム系液状体5aが選択され、これらの材質はクッション体1と同等の特性仕様で成る材質が望まれるが、これらの特性仕様に変化をもたらせ新たな機能を付加する事も容易で、このように集束糸体3又は撚糸体4の表面に被覆されてクッション体1を構成し、所定の太さと所定の長さでの仕様に加工される。
これらの2層から成る表面滑らかなクッション体1の両端は、ばらける事無く図1で示す様にサルカンBの具備するリングbに通されて折り返された状態で先端が結び接続Cによって固く結束され、クッション体1とサルカンBとが連結されて釣り用クッションゴムが構成され、これらの双方のサルカンBの片方が道糸側に他の片方はハリス側に接続されて釣り場で使われるが、クッシヨン体1とサルカンBとの連結は従来技術での熱溶着D接続でも良く、何れの連結でも目的は達成されるが、本発明での弾性繊維の紡績糸を基台とするクッション体1は屈曲自在の形態をとる事が出来る事でクッション体1の先端に連結するのに一本の糸結びを可能にしている。
次ぎに、図2は本発明での第二実施例に基づく一部断面での要部斜視図で、釣り用クッションゴムの主要部であるクッション体1は熱可塑性ポリウレタンエラストマー合成繊維での紡績糸工法での極細の原糸2を使っての集束糸体3を3本揃えての撚糸体4に撚糸加工仕上げ形態からなる伸縮糸6での一本のクッション体1にし、所定の長さで切断されそれらの両先端にサルカンBに具備するリングbに通されて、折り返された状態で先端が熱溶着D接続での釣り用クッションゴムでの構成とし、外周には伸縮性樹脂系液状体5又はゴム系液状体5aの被覆を除外しての構成としたものであるが、これらの釣り用クッションゴムは極めて細い糸状での弱い当たりで反応する小物魚や、ハリス糸を伸縮自在にし、これらのクッション体1を使っての釣りに使うことで釣り針に吊るした餌の動きに警戒心をそそる事無く、釣果をあげるに役たてる事が出来る。
B サルカン
b リング
1 クッション体
2 原糸
3 集束糸体
4 撚糸体
5 伸縮性樹脂系液状体
5a ゴム糸液状体
6 伸縮糸
b リング
1 クッション体
2 原糸
3 集束糸体
4 撚糸体
5 伸縮性樹脂系液状体
5a ゴム糸液状体
6 伸縮糸
Claims (2)
- 釣り用クッションゴムにおいて、これらのクッション体(1)、を熱可塑性ポリウレタンエラストマー合成繊維を基台とする複数本の原糸(2)でなる集束糸体(3)又は、撚糸体(4)にし、これらに伸縮性樹脂系液状体(5)又は、ゴム系液状体(5a)での被覆を施し一体化し、伸縮糸(6)にしたことを特徴とする、伸縮糸でなる釣り用クッションゴム。
- 前記する集束糸(3)又は、撚糸(4)に施した伸縮性樹脂系液状体(5)又は、ゴム系液状体(5a)を除去したことを特徴とする、請求項1記載の伸縮糸でなる釣り用クッションゴム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006357158A JP2008142068A (ja) | 2006-12-08 | 2006-12-08 | 伸縮糸でなる釣り用クッションゴム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006357158A JP2008142068A (ja) | 2006-12-08 | 2006-12-08 | 伸縮糸でなる釣り用クッションゴム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008142068A true JP2008142068A (ja) | 2008-06-26 |
Family
ID=39602948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006357158A Pending JP2008142068A (ja) | 2006-12-08 | 2006-12-08 | 伸縮糸でなる釣り用クッションゴム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008142068A (ja) |
-
2006
- 2006-12-08 JP JP2006357158A patent/JP2008142068A/ja active Pending
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