JP2008141707A - 画像処理方法および装置ならびにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】負の歪曲収差を有する対物レンズにより結像された被写体像を撮影し取得した画像に対し、高速に画像補正を施す。
【解決手段】負の歪曲収差を有する対物レンズ2により結像された被写体像を固体撮像素子3により撮影し全体画像Pが取得される。領域分割手段10において、全体画像Pが中心CPに所定の半径Rrefの円からなる境界線Bを描いたときの境界線Bの内側の円内領域Rcと、境界線B上にある境界画素Pixと、境界線の外側にある円外領域Rdとに領域分割される。そして、円内領域Rcへの画像補正と、円外画像Rdへの画像補正と、境界領域Rbへの画像補正とが並列して行われる。その後、領域合成手段50において、並列処理により得られた画像補正後の円内領域Rcと円外領域Rdとが合成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、たとえば内視鏡、ウェブカメラのような負の歪曲収差を有する対物レンズを用いた撮影により取得された画像を補正する画像処理方法および装置ならびにプログラムに関するものである。
体腔内の組織の性状や病変を隆起・陥没・表面模様などの形状変化や色調の微妙な変化を読み取るために内視鏡検査が行われる。内視鏡検査を行うとき、体腔内に光プローブを挿入し、たとえばCCD等の固体撮像素子を用いて体腔内の状態を撮影し画像を取得することにより行われる。ここで、上述のような固体撮像素子を用いたいわゆる直視型の内視鏡の場合、たとえば特許文献1に示すような画角が広い対物レンズを用いて撮影したい部位の被写体像を固体撮像素子により撮影し画像を取得するようになっている。
一方、広角レンズのような負の歪曲収差を有する対物レンズにより取得された画像は、中央部よりも周辺部分の方が暗くなってしまい、中央部と周辺部分との明るさに差ができてしまう特性を有している。このため、これを画像処理により補正する必要がある。そこで、特許文献2に示すように被写体像の周辺光量の落ち込みを補うように輝度補正することが提案されている。
特開2002−131633号公報 特開2002−314877号公報
ところで、上述のような画像補正を高速に効率よく行うためには、マルチプロセッサを用いた並列処理を行うことが考えられる。特に、負の歪曲収差を有する対物レンズにより結像された被写体像を撮影し取得した画像が有する特性に合った並列処理を行うことにより、より効率的に高速に画質の良い画像補正を行うことが望まれている。
そこで、本発明は、負の歪曲収差を有する対物レンズにより結像された被写体像を撮影し取得した画像に対し、高速かつ効率的に画像補正を施すことができる画像処理方法および装置ならびにプログラムを提供することを目的とするものである。
本発明の画像処理方法は、負の歪曲収差を有する対物レンズにより結像された被写体像を固体撮像素子により撮影し取得した全体画像を、全体画像の中心に所定の半径の円からなる境界線を描いたときの境界線の内側の円内領域と、境界線上にある境界画素からなる境界領域と、境界領域の外側にある円外領域とに分割し、分割した円内領域と円外領域と境界領域とに対しそれぞれ画像補正を並列して行い、並列処理により得られた画像補正後の円内領域と円外領域と境界領域とを合成することを特徴とするものである。
本発明の画像処理装置は、負の歪曲収差を有する対物レンズにより結像された被写体像を固体撮像素子により撮影し取得した全体画像を、全体画像の中心に所定の半径の円からなる境界線を描いたときの円内領域と、境界線上にある境界画素からなる境界領域と、境界領域の外側にある円外領域とに分割する領域分割手段と、領域分割手段により分割された円内領域への画像補正を行う円内領域補正手段と、領域分割手段により分割された境界領域への画像補正を行う境界領域補正手段と、領域分割手段により分割された円外領域への画像補正を行う円外領域補正手段と、円内領域補正手段と境界領域補正手段と全体画像補正手段とにおいてそれぞれ補正された円内領域と円外領域と境界画素とを合成する領域合成手段とを備え、円内領域補正手段による円内領域への画像補正と、境界領域補正手段による境界画素への画像補正と、円外領域補正手段による円外領域への画像補正とが、マルチコアプロセッサを用いて並列して行われるものであることを特徴とするものである。
本発明の画像処理プログラムは、コンピュータに、負の歪曲収差を有する対物レンズにより結像された被写体像を固体撮像素子により撮影し取得した全体画像を、全体画像の中心に所定の半径の円からなる境界線を描いたときの境界線の内側の円内領域と、境界線上にある境界画素からなる境界領域と、境界領域の外側にある円外領域とに分割し、分割した円内領域と円外領域と境界領域とに対しそれぞれ画像補正を並列して行い、並列処理により得られた画像補正後の円内領域と円外領域と境界領域とを合成することを実行させることを特徴とするものである。
ここで、負の歪曲収差を有する対物レンズはどのような構成のものであってもよく、たとえば複数のレンズ群により構成された対物レンズが負の歪曲収差特性を有するものであってもよいし、魚眼レンズや広角レンズのような1つのレンズが負の歪曲収差特性を有するものであってもよい。
また、円内領域補正手段による円内領域への画像補正と、境界領域補正手段による境界画素への画像補正と、円外領域補正手段による円外領域への画像補正とが、マルチコアプロセッサを用いて並列して行われるものであればよく、上記3つの補正が1つのマイクロプロセッサにより実行されるものであってもよいし、それぞれ複数のマイクロプロセッサにより実行されるものであってもよい。
なお、境界領域補正手段は、境界画素の端部に2つ形成される境界線との交点を算出する交点算出手段と、交点算出手段により算出された交点を結ぶ直線を描き、この直線により円内側の領域と円外側の領域とに分割して円内領域側の面積と円外領域側の面積とを算出する面積算出手段と、面積算出手段により算出された面積を用いて境界画素の画素補正を行う画素補正手段とを備え、交点算出手段が、N+1番目(Nは整数)の境界画素について交点の算出を行っているとき、面積算出手段および画素補正手段が、N番目の境界画素について面積の算出および画素補正を行うものであってもよい。
本発明の画像処理方法および装置ならびにプログラムによれば、負の歪曲収差を有する対物レンズにより結像された被写体像を固体撮像素子により撮影し取得した全体画像を、画像の中心に所定の半径の円からなる境界線を描いたときの円内領域と、境界線上にある境界画素とを分割し、分割した円内領域への画像補正と、分割した境界画素への画像補正と、全体画像への画像補正とを並列処理し、並列処理により得られた画像補正後の円内領域と境界画素と画像とを合成することにより、負の歪曲収差を有する対物レンズを用いて取得された全体画像において、中心に円形状に明るい部分が存在し、中心に対する周辺部分に暗い領域が存在するのを利用し、全体画像の中心に円内領域を設定して同じような画像補正をする画素毎に全体画像を分類し、円内領域、円外領域および境界画素とを並列処理により明暗等の画像補正することができるため、高速に全体画像に補正を行うことができる。
なお、境界領域補正手段が、境界画素の端部に2つ形成される境界線との交点を算出する交点算出手段と、交点算出手段により算出された交点を結ぶ直線を描き、この直線により円内側の領域と円外側の領域とに分割して円内領域側の面積と円外領域側の面積とを算出する面積算出手段と、面積算出手段により算出された面積を用いて境界画素の画素補正を行う画素補正手段とを備え、交点算出手段が、N+1番目(Nは整数)の境界画素について交点の算出を行っているとき、面積算出手段および画素補正手段が、N番目の境界画素について面積の算出および画素補正を行うものであるとき、曲線と直線の交点の算出のような高い処理能力を必要とする演算と、面積算出および画素補正の演算とを並列に行うことができるため、より高速な画像補正を実現することができる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明する。以下、図面を参照して本発明の画像処理装置の好ましい実施の形態を詳細に説明する。なお、図1のような画像処理装置1の構成は、補助記憶装置に読み込まれた画像処理プログラムをコンピュータ(たとえばパーソナルコンピュータ等)上で実行することにより実現される。このとき、この画像処理プログラムは、CD−ROM等の情報記憶媒体に記憶され、もしくはインターネット等のネットワークを介して配布され、コンピュータにインストールされることになる。
画像処理装置1は、負の歪曲収差を有する対物レンズ2により結像された被写体像を固体撮像素子3により撮影し取得した全体画像Pに対したとえば明暗の補正処理を行うものであって、領域分割手段10、円内領域補正手段20、円外補正手段30、境界領域補正手段40、領域合成手段50等を有している。ここで、対物レンズ2はたとえば内視鏡装置、防犯カメラ、ウェブカメラ、デジタルカメラ等に用いられる魚眼レンズ、広角レンズ、もしくは負の歪曲収差特性を有するレンズ群からなるものであり、CCD等の固体撮像素子3がこの対物レンズ2により結像された被写体像を撮影し全体画像Pを取得するようになっている。
領域分割手段10は、図2および図3に示すように、全体画像Pを、全体画像Pの中心CPに所定の半径Rrefの円からなる境界線Bを描いたときの円内領域Rcと、境界線B上にある境界領域Rbと、境界領域Rbの外側にある円外領域Rdとに分割する機能を有している。具体的には、全体画像Pにおいて画素が格子状に複数配列されているときに(図3参照)、領域分割手段10は、各画素における最も中心CPに遠い格子点が半径Rrefよりも短いか否かを判断する。そして、半径Rrefよりも短い格子点を有する画素が円内領域Rcに含まれる画素であると判断し、これらの画素により形成される領域を円内領域Rcとして分割する。さらに、領域分割手段10は、最も中心CPに近い格子点が半径Rrefよりも長い格子点を有する画素は、円内領域Rcに含まれない円外領域の画素であると判断する。そして、領域分割手段10は、円内領域Rcにも円外領域にも該当しない画素を境界線B上にある境界画素Pixからなる境界領域Rbして分割する。
なお、上述した所定の半径Rrefは被写体像の結像に用いる対物レンズの種類によって予め設定されるものであり、使用する対物レンズ2において中央部と周辺部分の像面照度比によって決定されるものである。
円内領域補正手段20は、領域分割手段10により分割された円内領域Rcへの画像補正を行うものである。具体的には、円内領域補正手段20は、たとえば中心CPから境界線Bにかけての濃淡グラデーションを予め測定して記憶し、これをマスクとしてシェーディング補正を行うようになっている。
円外領域補正手段30は、領域分割手段10により分割された円外領域Rdに対し補正を施すものである。具体的には円外領域補正手段30は、たとえば境界線Bから全体画像Pの端部にかけての濃淡グラデーションを予め測定して記憶し、これをマスクとしてシェーディング補正を行うようになっている。このような円内領域Rcへの補正と円外領域Rdへの補正により、円内領域Rcと円外領域Rdとの像面照度比による明暗の発生を低減することができる。なお、円内領域補正手段20と円外領域補正手段30との明暗の補正量は、補正後の円内領域Rcと円外領域Rdが均一の明るさになるようにそれぞれ補正量が予め調整されている。
境界領域補正手段40は、領域分割手段10により分割された境界領域Rbの境界画素Pixへの画像補正を行うものである。具体的には、図4および図5に示すように、境界領域補正手段40は境界画素Pixの端部に2つ形成される境界線Bとの交点IP1、IP2を算出する交点算出手段41と、算出した交点IP1、IP2を結ぶ直線を描き、この直線により円内側の領域Rbcと円外側の領域Rbdとに分割して、この直線により分割される円内領域側の面積S1と円外領域側の面積S2とを算出する面積算出手段42と、算出された面積S1、S2を用いて境界画素Pixの補正を行う画素補正手段43とを有している。ここで、画素補正手段43は、算出した画素値X、Yをそれぞれ面積S1、S2の比率に応じた重み付け平均を算出するようになっている。具体的には、ます、画素補正手段43は、境界画素Pixに対し円内領域Rcに施される画像処理が行われたときに得られる画素値Xと、境界画素Pixに対し円外領域Rdに施される画像処理が行われたときに得られる画素値Yとを算出する。円内領域Rc側の領域の面積がS1、円外領域Rd側の面積がS2であるとき、画素補正手段43は、補正後の境界画素Pixの画素値Z=(S1×X+S2×Y)/(S1+S2)を算出する。
領域合成手段50は上述のように画像補正が施された円内領域Rc、円外領域Rdおよび境界領域Rbを合成することにより、補正後の全体画像Pを生成するようになっている。
ここで、上述した円内領域補正手段20、円外領域補正手段30および境界領域補正手段40は、図6に示すような複数のマイクロプロセッサMPU0〜MPU4を有するマルチコアプロセッサ100により実行される。具体的には、領域分割手段10による領域の分割がマイクロプロセッサMPU0により実行される。なお、このMPU0は各マイクロプロセッサMPU1〜MPU4の動作を制御する機能も有している。円内領域補正手段20はMCU1により実行され、円外領域補正手段30はMPU2により実行され、境界領域補正手段40はMPU3、4により実行される。特に、境界領域補正手段40の交点算出手段41によるN番目(Nは整数)の境界画素Pixについての交点IP1、IP2の算出がMPU3により実行され、面積算出手段42による算出した交点IP1、IP2を用いた面積S1、S2の計算および画素補正手段43による補正後の境界画素Pixの算出がMPU4により行われる。各マイクロプロセッサMPU1〜MPU4は同一のフレームメモリにアクセスすることができ、フレームメモリに格納されたデータを共有することができる。
図7は本発明の画像処理方法の好ましい実施の形態を示すフローチャートであり、図1から図7を参照して画像処理方法について説明する。まず、負の歪曲収差を有する対物レンズ2により結像された被写体像を固体撮像素子3により撮影し全体画像Pが取得される。すると、領域分割手段10において、全体画像Pが中心CPに所定の半径Rrefの円からなる境界線Bを描いたときの境界線Bの内側の円内領域Rcと、境界線B上にある境界画素Pixと、境界線の外側にある円外領域Rdとに領域分割される(ステップST1、図2、図3参照)。
次に、円内領域補正手段20による円内領域Rcへの画像補正と、円外領域補正手段30による円外領域Rdへの画像補正と、境界領域補正手段40による境界領域Rbへの画像補正とがMCU1〜MCU4を用いてそれぞれ並列した画像処理が行われる(ステップST2〜ST4、図4〜図6参照)。特に、境界領域補正手段40において、N番目(Nは整数)の境界画素Pixについての交点IP1、IP2の算出をMPU3により実行され、算出した交点IP1、IP2を用いた面積S1、S2の計算および補正後の境界画素Pixの算出がMPU4により行われる。その後、領域合成手段50において、並列処理により得られた画像補正後の円内領域Rcと円外領域Rdとが合成される(ステップST5)。
このように、全体画像Pを円内領域Rc、円外領域Rdおよび境界領域Rbとに分割し、それぞれ種類の異なる画像処理について異なるMPUを用いて並列処理を行うことにより、高速に画質の良い補正後の全体画像Pを取得することができる。すなわち、全体画像Pに対し並列処理により画像補正を行う場合、全体画像Pを格子状の各ブロックごとに領域分割し、各ブロック領域をそれぞれ並列処理することも考えられる。しかし、負の歪曲収差を有する対物レンズ2により結像された被写体像を撮影したとき、全体画像Pには中央の円周内とその周辺部分との間で明暗が発生するものである。よって、各ブロック領域毎に分類しても、たとえば1つのブロック領域内に明暗の発生の仕方が異なる画素が含まれてしまう場合がある。よって、各ブロック領域内においても暗く補正する画素と明るく補正する画素とが混在してしまい、各MPU1〜4において効率的な画像処理を行うことができない。
一方、上述のように対物レンズの特性に合わせて、円内領域Rc、円外領域Rd、境界画素Pixを領域分割し、円内領域Rcについては暗く、円外領域Rdについては明るく、境界領域Rbの境界画素Pixについては上述のように円内領域Rcと円外領域Rdとの画像処理を混在させるといったように、同じような画像処理を行うものについて各MPU1〜4によりそれぞれ処理を行うようにすることにより高速に画像処理を行うことができる。
特に、境界領域補正手段40において、交点算出手段41が、N+1番目(Nは整数)の境界画素について交点の算出を行っているとき、面積算出手段42および画素補正手段43が、N番目の境界画素Pixについて面積の算出および画素補正を行うものであるとき、曲線と直線の交点の算出のような高い処理能力を必要とする演算と、面積算出および画素補正の演算とを並列に行うことができるため、より高速な画像補正を実現することができる。
上記実施の形態によれば、負の歪曲収差を有する対物レンズ2により結像された被写体像を固体撮像素子3により撮影し取得した全体画像Pから、全体画像Pの中心CPに所定の半径Rrefの円からなる境界線Bを描いたときの円内領域Rcと、境界線B上にある境界領域Rbと、境界領域Rbの外側にある円外領域Rdを分割し、円内領域Rcへの画像補正と境界画素Pixへの画像補正と円外領域Rdへの画像補正とを並列処理し、並列処理により得られた画像補正後の円内領域Rcと円外領域Rdと境界画素Pixとを合成することにより、負の歪曲収差を有する対物レンズ2の明暗特性に合わせて円内領域Rcを設定して同じような画像補正をする画素毎に全体画像Pを分類し、円内領域Rc、円外領域Rdおよび境界画素Pixとを並列処理により明暗等の画像補正することができるため、高速に全体画像に補正を行うことができる。
本発明の実施の形態は上記実施の形態に限定されない。たとえば、図2および図3において円内領域Rcおよび円外領域Rdには、それぞれシェーディング補正を施す場合について例示しているが、広角レンズに起因する画像の明暗の補正のみならず、CCDの血管画素に対する画素値を補間する補正を行うようにしても良い。
また、上記実施の形態において、円内領域補正手段20、円外領域補正手段30は1つのマイクロプロセッサにより実行される場合について例示しているが、複数のマイクロプロセッサにより実行されるものであってもよい。
本発明の画像処理装置の好ましい実施の形態を示すブロック図 図1の領域分割手段において全体画像の領域が分割される様子を示す模式図 図1の領域分割手段において分割されたときに、境界線付近の画素の様子を示す模式図 図1の画像処理装置における境界領域補正手段の一例を示すブロック図 図1の領域分割手段において境界画素が境界線により分割される様子を示す模式図 図1の画像処理装置が実行されるマルチコアプロセッサの一例を示すブロック図 本発明の画像処理方法の好ましい実施の形態を示すフローチャート
符号の説明
1 画像処理装置
2 対物レンズ
3 固体撮像素子
10 領域分割手段
20 円内領域補正手段
30 円外領域補正手段
40 境界領域補正手段
50 領域合成手段
100 マルチコアプロセッサ
B 境界線
CP 中心
P 画像
P 全体画像
P1 全体画像
Pix 境界画素
Rc 円内領域
Rd 円外領域
Rref 半径

Claims (4)

  1. 負の歪曲収差を有する対物レンズにより結像された被写体像を固体撮像素子により撮影し取得した全体画像を、該全体画像の中心に所定の半径の円からなる境界線を描いたときの該境界線の内側の円内領域と、前記境界線上にある境界画素からなる境界領域と、該境界領域の外側にある円外領域とに分割し、
    分割した前記円内領域と前記円外領域と前記境界領域とに対しそれぞれ画像補正を並列して行い、
    並列処理により得られた画像補正後の前記円内領域と前記円外領域と前記境界領域とを合成する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  2. 負の歪曲収差を有する対物レンズにより結像された被写体像を固体撮像素子により撮影し取得した全体画像を、該全体画像の中心に所定の半径の円からなる境界線を描いたときの円内領域と、前記境界線上にある境界画素からなる境界領域と、該境界領域の外側にある円外領域とに分割する領域分割手段と、
    該領域分割手段により分割された前記円内領域への画像補正を行う円内領域補正手段と、
    前記領域分割手段により分割された前記境界領域への画像補正を行う境界領域補正手段と、
    該領域分割手段により分割された前記円外領域への画像補正を行う円外領域補正手段と、
    前記円内領域補正手段と前記境界領域補正手段と全体画像補正手段とにおいてそれぞれ補正された前記円内領域と前記円外領域と前記境界画素とを合成する領域合成手段と
    を備え、
    前記円内領域補正手段による前記円内領域への画像補正と、前記境界領域補正手段による前記境界画素への画像補正と、前記円外領域補正手段による前記円外領域への画像補正とが、マルチコアプロセッサを用いて並列して行われるものであることを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記境界領域補正手段が、
    前記境界画素の端部に2つ形成される境界線との交点を算出する交点算出手段と、
    該交点算出手段により算出された交点を結ぶ直線を描き、この直線により円内側の領域と円外側の領域とに分割して円内領域側の面積と円外領域側の面積とを算出する面積算出手段と、
    該面積算出手段により算出された面積を用いて境界画素の画素補正を行う画素補正手段と
    を備え、
    前記交点算出手段が、N+1番目(Nは整数)の前記境界画素について交点の算出を行っているとき、前記面積算出手段および前記画素補正手段が、N番目の前記境界画素について面積の算出および画素補正を行うものであることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. コンピュータに、
    負の歪曲収差を有する対物レンズにより結像された被写体像を固体撮像素子により撮影し取得した全体画像を、該全体画像の中心に所定の半径の円からなる境界線を描いたときの該境界線の内側の円内領域と、前記境界線上にある境界画素からなる境界領域と、該境界領域の外側にある円外領域とに分割し、
    分割した前記円内領域と前記円外領域と前記境界領域とに対しそれぞれ画像補正を並列して行い、
    並列処理により得られた画像補正後の前記円内領域と前記円外領域と前記境界領域とを合成する
    ことを実行させるための画像処理プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014123846A (ja) * 2012-12-20 2014-07-03 Olympus Corp 撮像装置および撮像方法

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