JP2008141174A5 - - Google Patents

Claims (11)

1. 発光色の異なる複数の有機発光素子を有し、
   各有機発光素子は、光反射性の陰極と、前記陰極に接している電子注入層および発光層を含む有機化合物層と、光透過性の陽極と、を有し、
   前記電子注入層は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物の少なくとも１種と、有機化合物と、を含む有機発光装置において、
   前記電子注入層の厚みは、前記発光色の異なる複数の有機発光素子で異なっており、かつ、各有機発光素子の前記発光層から外部に出る光と前記陰極が有する反射面で反射して外部に出る光とが強め合う膜厚であることを特徴とする有機発光装置。
2. 各有機発光素子における前記電子注入層を除く前記有機化合物層の厚みは、前記発光色によらず同一であることを特徴とする請求項１に記載の有機発光装置。
3. 前記有機化合物層は、前記電子注入層以外の電荷伝導層を有し、
   前記電荷伝導層は、発光色の異なる複数の有機発光素子の間を跨いで共通に形成されていることを特徴とする請求項２に記載の有機発光装置。
4. 各有機発光素子における、前記発光層中の発光位置と前記陰極が有する反射面との間の光学距離が、各有機発光素子の前記発光層から外部に出る光と前記陰極が有する反射面で反射して外部に出る光とが強め合う光学距離であることを特徴とする請求項１乃至請求項３のいずれか１項に記載の有機発光装置。
5. 各有機発光素子における、前記発光層中の発光位置と前記陰極が有する反射面との間の光学距離が、前記発光層から出る光のピーク波長の１／４の奇数倍であることを特徴とする請求項４に記載の有機発光装置。
6. 各有機発光素子における、前記発光層中の発光位置と前記陰極が有する反射面との間の光学距離が、前記発光層から出る光のピーク波長の３／４であることを特徴とする請求項５に記載の有機発光装置。
7. 前記アルカリ金属化合物は、セシウム化合物であることを特徴とする請求項１乃至請求項６のいずれか１項に記載の有機発光装置。
8. 前記セシウム化合物は、炭酸セシウムを加熱して得られる物質であることを特徴とする請求項７に記載の有機発光装置。
9. 前記複数の有機発光素子を駆動するための薄膜トランジスタを複数有することを特徴とする請求項１乃至請求項８のいずれか１項に記載の有機発光装置。
10. 前記薄膜トランジスタは、ｎチャンネル型であることを特徴とする請求項９に記載の有機発光装置。
11. 前記薄膜トランジスタを形成する半導体層は、アモルファスシリコンであることを特徴とする請求項９または請求項１０に記載の有機発光装置。