JP2008139812A - プロジェクタを構成する光学部品の調整装置、及び調整方法 - Google Patents

プロジェクタを構成する光学部品の調整装置、及び調整方法 Download PDF

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ティン リン
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フー シン ワン
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Abstract

【課題】通常スクリーンに表示される画像に基づいて光軸調整、及びコントラスト調整を
行うことができ、作業スペースを小型化することができるプロジェクタを構成する光学部
品の調整装置の提供。
【解決手段】調整装置10は、スクリーン11と、照度計12と、遮光箱13とを備える
。スクリーン11は、表示される投影画像が40インチとなる位置P1に配置される。照
度計12は、プロジェクタ1から投影される光学像の光路後段、かつ、スクリーン11よ
りもプロジェクタ1側に配置される。ここで、照度計12は、表示影が投影画像の外縁に
かからない範囲内における最もプロジェクタ1に近い位置P2に照度計12を配置される
。遮光箱13は、プロジェクタ1から投影される光学像の光路の一部と、照度計12とを
囲むように配置される。
【選択図】図6

Description

本発明は、プロジェクタを構成する光学部品の調整装置、特にプロジェクタを構成する
光学部品の光軸調整、及びコントラスト調整を行う調整装置、及び調整方法に関する。
従来、光源から射出された光を画像情報に応じて変調して光学像を形成し、当該光学像
をスクリーンに拡大投射するプロジェクタが知られている。
このようなプロジェクタでは、より鮮明な光学像を得るために、プロジェクタに収納配
置される光学部品であるレンズ間の相対位置や偏光板の向き等を調整する光軸調整、及び
コントラスト調整が行われる(例えば、特許文献1参照)。
このような各調整を行うにあたっては、プロジェクタから光学像を拡大投射することに
より、プロジェクタのフォーカス位置に配置されたスクリーン上に画像を表示し、作業者
が、このスクリーンに表示される画像を観察しながら各調整を行っている。このとき、プ
ロジェクタから拡大投射される光学像の輝度を確保するため、プロジェクタと、スクリー
ンとを含む調整装置全体を、例えば、特許文献2に記載の光軸調整装置のように、箱状の
筐体で覆っている。このため、調整装置を設置するには大きな作業スペースが必要になる

これに対して、例えば、特許文献3に記載のプロジェクタの光軸調整装置では、プロジ
ェクタから拡大投射される光学像の光路後段に凸レンズを配置することにより、プロジェ
クタのフォーカス位置をプロジェクタに近づけている。
特開2003−75696号公報 特開2005−134556号公報 特開2004−4562号公報
しかしながら、特許文献3に記載のプロジェクタの光軸調整装置では、凸レンズにより
プロジェクタから拡大投射される光学像を偏向しているため、通常スクリーンに表示され
る画像とは異なる画像に基づいて各調整を行わなければならないという問題があった。
本発明の目的は、通常スクリーンに表示される画像に基づいて光軸調整、及びコントラ
スト調整を行うことができ、作業スペースを小型化することができるプロジェクタを構成
する光学部品の調整装置、及び調整方法を提供することにある。
本発明のプロジェクタを構成する光学部品の調整装置は、光源と、前記光源から射出さ
れた光の光路上に配置される複数の光学部品と、前記複数の光学部品を通過する光を、入
力される画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置と、形成された光学像を
拡大投射する投射光学装置とを備えたプロジェクタを構成する光学部品の調整装置であっ
て、前記光学像が投影されることにより投影画像を表示するスクリーンと、前記プロジェ
クタにより拡大投射される光学像の光路後段、かつ、前記スクリーンよりも当該プロジェ
クタ側に配置され、前記光学像の照度を測定する照度計と、前記光学像の光路のうち、前
記プロジェクタから前記照度計に至る光路を囲み、当該照度計に周縁からの光が入射する
ことを防止する周縁光防止手段とを備えることを特徴とする。
このような構成によれば、プロジェクタを構成する光学部品の調整装置は、プロジェク
タから投射される光学像が投影されることにより投影画像を表示するスクリーンを備える
ので、作業者は、通常スクリーンに表示される画像に基づいてプロジェクタを構成する光
学部品の調整を行うことができる。
また、近年では、プロジェクタの高輝度化が進み、前述したように、調整装置全体を筐
体で覆わなくとも十分な輝度を確保することができるようになっている。したがって、こ
のような構成によれば、照度計は、スクリーンよりもプロジェクタ側に配置され、周縁光
防止手段は、光学像の光路のうち、プロジェクタから照度計に至る光路を囲み、調整装置
全体を囲んでいないので、従来の調整装置と比較して作業スペースを小型化することがで
きる。
本発明では、前記照度計は、前記プロジェクタから投射される光学像を受光する受光部
を有し、当該照度計には、当該受光部にて受光される光を減光するフィルタが設けられて
いることが好ましい。
照度計は、スクリーンよりもプロジェクタ側に配置されるので、測定される照度値は、
照度計がスクリーン近傍に配置される場合と比較して大きくなる。このため、照度計に入
射する光の照度が、照度計にて測定可能な照度値の範囲を超えてしまう場合がある。しか
しながら、このような構成によれば、照度計に入射する光が大きくなった場合でもフィル
タにより減光されるので照度計にて測定可能な照度値の範囲で測定することができる。
本発明のプロジェクタを構成する光学部品の調整方法は、光源と、前記光源から射出さ
れた光の光路上に配置される複数の光学部品と、前記複数の光学部品を通過する光を、入
力される画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置と、形成された光学像を
拡大投射する投射光学装置とを備えたプロジェクタを構成する光学部品の調整方法であっ
て、前記プロジェクタから光学像をスクリーンに投影し、当該スクリーンに表示される投
影画像に基づいて前記光学部品を所定の光路上に位置調整する光軸調整工程と、前記プロ
ジェクタにより拡大投射される光学像の光路後段、かつ、前記スクリーンよりも当該プロ
ジェクタ側に照度計を配置する照度計配置工程と、前記光学像の光路のうち、前記プロジ
ェクタから前記照度計に至る光路を囲み、当該照度計に周縁からの光が入射することを防
止する周縁光防止工程と、前記照度計に、当該照度計の受光部にて受光される光を減光す
るフィルタを取り付ける減光フィルタ取付工程と、前記プロジェクタから全黒画像を投影
し、前記照度計により照度を測定するとともに、当該照度に基づいて、前記複数の光学部
品の一部である偏光板を姿勢調整するコントラスト調整工程と、前記プロジェクタから全
黒画像を投影し、前記照度計により照度を測定する全黒画像照度測定工程と、前記プロジ
ェクタから全白画像を投影し、前記照度計により照度を測定する全白画像照度測定工程と
、前記全黒画像照度測定工程により測定される全黒画像の照度と、前記全白画像照度測定
工程により測定される全白画像の照度とに基づいてコントラスト比を算出するコントラス
ト比算出工程と、前記コントラスト比算出工程により算出されるコントラスト比と、所定
の閾値とを比較して当該コントラスト比の良否判定を行う良否判定工程とを実行すること
を特徴とする。
このような構成によれば、前述したプロジェクタの光学部品の調整装置にて光軸調整、
及びコントラスト調整を行う場合と同様の作用および効果を享受することができる。
また、全黒画像照度測定工程、全白画像照度測定工程、コントラスト比算出工程、及び
良否判定工程の各工程を実行するので、コントラスト調整を行ったプロジェクタのコント
ラスト比を検査することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[プロジェクタ1の全体構成]
図1は、本実施形態に係るプロジェクタ1の概略構成を示す模式図である。
プロジェクタ1は、光源から射出される光を画像情報に応じて変調して光学像を形成し
、形成した光学像をスクリーン(図示省略)上に拡大投射するものである。このプロジェ
クタ1は、図1に示すように、外装筺体2と、投射レンズ3と、光学ユニット4等を備え
ている。
なお、図1において、図示は省略するが、外装筺体2内における投射レンズ3、及び光
学ユニット4以外の空間には、プロジェクタ1内部を冷却する冷却ファン等で構成される
冷却ユニット、プロジェクタ1内部の各構成部材に電力を供給する電源ユニット、及びプ
ロジェクタ1全体を制御する制御ユニット等が配置されるものとする。
外装筺体2は、合成樹脂等から構成され、図1に示すように、投射レンズ3、及び光学
ユニット4等を内部に収納配置する全体略直方体状に形成されている。なお、外装筺体2
は、合成樹脂等に限らず、その他の材料にて形成してもよく、例えば、金属等により構成
してもよい。
投射レンズ3は、光学ユニット4にて形成された光学像(カラー画像)を図示しないス
クリーン上に拡大投射する投射光学装置である。この投射レンズ3は、筒状の鏡筒内に複
数のレンズが収納された組レンズとして構成されている。
[光学ユニット4の構成]
光学ユニット4は、前述の制御ユニットによる制御の下、光源から射出された光を、光
学的に処理して画像情報に対応した光学像(カラー画像)を形成するユニットである。こ
の光学ユニット4は、図1に示すように、外装筺体2の背面に沿って延出するとともに、
外装筺体2の側面に沿って延出する平面視略L字形状を有している。
この光学ユニット4は、照明光学装置41と、色分離光学装置42と、リレー光学装置
43と、電気光学装置44と、これら光学部品41〜44を内部に収納配置するとともに
、投射レンズ3を所定位置で支持固定する光学部品用筐体45とを備えている。
照明光学装置41は、電気光学装置44を構成する後述する液晶パネル441の画像形
成領域をほぼ均一に照明するための均一照明光学系である。この照明光学装置41は、光
源装置411と、第1レンズアレイ412と、第2レンズアレイ413と、偏光変換素子
414と、重畳レンズ415とを備えて構成されている。
光源装置411は、放射状の光線を射出する光源ランプ416と、当該光源ランプ41
6から射出された放射光を反射して、所定位置に収束させるリフレクタ417と、当該リ
フレクタ417にて収束される光を照明光軸Aに対して平行化する平行化凹レンズ418
とを備えている。
第1レンズアレイ412は、照明光軸Aに略直交する面内に複数の小レンズが、マトリ
クス状に配列された構成を有している。これら小レンズは、照明光軸A方向から見て略矩
形状の輪郭を有している。そして、これら各小レンズは、光源装置411から射出される
光を、複数の部分光に分割する。
第2レンズアレイ413は、第1レンズアレイ412と同様の構成を有しており、第1
レンズアレイ412の小レンズに対応する小レンズがマトリクス状に配列された構成を有
している。この第2レンズアレイ413は、重畳レンズ415とともに、第1レンズアレ
イ412の各小レンズの像を、電気光学装置44の後述する液晶パネル441の画像形成
領域に結像させる機能を有している。
偏光変換素子414は、第2レンズアレイ413と重畳レンズ415との間に配置され
、第2レンズアレイ413からの光を略1種類の直線偏光に変換するものである。
具体的には、偏光変換素子414によって略1種類の直線偏光に変換された各部分光は
、重畳レンズ415によって最終的に後述する液晶パネル441の画像形成領域にほぼ重
畳される。偏光を変調するタイプの液晶パネルを用いたプロジェクタでは、1種類の直線
偏光しか利用できないため、ランダムな偏光を発する光源装置411からの光の略半分を
利用できない。このため、偏光変換素子414を用いることで、光源装置411からの射
出光を略1種類の直線偏光に変換し、電気光学装置44での光の利用効率を高めている。
色分離光学装置42は、2枚のダイクロイックミラー421,422と、反射ミラー4
23とを備え、ダイクロイックミラー421,422により照明光学装置41から射出さ
れた複数の部分光を赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色光に分離する。
リレー光学装置43は、入射側レンズ431、リレーレンズ433、及び反射ミラー4
32,434を備え、色分離光学装置42で分離された赤色光を後述する液晶パネル44
1Rまで導く機能を有している。
この際、色分離光学装置42のダイクロイックミラー421では、照明光学装置41か
ら射出された光の赤色光成分と緑色光成分とが透過するとともに、青色光成分が反射する
。ダイクロイックミラー421によって反射した青色光は、反射ミラー423で反射し、
青色光用のフィールドレンズ419Bを通って後述する液晶パネル441Bに達する。こ
のフィールドレンズ419Bは、第2レンズアレイ413から射出された各部分光をその
中心軸(主光線)に対して平行な光に変換する。後述する他の液晶パネル441G,44
1Rの光入射側に設けられたフィールドレンズ419G,419Rも同様である。
ダイクロイックミラー421を透過した赤色光と緑色光のうち、緑色光は、ダイクロイ
ックミラー422によって反射し、緑色光用のフィールドレンズ419Gを通って後述す
る液晶パネル441Gに達する。一方、赤色光は、ダイクロイックミラー422を透過し
てリレー光学装置43を通り、さらに、赤色光用のフィールドレンズ419Rを通って後
述する液晶パネル441Rに達する。なお、赤色光にリレー光学装置43が用いられてい
るのは、赤色光の光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長いため、光の拡散等による
光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、入射側レンズ431に入射した部
分光をそのまま、フィールドレンズ419Rに伝えるためである。なお、リレー光学装置
43には、3つの色光のうち赤色光を通す構成としたが、これに限らず、例えば、青色光
を通す構成としてもよい。
電気光学装置44は、色分離光学装置42から射出される3つの色光を画像情報に応じ
てそれぞれ変調し、変調した各色光を合成して光学像(カラー画像)を形成する。
この電気光学装置44は、図1に示すように、光変調装置としての液晶パネル441(
赤色光用の液晶パネルを441R、緑色光用の液晶パネルを441G、及び青色光用の液
晶パネルを441Bとする)と、これら各液晶パネル441の光入射側にそれぞれ配置さ
れる3つの入射側偏光板442(赤色光用の入射側偏光板を442R、緑色光用の入射側
偏光板を442G、及び入射側偏光板を442Bとする)と、各液晶パネル441の光射
出側にそれぞれ配置される3つの視野角補償板443と、3つの視野角補償板443の光
射出側にそれぞれ配置される3つの射出側偏光板444と、色合成光学装置としてのクロ
スダイクロイックプリズム445とを備えて構成されている。
各入射側偏光板442には、偏光変換素子414で偏光方向が略一方向に揃えられた各
色光が入射し、当該入射側偏光板442は、入射した光のうち、偏光変換素子414で揃
えられた光の偏光方向と略同一方向の偏光のみ透過させ、その他の光を吸収するものであ
る。各入射側偏光板442は、例えば、サファイアガラスまたは水晶等の透光性基板上に
偏光層が貼付された構成を有している。
各液晶パネル441は、詳しい図示を省略するが、一対の透明なガラス基板間に電気光
学物質である液晶が密閉封入した構成を有し、前述の制御ユニットからの駆動信号に応じ
て、液晶の配向状態が制御され、各入射側偏光板442から射出された偏光の偏光方向を
変調する。
視野角補償板443は、フィルム状に形成され、各液晶パネル441に光が斜方入射し
た場合(パネル面の法線方向に対して傾斜して入射した場合)の当該液晶パネル441で
生じる複屈折による常光と異常光との間に生じる位相差を補償する。この視野角補償板4
43は、負の一軸性を有する光学異方体であり、その光学軸がフィルム面内の所定方向に
向きかつ、該フィルム面から面外方向に所定角度傾斜するように配向している。
射出側偏光板444は、各液晶パネル441から射出され視野角補償板443を介した
光のうち、各入射側偏光板442における光の透過軸と直交する偏光方向を有する光のみ
透過させ、その他の光を吸収するものである。
クロスダイクロイックプリズム445は、射出側偏光板444から射出された色光毎に
変調された変調光を合成して光学像(カラー画像)を形成する。このクロスダイクロイッ
クプリズム445は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視正方形状をなし、直角プ
リズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層層が形成されている。これら誘電
体多層層は、投射レンズ3と対向する側(G色光側)に配置された射出側偏光板444を
介した色光を透過し、残り2つの射出側偏光板444(R色光側、及びB色光側)を介し
た色光を反射する。このようにして、各入射側偏光板442、各液晶パネル441、各視
野角補償板443、及び各射出側偏光板444にて変調された各色光が合成されてカラー
画像が形成される。
以上説明した、各光学素子412〜415,419R,419G,419B,421〜
423,431〜434,441R,441G,441B,442R,442G,442
B,443〜445が本発明に係る光学部品に相当する。以下、各光学素子を総称して光
学部品群46とする。
例えば、第1レンズアレイ412、第2レンズアレイ413、及び重畳レンズ415は
、照明光軸Aに対する姿勢(照明光軸Aに対する各光学部品の配置状態)を変更すること
により、各液晶パネル441に照明される照明光の照明位置を調整可能である。
なお、本実施形態では、重畳レンズ415、及び各フィールドレンズ419の姿勢を調
整することにより光軸調整を行う光軸調整方法、及び各入射側偏光板442の姿勢を調整
することによりコントラスト調整を行うコントラスト調整方法を例として説明する。
[光軸調整方法]
まず、重畳レンズ415、及び各フィールドレンズ419の姿勢を調整することにより
光軸調整を行う光軸調整方法について図1〜図3を参照して説明する。
図2は、光軸調整方法のフローチャートを示す図である。
図3は、光軸調整を実施する際のプロジェクタの投影画像を示す図である。
プロジェクタ1の光軸調整を行うにあたり、作業者は、図2に示すように、光源装置4
11の光源ランプ416を点灯させて白色光を射出させ、この射出された光が光学部品群
46を通過した後の光学像を、投射レンズ3を介してスクリーン11に投射させる(ST
1)。
スクリーン11に投影された投影画像8は、例えば、図3(A)に示すように、全面白
色の画像ではなく、白色領域81と、この白色領域81の外周側に表示影として所定の幅
寸法で形成された色光領域82とを備えて構成される。
白色領域81は、重畳レンズ415、及び各フィールドレンズ419の光軸が、他の光
学部品群46の光軸と合致して、R,G,B3色全ての色光が合成されて形成される画像
領域である。
色光領域82は、3色の色光のうち、一部の色光のみで形成される画像領域であって、
図3(A)において、上側、及び右側に現れる青色領域82Bと、この青色領域82Bの
内側に現れる深紅色(マゼンタ)領域82Mと、下側、及び左側に現れる黄色領域82Y
とを有する。
なお、深紅色領域82Mは、緑色光を含まずに赤色光、及び青色光で形成される画像領
域である。また、黄色領域82Yは、青色光を含まずに赤色光、及び緑色光で形成される
画像領域である。
ここで、上述した投影画像8に表示影として色光領域82が現れるのは、重畳レンズ4
15、及び各フィールドレンズ419の光軸が、他の光学部品群46の光軸とずれていて
、これらのレンズ位置の誤差による軸上色収差の影響が出ているからである。このため、
このような誤差による色収差の影響を抑えることを目的として光軸調整を実施する。
スクリーン11に投影画像8が投影されると、作業者は、図2に示すように、スクリー
ン11に投影された投影画像8を確認しながら、重畳レンズ415を動かさずに、フィー
ルドレンズ419R、及びフィールドレンズ419Gの姿勢を調整する(ST2)。
フィールドレンズ419Rの姿勢を調整すると、色光領域82の上側、及び右側に形成
された深紅色領域82Mが消え、青色領域82Bが拡大される。
同様に、フィールドレンズ419Gの姿勢を調整すると、色光領域82の上側、及び右
側に形成された深紅色領域82Mが消え、白色領域81が拡大される。
以上のように、フィールドレンズ419R,419Gの光軸調整を実施し、図3(A)
に示す投影画像8における色光領域82の上側、及び右側に形成された深紅色領域82M
を消し、図3(B)に示すように、青色領域82B、及び黄色領域82Yのみ表示される
ようにする。
次に、作業者は、図2に示すように、フィールドレンズ419Bの光軸調整を実施する
(ST3)。
具体的には、フィールドレンズ419G,419Rの光軸調整により青色領域82B、
及び黄色領域82Yのみ表示された状態で、作業者は、フィールドレンズ419Bの姿勢
を調整し、図3(C)に示すように、色光領域82の左右に形成された青色領域82Bと
黄色領域82Yの幅寸法L1、及びL2を略同一にする。
さらに、作業者は、フィールドレンズ419Bの姿勢を調整し、図3(D)に示すよう
に、色光領域82の上下に形成された青色領域82Bと黄色領域82Yの幅寸法L3、及
びL4を略同一にする。
次に、作業者は、図2に示すように、スクリーン11に投影された投影画像8を確認し
ながら、色光領域82を消し、投影画像8全体が白色領域81となるように、重畳レンズ
415の光軸調整を実施する(ST4)。
具体的には、作業者は、重畳レンズ415の姿勢を調整し、図3(E)に示すように、
色光領域82の左右に形成された青色領域82B、及び黄色領域82Yを消す。また、同
様に重畳レンズ415の姿勢を調整し、図3(F)に示すように、色光領域82の上下に
形成された青色領域82B、及び黄色領域82Yを消す。
以上のような光軸調整により、光学部品群46の光軸に対して、重畳レンズ415、及
び各フィールドレンズ419の光軸が合致した状態となる。
[コントラスト調整方法]
次に、各入射側偏光板442の姿勢を調整することによりコントラスト調整を行うコン
トラスト調整方法について図1、図4、及び図5を参照して説明する。
図4は、コントラスト調整方法のフローチャートを示す図である。
図5は、コントラスト調整を実施する際のプロジェクタの投影画像を示す図である。
プロジェクタ1のコントラスト調整を行うにあたり、作業者は、光源装置411の光源
ランプ416を点灯させて白色光を射出させ、この射出された光が各液晶パネル441を
通過した後の光学像を、投射レンズ3を介してスクリーン11に投影させる。そして、作
業者は、スクリーン11に投影された投影画像を確認しながら、以下に示すように、各液
晶パネル441に対する各入射側偏光板442の姿勢を調整する(ST11)。
まず、作業者は、図4に示すように、液晶パネル441に全面遮光領域(黒色)となる
ような画像情報を入力し、スクリーン11に全面が黒色の投影画像91(図5(A))を
投影させる(ST111)。
次に、作業者は、図4に示すように、スクリーン11の中央部分に照度計12を配置し
、投影画像91の照度値を測定する(ST112)。
そして、作業者は、図4に示すように、投影画像91の照度値を照度計12で測定しな
がら、各入射側偏光板442を照明光軸A回りに回転調整させ、液晶パネル441に対す
る入射側偏光板442の向きを調整する(ST113)。この際、図5(B)に示すよう
に、照度計12で測定された照度値が最小となる各入射側偏光板442の姿勢を特定する

なお、入射側偏光板442の回転調整において、全ての入射側偏光板442を略同時に
回転調整してもよいし、各入射側偏光板442を一つずつ順番に回転調整してもよい。順
番に調整する場合には、その順序は特に限定されない。
以上のように、各液晶パネル441に対する各入射側偏光板442の姿勢を調整するコ
ントラスト調整が行われる。
コントラスト調整が行われると、コントラスト比、すなわち、全面が黒色の投影画像に
おける照度値(最小照度値)と、全面が白色の投影画像における照度値との比を以下の検
査方法により検査する(ST12)。
まず、作業者は、図4に示すように、各入射側偏光板442の姿勢が特定された状態に
おいて、スクリーン11の中央部分に照度計12を配置し、投影画像91の照度値(最小
照度値)を測定する(ST121)。
次に、作業者は、図4に示すように、液晶パネル441に全面透過領域(白色)となる
ような画像情報を入力し、スクリーン11に全面が白色の投影画像92(図5(C))を
投影させる(ST122)。
次に、作業者は、図4に示すように、スクリーン11の中央部分に照度計12を配置し
、投影画像92の照度値(最大照度値)を測定する(ST123)。
そして、作業者は、照度計で測定された最小照度値と最大照度値との比、すなわち、コ
ントラスト比を求める(ST124)。
さらに、コントラスト比が予め設定した所定の閾値以上となるかどうかにより良品、ま
たは不良品の判定を行う(ST125)。
[調整装置の構成]
次に、本発明における光軸調整、及びコントラスト調整を行う調整装置について図6を
参照して説明する。
調整装置10は、図6に示すように、スクリーン11と、照度計12と、遮光箱13と
を備えて構成される。
スクリーン11は、プロジェクタ1から光学像が投影されることにより投影画像を表示
するものであり、表示される投影画像が40インチ(縦幅約61cm、横幅約81.2c
m)となる位置P1に配置される。ここで、本実施形態におけるプロジェクタ1のフォー
カス位置は、スクリーンに表示される投影画像が60インチとなる位置である。したがっ
て、スクリーン11を、フォーカス位置からプロジェクタ1側、またはプロジェクタ1と
は反対側に移動させると徐々に投影画像にぼけが生じる。
しかしながら、プロジェクタ1の調整においては、通常使用時ほど鮮明な投影画像を表
示することができなくとも前述した光軸調整、及びコントラスト調整等の各調整を実施す
ることができればよい。また、プロジェクタ1と、スクリーン11との距離が離れれば離
れるほど調整装置を設置する作業スペースが大きくなるので、本実施形態においては、プ
ロジェクタ1の調整を実施することができる範囲内における最も小さい作業スペースとす
るべく、図6に示すように、表示される投影画像が40インチとなる位置P1にスクリー
ン11を配置した。
照度計12は、入射する光の照度値を測定するものであり、プロジェクタ1から投影さ
れる光学像の光路後段、かつ、スクリーン11よりもプロジェクタ1側に配置される。ま
た、照度計12の受光部には、減光フィルタ121が取り付けられている。
周縁光防止手段としての遮光箱13は、照度計12に周縁からの光が入射することを防
止するものであり、プロジェクタ1から投影される光学像の光路のうち、プロジェクタ1
から照度計12に至る光路を囲むように配置される。また、遮光箱13は、プロジェクタ
1側の側面と、スクリーン11側の側面とが開口された断面凹状に形成されている。
一般的に、コントラスト調整時における照度値の測定は、前述したフォーカス位置、す
なわち、スクリーンに表示される投影画像が60インチとなる位置に照度計を配置して測
定する。しかしながら、本実施形態においては、スクリーン11は、表示される投影画像
が40インチとなる位置P1に配置されるので、照度計12を位置P1に配置することが
考えられる。
ここで、照度計12により照度を測定する場合には、より正確な測定結果を得るために
、周縁からの光が入射することを防止することが好ましい。このため、本実施形態におい
ては、遮光箱13により、照度計12に周縁からの光が入射することを防止している。こ
の遮光箱13は、プロジェクタ1から光学像が投影され、照度計12に入射するまでの光
路を囲う必要があるので、照度計12を、スクリーン11が配置される位置に配置した場
合には、スクリーン11を含めた調整装置10全体を囲うことが必要となり、調整装置1
0を設置する作業スペースが大きくなる。
そこで、本実施形態では、照度計12の表示影が投影画像の外縁にかかると、光軸調整
の妨げとなるため、図6に示すように、照度計12の表示影が投影画像の外縁にかからな
い範囲内における最もプロジェクタ1に近い位置P2に照度計12を配置する。これによ
り、遮光箱13を小さくすることができるので、調整装置10を設置するスペースを小さ
くすることができる。なお、本実施形態では、プロジェクタ1と、照度計12との距離は
35cmとしている。
ここで、照度計12を位置P2に配置することにより、照度計12にて測定される照度
値は、位置P1に配置される場合と比較して大きくなる。そこで、本実施形態では、照度
計12にて測定される照度値が大きくなった場合でも照度計12にて測定可能な照度値の
範囲内で測定できるように照度計12の受光部を減光フィルタ121で覆う。
次に、プロジェクタ1を構成する光学部品の調整方法について図7のフローチャートを
参照して説明する。
まず、作業者は、ST21において、前述した光軸調整方法に基づいて調整装置10に
設置されたプロジェクタ1の光軸調整を行う(光軸調整工程)。
次に、作業者は、ST22において、前述したコントラスト調整方法に基づいて調整装
置10に設置されたプロジェクタ1のコントラスト調整を行う。
すなわち、プロジェクタ1は、調整装置10に設置されているので、照度計12は、プ
ロジェクタ1から投影される光学像の光路後段、かつ、スクリーン11よりもプロジェク
タ1側に配置される(照度計配置工程)。
また、遮光箱13は、プロジェクタ1から投影される光学像の光路の一部と、照度計1
2とを囲むように配置され、照度計12に周縁からの光が入射することを防止する(周縁
光防止工程)。
さらに、照度計12の受光部には、減光フィルタ121が取り付けられている(減光フ
ィルタ取付工程)。
そして、作業者は、以上の各工程を行った後、コントラスト調整工程、すなわち、前述
したコントラスト調整方法におけるST11を行う。
次に、作業者は、ST23において、前述したコントラスト比の検査方法に基づいて調
整装置10に設置されたプロジェクタ1のコントラスト比の検査、すなわち、前述したコ
ントラスト調整方法におけるST12を行う。
なお、全黒画像照度測定工程は、ST121であり、全白画像照度測定工程は、ST1
22、及びST123であり、コントラスト比算出工程は、ST124であり、良否判定
工程は、ST125である。
ここで、調整装置10において測定される照度値は、照度計12を位置P2に配置し、
かつ、照度計12の受光部を減光フィルタ121で覆うので、位置P2に照度計12を配
置して測定する場合の照度値とは異なっている。
すなわち、最小照度値は、全面が黒色の投影画像の照度を測定しているため、照度計を
位置P1に配置した場合と、位置P2に配置した場合とで略同一の照度値となるが、最大
照度値は、全面が白色の投影画像の照度を測定しているため、照度計を位置P1に配置し
た場合と、位置P2に配置した場合とで照度値が異なる。したがって、コントラスト比の
検査において、照度計12を位置P1に配置して測定する場合のコントラスト比の閾値を
、照度計12を位置P2に配置して測定する場合のコントラスト比の閾値としてそのまま
使用することはできない。
そこで、照度計12の受光部を覆う減光フィルタ121の減光率と、位置P1、及び位
置P2における投影画像の面積比とを用いることにより、照度計12を位置P2に配置し
て測定する場合のコントラスト比を、照度計12を位置P1に配置して測定する場合のコ
ントラスト比に変換する必要がある。
すなわち、作業者は、減光フィルタ121の減光率を用いることにより、減光フィルタ
121により減光された照度値から実際の位置P2における照度値への変換を行う。
また、スクリーン11に表示される投影画像の大きさは、40インチ(縦幅約62cm
、横幅約82cm)であり、位置P2にスクリーンを配置した場合にスクリーンに表示さ
れる投影画像の大きさは、縦幅約19.5cm、横幅約26cmである。したがって、各
投影画像の面積は、それぞれ約0.495m2、0.0509m2であるので、作業者は、
この面積比を用いることにより、照度計12を位置P2に配置して測定する場合の照度値
を、照度計12を位置P1に配置して測定する場合の照度値に変換する。
[実施形態の効果]
本実施形態に係るプロジェクタ1によれば、次のような効果がある。
(1)プロジェクタ1の調整装置10は、投射レンズ3から投射される光学像が投影さ
れることにより投影画像を表示するスクリーン11を備えるので、作業者は、通常スクリ
ーンに表示される画像に基づいてプロジェクタ1の調整を行うことができる。
(2)スクリーン11は、表示される投影画像が40インチとなる位置P1に配置され
、照度計12は、表示影が投影画像の外縁にかからない範囲内における最もプロジェクタ
1に近い位置P2に配置され、遮光箱13は、プロジェクタ1から投影される光学像の光
路のうち、プロジェクタから照度計に至る光路を囲み、調整装置10全体を囲んでいない
ので、遮光箱13を小さくすることができ、従来の調整装置と比較して作業スペースを小
型化することができる。
(3)照度計12に入射する光が減光フィルタ121により減光されるので照度計12
にて測定可能な照度値の範囲で測定することができる。
(4)照度計12の受光部を覆う減光フィルタ121の減光率と、位置P1、及び位置
P2における投影画像の面積比とを用いることにより、照度計12を位置P2に配置して
測定する場合のコントラスト比を、照度計12を位置P1に配置して測定する場合のコン
トラスト比に変換するので、照度計12を位置P1に配置して測定する場合のコントラス
ト比の閾値を、照度計12を位置P2に配置して測定する場合のコントラスト比の閾値と
してそのまま使用することができる。
(5)全黒画像照度測定工程、全白画像照度測定工程、コントラスト比算出工程、及び
良否判定工程の各工程を実行するので、コントラスト調整を行ったプロジェクタのコント
ラスト比を検査することができる。
[実施形態の変形]
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範
囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、周縁光防止手段として遮光箱13により照度計12に周縁
からの光が入射することを防止していたが、例えば、暗幕などを張ることにより照度計1
2に周縁からの光が入射することを防止してもよく、要するに、プロジェクタから光学像
が投射され、照度計に入射するまでの光路を囲うことができればよい。
また、前記実施形態では、減光フィルタ121を用いて照度計12の受光部にて受光さ
れる光を減光していたが、照度計12に入射する光が照度計12にて測定可能な照度値の
範囲内であればフィルタを設けなくてもよく、要するに、照度計に入射する光の照度値を
測定することができればよい。
また、前記実施形態では、プロジェクタ1と、照度計12との距離は35cmとしてい
るが、これ以外の距離であってもよく、要するに、プロジェクタから投影される光学像の
光路後段、かつ、スクリーンよりもプロジェクタ側に配置されればよい。
また、前記実施形態では、プロジェクタ1の調整方法として、重畳レンズ415、及び
各フィールドレンズ419の姿勢を調整することにより光軸調整を行う光軸調整方法、及
び各入射側偏光板442の姿勢を調整することによりコントラスト調整を行うコントラス
ト調整方法を例示したが、他の光学部品の調整を行ってもよく、要するに、本発明の調整
装置にて調整を行うことができればよい。
本実施形態に係るプロジェクタの概略構成を示す模式図。 光軸調整方法のフローチャートを示す図。 光軸調整を実施する際のプロジェクタの投影画像を示す図。 コントラスト調整方法のフローチャートを示す図。 コントラスト調整を実施する際のプロジェクタの投影画像を示す図。 本実施形態に係るプロジェクタの光学部品の調整装置の概略構成を示す模式図。 本実施形態に係るプロジェクタの光学部品の調整方法のフローチャートを示す図。
符号の説明
1…プロジェクタ、2…外装筺体、3…投射レンズ、4…光学ユニット、8…投影画像
、10…調整装置、11…スクリーン、12…照度計、13…遮光箱、41…照明光学装
置、42…色分離光学装置、43…リレー光学装置、44…電気光学装置、45…光学部
品用筐体、46…光学部品群、81…白色領域、82…色光領域、82B…青色領域、8
2M…深紅色領域、82Y…黄色領域、91…投影画像、92…投影画像、121…減光
フィルタ、411…光源装置、412…第1レンズアレイ、413…第2レンズアレイ、
414…偏光変換素子、415…重畳レンズ、416…光源ランプ、417…リフレクタ
、418…平行化凹レンズ、419R…フィールドレンズ、419G…フィールドレンズ
、419B…フィールドレンズ、421…ダイクロイックミラー、422…ダイクロイッ
クミラー、423…反射ミラー、431…入射側レンズ、432…反射ミラー、433…
リレーレンズ、434…反射ミラー、441R…液晶パネル、441G…液晶パネル、4
41B…液晶パネル、442R…入射側偏光板、442G…入射側偏光板、442B…入
射側偏光板、443…視野角補償板、444…射出側偏光板、445…クロスダイクロイ
ックプリズム、A…照明光軸、L1…幅寸法、L2…幅寸法、L3…幅寸法、L4…幅寸
法、P1…位置、P2…位置、ST11…コントラスト調整工程、ST121…全黒画像
照度測定工程、ST122…全白画像照度測定工程、ST123…全白画像照度測定工程
、ST124…コントラスト比算出工程、ST125…良否判定工程、ST21…光軸調
整工程。

Claims (3)

  1. 光源と、前記光源から射出された光の光路上に配置される複数の光学部品と、前記複数
    の光学部品を通過する光を、入力される画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変
    調装置と、形成された光学像を拡大投射する投射光学装置とを備えたプロジェクタを構成
    する光学部品の調整装置であって、
    前記光学像が投影されることにより投影画像を表示するスクリーンと、
    前記プロジェクタにより拡大投射される光学像の光路後段、かつ、前記スクリーンより
    も当該プロジェクタ側に配置され、前記光学像の照度を測定する照度計と、
    前記光学像の光路のうち、前記プロジェクタから前記照度計に至る光路を囲み、当該照
    度計に周縁からの光が入射することを防止する周縁光防止手段とを備えることを特徴とす
    るプロジェクタを構成する光学部品の調整装置。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタを構成する光学部品の調整装置において、
    前記照度計は、前記プロジェクタから投射される光学像を受光する受光部を有し、当該
    照度計には、当該受光部にて受光される光を減光するフィルタが設けられていることを特
    徴とするプロジェクタを構成する光学部品の調整装置。
  3. 光源と、前記光源から射出された光の光路上に配置される複数の光学部品と、前記複数
    の光学部品を通過する光を、入力される画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変
    調装置と、形成された光学像を拡大投射する投射光学装置とを備えたプロジェクタを構成
    する光学部品の調整方法であって、
    前記プロジェクタから光学像をスクリーンに投影し、当該スクリーンに表示される投影
    画像に基づいて前記光学部品を所定の光路上に位置調整する光軸調整工程と、
    前記プロジェクタにより拡大投射される光学像の光路後段、かつ、前記スクリーンより
    も当該プロジェクタ側に照度計を配置する照度計配置工程と、
    前記光学像の光路のうち、前記プロジェクタから前記照度計に至る光路を囲み、当該照
    度計に周縁からの光が入射することを防止する周縁光防止工程と、
    前記照度計に、当該照度計の受光部にて受光される光を減光するフィルタを取り付ける
    減光フィルタ取付工程と、
    前記プロジェクタから全黒画像を投影し、前記照度計により照度を測定するとともに、
    当該照度に基づいて、前記複数の光学部品の一部である偏光板を姿勢調整するコントラス
    ト調整工程と、
    前記プロジェクタから全黒画像を投影し、前記照度計により照度を測定する全黒画像照
    度測定工程と、
    前記プロジェクタから全白画像を投影し、前記照度計により照度を測定する全白画像照
    度測定工程と、
    前記全黒画像照度測定工程により測定される全黒画像の照度と、前記全白画像照度測定
    工程により測定される全白画像の照度とに基づいてコントラスト比を算出するコントラス
    ト比算出工程と、
    前記コントラスト比算出工程により算出されるコントラスト比と、所定の閾値とを比較
    して当該コントラスト比の良否判定を行う良否判定工程とを実行することを特徴とするプ
    ロジェクタを構成する光学部品の調整方法。
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