JP2008139053A - ハニカム構造体の圧力損失の検査方法 - Google Patents

ハニカム構造体の圧力損失の検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ハニカム構造体の圧力損失を精度よく検査する方法を提供する。
【解決手段】検査装置100は、次のとおりDPF10の圧力損失を検査する。すなわち、まず、温度計124の温度信号、湿度計126の湿度信号、気圧計122の気圧信号により、それぞれチャンバ110内の温度、湿度、気圧を測定する。次に、上記気体の温度、湿度、気圧に基づいて、実流量の目標値を設定する。ここで実流量とは、排気管130、131、132、133内を流れる気体の流量のことである。この際、上記温度、湿度及び圧力の変化にともなう実流量の増減に追従させて、その目標値を増減させる。次に、制御部180は、上記実流量が目標値となるようにファン142の回転数を調整する。そして、実流量が目標値になると、差圧計120の圧損信号により、DPF10による気体の圧力損失を測定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハニカム構造体の圧力損失の検査方法に関する。
例えばディーゼルエンジンには、排ガス中のPM(パティキュレートマター)を捕集するフィルタ(DPF)が搭載されている。DPFは、隔壁により区画された多数のセルを有する構造体本体と、隣り合うセルの端部を互い違いに閉塞する閉塞部とを備える多孔質のハニカム構造体である。このようなDPFが排気管に設置された場合、排気管を流れる排ガスはセルの一端からセル内に流入し、隣り合うセルとの間の隔壁を通って、隣り合うセルの他端から流出する。このときPMは隔壁に捕集される。
このようなDPFの製造方法は、次のとおりである(例えば、特許文献1参照)。すなわち、まず構造体本体を成形する。具体的には、セラミック粉及び水を混錬して粘土質のセラミック材料を生成し、セラミック材料の押出成形により長尺の構造体本体を形成し、その構造体本体を所定の長さに切断することにより、粘土質の構造体本体を成形する。次に成形した粘土質の構造体本体を乾燥させる。次に乾燥させた構造体本体を焼成する。次に構造体本体に閉塞部を形成する。これによりDPFを形成することができる。
ここで、DPFに気体を流通させた場合のDPFの圧力損失は、DPFの隔壁による流路抵抗のばらつきによりDPF毎に異なる。DPFの隔壁による流路抵抗のばらつきは、DPFの焼成具合のばらつきなどにより生ずる。
そこで、DPFの検査の一つとして、DPFの圧力損失を次のように検査している。すなわち、まず排気管内にDPFを設置する。次に、排気管内に気体を流してDPF内に気体を流通させながら、DPFによる圧力損失を測定する。この検査では、DPFの圧力損失が所定範囲内の値か否かによりDPFの良否を判定することができる。例えばDPFの圧力損失が過小である場合は、そのDPFの隔壁による流路抵抗が過小であることが分かる。そのようなDPFはPMを効果的に捕集することができないので、そのDPFは不良品と判定される。また、例えばDPFの圧力損失が過大である場合は、そのDPFは、排ガスの流れを妨げてエンジンの機能を低下させるため、不良品と判定される。
特開2002−283331号公報
しかしながら、上述した検査方法では、排気管内の気体を一定の吸引力で吸引したり、排気管内へ気体を一定の送出力で送出したりすることにより、DPF内に気体を流通させている。その結果、DPFの隔壁による流路抵抗のばらつきにより、一定流量の気体をDPF内に流通させることができない。このようにDPFの圧力損失の測定条件が一定しない状態では、DPFの圧力損失を精度よく検査することができない。
本発明は上述の問題を解決するためになされたものであって、ハニカム構造体の圧力損失を精度よく検査する方法を提供することを主たる目的とするものである。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明では、ハニカム構造体内から気体を吸引する吸引力又はハニカム構造体内に気体を送出する送出力を調整することにより、ハニカム構造体内に予め設定した一定流量の気体を流通させ、ハニカム構造体内を気体が通過する際のハニカム構造体の圧力損失を検査する。すなわち、気体の流量変化による圧力損失の変化を排除した状態で、ハニカム構造体の圧力損失を検査する。これにより、ハニカム構造体の隔壁による流路抵抗のばらつきに関係なく、ハニカム構造体の圧力損失を精度よく検査することができる。なお、本明細書において「流量」は体積流量を意味する。
請求項2に記載の発明では、ハニカム構造体内を流通する気体の実流量を測定し、その実流量が目標値になるように吸引力又は送出力を調整する。したがって、実測した実流量に基づいて、ブロアの吸引力又は送出力を精度よく調整することができる。
請求項3に記載の発明では、実流量をハニカム構造体外で測定するため、その流量測定によってハニカム構造体による流路抵抗が変化することを防止することができる。
請求項4に記載の発明では、ハニカム構造体内を流通する気体の温度、湿度及び圧力の少なくとも1つを測定し、その測定結果に基づいて実流量の目標値を設定する。ここで実流量は気体の温度、湿度及び圧力の変化に伴って増減するが、その実流量の増減に追従させるように目標値を増減させることにより、実質的に一定流量の気体をハニカム構造体内に流通させることができる。
また請求項5に記載の発明では、ハニカム構造体内を流通する気体の温度、湿度及び圧力の少なくとも1つを測定し、その測定結果に基づいて実流量を補正する。ここで実流量は気体の温度、湿度及び圧力の変化に伴って増減するが、その実流量の増減を相殺するように実流量を補正することにより、実質的に一定流量の気体をハニカム構造体内に流通させることができる。
以下、本発明を具体化した複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
1.DPFの構成
図2に示すDPF10は、ディーゼルエンジンの排ガスに含まれるPMを捕集するフィルタである。DPF10は、多孔質のハニカム構造体であり、構造体本体11と閉塞部16とを備えている。筒状の構造体本体11は、セラミック材料などで形成され、隔壁12により区画された多数のセル14を有している。隣り合うセル14の端部は、閉塞部16により互い違いに閉塞されている。
その結果、エンジンの排気系にDPF10を設けた場合には、セル14の一端に流入した排ガスは、閉塞部16により塞がれている他端から流出することができない。そのため、セル14の一端に流入した排ガスは、そのセル14の隔壁12を通って隣り合うセル14の他端から流出する。排ガスが隔壁12を通過する際、排ガスに含まれるPMが隔壁12に捕集される。
以下、このDPF10の圧力損失を検査する検査装置100の構成、その作動をこの順に説明する。
2.検査装置の構成
検査装置100は、DPF10に気体を流通させ、DPF10内を気体が通過する際のDPF10の圧力損失を検査するための装置である。DPF10は、チャンバ110及び排気管130、131、132、133からなる排気流路を経由でブロア140に接続される。
検査対象であるDPF10は、チャンバ110の治具112上に載置される。治具112には、円形の開口部114が形成されている。開口部114は、治具112上に載置されるDPF10の外縁よりも内側に開口している。治具112はDPF10を保持する。この状態で、DPF10のセル14が開口する一端10aの外縁と治具112とが密着し、DPF10のセル14が治具112の開口部114に露出する。治具112は、ゴムなどの弾性を有する樹脂であることが望ましい。このようにDPF10と治具112とを密着させることにより、これらの間から気体が漏れることを防止することができる。
この状態でブロア140のファン142が回転すると、外気がDPF10の一端10aとは反対の他端10b側から一端10a側に向けて流れ、治具112の開口部114を通ってチャンバ110内に流入する。チャンバ110は、排気管130〜133の流路面積より大きい流路を形成している。これによりDPF10に作用するブロア140の吸引力を安定させることができる。
ブロア140は、DPF10内の気体を排気流路経由で吸引し、検査装置100外に排気する。ブロア140の吸引力はファン142の回転速度により制御することができる。
集塵フィルタ150は、排気流路、具体的には排気管130及び131の間に設けられ、排気流路を流通する気体の異物(例えば、DPF10原料の粉体)を除去する。このように集塵フィルタ150を排気流路の上流側に設けることにより、集塵フィルタ150よりも下流側に設けた装置、例えばブロア140を保護することができる。
整流板160は、排気流路の流量計126よりも上流側、具体的には排気管131及び132の間に設けられ、気体の流れを整える。これにより、流量計126は、排気流路を流れる気体の流量を正確に検出することができる。
流量計126は体積流量計である。流量計126は、排気流路の整流板160より下流側、具体的には排気管132及び133の間に設けられ、排気流路内を流れる気体の流量(以下、「実流量」という)を示す流量信号を出力する。
差圧計120は、DPF10を挟んだ上流側の圧力と下流側の圧力との圧力差(以下、DPF10の圧力損失という)を検出する。具体的には、差圧計120は、チャンバ110内の圧力と大気圧との圧力差を示す圧損信号を出力する。
圧力計122は排気流路内、例えばチャンバ110内の圧力を示す圧力信号を出力する。温度計124は排気流路内、例えばチャンバ110内の温度を示す温度信号を出力する。湿度計126は排気流路内、例えばチャンバ110内の湿度を示す湿度信号を出力する。
操作部170は、例えば検査状況などを表示する表示部172と各種の入力を受け付ける入力部174とを有している。表示部172は、上記流量、圧力損失、圧力、温度などを画面表示する表示器である。入力部174は、検査開始や検査の緊急停止の指示を入力するための操作ボタンである。
制御部180は、図示しないCPUやメモリなどから構成されている。メモリは、各種のプログラムやパラメータを記憶する。CPUは、メモリに格納されたプログラムを実行することにより各部を制御する。
3.検査装置の作動
図3は、制御部180により実行される検査プログラムの流れを示すフローチャートである。作業者が治具112上にDPF10を載置し、操作部170の操作により検査開始を指示する都度、制御部180により検査プログラムが実行される。
はじめに、制御部180は、温度計124の温度信号、湿度計126の湿度信号、圧力計122の圧力信号により、それぞれチャンバ110内の温度、湿度及び圧力を測定する(ステップS100参照)。
次に、制御部180は、チャンバ110内の温度、湿度及び圧力に基づいて目標値を設定する(ステップS102参照)。具体的には、制御部180は、上記温度、湿度及び圧力から所定の演算により目標値を算出する。又は、上記温度、湿度及び圧力と目標値とを関連づけるマップに従って目標値を求める。このようにして制御部180は、上記温度、湿度及び圧力の変化に伴う実流量の増減に追従させるように、その目標値を増減させる。
次に、制御部180は、ファン142を初期回転速度で回転させる(ステップS104参照)。ここで初期回転速度とは、例えば標準的な温度、湿度及び圧力で良品のDPF10を検査する場合に、実流量を目標値にするために必要な回転速度である。
次に、制御部180は、実流量と目標値との差に基づいてファン142の回転速度を変更する(ステップS106参照)。最初に本処理を実行する場合は、後述する実流量を測定する処理(ステップS108参照)が実行されていない。したがって、例えば、実流量の初期値として上記初期回転速度を予め設定しておけばよい。
次に、制御部180は、DPF10内を流れた気体の流量を測定する。具体的には、制御部180は、流量計126の流量信号により、排気流路を流れる気体の実流量を測定する(ステップS108参照)。
次に、制御部180は実流量と目標値とを比較する(ステップS110参照)。そして、実流量と目標値とが異なる場合、制御部180はステップS106の処理に戻る。一方、実流量と目標値とが同一である場合、制御部180は、ステップS112の処理を実行する。すなわち、制御部180は、実流量が目標値になるまでステップS106〜ステップS110の処理を繰り返し実行する。そして、実流量が目標値になると、制御部180は、差圧計120の圧損信号により、DPF10の圧力損失を測定する(ステップS112参照)。
DPF10の圧力損失の測定後、制御部180は、ファン142の回転を停止させる(ステップS114参照)。
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
ブロア140のファン142の回転速度を制御し、ブロア140の吸引力を調整することにより、排気流路を流れる気体の実流量を目標値に調整するようにした。これにより、DPF10による流路抵抗のばらつきに関係なく、それらのDPF10に一定流量の気体を流通させることができる。そして、このようにDPF10に一定流量の気体を流通させた状態で、DPF10の圧力損失を測定するようにした。すなわち、気体の流量変化による圧力損失の変化を排除した状態で、DPF10の圧力損失を検査するようにした。これにより、DPF10の隔壁12による流路抵抗のばらつきに関係なく、DPF10の圧力損失を精度よく測定することができる。
また、流量計126によりチャンバ110内を流れる気体の実流量を測定するようにした。すなわち、DPF10外で気体の実流量を測定するようにしたので、その流量測定によってDPF10による流路抵抗が変化することを防止することができる。
ここで、実流量は気体の温度、湿度及び圧力の変化に伴って変化する。これに対し、第1実施形態では、チャンバ110内の温度、湿度及び圧力に基づいて実流量の目標値を設定するようにした。これにより、気体の温度、湿度、圧力が変化したとしても、DPF10に実質的に一定流量の気体を流通させることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態の検査方法には、第1実施形態の検査方法と同様に検査装置100を用いる。ただし、第2実施形態では検査プログラムが第1実施形態と異なる。
図4は、第2実施形態において制御部180により実行される検査プログラムの流れを示すフローチャートである。なお、第1実施形態の検出プログラムの処理と実質的に同一の処理には、図4において図3と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
第2実施形態では、実流量の目標値を予め規定された固定値とする。したがって、制御部180は、第1実施形態の検出プログラムにおける目標値設定処理(図3に示すステップS102参照)を実行することなく、ファン142を始動させる(ステップS104参照)。
次に、制御部180は、第1実施形態の検出プログラムと同様にして、ファン142の回転速度を変更する(ステップS106参照)。ただし、実流量としては後述する処理において補正されたものを用いる。
次に、制御部180は、第1実施形態の検出プログラムと同様にして、排気流路を流れる気体の実流量を測定する(ステップS108参照)。
次に、制御部180は、チャンバ110内の温度、湿度及び圧力に基づいて実流量を補正する(ステップS209参照)。具体的には、制御部180は、例えば次式(1)に示すように、流量計126の流量信号により測定した実流量Q0(m3/s)とチャンバ110内の温度T(℃)、湿度H(%RH)及び圧力P(hPa)とから所定の演算により補正後の実流量Q(m3/s)を算出する。ただし、次式(1)において、F(H)は図5に示すように、湿度Hが大きくなるにつれて減少する値を示している。このようにして制御部180は、上記温度、湿度及び圧力の変化に伴う実流量の増減を相殺するように実流量を補正する。
Q=Q0*293.15/(273.15+T)*P/1013*F(H)・・・(1)
次に、制御部180は、補正後の実流量と目標値とを比較する(ステップS210参照)。そして、補正後の実流量と目標値とが異なる場合、制御部180はステップS106の処理に戻る。一方、補正後の実流量と目標値とが同一である場合、制御部180は、ステップS112の処理を実行する。すなわち、制御部180は、補正後の実流量が目標値になるまでステップS106、S108、S209、S210の処理を繰り返し実行する。そして、補正後の実流量が目標値になると、制御部180は、DPF10の圧力損失を測定する。以降の処理は、第1実施形態の検査プログラムの処理と実質的に同一である。
以上詳述した第2実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
第1実施形態と同様にして、排気流路を流れる気体の実流量を目標値に調整するようにしたので、DPF10の隔壁12による流路抵抗が異なったとしても、それらのDPF10に一定流量の気体を流通させることができる。また、気体の流量変化による圧力損失の変化を排除した状態で、DPF10の圧力損失を精度よく検査することができる。
また、第1実施形態と同様にして、DPF10外で気体の実流量を測定するようにしたので、その流量測定によってDPF10による流路抵抗が変化することを防止することができる。
また、実流量は気体の温度、湿度及び圧力の変化に伴って変化する。これに対し、第2実施形態では、流量計126の流量信号により測定した実流量をチャンバ110内の温度、湿度及び圧力に基づいて補正するようにした。これにより、気体の温度、湿度、圧力が変化したとしても、DPF10に実質的に一定流量の気体を流通させることができる。
(他の実施形態)
本発明は上記第1、第2実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
上記第1、第2実施形態では、DPF10の圧力損失の検査に検査装置100を用いた。しかしながら、DPF10の圧力損失の検査に用いる検査装置の構成は適宜変更することができる。例えば、検査装置100にチャンバ110を設けなくてもよい。また例えば、排気流路中に集塵フィルタ150や整流板160を設けなくてもよい。
上記第1、第2実施形態では、圧力計122、温度計124、湿度計126を排気流路内に配置し、それらに排気流路内の温度、湿度及び圧力を検出させたが、それらを排気流路外に配置し、それらに環境温度、環境湿度及び大気圧を検出させてもよい。
上記第1、第2実施形態では、DPF10の圧力損失の検査工程を検査装置100により自動化した。しかしながら、一部の工程を手動で行ってもよい。例えば、第1実施形態及び第2実施形態において、作業者が温度、湿度及び圧力を検査装置100に入力するようにしてもよいし、作業者が実流量及び目標値を比較しながらファン142の回転速度を調整するようにしてもよいし、排気流路に調量弁を設けてその開度を作業者が調整するようにしてもよい。また、第1実施形態において、作業者が実流量の目標値を検査装置100に入力するようにしてもよい。
上記第1、第2実施形態では、ブロア140によりDPF10内の気体を吸引したが、DPF10内に気体を送り込むようにしてもよい。例えば、検査装置100の排気流路中に設けた集塵フィルタ150、整流板160、流量計126の位置関係を気体の流れに従って逆転させ、ブロア140のファン142を逆回転させることにより、DPF10内に気体を送り込むことができる。
上記第1実施形態では、排気流路内を流れる気体の温度、湿度及び圧力に基づいて実流量の目標値を設定したが、上記気体の温度、湿度及び圧力の少なくとも1つに基づいて実流量の目標値を設定してもよい。一方、上記第2実施形態では、排気流路内を流れる気体の温度、湿度及び圧力に基づいて実流量を補正したが、上記気体の温度、湿度及び圧力の少なくとも1つに基づいて実流量を補正してもよい。
上記第1実施形態では、ファン142の始動前にチャンバ110内を流れる気体の温度、湿度及び圧力を一度だけ測定し、その気体の温度、湿度及び圧力に基づいて実流量の目標値を設定した。しかしながら、実流量測定時、その直前又は直後の気体の温度、湿度及び圧力を測定し、その気体の温度、湿度及び圧力に基づいて実流量の目標値を更新するようにしてもよい。これにより、DPF10内に一定流量の気体を精度よく流通させることができる。
上記第2実施形態では、ファン142の始動前にDPF10内を流れた気体の温度、湿度及び圧力を一度だけ測定し、その温度、湿度及び圧力に基づいて実流量を補正した。しかしながら、実流量測定時、その直前又は直後の気体の温度、湿度及び圧力を測定し、その温度、湿度及び圧力に基づいて実流量を補正するようにしてもよい。これにより、DPF10内に一定流量の気体を精度よく流通させることができる。
本発明の実施形態に係る検査装置を示す図。 (a)はDPFの断面図、(b)はDPFの正面図。 本発明の第1実施形態に係る検査プログラムの流れを示すフローチャート。 本発明の第2実施形態に係る検査プログラムの流れを示すフローチャート。 実流量の補正方法を説明するための図。
符号の説明
10…DPF、11…構造体本体、12…隔壁、14…セル、16…閉塞部、100…検査装置、110…チャンバ、112…治具、120…差圧計、122…圧力計、124…温度計、126…流量計、126…湿度計、130〜132…排気管、140…ブロア、142…ファン、180…制御部。

Claims (5)

  1. 隔壁により区画された複数のセルと、隣り合う前記セルの端部を互い違いに閉塞する閉塞部とを有する多孔質のハニカム構造体に適用され、前記ハニカム構造体の前記セルが開口する一端側から他端側に向けて前記ハニカム構造体内に気体をブロアにより流通させ、前記ハニカム構造体内を気体が通過する際の圧力損失を検査する検査方法において、
    前記圧力損失の検査に際し、前記ハニカム構造体内から気体を吸引する吸引力又は前記ハニカム構造体内に気体を送出する送出力を調整することにより、予め設定した一定流量の気体を前記ハニカム構造体内に流通させることを特徴とするハニカム構造体の圧力損失の検査方法。
  2. 前記ハニカム構造体内を流通する気体の実流量を測定し、その実流量が目標値になるように前記吸引力又は前記送出力を調整する請求項1に記載のハニカム構造体の圧力損失の検査方法。
  3. 前記実流量を前記ハニカム構造体外で測定する請求項2に記載のハニカム構造体の圧力損失の検査方法。
  4. 前記ハニカム構造体内を流通する気体の温度、湿度及び圧力の少なくとも1つを測定し、その気体の温度、湿度及び圧力の変化に伴う前記実流量の増減に追従させるように、測定した気体の温度、湿度及び圧力の少なくとも1つに基づいて前記目標値を増減させる請求項2又は3に記載のハニカム構造体の圧力損失の検査方法。
  5. 前記ハニカム構造体内を流通する気体の温度、湿度及び圧力の少なくとも1つを測定し、その気体の温度、湿度及び圧力の変化に伴う前記実流量の増減を相殺するように、測定した気体の温度、湿度及び圧力の少なくとも1つに基づいて前記実流量を補正し、補正後の前記実流量が前記目標値になるように前記吸引力又は前記送出力を調整する請求項2又は3に記載のハニカム構造体の圧力損失の検査方法。
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