JP2008139037A - Ccdイメージセンサでの輝度・色度測定装置及び光学フィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】CCDイメージセンサを用いて低コスト且つ短時間で大量の被測定光の輝度あるいは色度を高い再現性で正確に測定する。
【解決手段】発光体の光を複数の光ファイバ、該複数の光ファイバの端面を一度に撮映するための光学レンズを介してモノクロのCCDイメージセンサで受光する。CCDイメージセンサの前面(光学レンズとCCDイメージセンサとの間)に光学フィルタを配置し、且つ該光学フィルタのフィルタ特性(フィルタ透過率)を、受光経路系の分光感度を考慮したものとする。
【選択図】図4

Description

本発明は、CCDイメージセンサでの輝度・色度測定装置及び光学フィルタに関する。なお、ここでいう「輝度・色度測定装置」には、輝度のみを測定する装置、色度のみを測定する装置、輝度及び色度を測定する装置の3者の概念が含まれる。
従来図5及び図6に記載の発光素子の検査装置が知られている(特許文献1参照)。
この検査装置は、検査対象のセル(発光体:例えば2mm角)8が搭載されたパネル(例えば50mm角)6が、複数枚ずつ収容される複数台(図では4台)の恒温槽(試験空間)31〜34と、各セル8の光を恒温槽31〜34外に導くための、複数本の光ファイバ41が束ねられたファイババンドル40と、該ファイババンドル40で導かれた光を恒温槽31〜34外で検知するためのCCDイメージセンサ42と、該CCDイメージセンサ42の出力を処理して輝度値B及び色度を計算する画像処理装置44と、各セル8毎に設けられた、電源モジュール50と、各電源モジュール50を制御するための電源モジュール制御回路52と、測定対象となるチャネルを選択して、対応する電源モジュール50から駆動電源を与えるためのチャネルセレクタ54と、該チャネルセレクタ54で選択されたセル8の駆動電圧(V)、電流(I)を測定する電気特性計測器56と、前記恒温槽31〜34を制御する集中管理コントローラ60と、これらを制御するパソコン(PC)62とを備えている。
このように構成することで、各恒温槽31〜34内に配置されるセル8の光は、光ファイバ41を介して恒温槽31〜34の外へと導かれる。その結果、光ファイバ41(ファイババンドル40)の出力側に配置されるCCDイメージセンサ42によって、複数台の恒温槽31〜34内にそれぞれ収容された複数のセル8の光を一度に検知することが可能となっている。
特開2004−311209号公報
特許文献1に記載される検査装置は、所定条件(例えば高温・高圧)の恒温槽から、光ファイバによって恒温槽外へとセルの光を導いた上で、CCDイメージセンサによって検知した画像を基に測定をすることで、より簡易且つ正確な(恒温槽に光学安定性が保証されない測定用窓等を設けることなく測定可能という意味において正確な)測定が可能となっていた。又、複数の発光体の光をそれぞれ別の光ファイバで導いた上で、CCDイメージセンサによって光ファイバの束(光ファイババンドル)の端面を一度に(同時に)検知・測定するため、大量の発光体の測定を短時間で処理することが可能であった。
しかしながら、被測定光を複数の光ファイバを介して導き、これをCCDイメージセンサによって一度に検知して、例えば輝度を測定する場合、「輝度」というものが、もともと実際の被測定光に対して該被測定光が人間の目にとって均一に見えるような補正(CIE1931の等色関数のx(λ)、y(λ)、z(λ)のうちのy(λ)による補正)をして得られる概念の特性値であることから、当該y(λ)に係る補正をするのは当然であるが、このときにCCDイメージセンサにも特有の分光感度があることから、前記y(λ)とCCDイメージセンサの分光感度の影響をも考慮して被測定光を評価する必要がある。
そのため、従来は、y(λ)のほかに、例えばカメラメーカの提供する当該CCDイメージセンサの分光特性をも考慮した光学フィルタを作製し、輝度及び色度を測定・評価するようにしていた。
しかし、発明者は、この手法が必ずしも妥当と言えないことを実際の試験及び検証によって確認した。本発明は、この知見に基づいてなされたものであって、被測定光を複数の光ファイバを介して導き、これをCCDイメージセンサによって検知する場合に、輝度や色度をより正確に評価することのできるCCDイメージセンサでの輝度・色度測定装置を提供することをその課題としている。
本発明は、発光体の光を伝達する複数の光ファイバと、該複数の光ファイバの端面からの光を受光する光学系と、該光学系から出力される前記複数の光ファイバの端面からの光を検知するCCDイメージセンサと、少なくとも前記光学系及びCCDイメージセンサを含む受光経路系がトータルで現に有する総合分光感度に基づいてこれからCCDイメージセンサに入力される被測定光を補正する補正手段と、を備えたCCDイメージセンサでの輝度・色度測定装置により、上記課題を解決したものである。
本発明は、CIE1931の等色関数x(λ)、y(λ)、z(λ)の特性にCCDイメージセンサの分光感度の要素を加え、更に複数の光ファイバの端部から発せられる光をCCDイメージセンサで検知可能とするための光学系の分光感度をも考慮した上で、CCDイメージセンサにて検知されたスペクトルを補正するようにしたため、正確で、且つ再現性の高い輝度あるいは色度の評価を行うことが可能となった。
なお、前記総合分光感度として、前記光学系及びCCDイメージセンサのほか、更に、前記複数の光ファイバの有する分光感度の要素を含む受光系全体の分光感度が考慮されるようにすると、光ファイバの分光特性等をも考慮した一層正確な測定が可能となる。
また、前記発光体が試験空間内に配置されており、前記複数の光ファイバによって前記発光体の光が試験空間外へと伝達されている構成とすれば、特定の条件(例えば高温、低温、高圧、あるいは低圧等)の下での発光体の発光特性が測定可能となる。
本発明は、試験空間内に配置された発光体の光を複数の光ファイバによって試験空間外へと伝達する伝達工程と、前記複数の光ファイバの端面からの光を特定の光学系にて受光する受光工程と、該光学系から出力される光をCCDイメージセンサにて検知する検知工程と、を含み、且つ前記検知工程に入る前に、少なくとも前記光学系及びCCDイメージセンサを含む受光経路系がトータルで現に有する総合分光感度に基づいて前記CCDイメージセンサに入力される被測定光を補正する補正工程を有することを特徴とするCCDイメージセンサでの輝度・色度測定方法としても捉えることができる。即ち、本発明は、このような補正工程を有するため、正確で且つ再現性の高い輝度、あるいは色度の評価を行うことができる。
本発明を適用することにより、CCDイメージセンサを用いて低コスト且つ短時間で大量の被測定光の輝度あるいは色度を高い再現性で正確に測定することができるようになる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態の一例について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態の一例を示した発光体の発光特性測定装置(輝度・色度測定装置)100の全体構成図であり、図2は、図1における矢示I部周辺を示した模式図である。
発光特性測定装置100の全体構造は、背景技術で説明した検査装置と基本的に同一であるが、ここでは重複する部分も含め説明する。
発光特性測定装置100は、有機EL素子(発光体)140が配置される複数の恒温槽(試験空間)121、122、123、124を備えている。この各恒温槽121〜124内には、複数の有機EL素子を配置することが可能とされている。又、当該有機EL素子のエージング(経年変化)試験を行なうために、恒温槽外部よりも例えば高温・高圧の条件とされている。各恒温槽121〜124内の諸条件は、各恒温槽121〜124に接続された恒温槽集中管理コントローラ120によって管理されている。
各恒温槽121〜124内に配置される有機EL素子140には、それぞれ対応する電源モジュール154が接続されており、この電源モジュール154によって電力(発光のための電力)が供給される。各電源モジュール154は、電源モジュール制御回路156によって制御されている。電源モジュール154からの電力は、チャネルセレクタ150によって適宜選択されて有機EL素子140へと供給される。又、チャネルセレクタ150には、電気特性計測器152が接続されており、有機EL素子140に供給されている電流値(I)及び電圧値(V)を計測することが可能である。
又、各恒温槽121〜124内に配置される有機EL素子140の各々に対して、少なくとも1本の光ファイバ110が設置されている。この光ファイバ110の入力側端面は、有機EL素子140の発する光(被測定光)を受光できる位置に配置されている。例えば、有機EL素子140の真正面(即ち垂直方向)から光を受けるような配置でもよいし、所定の角度から受光するように配置されていてもよい。これは測定しようとする発光特性の種類などにより、適宜変更することが可能である。なお、図示はしていないが、各光ファイバ110は、ホルダによって正確に保持された上で配置されている。
光ファイバ110は各恒温槽121〜124から外部へと敷設され、図2に示されるように、自身の出力側端面付近でバンドラ112によって1本に結束固定されている。これにより複数の光ファイバ110がバンドル化されている。なお、本実施形態では、光ファイバ110の出力側端面付近でのみバンドラ112によって結束されているが、より入力側に近い位置から結束するような構成としても良い。そのように構成すれば、複数の光ファイバ110の取り回し及び管理が容易となる。又、本実施形態では、各光ファイバ110は、分光感度を含むそれぞれの光学的特性が互いに等価と見なせるものが使用されており、光ファイバ同士のばらつきによって光の伝達特性に差が生じることが無いように配慮されている。
バンドラ112によって結束された光ファイバ110の出力側にはモノクロのCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ116が配置されており、バンドル化された光ファイバ110の出力側端面を検知することが可能とされている。又、このCCDイメージセンサ116の前面、即ち、当該CCDイメージセンサ116とバンドル化された光ファイバ110の出力側端面の間には、光学レンズ(光学系)114が配置されている。その結果、CCDイメージセンサ116がバンドル化された光ファイバ110の出力側端面全体を捉えることができ、且つ、効率よく光を受けることが可能となっている。
CCDイメージセンサ116の前面、即ち光学レンズ114とCCDイメージセンサ116との間には、光学フィルタ117が配置されている。この光学フィルタ117の機能については、後に詳述する。CCDイメージセンサ116は、光学レンズ114からの光をこの光学フィルタ117を介して検知する。
図1に戻って、CCDイメージセンサ116にはこの画像処理装置118が接続されており、CCDイメージセンサ116によって検知された画像情報に基づいて、輝度、色度を評価するための具体的な演算や光学フィルタの特性の微補正等が行われる。恒温槽121〜124内での実際の発光と、受光経路(光ファイバ110+光学レンズ114+光学フィルタ117)を介してCCDイメージセンサ116で捉えられる光が輝度・色度の観点で正確に対応するように、光ファイバ110、光学レンズ114、及びCCDイメージセンサ116が総合的に有する固有の分光感度が光学フィルタ117によって補正される。
なお、前述した電源モジュール制御回路156、電気特性計測器152、恒温槽集中管理コントローラ120及び画像処理装置118のいずれもが、パーソナルコンピュータ(PC)130に接続されており、各部の状態や測定結果を表示することができ、又、各部へ指令を出すことも可能とされている。
次に、発光特性測定装置100の作用について説明する。
恒温槽121〜124内に測定対象となる有機EL素子140が配置されると、各恒温槽121〜124の内部環境が所定の条件にコントロールされる。これは、恒温槽集中管理コントローラ120によって集中的に管理されている。
次にチャネルセレクタ150によって、通電される有機EL素子140が選択された後(例えば、一部の有機EL素子に通電したり、全部の有機EL素子に通電する等自由である。)、電源モジュール154から有機EL素子140に対して電力が供給される。ここでの供給態様は、電源モジュール制御回路156によって制御されており、例えば、常に一定の電圧値(V)で供給したり、所定のタイミングで電圧値(V)を変化させながら供給される。
電力の供給を受けた有機EL素子140は、供給された電力に応じて発光する。この発光は、ホルダ(図示しない)により保持された光ファイバ110の入力側端面から当該光ファイバ110を介して恒温槽121〜124外へと導かれる。
光ファイバ110によって、恒温槽121〜124の外へと導かれた光は、バンドル化された光ファイバ110の出力側端面から出力される。この出力された光は、光学レンズ114、光学フィルタ117を介してCCDイメージセンサ116に入り、電気信号へと変換され、更に所定の演算処理がされた後、輝度、色度の測定結果がPC130のモニタに表示される(あるいはデータファイルに出力される)。
当該測定装置100においては、この一連の流れの中で、CCDイメージセンサ116のみならず、光学レンズ114及び光ファイバ110の総合的な分光感度までもが、光学フィルタにて正確に補正された上で、PC130から出力される。
この光学フィルタ117による補正の趣旨は以下の通りである。
従来、この種の輝度、色度の測定装置にあっては、CCDメーカの提供する当該CCDイメージセンサの分光感度に基づいて、これと等色関数y(λ)、あるいはx(λ)、z(λ)との掛け合わせで輝度あるいは色度を得るための光学フィルタが作製されるのが一般的であった。しかしながら、発明者は、多くの試験・検証により、この光学フィルタを用いて測定された輝度あるいは色度が必ずしも正確でないことを発見した。当初、これは、カメラメーカの提供する当該CCDイメージセンサの分光感度の測定値の再現性の問題と考えられ、「実際に使用するCCDイメージセンサ」の分光感度を発明者が直接的に実測し、この実測結果に基づいて、作製した光学フィルタを測定装置100に実装して実際に輝度、色度を測定してみると、確かにより正確な測定ができるようにはなった。
しかし、それでもなお、不正確性が残存する面があった。更なる試験・検証を行ったところ、この不正確性にはある程度の波長依存性があることが突き止められ、この不正確性の大きな原因としてCCDイメージセンサの前段に配置される光学レンズ114の分光感度の影響が無視できないとの知見を得た。
即ち、有機EL素子140の光を複数の光ファイバ110を介して伝達する構成を採用している場合、この複数の光ファイバ110の端面からの光を一度に纏めてCCDイメージセンサ116に受光させるため、所定の光学レンズ114が配置されることになるが、この光学レンズ117自体が独自の分光感度を有する。従って、CCDイメージセンサによって獲得された被測定光のスペクトルから輝度あるいは色度を正確に得るためには、この光学レンズ114の分光感度をも考慮した上で補正を掛ける必要がある。更には、その上流に存在する光ファイバ110が有する分光感度をも考慮した補正を行うようにすれば、一層正確な測定ができると考えられる。
そこで、この実施形態では、補正は具体的には次のようにして行われる。
人間の目には、分光感度が異なる3種類の色を認識する器官(色センサ)があり、この3種類の色センサの受光量(3刺激値X、Y、Z)の所定の組み合わせによって色としての認識が行われると言われている。この人間の3つの色センサの分光感度特性は、CIE1931の等色関数x(λ)、y(λ)、z(λ)の形で定義されている。よって、(今、仮に、CCDイメージセンサ116を含む受光経路系が完全に均一な分光感度を有していると仮定した場合には)基本的にはCCDイメージセンサ116によって得られた分光分布に等色関数x(λ)、y(λ)、z(λ)を掛け合わせることによって、刺激値X、Y、Zが演算される。例えば、輝度に関する刺激値Yの場合は、図3に示されるように、得られた分光分布に等色関数y(λ)を乗じた値(波長毎の光のエネルギに、波長毎の人間の目の感度を乗じた値:∫P(λ)・y(λ)・dλ)として求めることができる。図3では下段のグラフの中央の斜線を施した部分が当該刺激値Yに相当し、したがって、光学フィルタ117に、等色関数y(λ)の特性に相当するフィルタ機能を持たせれば良いことになる。また、色度(x、y)の場合は、同様の手法によりCCDイメージセンサ116によって得られた分光分布に等色関数x(λ)、z(λ)を乗じることによってまず刺激値X、Zを求め、既に求められている刺激値Yを用いて、(X/(X+Y+Z), Y/(X+Y+Z))の定義から求めることができる。
しかしながら、CCDイメージセンサ116は、現実には完全に均一な分光感度を有しているわけではなく、また光学レンズ114も独自の分光感度を有している。更には光ファイバ110も独自の分光感度を持っている。そこで、適切な光学フィルタ117を作製するために、受光経路系の総合分光感度を測定する。この測定には、例えば光源E(即ち、完全に平坦なスペクトル特性を持つ理論上の光源)にできるだけ近い光源、あるいは正確な特性が予め既知の光源を用意する。その上で、この光源を被測定物(発光体)として本発光特性測定装置100の複数の恒温槽(試験空間)121、122、123、124のうちのいずれか(好ましくは全部)に配置し、有機EL素子140の被測定光を調べるのと全く同一の受光経路系を介してCCDイメージセンサ116にて受光する。この状態で光源の発生波長を少しずつずらしていってその都度プロットしてゆけば、全体の分光感度を測定できる。光源Eと見なせる光源を用いた場合には、フラットな特性との差が、また、特性が予め既知の光源を用いた場合には、その既知の特性との差が当該受光経路系独自の総合分光感度ということになる。
したがって、図4に示されるように、純粋な等色関数Y(λ)の特性に相当する光学フィルタに対し、更に、この受光経路系の分光感度の逆フィルタ分を掛け合わせた特性(フィルタ透過率)を有する光学フィルタ117を作製すれば、CCDイメージセンサ116を利用した輝度、色度の正確な測定を行うことができるようになる。この特性は、CCDイメージセンサ116のほか光学レンズ114、更には光ファイバ110の分光特性をも包含したものなので、信頼性が高く、リアルタイムの評価に特に真価を発揮できる。モノクロのCCDは、色の識別はできないが、輝度と色度は、前述のようにX、Y、Zが取得できれば演算によって求められるので、前記光学フィルタ117を作製することにより、モノクロのCCDで輝度も色度も測定が可能となる。
なお、上記の実施形態では、恒温槽が存在する例が示されていたが、本発明は、このような恒温槽を設けることは必ずしも要求されない。例えば、暗箱のような簡易な構成の試験空間とするだけで足りる場合もあり、それさえも備えなくともよい場合もある(ユーザ側で対応する構成であってもよい)。
また、チャネルセレクタや電気特性計測器についても、場合により省略して構成することが可能である。
有機EL(エレクトロルミネッセンス)素子をはじめ、各種フラットディスプレイパネル(例えば、有機EL、液晶、プラズマ、電子ペーパー等)の発光特性の輝度あるいは色度の測定に好適である。
本発明の実施形態の一例を示した発光体の発光特性測定装置の全体構成図 図1における矢示II部周辺を示した模式図 測定スペクトルと刺激値Yとの関係を示す線図 光学フィルタの作製手法を示す線図 特許文献1に記載される発光素子の検査装置を示す模式図 図5における光ファイバの配線状態を示した模式図
符号の説明
100…発光特性測定装置
110…光ファイバ
112…バンドラ
114…光学レンズ
116…CCDイメージセンサ
117…光学フィルタ
118…画像処理装置
120…恒温槽集中管理コントローラ
121〜124…恒温槽
130…PC
140…発光体
150…チャネルセレクタ
152…電気特性計測器
154…電源モジュール
156…電源モジュール制御回路

Claims (8)

  1. 発光体の光を伝達する複数の光ファイバと、
    該複数の光ファイバの端面からの光を受光する光学系と、
    該光学系から出力される前記複数の光ファイバの端面からの光を検知するCCDイメージセンサと、
    少なくとも前記光学系及びCCDイメージセンサを含む受光経路系がトータルで現に有する総合分光感度に基づいて、CCDイメージセンサに入力される被測定光を補正する補正手段と、
    を備えたことを特徴とするCCDイメージセンサでの輝度・色度測定装置。
  2. 請求項1において、
    前記総合分光感度として、前記光学系及びCCDイメージセンサのほか、更に、前記複数の光ファイバの分光感度をも考慮した受光経路全体の分光感度の要素が考慮された
    ことを特徴とするCCDイメージセンサでの輝度・色度測定装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記発光体が試験空間内に配置されており、前記複数の光ファイバによって前記発光体の光が試験空間外へと伝達されている
    ことを特徴とするCCDイメージセンサでの輝度・色度測定装置。
  4. 試験空間内に配置された発光体の光を複数の光ファイバによって試験空間外へと伝達する伝達工程と、
    前記複数の光ファイバの端面からの光を特定の光学系にて受光する受光工程と、
    該光学系から出力される光をCCDイメージセンサにて検知する検知工程と、を含み、且つ
    前記検知工程に入る前に、少なくとも前記光学系及びCCDイメージセンサを含む受光経路系がトータルで現に有する総合分光感度に基づいて前記CCDイメージセンサに入力される被測定光を補正する補正工程を有する
    ことを特徴とするCCDイメージセンサでの輝度・色度測定方法。
  5. 請求項4において、
    前記補正工程における補正が、
    前記発光体の代わりに、完全に平坦なスペクトル特性を有する理論上の光源Eに近い光源を用意し、
    前記複数の光ファイバのうち少なくとも1つの光ファイバを介して該光ファイバの端面からの前記光源Eに近い光源の光を前記特定の光学系にて受光して該光学系から出力される光を前記CCDイメージセンサにて検知し、
    該CCDイメージセンサにて検知された光のスペクトル特性と、前記光源Eに近い光源の有する前記平坦なスペクトル特性との差から、受光経路系独自の総合分光感度を求め、
    等色関数の特性に相当する光学フィルタに対し、更に、この受光経路系独自の総合分光感度の逆フィルタを掛け合わせた特性を有するような光学フィルタを作製し、
    前記受光経路系に該光学フィルタを介在させることによって行われる
    ことを特徴とするCCDイメージセンサでの輝度・色度測定方法。
  6. 請求項4において、
    前記補正工程における補正が、
    前記発光体の代わりに、スペクトル特性が既知の光源を用意し、
    前記複数の光ファイバのうち少なくとも1つの光ファイバを介して該光ファイバの端面からの前記スペクトル特性が既知の光源の光を前記特定の光学系にて受光して該光学系から出力される光を前記CCDイメージセンサにて検知し、
    該CCDイメージセンサにて検知された光のスペクトル特性と、前記既知の光源のスペクトル特性との差から、受光経路系独自の総合分光感度を求め、
    等色関数の特性に相当する光学フィルタに対し、更に、この受光経路系独自の総合分光感度の逆フィルタを掛け合わせた特性を有するような光学フィルタを作製し、
    前記受光経路系に該光学フィルタを介在させることによって行われる
    ことを特徴とするCCDイメージセンサでの輝度・色度測定方法。
  7. 請求項5における補正を行うために作製された光学フィルタ。
  8. 請求項6における補正を行うために作製された光学フィルタ。
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JP2016099158A (ja) * 2014-11-19 2016-05-30 コニカミノルタ株式会社 刺激値直読型の測色計

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