JP2008138632A - リフト特性検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の可変動弁装置において機関バルブのリフト特性を高精度に検出するリフト特性検出装置の提供。
【解決手段】リフト特性検出装置10は、バルブカム108の回転により入力側揺動部材112と共に揺動する出力側揺動部材114に設けられ、任意の相対角度θにおいて、出力側揺動部材114と共に正方向Xへ揺動することにより所定の検出領域Dに進入し且つ出力側揺動部材114と共に逆方向Yへ揺動することにより検出領域Dから退出する可動部20と、内燃機関に固設され、可動部20の検出領域Dへの進入時期と検出領域Dからの退出時期との時間差に基づいてリフト特性としての最大リフト量を検出する検出部30とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、機関バルブのリフト特性を変化させる内燃機関の可変動弁装置において当該リフト特性を検出するリフト特性検出装置に関する。
従来、バルブカムの回転により揺動する入力側揺動部材と、入力側揺動部材と共に揺動することにより機関バルブをリフト駆動し、入力側揺動部材との間の揺動方向の相対角度に応じて機関バルブのリフト特性を変化させる出力側揺動部材とを備えた可変動弁装置が知られている。
こうした構成の可変動弁装置において機関バルブのリフト特性を検出するための技術としては、出力側揺動部材の外周面上の測定面と対向する位置にギャップセンサを設ける技術が、特許文献1に提案されている。この技術では、出力側揺動部材の位置に応じて測定面とギャップセンサとの間の距離が変化するようになっているため、当該距離に基づくことにより揺動部材間の相対角度、ひいてはリフト特性を検出することができる。
特開2006−118404号公報
しかし、特許文献1に提案されている技術では、ギャップセンサが内燃機関のシリンダヘッドに固設されるため、シリンダヘッドの振動や熱膨張に起因して測定面とギャップセンサとの間の距離が変動し易い。それ故、測定面とギャップセンサとの間の距離に基づいて検出されるリフト特性には誤差が生じてしまい、検出精度が低下するといった問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、内燃機関の可変動弁装置において機関バルブのリフト特性を高精度に検出するリフト特性検出装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、バルブカムの回転により揺動する入力側揺動部材と、入力側揺動部材と共に揺動することにより機関バルブをリフト駆動し、入力側揺動部材との間の揺動方向の相対角度(以下、「揺動部材間角度」という)に応じて機関バルブのリフト特性を変化させる出力側揺動部材とを備えた内燃機関の可変動弁装置において、リフト特性を検出するリフト特性検出装置であって、出力側揺動部材に設けられ、任意の揺動部材間角度において、出力側揺動部材と共に正方向へ揺動することにより所定の検出領域に進入し且つ出力側揺動部材と共に正方向とは逆方向へ揺動することにより検出領域から退出する可動部と、内燃機関に固設され、可動部の検出領域への進入時期と可動部の検出領域からの退出時期との時間差に基づいてリフト特性を検出する検出部と、を備えることを特徴とする。
このように請求項1に記載の発明によると、入力側揺動部材と共に揺動する出力側揺動部材に設けられた可動部は、任意の揺動部材間角度において、正方向への揺動により検出領域に進入し且つ逆方向へ揺動により検出領域から退出する。ここで、可動部の検出領域への進入時期と検出領域からの退出時期とは揺動部材間角度に応じて変化することになるので、それらの時期の時間差(以下、「入出時間差」という)に基づくことによって、揺動部材間角度に応じたリフト特性を検出することができる。しかも入出時間差は、可動部と検出部との間の距離に依存し難いので、振動や熱膨張が生じ易い内燃機関に固設の検出部であっても、入出時間差に基づくことによって高精度なリフト特性検出が可能となるのである。
可動部の検出領域への進入時期と検出領域からの退出時期との時間差である入出時間差は、バルブカムの回転周期に依存して変化する。そこで、請求項2に記載の発明によると、検出部は、バルブカムの回転周期に対する入出時間差の比からリフト特性を検出するので、入出時間差における当該回転周期の依存分をキャンセルしてリフト特性の検出精度を高めることができる。
請求項3に記載の発明によると、任意の揺動部材間角度において可動部は、入力側揺動部材が第一揺動端に位置するとき検出領域から外れ且つ入力側揺動部材が第二揺動端に位置するとき検出領域と重なる。これによれば、任意の揺動部材間角度において可動部は、検出領域から外れる第一揺動端から、検出領域と重なる第二揺動端へ向かって入力側揺動部材が揺動することによって、検出領域への進入を果たすことができる。また、任意の揺動部材間角度において可動部は、検出領域と重なる第二揺動端から、検出領域から外れる第一揺動端へ向かって入力側揺動部材が揺動することによって、検出領域からの退出を果たすことができる。したがって、第一揺動端から第二揺動端へ向かう揺動方向を正方向、また第二揺動端から第一揺動端へ向かう揺動方向を逆方向と定めることによって、正方向においては検出領域に進入し且つ逆方向においては検出領域から退出する可動部を実現することができるのである。
請求項4に記載の発明によると、入力側揺動部材の揺動範囲は、揺動部材間角度の可変範囲よりも大きく設定される。これによれば、可変範囲内の最小又は最大の揺動部材間角度において入力側揺動部材の第二揺動端に対応する可動部位置に対し、入力側揺動部材の第一揺動端に対応する可動部位置が可変範囲内の任意の揺動部材間角度において所定領域では重複しないようにして、当該非重複領域に検出領域を定めることができる。この場合、入力側揺動部材が第一揺動端に位置するときの可動部について、揺動部材間角度の変化にかかわらず確実に、検出領域から外すことができるのである。
請求項5に記載の発明によると、可動部の揺動方向の長さは、揺動部材間角度の可変範囲以上に設定される。これによれば、入力側揺動部材の第二揺動端に対応する可動部位置が可変範囲内の任意の揺動部材間角度において同一領域で部分的に重複するようにして、当該重複領域に検出領域を定めることができる。この場合、入力側揺動部材が第二揺動端に位置するときの可動部について、揺動部材間角度の変化にかかわらず確実に、検出領域と重ねることができるのである。
さて、検出部については、入出力時間差を生む可動部に対して接触するものであってもよいが、請求項6に記載の発明のように可動部に対して非接触であることが好ましい。これは、内燃機関の回転に伴って各揺動部材と共に揺動することになる可動部に対し、検出部を非接触とすることによって、それら可動部及び検出部の耐久性を高めることができるからである。
請求項7に記載の発明によると、磁性体から形成された出力側揺動部材は凸部を有し、可動部は当該凸部からなり、検出部は、可動部の揺動方向に位置決めされる磁気センサ及び磁石を有し、磁気センサは、検出領域に進入した可動部との間及び検出領域から可動部が退出した出力側揺動部材との間において磁石が形成する磁束を感知する。
このように請求項7に記載の発明では、磁性体から形成された出力側揺動部材の凸部からなる可動部の揺動方向に、磁気センサ及び磁石が位置決めされる。これによれば、検出領域に進入した可動部との間において磁石が形成し磁気センサが感知する磁束に対して、検出領域から可動部が退出した出力側揺動部材との間において磁石が形成し磁気センサが感知する磁束を、減少させることができる。故に、磁気センサによって感知される磁束の変化から、可動部の検出領域への進入時期と検出領域からの退出時期とを共に精確に把握することができる。また、ここで磁気センサは、可動部や出力側揺動部材とは非接触にて磁束を感知可能である。これらのことから、可動部の検出領域への進入時期と検出領域からの退出時期との時間差である入出時間差に基づいてリフト特性検出を高精度に検出することができるのみならず、装置の耐久性を十分に高めることができるのである。
請求項8に記載の発明によると、磁性体から形成された出力側揺動部材は凹部を有し、可動部は当該凹部からなり、検出部は、可動部の揺動方向に位置決めされる磁気センサ及び磁石を有し、磁気センサは、検出領域に進入した可動部との間及び検出領域から可動部が退出した出力側揺動部材との間において磁石が形成する磁束を感知する。
このように請求項8に記載の発明では、磁性体から形成された出力側揺動部材の凹部からなる可動部の揺動方向に、磁気センサ及び磁石が位置決めされる。これによれば、検出領域に進入した可動部との間において磁石が形成し磁気センサが感知する磁束を、検出領域から可動部が退出した出力側揺動部材との間において磁石が形成し磁気センサが感知する磁束に対して、減少させることができる。故に、磁気センサによって感知される磁束の変化から、可動部の検出領域への進入時期と検出領域からの退出時期とを共に精確に把握することができる。また、ここで磁気センサは、可動部や出力側揺動部材とは非接触にて磁束を感知可能である。これらのことから、可動部の検出領域への進入時期と検出領域からの退出時期との時間差である入出時間差に基づいてリフト特性検出を高精度に検出することができるのみならず、装置の耐久性を十分に高めることができるのである。
請求項9に記載の発明によると、導電体から形成された出力側揺動部材は凸部を有し、可動部は当該凸部からなり、検出部は、可動部の揺動方向に位置決めされる電磁誘導センサを有し、電磁誘導センサは、検出領域に進入した可動部との間及び検出領域から可動部が退出した出力側揺動部材との間において交流磁束により発生させたうず電流磁束を感知する。
このように請求項9に記載の発明では、導電体から形成された出力側揺動部材の凸部からなる可動部の揺動方向に、電磁誘導センサが位置決めされる。これによれば、検出領域に進入した可動部との間において電磁誘導センサが交流磁束により発生させるうず電流磁束に対して、検出領域から可動部が退出した出力側揺動部材との間において電磁誘導センサが交流磁束により発生させるうず電流磁束を、減少させることができる。故に、電磁誘導センサによって感知されるうず電流磁束の変化から、可動部の検出領域への進入時期と検出領域からの退出時期とを共に精確に把握することができる。また、ここで電磁誘導センサは、可動部や出力側揺動部材とは非接触にて磁束を感知可能である。これらのことから、可動部の検出領域への進入時期と検出領域からの退出時期との時間差である入出時間差に基づいてリフト特性検出を高精度に検出することができるのみならず、装置の耐久性を十分に高めることができるのである。
請求項10に記載の発明によると、導電体から形成された出力側揺動部材は凹部を有し、可動部は当該凹部からなり、検出部は、可動部の揺動方向に位置決めされる電磁誘導センサを有し、電磁誘導センサは、検出領域に進入した可動部との間及び検出領域から可動部が退出した出力側揺動部材との間において交流磁束により発生させたうず電流磁束を感知する。
このように請求項10に記載の発明では、導電体から形成された出力側揺動部材の凹部からなる可動部の揺動方向に、電磁誘導センサが位置決めされる。これによれば、検出領域に進入した可動部との間において電磁誘導センサが交流磁束により発生させるうず電流磁束を、検出領域から可動部が退出した出力側揺動部材との間において電磁誘導センサが交流磁束により発生させるうず電流磁束に対して、減少させることができる。故に、電磁誘導センサによって感知されるうず電流磁束の変化から、可動部の検出領域への進入時期と検出領域からの退出時期とを共に精確に把握することができる。また、ここで電磁誘導センサは、可動部や出力側揺動部材とは非接触にて磁束を感知可能である。これらのことから、可動部の検出領域への進入時期と検出領域からの退出時期との時間差である入出時間差に基づいてリフト特性検出を高精度に検出することができるのみならず、装置の耐久性を十分に高めることができるのである。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態によるリフト特性検出装置を図2に示す。第一実施形態のリフト特性検出装置10は、車両に搭載の内燃機関100において機関バルブ102のリフト特性を変化させる可変動弁装置110に適用され、当該リフト特性を検出するものである。
(可変動弁装置)
まず、リフト特性検出装置10が適用される可変動弁装置110の概略構成について説明する。可変動弁装置110は、内燃機関100においてクランクシャフト104からカムシャフト106へのトルク伝達によりカムシャフト106と共に回転するバルブカム108と、機関バルブ102としての吸気バルブ又は排気バルブとの間に介装されている。可変動弁装置110は、入力側揺動部材112、出力側揺動部材114、角度設定ユニット116及びロッカアーム118を備えている。
入力側揺動部材112は、バルブカム108の回転軸線Oに対して偏心する偏心軸線Pまわりに揺動自在に設けられている。入力側揺動部材112は、バルブカム108に外接して押付けられる従動ローラ112aを揺動方向の一箇所において支持している。ここで、バルブカム108は円弧カム又は接線カム等であり、回転軸線Oからのカム径Cが略180°の対称位置においてそれぞれ最小及び最大となるように形成されている。したがって、バルブカム108が回転することにより入力側揺動部材112は、従動ローラ112aとバルブカム108との接触点のカム径Cに応じて揺動することとなる。
尚、図1の分図(a),(b)は、従動ローラ112aとバルブカム108との接触点のカム径Cが最小となることにより入力側揺動部材112が第一揺動端に達した状態を示し、図1の分図(c),(d)は、カム径Cが最大となることにより入力側揺動部材112が第二揺動端に達した状態を示している。また、図1の各分図に示すように以下では、入力側揺動部材112が第一揺動端から第二揺動端へ向かう揺動方向を正方向X、入力側揺動部材112が第二揺動端から第一揺動端へ向かう揺動方向を逆方向Yとして、説明する。
図2に示すように出力側揺動部材114は、入力側揺動部材112と同じ偏心軸線Pまわりに揺動自在に設けられている。即ち、出力側揺動部材114の揺動方向は、入力側揺動部材112の揺動方向(X,Y)と一致している。かかる揺動方向において、出力側揺動部材114と入力側揺動部材112との間の相対角度である揺動部材間角度θは、角度設定ユニット116によって設定される。ここで角度設定ユニット116は、アクチュエータ及び運動変換機構等を組合わせてなるものであり、アクチュエータの出力運動を運動変換機構によって入力側揺動部材112に対する出力側揺動部材114の相対揺動へと変換することで、揺動部材間角度θを設定する。故に出力側揺動部材114は、角度設定ユニット116によって設定された揺動部材間角度θを保ちつつ、入力側揺動部材112と共に揺動可能となっている。
尚、図1の分図(a),(c)は、揺動部材間角度θが最小となるときの各揺動部材112,114の揺動位置を示し、図1の分図(b),(d)は、揺動部材間角度θが最大となるときの当該揺動位置を示している。これら図1の各分図からも明らかなように、本実施形態の揺動部材間角度θは、入力側揺動部材112に対して出力側揺動部材114が正方向Xへ進角するほど、当該方向Xへ大きくなるように設定されることが判る。
図2に示すように出力側揺動部材114は、偏心軸線Pを揺動中心とする軸部114aの揺動方向の一箇所から径方向外側へ突出するノーズ部114bを有している。ノーズ部114bは、各揺動部材112,114の正方向Xへの揺動によりロッカアーム118に押付けられることで、機関バルブ102をリフトアップ駆動する。また、ノーズ部114bは、各揺動部材112,114の逆方向Yへの揺動によりロッカアーム118の押付けを弱めることで、機関バルブ102をリフトダウン駆動する。以上により本実施形態では、揺動部材間角度θが正方向Xへ大きくなるほど、機関バルブ102のリフト特性としての最大リフト量(以下、「最大バルブリフト量」という)が増大するようになっている。
次に、リフト特性検出装置10の概略構成について説明する。図2に示すようにリフト特性検出装置10は、可動部20及び検出部30を備えている。
可動部20は出力側揺動部材114の揺動方向の一箇所に設けられており、出力側揺動部材と共に揺動する。本実施形態では、出力側揺動部材114が低炭素鋼等の磁性体から形成されており、当該出力側揺動部材114において軸部114aから径方向外側へ突出する凸部114cが可動部20を形成している。
可動部20の揺動を利用して最大バルブリフト量を検出する検出部30は、磁気センサ32、磁石34及び検出回路36等から構成されている。
磁気センサ32は、それを通過する磁束を感知可能な適数のホール素子又は磁気抵抗素子を主体に構成され、内燃機関100のシリンダヘッド等に固設されている。磁気センサ32は、出力側揺動部材114の軸部114aの径方向外側に間隔をあけて、可動部20及び出力側揺動部材114の揺動方向に位置決めされている。ここで磁気センサ32と軸部114aとの間隔は、凸部114cからなる可動部20の軸部114aからの突出高さよりも大きく設定されている。これにより、軸部114aの径方向において磁気センサ32は、所定の揺動位置の可動部20に対して間隔をあけて対向可能となっている。また、本実施形態では、可動部20に対してノーズ部114bが略180°揺動方向へずれて設けられており、任意の揺動位置においてノーズ部114bが磁気センサ32から十分に離間するようになっている。以上より磁気センサ32は、可動部20及び出力側揺動部材114に対して非接触のセンサとして機能し、磁束の感知結果を表す信号を検出回路36へ出力する。
磁石34は、フェライト等から形成された永久磁石であり、内燃機関100のシリンダヘッド等に固設されている。磁石34は、軸部114aの径方向において磁気センサ32を挟んで軸部114aとは反対側に配置され、可動部20及び出力側揺動部材114の揺動方向に位置決めされている。この磁石34と、磁性体から形成された要素20,114との間においては、それら磁性体要素20,114の揺動位置に応じた磁束が、磁気センサ32を通過するように形成される。
検出回路36は、マイクロコンピュータ等の電気回路を主体に構成され、車両に搭載されている。検出回路36は磁気センサ32と電気接続されており、磁束の感知結果を表す信号を磁気センサ32から受信する。また、検出回路36は、内燃機関100の回転センサ109に電気接続されており、内燃機関100の回転状態を表す信号を回転センサ109から受信する。これらの信号を受信した検出回路36は、磁束の感知結果及び内燃機関100の回転状態に基づいて最大バルブリフト量を検出する。
ここで、本実施形態の回転センサ109は、内燃機関100の回転状態としてカムシャフト106の回転数を検出し、図4に示すようにカムシャフト106の所定の回転角度ではVminよりも大きく且つVmax以下の電圧、それ以外の回転角度では電圧Vminのアナログ信号を出力する。故に、本実施形態の検出回路36では、カムシャフト106と共に回転するバルブカム108の回転周期T(図4参照)を回転センサ109の出力信号電圧から割出して、最大バルブリフト量の検出に利用することとなる。
次に、最大バルブリフト量を高精度に検出するためのリフト特性検出装置10の特徴について、図1,3,4を参照しつつ説明する。尚、図3は、磁性体要素20,114の揺動方向を直線方向に展開して示す模式図であり、同図において実線及び二点鎖線は、それぞれ入力側揺動部材112の第一揺動端及び第二揺動端に対応する磁性体要素20,114の揺動位置を示している。
図1の各分図に示すように磁気センサ32には、最大バルブリフト量を検出するための検出領域Dが設定されている。図3に示すように検出領域Dは、可動部20及び出力側揺動部材114の揺動中心である偏心軸線Pと磁気センサ32のセンシング中心とを結ぶ軸部114aの径方向線Rに対して、それら要素20,114の揺動方向である正逆両方向X,Yへ同一角度ずつ広がった領域である。
また、入力側揺動部材112の各揺動端間の揺動範囲Wpに一致する可動部20の揺動部材間角度θ毎の揺動範囲Wpは、揺動部材間角度θの可変範囲Wθよりも大きく設定されている。これにより本実施形態では、最小の揺動部材間角度θにおいて入力側揺動部材112の第二揺動端に対応する可動部20の揺動位置に対し、入力側揺動部材112の第一揺動端に対応する可動部20の揺動位置が任意の揺動部材間角度θにおいて、検出領域Dでは重複しないようになっている。そのため、図1の分図(a),(b)に示すように入力側揺動部材112が第一揺動端に位置するときの可動部20は、揺動部材間角度θの変化にかかわらず常に検出領域Dから外れた状態となる。また、図1の分図(a),(b)に示すように入力側揺動部材112が第一揺動端に位置するときの可動部20は、揺動部材間角度θが正方向Xへ大きくなるほど当該方向X前側の検出領域Dに近接するようになっている。
さらに、図3に示すように可動部20の揺動方向長さLは、揺動部材間角度θの可変範囲Wθ以上且つ検出領域Dよりも大きく設定されている。これにより本実施形態では、入力側揺動部材112の第二揺動端に対応する可動部20の揺動位置が任意の揺動部材間角度θにおいて、検出領域Dで部分的に重複するようになっている。そのため、図1の分図(c),(d)に示すように入力側揺動部材112が第二揺動端に位置するときの可動部20は、揺動部材間角度θの変化にかかわらず常に検出領域Dと重なる状態となる。
以上の特徴により可動部20は、任意の揺動部材間角度θにおいて、入力側揺動部材112が第一揺動端から第二揺動端へ向かって正方向Xへ揺動することにより、検出領域Dに進入する。こうして可動部20が図1の分図(c),(d)の如く検出領域Dに進入した状態では、磁気センサ32は、当該領域D内の可動部20と磁石34との間に形成される磁束を感知することにより、オン電圧Von(図4参照)のデジタル信号を出力する。尚、入力側揺動部材112の第二揺動端に対応する可動部20の位置は検出領域Dに常に重なることから、正方向Xへの揺動により検出領域Dに進入してから第二揺動端に至るまでの間において可動部20は、その全体が検出領域Dから退出しないようになっている。
また一方、任意の揺動部材間角度θにおいて可動部20は、入力側揺動部材112が第二揺動端から第一揺動端へ向かって逆方向Yへ揺動することにより、検出領域Dから退出する。こうして可動部20の全体が図1の分図(a),(b)の如く検出領域Dから退出した状態では、当該領域D内に位置する出力側揺動部材114の軸部114aと磁石34との間において形成される磁束が減少して、磁気センサ32の感知閾値を下回ることにより、磁気センサ32がオフ電圧Voff(図4参照)のデジタル信号を出力する。
したがって、可動部20の検出領域Dへの進入時期は、図4に示すように磁気センサ32の出力信号電圧がオフ電圧Voffからオン電圧Vonへ切換わる時期t1と一致する。また、可動部20の検出領域Dからの退出時期は、図4に示すように磁気センサ32の出力信号電圧がオン電圧Vonからオフ電圧Voffへ切換わる時期t2と一致する。そこで検出回路36では、磁気センサ32の出力信号電圧を監視して検出領域Dに対する可動部20の進入時期t1及び退出時期t2をピックアップし、それら時期t1,t2の時間差δt、即ち可動部20が検出領域Dに進入してから退出するまでの入出時間差δtを算出する。
ここで、図4から明らかなように本実施形態の入出時間差δtは、揺動部材間角度θが大きくなるほど増大する。これは、揺動部材間角度θが正方向Xへ大きくなるほど、入力側揺動部材112の第一揺動端に対応する可動部20の揺動位置が当該方向X前側の検出領域Dに近接するようになっていることによる。そして、上述したように最大バルブリフト量は、揺動部材間角度θが大きくなるほど増大するので、同様な増大傾向を示す入出時間差δtに基づくことによって検出可能であることが判る。
また、上述したように入出時間差δtは、内燃機関100に固設された磁気センサ32の磁束の感知結果に依存するものであるが、内燃機関100の振動や熱膨張によって変化する磁気センサ32と可動部20との間の距離には依存し難い。したがって、入出時間差δtに基づいて最大バルブリフト量を検出することによれば、内燃機関100の振動や熱膨張の影響を低減した高精度検出が可能になることが判る。
但し、入出時間差δtは、内燃機関100の回転周期Tにも依存して変化する。そこで、検出回路36では、回転センサ109の出力信号電圧を監視してバルブカム108の回転周期T(図4参照)を割出し、当該回転周期Tに対する入出時間差δtの比δt/Tを算出する。こうして算出された比δt/Tは、入出時間差δtにおける回転周期Tの依存分をキャンセルした値となるので、この比δt/Tからは、最大バルブリフト量を精確に検出することができるのである。
(第二実施形態)
図5の各分図に示すように本発明の第二実施形態では、磁性体から形成された出力側揺動部材214の軸部214aにおいて径方向内側へ凹む凹部214cが可動部50を形成している。そして、図5の分図(a),(b)に示すように可動部50が検出領域Dから退出した状態では、当該領域D内に位置する出力側揺動部材114の軸部114aと磁石34との間の形成磁束を感知した磁気センサ32が、オン電圧Von(図6参照)のデジタル信号を出力するようになっている。また、図5の分図(c),(d)に示すように可動部50が検出領域Dに進入した状態では、当該領域D内の可動部50と磁石34との間において閾値未満の磁束を感知した磁気センサ32が、オフ電圧Voff(図6参照)のデジタル信号を出力するようになっている。
したがって、可動部50の検出領域Dへの進入時期は、図6に示すように磁気センサ32の出力信号電圧がオン電圧Vonからオフ電圧Voffへ切換わる時期t1と一致する。また、可動部50の検出領域Dからの退出時期は、図6に示すように磁気センサ32の出力信号電圧がオフ電圧Voffからオン電圧Vonへ切換わる時期t2と一致する。故に検出回路36では、磁気センサ32の出力信号電圧を監視して可動部50の進入時期t1及び退出時期t2をピックアップすることにより、それら時期t1,t2の時間差δtとバルブカム108の回転周期Tとの比δt/Tから最大バルブリフト量を精確に検出することができるのである。
(第三実施形態)
本発明の第三実施形態では、図7の分図(a),(b)に示すように従動ローラ312aとバルブカム108との接触点のカム径Cが最大となることにより入力側揺動部材312が達する位置を、第一揺動端と定義している。また一方、第三実施形態では、図7の分図(c),(d)に示すように従動ローラ312aとバルブカム108との接触点のカム径Cが最小となることにより入力側揺動部材312が達する位置を、第二揺動端と定義している。
このような定義により第三実施形態では、入力側揺動部材312が第一揺動端から第二揺動端へ向かう正方向Xと、入力側揺動部材312が第二揺動端から第一揺動端へ向かう逆方向Yとが、第一実施形態と反対となっている。故に、本実施形態の揺動部材間角度θは、入力側揺動部材312に対して出力側揺動部材114が逆方向Yへ進角するほど、当該方向Yへ大きくなるように設定されることとなる。尚、後述する図8において実線及び二点鎖線は、それぞれ入力側揺動部材312の第一揺動端及び第二揺動端に対応する磁性体要素20,114の揺動位置を示している。
また、これに合わせて第三実施形態では、検出部60の磁気センサ62の検出領域Dについて位置変更がなされているが、入力側揺動部材312の揺動範囲Wpに一致する可動部20の揺動範囲Wpについては、図8に示すように揺動部材間角度θの可変範囲Wθよりも大きく設定されている。これより本実施形態では、最大の揺動部材間角度θにおいて入力側揺動部材312の第二揺動端に対応する可動部20の揺動位置に対し、入力側揺動部材312の第一揺動端に対応する可動部20の揺動位置が任意の揺動部材間角度θにおいて、検出領域Dでは重複しないようになっている。そのため、図7の分図(a),(b)に示すように入力側揺動部材312が第一揺動端に位置するときの可動部20は、検出領域Dからは常に外れるものの、揺動部材間角度θが逆方向Yへ大きくなるほど当該方向Y後側の検出領域Dから離間するようになっている。
尚、図8に示すように可動部20の揺動方向長さLは、本実施形態においても揺動部材間角度θの可変範囲Wθ以上に設定されている。したがって、図7の分図(c),(d)に示すように入力側揺動部材312が第二揺動端に位置するときの可動部20は、検出領域Dと常に重なるようになっている。
以上により、任意の揺動部材間角度θにおいて可動部20は、正方向Xへ揺動により検出領域Dに進入し、また逆方向Yへの揺動により検出領域Dから退出することができる。そこで、検出部60の検出回路66では、検出領域Dに対する可動部20の入出状態に応じた磁気センサ62の出力信号電圧を監視して可動部50の進入時期t1及び退出時期t2(図9参照)をピックアップし、入出時間差δtを算出する。
ここで、図9から明らかなように本実施形態の入出時間差δtは、揺動部材間角度θが大きくなるほど減少する。これは、揺動部材間角度θが逆方向Yに大きくなるほど、第一揺動端に対応する可動部20の揺動位置が当該方向Y後側の検出領域Dから離間するようになっていることによる。そして、第一実施形態と同様に最大バルブリフト量は、揺動部材間角度θが大きくなるほど増大するようになっているので、それとは反対の減少傾向を示す入出時間差δtに基づくことによって検出可能であることが判る。したがって、検出回路66では、入出時間差δtとバルブカム108の回転周期Tとの比δt/Tから最大バルブリフト量を精確に検出することができるのである。
(第四実施形態)
図10に示すように本発明の第四実施形態では、検出部70の磁気センサ72がアナログ信号を検出回路76へ出力する。具体的に磁気センサ72は、可動部20が検出領域Dに進入した状態では、当該領域D内の可動部20と磁石34との間における形成磁束を感知することにより、閾電圧Vth以上のアナログ信号を出力する。また、検出領域Dから可動部20が退出した状態では、当該領域D内に位置する出力側揺動部材114の軸部114aと磁石34との間における形成磁束が減少することにより、磁気センサ72が閾電圧Vth未満のアナログ信号を出力する。
したがって、可動部20の検出領域Dへの進入時期は、図10に示すように磁気センサ72の出力信号電圧が閾電圧Vthを低側から高側へ跨ぐ時期t1と一致する。また、可動部50の検出領域Dからの退出時期は、図10に示すように磁気センサ72の出力信号電圧が閾電圧Vthを高側から低側へ跨ぐ時期t2と一致する。故に検出回路76では、磁気センサ32の出力信号電圧を監視して可動部50の進入時期t1及び退出時期t2をピックアップすることにより、それら時期t1,t2の時間差δtとバルブカム108の回転周期Tとの比δt/Tから最大バルブリフト量を精確に検出することができるのである。
(第五実施形態)
図11の各分図に示すように本発明の第五実施形態では、出力側揺動部材514が低炭素鋼等の導電体から形成されており、当該出力側揺動部材514において軸部514aから径方向外側へ突出する凸部514cが可動部80を形成している。
また、第五実施形態では、電磁誘導センサ92及び検出回路96等から検出部90が構成されている。具体的には、電磁誘導センサ92は内燃機関100のシリンダヘッド等に固設され、第一実施形態の磁気センサ32と実質的に同じ箇所において位置決めされている。電磁誘導センサ92は適数のコイルを主体に構成され、検出回路96と電気接続されている。電磁誘導センサ92は、検出回路96からの高周波電流の供給により交流磁束を形成して導電体要素80,514にうず電流を誘起し、さらに当該うず電流によって導電体要素80,514との間に発生する磁束、即ちうず電流磁束を感知する。以上により電磁誘導センサ92は、可動部80及び出力側揺動部材514に対して非接触のセンサとして機能し、うず電流磁束の変化の感知結果を表す信号を検出回路96へ出力する。
このような特徴の第四実施形態において、図11の分図(c),(d)に示すように可動部80が検出領域Dに進入した状態では、電磁誘導センサ92が、当該領域D内の可動部80との間に発生させたうず電流磁束を感知して、オン電圧Vonのデジタル信号を出力するようになっている。また、図11の分図(a),(b)に示すように可動部80が検出領域Dから退出した状態では、電磁誘導センサ92が、出力側揺動部材514の軸部514aとの間に発生させた閾値未満のうず電流磁束を感知して、オフ電圧Voffのデジタル信号を出力するようになっている。
したがって、可動部80の検出領域Dへの進入時期と検出領域Dからの退出時期とはそれぞれ、第一実施形態に準じて、電磁誘導センサ92の出力信号電圧のオフ電圧Voffからオン電圧Vonへの切換時期t1とその逆の切換時期t2とに一致する。故に検出回路96では、電磁誘導センサ92の出力信号電圧を監視して可動部80の進入時期t1及び退出時期t2をピックアップすることにより、それら時期t1,t2の時間差δtとバルブカム108の回転周期Tとの比δt/Tから最大バルブリフト量を精確に検出することができるのである。
(他の実施形態)
以上、本発明の複数の実施形態について説明してきたが、本発明はそれらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
例えば第一〜第五実施形態では、クランクシャフト104の回転数等の回転状態からバルブカム108の回転周期Tを算出してもよい。また、第一〜第五実施形態では、可動部20,50,80の揺動方向長さLについて、揺動部材間角度θの可変範囲Wθ未満に設定したり、検出領域Dと同一に設定してもよい。さらにまた、第一〜第五実施形態では、ロッカアーム118を設けずに、出力側揺動部材114,214,514のノーズ部114bを機関バルブ102に直接押し付けることによって機関バルブ102をリフトアップさせてもよい。
第一、第三及び第五実施形態では、検出領域Dへの可動部20,80の進入状態において出力信号電圧がオフ電圧Voffとなり且つ検出領域Dからの可動部20,80の退出状態において出力信号電圧がオン電圧Vonとなるセンサ32,62,92を用いてもよい。また、第二実施形態では、検出領域Dからの可動部50の退出状態において出力信号電圧がオフ電圧Voffとなり且つ検出領域Dへの可動部50の進入状態において出力信号電圧がオン電圧Vonとなるセンサ32を用いてもよい。
第一、第三及び第五実施形態では、可動部20,80及び出力側揺動部材114,514に対して非接触式のセンサ32,62,92に代えて、例えば出力側揺動部材114,514の凸部114c,514cからなる可動部20,80に検出領域Dの両端で接触して当該接触時期を感知するセンサを用いてもよい。また、第二、第三及び第五実施形態では、第四実施形態に準じて、アナログ信号を出力するセンサ32,62,92を用いてもよい。さらにまた、第三実施形態では、第二実施形態に準ずる凹部214cにより可動部20を形成してもよい。
第一、第三〜第五実施形態では、別体の出力側揺動部材114,514に装着されて一体化された凸状の磁性体又は導電体により、可動部20,80を形成してもよい。またあるいは、別体の出力側揺動部材114,514に埋設されて一体化された磁性体又は導電体により、可動部20,80を形成してもよい。
第二実施形態に準じて第五実施形態では、図12に示すように、導電体から形成された出力側揺動部材614の軸部614aにおいて径方向内側へ凹む凹部614cにより、可動部80を形成してもよい。また、第三実施形態に準じて第五実施形態では、入力側揺動部材112の各揺動端を反対に設定し、それに合わせて検出領域Dの位置を変更するようにしてもよい。
本発明の第一実施形態によるリフト特性検出装置の特定の作動状態を示す模式図である。 本発明の第一実施形態によるリフト特性検出装置及びそれが適用される可変動弁装置を示す模式図である。 本発明の第一実施形態によるリフト特性検出装置の作動を説明するための模式図である。 本発明の第一実施形態によるリフト特性検出装置の検出原理を説明するための模式図である。 本発明の第二実施形態によるリフト特性検出装置の特定の作動状態を示す模式図である。 本発明の第二実施形態によるリフト特性検出装置の検出原理を説明するための模式図である。 本発明の第三実施形態によるリフト特性検出装置の特定の作動状態を示す模式図である。 本発明の第三実施形態によるリフト特性検出装置の作動を説明するための模式図である。 本発明の第三実施形態によるリフト特性検出装置の検出原理を説明するための模式図である。 本発明の第四実施形態によるリフト特性検出装置の検出原理を説明するための模式図である。 本発明の第五実施形態によるリフト特性検出装置の特定の作動状態を示す模式図である。 図11に示す第五実施形態の変形例を示す模式図である。
符号の説明
10 リフト特性検出装置、20,50,80可動部、30,60,70,90 検出部、32,62,72 磁気センサ、34 磁石、36,66,76,96 検出回路、92 電磁誘導センサ、100 内燃機関、102 機関バルブ、104 クランクシャフト、106 カムシャフト、108 バルブカム、109 回転センサ、110 可変動弁装置、112,312 入力側揺動部材、112a,312a 従動ローラ、114,214,514,614 出力側揺動部材、114a,214a,514a,614a 軸部、114b ノーズ部、114c,514c 凸部、116 角度設定ユニット、118 ロッカアーム、214c,614c 凹部、D 検出領域、L 揺動方向長さ、R 径方向線、T 回転周期、t1 時期(進入時期)、t2 時期(退出時期)、δt 時間差、Wp 揺動範囲、Wθ 可変範囲、θ 揺動部材間角度(相対角度)、X 正方向、Y 逆方向

Claims (10)

  1. バルブカムの回転により揺動する入力側揺動部材と、前記入力側揺動部材と共に揺動することにより機関バルブをリフト駆動し、前記入力側揺動部材との間の揺動方向の相対角度に応じて前記機関バルブのリフト特性を変化させる出力側揺動部材とを備えた内燃機関の可変動弁装置において、前記リフト特性を検出するリフト特性検出装置であって、
    前記出力側揺動部材に設けられ、任意の前記相対角度において、前記出力側揺動部材と共に正方向へ揺動することにより所定の検出領域に進入し且つ前記出力側揺動部材と共に前記正方向とは逆方向へ揺動することにより前記検出領域から退出する可動部と、
    前記内燃機関に固設され、前記可動部の前記検出領域への進入時期と前記可動部の前記検出領域からの退出時期との時間差に基づいて前記リフト特性を検出する検出部と、
    を備えることを特徴とするリフト特性検出装置。
  2. 前記検出部は、前記バルブカムの回転周期に対する前記時間差の比から前記リフト特性を検出することを特徴とする請求項1に記載のリフト特性検出装置。
  3. 任意の前記相対角度において前記可動部は、前記入力側揺動部材が第一揺動端に位置するとき前記検出領域から外れ且つ前記入力側揺動部材が第二揺動端に位置するとき前記検出領域と重なることを特徴とする請求項1又は2に記載のリフト特性検出装置。
  4. 前記入力側揺動部材の揺動範囲は、前記相対角度の可変範囲よりも大きく設定されることを特徴とする請求項3に記載のリフト特性検出装置。
  5. 前記可動部の揺動方向の長さは、前記相対角度の可変範囲以上に設定されることを特徴とする請求項3又は4に記載のリフト特性検出装置。
  6. 前記検出部は、前記可動部に対して非接触であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のリフト特性検出装置。
  7. 磁性体から形成された前記出力側揺動部材は凸部を有し、前記可動部は前記凸部からなり、
    前記検出部は、前記可動部の揺動方向に位置決めされる磁気センサ及び磁石を有し、前記磁気センサは、前記検出領域に進入した前記可動部との間及び前記検出領域から前記可動部が退出した前記出力側揺動部材との間において前記磁石が形成する磁束を感知することを特徴とする請求項6に記載のリフト特性検出装置。
  8. 磁性体から形成された前記出力側揺動部材は凹部を有し、前記可動部は前記凹部からなり、
    前記検出部は、前記可動部の揺動方向に位置決めされる磁気センサ及び磁石を有し、前記磁気センサは、前記検出領域に進入した前記可動部との間及び前記検出領域から前記可動部が退出した前記出力側揺動部材との間において前記磁石が形成する磁束を感知する特徴とする請求項6に記載のリフト特性検出装置。
  9. 導電体から形成された前記出力側揺動部材は凸部を有し、前記可動部は前記凸部からなり、
    前記検出部は、前記可動部の揺動方向に位置決めされる電磁誘導センサを有し、前記電磁誘導センサは、前記検出領域に進入した前記可動部との間及び前記検出領域から前記可動部が退出した前記出力側揺動部材との間において交流磁束により発生させたうず電流磁束を感知することを特徴とする請求項6に記載のリフト特性検出装置。
  10. 導電体から形成された前記出力側揺動部材は凹部を有し、前記可動部は前記凹部からなり、
    前記検出部は、前記可動部の揺動方向に位置決めされる電磁誘導センサを有し、当該電磁誘導センサは、前記検出領域に進入した前記可動部との間及び前記検出領域から前記可動部が退出した前記出力側揺動部材との間において交流磁束により発生させたうず電流磁束を感知することを特徴とする請求項6に記載のリフト特性検出装置。
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