JP2008135801A - 投写型表示装置、投写表示方法、及び、投写表示制御プログラム - Google Patents

投写型表示装置、投写表示方法、及び、投写表示制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】視聴する映像に最適な表示サイズに調整可能にする。
【解決手段】光源102と、当該光源102からの光を映像信号に基づいて変調する液晶
ライトバルブ101と、当該液晶ライトバルブ101により変調された光を投写する投写
ズームレンズ2とを有するプロジェクタ1であって、投写表示する映像のジャンルを、前
記映像信号に基づいて判定し、前記投写光学部が投写して表示する映像の表示サイズを前
記ジャンルに応じて最大表示サイズ31から最小表示サイズ32までの間で可変制御する
コンテンツ判定回路108を備える構成とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、スクリーンに映像を投写して表示する投写型表示装置、投写表示方法及び投
写表示制御プログラムに関する。
スクリーンに映像を投写して表示する投写型表示装置として、拡大投写時のズーム倍率
を可変するものが知られている。この種の投写型表示装置には、例えば、表示サイズが指
示された場合に、スクリーンまでの投写距離を測定し、指示された表示サイズ及び投写距
離に基づいてズーム倍率を算出し、所望の表示サイズに自動で変更するものがある(例え
ば、特許文献1)。
また例えば、アスペクト比が4:3表示モードのようなNTSC信号や、アスペクト比
が16:9表示モードのようなHDTV信号、NTSC信号と走査線数が異なるPAL信
号といった、走査線数又はアスペクト比が互いに異なる複数規格の映像信号が切換えて入
力されたときに、映像信号の規格に応じてズーム倍率を可変し、余白部分が表示されない
ようにした投写型表示装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。
また例えば、スクリーンの周囲の光量である環境光量と表示光量との比が所定値を維持
するように、ズーム倍率を可変することで、スクリーンの周囲が明るくなった場合でも、
一定コントラストを維持し、映像が見にくくなることを防止するようにした投写型表示装
置も知られている(例えば、特許文献3参照)
ところで、視聴に適した表示サイズは映像のジャンルごとに異なっており、例えば、映
画においては、映画館等の大型スクリーンへの投写を前提に作成されているため、大画面
サイズでの視聴が適している。これとは逆に、映画以外の一般的なテレビ番組放送などは
、30インチ程度のテレビ画面に表示さることを想定して作成されており、出演者の顔の
クローズアップシーンが多用されている。したがって、このような映像を例えば80イン
チ程度の大画面サイズで視聴すると、視聴者に非常に違和感を与えることとなり、このよ
うな映像は、比較的小さい画面サイズでの視聴が適していると言える。また、野球やサッ
カー等のスポーツ中継の映像は、試合の全体像がわかるように有る程度広い視野で撮影さ
れており、視聴時に臨場感をだすために、一般的なテレビ番組放送よりも大きな、例えば
60インチ程度の中程度の画面サイズでの視聴が適していると言える。
特開平5−323451号公報 特開平6−245176号公報 特開2006−47334号公報
しかしながら、従来の投写型表示装置においては、映像のジャンルに応じて最適な画面
の表示サイズで映像を視聴することができない。したがって、視聴者が最適な表示サイズ
で映像を視聴するためには、その都度、表示サイズを調整する必要があり操作が面倒であ
った。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、視聴する映像ごとに最適な表示
サイズに調整することができる投写型表示装置、投写表示方法、及び、投写表示制御プロ
グラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、光源と、当該光源からの光を映像信号に基づい
て変調するライトバルブと、当該ライトバルブにより変調された光を投写する投写光学部
とを有する投写型表示装置であって、投写表示する映像のジャンルを、前記映像信号に基
づいて判定し、前記投写光学部が投写して表示する映像の表示サイズを前記ジャンルに応
じて最大表示サイズから最小表示サイズまでの間で可変制御する判定制御部を備えること
を特徴とする。
本発明によれば、映像のジャンルが映像信号に基づいて判定され、そのジャンルに応じ
て表示サイズが可変されるため、視聴者は何ら操作することなく、映像のジャンルに応じ
た最適な表示サイズでの視聴が可能となる。
上記発明において、前記判定制御部は、前記映像のジャンルが映画であるか否かを判定
する映画判定部を有し、前記映画判定部によって前記映像のジャンルが映画であると判定
した場合に、前記表示サイズを前記最大表示サイズにする構成としても良い。
この構成によれば、映画の映像が投写表示される場合には、表示サイズが自動で最大表
示サイズにされるため、視聴者は何ら操作することなく、映画の映像の視聴に適した大画
面表示で迫力のある映像を楽しむことができる。
上記発明において、前記映画判定部は、前記映像の撮影時のフレームレートを検出する
撮影フレーム周波数検出部を有し、撮影時のフレームレートが毎秒24フレームである場
合に、前記映像のジャンルが映画であると判定する構成としても良い。
この構成によれば、撮影時のフレームレートを検出するだけで、映像のジャンルが映画
であるか否かを簡単に判定することができる。なお、映像信号のフレームレートが必ずし
も撮影時のフレームレートであるとは限らないが、フレーム間の相関性を判断することで
、撮影時のフレームレートを推定可能である。
上記発明において、前記判定制御部は、前記映像のジャンルがスポーツであるか否かを
判定するスポーツ判定部を有し、前記スポーツ判定部によって前記映像のジャンルがスポ
ーツであると判定した場合に、前記表示サイズを前記最大表示サイズと前記最小表示サイ
ズとの間の表示サイズにする構成としても良い。
この構成によれば、スポーツの映像が投写表示される場合には、表示サイズが自動で最
適な表示サイズに変更されるため、視聴者は何ら操作することなく、最適な表示サイズで
スポーツの映像を楽しむことができる。
上記発明において、前記スポーツ判定部は、前記映像の動きベクトルに基づいて、撮影
時のパンを検出するパン検出部を有し、前記パンが検出された場合に、前記映像のジャン
ルがスポーツであると判定する構成としても良い。
この構成によれば、映像の動きベクトルに基づいてパンの有無を検出するだけで、映像
のジャンルがスポーツであるか否かを簡単に判定可能となる。なお、所定の時間内にパン
が一定回数以上検出された場合に、映像のジャンルがスポーツであると判定することで、
ジャンル判定の正確性を高めても良い。
上記目的を達成するために、本発明は、光源と、当該光源からの光を映像信号に基づい
て変調するライトバルブと、当該ライトバルブにより変調された光を投写する投写光学部
とを有する投写型表示装置であって、投写表示する映像のジャンルに関する情報を外部か
ら取得する情報取得部と、前記情報取得部が取得した情報に基づいて前記映像のジャンル
を判定し、前記投写光学部が投写して表示する映像の表示サイズを前記ジャンルに応じて
最大表示サイズから最小表示サイズまでの間で可変制御する判定制御部とを備えることを
特徴とする。
本発明によれば、外部から取得した情報に基づいて映像のジャンルが判定され、そのジ
ャンルに応じて表示サイズが可変されるため、視聴者は何ら操作することなく、映像のジ
ャンルに応じた最適な表示サイズでの視聴が可能となる。
上記発明において、前記情報取得部は、電気通信回線を通じて外部の通信端末と通信し
、前記映像のジャンルに関する情報を取得する通信部を有する構成としても良い。
なお、上記電気通信回線は例えばインターネット回線である。
また上記発明において、前記情報取得部は、放送波に重畳されている放送データを受信
し、当該放送データから前記映像のジャンルに関する情報を取得する構成としても良い。
これらの構成において、上記映像のジャンルに関する情報には、例えばEPG(電子番
組表)などがある。
上記発明において、前記判定制御部は、前記映像のジャンルが映画、スポーツ及びその
他のどれに該当するか判定し、前記映像のジャンルが映画である場合に、前記表示サイズ
を前記最大表示サイズにし、前記映像のジャンルがスポーツである場合に、前記表示サイ
ズを前記最大表示サイズと前記最小表示サイズとの間の表示サイズにし、前記映像のジャ
ンルがその他である場合に、前記表示サイズを前記最小表示サイズにする構成としても良
い。
この構成によれば、映像のジャンルが映画、スポーツ、及び、その他の場合に、それぞ
れのジャンルに応じて最適な表示サイズに自動で可変されるため、視聴者は何ら操作する
ことなく、映像のジャンルに応じた最適な表示サイズでの視聴が可能となる。
上記発明において、前記映像の画質に関する調整項目の設定値のプリセットを前記映像
のジャンル毎に保持し、前記ジャンル判定部によって判定されたジャンルに対応するプリ
セットに基づいて前記映像の画質を調整する画質調整部を備える構成としても良い。
この構成によれば、映像のジャンルに応じて最適な表示サイズの変更と共に、当該映像
のジャンルに応じた最適な画質調整が行われる。
上記発明において、前記画質の調整項目には、少なくともコントラスト調整を含み、前
記各プリセットのコントラスト調整値は、前記表示サイズが小さくなるにしたがって値が
小さくなるように設定されている構成としても良い。
この構成によれば、表示サイズを小さくした際に、視聴者が眩しさを感じるのが防止さ
れる。
上記発明において、前記投写光学部は、ズームレンズ、或いは、複数の焦点距離を備え
たマルチフォーカスレンズを有する構成としても良い。
この構成によれば、映像のジャンルに応じた表示サイズから求められるレンズのズーム
倍率に基づいてレンズを駆動するだけで表示サイズを簡単に可変することができる。
上記目的を達成するために、本発明は、光源からの光を、映像信号に基づいてライトバ
ルブにより変調して投写する投写表示方法において、投写して表示する映像のジャンルに
応じて、投写時の表示サイズを最大表示サイズから最小表示サイズまでの間で可変するこ
とを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明は、光源と、当該光源からの光を映像信号に基づい
て変調するライトバルブと、当該ライトバルブにより変調された光を投写する投写光学部
とを有する投写型表示装置を、投写表示する映像のジャンルを、前記映像信号に基づいて
判定し、前記投写光学部が投写して表示する映像の表示サイズを前記ジャンルに応じて最
大表示サイズから最小表示サイズまでの間で可変制御する手段として機能させるための投
写表示制御プログラムを提供する。
以下、本発明の実施形態として、本発明が適用されたフロント投写型の投写型表示装置
(以下、単に「プロジェクタ」と言う)について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る投写型表示システム10の構成を示す図である。
投写型表示システム10は、プロジェクタ1と、スクリーン3とを有し、プロジェクタ
1には外部の機器から映像コンテンツの映像信号が入力され、当該プロジェクタ1が映像
信号に基づく映像をスクリーン3に拡大投写して表示する。さらに、プロジェクタ1は、
投写光学部の一部として投写ズームレンズ2を有し、投写ズームレンズ2のズーム倍率を
可変させることで、スクリーン3に投写する映像の投写表示サイズを最大表示サイズ31
から最小表示サイズ32までの間で段階的に調整可能に成されている。なお、最大表示サ
イズ31及び最小表示サイズ32の寸法は、スクリーン3の面積等によって当然に異なる
が、本実施形態では、最大表示サイズ31が例えば80インチ程度、最小表示サイズ32
が例えば30インチ程度に設定されている。
図2は、プロジェクタ1の機能的構成を示すブロック図である。
プロジェクタ1は、光源102と、液晶ライトバルブ101と、上記投写ズームレンズ
2とを備え、光源102が放射した光を、映像信号が書き込まれた液晶ライトバルブ10
1を透過させ、投写ズームレンズ2により倍率調整してスクリーン3に映像を拡大投写す
る。より具体的には、プロジェクタ1は、映像信号の入力端子110を有し、この入力端
子110から入力された映像信号がインターフェース(I/F)回路111を通してI/
P変換回路112に出力される。
I/P変換回路112は、インターレース方式の映像信号が入力された場合に、上記液
晶ライトバルブ101の駆動に合うようにプログレッシブ方式の映像信号に変換しスケー
リング回路113に出力する。スケーリング回路113は、映像信号の画素数(解像度)
を上記液晶ライトバルブ101の画素数に応じて変換し画質調整回路114に出力する。
画質調整回路114は、映像の明るさ、コントラスト、シャープネス、色の濃さ、色相
などの画質調整項目を調整しガンマ補正回路115に出力する。画質調整回路114には
、画質調整項目の各調整項目の調整値が適宜セットされた複数のプリセットが予め保持さ
れており、ユーザ(視聴者)は所望のプリセットを選択し、或いは、各調整項目の調整値
を個別に調整して画質調整を行う。
上記ガンマ補正回路115は、液晶ライトバルブ101のガンマ特性に基づいて映像信
号を補正し駆動回路116に出力し、駆動回路116が映像信号を液晶ライトバルブ10
1に書き込み、当該映像信号に対応した映像がスクリーン3に拡大投写される。
なお、図2では図示を省略したが、プロジェクタ1には、上記液晶ライトバルブ101
及び液晶ライトバルブ101に映像信号を書き込む回路系がRGBの各色ごとに設けられ
ている。光源102の放射光は、ダイクロイックミラーなどでRGBの3色に分離され、
各色の光が、対応する色の液晶ライトバルブ101を照明し、各液晶ライトバルブ101
を透過した透過光がダイクロイックプリズムなどで合成され、1つの投写ズームレンズ2
を通って拡大投写され、これにより、スクリーン3にはカラー映像が投写されるようにな
っている。
投写ズームレンズ2には、ズーム倍率可変用のモータ104と、ズーム設定信号201
に基づいてモータ104を駆動するモータ駆動回路105と、投写ズームレンズ2のズー
ム状態を検出しモータ駆動回路105に出力する検出回路106とが設けられており、ズ
ーム設定信号201によりズーム倍率が指定されると、モータ駆動回路105が検出回路
106からの検出値(現在のズーム状態)が、指定されたズーム倍率になるようにフィー
ドバック制御する。
上記ズーム設定信号201は、コンテンツ判定回路(判定制御部)108及びズーム手
動設定回路109の各々から出力され、いずれかのズーム設定信号201がスイッチ10
7にて排他的に選択されモータ駆動回路105に入力される。ズーム手動設定回路109
は、視聴者が手動で投写ズームレンズ2のズーム倍率を可変させる場合、及び、表示サイ
ズごとのズーム倍率を予め手動設定する場合に使用されるものである。コンテンツ判定回
路108は、投写する映像のジャンル(種別)を映像信号に基づいて判定し、当該判定結
果に基づいて表示サイズを変更すべくズーム倍率を可変制御するものである。
ズーム手動設定回路109は、図示せぬアップダウンカウンタとDAコンバータとを有
し、アップボタンまたはダウンボタンが操作されるごとにアップダウンカウンタのカウン
タ値をアップまたはダウンし、その出力値をDAコンバータを通してアナログ値のズーム
設定信号201として出力する。スイッチ107がズーム手動設定回路109側に切換え
られている場合には、このズーム手動設定回路109から出力されたズーム設定信号20
1がモータ駆動回路105に入力され、アップボタンまたはダウンボタンの操作に応じて
ズーム倍率が可変される。また、表示サイズごとにズーム倍率を手動設定する場合には、
アップダウンカウンタのカウンタ値が手動設定信号204としてズーム手動設定回路10
9からコンテンツ判定回路108に入力され、表示サイズごとのズーム倍率設定値が当該
コンテンツ判定回路108に記録される。
図3は、コンテンツ判定回路108の構成を示すブロック図である。コンテンツ判定回
路108は、判定部300と、ズーム設定信号出力部303とを有している。
判定部300には、入力端子110(図2参照)から入力された映像信号が入力信号1
21として入力されており、この入力信号121に基づいて、映像のジャンルが判定され
る。より具体的には、判定部300は、入力信号121に基づいて映像の撮影フレーム周
波数を検出する撮影フレーム周波数検出部(映画判定部)311と、入力信号121に基
づいて映像の輝度ヒストグラムのパターンを解析するヒストグラム解析部312と、入力
信号121に基づいて映像のパンを検出するパン検出部(スポーツ判定部)313とを有
し、更に、これら撮影フレーム周波数検出部311、ヒストグラム解析部312及びパン
検出部313の検出結果及び解析結果に基づいて、映像のジャンルを判定する判定回路3
01とを有している。
撮影フレーム周波数検出部311は、図4に示すように、フィールドメモリ321と、
相関性検出回路322と、パターン検出回路323とを有し、上記入力信号121がフィ
ールドメモリ321及び相関性検出回路322に入力されている。
フィールドメモリ321は、映像信号たる入力信号121を1フィールド単位でデジタ
ルデータとして記録すると共に、1フィールド分タイミングを遅らせた入力信号121A
を相関性検出回路322に順次出力する。
相関性検出回路322は、入力信号121と、フィールドメモリ321からの入力信号
121Aとに基づいて、フィールドごとに前後フィールドとの相関性を示す相関性信号3
33を出力するものであり、相関性が高い場合にはハイレベルの信号を低い場合にはロー
レベルの信号を出力する。
パターン検出回路323は、相関性検出回路322の相関性信号333におけるレベル
遷移のパターンを判定し、判定回路301に出力する。
ここで、フィールドの相関性及びパターンは、35ミリ又は16ミリの映画と、家庭用
ビデオカメラで撮影された動画やニュース、スポーツ中継等のテレビ放送とでは、大きく
異なっている。具体的には、通常の35ミリ又は16ミリの映画では、毎秒24コマのコ
マ数で撮影されており、撮影コマをA、B、C、・・・のように表すと、図5に示すよう
に、映画の映像信号331は、異なる静止画が1/24秒ごとに配置された構成(いわゆ
る、24p(プログレッシブ)映像)となる。
一方、テレビ放送の標準方式である480i(インターレース)や高精細の1080i
(インターレース)といった通常最も多く使用されている映像信号は、毎秒30フレーム
(60フィールド)のインターレース方式で記録されている。したがって、テレビ放送さ
れた、或いは、DVD等に記録されている映画の映像信号は、一般に、2−3プルダウン
と呼ばれる変換処理により、毎秒24コマで撮影された映像が、毎秒30フレーム(60
フィールド)の映像信号に変換されたものとなる。
2−3プルダウンにおいては、映画の映像信号331は、最初のコマAが、AO、AE
、AO(O:奇数フィールド、E:偶数フィールド)で示す3つのフィールドに変換され
、次のコマBがBE、BOで示す2つのフィールドに変換される。これと同様に、次のコ
マCが3つのフィールドに変換され、次のDコマが2つのフィールドに変換される。この
ように、2−3プルダウンにおいては、毎秒24コマ(24p(プログレッシブ))の映
像信号331が2コマずつ5フィールドに変換されることで60フィールドの映像信号に
変換される。なお、1つの奇数フィールド及び偶数フィールドにより1フレームが構成さ
れる。
したがって、映画の映像信号331が相関性検出回路322に入力された場合、出力さ
れる相関性信号333Aは、図5に示すように、1コマから生成された3つのフィールド
により相関性が高くなる2フィールド分のハイレベルパルス333A−1と、次の1コマ
から生成された2つのフィールドにより相関性が高くなる1フィールド分のハイレベルパ
ルス333A−2とが周期的に出現するパターンを呈する。
一方、映画以外の映像である通常のビデオカメラ等で撮影された動画や、テレビニュー
ス、スポーツ中継等の映画以外のテレビ放送においては、映像が60i(インターレース
)動画であるため、1/60秒ごとの各フィールドが互いに異なる静止画から構成され、
各フィールドの前後フィールドとの相関性は低い。したがって、このような映像において
は、ローレベルを維持する相関性信号333Bが得られる。また、映像が静止画である場
合には、各フィールド同士の相関性が非常に高くなるため、静止画の映像においては、ハ
イレベルを維持する相関性信号333Cが得られる。
パターン検出回路323は、相関性検出回路322から出力された相関性信号333の
パターンが、上記相関性信号33A〜333Cのどのパターンに該当するかを検出し、判
定回路301に出力する。すなわち、撮影フレーム周波数検出部311の検出結果により
、映像が24p(プログレッシブ)動画を2−3プルダウン処理してなる映画であるか、
映画以外の60i(インターレース)動画であるか、或いは、静止画であるかが判定され
る。
上記パン検出部313は、図6に示すように、フィールドメモリ341と、動きベクト
ル検出回路342と、パターン検出回路343とを有し、入力信号121がフィールドメ
モリ341及び動きベクトル検出回路342に入力され、さらに、動きベクトル検出回路
342には、フィールドメモリ341から1フィールド分ずれた入力信号121Bが入力
されている。動きベクトル検出回路342は、入力信号121、121Bに基づいて、前
フィールドの画像と現フィールドの画像とを比較して動きベクトルを検出し、パターン検
出回路343に出力する。
より具体的には、動きベクトル検出回路342は、入力信号121が入力されると、所
定期間毎に画像をサンプリングして取得すると共に、このサンプリング周期と同期して、
フィールドメモリ341からの入力信号121Bをサンプリングし、入力信号121のサ
ンプリング画像から1フィールド分前の画像を取得する。
サンプリング画像345には、図7に示すように、動きベクトルの検出対象領域である
検出領域346が4箇所設けてられており、動きベクトル検出回路342は、1フィール
ド前のサンプリング画像345の各検出領域346における代表点が、現フィールドの画
像のどこに動いたかを各検出領域346内で入力信号の相関をとることにより動きベクト
ル347を検出する。
ここで、例えば、撮影時に撮影者が撮影カメラを水平方向に移動させる、いわゆる「パ
ン」と呼ばれるカメラワークを行った映像が入力された場合、各検出領域346では、水
平方向に向いたほぼ同じ大きさの動きベクトル347が検出され、かかる動きベクトル3
47の検出により「パン」が検出可能となる。
また、撮影カメラがボールを追うようにパンされることが多い、例えばサッカー等のス
ポーツ中継の映像が入力された場合、動きベクトル検出回路342においては、「パン」
を示す動きベクトル347が頻繁に検出されることとなる。
パターン検出回路343は、動きベクトル検出回路342の検出結果に基づいて、映像
の「パン」を検出し、判定回路301に出力する。
ヒストグラム解析部312及び判定回路301は共に図8に示す演算回路304により
構成されている。演算回路304は、演算処理装置としてのCPU351と、CPU35
1のワークエリアとして機能するRAM353と、CPU351が実行するプログラムを
格納するROM352とを有し、これらがバス355を介して互いに接続されている。さ
らに、バス355には、信号の入出力インターフェース354が接続されており、この入
出力インターフェース354から入力信号が入力される。
上記ROM352には、ヒストグラム解析プログラム358及びコンテンツ判定プログ
ラム359が予め格納されている。
CPU351は、ヒストグラム解析部312として機能する場合、ヒストグラム計算プ
ログラム358を実行し、入出力インターフェース354から入力される入力信号121
を所定周期でサンプリングし、各サンプリング画像の輝度ヒストグラムを算出する。
映像が映画の場合とホームビデオの場合とでは、輝度ヒストグラムに比較的顕著な違い
が生じる。すなわち、映画は、一般的に暗い環境の映画館で上映されるため、映画の映像
においては、映像の輝度が全体的に低輝度側(黒色)に偏る傾向があり、図9(A)に示
すような輝度ヒストグラム信号が得られる。
一方、一般的な家庭用ビデオカメラで撮影されたホームビデオでは、家庭の明るい部屋
に置かれたテレビで視聴されることが多いことから、映画映像に比べて全体的に輝度が高
く、また、中間輝度付近にピークを持つ傾向があり、図9(B)に示すような輝度ヒスト
グラムが得られる。
したがって、演算回路304がヒストグラム解析部312として機能する場合、CPU
351は、入力信号121に対してヒストグラム解析を行って輝度ヒストグラム信号36
1を生成し、その輝度ヒストグラム信号361が映画の傾向と、ホームビデオの傾向との
どちらに該当するかを判定し、ヒストグラム解析結果としてRAM353に格納する。
また、演算回路304が判定回路301として機能する場合、CPU351がコンテン
ツ判定プログラム359を実行する。この場合には、撮影フレーム周波数検出部311及
びパン検出部313からの検出信号が入出力インターフェース354を介してCPU35
1に入力され、また、RAM353に格納されているヒストグラム解析結果がCPU35
1によって参照される。
CPU351は、撮影フレーム周波数検出結果、パン検出結果及びヒストグラム解析結
果に基づいて、入力信号121の映像のジャンルを判定する。
より具体的には、図10に示すように、CPU351は、撮影フレーム周波数検出部3
11の検出結果に基づいて、入力信号121の映像が24p(プログレッシブ)で撮影さ
れた動画であるか、静止画であるか、或いは、60i(インターレース)の動画であるか
を判断する(ステップSa1)。
映像が24p(プログレッシブ)で撮影された動画である場合、CPU351は映像の
ジャンルを映画と判定する(ステップSa2)。
また、映像が60i(インターレース)の動画である場合、CPU351は、パン検出
部313の検出結果に基づいて、映像に「パン」が検出されているか否かを判定し(ステ
ップSa3)、「パン」が検出されている場合には(ステップSa3:Y)、映像のジャ
ンルを「スポーツ」と判定し(ステップSa4)、「パン」が検出されていない場合には
(ステップSa3:N)、映像のジャンルをその他の動画と判定する(ステップSa5)
また、映像が静止画であると判定されている場合、CPU351は、ヒストグラム解析
結果により得られた輝度ヒストグラムが映画の傾向を示すか否かを判定し(ステップSa
6)、映画の傾向を示している場合には(ステップSa6:Y)、映像のジャンルを映画
と判定し(ステップSa2)、映画の傾向を示さない場合には(ステップSa6:N)、
映像のジャンルをその他の動画と判定する(ステップSa5)。この「その他の動画」と
は、最小表示サイズ32、或いは、最小表示サイズ32に近い表示サイズでの視聴が最適
と言える動画である。
CPU351は、上記のようにして判定した映像のジャンルをズーム設定信号出力部3
03に出力する。
なお、一般に、撮影時の「パン」はスポーツ撮影時よりは頻度が少ないものの他のジャ
ンルの映像の撮影時にも使用されることがあり、また、映画以外の一般的な動画映像にお
いても輝度ヒストグラムの特徴が映画映像の輝度ヒストグラムの特徴と合致するシーンが
含まれることがある。したがって、映像のジャンルをより正確に判定するために、コンテ
ンツ判定回路108は、例えば、放送チャンネルの切換え時や、入力信号121の入力端
子110の切換え時に、或いは、所定時間(例えば数分〜数十分時間等)ごとに、一定時
間(例えば数十秒)にわたり、撮影フレーム周波数の検出、パンの検出及び輝度ヒストグ
ラムの検出を複数回行うことで検出数を増やし、それらを平均した値に基づいて、ジャン
ルを判定している。
ズーム設定信号出力部303は、映像のジャンルに最適なズーム倍率を出力するもので
あり、その構成を図11に示す。この図において、ズーム設定データテーブル451は、
表示サイズが大サイズ、中サイズ及び小サイズの各々について投写ズームレンズ2のズー
ム倍率を記録するものである。これらのズーム倍率は、ユーザが設定可能に構成されてお
り、ズーム設定信号出力部303には、ズーム手動設定回路109(図2参照)から出力
された手動設定信号204に基づいて、設定対象の表示サイズを選択する選択部452と
、当該表示サイズに対するズーム倍率を手動設定信号204に基づいてズーム設定データ
テーブル451に記録する書込部453とが設けられている。
データセレクタ454は、判定回路301の判定結果に基づいてズーム倍率を決定する
。具体的には、データセレクタ454は、映像のジャンルが「映画」の場合には、最大表
示サイズ31を、「スポーツ」の場合には最大表示サイズ31及び最小表示サイズ32の
中間の表示サイズを、「その他の動画」の場合には最小表示サイズ32をそれぞれ決定し
、その表示サイズに対応するズーム倍率をズーム設定データテーブル451を参照して特
定し、DAコンバータ455を通じてアナログ信号のズーム設定信号201としてスイッ
チ107に出力する。
したがって、スイッチ107がコンテンツ判定回路108側に切換えられている場合に
は、投写される映像のジャンルに応じて最適な表示サイズとなるようにズーム倍率が決定
され映像が投写される。これにより、映画では大画面、スポーツでは臨場感のある中程度
のサイズ、その他の映像では違和感のない小画面に自動的に切換えられ、人為的な調整を
行うことなく、映像ごとに常に最適な表示サイズで、その映像を視聴することが可能であ
る。
以上説明したように、本実施形態によれば、コンテンツ判定回路108が映像信号たる
入力信号121に基づいて映像のジャンルを判定すると共に、投写ズームレンズ2のズー
ム倍率を映像のジャンルに応じて可変して映像の表示サイズを可変する構成としたため、
視聴者は何ら操作することなく、映像のジャンルに応じた最適な表示サイズで映像を視聴
することができる。
特に、本実施形態によれば、映像のジャンルが映画であるとコンテンツ判定回路108
が判定した場合に、モータ駆動回路105が投写ズームレンズ2を駆動して表示サイズを
最大表示サイズ31に変更する構成としたため、視聴者は何ら操作することなく、映画の
映像の視聴に適した大画面表示で迫力のある映像を楽しむことができる。
さらに、本実施形態によれば、映像のジャンルがスポーツであるとコンテンツ判定回路
108が判定した場合に、モータ駆動回路105が投写ズームレンズ2を駆動して表示サ
イズを最大表示サイズ31と最小表示サイズ32の間の表示サイズに変更する構成とした
ため、視聴者は何ら操作することなく、スポーツの映像の視聴に適した表示サイズで映像
を楽しむことができる。
また、本実施形態によれば、映像が映画及びスポーツ以外のその他の動画であるとコン
テンツ判定回路108が判定した場合に、モータ駆動回路105が投写ズームレンズ2を
駆動して表示サイズを最小表示サイズ32に変更する構成としたため、視聴者は何ら操作
することなく、映画及びスポーツ以外のその他の動画に最適な表示サイズで視聴すること
が可能となる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、映像のジャンルに応じて表示サイズを可変するプロジェクタ1につ
いて説明した。これに対して、本実施形態では、映像のジャンルに応じて表示サイズと共
に画質を調整するプロジェクタ1Aについて説明する。
図12は、本実施形態に係るプロジェクタ1Aの機能的構成を示すブロック図である。
画質調整回路114は、第1実施形態にて説明したように、映像の明るさ、コントラス
ト、シャープネス、色の濃さ、色相などの画質調整項目を調整するものであり、この画質
調整回路114には、画質調整項目の各調整項目の調整値が適宜セットされた複数のプリ
セットPが予め保持されている。
プリセットPには、「シアター」、「ダイナミック」及び「スタンダード」の3つが予
め設定されている。「シアター」は、黒色側(低輝度側)での色再現性が高く、コントラ
ストやシャープネスが比較的抑えられた画質設定であり、映画の視聴に最適な設定である
。また、「ダイナミック」は、コントラストやシャープネスが比較的強く、メリハリのあ
る映像となる画質設定であり、スポーツ番組の視聴に最適な設定である。「スタンダード
」は、一般的な動画視聴に最適な設定である。
ここで、投写型表示装置においては、表示サイズが小さくなる程、単位面積あたりの光
度が高くなるため、視聴者が眩しさを感じることがある。そこで、プリセットPにおいて
は、表示サイズが小さくなるほど、すなわち、「シアター」、「ダイナミック」、「スタ
ンダード」の順に、コントラストのコントラスト調整値が小さくなるように予め設定され
ており、表示サイズが小さくなった場合には、コントラストを低めることで、眩しさを感
じさせないようにしている。
上記画質調整回路114には、図12に示すように、3つのプリセットPのいずれかを
選択する画質選択信号212がスイッチ127を介して入力されている。スイッチ127
は、画質選択信号212の出力元を画質手動選択回路129と、コンテンツ判定回路10
8Aとの間で選択的に切換えるものである。
画質手動選択回路129は、上記プリセットPを視聴者が手動で選択するものである。
すなわち、視聴者が所望のプリセットで映像を視聴する場合には、画質手動選択回路12
9で手動で所望のプリセットPを選択することになる。
これに対して、コンテンツ判定回路108Aは、映像のジャンルに最適な表示サイズを
出力するのに加え、当該ジャンルに最適なプリセットを自動で選択し、画質選択信号21
2をスイッチ127に出力する。
図13は、コンテンツ判定回路108Aの構成を示す図である。
本実施形態のコンテンツ判定回路108Aには、判定回路301による映像のジャンル
の判定結果に基づいて、画質調整のプリセットPを選択し画質選択信号212として出力
する画質プリセット出力部302が設けられている。
画質プリセット出力部302は、図14に示すように、判定回路301の出力に応じた
プリセットPを選択する選択回路440を有している。選択回路440には、映像のジャ
ンルごとの3本の縦線421〜423と、プリセットPごとの3本の横線431〜433
とが設けられており、各横線431〜433がいずれかの1本の縦線421〜423と選
択接点441により接続されている。
すなわち、「シアター」のプリセットPの横線431は、ジャンルが映画の縦線421
と選択接点441Aにより接続され、「スタンダード」のプリセットPの横線432は、
ジャンルがその他の縦線423と選択接点441Bにより接続され、また、「ダイナミッ
ク」のプリセットPの横線433は、ジャンルがスポーツの縦線422と選択接点441
Cにより接続されている。このような構成の下、判定回路301が判定した映像のジャン
ルに対応する縦線421〜423がアクティブになされると、その縦線421〜423に
接点接続されている1本の横線431〜433がアクティブになって、映像のジャンルに
対応するプリセットPが選択される。このようにして選択されたプリセットPは、画質プ
リセット出力部302から画質選択信号212としてスイッチ127に出力される。
したがって、スイッチ127をコンテンツ判定回路108A側に切換えておくことで、
入力端子110に入力された映像のジャンルに応じて最適な画質調整のプリセットPが自
動的に選択され、このプリセットPに基づいて画質調整回路114により画質調整が行わ
れる。これにより、視聴者が、映像に合わせて画質調整をせずとも、映像のジャンルに最
適な画質で視聴することが可能である。
なお、上記画質プリセット出力部302においては、選択接点441A〜441Cの位
置を変更することで縦線421〜423が接続される横線431〜433を変更し、ジャ
ンルとプリセットPとの対応関係を変更することも可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、視聴者が、映像に合わせて画質調整をせず
とも、映像のジャンルに最適な画質で視聴することが可能となり、さらに、各プリセット
Pのコントラスト調整値は、表示サイズが小さくなるにしたがって値が小さくなるように
設定されているため、映像のジャンルに応じて表示サイズが小さくなった際に、視聴者に
眩しさを感じさせてしまうのを防止できる。
(第3実施形態)
上述した第1及び第2実施形態では、プロジェクタ1、2Aが入力端子110から入力
された入力信号121に基づいて映像のジャンルを判定する構成とした。これに対して、
本実施形態では、放送番組の番組情報を取得し、当該番組情報に基づいてジャンルを特定
する構成のプロジェクタ1Bを説明する。
図15は、本実施形態に係るプロジェクタ1Bの構成を示すブロック図である。プロジ
ェクタ1Bは、デジタル放送波を受信するアンテナ501及びデジタル放送チューナ回路
502を有し、このデジタル放送チューナ回路502にてデコードされた映像信号がイン
ターフェース回路111に入力される。
上記デジタル放送波には、テレビ放送の映像信号及び音声信号の他に、番組データ50
3がデータ放送として重畳されており、この番組データ503がデジタル放送チューナ回
路502からコンテンツ判定回路108Bに入力されている。上記番組データ503は、
現在受信しているテレビ放送番組のジャンルの情報を含むものであり、例えばEPG(電
子番組表)等である。
コンテンツ判定回路108Bは、映像信号の映像のジャンルを番組データ503に基づ
いて特定し、第1実施形態と同様に、ジャンルに応じて表示サイズを可変する。
(第4実施形態)
本実施形態では、電気通信回線の一態様たるインターネット回線を通じて取得可能な情
報に基づいて映像のジャンルを特定する構成のプロジェクタ1Cを説明する。
図16は、本実施形態に係るプロジェクタ1Cの構成を示すブロック図である。プロジ
ェクタ1Cは、ネットワークアクセス部511を有している。ネットワークアクセス部5
11のLAN入力端子510は、インターネット回線との中継器たるルータ等のLAN端
子に接続されており、ネットワークアクセス部511は、インターネット回線を通じて外
部の通信端末(電子番組配信サーバなど)にアクセスし、EPG(電子番組表)を取得し
、コンテンツ判定回路108Cに出力する。
一方、映像信号の入力端子110には、セットトップボックス(STB)やデジタル放
送チューナ装置などの外部チューナ装置が受信した映像信号が入力されている。この外部
チューナ装置をリモコンで操作するときの赤外線信号は、外部チューナ装置の他にネット
ワークアクセス部511のリモコン信号受光部513でも受信される。
ネットワークアクセス部511は、リモコン信号受光部513にて受信された赤外線信
号に基づいて、現在選局されているチャンネルを特定し、上記EPGと共に選局チャンネ
ルをコンテンツ判定回路108Cに出力する。そして、コンテンツ判定回路108Cが映
像信号の映像のジャンルをEPG及び選局チャンネルに基づいて特定し、第1実施形態と
同様に、ジャンルに応じて表示サイズを可変する。
なお、上述した第1〜第4実施形態の各々は、あくまでも本発明の一態様を示すもので
あり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば各実施形態では、プロジェクタ1、2A〜2Cが表示サイズを可変するために、
投写ズームレンズ2を備える構成を例示したが、これに限らない。すなわち、投写ズーム
レンズ2に代えて、複数の焦点距離を選択的に切換えて使用可能なマルチフォーカスレン
ズや、焦点距離の異なる複数のレンズを有し各レンズを選択的に使用するユニットを用い
ても良い。なお、これらの光学系は、レンズを使用する透過型光学系に限らず、凹面、平
面、或いは凸面の反射ミラーを用いた反射型光学系、或いは、透過型光学素子及び反射型
光学素子が混在する構成としても良い。
また、各実施形態では、投写型表示装置の一態様として、フロント投写型の投写型表示
装置を説明したが、これに限らず、本発明の投写型表示装置は、リア投写型の投写型表示
装置(いわゆる、「リアプロダクションテレビ」)として構成しても良い。
本発明の第1実施形態に係る投写型表示システムの構成を示す図。 同実施形態に係るプロジェクタの構成を示すブロック図。 同実施形態に係るコンテンツ判定回路の構成を示すブロック図。 同実施形態に係る撮影フレーム周波数検出部の構成を示すブロック図。 同撮影フレーム周波数検出部の動作説明図。 同実施形態に係るパン検出部の構成を示すブロック図。 同パン検出部の動作説明図。 同実施形態に係る演算回路の構成を示すブロック図。 輝度ヒストグラムを示す図。 同コンテンツ判定回路の動作説明図。 同実施形態に係るズーム設定信号出力部の構成を示すブロック図。 本発明の第2実施形態に係るプロジェクタの構成を示すブロック図。 同実施形態に係るコンテンツ判定回路の構成を示すブロック図。 画質プリセット部の動作を説明するための図。 本発明の第3実施形態に係るプロジェクタの構成を示すブロック図。 本発明の第4実施形態に係るプロジェクタの構成を示すブロック図。
符号の説明
1、1A〜1C…プロジェクタ(投写型表示装置)、2…投写ズームレンズ、3…スク
リーン、10…投写型表示システム、30…ズーム設定信号出力部、31…最大表示サイ
ズ、32…最小表示サイズ、101…液晶ライトバルブ、102…光源、104…モータ
、108、108A〜108C…コンテンツ判定回路、114…画質調整回路、121…
入力信号、201…ズーム設定信号、212…画質選択信号、302…画質プリセット出
力部、303…ズーム設定信号出力部、304…演算回路、311…撮影フレーム周波数
検出部、312…ヒストグラム解析部、313…パン検出部、451…ズーム設定データ
テーブル、502…デジタル放送チューナ回路、503…番組データ、511…ネットワ
ークアクセス部、P…プリセット。

Claims (14)

  1. 光源と、当該光源からの光を映像信号に基づいて変調するライトバルブと、当該ライト
    バルブにより変調された光を投写する投写光学部とを有する投写型表示装置であって、
    投写表示する映像のジャンルを、前記映像信号に基づいて判定し、前記投写光学部が投
    写して表示する映像の表示サイズを前記ジャンルに応じて最大表示サイズから最小表示サ
    イズまでの間で可変制御する判定制御部を備えることを特徴とする投写型表示装置。
  2. 請求項1に記載の投写型表示装置において、
    前記判定制御部は、前記映像のジャンルが映画であるか否かを判定する映画判定部を有
    し、前記映画判定部によって前記映像のジャンルが映画であると判定した場合に、前記表
    示サイズを前記最大表示サイズにする
    ことを特徴とする投写型表示装置。
  3. 請求項2に記載の投写型表示装置において、
    前記映画判定部は、前記映像の撮影時のフレームレートを検出する撮影フレーム周波数
    検出部を有し、撮影時のフレームレートが毎秒24フレームである場合に、前記映像のジ
    ャンルが映画であると判定することを特徴とする投写型表示装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の投写型表示装置において、
    前記判定制御部は、前記映像のジャンルがスポーツであるか否かを判定するスポーツ判
    定部を有し、前記スポーツ判定部によって前記映像のジャンルがスポーツであると判定し
    た場合に、前記表示サイズを前記最大表示サイズと前記最小表示サイズとの間の表示サイ
    ズにすることを特徴とする投写型表示装置。
  5. 請求項4に記載の投写型表示装置において、
    前記判定制御部は、前記映像の動きベクトルに基づいて、撮影時のパンを検出するパン
    検出部を有し、前記パンが検出された場合に、前記映像のジャンルがスポーツであると判
    定することを特徴とする投写型表示装置。
  6. 光源と、当該光源からの光を映像信号に基づいて変調するライトバルブと、当該ライト
    バルブにより変調された光を投写する投写光学部とを有する投写型表示装置であって、
    投写表示する映像のジャンルに関する情報を外部から取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が取得した情報に基づいて前記映像のジャンルを判定し、前記投写光学
    部が投写して表示する映像の表示サイズを前記ジャンルに応じて最大表示サイズから最小
    表示サイズまでの間で可変制御する判定制御部と
    を備えることを特徴とする投写型表示装置。
  7. 請求項6に記載の投写型表示装置において、
    前記情報取得部は、電気通信回線を通じて外部の通信端末と通信し、前記映像のジャン
    ルに関する情報を取得する通信部を有する
    ことを特徴とする投写型表示装置。
  8. 請求項6に記載の投写型表示装置において、
    前記情報取得部は、放送波に重畳されている放送データを受信し、当該放送データから
    前記映像のジャンルに関する情報を取得する
    ことを特徴とする投写型表示装置。
  9. 請求項1又は6に記載の投写型表示装置において、
    前記判定制御部は、前記映像のジャンルが映画、スポーツ及びその他のどれに該当する
    か判定し、前記映像のジャンルが映画である場合に、前記表示サイズを前記最大表示サイ
    ズにし、前記映像のジャンルがスポーツである場合に、前記表示サイズを前記最大表示サ
    イズと前記最小表示サイズとの間の表示サイズにし、前記映像のジャンルがその他である
    場合に、前記表示サイズを前記最小表示サイズにする
    ことを特徴とする投写型表示装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の投写型表示装置において、
    前記映像の画質に関する調整項目の設定値のプリセットを前記映像のジャンル毎に保持
    し、前記ジャンル判定部によって判定されたジャンルに対応するプリセットに基づいて前
    記映像の画質を調整する画質調整部を備えることを特徴とする投写型表示装置。
  11. 請求項10に記載の投写型表示装置において、
    前記画質の調整項目には、少なくともコントラスト調整を含み、
    前記各プリセットのコントラスト調整値は、前記表示サイズが小さくなるにしたがって
    値が小さくなるように設定されていることを特徴とする投写型表示装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれかに記載の投写型表示装置において、
    前記投写光学部は、ズームレンズ、或いは、複数の焦点距離を備えたマルチフォーカス
    レンズを有することを特徴とする投写型表示装置。
  13. 光源からの光を、映像信号に基づいてライトバルブにより変調して投写する投写表示方
    法において、投写して表示する映像のジャンルに応じて、投写時の表示サイズを最大表示
    サイズから最小表示サイズまでの間で可変することを特徴とする投写表示方法。
  14. 光源と、当該光源からの光を映像信号に基づいて変調するライトバルブと、当該ライト
    バルブにより変調された光を投写する投写光学部とを有する投写型表示装置を、
    投写表示する映像のジャンルを、前記映像信号に基づいて判定し、前記投写光学部が投
    写して表示する映像の表示サイズを前記ジャンルに応じて最大表示サイズから最小表示サ
    イズまでの間で可変制御する手段として機能させる投写表示制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010157989A (ja) * 2008-12-03 2010-07-15 Panasonic Corp 画素表示装置
JP2010541009A (ja) * 2007-09-28 2010-12-24 ソニー株式会社 コンテンツベースの画像調整
WO2011004804A1 (ja) * 2009-07-06 2011-01-13 シャープ株式会社 映像表示装置及び映像表示方法
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