JP2008134951A - 広告提供方法および広告提供システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワークリソースを占有することなく、受け取る側の属性や嗜好などに合致する広告を効率的に提供する。
【解決手段】サービス管理サーバ2は、広告端末1から広告情報を受信すると、通信端末3−1〜3−3毎に予め記憶しておいた、利用者の属性、嗜好、および広告情報に含まれる広告内容に従って、最も合致度の高い利用者の通信端末に広告情報を送信する。通信端末3−1〜3−3は、通信履歴から予め抽出された嗜好キーワードの出現率(または出現回数)が、広告情報に含まれる表示条件を満たしていれば、受信した広告情報を表示する。また、条件を満たしていない場合には、他の通信端末の嗜好キーワードの出現率(または出現回数)が、広告情報に含まれる転送条件を満足すれば、他の通信端末に広告情報を転送する。
【選択図】図1
【解決手段】サービス管理サーバ2は、広告端末1から広告情報を受信すると、通信端末3−1〜3−3毎に予め記憶しておいた、利用者の属性、嗜好、および広告情報に含まれる広告内容に従って、最も合致度の高い利用者の通信端末に広告情報を送信する。通信端末3−1〜3−3は、通信履歴から予め抽出された嗜好キーワードの出現率(または出現回数)が、広告情報に含まれる表示条件を満たしていれば、受信した広告情報を表示する。また、条件を満たしていない場合には、他の通信端末の嗜好キーワードの出現率(または出現回数)が、広告情報に含まれる転送条件を満足すれば、他の通信端末に広告情報を転送する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ネットワークを介した通信端末間のコミュニケーションを利用して通信端末から通信端末へ広告情報を提供する広告提供方法および広告提供システムに関する。
インターネットを用いた広告方法は、種々が実在しており、通信端末がインターネット経由でホームページにアクセスした場合に無条件に表示されるバナー広告は広く使用されており公知である。また、従来技術として、特許文献1に見られるように、広告情報をサーバで保持し、紹介者端末の指示に基づいて、サーバから被紹介者端末へ広告情報を送信する広告システムがある。また、ホームページから広告情報を取得した端末が無条件に相手端末へ送信する広告方法などがある。
特開2003−281445号公報
上述した従来技術による、インターネットを用いた広告は、受信者側の意思や嗜好と関係なく送信され表示されるため、広告主にとっては、多くの広告に埋もれてしまい、見てほしいユーザに絞った広告ができないため非効率であり、通信事業者にとっては、無意味な広告情報が大量にネットワークリソースを使用するため非効率であり、受信者にとっては必要のない広告が大量に表示されて迷惑であるという問題がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、ネットワークリソースを占有することなく、受け取る側の属性や嗜好などに合致する広告を効率的に提供することができる広告提供方法および広告提供システムを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、サーバ装置からネットワークを介して複数の通信端末に広告情報を提供する広告提供方法であって、前記サーバ装置は、少なくとも、広告内容、表示条件を含む広告情報を受信するステップと、前記複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報を属性・嗜好情報記憶手段に記憶するステップと、前記属性・嗜好情報記憶手段から複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報を読み出し、前記読み出した複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報と、前記受信した広告情報の広告内容とを比較するステップと、前記比較結果に基づいて最も高い合致度が得られた通信端末を選択するステップと、前記選択された通信端末に対して前記広告情報を送信するステップとを含み、前記複数の通信端末は、通信端末毎に過去の通信内容に基づいて抽出された表示可能条件を表示可能条件記憶手段に記憶するステップと、前記サーバ装置からの広告情報を受信するステップと、前記表示可能条件記憶手段から表示可能条件を読み出し、前記読み出した表示可能条件が前記受信した広告情報の表示条件を満足しているかを判定するステップと、前記表示可能条件が前記広告情報の表示条件を満足している場合、前記広告情報を表示するステップとを含むことを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記広告情報は、ある通信端末から他の通信端末へ広告情報を転送する際の転送条件を更に含み、前記複数の通信端末は、他の通信端末に受信した広告情報を転送可能であるか否かを示す転送可能条件を転送可能条件記憶手段に記憶するステップと、他の通信端末との通信開始があるか否かを判定するステップと、他の通信端末との通信開始がある場合に、前記転送可能条件記憶手段から転送可能条件を読み出し、前記読み出した他の通信端末の転送可能条件が前記広告情報の転送条件を満足しているかを判定するステップと、前記他の通信端末の転送可能条件が前記広告情報の転送条件を満足している場合、前記広告情報を前記他の通信端末に転送するステップとを更に含むことを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記広告情報は、ある通信端末から他の通信端末への広告情報の転送回数を更に含み、前記複数の通信端末は、前記他の通信端末に前記広告情報を転送する度に、前記広告情報の転送回数を減じるステップと、前記広告情報の転送回数が転送可能な回数である場合に、前記他の通信端末に前記広告情報を転送するステップとを更に含むことを特徴とする。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、ネットワークを介してアクセスする複数の通信端末に対してサーバ装置から広告情報を提供する広告提供方法であって、前記サーバ装置は、少なくとも、広告内容、表示条件を含む広告情報を受信するステップと、前記複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報を属性・嗜好情報記憶手段に記憶するステップと、通信端末毎に過去の通信内容に基づいて抽出された表示可能条件を表示可能条件記憶手段に記憶するステップと、前記属性・嗜好情報記憶手段から複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報を読み出し、前記読み出した複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報と、前記受信した広告情報の広告内容とを比較するステップと、前記比較結果に基づいて最も高い合致度が得られた通信端末を選択するステップと、前記選択された通信端末の表示可能条件が前記広告情報の表示条件を満足しているかを判定するステップと、前記表示可能条件が前記広告情報の表示条件を満足している場合、前記選択された通信端末に対して前記広告情報を表示させるステップとを含むことを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記広告情報は、ある通信端末から他の通信端末へ広告情報を転送する際の転送条件を更に含み、前記サーバ装置は、前記複数の通信端末の各々に対して広告情報を転送可能であるか否かを示す転送可能条件を記憶するステップと、通信端末間での通信があるか否かを判定するステップと、通信端末間での通信がある場合に、通信相手の通信端末の転送可能条件が前記広告情報の転送条件を満足しているかを判定するステップと、前記通信相手の通信端末の転送可能条件が前記広告情報の転送条件を満足している場合、前記広告情報を前記他の通信端末に転送するステップとを更に含むことを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記広告情報は、ある通信端末から他の通信端末への広告情報の転送回数を更に含み、前記サーバ装置は、前記通信相手の通信端末に前記広告情報を転送する度に、前記広告情報の転送回数を減じるステップと、前記広告情報の転送回数が転送可能な回数である場合に、前記通信相手の通信端末に前記広告情報を転送するステップとを更に含むことを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記表示可能条件は、前記複数の通信端末の各々の通信履歴に基づいて抽出された、通信端末の各々の利用者の属性、嗜好に基づくキーワードの出現率または出現回数を含むことを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記転送可能条件は、前記複数の通信端末の各々の通信履歴に基づいて抽出された、通信端末の各々の利用者の属性、嗜好に基づくキーワードの出現率または出現回数を含むことを特徴とする。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、サーバ装置からネットワークを介して複数の通信端末に広告情報を提供する広告提供システムであって、前記サーバ装置は、少なくとも、広告内容、表示条件を含む広告情報を受信する第1の受信手段と、前記複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報を記憶する属性・嗜好情報記憶手段と、前記属性・嗜好情報記憶手段から複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報を読み出し、前記読み出した複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報と、前記第1の受信手段が受信した広告情報の広告内容とを比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果に基づいて最も高い合致度が得られた通信端末を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された通信端末に対して前記広告情報を送信する送信手段とを具備し、前記複数の通信端末は、通信端末毎に過去の通信内容に基づいて抽出された表示可能条件を記憶する表示可能条件記憶手段と、前記サーバ装置からの広告情報を受信する第2の受信手段と、前記表示可能条件記憶手段から表示可能条件を読み出し、前記読み出した表示可能条件が前記第2の受信手段が受信した広告情報の表示条件を満足しているかを判定する判定手段と、前記表示可能条件が前記広告情報の表示条件を満足している場合、前記広告情報を表示する表示制御手段とを具備することを特徴とする。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、ネットワークを介してアクセスする複数の通信端末に対してサーバ装置から広告情報を提供する広告提供システムであって、前記サーバ装置は、少なくとも、広告内容、表示条件を含む広告情報を受信する受信手段と、前記複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報を記憶する属性・嗜好情報記憶手段と、通信端末毎に過去の通信内容に基づいて抽出された表示可能条件を記憶する表示可能条件記憶手段と、前記属性・嗜好情報記憶手段から複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報を読み出し、前記読み出した複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報と、前記受信手段が受信した広告情報の広告内容とを比較する比較手段と、前記比較結果に基づいて最も高い合致度が得られた通信端末を選択する選択手段と、前記選択された通信端末の表示可能条件が前記広告情報の表示条件を満足しているかを判定する判定手段と、前記表示可能条件が前記広告情報の表示条件を満足している場合、前記選択された通信端末に対して前記広告情報を表示させる表示制御手段とを具備することを特徴とする。
この発明によれば、サーバ装置により、少なくとも、広告内容、表示条件を含む広告情報を受信すると、複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報と、広告情報の広告内容とを比較し、該比較結果に基づいて最も高い合致度が得られた通信端末を選択し、該選択された通信端末に対して広告情報を送信し、複数の通信端末により、サーバ装置からの広告情報を受信すると、通信端末毎に過去の通信内容に基づいて抽出された表示可能条件が広告情報の表示条件を満足しているかを判定し、表示可能条件が前記広告情報の表示条件を満足している場合、広告情報を表示する。したがって、ネットワークリソースを占有することなく、受け取る側の属性や嗜好などに合致する広告を効率的に提供することができるという利点が得られる。
この発明によれば、サーバ装置により、少なくとも、広告内容、表示条件を含む広告情報を受信すると、複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報と、広告情報の広告内容とを比較し、該比較結果に基づいて最も高い合致度が得られた通信端末を選択し、該選択された通信端末の表示可能条件が広告情報の表示条件を満足しているかを判定し、表示可能条件が前記広告情報の表示条件を満足している場合、選択された通信端末に対して広告情報を表示させる。したがって、ネットワークリソースを占有することなく、受け取る側の属性や嗜好などに合致する広告を効率的に提供することができるという利点が得られる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
A.第1実施形態
図1は、本発明の第1実施形態による通信システムの構成を示すブロック図である。図1において、1は広告主が管理する広告端末、2はサービス提供事業者が管理するサービス管理サーバ、3−1〜3−3は通信端末である。広告端末1は、広告内容、表示条件、転送条件および転送回数を含む広告情報20をサービス管理サーバ2に送信する。サービス管理サーバ2は、通信端末3−1〜3−3毎に予め記憶しておいた、利用者の属性、嗜好、広告情報に含まれる広告内容に従って、最も適切な利用者の通信端末に受信した広告情報20を送信する。
図1は、本発明の第1実施形態による通信システムの構成を示すブロック図である。図1において、1は広告主が管理する広告端末、2はサービス提供事業者が管理するサービス管理サーバ、3−1〜3−3は通信端末である。広告端末1は、広告内容、表示条件、転送条件および転送回数を含む広告情報20をサービス管理サーバ2に送信する。サービス管理サーバ2は、通信端末3−1〜3−3毎に予め記憶しておいた、利用者の属性、嗜好、広告情報に含まれる広告内容に従って、最も適切な利用者の通信端末に受信した広告情報20を送信する。
通信端末3−1〜3−3は、利用者の端末であり、ネットワーク6を介して、サービス管理サーバ2から広告情報を受信し、通信履歴から予め抽出された嗜好キーワードの出現率(または出現回数)、広告情報に含まれる表示条件に従って、広告情報の表示を制御したり、広告情報に含まれる転送条件および転送回数に従って、他の通信端末に広告情報の転送を制御する。
また、図2(a)、(b)は、広告情報の一例を示す概念図である。図2(a)において、20は釣りに関する広告情報であり、図2(b)において、21は囲碁大会案内の広告情報である。広告情報20、21は、各々、広告内容、該広告内容を表示する表示条件、他の通信端末への転送条件、転送回数からなる。
また、図3は、サービス管理サーバ2のデータベースの一例を示す概念図である。22は各通信端末3−1〜3−3がサービス管理サーバ2との契約時に提示した属性・嗜好データであり、サービス管理サーバ2のデータベース(管理データベース)に保持されている。
また、図4は、通信端末3−1のデータベースの一例を示す概念図である。図において、23〜30は通信端末3−1のデータベース(端末データベース)であり、23は通信内容から抽出された嗜好に関するフィールド、24は抽出した嗜好キーワード、25は全ての通信時の嗜好キーワードの出現率、26および27は通信端末3−2、3−3との通信時の嗜好キーワードの出現率(または出現回数)、28は通信端末3−1で直接入力した通信端末3のユーザの属性フィールド、29は属性キーワード、30は任意に設定した出現率である。なお、各数値は、百分率で示されている。
通信端末3−1〜3−3には、通信端末3−1〜3−3の、メールやチャットを解析して、図4に示すテーブルを生成する機能がある。サービス管理サーバ2は、キーワード情報を、通信端末3、4および5のそれぞれに送信する。このキーワード情報とは、例えば、「つり」、「囲碁」、「野球」、「鯛」などのキーワードを含む情報である。サービス管理サーバ2からキーワード情報を受信したそれぞれの通信端末3−1〜3−3は、受信したキーワード情報に基づいて、嗜好に関するフィールド23を有するテーブルを生成する。また、サービス管理サーバ2からキーワード情報を受信したそれぞれの通信端末3−1〜3−3は、既存のテーブルに、受信したキーワード情報に基づいて、嗜好に関するフィールド23を追加する。
次に、それぞれの通信端末3−1〜3−3は、他の通信端末と通信をする時に、その通信内容であるメールやチャットの内容に、嗜好に関するフィールド23の嗜好キーワード24が含まれているか否かを検出する。そして、含まれていることを検出した場合には、それぞれの通信端末3−1〜3−3は、他の通信端末との嗜好に関するフィールド23の対応する嗜好キーワード24の出現率を算出してテーブルに記憶する。
なお、通信端末3−1〜3−3は、予めサービス管理サーバ2に登録されているものとして説明する。
また、上述したサービス管理サーバ1は、第1の受信手段、属性・嗜好情報記憶手段、比較手段、選択手段、送信手段を備えている。第1の受信手段は、少なくとも、広告内容、表示条件を含む広告情報を受信する。属性・嗜好情報記憶手段は、複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報を記憶する。比較手段は、複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報と、広告情報の広告内容とを比較する。選択手段は、上記比較手段による比較結果に基づいて最も高い合致度が得られた通信端末を選択する。送信手段は、上記選択手段により選択された通信端末に対して広告情報を送信する。
また、上述した通信端末3−1〜3−3は、表示可能条件記憶手段、第2の受信手段、判定手段、表示制御手段を備えている。表示可能条件記憶手段は、通信端末毎に過去の通信内容に基づいて抽出された表示可能条件を記憶する。第2の受信手段は、サーバ装置からの広告情報を受信する。判定手段は、表示可能条件が上記広告情報の表示条件を満足しているかを判定する。表示制御手段は、表示可能条件が上記広告情報の表示条件を満足している場合、上記広告情報を表示する。
また、上記広告情報は、ある通信端末から他の通信端末へ広告情報を転送する際の転送条件を更に含み、上述した通信端末3−1〜3−3は、転送可能条件記憶手段、判定手段、転送手段を備えていてもよい。転送可能条件記憶手段は、他の通信端末に受信した広告情報を転送可能であるか否かを示す転送可能条件を記憶する。判定手段は、他の通信端末との通信開始があるか否かを判定するとともに、他の通信端末との通信開始がある場合に、上記他の通信端末の転送可能条件が前記広告情報の転送条件を満足しているかを判定する。転送手段は、他の通信端末の転送可能条件が上記広告情報の転送条件を満足している場合、上記広告情報を上記他の通信端末に転送する。
また、上記広告情報は、ある通信端末から他の通信端末への広告情報の転送回数を更に含み、上述した通信端末3−1〜3−3は、転送回数減算手段、転送手段を備えていてもよい。転送回数減算手段は、他の通信端末に上記広告情報を転送する度に、上記広告情報の転送回数を減じる。転送手段は、上記広告情報の転送回数が転送可能な回数である場合に、上記他の通信端末に上記広告情報を転送する。
なお、上述した管理データベースは、上記属性・嗜好情報記憶手段に相当し、上述した端末データベースは、上記表示可能条件記憶手段、転送可能条件記憶手段に相当する。
次に、上述した第1実施形態の動作について説明する。ここで、図5は、本第1実施形態によるサービス管理サーバ2の動作を説明するためのフローチャートである。また、図6は、本第1実施形態による通信端末の表示処理を説明するためのフローチャートである。
いま、広告端末1からサービス管理サーバ2へ広告情報20が送られてきたとする。サービス管理サーバ2は、広告情報20を受信し(ステップS10)、サービス管理サーバ2との契約時に提示された通信端末毎の属性・嗜好データ22と広告情報20の広告内容とを比較する(ステップS11)。
次に、サービス管理サーバ2は、比較結果に従って、属性・嗜好データ22と広告情報20との合致度が高い通信端末を選択する(ステップS12)。例えば、広告情報20が図2(a)に示す内容であり、通信端末3−1〜3−3の属性・嗜好データ22が図3に示す内容であった場合、通信端末3−1の属性・嗜好データ22が、広告情報20における、“つり”および“鯛”と一致し、他の通信端末3−2、3−3よりも合致度が高い。そこで、サービス管理サーバ2は、合致度の高い通信端末3−1を選択する。そして、広告情報20を選択した通信端末3−1へ送信する(ステップS13)。
通信端末3−1では、サービス管理サーバ2から広告情報20を受信し(ステップS20)、広告情報20と、通信端末3−1に保持されている嗜好キーワード24および属性キーワード29とを比較する(ステップS21)。次に、合致するキーワードの出現率の合計値(表示可能条件)をデータベースから取得し(ステップS22)、合致するキーワードの出現率の合計値である表示可能条件が広告情報の表示条件を満足しているか否か(表示可能条件>表示条件)を判定する(ステップS23)。そして、表示可能条件が広告情報の表示条件を満足していない場合には、当該処理を終了する。一方、表示可能条件が広告情報の表示条件を満足している場合には、広告情報の広告内容を表示し(ステップS24)、当該処理を終了する。
例えば、図4に示すように、合致するキーワード“つり”および“鯛”の出現率の合計値である表示可能条件が30%であり、図2(a)に示すように、広告情報20の表示条件が35%である場合には、表示可能条件が広告情報の表示条件を満足していないので広告内容を表示することなく、当該処理を終了する。
上記表示処理は、通信端末3−2、3−3においても、通信端末3−1と同様に行われ、広告内容の表示(または非表示)が行われる。
次に、通信端末同士での通信時の動作について説明する。ここで、図7は、本実施形態による通信端末における転送処理を説明するためのフローチャートである。
上述したように、通信端末3−1は、表示可能条件が広告情報の表示条件を満足していない場合には、広告情報20の広告内容を表示しないが、広告情報20をその内部にある記憶部に記憶している。以下、通信端末3−1が他の通信端末との通信したときの動作について説明する。
まず、通信端末3−1は、他の通信端末との通信開始があるか否かを判定する(ステップS30)。そして、通信開始がある場合には、記憶されている広告情報20の転送回数を参照し、転送回数の残りが0より大きい広告条件を有する広告情報20が記憶されているか否かを判定する(ステップS31)。ここで、条件を満たす広告情報20が記憶されていない場合には、当該処理を終了する。したがって、広告情報20の転送は生じない。
一方、上記条件を満たす広告情報20が記憶されている場合には、広告情報20の広告内容と、これまでの通信時に取得した、相手側の通信端末の嗜好キーワードとを比較する(ステップS32)。次に、合致する嗜好キーワードの出現率の合計値(転送可能条件)をデータベースから取得し(ステップS33)、合致する嗜好キーワードの出現率の合計値(転送可能条件)が広告情報の転送条件を満足しているか否か(転送可能条件>転送条件)を判定する(ステップS34)。
そして、転送可能条件が広告情報の転送条件を満足していない場合には、当該処理を終了する。一方、転送可能条件が広告情報の転送条件を満足している場合には、広告情報20の転送回数を減じ(ステップS35)、該転送回数を減じた広告情報20を相手側の通信端末に送信する(ステップS36)。次に、自端末から相手側の通信端末に広告情報20を送信した旨を、サービス管理サーバ2に通知し(ステップS37)、当該処理を終了する。
例えば、通信端末3−1が通信端末3−2と通信する場合には、通信端末3−1は、これまでの通信端末3−2との通信時に取得した、図4に示す嗜好キーワード26と広告情報20の広告内容とを比較し、合致する嗜好キーワード“つり”および“鯛”の出現率の合計値(60%)が、図2(a)に示すように、広告情報20の転送条件(30%)を満たしているので、広告情報20の転送回数を減じ、該転送回数を減じた広告情報20を通信端末3−2へ送信し、広告情報20を通信端末3−1から通信端末3−2へ転送したことをサービス管理サーバ2に通知する。
また、通信端末3−1が通信端末3−3と通信する場合には、通信端末3−1は、これまでの通信端末3−3との通信時に取得した、図4に示す嗜好キーワード27と広告情報20の広告内容とを比較する。この場合、合致する嗜好キーワード“つり”および“鯛”の出現率の合計値(20%)が広告情報20の転送条件(30%)を満たしていないため、広告情報20を通信端末3−3に送信しない。
上記転送処理は、通信端末3−1から広告情報20を受信した通信端末3−2、3−3においても、通信端末3−1と同様に行われ、広告情報20の他の通信端末への転送(または非転送)が行われる。
また、図2(b)に示す広告情報21がサービス管理サーバ2へ送られてきた場合も、上述した処理と同様に行われる。サービス管理サーバ2は、サービス管理サーバ2との契約時に提示された通信端末3−1〜3−3毎の属性・嗜好データ22と広告情報21の広告内容とを比較する。比較結果において、通信端末3−1の属性・嗜好データ22が、広告情報21の“囲碁”および“大会”が一致し、他の端末よりも合致度が高い。
そのため、サービス管理サーバ2は、合致度の高い通信端末3−1を選択して、広告情報21を送信する。通信端末3−1では、広告情報21の広告内容と通信端末3−1のデータベースに記憶されている嗜好キーワード24とを比較する。この場合、合致する嗜好キーワード“囲碁”の出現率は、広告情報21の表示条件を満足していないが、図4に示す属性28のキーワード“囲碁サークル”の出現率と合計すれば、広告情報21の表示条件を満足しているので、広告情報20の広告内容を表示する。
また、通信端末3−1が通信端末3−3と通信するとき、通信端末3−1は、これまでの通信端末3−3との嗜好キーワード27と広告情報20の広告内容とを比較する。この場合、合致するキーワード“囲碁”の出現率(60%)が広告情報21の転送条件(30%)を満たしているので、広告情報21を通信端末3−3に送信し、サービス管理サーバ2へ広告情報21を送信したことを通知する。
なお、上述した実施形態において、通信端末3−1は、属性28のキーワード“囲碁サークル”に、キーワード“囲碁”が含まれているか否かを判定することにより、広告内容と通信端末3に記憶されている属性28のキーワードとを比較するようにしてもよい(部分一致)。
また、通信端末3−1は、類義語辞書記憶部を備えていてもよく、該類義語辞書記憶部からキーワード“囲碁”を検索キーとして類義語として“囲碁サークル”を含む類義語を抽出し、抽出した類義語と、属性28のキーワード“囲碁サークル”とが一致することを判定することにより、広告内容と通信端末3に記憶されている属性28のキーワードとを比較するようにしてもよい。また、通信端末3−1〜3−3は、広告情報21を表示したことを示す情報を、サービス管理サーバ2に送信するようにしてもよい。
B.第2実施形態
図8は、本発明の第2実施形態による通信システムの構成を示すブロック図である。なお、図1に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。図において、32はコミュニケーションサーバであり、後述するように、通信端末3−1〜3−3毎に予め記憶しておいた、利用者の属性、嗜好情報、広告情報に含まれる広告内容に従って、最も適切な利用者の通信端末で広告情報20を表示させたり、通信端末3−1〜3−3の通信履歴から抽出された嗜好キーワードの出現率(または出現回数)広告情報に含まれる表示条件に従って、広告情報の表示を制御したり、広告情報に含まれる転送条件および転送回数に従って、他の通信端末に広告情報の転送を制御する。
図8は、本発明の第2実施形態による通信システムの構成を示すブロック図である。なお、図1に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。図において、32はコミュニケーションサーバであり、後述するように、通信端末3−1〜3−3毎に予め記憶しておいた、利用者の属性、嗜好情報、広告情報に含まれる広告内容に従って、最も適切な利用者の通信端末で広告情報20を表示させたり、通信端末3−1〜3−3の通信履歴から抽出された嗜好キーワードの出現率(または出現回数)広告情報に含まれる表示条件に従って、広告情報の表示を制御したり、広告情報に含まれる転送条件および転送回数に従って、他の通信端末に広告情報の転送を制御する。
図9は、広告情報の一例を示す概念図である。広告情報40は、広告内容、該広告内容を表示する表示条件、他の通信端末への転送条件、転送回数からなる。
図10は、コミュニケーションサーバ32のデータベースの一例を示す概念図である。同図において、42は通信端末がコミュニケーションサーバ32との契約時に提示した属性・嗜好データであり、43〜47は通信端末3−2に関するデータベース(端末管理データベース)であり、43は通信内容から抽出された嗜好に関するフィールド、44は抽出した嗜好キーワード、45は全ての通信時の嗜好キーワードの出現率、46および47は通信端末3−2および通信端末3−3との通信時の嗜好キーワードの出現率である。他の通信端末3−1、3−3に関するデータベ−スも同様にコミュニケーションサーバ32に記憶されている。
また、上述したコミュニケーションサーバ32は、受信手段、属性・嗜好情報記憶手段、表示可能条件記憶手段、比較手段、選択手段、判定手段、表示制御手段を備えている。受信手段は、少なくとも、広告内容、表示条件を含む広告情報を受信する。属性・嗜好情報記憶手段は、複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報を記憶する。表示可能条件記憶手段は、通信端末毎に過去の通信内容に基づいて抽出された表示可能条件を記憶する。比較手段は、複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報と、広告情報の広告内容とを比較する。選択手段は、比較結果に基づいて最も高い合致度が得られた通信端末を選択する。判定手段は、選択された通信端末の表示可能条件が上記広告情報の表示条件を満足しているかを判定する。表示制御手段は、表示可能条件が広告情報の表示条件を満足している場合、選択された通信端末に対して上記広告情報を表示させる。
また、上記広告情報は、ある通信端末から他の通信端末へ広告情報を転送する際の転送条件を更に含み、上述したコミュニケーションサーバ32は、転送可能条件記憶手段、判定手段、転送手段を備えていてもよい。転送可能条件記憶手段は、複数の通信端末の各々に対して広告情報を転送可能であるか否かを示す転送可能条件を記憶する。判定手段は、通信端末間での通信があるか否かを判定するとともに、通信端末間での通信がある場合に、通信相手の通信端末の転送可能条件が上記広告情報の転送条件を満足しているかを判定する。転送手段は、通信相手の通信端末の転送可能条件が上記広告情報の転送条件を満足している場合、上記広告情報を上記他の通信端末に転送する。
また、広告情報は、ある通信端末から他の通信端末への広告情報の転送回数を更に含み、上述したコミュニケーションサーバ32は、転送回数減算手段、転送手段を備えていてもよい。転送回数減算手段は、通信相手の通信端末に上記広告情報を転送する度に、該広告情報の転送回数を減じる。転送手段は、広告情報の転送回数が転送可能な回数である場合に、上記通信相手の通信端末に前記広告情報を転送する。
また、上記表示可能条件は、上記複数の通信端末の各々の通信履歴に基づいて抽出された、通信端末の各々の利用者の属性、嗜好に基づくキーワードの出現率または出現回数を含むものとする。
また、上記転送可能条件は、上記複数の通信端末の各々の通信履歴に基づいて抽出された、通信端末の各々の利用者の属性、嗜好に基づくキーワードの出現率または出現回数を含むものとする。
なお、上述した端末管理データベースは、上記属性・嗜好情報記憶手段、表示可能条件記憶手段、転送可能条件記憶手段に相当する。
次に、上述した実施形態の動作について説明する。ここで、図11は、本第2実施形態によるコミュニケーションサーバ32の動作を説明するためのフローチャートである。
3名の利用者は、ログインなどにより利用者認証を行って、通信端末3−1〜3−3を用いてコミュニケーションサーバ32が開いている「おしゃべり広場」に接続する。通信端末3−1〜3−3は、コミュニケーションサーバ32を介して互いに通信を行っている。このとき、広告端末1からコミュニケーションサーバ32へ図9の広告情報40が送られてきたとする。
コミュニケーションサーバ32は、コミュニケーションサーバ32との契約時に提示された通信端末利用者毎の属性・嗜好データ42と広告情報40の広告内容を比較し(ステップS41)、合致度の高い通信端末を選択する(ステップS42)。例えば、広告情報40が図9に示す内容であり、通信端末3−1の属性・嗜好データ42が、図10に示す内容であった場合、通信端末3−1の属性・嗜好データ42が、広告情報20における、“つり”および“鯛”と一致し、他の通信端末3−2、3−3よりも合致度が高い。そこで、コミュニケーションサーバ32は、合致度の高い通信端末3−1を選択する。
次に、コミュニケーションサーバ32は、選択した通信端末の利用者に関するデータベースを読み出し、広告情報40の広告内容と選択した通信端末の利用者に関するデータベースの嗜好キーワードとを比較する(ステップS43)。この場合、通信端末3−1が選択されているので、広告情報40の広告内容と通信端末3−1の利用者に関するデータベース43の嗜好キーワード44とを比較する。
次に、合致する嗜好キーワードの出現率の合計値(表示可能条件)が広告情報40の表示条件を満足しているか否かを判定し(ステップS44)、表示可能条件が表示条件を満足している場合には、選択した通信端末に広告情報40の広告内容を送信して表示させる(ステップS45)。例えば、通信端末3−1が選択された場合には、合致するキーワード“つり”および“鯛”の出現率の合計値(表示可能条件:40%)が広告情報40の表示条件(35%)を満足しているので、通信端末3−1へ広告情報40の内容を送信して表示させる。
次に、通信端末同士での通信時におけるコミュニケーションサーバ32の動作について説明する。ここで、図12は、本第2実施形態による通信端末における転送処理を説明するためのフローチャートである。
まず、コミュニケーションサーバ32は、通信端末間での通信があるか否かを判定する(ステップS50)。そして、通信端末間での通信がある場合には、記憶されている広告情報40の転送回数を参照し、転送回数の残りが0より大きい広告条件を有する広告情報40が記憶されているか否かを判定する(ステップS51)。ここで、条件を満たす広告情報40が記憶されていない場合には、当該処理を終了する。したがって、広告情報40の転送は生じない。
一方、上記条件を満たす広告情報40が記憶されている場合には、コミュニケーションサーバ32は、通信を行っている通信端末の利用者の嗜好キーワードと広告内容とを比較する(ステップS52)。例えば、通信を行っている通信端末が通信端末3−1と通信端末3−2の場合には、これまでの通信端末3−1の利用者と、通信端末3−2の利用者との嗜好キーワード46と広告内容とを比較する。
次に、合致する嗜好キーワードの出現率の合計値(転送可能条件)をデータベースから取得し(ステップS53)、合致する嗜好キーワードの出現率の合計値(転送可能条件)が広告情報の転送条件を満足しているか否か(転送可能条件>転送条件)を満たしているか否かを判定する(ステップS54)。そして、転送可能条件が転送条件を満たしている場合には、広告情報40の転送回数を減じ(ステップS55)、該転送回数を減じた広告情報40を相手側の通信端末の利用者のデータベースへ転送する(ステップS56)。
例えば、通信端末3−1と通信端末3−2の場合には、合致する嗜好キーワード“つり”および“鯛”の出現率の合計値(転送可能条件:60%)が広告情報40の転送条件(30%)を満たしているので、広告情報40を通信端末3−2の利用者のデータベースへ転送する。
一方、通信端末3−1が通信端末3−3と通信する場合には、通信端末3−1の利用者と通信端末3−3の利用者との通信キーワード47と広告内容を比較すると、合致するキーワード“つり”および“鯛”の出現率の合計値(転送可能条件:20%)が広告情報40の転送条件(30%)を満たしていないため、通信端末3−3の利用者のデータベースヘは転送しない。
上述したように、本第2実施形態では、コミュニケーションサーバ32内の通信端末3−1〜3−3のデータベース間を広告情報40が移動し、表示可能条件を満たした場合のみ、該当の通信端末へ広告内容を送信して表示させる。
なお、上述した第1、第2実施形態において、広告端末1は、サービス管理サーバ2またはコミュニケーションサーバ32へ広告情報を送信する毎に広告料金を支払い、サービス管理サーバ2またはコミュニケーションサーバ32では、広告情報20、40の転送および表示を行った通信端末毎に報酬ポイントを付加し、報酬ポイントが貯まれば、商品などとの交換を可能とするようにしてもよい。
上述した第1、第2実施形態によれば、ユーザの嗜好に合致する内容の広告のみを通信端末に送信することで、広告主は、広告内容に合ったユーザに絞って広告を提供することができる。また、転送条件、転送回数を指定して、通信端末間の通信で広告情報を転送させることにより、広告の拡大範囲、広告費用に見合った広告を提供することができる。
また、ユーザは、自分に関係がある広告のみを表示させることができ、大量の無関係な広告を見なくて済み、さらに他のユーザヘ広告情報を中継することで報酬を得ることができる利点がある。また、通信事業者は、大量の広告情報がネットワークリソースを占有することがなく、リソースを効率的に使用でき、スパムによるイメージダウンを抑える利点がある。
また、上述した実施形態において、一定期間、転送条件を満たす他の通信端末が検出できない場合には、表示可能条件と広告内容との合致度合いを下げるようにしてもよい。また、広告内容は、広告端末1またはサービス管理サーバ2ヘのアクセス情報を含んでいてもよい。また、広告情報は、通信端末の利用者に対するアンケート情報を含んでいてもよい。また、広告情報に広告期間を含ませ、転送回数を満了するか、または、広告期間を終了した場合には、該広告情報を受信した通信端末で廃棄するようにしてもよい。
また、上述した実施形態において、受信側の通信端末において、送信側の通信端末から広告情報を受信する場合に、既に受信済みの広告情報であれば、該広告情報の受信を拒否するようにしてもよい。
なお、上述した第1、第2実施形態において、サービス管理サーバ2のデータベース(管理データベース)、または、コミュニケーションサーバ32のデータベース(端末管理データベース)、または、通信端末3−1〜3−3のデーベース(端末データベース)は、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリやRAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせにより構成されてもよい。
また、サービス管理サーバ2、コミュニケーションサーバ32、または、通信端末3−1〜3−3は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、これらサービス管理サーバ2、コミュニケーションサーバ32、または、通信端末3−1〜3−3は、CPU(中央演算装置)および記憶部により構成され、サービス管理サーバ2、コミュニケーションサーバ32、または、通信端末3−1〜3−3の機能を実現するためのプログラムを記憶部にロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
また、上記記憶部とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含む。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。
ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、上述した処理の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した処理を既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、サービス管理サーバ2、コミュニケーションサーバ32、または、通信端末3−1〜3−3には、周辺機器として入力装置、表示装置等(いずれも図示せず)が接続されるものとする。ここで、入力装置とはキーボード、マウス等の入力デバイスのことをいう。表示装置とはCRT(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置等のことをいう。
本発明は、移動体通信網やインターネットなどの通信において広告を行う広告産業に利用できる可能性がある。
1 広告端末
2 サービス管理サーバ(サーバ装置)
3−1〜3−3 通信端末
6 ネットワーク
32 コミュニケーションサーバ(サーバ装置)
20、21、40 広告情報
2 サービス管理サーバ(サーバ装置)
3−1〜3−3 通信端末
6 ネットワーク
32 コミュニケーションサーバ(サーバ装置)
20、21、40 広告情報
Claims (10)
- サーバ装置からネットワークを介して複数の通信端末に広告情報を提供する広告提供方法であって、
前記サーバ装置は、
少なくとも、広告内容、表示条件を含む広告情報を受信するステップと、
前記複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報を属性・嗜好情報記憶手段に記憶するステップと、
前記属性・嗜好情報記憶手段から複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報を読み出し、前記読み出した複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報と、前記受信した広告情報の広告内容とを比較するステップと、
前記比較結果に基づいて最も高い合致度が得られた通信端末を選択するステップと、
前記選択された通信端末に対して前記広告情報を送信するステップとを含み、
前記複数の通信端末は、
通信端末毎に過去の通信内容に基づいて抽出された表示可能条件を表示可能条件記憶手段に記憶するステップと、
前記サーバ装置からの広告情報を受信するステップと、
前記表示可能条件記憶手段から表示可能条件を読み出し、前記読み出した表示可能条件が前記受信した広告情報の表示条件を満足しているかを判定するステップと、
前記表示可能条件が前記広告情報の表示条件を満足している場合、前記広告情報を表示するステップとを含むことを特徴とする広告提供方法。 - 前記広告情報は、ある通信端末から他の通信端末へ広告情報を転送する際の転送条件を更に含み、
前記複数の通信端末は、
他の通信端末に受信した広告情報を転送可能であるか否かを示す転送可能条件を転送可能条件記憶手段に記憶するステップと、
他の通信端末との通信開始があるか否かを判定するステップと、
他の通信端末との通信開始がある場合に、前記転送可能条件記憶手段から転送可能条件を読み出し、前記読み出した他の通信端末の転送可能条件が前記広告情報の転送条件を満足しているかを判定するステップと、
前記他の通信端末の転送可能条件が前記広告情報の転送条件を満足している場合、前記広告情報を前記他の通信端末に転送するステップと
を更に含むことを特徴とする請求項1記載の広告提供方法。 - 前記広告情報は、ある通信端末から他の通信端末への広告情報の転送回数を更に含み、
前記複数の通信端末は、
前記他の通信端末に前記広告情報を転送する度に、前記広告情報の転送回数を減じるステップと、
前記広告情報の転送回数が転送可能な回数である場合に、前記他の通信端末に前記広告情報を転送するステップと
を更に含むことを特徴とする請求項2記載の広告提供方法。 - ネットワークを介してアクセスする複数の通信端末に対してサーバ装置から広告情報を提供する広告提供方法であって、
前記サーバ装置は、
少なくとも、広告内容、表示条件を含む広告情報を受信するステップと、
前記複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報を属性・嗜好情報記憶手段に記憶するステップと、
通信端末毎に過去の通信内容に基づいて抽出された表示可能条件を表示可能条件記憶手段に記憶するステップと、
前記属性・嗜好情報記憶手段から複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報を読み出し、前記読み出した複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報と、前記受信した広告情報の広告内容とを比較するステップと、
前記比較結果に基づいて最も高い合致度が得られた通信端末を選択するステップと、
前記選択された通信端末の表示可能条件が前記広告情報の表示条件を満足しているかを判定するステップと、
前記表示可能条件が前記広告情報の表示条件を満足している場合、前記選択された通信端末に対して前記広告情報を表示させるステップと
を含むことを特徴とする広告提供方法。 - 前記広告情報は、ある通信端末から他の通信端末へ広告情報を転送する際の転送条件を更に含み、
前記サーバ装置は、
前記複数の通信端末の各々に対して広告情報を転送可能であるか否かを示す転送可能条件を記憶するステップと、
通信端末間での通信があるか否かを判定するステップと、
通信端末間での通信がある場合に、通信相手の通信端末の転送可能条件が前記広告情報の転送条件を満足しているかを判定するステップと、
前記通信相手の通信端末の転送可能条件が前記広告情報の転送条件を満足している場合、前記広告情報を前記他の通信端末に転送するステップと
を更に含むことを特徴とする請求項4記載の広告提供方法。 - 前記広告情報は、ある通信端末から他の通信端末への広告情報の転送回数を更に含み、
前記サーバ装置は、
前記通信相手の通信端末に前記広告情報を転送する度に、前記広告情報の転送回数を減じるステップと、
前記広告情報の転送回数が転送可能な回数である場合に、前記通信相手の通信端末に前記広告情報を転送するステップと
を更に含むことを特徴とする請求項5記載の広告提供方法。 - 前記表示可能条件は、前記複数の通信端末の各々の通信履歴に基づいて抽出された、通信端末の各々の利用者の属性、嗜好に基づくキーワードの出現率または出現回数を含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の広告提供方法。
- 前記転送可能条件は、前記複数の通信端末の各々の通信履歴に基づいて抽出された、通信端末の各々の利用者の属性、嗜好に基づくキーワードの出現率または出現回数を含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の広告提供方法。
- サーバ装置からネットワークを介して複数の通信端末に広告情報を提供する広告提供システムであって、
前記サーバ装置は、
少なくとも、広告内容、表示条件を含む広告情報を受信する第1の受信手段と、
前記複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報を記憶する属性・嗜好情報記憶手段と、
前記属性・嗜好情報記憶手段から複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報を読み出し、前記読み出した複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報と、前記第1の受信手段が受信した広告情報の広告内容とを比較する比較手段と、
前記比較手段による比較結果に基づいて最も高い合致度が得られた通信端末を選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された通信端末に対して前記広告情報を送信する送信手段と
を具備し、
前記複数の通信端末は、
通信端末毎に過去の通信内容に基づいて抽出された表示可能条件を記憶する表示可能条件記憶手段と、
前記サーバ装置からの広告情報を受信する第2の受信手段と、
前記表示可能条件記憶手段から表示可能条件を読み出し、前記読み出した表示可能条件が前記第2の受信手段が受信した広告情報の表示条件を満足しているかを判定する判定手段と、
前記表示可能条件が前記広告情報の表示条件を満足している場合、前記広告情報を表示する表示制御手段と
を具備することを特徴とする広告提供システム。 - ネットワークを介してアクセスする複数の通信端末に対してサーバ装置から広告情報を提供する広告提供システムであって、
前記サーバ装置は、
少なくとも、広告内容、表示条件を含む広告情報を受信する受信手段と、
前記複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報を記憶する属性・嗜好情報記憶手段と、
通信端末毎に過去の通信内容に基づいて抽出された表示可能条件を記憶する表示可能条件記憶手段と、
前記属性・嗜好情報記憶手段から複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報を読み出し、前記読み出した複数の通信端末の各々の利用者の属性・嗜好情報と、前記受信手段が受信した広告情報の広告内容とを比較する比較手段と、
前記比較結果に基づいて最も高い合致度が得られた通信端末を選択する選択手段と、
前記選択された通信端末の表示可能条件が前記広告情報の表示条件を満足しているかを判定する判定手段と、
前記表示可能条件が前記広告情報の表示条件を満足している場合、前記選択された通信端末に対して前記広告情報を表示させる表示制御手段と
を具備することを特徴とする広告提供システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006322136A JP2008134951A (ja) | 2006-11-29 | 2006-11-29 | 広告提供方法および広告提供システム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2006-11-29 JP JP2006322136A patent/JP2008134951A/ja active Pending
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