JP2008134828A - 車載型の運行管理装置、電子契約証、運行管理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両に搭載されるデータレコーダ10と、このデータレコーダ10に装着される電子契約証30とを備えて運行管理システム1を構成し、契約者が使っただけ保険料がかかる仕組みを実現する。データレコーダ10は、電子契約証30の認証に成功した場合に、保険契約に関して必要となる情報の電子契約証30への書き込みを可能にするとともに、予め電子契約証30に記録されている保険料支払額の残額を、運行状況に応じて変動させ、事故発生時には、電子契約証30に保険金支払いの根拠を証明するための根拠情報を記録する。
【選択図】図1
Description
本発明の運行管理装置は、契約者が管理する車両に装備される装置であって、前記契約者による料金支払を条件に、前記車両の運転内容に起因する契約履行の義務が生じる契約相手のために設置されたホスト端末が生成した認証済データを取得するデータ取得手段と、前記契約者が既に支払い又は支払を約定した料金の額を含む契約情報が記録された記録媒体を装着する装着機構と、前記車両を運転したことにより生じる当該車両の運行挙動を表す運行情報を収集する収集手段と、記録されている前記額が有意な値となっている前記記録媒体が前記装着機構に装着された状態で前記車両が運行している場合に、前記収集手段で収集した運行情報と所定のパターン情報とを比較することにより、前記運行挙動の評価結果を表す評価情報と前記契約履行の根拠を証明する根拠情報の少なくとも一方を出力する評価手段と、前記認証済データが取得されていることを確認し且つ前記認証手段による認証が成功した場合に、前記記録媒体に記録されている額の前記評価情報に基づく変動と当該記録媒体への前記根拠情報の記録の少なくとも一方を許容する制御手段とを有する、車載型の運行管理装置である。
前記評価手段は、また、例えば、前記契約履行の根拠の一つとなる運行挙動を検出するための前記パターン情報に適合する運行が生じたときに、当該運行挙動の発生前後の前記運行情報を前記根拠情報として出力し、前記制御手段は、この根拠情報を前記記録媒体に記録させる。
前記ICデバイスは、契約の対象となる車両を管理する契約者、又は、前記契約者による料金支払を条件に前記車両の運転内容に起因する契約履行の義務が生じる契約相手に固有の権限情報が記録されている権限情報領域、及び、更新自在の機密情報を記録するための機密情報領域が形成されている機密性メモリと、前記権限情報領域より読み出した前記権限情報に基づいて、前記運行管理装置を認証し又は認証されるための処理を行う第1認証手段と、前記権限情報領域より読み出した前記権限情報に基づいて、直接又は間接的手段を介して、前記契約相手のために設置されたホスト端末を認証し又は認証されるための処理を行う第2認証手段と、前記第2認証手段による認証が成功した前記ホスト端末から受領した、前記契約者が既に支払い、又は支払いを約定した料金の額を含む契約情報を前記機密情報領域に記録するとともに、前記第1認証手段による認証に成功した前記運行管理装置から、運行中の前記車両の運行挙動状況を表す運行情報の評価に応じて出力された前記料金の新たな額、又は、前記契約履行の根拠を証明する根拠情報を受け取り、前記新たな額を前記機密情報領域の最新の額として記録し、前記根拠情報を前記データメモリに記録するメモリ制御手段とを有し、前記車両運行装置に装着されたときに前記機密情報領域に記録されている額が有意な値を示し、且つ、前記車両が運行している間だけ前記根拠情報の記録を可能にするものである。
また、料金の額が有意となっている間だけ契約が有効となるので、例えば従来の自動車保険のように定期的な契約の更新という概念が無くなり、契約に関する義務を負う契約相手、例えば保険会社にとっては、書類の手配、整理、集計等による煩わしさから解放されるという利点が生じる。
これにより、契約者と契約相手の双方に便宜を図る仕組みを実現することができる。
PC40は、保険契約を締結しようとするユーザ又は締結済みのユーザ(これらのユーザが「契約者」となる。以下、これらの者を区別する必要がない場合は単に「契約者」と称する)が保有するもので、有線回線Lを通じてホスト端末20と双方向通信し、ブラウザ画面を通じて所定の情報処理を行うものである。ここにいう情報処理は、例えば、保険契約の締結、保険料の支払のための処理である。
ホスト端末20は、契約者DB(DBはデータベースの略、以下同じ)21、契約補助DB22、DB管理部23、認証部24、契約管理部25、保険料管理部26、通信制御部27及び主制御部28の機能を備えている。
主制御部28は、運行管理処理に関するホスト端末20の動作を統括的に制御する。
データレコーダ10は、それぞれ付保対象となる車両に搭載される。オプション機能の差はあるものの、基本構成は、他の付保車両に搭載されるものとすべて同じである。そのため、契約者は、電子契約証30を携行しさえすれば、その電子契約証30をどの車両のどのデータレコーダ10においても使用することができる。
通信部15は、携帯電話網を介してホスト端末20と双方向通信を行うとともに、表示部14に、ブラウザ画面を表示させる。
入力部11は、契約者又は保険会社による情報の入力を受け付ける。本実施形態では、操作をするのが、運転する契約者である場合が多いという点を考慮して、キー操作を主とする情報入力形態を採用する。但し、入力部11が必ずしもキー操作に限るものでないことは言うまでもない。例えば、電子契約証30を通じて、ホスト端末20とPC40とで保有した内容をデータレコーダ10へアップロードする方法で入力しても良い。キー操作用に用意するキーとしては、例えば、作業内容を選択/終了させるための作業選択・終了キー、数字等入力用のテンキー、文字変換のための変換キー、確認・送信キー、事故発生を手動で入力するための事故キー等がある。これらのキーの操作によって、情報の選択、入力を可能にしている。各キーは、ソフトウエアによって実現しても良いし、ハードウエアスイッチを用いて実現しても良い。
なお、通信部15を除外した構成の場合は、データレコーダ10の出荷時等に、予め認証済データをデータ記録部133に記録しておく。
本実施形態では、パターン情報との適合判定に使用される(適合するときは記録されることとなる)計測データやイベントデータ等を、特に区別する必要がない場合には、これらを車両の運行を表す「運行データ」と称して説明する。
次に、電子契約証30について説明する。
電子契約証30は、従来型の保険契約における保険契約証書に代わるもので、図3に示すように、ICデバイスの一例となるICチップ31と、大容量メモリ32と、ICチップ31及び大容量メモリ32と外部回路とのインタフェースとなるインタフェース回路33とを1枚のカード媒体に配置して成る。
インタフェース回路33の構成は、大容量メモリ32として、どのメモリを使用するかによって異なる。例えば光磁気メモリ又は光メモリを使用する場合は光源等が必要となる。
次に、上記のように構成される運行管理システム1において実行される運行管理方法の実施の形態例を図5〜図8の手順説明図に従って説明する。
契約者が、PC40あるいはデータレコーダ10を操作してホスト端末20にアクセスし、ホスト端末20により提示されるブラウザ画面を通じてインタラクティブに情報の受け渡しを行い、自動車保険の種類や条件と権限情報(例えば、契約ID、PW等)とを決定することにより、また、初期の保険料の支払いを約定することにより、自動車保険についての期初の契約内容が確定する。これにより、保険料の額がEEPROM314の機密性領域に記録された電子契約証30が契約者に発行される。
電子契約証30には、上記の契約内容のほか、契約者又は保険会社の権限情報、並びに、契約内容に応じてホスト端末20から送信されたタリフ等もEEPROM314の機密性領域に記録される。また、データレコーダ10に、車台番号及び車種、初度登録年月、車種、車名、型式、年式を初期設定するが、これは、入力部11から入力しても良いし、PC40により電子契約証30に一時保有した内容をアップロードしても良い。
PC40に電子契約証30を挿入し(ステップS101)、インターネットを経由してホスト端末20にアクセスして保険契約申込画面を要求すると(ステップS102)、電子契約証30のEEPROM314に記録された権限情報とホスト端末20との間で相互認証が行われる(ステップS103)。認証が正当に行われると、要求が受理され(ステップS104)、ホスト端末20から契約申込画面が送信され(ステップS105)、それがPC40のディスプレイに表示される(ステップS106)。
初期設定で申込みした内容に変更がある場合は、PC40あるいはデータレコーダ10を通じてホスト端末20にアクセスし、異動処理を行う。
図6は、データレコーダ10を通じて行う異動処理の手順説明図である。異動処理は、既に入力され、記録済みの内容を事後的に変更させる処理である。異動処理が必要となった場合、初期設定と同様、入力部11の各種キーを用いて内容を入力し、これを記録する(更新させる)。すなわち、契約者又は保険会社による入力作業選択キーの選択を検知すると(ステップS204)、データ処理部13は、入力項目をディスプレイに表示させる(ステップS205)。図6では、契約内容#1〜#4に限定してデータレコーダ10で異動処理を行う場合の例を示している。データ処理部13は、契約者又は保険会社により入力ないし選択された項目を、入力部11の「確認/送信」キーで確認する(ステップS206〜S210)。
契約者により車両が運転されると、その運転の内容が評価され、その結果が、契約者が既に支払った保険料の残額に反映される。この場合のデータレコーダ10が行う処理手順を図7に示す。
また、保険料の額が有意な値を示す電子契約証30がカード機構134に挿入されたことを検知すると(ステップS303)、データ処理部13は、データレコーダ10に設定されている車台番号、車種、車名等及び電子契約証30に記録されている契約内容、保険料の残額を表示部14に表示させる(ステップS304)。修正が必要となるときは、図6に示した異動処理に移る(ステップS305「あり」)。「確認/送信」キーの選択により入力内容の修正無しを検知したときは(ステップS305「なし」、S306)、運行状態に移行し(ステップS307)、電子契約証30の大容量メモリ部に、車台番号・車種・車名等、エンジンON、時刻、位置データ等を記録するとともに、データ記録部133の固定長データメモリへの記録を開始する(ステップS308)。
まず、予め取得したタリフに、車速パルスから特定される走行距離を乗ずることにより、基本保険料を算定する。イベント抽出部132からイベントデータが出力されると、そのイベントデータをもとに割り出したイベントの種類(それを抽出したパターン情報)と対になっている割引係数/割増係数を基本保険料に乗じ、これによって、残額から差し引くべき保険料の額をリアルタイムに算定する。1円未満の端数は次の1分へ繰り越す。算定した保険料を累計するとともに、走行距離をも累計する(ステップS311)。累計保険料と累計走行距離は、図示しない一時記録領域に一時的に保存しておく。電子契約証30に記録されている現在の残額を読み出し、この残額から累計保険料を控除して暫定の残額を算定する(ステップS312)。
なお、危険運転イベントが頻繁に発生する場合は、事故発生の確率が高いことが推定されるので、データ処理部13は、その集計データをホスト端末20に送る。ホスト端末20は、上述した割増係数を増加させる等の処理を行う。
自動車保険における保険金支払いの主たる根拠は、事故発生時である。そこで、イベントの代表例として、事故発生イベント時の処理手順を図8に示す。事故発生イベントは、上述したステップS309及びS310の処理の過程で、契約者が「事故」キーを押下した場合と、イベント抽出部132が事故発生イベントの発生を表すイベントデータを出力する場合に発生する。まず、前者の場合の例を示す。
バックアップされた記録の内容は、契約者による「事故記録表示」キーの選択により(ステップS415)、バックアップ部16より読み出され、表示部14に表示させることができる(ステップS416)。ホスト端末20は、受信したデータを契約者DB21に蓄積する。蓄積されたデータは、事故発生の根拠を照合する際に使用される。
ここで、本実施形態の運行管理システム1が扱う各種データの構造の一例について説明する。図9は、データレコーダ10のデータ記録部133に記録され、電子契約証30やバックアップ部16にも記録されることになるデータの全体構造図である。図9において、「管理データ」は、データレコーダ10が、電子契約証30から読み取った権限情報(契約ID、PW)、データレコーダ10に初期設定する車台番号等及び予めデータレコーダ10に設定されている計測データのスケールファクタ等である。この管理データのほか、電子契約証30から読み取るタリフ、しきい値データが固定長データとなる。集計データ、イベントデータ、状態収集データは、運行に際して生じる可変長データであり、時系列でデータ発生順に任意の領域に記録される。これらのデータは、例えば契約IDによりリンクされている。
本実施形態の運行管理システム1によれば、以下のような効果が得られる。
(1)契約者が、ホスト端末20により認証されたデータレコーダ10に、保険料の残額がある電子契約証30を装着し、車両を実際に運転したときだけ、保険料が電子契約証30から減額されるので、「使っただけ」保険料がかかる新たな自動車保険のスタイルが実現される。事故発生時には、事故発生前後の運行データが、保険金支払いの根拠を証明するための根拠情報の一つとして電子契約証30に記録されるので、この電子契約証30を保険料支払の証明並びに保険金の支払の根拠情報の証明に用いることができる。
根拠情報の記録は、保険料の残額が有意な値であることが条件となるので、契約者は、保険の必要が無いと判断した場合は保険料の補充をやめ、他方、保険の必要があると判断した場合は保険料を補充すれば良いだけなので、現在のような「保険期間」の概念が無くなり、更改手続きも不要になる。
このように、事務手続きを簡素化できる新しい保険契約の形態が実現されるため、契約者と保険会社の双方の便宜を図ることができる。
また、センサ部12が、車両の所定部位に設けられたCCDカメラが撮像した撮像データをも取り込んで、データ記録部の可変長データメモリに運行データの一部として記録するようにしても良い。このようにすれば、事故発生の様子をビジュアルに再現することができる。
また、本実施形態では、契約者による保険料支払を条件に、保険会社に車両の運転内容に起因する保険金支払の義務が生じる自動車保険の例を示したが、契約の種類は、自動車保険に限られるものではなく、整備契約その他の契約においても同様に適用が可能なものである。
Claims (10)
- 契約者が管理する車両に装備される装置であって、
前記契約者による料金支払を条件に、前記車両の運転内容に起因する契約履行の義務が生じる契約相手のために設置されたホスト端末が生成した認証済データを取得するデータ取得手段と、
前記契約者が既に支払い又は支払を約定した料金の額を含む契約情報が記録された記録媒体を装着する装着機構と、
前記車両を運転したことにより生じる当該車両の運行挙動を表す運行情報を収集する収集手段と、
記録されている前記額が有意な値となっている前記記録媒体が前記装着機構に装着された状態で前記車両が運行している場合に、前記収集手段で収集した運行情報と所定のパターン情報とを比較することにより、前記運行挙動の評価結果を表す評価情報と前記契約履行の根拠を証明する根拠情報の少なくとも一方を出力する評価手段と、
前記認証済データが取得されていることを確認し且つ前記認証手段による認証が成功した場合に、前記記録媒体に記録されている額の前記評価情報に基づく変動と当該記録媒体への前記根拠情報の記録の少なくとも一方を許容する制御手段とを有する、
車載型の運行管理装置。 - 前記評価手段は、前記車両の運行を契機に、前記記録媒体に記録されている料金の額を所定の割合で減少させる一方、危険挙動を検出するための前記パターン情報に適合する運行が生じたときと安全挙動を検出するための前記パターン情報に適合する運行が生じたときとで前記額を減少させる割合を変えるための評価情報を、これらのパターン情報とそれぞれ対に用意されている重み係数に従って生成し、前記制御手段は、この生成された評価情報に従って前記額を変動させる、
請求項1記載の運行管理装置。 - 前記評価手段は、前記契約履行の根拠の一つとなる運行挙動を検出するための前記パターン情報に適合する運行が生じたときに、当該運行挙動の発生前後の前記運行情報を前記根拠情報として出力し、前記制御手段は、この根拠情報を前記記録媒体に記録させる、
請求項1記載の運行管理装置。 - 前記収集手段は、前記車両の所定部位に設けられた撮像手段が撮像した撮像データを前記運行情報の一部として収集する、
請求項3記載の運行管理装置。 - 前記契約者又は前記契約相手による情報入力を受け付ける入力手段と、
前記契約者宛又は前記契約相手宛の情報を表示する表示手段と、
前記ホスト端末と前記記録媒体との間の認証を仲介する仲介手段と、
前記認証が成功した場合に、前記契約者と前記契約相手との間で、前記入力手段及び前記表示手段を介して、前記契約情報をインタラクティブに確定し、確定した契約情報を前記記録媒体に記録させる契約支援手段とをさらに備えて成る、
請求項1乃至4のいずれかの項記載の運行管理装置。 - 前記記録媒体は、ICデバイスと、このICデバイスがアクセス可能なデータメモリとを搭載しており、
前記ICデバイスは、前記契約者又は前記契約相手に固有の権限情報が記録されている更新不能の権限情報領域、更新自在の機密情報領域、及び前記パターン情報が記録されているパターン情報領域が形成されている機密性メモリと、
前記権限情報に基づいて前記認証を行う認証手段と、
前記確定した契約情報を前記機密情報領域に記録するとともに、前記車両の運行を契機に、前記パターン情報を読み出して前記評価手段に提供可能にし、前記料金の新たな額、又は、前記根拠情報を受け取ったときに、当該新たな額を前記機密情報領域の最新の額として記録し、前記根拠情報を前記データメモリに記録するメモリ制御手段とを有する、
請求項5記載の運行管理装置。 - 車載型の複数の運行管理装置のいずれかに、離脱自在に装着される電子契約証であって、
ICデバイスと、このICデバイスがアクセス可能なデータメモリとを搭載しており、
前記ICデバイスは、
契約の対象となる車両を管理する契約者、又は、前記契約者による料金支払を条件に前記車両の運転内容に起因する契約履行の義務が生じる契約相手に固有の権限情報が記録されている権限情報領域、及び、更新自在の機密情報を記録するための機密情報領域が形成されている機密性メモリと、
前記権限情報領域より読み出した前記権限情報に基づいて、前記運行管理装置を認証し又は認証されるための処理を行う第1認証手段と、
前記権限情報領域より読み出した前記権限情報に基づいて、直接又は間接的手段を介して、前記契約相手のために設置されたホスト端末を認証し又は認証されるための処理を行う第2認証手段と、
前記第2認証手段による認証が成功した前記ホスト端末から受領した、前記契約者が既に支払い、又は支払いを約定した料金の額を含む契約情報を前記機密情報領域に記録するとともに、前記第1認証手段による認証に成功した前記運行管理装置から、運行中の前記車両の運行挙動状況を表す運行情報の評価に応じて出力された前記料金の新たな額、又は、前記契約履行の根拠を証明する根拠情報を受け取り、前記新たな額を前記機密情報領域の最新の額として記録し、前記根拠情報を前記データメモリに記録するメモリ制御手段とを有し、
前記車両運行装置に装着されたときに前記機密情報領域に記録されている額が有意な値を示し、且つ、前記車両が運行している間だけ前記根拠情報の記録を可能にする、
電子契約証。 - 前記機密性メモリには、前記運行管理装置が前記評価を行う際の基準として用いられる所定のパターン情報が記録されたパターン情報領域が形成されており、前記メモリ制御手段は、前記車両の運行を契機に、前記パターン情報を前記運行管理装置に提供する、
請求項7記載の電子契約証。 - 契約者による料金支払を条件に当該契約者が管理する車両の運転内容に起因する契約履行の義務が生じる契約相手のために設置されたホスト端末と、車載型の複数の運行管理装置と、機密性メモリとデータメモリとを有する記録媒体とを含んで構成されるシステムにおいて実行される方法であって、
前記ホスト端末が、前記契約者が既に支払い又は支払を約定した料金の額を含む契約情報を所定の権限情報に基づいて前記機密性メモリに記録させる過程と、
前記記録媒体が装着された前記運行管理装置が、運行中の前記車両の運行挙動を表す運行情報を収集し、収集した運行情報と所定のパターン情報とを比較することにより、前記運行挙動の評価結果を表す評価情報、又は、前記契約履行の根拠を証明する根拠情報を出力して、当該新たな額を前記機密性メモリに最新の額として記録させ、前記根拠情報を前記データメモリに記録させる過程とを含み、
前記記録媒体が車両運行装置に装着されたときに前記機密性メモリに記録されている額が有意な値を示し、且つ、前記車両が運行している間だけ前記根拠情報の記録を可能にする、運行管理方法。 - 前記運行管理装置が、前記記録媒体の機密性メモリに記録させた最新の前記料金の額と前記根拠情報の少なくとも一方を、前記記録媒体とは別の外部記録媒体に転送して記録させる、
請求項9記載の運行管理方法。
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