JP2008134391A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遮光テープとケース体の枠部との間からの光漏れを防止することができる光照射装置を有する液晶表示装置を提供する。
【解決手段】ケース体1の枠部2のうち直下に導光板が存在する箇所では、その枠部2の内壁面がケース体の外側に傾いている。ケース体1の背面に導光板5を配置してから、ケース体1の枠部2に囲まれた領域で露出している導光板5の周縁を覆うように、液晶表示パネル21が配置される側から遮光テープ3が貼り付けられる。遮光テープ3において、枠部2の傾いた内壁面に対応する部分は、その内壁面に遮光テープ3が到達するように長めに形成されている。導光板5から、ケース体1の外側に傾いた枠部2の内壁面にわたって遮光テープ3が貼り付けられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、液晶表示パネルと液晶表示パネルに光を照射する光照射装置とを有する液晶表示装置に関し、特に、遮光テープを有する光照射装置を備えた液晶表示装置に関する。
液晶表示パネルに光を照射する光照射装置として、バックライト装置やライトガイドがある。バックライト装置は、自身がLED(Light Emitting Diode)などの光源を有している。一方、ライトガイドは、自身が光源を備えずに、光源が外部に設けられている。自身が光源を備えているか否かという相違があるが、液晶表示パネルに光を照射する光照射装置であるという点でバックライト装置やライトガイドは共通している。
これまでに種々の光照射装置や、光照射装置を備えた液晶表示装置が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照。)。特許文献1に記載されているように、バックライト装置が備える光源は、導光板の側方に配置される場合と、導光板の背面に配置される場合とがある。また、特許文献1には、光源が導光板の側方に配置されたバックライト装置が記載されている。特許文献2には、導光板上に遮光テープが配置されたバックライト装置が記載されている。また、特許文献3には、側枠を有するケース体内に導光板を固定させたバックライト装置が記載されている。
液晶表示パネルを囲む枠である枠部を備えたケース体に導光板を配置し、導光板の上層に遮光テープを備えた液晶表示装置の例を説明する。図8から図10は、そのような液晶表示装置の例を示す説明図である。図8は、液晶表示装置の斜視図である。図9(a)は液晶表示装置の平面図であり、図9(b)は液晶表示装置の断面図である。図10は、液晶表示装置が備える光源付近の導光板端部周辺の要部拡大断面図である。
液晶表示装置が有するバックライト装置は、ケース体101と、遮光テープ3と、光源(例えば、LED)4と、導光板5とを備える。ケース体101は、液晶表示パネル21を囲む枠部102を有する。また、ケース体101は、例えば樹脂で形成される。
導光板5(図9(b)および図10参照。)は、ケース体101の背面に配置される。また、ケース体101の枠部102の少なくとも一辺には、光源4を収める空間が設けられる。光源4は、導光板5の側方に配置される。導光板5の背面には、反射シート12が設けられる。
導光板5の周縁には、液晶表示パネル21が配置される側から遮光テープ3が貼られる。なお、導光板5上には、光学フィルム(拡散シート)7が貼られている(図10参照。)。すなわち、光学フィルム7が貼られた導光板5がケース体101の背面に配置され、その導光板5の周縁を覆うようにして遮光テープ3が貼られる。従って、図10に示すように、遮光テープ3と導光板5との間に、光学フィルム7が存在している。
遮光テープ3を貼る作業は人間の手作業によって行われる。
遮光テープ3が貼られていない箇所を中心にして、液晶表示パネル21が遮光テープ3の上層に配置される。なお、図9(b)および図10に示すように、液晶表示パネル21は、例えば、2枚の透明基板23を貼り合わせ、その2枚の透明基板23それぞれの外側に偏光板22を設けた構成である。また、2枚の透明基板23の外周付近には周辺シール材(図示せず。)が設けられ、液晶(図示せず。)は、2枚の透明基板23および周辺シール材によって封止される。
バックライト装置は、支持基板11によって支持される(図9(b)、図10参照。)。
遮光テープ3は、導光板5側から入射する光を遮断する。液晶表示パネル21の表示領域(図9(a)で二点鎖線で示した領域)には、遮光テープ3は存在しないので、液晶表示パネル21の表示領域では、導光板5側から入射する光を通過させることができる。
以上のような導光板5の側方に光源4が配置される構成のバックライト装置は、例えば、携帯電話機等の小型機器の液晶表示装置用に用いられる。
従来のバックライト装置やライトガイドでは、ケース体101の枠部102の内壁面(枠部102に囲まれた中空空間側の面)は、どの箇所であっても導光板5に対してほぼ垂直(89°以上)である。
また、図11は、導光板の側面に光源が配置される液晶表示装置の他の例を示す説明図である。図11では、液晶表示パネルの図示を省略している。図11に示す例では、ケース体101の枠部102に囲まれた領域において、導光板5がケース体に支持され、その導光板5の周縁に遮光テープ3が貼られる。
導光板の側面に光源が配置される構造の液晶表示装置で、導光板5の寸法が大きく、導光板5がケース体101とほぼ同じ大きさである場合、ケース体101に爪103が設けられることもある。図12は、このような液晶表示装置の平面図である。ケース体101に爪103を加工する場合、爪103の加工のために爪103の加工箇所に孔104を設ける必要がある(図12参照。)。孔104は、ケース体101を貫通する孔である。
また、液晶表示パネルの透明基板間に液晶を注入してその注入口を封止した場合、液晶注入口付近には透明基板の外側に張り出す凸部(図示せず。)が形成される。そのような凸部(以下、液晶封止跡と記す。)が枠部102に当たって液晶表示パネルを枠部102に収められなくなることを防止するため、ケース体101の枠部102には、凹部105が設けられる場合もある。
特開2002−258283号公報(段落0016、図1) 特開2004−347957号公報(段落0030、図1) 特開2002−182204号公報(第3頁、図1、図2)
図13は、ケース体101の背面に導光板5を配置した状態を示す斜視図である。導光板5は、光源4を収める空間内に光源4側の端部が届くように配置される。従って、図13に示すように、少なくとも光源4側の枠部102では、その内壁面の直下に導光板5が存在する。
図14は、導光板5の周縁に遮光テープ3を貼った状態を示す斜視図である。既に説明したように、遮光テープ3を貼る作業は人間の手作業によって行われる。遮光テープ3が、枠部102の内壁面との隙間が生じないように、枠部102の内壁面で囲まれた領域の外形と同一の大きさに切られていたとしても、人間の手作業ではそのような遮光テープを、内壁面との隙間がないように貼ることはできない。そのため、遮光テープ3は、枠部102の内壁面で囲まれた領域の外形よりも若干小さく切られている。このような遮光テープ3を導光板5に手作業で貼ると、枠部102の内壁面と遮光テープ3の間にわずかな隙間が生じる。従って、図14に示すように、導光板5の周縁のうち遮光テープ3に覆われていない領域51が露出し、その領域51から光漏れが生じてしまう。
このような光漏れが生じないように、枠部102の内壁面で囲まれた領域の外形よりも大きな寸法で遮光テープ3を切っておき、遮光テープ3を導光板5の周縁に貼り付け、さらに枠部102の内壁面で囲まれた領域の外形に収まらない部分を折り曲げて内壁面に貼り付けることも考えられる。しかし、遮光テープを折り曲げて、導光板5、および導光板5にほぼ垂直な内壁面に遮光テープを貼る作業は、作業性が悪く、液晶表示装置の生産コストを高くしてしまう。また、枠部102の内壁面と、液晶表示パネルの端部とのクリアランスは0.2mm程度しかない(図10参照。)。従って、枠部102の内壁面に遮光テープが貼られていると、液晶表示パネルを枠部102の内側に配置したときに液晶表示パネルの端部が内壁面の遮光テープを引っかけて剥がしてしまい、剥がれた部分が液晶表示パネルの下側に潜り込んでしまうという組立不良が生じるおそれがある。
また、図11および図12に例示する液晶表示装置(導光板の側面に光源が配置される液晶表示装置)では、爪103を加工するときには、ケース体を貫通する孔104が設けられる。枠部102の内壁面と遮光テープ3との間に隙間が生じないように遮光テープ3を貼ることはできないため、側面の光源からの光は、孔104から漏れてしまう。また、導光板5の寸法が遮光テープ3の寸法よりも大きいと、液晶封止跡を収めるための凹部105からも光漏れが生じてしまう。
これらの問題は、自身が光源を備えずに、光源が外部に配置されるライトガイドでも生じる。
そこで、本発明は、遮光テープとケース体の枠部との間からの光漏れを防止することができる液晶表示装置を提供することを目的とする。
本発明の液晶表示装置は、液晶表示パネルと液晶表示パネルに光を照射する光照射装置とを有する液晶表示装置であって、液晶表示パネルを囲む枠部を有するケース体と、ケース体に配置され、光源から入射する光を液晶表示パネルに向けて照射する導光板と、導光板の周縁を覆う遮光テープとを備え、ケース体の枠部のうち直下に導光板が存在する箇所で、枠部の内壁面がケース体の外側に傾き、遮光テープが、導光板からその内壁面にわたって貼り付けられたことを特徴とする。
また、本発明の液晶表示装置は、液晶表示パネルと液晶表示パネルに光を照射する光照射装置とを有する液晶表示装置であって、液晶表示パネルを囲む枠部を有するケース体と、ケース体に配置され、光源から入射する光を液晶表示パネルに向けて照射する導光板と、導光板の周縁を覆う遮光テープとを備え、ケース体の枠部のうち近傍に光源からの光が漏れる孔が存在する箇所で、枠部の内壁面がケース体の外側に傾き、遮光テープが、導光板からその内壁面にわたって貼り付けられたことを特徴とする。
また、本発明の液晶表示装置は、液晶表示パネルと液晶表示パネルに光を照射する光照射装置とを有する液晶表示装置であって、液晶表示パネルを囲む枠部を有するケース体と、ケース体に配置され、光源から入射する光を液晶表示パネルに向けて照射する導光板と、導光板の周縁を覆う遮光テープとを備え、ケース体の枠部のうち段差が設けられ凹状態となる箇所で、枠部の内壁面がケース体の外側に傾き、遮光テープが、導光板からその内壁面にわたって貼り付けられたことを特徴とする。
また、ケース体の枠部の傾いた内壁面と導光板の表面とのなす角度が85°以下となっていることが好ましい。
本発明によれば、遮光テープが、導光板から、傾いた内壁面にわたって貼り付けられているので、遮光テープとケース体の枠部との間からの光漏れを防止することができる。また、内壁面が傾いていることにより、遮光テープを貼る作業が容易となり、光照射装置の生産コスト上昇を抑えることができる。また、内壁面が傾いているので、内壁面に貼られた遮光テープが、液晶表示パネルの端部に引っかかることを防止して、組立不良の発生を抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。以下の説明では、液晶表示装置が、光源を備えた液晶表示装置である場合を例にして説明する。
図1は、本発明の液晶表示装置の例を示す斜視図である。また、図2(a)は、図1に例示する液晶表示装置の平面図であり、図2(b)は、その液晶表示装置の断面図である。図3は、本発明の液晶表示装置が備える光源付近の導光板端部周辺の要部拡大断面図である。
本実施の形態の液晶表示装置は、液晶表示パネル21と、光照射装置とを備える。その光照射装置は、ケース体1と、遮光テープ3と、光源4と、導光板5とを備える。なお、光源4および導光板5は、図1では図示せず、図2および図3で図示している。
ケース体1は、図1に示すように、液晶表示パネル21を収容する。ケース体1に収容される液晶表示パネル21は、例えば、2枚の透明基板23を貼り合わせ、その2枚の透明基板の外側に偏光板22を設けた構成である(図2(b)、図3参照。)。2枚の透明基板23の外周付近には周辺シール材(図示せず。)が設けられ、液晶(図示せず。)は、2枚の透明基板23および周辺シール材によって封止される。なお、図2(a)において、二点鎖線で示した領域は、液晶表示パネル21における画像の表示領域である。
ケース体1は、液晶表示パネル21を囲む枠部2を有している。枠部2に囲まれた空間は、中空空間となっていて、この空間に液晶表示パネル21が配置される。また、ケース体101は、例えば樹脂で形成されている。
導光板5は、枠部2によって囲まれた中空の部分を塞ぐように、ケース体1の背面に配置される。ここで、背面とは、ケース体1の基板である支持基板11の液晶表示パネル21が収容される側の面である。
また、ケース体1の枠部2の少なくとも一辺には、光源4を収める空間が設けられる。この空間は、光源4を覆うことができるように幅広に形成された枠部2と、ケース体1を支持する支持基板11との間に設けられる。
光源4は、光を照射する発光部材である。光源4は、例えばLEDであるが、LED以外の発光部材であってもよい。以下、光源4がLEDである場合を例にして説明する。
導光板5は、ケース体1の背面に配置されるが、このとき、LED4を収める空間内にLED4側の端部(導光板5の端部)が届くように配置される。そして、LED4は、幅広に形成された枠部2と支持基板11との間で、導光板5の側方に配置される。すなわち、LED4を収める空間内に存在する導光板5の端部の横にLED4は配置される。
また、導光板5の背面(導光板5と支持基板11との間)には、光を反射する反射シート12が設けられる(図2(b)、図3参照。)。反射シート12は、導光板5が背面側に照射した光を、導光板5方向に反射する。また、導光板5の液晶表示パネル21側の面には、光学フィルム(拡散シート)7が貼られている。拡散シート7は、導光板5から液晶表示パネル21側に射出された光を拡散させる。
ケース体1の枠部2のうち、LED4を収める空間が設けられた枠部では、その空間に導光板5の端部が届くように導光板5が配置されている。従って、その枠部の直下には導光板5が存在する。ケース体1の枠部2のうち直下に導光板が存在する箇所では、その枠部2の内壁面(枠部102に囲まれた中空空間側の面)がケース体の外側に傾いている。すなわち、ケース体1の枠部2のうち直下に導光板が配置されることになる個所では、その枠部2の内壁面がケース体1の外側に傾くように、ケース体1を形成しておく。そして、そのようなケース体1の背面に、導光板5(光学フィルム7が貼られた導光板5)を配置する。
図4は、本発明の液晶表示装置が備えるケース体1の背面に導光板5が配置された状態を示す斜視図である。図4に示すように、ケース体1の枠部2のうち直下に導光板が存在する箇所では、その枠部2の内壁面2は、ケース体1の外側に傾いている。なお、図4に示す状態において、導光板5上には、光学フィルム(拡散板)が貼り付けられている。図5は、外側に傾いた内壁面2の傾きを示す説明図である。図5では、枠部2のうち傾いた内壁面2のみを示している。図5に示すように、内壁面2と導光板5の表面Aとのなす角度をθとする。θの範囲は、85°以下であればよい。なお、内壁面2のケース体1の外側への傾きは、θの範囲が30°以上45°以下であることが特に好ましい。ただし、θが30°未満となると、それだけ枠部2の幅が広くなり、ケース体1のサイズが大きくなる。よって、θの範囲は、30°以上であることが好ましい。また、枠部2の幅を広くとれないという制約があるためにθを45°以下にできない場合であっても、θが85°以下であればよい。
なお、ここでは導光板5の表面を基準にして内壁面2の傾きを説明した。図5に示す導光板5に垂直な面を基準とし、導光板5の表面に垂直な面と内壁面2とのなす角度をθ’とした場合、θ’は5°以上であればよく、特にθ’は45°以上60°以下であることが好ましい。
また、直下に導光板が存在していない箇所での枠部2の内壁面は、ほぼ垂直である。厳密には、直下に導光板が存在していない箇所での枠部2の内壁面は、若干ケース体1の外側に傾いていていてもよい。ただし、直下に導光板が存在していない箇所での枠部2の内壁面と、導光板5の表面に垂直な面とのなす角度は、1°未満である。
ケース体1の背面に導光板5(光学フィルム7が貼られた導光板5)を配置してから、枠部2に囲まれた領域で露出している導光板5の周縁を覆うように、液晶表示パネル21が配置される側から遮光テープ3が貼り付けられる。ただし、液晶表示パネル21の表示領域は塞がないように、遮光テープ3において、液晶表示パネル21の表示領域およびその周囲の領域に相当する箇所は、予めくり抜かれている。なお、遮光テープ3は、片面に他の部材を粘着可能な粘着テープもしくは両面粘着テープであってもよい。
また、ケース体1の枠部2のうち直下に導光板が存在する箇所では、導光板5から、ケース体1の外側に傾いた枠部2の内壁面2にわたって、遮光テープ3が貼り付けられる。その他の箇所(枠部2の内壁面が導光板5の表面に対してほぼ垂直となっている箇所)では、枠部に遮光テープ3は貼られない。遮光テープ3において、枠部2の傾いた内壁面2に対応する部分は、その内壁面2に遮光テープ3が到達するように長めに形成されている(長めに切られている。)。その他の部分は、枠部2の形状に合わせて、枠部102の内壁面が囲む領域の外形よりも若干小さくなるように切られている。なお、ここで、切られているとは、遮光テープ3が、事前にカットされているということを意味している。
図6は、本発明の液晶表示装置が備えるケース体1に導光板5が配置され、さらに遮光テープ3が貼り付けられた状態を示す斜視図である。図6に示すように、内壁面2に貼り付けられる遮光テープ3の幅が、枠部2の傾いた内壁面2の幅よりも若干狭くなるような形状に、遮光テープ3は切られる。一方、内壁面2の下に潜り込んでいる導光板5と内壁面2の境界部分を全て覆うことができるような形状に、遮光テープ3は切られる。そして、その遮光テープ3が、図6に示すように、導光板5の表面側(液晶表示パネル21が配置される側)から貼り付けられる。
この遮光テープ3を貼り付ける作業は人の手作業によって行われる。このとき、内壁面2は、θが85°以下になるように、ケース体1の外側に傾いている。このように内壁面2は傾いているので、導光板5から内壁面2にわたって遮光テープ3を貼り付ける作業は効率的に行える。
遮光テープ3が貼られた後、遮光テープ3が貼られていない箇所を中心にして、液晶表示パネル21が遮光テープ3の上層に配置される。すなわち、液晶表示パネル21の表示領域が遮光テープ3の存在していない領域に重なるようにして、液晶表示パネル21が遮光テープ3の上層に配置される。図6に示すケース体1に液晶表示パネル21を配置すると、図1に示す状態になる。傾いた内壁面2には、遮光テープ3が貼り付けられているが、内壁面2は傾いているので、内壁面2と液晶表示パネル21の端部との間のクリアランス(間隔)は広い。従って、液晶表示パネル21の端部が、内壁面2上の遮光テープ3を引っかけて剥がしてしまうことを防止できる。
次に、LED4(図3参照。)から照射された光の経路について説明する。LED4が光を照射すると、その光は、導光板5のLED4側の端部に入射する。導光板5は端部に入射した光を主面から射出する。ただし、反射シート12側の面から射出された光は反射シート12で反射されるので、導光板5の端部に入射した光は、液晶表示パネル21側の面に射出される。
遮光テープ3は、導光板5側から入射する光を遮断することによって、導光板5側から入射する光を遮断する。遮光テープ3が存在しない箇所では、光は遮断されずに通過するので、液晶表示パネル21の表示領域には導光板5が射出した光が到達し、液晶表示パネル21の表示領域での画像の表示が可能となる。
また、遮光テープ3は、導光板5側から入射する光を遮断するので、枠部2のうち直下に導光板5が存在している部分における内壁面2と、導光板5との境界では、光は遮断される。従って、液晶表示パネル21が配置される個所以外での光漏れは防止される。
上記した本発明によれば、ケース体1の枠部2のうち直下に導光板が存在する光源側では、その枠部2の内壁面2が外側に傾いている。そして、その内壁面2が傾いた箇所では、導光板5から傾いた内壁面2にわたって遮光テープ3が貼られる。従って、内壁面2と導光板5との境界では光が遮断され、液晶表示パネル21が配置される個所以外での光漏れを防ぐことができる。
また、直下に導光板が存在する部分の内壁面2は外側に傾いているので、人間の手作業で導光板5から内壁面2にわたって遮光テープ3を貼り付ける作業は行いやすく、作業性が悪くならないので、液晶表示装置の生産コスト上昇を抑えることができる。
また、遮光テープ3が貼り付けられる内壁面2は外側に傾いているので、ケース体に液晶表示パネル21を配置するときに、液晶表示パネル21の端部と内壁面2のクリアランスは広くなる。従って、液晶表示パネル21の端部が、内壁面2上の遮光テープ3を引っかけて剥がしてしまい、剥がされた液晶表示パネルの下側に潜り込んでしまうという組立不良の発生を防止することができる。
上記の説明では導光板5と枠部2との境界からの光漏れを防止する場合について説明した。以下、他の光漏れの防止態様について説明する。
ケース体1の枠部2に爪(図1から図6において図示せず。図11参照。)を加工するために、枠部2の近傍に孔を設ける場合がある。このようにケース体1を貫通する孔を設ける場合には、ケース体1の枠部2のうち、近傍に光源からの光が漏れる孔が設けられた箇所の内壁面を、ケース体1の外側に傾ければよい。すなわち、枠部2のうち近傍に光源からの光が漏れる孔が設けられた箇所では、その枠部2の内壁面がケース体1の外側に傾くように、ケース体1を形成しておく。そして、そのようなケース体1に導光板5を配置し、さらに導光板5の周縁を覆う遮光テープ3を貼り付ける。図7は、近傍に孔が設けられた枠部の内壁面を傾け、導光板からその内壁面にわたって遮光テープ3を貼り付けた状態を示す説明図である。
この場合も、導光板の表面と傾いた内壁面とのなす角度θが85°以下になるようにすればよい。θは30°以上45°以下であることが好ましいが、枠部2の幅を広くできないのであればθは85°以下であればよい。
遮光テープ3は、液晶表示パネル(図7において図示せず。)の表示領域およびその周囲の領域に相当する箇所を予めくり抜かれている。
また、ケース体1の枠部2のうち、近傍に光源からの光が漏れる孔31が設けられた箇所では、導光板5からケース体1の外側に傾いた枠部2の内壁面2にわたって遮光テープ3が貼り付けられる。その他の箇所(枠部2の内壁面が導光板5に対してほぼ垂直となっている箇所)では、枠部に遮光テープ3は貼られない。遮光テープ3において、枠部2の傾いた内壁面2に対応する部分は、その内壁面2に遮光テープ3が到達するように長めに形成されている。
この場合も、図7に示すように、孔31付近の枠部2の内壁面2は傾いているので、人間の手作業で導光板5から内壁面2にわたって遮光テープ3を貼り付ける作業は行いやすい。従って、作業性が悪くならないので、液晶表示装置の生産コスト上昇を抑えることができる。
また、遮光テープ3が貼り付けられる内壁面2は外側に傾いているので、ケース体に液晶表示パネル21を配置するときに、液晶表示パネル21の端部と内壁面2のクリアランスは広くなる。よって、内壁面2に貼り付けた遮光テープ3が液晶表示パネルの端部に引っかけられて剥がされてしまうことを防止できる。
また、図7に示すように、孔31は、遮光テープ3によって塞がれるので、孔31からの光漏れを防止することができる。
また、液晶表示パネルの液晶封止跡が枠部に当たらないようにするために、ケース体の枠部のうち、段差が設けられて凹状態となる箇所を形成することがある。このような凹状態となる箇所を形成する場合には、ケース体の枠部のうち、段差が設けられて凹状態となる箇所の内壁面を、ケース体の外側に傾ければよい。すなわち、図15に示すように、段差が設けられて凹状態となる箇所では、その箇所の枠部102の内壁面がケース体の外側に傾くように、ケース体を形成しておく。そして、そのようなケース体102に導光板を配置し、さらに導光板の周縁を覆う遮光テープ3を貼り付ける。
この場合も、導光板の表面と傾いた内壁面とのなす角度θが85°以下になるようにすればよい。θは30°以上45°以下であることが好ましいが、枠部2の幅を広くできないのであればθは85°以下であればよい。
ケース体102の枠部のうち、段差が設けられて凹状態となる箇所では、導光板からケース体の外側に傾いた枠部の内壁面にわたって遮光テープ3が貼り付けられる。その他の箇所(枠部の内壁面が導光板の表面に対してほぼ垂直となっている箇所)では、枠部に遮光テープは貼られない。遮光テープおいて、枠部の傾いた内壁面に対応する部分は、その内壁面に遮光テープが到達するように長めに形成されている。
この場合も、既に説明した場合と同様に、光漏れ防止、生産コスト上昇防止、および組立不良発生防止という効果が得られる。
なお、以上の説明では、液晶表示装置が、光源を備えた光照射装置を有する場合を例にして説明した。光照射装置は、ライトガイドであってもよい。その場合には、光源4(図3参照。)が、液晶表示装置とは別の部材として、液晶表示装置の外部に配置される。その他の点については、既に説明した場合と同様である。
なお、本発明では、枠部2の内壁面を全て外側に傾けることはせず、ほぼ垂直となる内壁面も設けておく。ほぼ垂直となる内壁面は、液晶表示パネル21を配置するときに、液晶表示パネル21が押し当てられ液晶表示パネル21の位置合わせに利用される。
本発明は、液晶表示パネルに光を照射する光照射装置を有する液晶表示装置に好適に適用され、例えば、携帯電話機等の小型機器の液晶表示パネルに光を照射する光照射装置を有する液晶表示装置に適用可能である。
本発明の液晶表示装置の例を示す斜視図。 本発明の液晶表示装置の例を示す平面図および断面図。 導光板端部周辺の要部拡大断面図。 ケース体の背面に導光板が配置された状態を示す斜視図。 外側に傾いた内壁面の傾きを示す説明図。 ケース体に導光板が配置され、さらに遮光テープが貼り付けられた状態を示す斜視図。 近傍に孔が設けられた枠部の内壁面を傾け、導光板からその内壁面にわたって遮光テープを貼り付けた状態を示す説明図 液晶表示パネルを囲む枠である枠部を備えたケース体に導光板を配置し、導光板の上層に遮光テープを備えた液晶表示装置の斜視図。 図8に示す液晶表示装置の平面図および断面図。 図8に示す液晶表示装置の要部拡大断面図。 導光板の側面に光源が配置される液晶表示装置の他の例を示す説明図。 爪が設けられた液晶表示装置の平面図。 図8に示す液晶表示装置のケース体の背面に導光板を配置した状態を示す斜視図。 図8に示す液晶表示装置の導光板の周縁に遮光テープを貼った状態を示す斜視図。 段差が設けられて凹状態となる箇所において導光板からケース体の外側に傾いた枠部の内壁面にわたって遮光テープを貼り付けた状態を示す説明図。
1 ケース体
2 枠部
内壁面
3 遮光テープ
4 光源
5 導光板
12 反射シート

Claims (4)

  1. 液晶表示パネルと該液晶表示パネルに光を照射する光照射装置とを有する液晶表示装置であって、
    液晶表示パネルを囲む枠部を有するケース体と、
    ケース体に配置され、光源から入射する光を液晶表示パネルに向けて照射する導光板と、
    導光板の周縁を覆う遮光テープとを備え、
    ケース体の枠部のうち直下に導光板が存在する箇所で、枠部の内壁面がケース体の外側に傾き、
    遮光テープは、導光板から前記内壁面にわたって貼り付けられた
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 液晶表示パネルと該液晶表示パネルに光を照射する光照射装置とを有する液晶表示装置であって、
    液晶表示パネルを囲む枠部を有するケース体と、
    ケース体に配置され、光源から入射する光を液晶表示パネルに向けて照射する導光板と、
    導光板の周縁を覆う遮光テープとを備え、
    ケース体の枠部のうち近傍に光源からの光が漏れる孔が存在する箇所で、枠部の内壁面がケース体の外側に傾き、
    遮光テープは、導光板から前記内壁面にわたって貼り付けられた
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  3. 液晶表示パネルと該液晶表示パネルに光を照射する光照射装置とを有する液晶表示装置であって、
    液晶表示パネルを囲む枠部を有するケース体と、
    ケース体に配置され、光源から入射する光を液晶表示パネルに向けて照射する導光板と、
    導光板の周縁を覆う遮光テープとを備え、
    ケース体の枠部のうち段差が設けられ凹状態となる箇所で、枠部の内壁面がケース体の外側に傾き、
    遮光テープは、導光板から前記内壁面にわたって貼り付けられた
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  4. ケース体の枠部の傾いた内壁面と導光板の表面とのなす角度が85°以下である
    請求項1、2、または3のうちのいずれか1項に記載された液晶表示装置。
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