JP2008133550A - 帽子用装着具 - Google Patents

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Abstract

【課題】帽子の鍔部の形状、強度、素材の質の如何にかかわらず、必要に応じて、装着す
ることができ、鍔部に張りを与え、風などによってバランスを崩すことがなく、首筋から
顔面まで、必要箇所を選択して防護することができ、しかも肌に密着する不快感がなく、
日除け等に役立ち、着脱自在で携帯に便利なものを提供することを課題とする。
【解決手段】弾性線条体と前記弾性線条体の少なくとも適宜の2点以上に取り付けられた
着脱具と、前記弾性線条体に摺動可能に取り付けられる懸吊具を有するカーテンとを具備
し、着脱具は、帽子に着脱する着脱部と弾性線条体に軸支される軸支部とを有し、帽子と弾性線条体との相対的位置関係を調節できるように結合されている帽子用装着具である。
【選択図】図1

Description

本発明は、日除け等のため、帽子に取り付けて用いる帽子用装着具及びそれを構成するための部品からなる帽子用装着具キットに関する。
従来、日除けのためには、帽子の縁につける鍔部を広くしたものが、用いられてきたが、鍔部を多小広くしただけでは、顔面や首筋等まで完全に遮光することが出来ず、極端に広くすると、携帯や、収納に不便であるため、後述するように、早くから帽子に着脱可能な装着具が提案され、又は用いられてきた。特に、近年は、世界的な温暖化現象から、紫外線に対する関心が高まり、紫外線防止対策の一環としても日除け装着具への関心が高まっている。特に子供の熱射病対策には首筋の保護が必要であり、婦人の顔面のシミ、そばかす防止対策としても必要性が高まっている。現状の市場においては戦後からの帽子の形状はほとんど変わっておらず、紫外線防止対策としてもUVケアー等、素材に紫外線を遮断する機能を添付した物がここ10年程人気を集めてきたが、実際はその効果は無いに等しい。そこで、この帽子用日除け装着具に対しても、もっと確実に日除け効果をもたらす物が求められるようになってきた。
従来の帽子用装着具としては、前述のように早くから着脱可能なものが提案されてきた。以下、いくつかを例示しつつ、本発明の背景を説明する。
特許文献1(実公昭63−9533号公報)には、ヘルメットの縁部に着脱自在に装着する日除けが開示されている。ここでいう広義の帽子は、野球帽やヘルメットのように、帽子の山部の前方だけに鍔部がついているキャップ型のものと、山部の縁全体に鍔部がついているハット型に大別することが出来るが、この例はキャップ型に入る。キャップ型のものは、鍔部が前方にしかないので、首筋など遮光できない部分を遮光できるように、日除けカバーの端にバンドを通したものを山部の縁に巻きつめて取り付ける構成となっている。このタイプはヘルメットのように山部の縁を締め付けても変形しないものでないと、頭に締め付け圧力が加わって不快である。
特許文献2(特開2006−97209号公報)には、頭の大きさや髪型に関係なく被着できるようにするため、山部を後頭部まで覆わないように後方へ斜め上がりに形成し、鍔部は山部の前方だけに設けたキャップ型の帽子であり、日除けとして、前記後方斜め上がり部の縁に可撓性材料からなる日除けを垂れ下がるように着脱自在に取り付けたものである。
この構成によると山部が布地であってもバンドで締め付けられる不快感はないし、日除けが可撓性材料で構成されているので、マフラーのように巻きつけることによって、首の前方も含め遮光範囲は広くなる。しかし、首に巻きつけるので日除け布の材質を通気性がよく、肌ざわりの良いものにしても、暑苦しい状態を避けられない。涼冷媒体を入れるポケットまで設けているのもそのためである。
特許文献3(特開2005−226194号公報)には、ハット型の帽子に首筋を遮光する日除け部を着脱できるようにしたものが開示されている。着脱具としては、釦、スナップ、面ファスナー等が例示されており、首筋だけでなく、顔面側部を覆う耳カバーを設けてもよい旨の記載もある。しかし、首の前面まではガードしていない。
特許文献4(特開2005−68585号公報)には、帽子用日除けカバーとして、キャップ型の帽子に取り付けるものとハット型の帽子に取り付けるものの両方が開示されている。
キャップ型の帽子用着脱具としては、日除けカバーの裏面中央部に一端を取り付ける固定具と、日除けカバーの上部両端にゴム紐を取り付けその中央部に設けたプラスチック製や金属製の引っ掛けタイプのクリップからなる保持具とが例示されている。固定具であるマジックテープ(登録商標)をキャップの後部の切欠部の調節ベルトを介して両端の面ファスナーや面ホックでとめるとともに、保持具であるクリップをキャップの鍔部の先端に引っ掛けることにより日除けカバーをキャップに装着することができ、取り外しも簡単である。しかし、鍔部にかなりの強度がないと、引っ張られて反り上がる危険性がある。また、日除けカバーをキャップ後部の下端部にある切欠部の外側を覆うようにすると、カバー上部がキャップ先端に向かって傾斜し、着用者の首筋後部と日除けカバーとの間に空間部ができるので、通気性は多少よくなるが十分とはいえない。また、顔面側部まで覆うようにする場合は、日除けカバーが側頭部から耳にかけて密着し、通気性に欠け、肌への密着感があって不快で暑苦しい。しかも顔の前面の日除けはできない。
ハット型の帽子用着脱具としては、洗濯ばさみ状の把持具やU字状の間に挟みこむ爪を有する把持具が例示されている。日除けカバー上部の両端又はその近傍などを挟み込むことによって、日除けカバーを簡単にハットの縁に取り付けることができ、着脱容易であるが、鍔部が柔らかい場合や広い場合には、日除けカバーの重みで鍔部が下がりすぎたり、風が強い時には反り返ったりする危険性がある。また、ハットの山部後方を日除けカバーで覆うようにして装着すれば、着用者の首筋と日除けカバーとの間に空間部ができるが、キャップの場合と同様、十分とはいえない。側頭部から耳にかけての密着性は多少薄らぐが、その他の問題点はキャップ用の場合と同様解決しない。
特許文献5(特開平10−53914号公報)には、ハット型の帽子の縁部全周に、農薬防止用の網状幕をファスナーで着脱自在に装着できるものが開示されている。このように網状幕で全周を取り巻くようにすれば、農薬だけでなく遮光の面でも首筋から顔前面まで、覆うことができ、しかも通気性も改善されるが、網状であるため遮光は不十分になり、網目を細かくし過ぎると、通気性が悪くなるだけでなく、前方も見えにくくなるという問題がある。さらに、美観上も好ましくない。
実公昭63−9533号公報 特開2006−97209号公報 特開2005−226194号公報 特開2005−68585号公報 特開平10−53914号公報
本発明は、帽子用装着具の上記のような問題点を解消するものであって、キャップ型であれ、ハット型であれ、帽子の鍔部の形状、強度、素材の質の如何にかかわらず、必要に応じて、装着することができ、鍔部に張りを与え、風などによってバランスを崩すことがなく、首筋から顔面まで必要箇所を選択して防護することができ、しかも肌に密着する不快感がなく、日除け、防暑、虫除け、農薬除け、ひいては、防寒等(以下一括して「日除け等」という)に役立ち、着脱自在で携帯に便利な帽子用装着具及び帽子用装着具キットの提供を課題とする。
課題を解決するための手段及び効果
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、弾性線条体と前記弾性線条体の少なくとも適宜の2点以上に取り付けられた着脱具と、前記弾性線条体に摺動可能に取り付けられる懸吊具を有するカーテンとを具備することを特徴とする帽子用装着具である。
ここにいう、カーテンとは、主として光線、熱線、風等を遮るために用いる可撓性面状体のことであり、布状に限らず、網状、すだれ状等全体として面状に形成されたものを、含む。
この発明によると、カーテンが弾性線条体に摺動自在に取り付けられ、着脱具が弾性線条体の適宜の2点以上に取り付けられているので、着脱具によって帽子の縁部への着脱が容易にでき、どんな帽子にも着脱できる。また、カーテンに取り付けられた懸吊具は摺動自在であるから、首筋から顔面まで、必要箇所を選択して防護することができる。さらに、弾性線条体はその弾性により、適宜のカーブを描かせることができ、変形することがなく、鍔部に張りを与えるので、カーテンが肌に密着することによる不快感がなく、また、風などによって鍔部が反り返ったりすることがない。
請求項2の発明は、複数の着脱具が弾性線条体の少なくとも両端付近及び適宜の中間点の3点に取り付けられ、カーテンは、複数の単位カーテンからなり、単位カーテンは線条体の着脱具間にそれぞれ独立して摺動可能、着脱可能に装着されることを特徴とする。
この発明によると、着脱具が弾性線条体の少なくとも両端付近及び適宜の中間点の3点に取り付けられるので、弾性線条体が上下に傾いたりバランスを崩すことがなく、帽子の縁にそってよりきれいなカーブを描く。また、カーテンがその着脱具間にそれぞれ独立して摺動可能に装着されるので、カーテンの摺動や着脱が容易になる。
請求項3の発明は、弾性線条体が、単一材からなる単一弾性線条体であることを特徴とする。
弾性線条体が単一であるから、構成が簡単で組み立てが容易である。
請求項4の発明は、弾性線条体が、弾性金属線条体の外方に被覆材を被覆してなる複合弾性線条体であることを特徴とする。
この発明によると、弾性は内部の弾性金属線条体によって与え、手触り色彩など他の特性は、被覆材によって与えることができるので、構成は複雑になるが、多くの機能を分担して与えることができる。
請求項5の発明は、弾性金属線条体が、ピアノ線からなり、被覆材は、ピアノ線を挿通可能な内径を有する合成樹脂管からなり、合成樹脂管にピアノ線を挿通してなる複合弾性線条体であることを特徴とするものである。
この発明によると、弾性線条体がピアノ線であるから弾性が大きく、腐食するおそれがない。また、被覆材が合成樹脂管であるから、手触りがよく、着色可能な材質を選べば種々の色が選択可能になる。
請求項6の発明は、弾性線条体の両端部とその両端部に対応するカーテン両端部には互いに着脱可能な係止具を有することを特徴とする。
この発明によると、弾性線条体両端の係止具とカーテン両端部の係止具とを係止することによって、弾性線条体の両端部付近まで、カーテンが閉ざされ固定されるので、日除け等の範囲が安定する。また、係止具を外せばカーテンを摺動することができ、日除け等の範囲を選択できる。
請求項7の発明は、カーテンの両端部には互いに着脱自在な1以上の係合手段を設けてなることを特徴とする。
この発明によると、カーテン両端部の係合手段によりカーテン両端の1箇所でも係合することにより、顔の前面まで保護することができる。
請求項8の発明は、着脱具が、帽子の鍔部に着脱する着脱部と、弾性線条体に軸支される軸支部とを有し、着脱部と軸支部は帽子と弾性線条体との相対的位置関係を調節できるように結合されていることを特徴とする。
この発明によると、着脱部と軸支部は帽子と弾性線条体との相対的位置関係を調節できるように結合されているので、これを調節することにより、首筋、顔の側面、顔の前面などとカーテンとの距離や高さなどを調節することができ、肌との密着を防ぐばかりでなく、風通しなどの程度を調節することができる。
請求項9の発明は、懸吊具が、その一端をカーテン上部にほぼ等間隔に取り付けた複数のマジックテープ(登録商標)からなり、カーテンに取り付けたマジックテープ(登録商標)は、線条体を介して折り曲げその両端内面に設けた面ファスナーによって着脱可能としたことを特徴とする。
この発明によると、懸吊具が、カーテンの上部にほぼ等間隔に取り付けられているので、カーテンにほぼ均一なひだができ、無理なく摺動することができる。また、懸吊具はマジックテープ(登録商標)からなるので、面ファスナーによって、容易に着脱できる。また、取り外したカーテンをそのまま洗濯することも容易である。
請求項10の発明は、請求項1乃至9のいずれかの帽子用装着具を構成可能な弾性線条体、着脱具、カーテン、係止具、係合手段、懸吊具などの部品からなる帽子用装着具キットである。
この発明によると、弾性線条体、着脱具、カーテン、係止具、係合手段、懸吊具などの部品を組み合わせて、請求項1乃至9の種々の帽子用装着具を容易に組み立てることができる。また、各部品を適宜選択することにより、好みに応じて、種々のバリエーションを
創出することができる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図10に基づいて説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態を示す斜視図、図2は、それを構成する部品の説明図である。
図2(a)は複合線条体2に着脱具3、カーテンストッパー用端子7を取り付けた状態の模式図、同図(b)は上記の複合線条体に曲げを与えた状態の説明図、図3は、着脱具の説明図、図4は、第2の実施形態の説明図、図5乃至図9は、上記帽子用装着具を帽子に装着する方法及び使用状態の説明図、図10は、本発明の第3の実施形態の説明図である。
先ず、図1乃至図3に基づいて、帽子用装着具1の第1の実施形態を説明する。
図1に示すように、帽子用装着具1は、弾性線条体2と、3点の着脱具3と、懸吊具4の片端4aを上端に取り付けた単位カーテン5a、5bからなるカーテン5と、係止具6と、係合手段9とからなる。
弾性線条体2は、この例では図2に示すように、ピアノ線2aの外方に合成樹脂管2bを挿嵌してなる複合弾性線条体である。着脱具3としては、図3に示す可動式クリップを用いている。可動式クリップ3は、着脱部3Aと軸支部3Bとからなる。着脱部3Aは先端内側に爪状の突起tを有し、金属製のばねbで付勢されている。軸支部3Bはプラスチック製の本体の片端に設けた軸xが着脱部3Aに設けられた軸受けhに回動可能に軸支されている。そして、軸支部3Bの他端側には孔pが設けられている。
懸吊具4は長方形の布片4cの両端部に面ファスナー4a、4bを取り付けたマジックテープ(登録商標)である。カーテン5は、単位カーテン5aと5bとからなる。係止具6は、カーテンストッパー用端子7と、カーテンストッパー用チェーン8とからなり、前者は図2(b)に示すような穴あき端子7からなり、ピアノ線2aの両端に取り付けられ、後者は、チェーン8からなり、カーテン5の両端(単位カーテン5a、5bの片端)上部に縫い付けられている。係合手段9は、面ファスナー9a、9bからなり、それぞれ単位カーテン5a、5bの両端部下側及び中央連接部側上部などに設けられる。
帽子用装着具1は、上記部品から例えば次のようにして組み立てられる。
図2(a)に示すように、イ、先ずピアノ線21を、真ん中用の着脱具3oの軸支部3Bの孔pに挿通する。ロ、その着脱具の両側のピアノ線に合成樹脂管22a及び22bを挿嵌する。ハ、次いで、ピアノ線21の両端にイと同様にして両端用の着脱具3a、3bを取り付ける。二、そして、両端にカーテン5のストッパー用端子7を取り付ける。こうして図2(a)に示す着脱具付弾性線条体が出来上がる。
それを曲げた状態であって、両端部の着脱具3a、3b及びカーテンストッパー用端子7をわかりやすく示すと、図2(b)のようになる。
図1に戻り、単位カーテン5a、5bの上縁付近に適宜数のマジックテープ(登録商標)4の片端を取り付けておき、弾性線状体2を介して面ファスナー4aと4bを係合することによって、カーテン5(カーテン5a、5b)を弾性線条体2に懸吊すると、帽子用装着具1が出来上がる。懸吊具4は、弾性線条体2に摺動自在であるから、単位カーテン5a、5bは必要な範囲で首筋顔面等を覆うようにすることができる。また、日除け等が必要でない場合はカーテン5を後ろの方へ寄せてリボンやゴム輪などで束ねておくこともできる。
次に、図4に基づいて、一部変形した第2の実施形態について説明する。
図4(a)は弾性線条体12に着脱具3、係止具6及び左側面を覆う単位カーテン5aを取り付けた正面図であり、図4(b)は右側面を覆う単位カーテン5bの背面を示す図である。第1の実施形態と異なるところは、イ、弾性線条体が単一材からなる単一弾性線条体(例えばピアノ線、その他の金属線、または合成樹脂線で弾性を有するもの)で構成した点及びロ、懸吊具4をカーテン5に取り付ける位置(面ファスナー4bの位置)のカーテンの上縁からの距離dを第1の実施形態の場合より大きくしたことである。
第1の実施形態の場合は、弾性線条体がピアノ線2aを合成樹脂管2bに挿通した複合線条体であるから、弾性は主としてピアノ線によって与えられ、被覆材である合成樹脂管は、手触り、色彩など他の特性は合成樹脂管によって分担して与えることができるので、構成は複雑になるが、多くの機能を分担して与えることができるという利点がある。これに対し、第2の実施形態では構成が簡単で組み立てが容易であるが、機能選択が難しくなる。
また、第1の実施形態のように、懸吊具4の取り付け位置までの距離dを小さくして弾性線条体2がカーテン5の上縁より上に見えるようにすると、カーテン5の摺動は容易になるが、両者の間隙から陽が差し込むなどの欠点がある。懸吊具の取り付け位置によってこれは任意に選択できる。
その他の構成は、両者同じである。
次に、上記帽子用装着具の帽子への装着方法と使用方法について説明する。
図5(a)は、帽子用装着具をキャップCに、図5(b)はハットHに、それぞれ取り付けた状態の平面摸式図である。簡単のため弾性線条体は単一弾性線条体12のように示すが、複合弾性線条体でも装着方法と使用方法においては同じであるから、弾性線条体の符号は統一して2とする。
図5(a)に示すように、キャップCに装着する場合は、後頭部中央の調節ベルト又はその付近の山部C1の縁に真中の着脱具3oを取り付け、ついで鍔部C2に左右の縁に左右の着脱具3a,3bを取り付ける。この図では、単位カーテン5a、5bを着脱具付線条体に取り付ける前に装着した状態を示している。弾性線条体はこのように、弾性によって、広がろうとして鍔部に張りを与え、変形することがないので、風などによってバランスを崩すことがない。また広がろうとして、きれいなカーブを描くのでカーテンが肌に密着せず不快感がない。
図5(b)は、帽子用装着具1をハットHに装着した場合を示す。真中の着脱具3oは鍔部H2の後頭部側に、カーテンで視界が遮られない程度の位置に左右の着脱具3a、3bを取り付ける。ハット型の場合は、キャップ型に比べ山部H1の全周縁に鍔部H2があるので、後頭部側も肌に触れにくいという利点があるが鍔部が柔らかい場合或いは広すぎる場合は、垂れ下ったり風で反り返ったりしやすいという問題がある。しかし、本発明の帽子用装着具によれば、弾性線条体がその弾性によって、広がろうとして鍔部に張りを与え、変形することがないので、風などによってバランスを崩すことがない。また広がろうとして、きれいなカーブを描くので、鍔部H2が柔らかいか広くても、垂れ下がったり反り返ることがなく、カーテンが肌に密着せず不快感がない。このように、この帽子用装着具1は、帽子の種類にかかわらず適用できる。
図6、図7は、着脱具である可動式クリップによる取り付けた状態の詳細説明図である。
図6a、図7aはキャップCに取りつけた状態、図6b、図7bはハットHに取り付けた状態を示す。いずれも、図6では、軸支部を水平にした状態、図7では、軸支部を垂直にした状態を示す。図から明らかなように、図6の場合は着脱部3Aを取り付け位置からの軸支部3Bに挿通された弾性線条体までの水平距離が長くなり、その分首筋や顔の側面からの距離が長くなる。また、図7の場合は鍔部C2、H2に対して、弾性線条体を押しあげる形になるので結果としてカーテンを上へ上げることになり、日除け等の効果をそれだけ大きくすることになる。
図8は、帽子用装着具1を帽子に装着して使用する状態の斜視図、図9は、帽子用装着具1を装着して使用する状態における肌面とカーテンの距離感を示す説明図である。
図8(a)、図9(a)はキャップCに装着して使用する状態を示し、図8(b)、図9(b)は、キャップHに装着して使用する状態を背面から示したものである。図8では、着脱具(可動式クリップ)3や、カーテンストッパー用端子8等の図示は省略している。単位カーテン5aに取り付けられたカーテンストッパー用チェーン8aを、カーテンストッパー用端子7a(図示せず)に係止することによって、カーテン5aの摺動を止めることができる。単位カーテン5bも同様である。
カーテン5の両端部の内面に設けられた係合手段である面ファスナー9a、9bを係合すると、顔の前面から差し込む光等も遮ることができる。図ではカーテン両端部の下方だけに面ファスナーを図示しているが、必要に応じて上方にも設けておけば日除け等の範囲をより広範囲にすることができる。係合手段は図1及び図4で示したように、面ファスナー9a、9bを単位カーテン5a、5bの後部連接側にも設けられており、これを係合することにより、両者を図9に示すように連接cすることができる。
先に述べたように、弾性線条体2が、その弾性によって、鍔部に張りを与えるので、カーテン5と肌面との距離Sが確保され、密着による不快感を防止する。
以上のように、本発明の帽子用着脱具を二つの実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
弾性線条体の材料は、適宜の弾性を有するものであればよい。また、複合弾性線条体は合成樹脂管にピアノ線を挿通するものとしたが、金属線条体の上に、合成樹脂、合成ゴム等を押出し被覆したものでもよい。
また、着脱具は、可動式クリップとし、3点に取り付けるものとしたが、要は帽子への着脱が容易であればよく、また2点でもバランスが取れるように取り付けられるもので、弾性線条体に適切なカーブを描かせることができればよい。
また、軸支部3Bが水平、垂直と方向を変えるものだけでなく、水平方向の伸縮で距離を変えるものであってもよい。
懸吊具は、マジックテープ(登録商標)を例示したが、カーテンを弾性線条体に懸吊できるものであればよい。例えば、弾性線条体に必要数のリングを通しておき、これに対応する数のフックをカーテン上縁に取り付けておけば、これをリングに引っ掛けてカーテンを懸吊することができる(この場合、リングとフックが懸吊具を構成する)。この場合は、弾性線条体とカーテンの上縁との距離に関係するのは、フックの取り付け位置ということになる。フックは前記リングに係合可能、開閉可能な開閉部を有する小リング状のものが安全上好ましいが、安全であればその他の服飾用の各種フックが使用できる。
係止具も、係合手段手段も同様の機能を有する公知のものと置換できることは、いうまでもない。
本発明の第3の実施形態は、帽子の種類にあわせ、またサイズに合わせて、弾性線条体、着脱具、懸吊具、カーテン、係止具、係合手段等の各部品を選択して組み立てられるようにまとめた帽子用装着具キットである。本発明の帽子用装着具は、上述のように容易に組み立てられるものであるから、キットとして保管し必要なときに組み立てて用いればよく、持ち運びや保管に便利である。
図10は、本発明の帽子装着具キットの保管の仕方の一例を示す図で、図4に示すように、着脱具付弾性線条体を真っ直ぐの状態で保管するのが具合悪ければ、図10(a)に示すように可動式クリップ3aと3bとをかみ合わせてロックし、同図(b)に示すように、懸吊具付カーテン5a、5bを重ねて上記ループ状の着脱具付線条体の上に載せて保管しておくこともできる。また、この状態であれば鞄にも入れやすく携帯に便利である。
また、本発明の帽子用装着具キットは、日除け等の必要がない場合、着脱具付弾性線条体だけを装着したままでも、例えば合成樹脂管の色彩を適宜選択することにより、帽子のアクセサリーとしても使用でき、日除け等が必要なときには、カーテンを取り出して懸吊すればよい。
本発明の第1の実施形態の斜視図である。 帽子用装着具の構成部品の説明図である。 着脱具の説明図である。 本発明の第2の実施形態の説明図である。 帽子用装着具を帽子に装着した状態の模式図である。 帽子用装着具を帽子に装着した状態の部分詳細図(軸支部水平の場合)である。 帽子用装着具を帽子に装着した状態の部分詳細図(軸支部垂直の場合)である。 帽子用装着具を装着した状態の斜視図である。 帽子用装着した状態における肌面とカーテンとの距離感を示す説明図である。 本発明の第3の実施形態の説明図である。
符号の説明
1 帽子用
2 弾性線条体
3 着脱具
4 懸吊具
4a 懸吊具用面ファスナ
4b 同上
4c 懸吊具用布
5 カーテン
5a 単位カーテン
5b 単位カーテン
6 係止具
7 カーテンストッパー用端子
8 カーテンストッパー用チェーン
9 係合手段

Claims (10)

  1. 弾性線条体と前記弾性線条体の少なくとも適宜の2点以上に取り付けられた着脱具と、前記線条体に摺動可能に取り付けられる懸吊具を有するカーテンとを具備することを特徴とする帽子用装着具。
  2. 前記複数の着脱具は前記線条体の少なくとも両端付近及び適宜の中間点の3点に取り付けられ、前記カーテンは、複数の単位カーテンからなり、前記単位カーテンは前記線条体の着脱具間にそれぞれ独立して摺動可能、着脱可能に装着されることを特徴とする請求項1に記載の帽子用装着具。
  3. 前記弾性線条体は、単一材からなる単一弾性線条体であることを特徴とする請求項1又は2に記載の帽子用装着具。
  4. 前記弾性線条体は、弾性金属線条体の外方に被覆材を被覆してなる複合弾性線条体であることを特徴とする請求項1又は2に記載の帽子用装着具。
  5. 前記弾性金属線条体はピアノ線からなり、前記被覆材は、前記ピアノ線を挿通可能な内径を有する合成樹脂管からなり、前記合成樹脂管に前記ピアノ線を挿通してなる複合弾性線条体であることを特徴とする請求項4記載の帽子用装着具。
  6. 前記弾性線条体の両端部とその両端部に対応するカーテン両端部には互いに着脱可能な係止具を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の帽子用装着具。
  7. 前記カーテン両端部には互いに着脱自在な1以上の係合手段を設けてなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の帽子用装着具。
  8. 前記着脱具は、帽子のつばに着脱する着脱部と前記弾性線条体に軸支される軸支部とを有し、着脱部と軸支部は帽子と弾性線条体との相対的位置関係を調節できるように結合されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の帽子用装着具。
  9. 前記懸吊具は、その一端をカーテン上部にほぼ等間隔に取り付けた複数のマジックテープ(登録商標)からなり、前記カーテンに取り付けたマジックテープ(登録商標)は、前記線条体を介して折り曲げその両端内面に設けた面ファスナーによって着脱可能としたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の帽子用装着具。
  10. 請求項1乃至9のいずれかの帽子用装着具を構成可能な弾性線条体、着脱具、カーテン、係止具、係合手段、懸吊具などの部品からなる帽子用装着具キット。
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