JP2008132429A - フィルタープレスの濾板およびその製造方法 - Google Patents

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一実 志津
Osamu Hasegawa
修 長谷川
Takeshi Hoya
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【課題】濾布との間に設けて排水を促進する排水用の溝部を簡単に設けることができ、濾布の寿命を伸ばすことができるフィルタープレスの濾板およびその製造方法を提供すること。
【解決手段】複数の濾板11を重ね合わせて圧締し、隣接する濾板11間に形成される濾室11cに濾布7を介して被濾過物を圧送し、脱水するフィルタープレスの濾板11で、周囲に枠部材11bを備え中間部に複数の荷重支持ボス部11eを備えるとともに、被濾過物の供給孔11dおよび濾液の排出路11fを備えた濾板本体11aを覆う弾性被覆部材12の表面に、荷重支持ボス部11eおよび供給孔11dを除いて互いに連通する排水促進用の溝部13を設ける。
この弾性被覆部材12に排水促進用の溝部13を設けることで、従来のネット部材などの取り付けの問題や剥離の問題を解消でき、しかも互いに連通する溝で排水性能を向上するようにする。
【選択図】図2

Description

この発明は、フィルタープレスの濾板およびその製造方法に関し、濾布との間に設けて排水を促進するネット部材に代わる溝部を簡単に形成できるようにしたものである。
工場廃液や各種作業現場からの汚泥等を含むスラリーの無害化処理のため固液分離を図り、液分は無害化して清澄水として河川等に排水し、有害な固形部分は焼却埋立て処理したり、回収してリサイクル的に有効再利用すること等が行なわれている。
このようなスラリーの処理を確実に行うことができる装置のひとつとしてフィルタープレスが用いられている。
このフィルタープレスでは、例えば特許文献1に開示されたものを図6に示すように、ベース1に一対のスタンド2,2を立設し、これらスタンド2、2間に複数の濾板3,3…をガイドレール4に沿って往復移動自在に支持するとともに、一方のスタンド2側に油圧シリンダ5を設けて各濾板3を圧締状態にしたり、離間状態にできるようにし、圧締した状態で隣接する濾板3,3間に形成される濾室内に濾布を介して被濾過物を圧送し、固液分離された濾液を排液シュート6を介して排出するとともに、各濾板3を離間させた状態で脱水された固化分のケーキを濾布から剥離落下させて排出除去するようになっている。
このようなフィルタープレスの各濾板3は、例えば図7および圧締状態の一部分の断面を図8に示すように、略正方形状の鉄板製の濾板本体3aを備え、濾板本体3aの表裏の周囲に枠部材3bが設けられて額縁状とされ、枠部材3bの内側の凹部が濾室3cとされてその中央部に被濾過物の供給孔3dが設けてある。この濾室3cには、荷重支持用のボス部3eが複数形成され、圧締状態で隣接するボス部3e同士を当接させて荷重を支持するようにしてある。
そして、これら濾板本体3a、枠部材3b、濾室3c、ボス部3eの表面が図示しない弾性材料からなる被覆部材で被覆してあり、これらの腐食を防止するとともに、圧締時の密着性の確保や衝撃緩和を図るようにしてある。
さらに、この濾板3には、分離した濾液を外部に排出するため排出路3fが濾板本体3a内に設けられて被覆部材の表面に開口するとともに、被覆部材の表面には、ネット部材3gが設けてあり、濾布7と濾板3との間の濾過液を排出路3fに導くようにしてある。
この濾板3の表裏両面に設けるネット部材3gは、合成樹脂製あるいは金属製とされており、ゴムなどの弾性材料の被覆部材上に配置されることから、通常、接着剤で固定することが行なわれている。
国際公開WO2005/097288A1公報
ところが、このような濾板3の構造では、ゴムなどの弾性材料の被覆部材上に合成樹脂製あるいは金属製のネット部材3gを接着剤で固定することから、接着強度の確保が難しく、剥がれ易いという問題がある。
また、これらの合成樹脂製あるいは金属製のネット部材と濾布が接触することで、濾布の損傷が生じやすいという問題もある。
この発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、濾布との間に設けて排水を促進する排水用の溝部を簡単に設けることができ、濾布の寿命を伸ばすことができるフィルタープレスの濾板およびその製造方法を提供しようとするものである。
かかる従来技術の課題を解決するこの発明の請求項1記載のフィルタープレスの濾板は、複数の濾板を重ね合わせて圧締し、隣接する濾板間に形成される濾室に濾布を介して被濾過物を圧送し、脱水するフィルタープレスの濾板であって、周囲に枠部材を備え中間部に複数の荷重支持ボス部を備えるとともに、被濾過物の供給孔および濾液の排出路を備えた濾板本体と、この濾板本体を覆う弾性被覆部材と、を有してなり、この弾性被覆部材の表面に、前記荷重支持ボス部および前記供給孔を除いて互いに連通する排水促進用の溝部を設けたことを特徴とするものである。
このフィルタープレスの濾板によれば、複数の濾板を重ね合わせて圧締し、隣接する濾板間に形成される濾室に濾布を介して被濾過物を圧送し、脱水するフィルタープレスの濾板で、周囲に枠部材を備え中間部に複数の荷重支持ボス部を備えるとともに、被濾過物の供給孔および濾液の排出路を備えた濾板本体と、この濾板本体を覆う弾性被覆部材と、を有してなり、この弾性被覆部材の表面に、前記荷重支持ボス部および前記供給孔を除いて互いに連通する排水促進用の溝部を設けており、弾性被覆部材に排水促進用の溝部を設けることで、取り付けの問題や剥離の問題を解消でき、しかも互いに連通する溝で排水性能を向上できるようになる。
また、この発明の請求項2記載のフィルタープレスの濾板は、請求項1記載の構成に加え、前記溝部を、前記濾布が埋没しない幅および深さで構成したことを特徴とするものである。
このフィルタープレスの濾板によれば、前記溝部を、前記濾布が埋没しない幅および深さで構成してあり、濾布を埋没させずに効率よく排水できるようになる。
さらに、この発明の請求項3記載のフィルタープレスの濾板は、請求項1または2記載の構成に加え、前記溝部を、開口率を40〜60%として形成したことを特徴とするものである。
このフィルタープレスの濾板によれば、前記溝部を、開口率を40〜60%として形成してあり、このような範囲の開口率とすることで、濾布の寿命を延ばすことができるとともに、排水性を確保することができるようになる。
また、この発明の請求項4記載のフィルタープレスの濾板の製造方法は、複数の濾板を重ね合わせて圧締し、隣接する濾板間に形成される濾室に濾布を介して被濾過物を圧送し、脱水するフィルタープレスの濾板を製造するに際し、周囲に枠部材を備え中間部に複数の荷重支持ボス部を備えるとともに、被濾過物の供給孔および濾液の排出路を備えた濾板本体を弾性被覆部材で被覆した後、互いに連通する排水促進用の溝部が形成された溝型部材をプレスして前記溝部を成形するようにしたことを特徴とするものである。
このフィルタープレスの濾板の製造方法によれば、複数の濾板を重ね合わせて圧締し、隣接する濾板間に形成される濾室に濾布を介して被濾過物を圧送し、脱水するフィルタープレスの濾板を製造するに際し、周囲に枠部材を備え中間部に複数の荷重支持ボス部を備えるとともに、被濾過物の供給孔および濾液の排出路を備えた濾板本体を弾性被覆部材で被覆した後、互いに連通する排水促進用の溝部が形成された溝型部材をプレスして前記溝部を成形するようにしており、濾板本体に弾性被覆部材を被覆した後、この弾性被覆部材にプレスで互いが連通する溝部を成形でき、簡単に排水性に優れた濾板を製造できるようになる。
さらに、この発明の請求項5記載のフィルタープレスの濾板の製造方法は、請求項4記載の構成に加え、前記弾性被覆部材を、未加硫ゴムとして前記濾板本体を被覆した後、加熱しながら前記溝型部材でプレス加硫するようにしたことを特徴とするものである。
このフィルタープレスの濾板の製造方法によれば、前記弾性被覆部材を、未加硫ゴムとして前記濾板本体を被覆した後、加熱しながら前記溝型部材でプレス加硫するようにしており、未加硫のゴムで濾板本体を被覆し、溝型部材を用いて加熱しながらプレス加硫することで、簡単に互いが連通する溝部を成形できるようになる。
また、この発明の請求項6記載のフィルタープレスの濾板の製造方法は、請求項4または5記載の構成に加え、前記溝型部材を、金属製または合成樹脂製の板状部材で構成したことを特徴とするものである。
このフィルタープレスの濾板の製造方法によれば、前記溝型部材を、金属製または合成樹脂製の板状部材で構成しており、パンチングメタルや合成樹脂製のパンチングボードなどを板状部材として用いることで、簡単に溝型部材を用意することができ、簡単に溝部を備えた濾板を製造できるようになる。
この発明の請求項1記載のフィルタープレスの濾板によれば、複数の濾板を重ね合わせて圧締し、隣接する濾板間に形成される濾室に濾布を介して被濾過物を圧送し、脱水するフィルタープレスの濾板で、周囲に枠部材を備え中間部に複数の荷重支持ボス部を備えるとともに、被濾過物の供給孔および濾液の排出路を備えた濾板本体と、この濾板本体を覆う弾性被覆部材と、を有してなり、この弾性被覆部材の表面に、前記荷重支持ボス部および前記供給孔を除いて互いに連通する排水促進用の溝部を設けたので、弾性被覆部材に排水促進用の溝部を設けることで、従来のネット部材などの取り付けの問題や剥離の問題を解消でき、しかも互いに連通する溝で排水性能を向上することができる。
また、この発明の請求項2記載のフィルタープレスの濾板によれば、前記溝部を、前記濾布が埋没しない幅および深さで構成したので、濾布を埋没させずに効率よく排水でき、濾布の寿命を延ばすこともできる。
さらに、この発明の請求項3記載のフィルタープレスの濾板によれば、前記溝部を、開口率を40〜60%として形成したので、排水性を確保しながら濾布の寿命を延ばすことができる。
また、この発明の請求項4記載のフィルタープレスの濾板の製造方法によれば、複数の濾板を重ね合わせて圧締し、隣接する濾板間に形成される濾室に濾布を介して被濾過物を圧送し、脱水するフィルタープレスの濾板を製造するに際し、周囲に枠部材を備え中間部に複数の荷重支持ボス部を備えるとともに、被濾過物の供給孔および濾液の排出路を備えた濾板本体を弾性被覆部材で被覆した後、互いに連通する排水促進用の溝部が形成された溝型部材をプレスして前記溝部を成形するようにしたので、濾板本体に弾性被覆部材を被覆した後、この弾性被覆部材にプレスで互いが連通する溝部を成形することができ、簡単に排水性に優れた濾板を製造することができる。
さらに、この発明の請求項5記載のフィルタープレスの濾板の製造方法によれば、前記弾性被覆部材を、未加硫ゴムとして前記濾板本体を被覆した後、加熱しながら前記溝型部材でプレス加硫するようにしたので、未加硫のゴムで濾板本体を被覆し、溝型部材を用いて加熱しながらプレス加硫することで、簡単に互いが連通する溝部を成形することができる。
また、この発明の請求項6記載のフィルタープレスの濾板の製造方法によれば、前記溝型部材を、金属製または合成樹脂製の板状部材で構成したので、パンチングメタルや合成樹脂製のパンチングボードなどを板状部材として用いることで、簡単に溝型部材を用意することができ、簡単に溝部を備えた濾板を製造することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図3は、この発明のフィルタープレスの濾板の一実施の形態にかかり、図1は濾板の圧締状態の部分縦断面図、図2は濾板の一部分を切り欠いた正面図および排水用の溝部の部分拡大図、図3は濾板の荷重支持ボス部分の部分断面図および枠部材の下端部分の部分断面図である。
この発明のフィルタープレスの濾板11は、すでに説明した濾板3と基本構造が同一であり、図1および図2に示すように、略正方形状の鉄板製の濾板本体11aを備え、濾板本体11aの表裏の周囲に枠部材11bが溶接等で設けられて額縁状とされ、枠部材11bの内側の凹部が濾室11cとされる。この濾室11cの中央部に被濾過物の供給孔11dが設けてある。
また、この濾室11cには、荷重支持用のボス部11eが複数形成され、図示例では、4個のボス部11eが設けてあり、圧締状態で隣接する濾板11のボス部11e同士を対向させて当接することで、荷重を分散して均一に支持するようにしてある。
さらに、この濾板11には、分離した濾液を外部に排出するため排出路11fが濾板本体11aおよび枠部材11bの下部内に設けられて下端が底部に開口し、上端部に複数の排水孔を介して濾室11cの表面上に開口している。
そして、これら濾板本体11a、枠部材11b、濾室11c、供給孔11d、ボス部11eの表面がゴムなどの弾性材料からなる弾性被覆部材12で被覆されてゴムライニング状態としてあり、これらの腐食を防止し、耐薬品性を確保するとともに、圧締時の密着性の確保や衝撃緩和を図り、濾布7の損傷を防止して寿命を延ばすようにしてある。
この濾板11では、これまでの弾性被覆部材12の表面に設けて濾布7と濾板11との間の濾液を排出路11fに導くためのネット部材に代えて、弾性被覆部材12に排水用の溝部13が互いが連通するように設けてある。
このような濾板11に設ける溝部13は、濾室11cの表面上に、例えばネット部材の場合と同様に網目状に形成され、濾室11cのどの部分からでも濾液を排水路11fに導くことができるようにする。
これまでの濾室内圧力が40pgf/cm程度の高圧の場合での実績例に基づき、この溝部13の開口率は、40〜60%とし、従来のネット部材の線径が0.7〜1.0mmで10〜4メッシュと同等にすることが好ましい。ここで、開口率とは、濾室11cの面積に対する溝部13の総面積の比をいう。
また、この溝部13の幅および深さは、濾布7が埋没しないようにし、幅を2.0mm以下、好ましくは、0.7〜2.0mm程度とし、深さを1.5〜2.0mm程度とする。なお、弾性被覆部材12の厚さは、溝部13の深さの2倍程度とすることで、溝部13による腐食に対する耐久性に影響が及ばないようにすることが望ましい。
この濾板11では、溝部13の形状(パターン)として、図2(a)に示すように、いわゆるパンチングメタルの規則的な円形の孔部分の周囲に相当する部分を溝部13とすることで、互いが連通するとともに、上記の開口率、幅および深さの条件を満たすようにしてある(図は、必ずしもこれらの条件を満たす表現ではない。)。
なお、溝部13の形状(パターン)としては、図4に示すように、長孔を千鳥状に配置した周囲部分を溝部13としたり、四角孔を格子状に配置した周囲部分、菱形孔を千鳥状に配置した周囲部分、六角孔を千鳥状に配置した周囲部分を溝部13とするなど、互いが連通する溝部13を形成できる形状(パターン)であれば良く、通常、金属製や合成樹脂製のパンチングメタルやパンチングボードとして採用されている形状(パターン)をそのまま利用することができる。被濾過物の種類によって、脱水率が変わることから、最適な溝部の形状(パターン)を選択して形成すれば良い。
このようなフィルタープレスの濾板13によれば、ゴムなどの弾性被覆部材12と一体に溝部13を形成するので、従来のネット部材を接着したり結束する場合に比べ煩雑な取り付け作業が必要なく、簡単に排水促進用の溝部13を設けることができるとともに、最適な溝部13の形状(パターン)として排水性能を向上することができる。
次に、このような溝部13を備えたフィルタープレスの濾板11の製造方法について、具体的に説明する。
この溝部13を備えたフィルタープレスの濾板11の製造方法は、例えば濾板11へのゴムなどの弾性被覆部材12の被覆と同時に行なわれる。
まず、溝部13の形状(パターン)に対応する溝型部材14を用意する。
この溝型部材14としては、例えば図2に示した円形の孔部分が格子状に配置された周囲の部分を溝部13とする場合には、図5(a)に示すように、溝部13の厚さに対応する厚さが1.5〜2.0mmのステンレス製や合成樹脂製などのパンチングメタルを溝型部材14として用意する。なお、この溝型部材14としては、ポリエステル樹脂のパンチングボードであったり、図4で説明した各溝部の形状(パターン)のパンチングメタルやパンチングボードであっても良く、樹脂製の場合には、交点部分が編み方式で凹凸があるものでなく、熱融着等で凹凸の内平面状となっているものが円滑に排水するために望ましい。
そして、この溝型部材14をゴムプレス金型に装着する。
濾板11に弾性被覆部材12として所定厚さ、例えば厚さ3〜4mmの未加硫ゴムを被覆する。この弾性被覆部材12としては、エンボスプレス加硫に耐え得る材料を選定し、高圧力によりエンボス溝形状の変形を防止できるよう加硫後のゴム硬さがA85〜A95となるものが適している。
こののち、弾性被覆部材12を被覆した濾板11の表裏両面にそれぞれ溝型部材14を装着した金型をセットし、130〜150℃に加熱しながらプレス加硫する。
そして、プレス加硫完了後、溝型部材14を装着した金型を開放して濾板11を取り出すことで、排水用に溝部13が形成された濾板11を得ることができる。
これにより、溝型部材14を用いてプレス加硫することで、未加硫ゴムで被覆した濾板11に簡単に溝部13を加工することができる。
また、溝型部材14として金属製や合成樹脂製のパンチングメタルやパンチングボードを用いることで、図5(b)に示すように、四角孔を格子状に配置した周囲部分を排水用の溝部13の形状(パターン)とする場合など、排水用の溝部13の形状(パターン)を変える場合でも、簡単に溝型部材14を用意して対応することができる。
なお、弾性被覆部材12の両表面に排水用の溝部13を設けた濾板11を製造する方法としては、金型に溝型部材14を取り付けてプレス加硫する場合に限らず、金型に直接溝部に対応する溝加工を施しておき、この溝部が加工された金型で製造するようにしても良く、量産する場合に適している。
これにより、濾板11を濾布7を介して複数枚重ね合わせて圧締し、脱水処理したり、その後、各濾板11を離間させて濾室11c内の脱水ケーキを落下させる場合でも、安定した状態で溝部13の剥離などが生じることがなく、しかも溝部13によって効率良く排水することができる。
なお、上記実施の形態では、濾板の形状を略正方形状とした場合を例に説明したが、円板状など他の形状の濾板であっても同様に適用することができる。
この発明のフィルタープレスの濾板の一実施の形態にかかる濾板の圧締状態の部分縦断面図である。 この発明のフィルタープレスの濾板の一実施の形態にかかる濾板の一部分を切り欠いた正面図および排水用の溝部の部分拡大図である。 この発明のフィルタープレスの濾板の一実施の形態にかかる濾板の荷重支持ボス部分の部分断面図および枠部材の下端部分の部分断面図である。 この発明のフィルタープレスの濾板の一実施の形態にかかる、それぞれ排水用の溝部の形状(パターン)の説明図である。 この発明のフィルタープレスの濾板の製造方法の一実施の形態にかかる溝型部材とこれにより製造された溝部の形状の説明図である。 この発明が適用されるフィルタープレスの概略構成図である。 従来のフィルタープレスの濾板の一部分を切り欠いた部分正面図である。 従来のフィルタープレスの濾板構造の一部分の概略断面図である。
符号の説明
1 ベース
2 スタンド
3,3 濾板
4 ガイドレール
5 油圧シリンダ
6 排液シュート
7 濾布
11 フィルタープレスの濾板
11a 濾板本体
11b 枠部材
11c 濾室
11d 供給孔
11e ボス部
11f 排出路
12 弾性被覆部材
13 溝部
14 溝型部材

Claims (6)

  1. 複数の濾板を重ね合わせて圧締し、隣接する濾板間に形成される濾室に濾布を介して被濾過物を圧送し、脱水するフィルタープレスの濾板であって、
    周囲に枠部材を備え中間部に複数の荷重支持ボス部を備えるとともに、被濾過物の供給孔および濾液の排出路を備えた濾板本体と、
    この濾板本体を覆う弾性被覆部材と、を有してなり、
    この弾性被覆部材の表面に、前記荷重支持ボス部および前記供給孔を除いて互いに連通する排水促進用の溝部を設けたことを特徴とするフィルタープレスの濾板。
  2. 前記溝部を、前記濾布が埋没しない幅および深さで構成したことを特徴とする請求項1記載のフィルタープレスの濾板。
  3. 前記溝部を、開口率を40〜60%として形成したことを特徴とする請求項1または2記載のフィルタープレスの濾板。
  4. 複数の濾板を重ね合わせて圧締し、隣接する濾板間に形成される濾室に濾布を介して被濾過物を圧送し、脱水するフィルタープレスの濾板を製造するに際し、
    周囲に枠部材を備え中間部に複数の荷重支持ボス部を備えるとともに、被濾過物の供給孔および濾液の排出路を備えた濾板本体を弾性被覆部材で被覆した後、互いに連通する排水促進用の溝部が形成された溝型部材をプレスして前記溝部を成形するようにしたことを特徴とするフィルタープレスの濾板の製造方法。
  5. 前記弾性被覆部材を、未加硫ゴムとして前記濾板本体を被覆した後、加熱しながら前記溝型部材でプレス加硫するようにしたことを特徴とする請求項4記載のフィルタープレスの濾板の製造方法。
  6. 前記溝型部材を、金属製または合成樹脂製の板状部材で構成したことを特徴とする請求項4または5記載のフィルタープレスの濾板の製造方法。
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