JP2008131772A - 電源装置 - Google Patents

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Shuji Mayama
修二 真山
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Abstract

【課題】リチウムイオン系二次電池を用いてなる蓄電池を過充電及び非常な高電圧から保護することができる電源装置を提供する。
【解決手段】オルタネータ41が発電した電力によって充電される鉛蓄電池11と、DC/DCコンバータ13が昇圧した電力によって充電され、モータ31に電力を供給するリチウム電池12とを備え、リチウム電池12が過充電されることを抑制するために、リチウム電池12の電圧値が第1電圧値以上であり、且つ、リチウム電池12が充電されている場合、DC/DCコンバータ13を降圧側に切り替えることによって、電流をリチウム電池12に流入させずに鉛蓄電池11側へ流入させる。また、リチウム電池12に過剰な高電圧が加わることを抑制するために、リチウム電池12の電圧値が第1電圧値より大きい第2電圧値以上である場合は、リチウム電池12に抵抗器16を接続してリチウム電池12の電圧を低減する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車載発電機の発電電力によって充電され、電気負荷群に電力を供給する低電圧系のバッテリ(例えば鉛蓄電池)と、車載発電機の発電電力を昇圧した電力によって充電され、1又は複数の他の電気負荷に電力を供給する高電圧系のバッテリ(例えばリチウムイオン二次電池)とを備える電源装置に関する。
車両に搭載される電気負荷の個数は年々増加する傾向にあり、また、大容量の電気負荷が採用されている。このような電気負荷の増加、大容量化に対応して、鉛蓄電池を備える従来の電源装置に、鉛蓄電池よりも高電圧で充放電可能なリチウムイオン二次電池(以下、リチウム電池)と、車載発電機の発電電力を昇圧する昇圧手段とを加えてなる電源装置が提案されている(特許文献1参照)。
この電源装置は、昇圧手段が昇圧した電力によってリチウム電池を充電し、鉛蓄電池が出力する電力よりも高電圧の電力を負荷に供給する。
ところで、リチウム電池は過充電状態で劣化が進み、異常発熱が生じることもある。リチウム電池の過充電を防止すべく、特許文献1の車両用電源装置においては、車載発電機からリチウム電池へ流入する電流値に基づいてリチウム電池の充電状態を算出し、リチウム電池が過充電状態になる前に、リレーを用いてなる遮断装置によって、車載発電機からリチウム電池へ流入する電流を遮断するようにしてある。このため、リチウム電池が過充電状態になるまでリチウム電池へ電流が流入せず、リチウム電池が保護される。
特開2003−291754号公報
しかしながら、リチウム電池を充電する電力は、発電機側から与えられる電力に限るものではなく、リチウム電池側に接続されている負荷から出力された電力(例えばモータの回生電力)がリチウム電池に与えられて、リチウム電池が充電されることもある。
このため、リチウム電池が過充電になることがあり、特に、モータの回生電力は、モータの回転速度によっては、リチウム電池の過充電保護電圧を超える非常な高電圧となることがあるため、高電圧によるリチウム電池及び電気回路の劣化、損傷等の不具合が生じることも考えられる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、低電圧系の第1バッテリ、高電圧系の第2バッテリ、並びに第1バッテリと第2バッテリとの間に夫々介在する昇圧手段及び降圧手段を備え、第2バッテリの電圧値が所定の電圧値以上であり、且つ、第2バッテリが充電されている場合は、昇圧手段を停止させて降圧手段を作動させる構成とすることにより、第2バッテリを過充電から保護することができる電源装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、第2バッテリの電圧値が所定の電圧値よりも高い第2電圧値以上である場合、第2バッテリを抵抗器に接続する構成とすることにより、第2バッテリを高電圧から保護することができる電源装置を提供することにある。
第1発明に係る電源装置は、エンジンに連動して発電する車載発電機が発電した電力によって充電され、電気負荷群に電力を供給する第1バッテリと、前記車載発電機が発電した電力を昇圧する昇圧手段と、該昇圧手段が昇圧した電力によって充電され、1又は複数の他の電気負荷に電力を供給する第2バッテリと、前記第2バッテリの電圧値を検出する電圧検出手段と、前記第2バッテリが充電されているか放電しているかを検出する充放電検出手段とを備える電源装置において、前記電圧検出手段の検出結果が所定の電圧値以上であるか否かを判定する電圧判定手段と、前記昇圧手段が停止している場合に前記第2バッテリの側の電力を降圧して前記第1バッテリの側に与える降圧手段と、前記昇圧手段及び降圧手段の作動/停止を切り替える昇降圧切替手段とを備え、前記電圧判定手段が、前記所定の電圧値以上であると判定し、且つ、前記充放電検出手段が、充電されていることを検出した場合に、前記昇降圧切替手段は、前記降圧手段を作動に切り替えるようにしてあることを特徴とする。
第2発明に係る電源装置は、一方の端子が接地端子に接続されている抵抗器と、前記電圧検出手段の検出結果が、前記所定の電圧値よりも高い第2電圧値以上であるか否かを判定する判定手段と、該判定手段が、前記第2電圧値以上であると判定した場合に、前記第2バッテリの低圧側端子の接続を、前記抵抗器の他方の端子側に切り替える切替手段とを更に備えることを特徴とする。
第1発明にあっては、第2バッテリを過充電から保護すべく、電圧判定手段が、電圧検出手段の検出結果が所定の電圧値以上であると判定し、且つ、充放電検出手段が、第2バッテリが充電されていることを検出した場合に、昇降圧切替手段は、降圧手段を作動に切り替える。この場合、昇圧手段は停止に切り替えられる。
ここで、第1バッテリに与えられる電力は、エンジンに連動して発電する低電圧系の車載発電機が発電した電力であり、第2バッテリに与えられる電力は、昇圧手段が昇圧した電力、高電圧系の1又は複数の電気負荷が出力した電力(例えばモータの回生電力)である。
降圧手段の作動及び昇圧手段の停止によって、第2バッテリ側の電力が降圧されて第1バッテリ側に与えられるため、第1バッテリ側の電力が昇圧されて第2バッテリ側に与えられることがない。
この結果、昇圧手段が昇圧した電力が第2バッテリに与えられず、第2バッテリは充電されない。同様に、高電圧系の1又は複数の電気負荷が出力した電力が降圧されて第1バッテリ側に与えられるため、この電力は第2バッテリに与えられず、第2バッテリは充電されない。
第2発明にあっては、判定手段が、電圧検出手段の検出結果が第2電圧値以上であると判定した場合に、切替手段が、第2バッテリの低圧側端子の接続を、一方の端子が接地端子に接続されている抵抗器の他方の端子側に切り替える。
つまり、第2バッテリに過剰な高電圧が印加される場合は、第2バッテリと抵抗器とを接続することによって、印加される高電圧を第2バッテリと抵抗器とで分配して第2バッテリ自体に印加される電圧を低減する。
ところで、判定手段が、電圧検出手段の検出結果が第2電圧値未満であると判定した場合は、切替手段は、第2バッテリの低圧側端子の接続を、例えば接地端子側に切り替える。
つまり、第2バッテリに過剰な高電圧が印加されない場合は、第2バッテリの充電電圧を不要に低減させないために、第2バッテリと抵抗器とを遮断する。
第1発明の電源装置による場合、第2バッテリの電圧値が所定の電圧値以上であり、且つ、第2バッテリが充電されているときは、降圧手段を作動させ、昇圧手段を停止させるため、第1バッテリ側の電力が昇圧されず、第2バッテリには与えられない。また、第2バッテリ側の電力が降圧されて第1バッテリ側に与えられ、第2バッテリには与えられない。
この結果、第2バッテリの電圧値が所定の電圧値以上であるとき、即ち第2バッテリが十分に充電してあるときに、更に第2バッテリが充電されて過充電になることを抑制することができる。
このように第2バッテリが過充電から保護されているため、第2バッテリの劣化、異常発熱等を抑制することができる。
第2発明の電源装置による場合、第2バッテリと抵抗器とを接続することによって、高電圧を第2バッテリと抵抗器とで分配して第2バッテリ自体に印加される電圧を低減することができるため、第2バッテリを高電圧から保護することができる。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明に係る電源装置1の構成を示す回路図である。
電源装置1は車両に搭載されており、制御部10と、第1バッテリとしての鉛蓄電池11と、第2バッテリとしてのリチウム電池12と、昇圧手段兼降圧手段としてのDC/DCコンバータ13と、電圧検出手段としての電圧センサ14と、電流センサ15とを備える。また、電源装置1は、一方の端子が接地端子に接続されている抵抗器16と、マグネットリレー17とを備える。
制御部10はマイクロコンピュータを用いてなり、主にリチウム電池12の充放電に関する制御を行なう。
第1バッテリは、与えられた低電圧の電力によって充電され、低電圧系の電気負荷群に電力を供給する。
このために、第1バッテリである鉛蓄電池11の低圧側端子は接地端子に接続されている。また、鉛蓄電池11の高圧側端子はDC/DCコンバータ13の低圧側端子に接続され、更に、オルタネータ41及び負荷42,42,…夫々に接続されている。負荷42,42,…は、例えば車載ランプのような低電圧の電気負荷群である。
一方、第2バッテリは、与えられた高電圧の電力によって充電され、高電圧系の1又は複数の電気負荷に電力を供給する。
このために、第2バッテリであるリチウム電池12の低圧側端子は、マグネットリレー17によって通常は接地端子に接続されている。また、リチウム電池12の高圧側端子はDC/DCコンバータ13の高圧側端子に接続され、更に、モータドライバ32を介してモータ31に接続されている。
ここで、マグネットリレー17は常閉接点171、常開接点172、及び励磁コイル173を備える。
常閉接点171の一方の端子はリチウム電池12の低圧側端子に接続されており、常閉接点171の他方の端子は接地端子に接続されている。また、常開接点172の一方の端子はリチウム電池12の低圧側端子に接続されており、常開接点172の他方の端子は抵抗器16の他方の端子に接続されている。
そして、制御部10と励磁コイル173とを接続して、制御部10から励磁コイル173に励磁電流を与えるようにしてある。図1中のマグネットリレー17は、励磁コイル173に励磁電流を与えていない状態、即ち、マグネットリレー17が、リチウム電池12の低電圧側端子の接続を、接地端子側に切り替えている状態を示している。
ところで、昇圧手段は、降圧手段が停止している場合に第1バッテリ側の電力を昇圧して第2バッテリ側に与え、降圧手段は、昇圧手段が停止している場合に第2バッテリ側の電力を降圧して第1バッテリ側に与える。
このために、昇圧手段兼高圧手段であるDC/DCコンバータ13は、例えばチョッパ及びコイル等で構成されており、オルタネータ41が発電した電力を含む鉛蓄電池11側の低電圧(具体的には14V)の電力を高電圧(具体的には42V)に昇圧してリチウム電池12側に与えるか、又は、モータ31の逆起電力(即ち回生電力)を含むリチウム電池12側の42Vの電力を14Vに降圧して鉛蓄電池11側に与える。DC/DCコンバータ13の昇圧動作と降圧動作とは排他的に実行され、昇圧動作と降圧動作との切り替えは、制御部10が制御する。なお、制御部10は、DC/DCコンバータ13の出力電圧及び出力電流夫々の制御も行なう。
鉛蓄電池11は、与えられた14Vの電力によって充電され、電気負荷群としての複数の負荷42,42,…夫々に電力を供給する。ただし、負荷42,42,…夫々には、オルタネータ41が発電し整流した14Vの電力、又は、DC/DCコンバータ13によって14Vに降圧された電力が与えられることもある。
オルタネータ41は、車両が備える図示しないエンジンに連動して発電する交流の車載発電機であり、鉛蓄電池11には、オルタネータ41が発電し整流した14Vの電力が与えられる。また、鉛蓄電池11には、DC/DCコンバータ13によって14Vに降圧された電力が与えられることもある。
リチウム電池12は、与えられた42Vの電力によって充電され、負荷42,42,…とは異なる他の電気負荷としてのモータ31に、モータドライバ32を介して電力を供給する。ただし、モータ31には、DC/DCコンバータ13によって42Vに昇圧された電力が、モータドライバ32を介して与えられることもある。
モータドライバ32は、電源装置1から給電された直流を交流に変換してモータ31に与える。また、モータ31の交流の回生電力を直流に変換して電源装置1に与える。
リチウム電池12には、オルタネータ41が発電し、DC/DCコンバータ13によって42Vに昇圧された電力が与えられる。また、鉛蓄電池11が出力した電力が、DC/DCコンバータ13によって42Vに昇圧されて、リチウム電池12に与えられることもある。更に、モータ31の回生電力が、モータドライバ32を介して与えられることもある。
電圧検出手段は第2バッテリの電圧値を検出する。このために、電圧検出手段である電圧センサ14は、リチウム電池12の電圧値を検出して、制御部10に与える。
電流センサ15は、リチウム電池12に対して流入出する電流値を検出して、制御部10に与える。ここで、電流センサ15が検出した電流値が正の値であれば、電流センサ15の検出結果はリチウム電池12からの電流の流出、即ちリチウム電池12の放電を示し、電流センサ15が検出した電流値が負の値であれば、電流センサ15の検出結果はリチウム電池12への電流の流入、即ちリチウム電池12の充電を示す。
電圧センサ14の電圧値が第1電圧値V1 未満である場合、リチウム電池12は満充電(又は過充電)状態ではなく、制御部10は、DC/DCコンバータ13を昇圧側に切り替える。ここで、第1電圧値V1 は、リチウム電池12が満充電に近いことを示す所定の電圧値である。
DC/DCコンバータ13の昇圧側への切り替えによって、図1に示すように鉛蓄電池11側の電力(主にオルタネータ41が発電した電力)がDC/DCコンバータ13によって昇圧されてリチウム電池12側に与えられ、リチウム電池12が充電される。このとき、モータ31が駆動されて電力を消費している場合は、昇圧された電力はモータドライバ32を介してモータ31にも与えられる。
図2は、モータ31が回生電力を発生させている状態を説明する回路図である。
電圧センサ14の電圧値が第1電圧値V1 以上である場合、リチウム電池12は略満充電状態である。この状態で、リチウム電池12が充電されている(即ちリチウム電池12へ電流が流入する)場合、制御部10は、過充電からリチウム電池12を保護すべく、DC/DCコンバータ13を降圧側に切り替える。
電圧センサ14の電圧値が第1電圧値V1 以上であり、且つ、リチウム電池12が充電されているような状態は、主に、モータ31が回生電力を発生させている場合に起きる。
DC/DCコンバータ13の降圧側への切り替えによって、図2に示すようにリチウム電池12側の電力(主にモータ31の回生電力)がDC/DCコンバータ13によって降圧されて鉛蓄電池11側に与えられる。鉛蓄電池11側に与えられた電力は、鉛蓄電池11に充電されるか、負荷42,42,…に与えられて消費される。また、DC/DCコンバータ13が降圧側であるため、鉛蓄電池11側の電力が昇圧されてリチウム電池12側に与えられることはない。
図3は、モータ31が発生させた回生電力によってリチウム電池12に過剰な高電圧が印加される状態を説明する回路図である。
モータ31が回生電力を発生させている場合、モータ31の回転数によっては、回生電力の電圧V31がリチウム電池12の過充電保護電圧を超過する。このような状況下では、DC/DCコンバータ13が正常に機能しなくなり、リチウム電池12に過剰な高電圧が印加される。
このため、電圧センサ14の電圧値が、リチウム電池12の過充電保護電圧を超える第2電圧値V2 (V2 >V1 )以上である場合、制御部10は、リチウム電池12を過剰な高電圧から保護すべく、励磁コイル173に励磁電流を与える。このとき、マグネットリレー17が、リチウム電池12の低電圧側端子の接続を、抵抗器16の他方の端子側に切り替えるため、リチウム電池12には、回生電力の電圧V31よりも低い電圧V12が印加される。同様に、抵抗器16にも回生電力の電圧V31よりも低い電圧V17が印加される(V31=V12+V17)。
この場合、DC/DCコンバータ13に印加される電圧も低下するため、DC/DCコンバータ13が正常に機能する。つまり、抵抗器16はDC/DCコンバータ13も過剰な高電圧から保護する。
図4は、制御部10が実行するバッテリ保護処理の手順を示すフローチャートである。このバッテリ保護処理は、イグニッションキーがオンされ車両が駆動している状態で実行される。
制御部10は、DC/DCコンバータ13を昇圧側にし(S11)、励磁コイル173に対する励磁を停止する(S12)。
S11における制御部10は、DC/DCコンバータ13が昇圧状態である場合は昇圧状態を継続し、DC/DCコンバータ13が降圧状態である場合は降圧を停止して昇圧を実行する。このため、電力は鉛蓄電池11側からリチウム電池12側へ与えられる(図1)。
また、S12における制御部10は、励磁コイル173に励磁電流を与えていない場合は与えない状態を継続し、励磁コイル173に励磁電流を与えている場合は励磁電流の出力を停止する。このため、リチウム電池12と接地端子とが直接的に接続される。
S12の処理完了後、制御部10は、電流センサ15の検出結果に基づいて、リチウム電池12が充電されているか否かを判定する(S13)。
リチウム電池12に電流が流入していない場合、即ちリチウム電池12が放電していると判定した場合(S13でNO)、リチウム電池が過充電されることはなく、また、回生電流が流入している状態でもないため、制御部10は処理をS11へ戻す。
リチウム電池12へ電流が流入している場合、即ちリチウム電池12が充電されていると判定した場合(S13でYES)、制御部10は、電圧センサ14の検出結果が第2電圧値V2 以上であるか否かを判定する(S14)。
電圧センサ14の検出結果が第2電圧値V2 未満である場合(S14でNO)、制御部10は、電圧センサ14の検出結果が第1電圧値V1以上であるか否かを判定する(S15)。
電圧センサ14の検出結果が第1電圧値V1 未満である場合(S15でNO)、即ちリチウム電池12が満充電状態ではない場合、リチウム電池12を充電状態のままにして、制御部10は処理をS11へ戻す。
電圧センサ14の検出結果が第1電圧値V1 以上である場合(S15でYES)、即ちリチウム電池12が略満充電状態である場合、リチウム電池12を過充電から保護すべく、制御部10はDC/DCコンバータ13を降圧側にする(S16)。このため、電力はリチウム電池12側から鉛蓄電池11側へ与えられ、リチウム電池12には充電されない(図2)。
S16の処理完了後、制御部10は、電圧センサ14の検出結果が第1電圧値V1 より充分に低い所定の電圧値以下まで低下したか否かを判定し(S17)、低下していない場合は(S17でNO)、S17の処理を繰り返し実行する。
この間、リチウム電池12は放電する。
電圧センサ14の検出結果が所定の電圧値以下まで低下した場合(S17でYES)、リチウム電池12が満充電状態ではなくなったため、制御部10は処理をS11へ戻す。
電圧センサ14の検出結果が第2電圧値V2 以上である場合(S14でYES)、即ちリチウム電池12に過充電保護電圧を超える電圧が印加されている場合、リチウム電池12を過剰な高電圧及び過充電の両方から保護すべく、制御部10は、励磁コイル173に対する励磁を開始し(S18)、DC/DCコンバータ13を降圧側にする(S19)。制御部10によるS18の処理の結果、制御部10から励磁コイル173に励磁電流が与えられるため、リチウム電池12と接地端子とが抵抗器16を介して間接的に接続されて、抵抗器16にも電圧が印加され、リチウム電池12に印加される電圧が低減する(図3)。また、制御部10によるS19の処理の結果、電力はリチウム電池12側から鉛蓄電池11側へ与えられ、リチウム電池12には充電されない。
S19の処理完了後、制御部10は、電圧センサ14の検出結果が第2電圧値V2 より充分に低い所定の電圧値以下まで低下したか否かを判定し(S20)、低下していない場合は(S20でNO)、S20の処理を繰り返し実行する。
この間、リチウム電池12は放電する。
電圧センサ14の検出結果が所定の電圧値以下まで低下した場合(S20でYES)、リチウム電池12に過剰な高電圧が印加されなくなったため、制御部10は処理をS11へ戻す。
以上のようなバッテリ保護処理のS13におけるCPU10は、電流センサ15の検出結果に基づいて、第2バッテリが充電されているか放電しているかを検出する充放電検出手段として機能し、S15におけるCPU10は、電圧検出手段の検出結果が所定の電圧値以上であるか否かを判定する電圧判定手段として機能する。
また、S14におけるCPU10は、電圧検出手段の検出結果が、所定の電圧値よりも高い第2電圧値以上であるか否かを判定する判定手段として機能し、
S11、S16及びS19におけるCPU10は、昇圧手段及び降圧手段の作動/停止を切り替える昇降圧切替手段として機能する。
そして電圧判定手段が、所定の電圧値以上であると判定し(S15でYES)、且つ、充放電検出手段が、充電されていることを検出した場合(S13でYES)に、S16にて、昇降圧切替手段は、降圧手段を作動に切り替える。ここで、第2電圧値V2 は第1電圧値V1 より大きいため、S19においても、昇降圧切替手段は、降圧手段を作動に切り替える。
また、S18におけるCPU10及びマグネットリレー17は、判定手段が、第2電圧値以上であると判定した場合(S14でYES)に、第2バッテリの低圧側端子の接続を、抵抗器の他方の端子側に切り替える切替手段として機能する。
以上のような電源装置1は簡易な構成でありながら、リチウム電池12が、オルタネータ41側から与えられる発電電力のみならず、モータ31側から与えられる回生電力に起因する過充電から保護され、更に、リチウム電池12の過充電保護電圧を超える非常な高電圧からも保護される。
このため、リチウム電池12の劣化、異常発熱等が抑制され、電源装置1の安全性が向上する。
しかも、モータ31の回生電力は、鉛蓄電池11側で有効利用されるため、回生電力が無駄にならない。この結果、オルタネータ41の発電量を抑制することが可能となり、車両の低燃費を図ることが可能となる。
なお、リチウム電池12がDC/DCコンバータ13を介さず直接的に給電すべき電気負荷は、モータ31のみに限定されず、他の複数の負荷にも給電する構成でもよい。
また、抵抗器16への回路切替手段としてマグネットリレー17を例示したが、FET等、他の切替手段を用いてもよい。
本発明に係る電源装置の構成を示す回路図である。 本発明に係る電源装置に接続されているモータが回生電力を発生させている状態を説明する回路図である。 本発明に係る電源装置に接続されているモータが発生させた回生電力によって第2バッテリとしてのリチウム電池に過剰な高電圧が印加される状態を説明する回路図である。 本発明に係る電源装置が備える制御部が実行するバッテリ保護処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 電源装置
10 制御部(電圧判定手段,充放電検出手段,昇降圧切替手段,判定手段)
11 鉛蓄電池(第1バッテリ)
12 リチウム電池(第2バッテリ)
13 DC/DCコンバータ(昇圧手段,降圧手段)
14 電圧センサ(電圧検出手段)
15 電流センサ(充放電検出手段)
16 抵抗器
17 マグネットリレー(切替手段)
31 モータ(電気負荷)
41 オルタネータ(車載発電機)
42 負荷(電気負荷群)

Claims (2)

  1. エンジンに連動して発電する車載発電機が発電した電力によって充電され、電気負荷群に電力を供給する第1バッテリと、
    前記車載発電機が発電した電力を昇圧する昇圧手段と、
    該昇圧手段が昇圧した電力によって充電され、1又は複数の他の電気負荷に電力を供給する第2バッテリと、
    前記第2バッテリの電圧値を検出する電圧検出手段と、
    前記第2バッテリが充電されているか放電しているかを検出する充放電検出手段と
    を備える電源装置において、
    前記電圧検出手段の検出結果が所定の電圧値以上であるか否かを判定する電圧判定手段と、
    前記昇圧手段が停止している場合に前記第2バッテリの側の電力を降圧して前記第1バッテリの側に与える降圧手段と、
    前記昇圧手段及び降圧手段の作動/停止を切り替える昇降圧切替手段と
    を備え、
    前記電圧判定手段が、前記所定の電圧値以上であると判定し、且つ、前記充放電検出手段が、充電されていることを検出した場合に、前記昇降圧切替手段は、前記降圧手段を作動に切り替えるようにしてあることを特徴とする電源装置。
  2. 一方の端子が接地端子に接続されている抵抗器と、
    前記電圧検出手段の検出結果が、前記所定の電圧値よりも高い第2電圧値以上であるか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段が、前記第2電圧値以上であると判定した場合に、前記第2バッテリの低圧側端子の接続を、前記抵抗器の他方の端子側に切り替える切替手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
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