JP2008130378A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】機器内に印加された静電気を最短ルートでアースすることができるとともに、機器内の電子部品をより高密度に実装可能な電子機器を提供する。
【解決手段】導電性を有するシャーシ1内に基板2を実装した電子機器であって、基板2の端面に導体部12を設け、当該導体部12とシャーシ1との間に導電性部材11を配置し、当該導電性部材11を通して導体部12とシャーシ1を導通させるようにしたものである。
【選択図】図2

Description

本願は、例えばカーステレオ、カーナビゲーション等の車載用電装機器やパソコン、モバイル機器等の各種民生用機器のようにコネクタ等の接続部材を通して静電気が印加される可能性を有する電子機器の技術分野に属する。
カーステレオ、カーナビゲーション等の車載用電装機器やノートパソコン、モバイル機器等の各種民生用機器のような電子機器は、製品外部で機器外のコネクタと接続する場合、そのコネクタへ静電気が印加されると、機器の誤動作や破壊が生じることがあり、これは製品品質上重大な欠陥となり得る。そこで、機器外に露出するコネクタ端子等の接続部材には、従来から静電気対策が施されている。
その典型的な例として、静電気をシャーシへアースする方法に主眼をおいた静電気対策の例を図1に示す。図1は従来の電子機器においてコネクタを実装した基板ユニットを示す概略部分断面図である。なお、図1において、基板の層構成やアースパターンの態様は単なる一例である。
図1に示すように、電子機器としてのカーナビゲーションのシャーシ1内には、基板ユニット2が実装されている。この基板ユニット2には、機器外に露出して図示しないプラグが接続されるコネクタ3が実装されている。そして、基板ユニット2には、表面パターン4、2層の内層パターン5,6及び裏面パターン7の計4層のパターンが形成されている。
コネクタ3の端子3aは、表面パターン4のグランド電位パターン4aと半田8により固着されることで電気的に接続され、このグランド電位パターン4aは、貫通ビア9を通して内層パターン6と導通されている。また、この内層パターン6は、2つのビア10,10を通して裏面パターン7と導通され、この裏面パターン7は、例えばスポンジ状やゴム状の芯材の外側を金属メッシュ等の導電性の材料で覆った導電性ガスケット11を通してシャーシ1と導通されている。なお、裏面パターン7は、図示しない導電性のねじを通してシャーシ1と導通させる場合もある。
上記の構成において、コネクタ3に静電気が印加されると、その静電気は、コネクタ3の端子3a、グランド電位パターン4aから貫通ビア9を通り、第3層の内層パターン6のグランド面を通り、第3層と第4層を接続するビア10,10を経由し、第4層の裏面パターン7のグランド面へ達する。その後、導電性ガスケット11を経てシャーシ1にアースされる。
図1においては、その静電気の主な流れを実線の矢印で示している。なお、破線の矢印は、その静電気がシャーシ1にアースされる主としたルートから外れているため、その電気的影響の大きさは低いと考えられるものの、基板ユニット2に実装される電子部品に対して悪影響を及ぼす流入成分を示している。
一方、静電気対策を施した発明ではないが、基板端面の導通部分を高周波モジュールのシールド効果を高めるために利用した発明が特許文献1に開示されている。
すなわち、特許文献1に開示された発明は、基板の側面の凹部にキャップの側壁の突起部を嵌合し、かつ基板の部品搭載面上に設けた接地電極に、キャップ端壁の下縁を半田付けするようにしたものである。
特許第2938820号公報
しかしながら、図1に示す従来技術では、大きく分けて2つの問題点がある。その第1の問題点は、導電性ガスケット11を通してシャーシ1に静電気をアースするものの、この導電性ガスケット11の配置位置が耐静電気性能に大きく影響する。すなわち、静電気が印加された場所であるコネクタ3の極めて近傍でなければ、破線の矢印で示すようなシャーシ1へアースされない静電気成分が他の電子部品や回路に悪影響を及ぼし、破壊や誤動作を招きやすいからである。また、導電性ガスケット11をかなり理想的に配置した場合でも、静電気は必ず基板ユニット2のパターンを経由してシャーシ1にアースされるため、そのパターンの態様が高密度になればなるほど、同一パターンでなくても悪影響を受けてしまう点は同様である。
また、第2の問題点は、導電性ガスケット11でシャーシ1へ静電気をアースしているものの、その設置場所が必ず必要になる。シャーシ1へ静電気を安定的にアースさせるには、インピーダンスを低くしてシャーシ1へ接合することが要求されるため、導電性ガスケット11はある程度の接触面積が必要になる。高密度実装が要求される基板ユニット2では、これが設計上の制約となる。たとえ、理想的に小さな部材のみで可能であっても、その小さな部材を配置することで、その基板面の電子部品の実装面積や配線のための面積は少なくなっていることに変わりはない。なお、上述した各問題点は、導電性ガスケット11を導電性ねじやその他の導電性部材に替えても同様に発生する。
さらに、特許文献1に開示された発明は、静電気対策を施した発明ではなく、製造効率を高める高周波モジュールを提供するものである。
本願は、上記の事情を考慮してなされたもので、その課題の一例としては、機器内に印加された静電気を最短ルートでアースすることができるとともに、機器内の電子部品をより高密度に実装可能な電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の電子機器は、導電性を有するシャーシ内に基板を実装した電子機器であって、前記基板の端面に導体部を設け、当該導体部と前記シャーシとの間に導電性部材を配置し、当該導電性部材を通して前記導体部と前記シャーシを導通させることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項4に記載の電子機器は、導電性を有するシャーシ内に基板を実装した電子機器であって、前記基板の端面に導体部を設け、当該導体部に接触して導通する導通部を前記シャーシに設けたことを特徴とする。
以下、本願の最良の実施形態を添付図面に基づいて説明する。なお、以下の説明は、電子機器としてのカーナビゲーションに対して本願を適用した場合の実施形態である。また、以下に説明する各実施形態において図1と同一又は対応する部分には、同一の符号を用いて説明する。さらに、以下に説明する各実施形態において基板ユニットの層構成やアースパターンの態様は、単なる一例を示している。そして、各図面における各種パターンや導体部は、分かり易くするために強調して示している。
(第1実施形態)
図2を参照して、本願の第1実施形態における電子機器について説明する。
図2は本願の電子機器の第1実施形態においてコネクタを実装した基板ユニットを示す概略部分断面図である。
図2に示すように、カーナビゲーションのシャーシ1は、金属材料等の導電性材料から形成され、そのシャーシ1内には、基板ユニット2が実装されている。この基板ユニット2には、機器外に露出して図示しないプラグが接続されるコネクタ3が実装されている。そして、基板ユニット2には、表面パターン4及び2層の内層パターン5,6の、計3層のパターンが形成されている。
コネクタ3の端子3aは、表面パターン4のグランド電位パターン4aと半田8により固定されることで電気的に接続され、このグランド電位パターン4aは、基板ユニット2におけるコネクタ3の近傍の端面に形成した銅箔製の導体部12と導通されている。
この導体部12は、スルーホールや長穴スルーホールを形成する手段を適用して設けたものである。具体的には、導体部12は、基板ユニット2にスルーホールを形成した後、型抜きすることにより基板ユニット2の端面に銅箔が残るように形成したものである。このような導体部12を形成する手段は、モジュール基板等に適用され、主として半田付けやシールド付けが主な用途である。したがって、本実施形態では、上記の手段を用いて静電気が印加されるコネクタ3近傍における基板ユニット2の端面に導体部12を設けている。
また、導体部12とシャーシ1との間には、導電性部材としての導電性ガスケット11が押し潰されるような形で配置されている。この導電性ガスケット11の芯材は、スポンジ状或いはゴム状の弾力性を有する部材のため、その反発力により導体部12とシャーシ1とに対して接触圧が作用し、この導電性ガスケット11を通して導体部12とシャーシ1を導通させている。そして、導電性ガスケット11は、基板ユニット2の端面に設けた導体部12とシャーシ1とを最短距離で結ぶように配置されている。
さらに、導体部12は、内層パターン6と直接導通されている。すなわち、本実施形態では、静電気が最短で、かつ基板ユニット2の端面の導体部12を必ず経由してから基板ユニット2内部に形成された内層パターン6に導通するようにしている。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
図2に示すように、コネクタ3に図示しないプラグを通して静電気が印加されると、その静電気は実線の矢印で示すように、まずコネクタ3の端子3aが接合される表面パターン4のグランド電位パターン4aから直接、基板ユニット2の端面の導体部12へ達し、この導体部12から導電性ガスケット11を通してシャーシ1に直ちに最短ルートでアースされる。
ここで、回路としてのグランド信号は、別の層で配線されたパターン、つまり第3層の内層パターン6で基板ユニット2の端面の導体部12へ導通しているものの、静電気成分のほとんどが上記実線の矢印のルートでシャーシ1にアースされるため、破線の矢印で示すように残存する静電気の成分が少なく、回路への影響は最低限に抑えられ、静電気対策の効果を高く発揮する。
また、本実施形態は、静電気が基板ユニット2の端面の導体部12、導電性ガスケット11を経てシャーシ1に直ちにアースされ、基板ユニット2側に漏れ伝わる静電気の影響を極めて小さくすることができるので、従来のコンデンサやダイオード等の静電気対策を施すための回路部品を削減させることができる。
さらに、従来では、基板ユニット2の裏面に配置した導電性ガスケット11の配置領域と、それを配置するために静電対策用の裏面パターン7とが必要であったが、本実施形態では、導体部12とシャーシ1との間に導電性ガスケット11を配置したことから、それらが不要になるため、電子部品の高密度実装化を促進することができる。そもそも、本実施形態における導電性ガスケット11の配置領域は、従来では空間のみであって、単なるクリアランスでしかなかったその領域を有効に活用しているため、新規に静電対策を施す配置領域を増加させなくて済むことになる。
このように本実施形態によれば、基板ユニット2の端面に導体部12を設け、この導体部12とシャーシ1との間に導電性ガスケット11を配置し、この導電性ガスケット11を通して導体部12とシャーシ1を導通させるようにしたので、機器内に印加された静電気を最短ルートでアースすることができるとともに、機器内の電子部品をより高密度に実装することができる。
(第2実施形態)
図3は本願の電子機器の第2実施形態においてコネクタを実装した基板ユニットを示す概略部分断面図である。なお、前記第1実施形態と同一又は対応する部分には同一の符号を用いて説明する。その他の実施形態も同様である。
図3に示すように、本実施形態では、前記第1実施形態の導電性ガスケット11に替えて、導体部12とシャーシ1との間に導電性部材としての導電性ばね13を配置している。
この導電性ばね13は、金属材料等の導電性材料から一体成形されている。また、導電性ばね13は、基板ユニット2の端面に形成した導体部12と接触し、かつばね性を有する湾曲部14と、この湾曲部14に連設され、シャーシ1の内壁面に固定される平板状の当接板15とから形成されている。なお、基板ユニット2構成は、前記第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本実施形態の作用及び効果を説明する。
本実施形態では、コネクタ3に静電気が印加されると、その静電気は、コネクタ3の端子3a、グランド電位パターン4aから基板ユニット2の端面に形成した導体部12を通り、導電性ばね13を経てシャーシ1に直ちに最短ルートでアースされる。そのため、本実施形態では、前記第1実施形態と同様に静電気成分のほとんどが実線の矢印のルートでシャーシ1にアースされるため、破線の矢印で示すように残存する静電気の成分が少なく、回路への影響は最低限に抑えられ、静電気対策の効果を高く発揮する。
このように本実施形態によれば、基板ユニット2の端面に導体部12を設け、この導体部12とシャーシ1との間に導電性ばね13を配置し、この導電性ばね13を通して導体部12とシャーシ1を導通させるようにしたので、機器内に印加された静電気を最短ルートでアースすることができるとともに、機器内の電子部品をより高密度に実装することができる。
また、本実施形態によれば、基板ユニット2の導体部12とシャーシ1との間に導電性ばね13を配置したので、この導電性ばね13の湾曲部14の付勢力により基板ユニット2の端面への接触圧をより高め、導通性能を確実にするという効果を有することになる。
(第3実施形態)
図4は本願の第3実施形態における配線パターンを示す平面図、図5は図4のV−V線における基板ユニットを示す概略断面図である。
図4及び図5に示すように、基板ユニット2には、機器外に露出して図示しないプラグが接続されるコネクタ3が止め金具3bにより実装されている。そして、基板ユニット2には、表面パターン4及び2層の内層パターン5,6の、計3層のパターンが形成されている。
コネクタ3の複数の端子3aは、それぞれ表面パターン4の信号パターン4bと電気的に接続され、これらの信号パターン4bは、コンデンサやダイオード等の静電対策部品16を通してグランド電位パターン4aと電気的に接続されている。
このグランド電位パターン4aは、導体部12に直接導通されているとともに、多数のビア17を通して内層パターン5と導通されている。また、グランド電位パターン4aの近傍には、基板ユニット2側のグランド電位パターン4cが形成されている。このグランド電位パターン4cは、貫通ビア18を通して内層パターン6と導通されている。さらに、内層パターン5,6は、導体部12に直接導通されている。
次に、本実施形態の作用及び効果を説明する。
ところで、一般には、信号線に印加された静電気も静電対策部品16を通してグランド電位となるシャーシにアースされている。そのルートとして本実施形態では、必ず基板ユニット2の端面の導体部12を経由するようにしている。
したがって、コネクタ3に図示しないプラグを通して静電気が印加されると、その静電気は実線の矢印で示すように、まずコネクタ3の端子3aが接合される信号パターン4b、静電対策部品16及びグランド電位パターン4aから直接、基板ユニット2の端面の導体部12へ達し、この導体部12から導電性ガスケット11や導電性ばね13を通してシャーシ1に直ちに最短ルートでアースされる。
また、静電気の他の伝達ルートとしては、コネクタ3の端子3aが接合される信号パターン4b、静電対策部品16及びグランド電位パターン4aからビア17を通り、第2層の内層パターン5のグランド面を経て基板ユニット2の端面の導体部12へ達し、この導体部12から導電性ガスケット11や導電性ばね13を通してシャーシ1にアースされる。
このようにして静電気成分のほとんどが実線の矢印のルートでシャーシ1にアースされるため、破線の矢印で示すように残存する静電気の成分が少なく、回路への影響は最低限に抑えられ、静電気対策の効果を高く発揮する。
以上のように、本実施形態によれば、信号パターン4bと接続される静電対策部品16がグランド電位パターン4aを通して導体部12と導通していることから、信号パターン4bに印加された静電気も静電対策部品16、グランド電位パターン4aを通して必ず導体部12を経由するので、信号パターン4bに印加された静電気も確実にアースすることができる。
(第4実施形態)
図6は本願の電子機器の第4実施形態においてシャーシと基板ユニットを示す概略斜視図である。
図6に示すように、本実施形態では、前記第1実施形態の導電性ガスケット11や前記第2実施形態の導電性ばね13に替えて、金属材料等の導電性材料から形成されるシャーシ1をプレス加工して導通部としての突出部20が形成されている。
また、基板ユニット2におけるコネクタ3の近傍の端面中央には、シャーシ1の突出部20に嵌合する切欠部21が形成されている。そして、この切欠部21を含めた基板ユニット2の端面には、前記各実施形態と同様に導体部12が設けられている。さらに、基板ユニット2の他の構成は、前記第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本実施形態の作用及び効果を説明する。
シャーシ1に基板ユニット2が実装されるとき、シャーシ1の突出部20に基板ユニット2の切欠部21が嵌合して基板ユニット2の導体部12が突出部20に接触して導通状態となる。
したがって、本実施形態では、コネクタ3に静電気が印加されると、その静電気は、コネクタ3の端子3a、グランド電位パターン4aから基板ユニット2の端面に形成した導体部12を通り、シャーシ1の突出部20に直ちに最短ルートでアースされる。
このように本実施形態によれば、基板ユニット2の端面に形成した導体部12に接触して導通する導通部としての突出部20をシャーシ1に設けたことにより、機器内に印加された静電気を最短ルートでアースすることができるとともに、機器内の電子部品をより高密度に実装することができる。
また、本実施形態によれば、前記第1、第2実施形態と比較して導体部12とシャーシ1との間に導電性ガスケット11や導電性ばね13を配置する必要がなくなるので、部品点数及び組付工数を削減することができる。
(第5実施形態)
図7は本願の電子機器の第5実施形態におけるシャーシを示す概略斜視図である。
図7に示すように、本実施形態では、前記第4実施形態における導通部としての突出部20に替えて、金属材料等の導電性材料から形成されるシャーシ1を切り起して導通部としての舌片22が形成されている。この舌片21は、ばね性を有し、シャーシ1の内側方向に付勢している。なお、基板ユニット2の構成は、前記第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本実施形態の作用及び効果を説明する。
シャーシ1に基板ユニット2が実装されるとき、シャーシ1の舌片22に基板ユニット2の切欠部21が嵌合して基板ユニット2の導体部12が舌片22に接触して導通状態となる。
したがって、本実施形態では、コネクタ3に静電気が印加されると、その静電気は、コネクタ3の端子3a、グランド電位パターン4aから基板ユニット2の端面に形成した導体部12を通り、シャーシ1の舌片22に直ちに最短ルートでアースされる。
このように本実施形態によれば、基板ユニット2の端面に形成した導体部12に接触して導通する導通部としての舌片22をシャーシ1に設けたことにより、機器内に印加された静電気を最短ルートでアースすることができるとともに、機器内の電子部品をより高密度に実装することができる。
また、本実施形態によれば、前記第1、第2実施形態と比較して導体部12とシャーシ1との間に導電性ガスケット11や導電性ばね13を配置する必要がなくなるので、部品点数及び組付工数を削減することができる。そして、シャーシ1に設けた舌片22は、ばね性を有するので、舌片21の付勢力により基板ユニット2の端面への接触圧をより高め、導通性能を確実にするという効果を有することになる。
(第6実施形態)
図8は本願の電子機器の第6実施形態においてシャーシと基板ユニットを示す概略斜視図である。
図8に示すように、本実施形態では、前記第4実施形態の突出部20や前記第5実施形態の舌片22に替えて、金属材料等の導電性材料から形成されるシャーシ1に基板ユニット2端部の厚さ分の間隔をおいて2条の凸部23が設けられ、これらの凸部23間に導通部としての凹部24が形成されている。
また、本実施形態では、基板ユニット2の端面中央に切欠部が形成されておらず、前記各実施形態と同様に導体部12が設けられている。さらに、基板ユニット2の他の構成は、前記第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本実施形態の作用及び効果を説明する。
シャーシ1に基板ユニット2が実装されるとき、シャーシ1の凹部24内に基板ユニット2の端部が嵌合して基板ユニット2の導体部12がシャーシ1に接触して導通状態となる。
したがって、本実施形態では、コネクタ3に静電気が印加されると、その静電気は、コネクタ3の端子3a、グランド電位パターン4aから基板ユニット2の端面に形成した導体部12を通り、シャーシ1に直ちに最短ルートでアースされる。
このように本実施形態によれば、基板ユニット2の端面に形成した導体部12に接触して導通する導通部としての凹部24をシャーシ1に設けたことにより、機器内に印加された静電気を最短ルートでアースすることができるとともに、機器内の電子部品をより高密度に実装することができる。
また、本実施形態によれば、前記第4、第5実施形態と比較し、基板ユニット2の上下方向に対して基板ユニット2を確実に保持することができる。
なお、本願は、上記各実施形態に限定することなく、種々の変更が可能である。例えば上記各実施形態では、本願を電子機器の一例としてカーナビゲーションに適用した例について説明したが、これに限定することなく、カーステレオ等の他の車載用電装機器やパソコンやモバイル機器等のような各種民生用の電子機器にも適用可能である。
従来の電子機器においてコネクタを実装した基板ユニットを示す概略部分断面図である。 本願の電子機器の第1実施形態においてコネクタを実装した基板ユニットを示す概略部分断面図である。 本願の電子機器の第2実施形態においてコネクタを実装した基板ユニットを示す概略部分断面図である。 本願の第3実施形態における配線パターンを示す平面図である。 図4のV−V線における基板ユニットを示す概略断面図である。 本願の電子機器の第4実施形態においてシャーシと基板ユニットを示す概略斜視図である。 本願の電子機器の第5実施形態におけるシャーシを示す概略斜視図である。 本願の電子機器の第6実施形態においてシャーシと基板ユニットを示す概略斜視図である。
符号の説明
1:シャーシ
2:基板ユニット
3:コネクタ
4:表面パターン
5:内層パターン
6:内層パターン
7:裏面パターン
11:導電性ガスケット
12:導体部
13:導電性ばね
16:静電対策部品
20:突出部
21:切欠部
22:舌片
24:凹部

Claims (8)

  1. 導電性を有するシャーシ内に基板を実装した電子機器であって、
    前記基板の端面に導体部を設け、当該導体部と前記シャーシとの間に導電性部材を配置し、当該導電性部材を通して前記導体部と前記シャーシを導通させることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記導電性部材が導電性ガスケットであることを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記導電性部材が導電性ばねであることを特徴とする電子機器。
  4. 導電性を有するシャーシ内に基板を実装した電子機器であって、
    前記基板の端面に導体部を設け、当該導体部に接触して導通する導通部を前記シャーシに設けたことを特徴とする電子機器。
  5. 請求項4に記載の電子機器において、
    前記導通部は、前記シャーシをプレス加工した突出部であることを特徴とする電子機器。
  6. 請求項4に記載の電子機器において、
    前記導通部は、前記シャーシを切り起して形成した舌片であることを特徴とする電子機器。
  7. 請求項6に記載の電子機器において、
    前記舌片は、ばね性を有することを特徴とする電子機器。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記導体部は、前記基板に実装され、かつ信号線と接続される静電対策部品と導通していることを特徴とする電子機器。
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