JP2008130241A - 導電性高強力コード及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】抗張力が高く切れ難く、軽量で、半田付けが不要な導電性高強力コード、及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】(A)金属めっき処理を施した複数本の高引張強度有機繊維と複数本の合成繊維又は炭素繊維と、を撚り合わせてなる撚線、(B)金属めっき処理を施した複数本の高引張強度有機繊維と、金属めっき処理を施していない複数本の合成繊維又は炭素繊維と、を撚り合わせてなる撚線、(C)銅線の外側に、金属めっき処理を施した高引張強度有機繊維を複数本撚り合せてなる撚線、又は、(D)金属めっき処理を施した高引張強度有機繊維を複数本撚り合わせてなる撚線からなることを特徴とする導電性高強力コード;又は、前記(A)〜(D)から選ばれる撚線に樹脂を含浸、硬化させてなることを特徴とする導電性高強力コード。前記の(A)〜(D)から選ばれる撚線に樹脂を含浸、硬化させることを特徴とする導電性高強力コードの製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、電線、ケーブル用の導電性高強力コード及びその製造方法に関する。
従来の電線は、心線として銅線を用いたものが主流であり、複数の銅細線を束ねて心線とし、その外周を絶縁体で被覆した構造の絶縁電線が一般的である。従来の電線においては、屈曲に対して柔軟性を持たせるため、銅細線からなる心線の外周を塩化ビニル樹脂等で被覆したものがある。
しかし、電子機器の可動部など、頻繁に屈曲や捩りが加わる用途に用いる電線は、銅線の金属疲労による限界のため、断線する。あるいは、取付け作業時の引張に対して弱いため、断線しやすい。
そこで、特開昭58−169532号公報(特許文献1)及び特開平5−144322号公報(特許文献2)には、心線素材にアラミド繊維等の高強力繊維を用い、該繊維の表面に銅やニッケル等の導電性金属或いはこれらの合金をめっき処理して固着させて導電性繊維と成し、これを導線として用いる事が提案されている。しかし、銅めっき導電性繊維は、繊維同士が強く擦れ合うと銅めっきが剥がれ落ちるといったことが起こり、耐久性に問題がある。
一方、近年各種車載設備の増加及び電子化に伴い車内の配線箇所が急増し、自動車電線による重量が自動車全体として無視できない状態となっており、そのため、自動車用電線の大幅な軽量化の要請がある。そこで、特開2002−150841号公報(特許文献3)には、自動車用電線として軟銅素線に対して機械的強度の向上を図る目的で、炭素繊維の周囲に複数本の軟銅素線を配して成る高張力電線が開示されている。しかし、このような電線は抗張力が有り導電率も高く、可撓性も優れているが、軟銅素線を配しているので強度的に弱い。
また、特開2004−146081号公報(特許文献4)には、複数の炭素繊維または金属めっきを施した複数の炭素繊維を撚り合わせてなる導体の外周を、絶縁体で被覆した自動車用電線が開示されている。しかし、炭素繊維は引張強度及び弾性率が高い点では優れているが、有機繊維に比べて比重が高い(比重:約1.65〜2.20)。
またさらに、特開平9−288912号公報(特許文献5)には、ナイロンやポリエステルを素材として用い、銀めっき処理を施した導電性繊維の撚糸を複数本用いて、伸縮自在な組紐状あるいは綾織状とした心線が開示されている。しかし、このような心線を用いた場合、金属めっき部分に半田付けを行った端末部品を取付ける必要があるため、作業工程が煩雑となる問題点がある。
特開昭58−169532号公報 特開平5−144322号公報 特開2002−150841号公報 特開2004−146081号公報 特開平9−288912号公報
そこで、本発明は、上記の問題点を解決するため、抗張力が高く切れ難く、軽量で、半田付けが不要な導電性高強力コード、及びその製造方法を提供することを課題とする。
本発明者等は、前記課題を解決するべく鋭意検討した結果、下記の構成により、めっき処理が剥がれ落ちることなく、半田付けが不要で、しかも軽量で抗張力が高いコードとなり得ることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は以下の通りである。
(1)下記(A)〜(D)から選ばれる撚線からなることを特徴とする導電性高強力コード。
(A)金属めっき処理を施した複数本の高引張強度有機繊維と複数本の合成繊維又は炭素繊維と、を撚り合わせてなる撚線
(B)金属めっき処理を施した複数本の高引張強度有機繊維と、金属めっき処理を施していない複数本の合成繊維又は炭素繊維と、を撚り合わせてなる撚線
(C)銅線の外側に、金属めっき処理を施した高引張強度有機繊維を複数本撚り合せてなる撚線
(D)金属めっき処理を施した高引張強度有機繊維を複数本撚り合わせてなる撚線
(2)下記(A)〜(D)から選ばれる撚線に、樹脂を含浸、硬化させてなることを特徴とする導電性高強力コード。
(A)金属めっき処理を施した複数本の高引張強度有機繊維と複数本の合成繊維又は炭素繊維と、を撚り合わせてなる撚線
(B)金属めっき処理を施した複数本の高引張強度有機繊維と、金属めっき処理を施していない複数本の合成繊維又は炭素繊維と、を撚り合わせてなる撚線
(C)銅線の外側に、金属めっき処理を施した高引張強度有機繊維を複数本撚り合せてなる撚線
(D)金属めっき処理を施した高引張強度有機繊維を複数本撚り合わせてなる撚線
(3)高引張強度有機繊維の引張強度が10cN/dtex以上である、前記(1)又は(2)記載の導電性高強力コード。
(4)高引張強度有機繊維が、アラミド繊維、ポリベンズビスオキサゾール(PBO)繊維、全芳香族ポリエステル繊維及び超高分子量ポリエチレン繊維から選ばれる少なくとも1種の有機繊維である、前記(1)〜(3)のいずれか1項記載の導電性高強力コード。
(5)高引張強度有機繊維がパラ系又はメタ系アラミド繊維である、前記(1)〜(4)のいずれか1項記載の導電性高強力コード。
(6)樹脂が導電性樹脂である、前記(2)〜(5)のいずれか1項記載の導電性高強力コード。
(7)めっき金属が金、銀、銅、アルミニウム、スズ、ニッケル又はこれらいずれかの金属を含む合金である、前記(1)〜(6)のいずれか1項記載の導電性高強力コード。
(8)前記(1)〜(7)のいずれか1項記載の導電性高強力コードを、心線又は心線補強材として用いたことを特徴とする電線、ケーブル。
(9)下記(A)〜(D)から選ばれる撚線に、樹脂を含浸、硬化させることを特徴とする導電性高強力コードの製造方法。
(A)金属めっき処理を施した複数本の高引張強度有機繊維と複数本の合成繊維又は炭素繊維と、を撚り合わせてなる撚線
(B)金属めっき処理を施した複数本の高引張強度有機繊維と、金属めっき処理を施していない複数本の合成繊維又は炭素繊維と、を撚り合わせてなる撚線
(C)銅線の外側に、金属めっき処理を施した高引張強度有機繊維を複数本撚り合せてなる撚線
(D)金属めっき処理を施した高引張強度有機繊維を複数本撚り合わせてなる撚線
本発明によれば、導体抵抗値が低く、抗張力が高く切れ難く、軽量で、半田付けが不要で、しかも心線素材がめっき処理された有機繊維で構成されているため硬さが均等で可撓性に優れ、屈曲や捩りが加わる用途に好適な、導電性高強力コードを提供することができる。
本発明の第1の導電性高強力コードは、下記(A)〜(D)から選ばれる撚線から構成されるものである。本発明の第2の導電性高強力コードは、下記(A)〜(D)から選ばれる撚線に樹脂を含浸、硬化させてなるものである。
(A)金属めっき処理を施した複数本の高引張強度有機繊維と複数本の合成繊維又は炭素繊維と、を撚り合わせてなる撚線。
(B)金属めっき処理を施した複数本の高引張強度有機繊維と、金属めっき処理を施していない複数本の合成繊維又は炭素繊維と、を撚り合わせてなる撚線。
(C)銅線の外側に、金属めっき処理を施した高引張強度有機繊維を複数本撚り合せてなる撚線。
(D)金属めっき処理を施した高引張強度有機繊維を複数本撚り合わせてなる撚線。
図1に一例として、本発明に係る金属めっき処理を施した高引張強度有機繊維を複数本撚り合わせてなる撚線に、樹脂を含浸、硬化させてなる導電性高強力コード1の概略断面図を示す。この導電性高強力コード1は、金属被覆層を有する有機繊維12が撚り合わされた撚線に、樹脂13が含浸されている。また、図2に他の一例として、本発明に係る銅線の外側に金属めっき処理を施した高引張強度有機繊維を複数本撚り合せてなる撚線に、樹脂を含浸、硬化させてなる導電性高強力コード2の概略断面図を示す。この導電性高強力コード2は、銅線24の外側に金属被覆層を有する有機繊維22が撚り合わされた撚線に、樹脂23が含浸されている。
本発明で用いる高引張強度有機繊維としては、JIS L 1013:1999(化学繊維フィラメント糸試験方法)に基づいて測定される引張強度が、10cN/dtex以上のものが好ましく、より好ましくは15cN/dtex以上、特に好ましくは20cN/dtex以上のものである。引張強度が10cN/dtex以上あれば、導線が破断しにくくなる。また、高引張強度かつ高引張弾性率を有する有機繊維である方が、頻繁に屈曲や捩りが加わる用途に用いた際の断線を防止できる点より好ましい。この場合、同試験コードとして用いた際の耐熱・耐炎性を考慮すると、限界酸素指数が25(%)以上、熱重量測定法による熱分解温度が400℃以上の有機繊維であることが好ましい。
上記の高引張強度有機繊維としては、アラミド繊維、全芳香族ポリエステル繊維(例えば株式会社クラレ製、商品名「ベクトラン」)、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊維(例えば東洋紡株式会社製、商品名「ザイロン」)、超高分子量ポリエチレン繊維(例えば東洋紡株式会社製、商品名「ダイニーマ」)、LCP(液晶ポリマー)繊維、ポリフェニレンサルファイド(PPS)繊維などが挙げられる。本発明で用いる撚線は、前記繊維の1種類から構成されていてもよいし、任意の2種以上から構成されていてもよい。
上記の高引張強度有機繊維のなかでも、耐熱性および耐切創性に優れている点から、アラミド繊維が好ましい。該アラミド繊維としては、メタ系アラミド繊維とパラ系アラミド繊維があり、メタ系アラミド繊維としては、例えば、ポリメタフェニレンイソフタルアミド繊維(デュポン社製、商品名「ノーメックス」)などのメタ系全芳香族ポリアミド繊維が挙げられる。また、パラ系アラミド繊維としては、例えば、ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維(東レ・デュポン株式会社製、商品名「ケブラー」)およびコポリパラフェニレン−3,4'−ジフェニルエーテルテレフタルアミド繊維(帝人株式会社製、商品名「テクノーラ」)などのパラ系全芳香族ポリアミド繊維が挙げられる。これらのアラミド繊維の中でも、引張弾性率が高く、またしなやかであることからパラ系アラミド繊維が望ましく、さらに耐熱性や燃え易さの指標である限界酸素指数が高く、また金属めっきが施し易いことからポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維がより望ましい。高強度有機繊維は、めっきを施したとき良好な導電性を保つ上で、紡績糸よりも切れ目のないフィラメント(長繊維)が望ましい。
本発明で用いる合成繊維としては、ポリエステル繊維(例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)、ポリプロピレンテレフタレート(PPT)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)繊維等)、ポリアミド繊維(例えば、ナイロン66、ナイロン6、ナイロン11、ナイロン610繊維等)、ポリビニルアルコール繊維などを挙げることができる。また、合成繊維として、後記の熱可塑性樹脂繊維及び熱硬化性樹脂繊維を用いることもできる。これらの合成繊維は、めっき処理が施されているものでも良いし、めっき処理が施されていないものでも良い。前記合成繊維から選ばれる1種又は任意の2種以上の合成繊維を用いることもできる。また、これらの合成繊維の代わりに炭素繊維を用いることもでき、炭素繊維と合成繊維を併用することもできる。
導電コードを他の部品と機械的に接続するときには、コードがばらけたり、座屈が生じたりすることのないようコードに「こわさ」が必要とされるが、これらの合成繊維及び炭素繊維を、金属めっき処理が施された高引張強度有機繊維と撚り合わせることによって、コードに「こわさ」を付与することができる。
上記の繊維を用いて構成される撚線の撚り数に特に限定はなく、通常は、金属めっき処理を施した高引張強度有機繊維がばらけない程度に撚りがかけられた甘撚糸が用いられる。
高引張強度有機繊維、炭素繊維及び合成繊維の単糸繊度は、0.1〜30dtexであり、好ましくは0.4〜20dtex、特に好ましくは1.0〜10dtexである。撚線を形成する場合の繊維束の総繊度は、小さすぎると引張強度が低下してしまい、高すぎると軽量化を損ねてしまうため、1000〜3000dtexの範囲が好ましい。
本発明において、繊維をめっき処理する方法としては、無電解めっき法、電解めっき法、超臨界めっき法等を挙げることができ、これらは公知の方法に従って実施すればよい。前記のめっき処理方法を組み合せることもでき、例えば、無電解めっき或いは超臨界めっき処理後に電解めっき処理を施すこともできる。
無電解めっき処理を行う場合は、例えば、前記繊維を有機金属錯体が溶解している超臨界二酸化炭素流体中に含浸処理させ、繊維上に金属触媒を注入させる工程と無電解・電解めっき処理する工程を含む方法で製造しても良いし、或いは、前記繊維にシランカップリング剤を作用させる工程と、繊維表面に固着したシランカップリング剤をメタライズ処理する工程と、メタライズ処理した繊維を無電解めっき処理する工程とを含む方法で製造しても良い。また、前記繊維をエッチング処理する工程と、エッチング処理した繊維にシランカップリング剤を作用させてシランカップリング剤が繊維表面に固着した繊維を得る工程と、繊維表面に固着したシランカップリング剤をメタライズ処理して金属粒子がシランカップリング剤を介して繊維表面に固着した繊維を得る工程と、メタライズ処理した繊維を上記金属よりもイオン化傾向が大きいめっき金属の化合物を用いて無電解めき処理する工程とを含む方法で製造しても良い。
めっき金属としては、金、銀、銅、アルミニウム、スズ、ニッケル又はこれらいずれかの金属を含む合金を挙げることができる。金、銀、銅、アルミニウム、スズ、ニッケル等は単独で使用される場合のほか、ニッケル、コバルト、鉄、タングステン、硼素、燐等との合金として使用される。なかでも、部品との密着性や導電性に優れる点より、銅又はニッケルが好ましい。
撚線に含浸させる樹脂としては、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂が用いられる。熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリブチレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリトリメチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、液晶ポリエステル樹脂等のポリエステル樹脂、スチレン系樹脂、ポリオキシメチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリケトン樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリエーテルニトリル樹脂、フェノール樹脂(例えばノボラック型フェノール樹脂板など)、フェノキシ樹脂、フッ素樹脂や、ポリスチレン系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、ポリイソプレン系もしくはフッ素系等の熱可塑性エラストマー、又はこれらの共重合体樹脂もしくは変性体樹脂等が挙げられる。
熱硬化性樹脂としては、例えば、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ポリエステル樹脂(例えば不飽和ポリエステル樹脂等)、ポリウレタン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、珪素樹脂、ビニルエステル樹脂、メラミン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリビスマレイミドトリアジン樹脂(BT樹脂)、シアネート樹脂(例えばシアネートエステル樹脂等)、これらの共重合体樹脂、これら樹脂を変性させた変性樹脂、又はこれら混合物などが挙げられる。
上記の樹脂を撚線に含浸させることによりコードに「こわさ」を付与できるため、他の部品を機械的に接続するときに、導電性高強力コードがばらけたり、座屈が生じるのを防止することができる。
めっき処理が施された撚線に含浸させる樹脂として、導電性樹脂を使用することもできる。導電性樹脂を用いることによって、部品の半田付け工程を省略することができる。導電性樹脂としては、上記の熱可塑性又は熱硬化性樹脂に、銀粉や銅粉等の金属粉体もしくは金属細片、導電性カーボンブラック粉体等を分散させた導電性又は半導電性樹脂や、導電性ペースト等を用いることができる。
撚線に樹脂を含浸させた導電性高強力コードは、上記の樹脂或いはそれの前躯体(モノマー、プレポリマー)をエマルジョン化又は溶媒に溶解させたもの等を、撚線に含浸させることによって製造することができる。また、樹脂を含浸させるかわりに、金属めっき処理が施された高引張強度有機繊維に混撚している合成繊維を熱溶融させ、コードの内部に溶融樹脂を均等に浸透させることによっても製造することができる。
本発明の導電性高強力コードは、そのままの形態でスピーカの金糸線として、また、絶縁被覆層を周囲に設けることにより電線、ケーブルの心線及び/又は心線補強材として用いることができる。さらに、本発明に係る第1の導電性高強力コード(樹脂含浸なし)と第2の導電性高強力コード(樹脂含浸あり)は、コードの「こわさ」が要求される程度等を勘案し、用途に応じて適宜使い分けすることで幅広い用途に用いることができる。
以下、実施例および比較例を用いて本発明を更に具体的に説明するが、本発明は以下の実施例のみに限定されるものではない。以下の実施例等において、各特性の評価は次のようにして行った。
〔引張強度、引張弾性率〕
JIS L 1013 化学繊維フィラメント試験法に準拠。
〔限界酸素指数〕
JIS K 7201 酸素指数法による高分子材料の燃焼試験方法に準拠。
〔比重〕
JIS L 1013 化学繊維フィラメント試験法に準拠。
〔導体抵抗〕
JIS C 2525「金属抵抗材料の導体抵抗及び体積抵抗率試験方法」に準拠し、デジタル抵抗計法により2端子測定を行った。
〔剛軟度〕
JIS L 1096「一般織物試験方法」8.19.2スライド法に準拠。
実施例及び比較例で用いた東レ・デュポン(株)製のポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維(商品名:Kevlar(登録商標)29)総繊度1670dtex、単糸繊度1.7dtexの性状を表1に示す。
Figure 2008130241
(実施例1)
表面に銅めっき(めっき厚1.0μm)を施したポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維を撚り合わせ、これに水溶性アクリル共重合体樹脂(奥野製薬工業(株)製、「YDトップガード」)を含浸し、含浸処理後、80℃で20分間加熱乾燥して、銅めっきアラミド繊維コードを作製した。
(実施例2)
実施例1と同様の方法で、ポリエチレンテレフタレート繊維(総繊度1670dtex、単糸繊度1.7dtex、フィラメント数1000)に銅めっき(めっき厚0.5〜1.0μm)を施した。得られためっき処理ポリエチレンテレフタレート繊維と、実施例1で得ためっき処理ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維と、を撚り合わせ、実施例1と同様の方法にて銅めっき処理繊維コードを作製した。
(実施例3)
実施例1で得ためっき処理ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維と、実施例2で用いたものと同じめっき処理を施していないポリエチレンテレフタレート繊維と、を撚り合わせ、実施例1と同様の方法にて銅めっき処理繊維コードを作製した。
(実施例4)
実施例1で得ためっき処理ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維と、めっき処理を施していないナイロン66繊維(総繊度1400dtex、単糸繊度2.2dtex)と、を撚り合わせ、実施例1と同様の方法にて銅めっき処理繊維コードを作製した。
(実施例5)
実施例1で得ためっき処理ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維と、銅めっき(めっき厚0.5〜1.0μm)を施したナイロン66繊維(総繊度1400dtex、単糸繊度2.2dtex)と、を撚り合わせ、実施例1と同様の方法にて銅めっき処理繊維コードを作製した。
(実施例6)
実施例1で得ためっき処理ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維と、実施例2で用いたものと同じめっき処理を施したポリエチレンテレフタレート繊維と、を撚り合わせ、銅めっき処理繊維コードを作製した。
(実施例7)
実施例1で得ためっき処理ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維と、実施例3で用いたものと同じめっき処理を施していないポリエチレンテレフタレート繊維と、を撚り合わせ、銅めっき処理繊維コードを作製した。
(実施例8)
実施例1で得ためっき処理ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維と、炭素繊維(総繊度1980dtex、単糸繊度0.7dtex、フィラメント数3000)と、実施例3で用いたものと同じめっき処理を施していないポリエチレンテレフタレート繊維と、を撚り合わせ、銅めっき処理繊維コードを作製した。
(実施例9)
実施例1で得ためっき処理ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維と、直径0.1mmの銅線1本を撚り合わせて繊維コードを作製した。
(実施例10)
実施例1で得ためっき処理ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維を撚り合わせて導線を作製した。
(比較例1)
実施例1で用いたものと同じポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維でめっき処理を施していない繊維を撚り合わせ、実施例1と同様の方法にて繊維コードを作製した。
(比較例2)
市販の銅覆メタ系アラミド繊維を撚り合わせ、導線を作製した。
(実施例11)
含浸する樹脂を、導電性樹脂(フェノール樹脂に銀粉末を分散させたもの)に替えた後、樹脂を160℃、30分間硬化させることで、導電性繊維コードを作製した。
上記の実施例及び比較例におけるコードの導電性を導体抵抗値として、こわさを剛軟度として、測定結果を表2にまとめて示す。
Figure 2008130241
表1および表2の結果から、めっき処理を施した高引張強度有機繊維に樹脂を含浸、硬化させることにより、導電性に優れ、適度な「こわさ」が有って、切れ難いコードが得られることがわかる。また、樹脂を含浸しない導線の場合は樹脂含浸させたものに比べて「こわさ」は小さいが、PET繊維や炭素繊維を混撚することにより「こわさ」が大きくなった。めっき処理したアラミド繊維の撚線は、「こわさ」はないが、導電性に優れていることから、柔軟性を求めるコード(導線)に使用することは可能であった。
一方、めっき処理を施していない繊維コード(比較例1)は導体抵抗値が高く、導線として使用できるレベルになかった。
以上本発明の代表的な実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることはいうまでもない。
本発明に係る導電性高強力コードは、軽量で、導電性、引張耐性、耐久性、耐切創性に優れている上、半田付けが不要なので、軽量化が求められる用途や、頻繁に屈曲や捩りが加わる用途に適している。そのため、コード、金糸線、電線、ケーブル等に好適に利用することができる。
本発明に係る導電性高強力コードの一例を示す概略断面図である。 本発明に係る導電性高強力コードの一例を示す概略断面図である。
符号の説明
1 導電性高強力コード
12 めっき処理を施した高引張強度有機繊維
13 樹脂
2 導電性高強力コード
22 めっき処理を施した高引張強度有機繊維
23 樹脂
24 銅線

Claims (9)

  1. 下記(A)〜(D)から選ばれる撚線からなることを特徴とする導電性高強力コード。
    (A)金属めっき処理を施した複数本の高引張強度有機繊維と複数本の合成繊維又は炭素繊維と、を撚り合わせてなる撚線
    (B)金属めっき処理を施した複数本の高引張強度有機繊維と、金属めっき処理を施していない複数本の合成繊維又は炭素繊維と、を撚り合わせてなる撚線
    (C)銅線の外側に、金属めっき処理を施した高引張強度有機繊維を複数本撚り合せてなる撚線
    (D)金属めっき処理を施した高引張強度有機繊維を複数本撚り合わせてなる撚線
  2. 下記(A)〜(D)から選ばれる撚線に、樹脂を含浸、硬化させてなることを特徴とする導電性高強力コード。
    (A)金属めっき処理を施した複数本の高引張強度有機繊維と複数本の合成繊維又は炭素繊維と、を撚り合わせてなる撚線
    (B)金属めっき処理を施した複数本の高引張強度有機繊維と、金属めっき処理を施していない複数本の合成繊維又は炭素繊維と、を撚り合わせてなる撚線
    (C)銅線の外側に、金属めっき処理を施した高引張強度有機繊維を複数本撚り合せてなる撚線
    (D)金属めっき処理を施した高引張強度有機繊維を複数本撚り合わせてなる撚線
  3. 高引張強度有機繊維の引張強度が10cN/dtex以上である、請求項1又は2記載の導電性高強力コード。
  4. 高引張強度有機繊維が、アラミド繊維、ポリベンズビスオキサゾール(PBO)繊維、全芳香族ポリエステル繊維及び超高分子量ポリエチレン繊維から選ばれる少なくとも1種の有機繊維である、請求項1〜3のいずれか1項記載の導電性高強力コード。
  5. 高引張強度有機繊維がパラ系又はメタ系アラミド繊維である、請求項1〜4のいずれか1項記載の導電性高強力コード。
  6. 樹脂が導電性樹脂である、請求項2〜5のいずれか1項記載の導電性高強力コード。
  7. めっき金属が金、銀、銅、アルミニウム、スズ、ニッケル又はこれらいずれかの金属を含む合金である、請求項1〜6のいずれか1項記載の導電性高強力コード。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項記載の導電性高強力コードを、心線又は心線補強材として用いたことを特徴とする電線、ケーブル。
  9. 下記(A)〜(D)から選ばれる撚線に、樹脂を含浸、硬化させることを特徴とする導電性高強力コードの製造方法。
    (A)金属めっき処理を施した複数本の高引張強度有機繊維と複数本の合成繊維又は炭素繊維と、を撚り合わせてなる撚線
    (B)金属めっき処理を施した複数本の高引張強度有機繊維と、金属めっき処理を施していない複数本の合成繊維又は炭素繊維と、を撚り合わせてなる撚線
    (C)銅線の外側に、金属めっき処理を施した高引張強度有機繊維を複数本撚り合せてなる撚線
    (D)金属めっき処理を施した高引張強度有機繊維を複数本撚り合わせてなる撚線
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