JP2008129767A - ネットワーク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】プロセッサとネットワークインタフェイスデバイスとの間のパケット受信処理におけるボトルネックを解消し、高速パケット処理が可能なネットワーク装置を提案する。
【解決手段】ネットワーク装置は、複数のCPU6a〜6dを持ち共有メモリ空間上にマルチプロセッサ対応OS7を搭載したマルチプロセッサ6と、このマルチプロセッサ6と外部ネットワーク装置とを接続するインタフェイスカード(ネットワークインタフェイスデバイス)2とを備え、OS7は、カード2からのパケットの受信処理を複数のCPU6a〜6dのうち特定のCPU6aに割り当てるとともに、パケットの受信処理以外の処理を他のCPU6b〜6dに割り当て、パケットの受信処理を割り当てられたCPU6aのみがカード2からのパケット到着をポーリングにて監視する。
【選択図】 図1
【解決手段】ネットワーク装置は、複数のCPU6a〜6dを持ち共有メモリ空間上にマルチプロセッサ対応OS7を搭載したマルチプロセッサ6と、このマルチプロセッサ6と外部ネットワーク装置とを接続するインタフェイスカード(ネットワークインタフェイスデバイス)2とを備え、OS7は、カード2からのパケットの受信処理を複数のCPU6a〜6dのうち特定のCPU6aに割り当てるとともに、パケットの受信処理以外の処理を他のCPU6b〜6dに割り当て、パケットの受信処理を割り当てられたCPU6aのみがカード2からのパケット到着をポーリングにて監視する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、マルチコア/マルチプロセッサ対応OSを搭載したマルチコア/マルチプロセッサ対応CPU及び外部ネットワーク装置との接続のためのネットワークインタフェイスデバイスを装備し、IPパケットに代表される通信パケットの転送や上位レイヤプロトコルの処理を上記OS上のアプリケーションにて実行するネットワーク装置に関するものである。
インタネットを利用した通信サービスが次々登場し、アクセス網及びコア網におけるIPトラヒック量は年々増加している。それに伴い、イーサネット(登録商標)規格(IEEE802.3)に代表される有線ネットワークや、WiMAX(IEEE802.16)に代表される無線ネットワークにおいて、伝送帯域の高速化の検討が進められている。特に有線通信では100Mbps、1Gbpsに止まらず、10Gbpsのイーサネット(登録商標)規格が策定され、既に対応したネットワークインタフェイスデバイスが製品化されている。一方、CPUもクロックアップ、マルチコア/マルチプロセッサによる高性能化が進んでいるが、OSを搭載したCPUとネットワークインタフェイスデバイスとで構成されるネットワーク装置では、CPUとデバイス間のパケット送受信がボトルネックとなり、10Gbpsのような高速伝送帯域にて通信を行うことが困難であった。
図7は従来のネットワーク装置をパケット受信処理の流れとともに示す機能ブロック図である。図7において、インタフェイスカード2内部には、MACレイヤプロトコル処理部4とフレームデータ格納バッファ5とが設けられている。また、図示しないCPUに搭載されたOS7は、フレームデータ格納バッファ9と、割込みハンドラ・ネットワークドライバ18と、上位レイヤへの転送に使用されるパケットバッファキュー11とを認識可能とされている。
外部ネットワークの物理デバイス(PHYレイヤ)1から受信したパケットは、MACヘッダ、FCS等によるフィルタリング処理が行われ、ネットワークインタフェイスカード2内のバッファ5からOS7側のメモリ内バッファ9に転送される。その後、このパケット到着をOS7側に通知するために、ハードウェア割込みがOS7を搭載するCPUに対して入れられる。
これに対して、OS7は、そのハードウェア割込みに対応する割込みハンドラ・ネットワークドライバ18を起動することで、パケット到着(データ受信)を確認し、その後上位プロトコルスタックにパケット処理の制御を移行する(例えば、非特許文献1参照)。
Beyond Softnet : Jamal,Hadi Salim,Robert Olsson,Alezey Kuznetsov (New API)
しかしながら、上記図7に示したネットワーク装置の一連の処理シーケンスにおいて、例えばショートパケットが連続して到着した場合に、CPU(OS7)側において、割込みハンドラ自体の処理が多くなり、この処理が全体の処理のうち大部分を占めてしまい、受信を含めたプロトコル処理及び他処理タスクの動作に悪影響を及ぼすことになるので問題とされていた(ライブロックの発生)。
この問題の解決策のひとつとして、パケットの到着を、従来一般的に用いられていたハードウェア割込みをトリガーとして使用とせずに、CPU(OS7)が常にポーリングをして監視する方法が提案されている。しかしながら、そのポーリング処理自体が、前述の割込みハンドラ処理同様、他処理タスクの妨げになってしまうので改善が望まれていた。また、他の解決策として、蓄積パケット数や固定時間を割込みのトリガーとすることで、CPU(OS7)側への単位時間当りの割込み回数を抑制する方法も提案されているが、上記の方法と同様にその処理を行うタスクの動作が、他処理タスクの妨げになるので課題とされていた。
この発明は上記課題の解決策として提案されるものであって、OSを搭載するプロセッサとネットワークインタフェイスデバイス(汎用ネットワークインタフェイスカードやASIC/FPGA/NPUのようなパケット処理に特化したデバイス)とを装備するネットワーク装置において、上記プロセッサとして、今後普及が期待されるマルチコア/マルチプロセッサCPUを用い、プロセッサとネットワークインタフェイスデバイスとの間のパケット受信処理におけるボトルネックを解消して、高速パケット処理が可能となるネットワーク装置を提案することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明に係るネットワーク装置は、複数のCPUを持つとともに共有メモリ空間上に複数のCPUを認識及び使用可能なマルチプロセッサ対応OSを搭載したマルチプロセッサと、このマルチプロセッサと外部ネットワーク装置とを接続するインタフェイスデバイスとを備え、マルチプロセッサ対応OSは、インタフェイスデバイスからのパケットの受信処理を複数のCPUのうち特定のCPUに割り当てるとともに、パケットの受信処理以外の処理を他のCPUに割り当て、パケットの受信処理を割り当てられたCPUのみがインタフェイスデバイスからのパケット到着(データ転送)をポーリングにて監視する。
この発明に係るネットワーク装置によれば、パケット受信処理を割り当てられた特定CPUのみがインタフェイスデバイスからのパケット到着をポーリングによって監視するので、OSの割込みハンドラ処理時間が短縮されて、他のCPUに割当てられるパケット受信処理以外のパケット処理への悪影響が回避される。これにより、プロセッサとインタフェイスデバイスとの間のパケット受信処理におけるボトルネックが解消され、高速パケット処理が可能となる。
以下、本発明にかかるネットワーク装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1はこの発明に係るネットワーク装置の実施の形態1をパケット受信処理の流れとともに示す機能ブロック図である。図1において、ネットワーク装置は、外部ネットワークの物理デバイス(PHYレイヤ)1と接続されパケット処理(主にMACレイヤ:Ethernet(登録商標)処理)を特化して行う汎用ネットワークインタフェイスカード(ネットワークインタフェイスデバイス)2と、複数のCPU6a〜6dを持つとともにこれらCPU群の共有メモリ空間上に複数のCPUを認識、使用可能なマルチコア/マルチプロセッサ対応OS(以降、単にOS)7を搭載するマルチコア/マルチプロセッサ対応CPU(以降、単にマルチプロセッサ)6とを含んで構成されている。
図1はこの発明に係るネットワーク装置の実施の形態1をパケット受信処理の流れとともに示す機能ブロック図である。図1において、ネットワーク装置は、外部ネットワークの物理デバイス(PHYレイヤ)1と接続されパケット処理(主にMACレイヤ:Ethernet(登録商標)処理)を特化して行う汎用ネットワークインタフェイスカード(ネットワークインタフェイスデバイス)2と、複数のCPU6a〜6dを持つとともにこれらCPU群の共有メモリ空間上に複数のCPUを認識、使用可能なマルチコア/マルチプロセッサ対応OS(以降、単にOS)7を搭載するマルチコア/マルチプロセッサ対応CPU(以降、単にマルチプロセッサ)6とを含んで構成されている。
インタフェイスカード2は、ネットワーク物理デバイス1に、GMII、XAUI、及びXGMII等のインタフェイス3を介して接続されている。また、インタフェイスカード2とマルチプロセッサ6とは、PCI或いはPCI Express等のバスインタフェイス8を介して接続されている。
ハードウェアであるインタフェイスカード2内部には、MACレイヤプロトコル処理部4とフレームデータ格納バッファ5とが設けられている。一方、ソフトウェアであるOS7は、認識しているCPUメモリ空間内に設けられたフレームデータ格納バッファ9と、インタフェイスカード2に対してポーリングにてパケット到着を監視するポーリング処理部10と、上位レイヤへの転送に使用されるパケットバッファキュー11とを認識可能とされている。インタフェイスカード2のフレームデータ格納バッファ5から、マルチプロセッサ対応OS7のフレームデータ格納バッファ9へは、一般的にCPUが介在しないDMA(Direct Memory Access)転送によってフレームデータが転送される。
次に、ポーリング処理部10の動作について図2のフローチャートに沿って説明する。ネットワーク装置は、OS7を搭載したマルチプロセッサ6と、外部ネットワーク装置との接続のためのインタフェイスカード2とを含んで構成され,IPパケットに代表される通信パケットの転送や上位レイヤプロトコルの処理をOS上のアプリケーションにて実行する。図示しない外部ネットワーク装置からのIPパケットは、ネットワーク物理デバイス1で物理的な信号を受信、終端され、MACレイヤ処理を行なうインタフェイスカード2へ規定インタフェイス3経由で送信される。
インタフェイスカード2では、MACレイヤプロトコル処理部4にてMACヘッダ解析、フレーム検証、送信先・送信元アドレス検証を行い、装置内上位レイヤに送信すべきフレームは自身のバッファ5に格納する。そして、インタフェイスカード2は、自身のフレームデータ格納バッファ5からデバイス初期化時に指定されたOSメモリ内のバッファ9に向けてDMA転送を行なう。なお、ここでOSメモリ内のバッファ9に1回のDMA転送にて転送可能なフレーム数は、ネットワークインタフェイスデバイスの仕様及びパラメータ設定に依存しており、複数のフレームをまとめてDMA転送することも可能である。
図2のフローチャートにおいて、OS7上のポーリング処理部10は、予め決められた特定のCPU6aに固定的に処理を割当てられる(ステップS1)。そして、従来一般的にパケット到着を通知する際に用いられていたインタフェイスカード2のハードウェア割込みは停止される(ステップS2)。その後、ポーリング処理部10はインタフェイスカード2のDMA転送完了(パケット到着)を監視するため、インタフェイスカード2のハードウェア情報(レジスタ)を最短フレーム長の到着間隔と同様な周期にてポーリングを実行する(ステップS3)。なお、複数のインタフェイスカード2が上位レイヤタスク12と分離するように設けられていれば、単一のポーリング処理部で監視しても、複数のCPU上の複数のポーリング処理部で監視してもよい(つまり、インタフェイスカード2の数に応じてポーリング処理部10の数を変更(増加)してもよい)。
そして、このポーリングによってパケット到着を検出すると、OSメモリ内バッファ9よりフレーム情報を取得し、OS内部で管理可能な形式であるパケットデータ(ソケットバッファ)を生成して(ステップS4)、その後、上位レイヤ転送向けのパケットバッファキュー11にキューイングする(ステップS5)。キューイングされたパケットデータは上位レイヤ処理(IPスタック、アプリケーション等)のタスクが随時必要に応じてデキューし、パケット処理が継続される。この時、上位レイヤ処理のタスクはポーリング処理部10が割り当てられたCPU6aとは異なる他のCPU6b〜6cに割当てられる。そして、インタフェイスカード2のフレームデータ格納バッファ5からOSメモリ内のバッファ9にDMA転送が行われ(ステップS6)、その後、ステップS3に戻るようにして、この間の動作を繰り返す。
すなわち、本実施の形態のネットワーク装置においては、以下の特徴的な動作とその効果を有している。
(1)マルチプロセッサ6で構成される複数のCPU群(CPU6a〜6d)を、インタフェイスカード(ネットワークデバイス)2からのパケット受信処理とその他のパケット処理とにOSレベルで分割して割り当てる。
(2)パケット受信処理を割り当てた特定CPU6aのみがインタフェイスカード2からのパケット到着(データ転送)を常にポーリングによって監視する。これにより、従来のOSの割込みハンドラ処理時間を短縮して、その他のCPU6b〜6dに割当てるパケット処理への悪影響を回避する。
(3)特定CPU6aにてパケット受信後,その他のパケット処理が割り当てられている各CPU6b〜6dの上位レイヤタスク12にパケット情報(バッファ位置、サイズ、パケット種別)を順番に通知する。
(4)通知されたパケット情報を基に上位レイヤタスク12は、パケット処理を継続する。
(1)マルチプロセッサ6で構成される複数のCPU群(CPU6a〜6d)を、インタフェイスカード(ネットワークデバイス)2からのパケット受信処理とその他のパケット処理とにOSレベルで分割して割り当てる。
(2)パケット受信処理を割り当てた特定CPU6aのみがインタフェイスカード2からのパケット到着(データ転送)を常にポーリングによって監視する。これにより、従来のOSの割込みハンドラ処理時間を短縮して、その他のCPU6b〜6dに割当てるパケット処理への悪影響を回避する。
(3)特定CPU6aにてパケット受信後,その他のパケット処理が割り当てられている各CPU6b〜6dの上位レイヤタスク12にパケット情報(バッファ位置、サイズ、パケット種別)を順番に通知する。
(4)通知されたパケット情報を基に上位レイヤタスク12は、パケット処理を継続する。
以上のように本実施の形態のネットワーク装置によれば、パケット受信処理を特定のCPU6aに割り当てるので、割込みによるパケット到着監視の際に発生するOS割込みハンドラ処理及びタスクスケジューリング処理の時間を短縮することができる。また、ポーリングによるパケット到着監視の際に問題となるCPU負荷による他タスク処理への悪影響を回避することができる。これにより、ショートパケット連続受信時においてもライブロックの発生することがない高速パケット受信処理を実現することができる。
なお、本実施の形態のネットワーク装置においては、ネットワークインタフェイスデバイスは、汎用ネットワークインタフェイスカードによって構成されているが、ネットワークインタフェイスデバイスは、汎用ネットワークインタフェイスカードに限らず、パケット処理に特化したハードウェアであれば適用することができ、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)/FPGA(Field Programmable Gate Array)/NPU(Network Processing Units)等でもよい。
実施の形態2.
図3はこの発明に係るネットワーク装置の実施の形態をパケット受信処理の流れとともに示す機能ブロック図である。図3において、本実施の形態のネットワーク装置のOS7は、実施の形態1の構成に加えてクラス分類処理部13と負荷予測処理部14とを有している。クラス分類処理部13は、パケット種別によるグルーピングを行うことにより処理CPU割り当てを実行する。負荷予測処理部14は、パケット処理時間の見積もりを統計管理してCPU負荷予測に応じてCPU割り当てを実行する。その他の構成は実施の形態1のものと同様である。
図3はこの発明に係るネットワーク装置の実施の形態をパケット受信処理の流れとともに示す機能ブロック図である。図3において、本実施の形態のネットワーク装置のOS7は、実施の形態1の構成に加えてクラス分類処理部13と負荷予測処理部14とを有している。クラス分類処理部13は、パケット種別によるグルーピングを行うことにより処理CPU割り当てを実行する。負荷予測処理部14は、パケット処理時間の見積もりを統計管理してCPU負荷予測に応じてCPU割り当てを実行する。その他の構成は実施の形態1のものと同様である。
図4は本実施の形態のポーリング処理部10の動作を示すフローチャートである。図5はクラス分類処理部13の動作を示すフローチャートである。図6は負荷予測処理部14の動作を示すフローチャートである。まず、図4に沿ってポーリング処理部10の動作について説明する。ポーリング処理部10がOSメモリ内バッファ9よりフレーム情報を取得してOS内部で管理可能な形式であるパケットデータ(ソケットバッファ)を生成するまでは、上記図2のフローチャートの動作と同じである(ステップS11〜ステップS14)。
ステップS15にてクラス分類処理(機能振り分け)を適用する場合には、ポーリング処理部10はパケットデータをクラス分類処理部13に送信する。図5に移行して、クラス分類処理部13は、ポーリング処理部10と同様に、特定CPU6aに固定的に割り当てられ(ステップS21)、他上位レイヤタスクとは分離されたこの特定CPU6a上で動作する。そして、ポーリング処理部10からパケットデータを受け取ると(ステップS22)、所定のグループ(送信元・送信先IPアドレス、上位プロトコル、サービス、優先度等を事前に登録しておき、これに基づいてグループ分けする)に分類し(ステップS23)、その分類に従って指定CPU用の上位レイヤ転送向けのキュー11にキューイングを行ない、指定されたCPUにそのパケットデータを処理する上位レイヤタスク12b〜12dを割当てる(ステップS24,S25)。なお、このとき図4のステップS17の動作は行わない。このように動作することで、グルーピングに応じた機能振分の実現及びCPUキャッシュヒット率向上が可能となる。
図4にもどり、ステップS16にて負荷予測処理(負荷分散)を適用する場合には、ポーリング処理部10はパケットデータを負荷予測処理部14に送信する。図6に移行して、負荷予測処理部14は、ポーリング処理部10同様、特定CPU6aに固定的に割り当てられ(ステップS31)、他上位レイヤタスクとは分離されたこの特定CPU6a上で動作する。そして、ポーリング処理部10からパケットデータを受信すると(ステップS32)、このパケットに対するCPU処理時間をパケット種別に基づいて見積もり、CPU6b〜6d毎に統計管理をして、これを処理負荷(処理時間)としてCPU6b〜6d毎に情報を管理する(ステップS33)。そして、この情報に基づいて指定CPU用の上位レイヤ転送向けのキュー11にキューイングを行ない、指定されたCPUにそのパケットデータを処理する上位レイヤタスク12b〜12dを割当てる(ステップS34,S35)。なお、このとき図4のステップS17は行わない。このように上位レイヤ転送向けのキュー11にキューイングする際、統計情報を用いることで処理負荷の低いCPUを優先的に指定可能であり負荷分散を実現することができる。なお、クラス分類処理部13と負荷予測処理部14とは、排他使用ではなく共に連動したCPU割当てが可能とされている。
以上のように本実施の形態のネットワーク装置においては、パケット情報を順番に各CPU6b〜6dの上位レイヤタスクへ通知するのではなく、特定のグループ分類に従って指定のCPU6b〜6dに振分通知する。グルーピングに応じた機能振分の実現が可能となる。
また、他のCPU6b〜6dにて行なうパケット処理へのパケット情報通知において、このパケットにおける処理負荷(処理時間)をCPU毎に統計情報として管理する。振分通知の際にこの管理情報を用いることで常に処理負荷の低いCPUに対して処理を分散可能となる。
この発明は、マルチコア/マルチプロセッサ対応OSを搭載したマルチコア/マルチプロセッサ対応CPU及び外部ネットワーク装置との接続のためのネットワークインタフェイスデバイスを有するネットワーク装置に最適なものである。
1 ネットワーク物理デバイス
2 ネットワークインタフェイスカード(ネットワークインタフェイスデバイス)
3 規定インタフェイス
4 レイヤプロトコル処理部
5 ネットワークインタフェイスカード内部のフレームデータ格納バッファ
6 マルチプロセッサ(マルチコア/マルチプロセッサ対応CPU)
6a〜6d CPU
8 バスインタフェイス
9 OSの認識するCPUメモリ空間内のフレームデータ格納バッファ
10 ポーリング処理部
11 パケットバッファキュー
12,12b〜12d 上位レイヤタスク
13 クラス分類処理部
14 負荷予測処理部
18 ハンドラ・ネットワークドライバ
2 ネットワークインタフェイスカード(ネットワークインタフェイスデバイス)
3 規定インタフェイス
4 レイヤプロトコル処理部
5 ネットワークインタフェイスカード内部のフレームデータ格納バッファ
6 マルチプロセッサ(マルチコア/マルチプロセッサ対応CPU)
6a〜6d CPU
8 バスインタフェイス
9 OSの認識するCPUメモリ空間内のフレームデータ格納バッファ
10 ポーリング処理部
11 パケットバッファキュー
12,12b〜12d 上位レイヤタスク
13 クラス分類処理部
14 負荷予測処理部
18 ハンドラ・ネットワークドライバ
Claims (5)
- 複数のCPUを持つとともに共有メモリ空間上にマルチプロセッサ対応OSを搭載したマルチプロセッサと、
当該マルチプロセッサと外部ネットワーク装置とを接続するインタフェイスデバイスとを備え、
前記マルチプロセッサ対応OSは、前記インタフェイスデバイスからのパケットの受信処理を前記複数のCPUのうち特定のCPUに割り当てるとともに、前記パケット受信処理以外の処理を他のCPUに割り当て、前記パケットの受信処理を割り当てられた前記CPUのみが前記インタフェイスデバイスからのパケット到着をポーリングにて監視する
ことを特徴とするネットワーク装置。 - 前記マルチプロセッサ対応OSは、前記パケット受信処理以外の処理を、予めグループ分けされているパケット種別に基づいて、該パケット種別に対応する前記他のCPUに割り当てる
ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク装置。 - 前記マルチプロセッサ対応OSは、パケット毎のCPU処理時間を見積もり統計管理して、前記パケット受信処理以外の処理を負荷が分散するように前記他のCPUに割り当てることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク装置。
- 前記マルチプロセッサ対応OSは、前記インタフェイスデバイスのハードウェア情報をポーリングして前記パケット到着を監視する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のネットワーク装置。 - 前記マルチプロセッサ対応OSは、前記インタフェイスデバイスのハードウェア情報を最短フレーム長の到着間隔と同様な周期にてポーリングする
ことを特徴とする請求項4に記載のネットワーク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006312834A JP2008129767A (ja) | 2006-11-20 | 2006-11-20 | ネットワーク装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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