JP2008129278A - 画像形成装置、画像形成装置の構成体及びその制御方法 - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の構成体及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザによる手作業が必要な部位を容易に特定可能な画像形成装置を提供すること。
【解決手段】本発明の1態様に係る画像形成装置は、装置の特定部位を示す機能を有する画像形成装置1であって、画像形成装置1の動作を制御する制御部600と、画像形成装置1を構成する複数の構成体に夫々取り付けられ、制御部600と無線通信可能な複数のICチップ500とを備え、制御部600は、複数のICチップ500を個別に識別可能であり、構成体が所定の状態となったことを検知して構成体に取り付けられたICチップ500を発光させるための信号を発信する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置用交換部品及びその制御方法に関し、特に画像形成装置の修理、点検、保守及び画像形成装置に含まれる交換部品の交換の容易化に関する。
近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられるプリンタやファクシミリ等の画像形成装置は欠かせない機器となっている。画像形成装置にはトナーやドラム等の消耗品が搭載されており、これらの消耗品の交換時における誤装着防止や寿命判定を容易に行うために、消耗品に記憶素子を搭載し、装置本体との電子情報の送受信を可能とする方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。他方、画像形成装置において、出力用紙を装置内部で搬送している最中に紙詰まりが発生した場合や、トナー、ドラム等の消耗品が交換時期であること等の不具合警告は、一般的に画像形成装置の操作部に設けられた液晶画面に表示することが多い。また、上記の不具合警告の際に操作すべき箇所及びその操作方法を記載したものを、操作箇所の近くに貼付する等の配慮がなされている。
特開2004−326125公報
しかしながら、消耗品の交換や紙詰まりの解消等の操作において、液晶画面に表示された情報が不十分なため不具合個所を特定できず、装置の運転を再開できないという問題もある。画像形成装置において液晶画面を設けるスペースは限られているため、画面範囲の拡大による不具合個所の表示の詳細化には限界がある。また、液晶画面に詳細な表示を行ったとしても、消耗品の交換や紙詰まりの解消において実際に操作すべき個所を直接示すわけではないので、不慣れなユーザにとっては不具合個所を特定するのが難しいという問題は依然残る。
本発明は、上述した実情を考慮してなされたもので、ユーザによる手作業が必要な部位を容易に特定可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、装置の特定部位を示す機能を有する画像形成装置であって、前記画像形成装置の動作を制御する制御部と、前記画像形成装置を構成する複数の構成体に夫々取り付けられ、前記制御部と無線通信可能な複数の発光部とを備え、前記制御部は、前記複数の発光部を個別に識別可能であり、前記構成体が所定の状態となったことを検知して前記構成体に取り付けられた前記発光部を発光させるための信号を発信することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記所定の状態が、前記構成体が交換を要する状態であることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記構成体が感光体ユニットであることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記構成体が転写ユニットであることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記構成体が定着ユニットであることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記構成体が現像ユニットであることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記所定の状態が、前記構成体に収納される画像形成用部材の残量が所定の閾値以上又は所定の閾値以下である状態であることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項7に記載の画像形成装置において、前記構成体が顕色材の収納ユニットであることを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項7に記載の画像形成装置において、前記構成体が画像形成用紙の収納ユニットであることを特徴とする。
また、請求項10の発明は、画像形成装置を構成する構成体であって、前記画像形成装置の動作を制御する制御部と無線通信可能な発光部を有し、前記発光部は、前記構成体が所定の状態となったことを検知した前記制御部の命令に従って発光することを特徴とする。
また、請求項11の発明は、装置の特定部位を示す機能を有する画像形成装置の制御方法であって、前記画像形成装置を構成する構成体が所定の状態となったことを検知し、前記構成体に取り付けられた発光部を発光させるための無線信号を発信することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザによる手作業が必要な部位を容易に特定可能な画像形成装置を提供することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
<実施形態1>
本実施形態は、プリンタ、複写機及びファクシミリ等の画像形成装置において、画像形成に用いるインク等の消耗品や、経年劣化等の理由により交換される部品及び装置の不具合時に操作すべき箇所に発光体を取り付け、消耗品及び交換品の交換が必要となった場合や装置の不具合時に該当箇所の発光体を発光させ、交換若しくは操作すべき箇所の認定を容易にするものである。初めに画像形成装置の全体構成について説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の全体を示す断面図である。本実施形態に係る画像形成装置1は、プリンタ100、給紙テーブル200、画像読み取りユニット300及びADF(Auto Documennt Feeder:原稿自動搬送装置)400を有する。プリンタ100には、中央に、中間転写ユニットがあり、中間転写ユニットは無端ベルトである中間転写ベルト10を有する。中間転写ベルト10は、例えば伸びの少ないフッ素樹脂や伸びの大きなゴム材料に帆布など伸びにくい材料で構成された基層に、弾性層を設けた複層ベルトである。弾性層は、例えばフッ素系ゴムやアクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴムの表面に、例えばフッ素系樹脂をコーティングして平滑性のよいコート層を形成したものである。
中間転写ベルト10は、3つの支持ローラ14〜16に掛け廻されており、時計廻りに回動駆動される。第2の支持ローラ15の左に、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する中間転写体クリーニングユニット17設けられている。第1の支持ローラ14と第2の支持ローラ15との間の中間転写ベルト10には作像装置20が設けられている。作像装置20は、中間転写ベルト10の移動方向に沿って、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)およびシアン(C)の作像ユニット18を備える。作像ユニット18は、各色の感光ドラム40や図示しないトナーボトル、帯電ユニット、現像ユニット及び感光体クリーニングユニットを有する。感光体クリーニングユニットは、感光ドラム40から剥離されたトナーを一時的に溜めておく感光体廃トナーボトルを有する。作像装置20に含まれる各作像ユニット18はICタグを備え、プリンタ本体に対して脱着可能に装着されている。作像装置20の上方には、各色感光体ユニットの各感光体ドラムに画像形成のためのレーザ光を照射する書き込みユニット21が設けられている。
中間転写ベルト10の下方には、2次転写ユニット22が設けられている。2次転写ユニット22は、2つのローラ23間に無端ベルトである2次転写ベルト24を掛け渡し、中間転写ベルト10を押し上げて第3の支持ローラ16に押当てるように配置されている。この2次転写ベルト24は、中間転写ベルト10上の画像を用紙上に転写する。2次転写ユニット22の横には、用紙上の転写画像を定着する定着ユニット25が設けられており、トナー像が転写された用紙がそこに送り込まれる。定着ユニット25は、無端ベルトである定着ベルト26に加熱、加圧ローラ27を押し当てたものである。定着ベルト26には、図示しない定着オイル塗布ユニットによって定着オイルが塗布される。2次転写ユニット22および定着ユニット25の下方にはシート反転ユニット28が設けられている。シート反転ユニット28は、表面に画像を形成した直後の用紙の裏面にも画像を記録するために、表裏を反転して送り出す。
画像形成装置1の操作部ユニット(不図示)において、スタートスイッチが押されると、ADF400の原稿給紙台30上に原稿があるときは、それをコンタクトガラス32上に搬送する。ADF400に原稿が無いときにはコンタクトガラス32上の手置きの原稿を読むために、画像読み取りユニット300のスキャナを駆動し、第1キャリッジ33および第2キャリッジ34を、読み取り走査駆動する。そして、第1キャリッジ33上の光源からコンタクトガラスに光を発射するとともに原稿面からの反射光を第1キャリッジ33上の第1ミラーで反射して第2キャリッジ34に向け、第2キャリッジ34上のミラーで反射して結像レンズ35を通して読み取りセンサであるCCD(Charge Coupled Devices)36に結像する。CCD36で得た画像信号に基づいてK,Y,M,C各色記録データが生成される。
また、スタートスイッチが押されたときに、中間転写ベルト10の回動駆動が開始されるとともに、作像装置20に含まれる各ユニットの作像準備が開始される。そして各色作像の作像シーケンスが開始されると、各色用の感光体ドラムに各色記録データに基づいて変調された露光レーザが投射され、各色作像プロセスにより各色トナー像が中間転写ベルト10上に一枚の画像として、重ね転写される。中間転写ベルト10に形成されたトナー画像の先端が2次転写ユニット22と重なる時と同時に、画像形成用の用紙の先端が2次転写ユニット22に進入するように、タイミングを合わせて用紙が2次転写ユニット22に送り込まれる。これにより中間転写ベルト10上のトナー像が用紙に転写する。トナー像が移った用紙は定着ユニット25に送り込まれ、そこでトナー像が用紙に定着される。ここでは中間転写ベルト及び2次転写ベルトの2つの転写ベルトを有する機構を説明したが、転写機構が一つのベルトで行う事ができる転写機構もある。
画像形成用の用紙は、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択回転駆動し、給紙ユニット43に多段に備えられた給紙トレイ44の1つからシートを繰り出し、分離ローラ45で1枚だけ分離して、搬送コロユニット46に入れ、搬送ローラ47で搬送してプリンタ100内の搬送コロユニット48に導き、搬送コロユニット48のレジストローラ49に突き当てて止めてから、前述のタイミングで2次転写ユニット22に送り出される。手差しトレイ51上に用紙を差し込んで給紙することもできる。ユーザが手差しトレイ51上に用紙を差し込んでいる場合は、プリンタ100が給紙ローラ50を回転駆動して手差しトレイ51上のシートの一枚を分離して手差し給紙路53に引き込み、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。
定着ユニット25で定着処理を受けて排出される用紙は、切換爪55で排出ローラ56に案内され、排紙トレイ57上にスタックされる。他の態様として、切換爪55でシート反転ユニット28に案内され、そこで表裏反転されて再び転写位置へと導かれ、裏面に画像形成された後に排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出される。一方、画像転写後の中間転写ベルト10上に残留する残留トナーは、中間転写体クリーニングユニット17で除去され、中間転写ベルト10は再度の画像形成に備える。中間転写クリーニングユニット17は、中間転写ベルト10から剥離されたトナーを一時的に溜めておく中間転写廃トナーボトルを有する。レジストローラ49は一般的には接地されて使用されることが多いが、用紙の紙粉除去のためにバイアス電圧を印加することも可能である。その際は、例えば導電性ゴムローラを用いバイアスを印加する。この導電性ゴムローラは、直径18mmで、表面を1mm厚みの導電性NBRゴムにより実現可能である。電気抵抗はゴム材の体積抵抗で109Ωcm程度である。このようにバイアスを印加したレジストローラ49を通過した後の紙表面は、若干マイナス側に帯電している。よって、中間転写ベルト10からシートへの転写では、レジストローラ49に電圧を印加しなかった場合に比べて転写条件が変わり転写条件を変更する場合がある。中間転写ベルト10には、トナーを転写する側(表側)に−800V程度の電圧が印加され、裏面側には転写ローラ62によって+200V程度の電圧が印加される。
上述した画像形成装置1に含まれる各部材には、発光機能を有するICチップが取り付けられる。図2を用いて、画像形成装置1に含まれる各部材に取り付けられるICチップについて説明する。図2は、本実施形態に係るICチップ500の全体構成を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態に係るICチップ500は、不揮発性メモリ501、制御回路502、変調回路503、復調回路504、電源回路505、送信回路506、送信用アンテナ507、受信用アンテナ508、受信回路509及びLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)510を有する。
図3は、画像形成装置1の動作を制御する制御部600及び画像形成装置1に含まれる各部材に取り付けられたICチップ500と制御部600との通信を行う非接触通信回路601を模式的に示す図である。図3に示すように、図1において説明した画像形成装置1に含まれる各部材に、夫々ICチップ500が取り付けられており、画像形成装置1内部には複数のICチップ500が備えられる。尚、図示の容易化のため図3においてはICチップ500a〜500jを示しているが、図1で説明した全ての部材にICチップ500を取り付けても良いし、一部の部材にのみ取り付けても良く、その数は任意である。非接触通信回路601は、画像形成装置1内部に備えられている全てのICチップ500との無線通信が可能である。本体側の制御部600と非接触通信回路601は、シリアルインターフェーで接続されており、このシリアルコミュニケーションインタフェースにより非接触通回路601と制御部600との間で信号の送受信が行なわれる。
次に図2を用いて非接触通信回路601とICチップ500との通信方式について説明する。本体側の非接触通信回路601は非接触ICチップ500と同じ回路構成になっている。制御部600から出力された信号を、非接触通信回路601は伝送用の電磁波に変換して送信する。ICチップ500は受信用アンテナ508で受けた電磁波の信号を受信回路509で増幅し復調回路504に送信する。また、受信用アンテナ508は、電磁波として受信した信号を電源回路505に送信する。電源回路505は受信用アンテナ508が受信した電磁波を整流し、ICチップ500の各部へ電源を供給する。復調回路504は受信回路509から受信した信号を伝送用の所定信号に復調後、制御回路502に送信する。制御回路502は復調回路504から受信した信号が不揮発性メモリ501に記憶する信号であれば、不揮発性メモリ501に送信する。また、制御回路502は、復調回路504受信した信号が、不揮発性メモリ501の内容を読み出す命令であれば、不揮発性メモリ501の内容を読み出し、変調回路503に送信する。変調回路503は制御部502から受信した信号を送信回路506で伝送用の所定信号に変調し、送信アンテナ507に送る。送信アンテナ507は、送信回路か506から受信した信号を電磁波として送信する。本体側の非接触通信回路601は、ICチップ500から受信した信号に対して増幅及び復調等の処理をし、処理後の信号を制御部600に送信する。
不揮発性メモリ501には、そのICチップ500が取り付けられる画像形成装置1の部材制御に必要な情報が記憶されている。不揮発性メモリ501に記憶される情報例としては、例えば、露光量、帯電量、現像バイアスなどの作像条件、カートリッジロット、製造年月日、種類、使用期間、認識番号、用開始年月日、コピー枚数、リサイクル回数、リサイクル回数の上限、カートリッジの構成部品の交換時期、トナーロット、製造年月日、充填量、種類、保存期間、リサイクル回数、リサイクル回数の上限等である。又、送信アンテナ507と受信用アンテナ508、送信回路506と受信回路509、復調回路504と変調回路503は便宜上分けて説明しているが、機能を満足していれば共通の回路を使用することも可能である。また、LED510は、電源回路505により起電され、制御回路502の制御により発光する。ICチップ500は各々IDを持ち、本体側アンテナから特定のチップに対し発光をさせることが可能である。
次に、本実施形態に係る画像形成装置1の動作について説明する。図4は、画像形成装置1において紙詰まりが発生した場合の動作例である。画像形成装置1の制御部600が紙詰まりを検出すると(S401)、制御部600は、非接触通信回路601にポーリング信号を送信させる(S402)。この時のポーリング信号には、紙詰まりが検出された部位の画像形成装置1の部材に取り付けられたICチップ500のID情報が含まれる。例えば、給紙路46や給紙路48の部分で紙詰まりが検出されれば、S402のポーリング信号には給紙路46若しくは給紙路48に取り付けられたICチップ500のIDが含まれ、中間転写ベルト10と作像装置20との間で紙詰まりが検出された場合は、中間転写ベルト10及び作像装置20に取り付けられたICチップ500のIDが含まれる。
ポーリング信号を受信した夫々のICチップ500は、信号で指定されているIDと自身の有するIDとを比較し、IDが一致すればLED510を発光させると共に非接触通信回路601に対して応答信号を送信する(S403)。非接触通信回路601は、応答信号を受信すると、図5に示すように、LED510が点灯している部分に詰まっている紙を取り出すように警告を表示する(S404)。このように、紙詰まりの際に開放して紙を取り出すべき部位において、発光体を発光させることにより、ユーザに対して紙詰まりを解消すべき部分を明示することができ、ユーザによる不具合箇所の特定を容易にすることができる。その後、ユーザにより警告に従って該当部分が開かれると、制御部600はそれを検知し(S405)、画像形成装置1の表示部に図6に示すように、LED510が点灯している部分が開放されている旨の警告を表示する(S406)。この時、開放された部分がS403において点灯したICチップ500が取り付けられている部分と同一であれば、そのままそのICチップ500を点灯させておけば良いし、S403においてLEDが点灯した部分と異なる部分が開放されれば、制御部600がそれを検知し、開放された部分に取り付けられたICチップ500のIDを指定して、LED510を点灯させる命令を非接触通信回路601から送信しても良い。
その後、制御部600は、開放された部分が閉じられたことを検出すると(S407)紙詰まりが解消されたか否か確認し、紙詰まりが解消されていれば(S408)処理を終了する。紙詰まりが解消されていなければ、制御部600は再度S402からの処理を繰り返す。尚、ICチップ500は非接触通信回路601からの電磁波を受信することにより電源が供給され、LED510の点灯が可能となる。従って、図4に示すS402以降の各ステップにおいて、制御部600は一定間隔毎に非接触通信回路601にポーリング信号を発信させ続ける。これにより、紙詰まりが解消されるまで、該当箇所に取り付けられたICチップ500のLED510が発光可能となる。また、紙詰まり等の不具合解消のために必要となる操作は、図4において説明したように、主に該当部分の開閉である。本実施形態のように、非接触通信を可能とするICチップ500を用いることにより、開閉体や回転体等の機械的に動く部材に対して、外部から電源を供給し発光等の電気的動作を実行させることが容易となる。
<実施形態2>
本実施形態においては、実施形態1とは異なる動作例を説明する。尚、実施形態1と同様の符号を付す構成については実施形態1と同一又は相当部を示し、説明を省略する。実施形態1においては、紙詰まりが発生した際の動作を例として説明した。本実施形態においては、消耗品の交換についての動作を例として説明する。図7は、定着ユニット25を模式的に示す斜視図である。図に示すように定着ユニット25は定着オイル塗布ユニット29を有し、定着オイル塗布ユニット29は定着ユニット25本体に対して着脱可能である。定着ユニット25本体及び定着オイル塗布ユニット29は消耗品であるため、ユーザによる交換が必要であるが、実施形態1において説明したように、不慣れなユーザにとっては、そのユニットがどこにあるかを特定する事が困難である。定着ユニット25や定着オイル塗布ユニット29にICチップ500を取り付けることにより、これらのユニットの位置を明示することができる。
更にオイル塗布ユニットは定着ユニットに装着された状態である為、その交換時には定着ユニットを画像形成装置から取り外す必要がある。ICチップ500を用いることにより、非接触の状態での通信が可能となるため、ICチップ500の通信距離範囲以内であれば装置から脱着された状態でも定着ユニット25及び定着オイル塗布ユニット29を明示するようにLED510を発光させる事が可能である。また、ICチップ500のデータ送受信動作を用いる事により、非接触通信回路601が発信したポーリング信号に対するICチップ500からの応答がなくなった場合(通信距離範囲外となった場合)、制御部600は、画像形成装置1の操作部に“交換ユニットの明示(LED発光)を行いたい場合は装置に近づけて下さい”のようなメッセージを表示し、装置から外したユニットに対しても、ユニットの特定を可能とすることができる。
尚、上記の説明においては、定着ユニット25及び定着オイル塗布ユニット29を例として説明したが、消耗若しくは経年劣化、部材の寿命等により交換が必要となる部材であれば、本実施形態を適用することが可能である。例えば図1において説明した、感光体ドラム40、中間転写ベルト10や2次転写ユニット22等の転写ユニット、中間転写クリーニングユニット17や作像ユニットに含まれる感光体クリーニングユニット等のクリーニングユニット、現像ユニット等に適用することにより、上記において説明した効果と同等の効果を奏することが可能である。
また、図1において説明した給紙カセット44にICチップ500を取り付けても良い。従来技術においては、用紙の補充警告は画像形成装置1の表示部に表示することによって行っていた。また、給紙カセット44内部を可視化するための小窓を設けることによって、用紙の残枚数を確認できるようにしていた。しかし、画像形成装置1の表示部への表示は、用紙のなくなった給紙カセット44を直接示すものではなく、給紙カセット44に小窓を設ける態様も、用紙残枚数が少ないことを警告するものではないため、その目的の達成については不十分であった。給紙カセット44の前面にICチップ500を取り付けることにより、給紙カセット44にセットされた印刷用紙の残枚数が残り少ない場合や、印刷用紙が無くなった場合に、ICチップ500のLED510を発光させ、用紙を補充すべきカセットを明示することができる。給紙カセット44は、画像形成装置1本体から対して引き出して開閉する構造が一般的であるため、画像形成装置1本体との電気的接続が困難であったが、本実施形態のように非接触通信が可能なICチップ500を用いることにより、この問題を解決することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るICチップの全体構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置とICチップとを模式的に示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の動作例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の表示を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の表示を示す図である。 本発明の実施形態に係る定着ユニットを模式的に示す斜視図である。
符号の説明
1 画像形成装置、10 中間転写ベルト、14、15、16 支持ローラ、
17 中間転写体クリーニングユニット、18 作像ユニット、
20 作像装置、21 書き込みユニット、22 2次転写ユニット、
23 ローラ、24 2次転写ベルト、25 定着ユニット、
26 定着ベルト、27 加圧ローラ、28 シート反転ユニット、
29 定着オイル塗布ユニット、30 原稿給紙台、32 コンタクトガラス、
33 第1キャリッジ、34 第2キャリッジ、35 結像レンズ、
36 CCD、40 感光ドラム、42 給紙ローラ、43 給紙ユニット、
44 給紙カセット、45 分離ローラ、46 給紙路、47 搬送ローラ、
48 給紙路、49 レジストローラ、50 給紙ローラ、
51 手差しトレイ、53 手差し給紙路、55 切換爪、56 排出ローラ、
57 排紙トレイ、100 プリンタ、200 給紙テーブル、
300 画像読み取りユニット、400 ADF、500 ICチップ、
501 不揮発性メモリ、502 制御回路、503 変調回路、
504 復調回路、505 電源回路、506 送信回路、
507 送信用アンテナ、508 受信用アンテナ、509 受信回路、
510 LED、600 制御部、601 非接触通信回路

Claims (11)

  1. 装置の特定部位を示す機能を有する画像形成装置であって、
    前記画像形成装置の動作を制御する制御部と、
    前記画像形成装置を構成する複数の構成体に夫々取り付けられ、前記制御部と無線通信可能な複数の発光部とを備え、
    前記制御部は、前記複数の発光部を個別に識別可能であり、前記構成体が所定の状態となったことを検知して前記構成体に取り付けられた前記発光部を発光させるための信号を発信することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記所定の状態とは、前記構成体が交換を要する状態であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記構成体が感光体ユニットであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記構成体が転写ユニットであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記構成体が定着ユニットであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  6. 前記構成体が現像ユニットであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  7. 前記所定の状態とは、前記構成体に収納される画像形成用部材の残量が所定の閾値以上又は所定の閾値以下である状態であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  8. 前記構成体が顕色材の収納ユニットであることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記構成体が画像形成用紙の収納ユニットであることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 画像形成装置を構成する構成体であって、
    前記画像形成装置の動作を制御する制御部と無線通信可能な発光部を有し、
    前記発光部は、前記構成体が所定の状態となったことを検知した前記制御部の命令に従って発光することを特徴とする画像形成装置の構成体。
  11. 装置の特定部位を示す機能を有する画像形成装置の制御方法であって、
    前記画像形成装置を構成する構成体が所定の状態となったことを検知し、
    前記構成体に取り付けられた発光部を発光させるための無線信号を発信することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010159107A (ja) * 2009-01-07 2010-07-22 Nec Fielding Ltd 紙類繰り出し装置の寿命管理システム、寿命管理方法、寿命管理端末、及び紙類繰り出し装置

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JP2010159107A (ja) * 2009-01-07 2010-07-22 Nec Fielding Ltd 紙類繰り出し装置の寿命管理システム、寿命管理方法、寿命管理端末、及び紙類繰り出し装置

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