JP2008127819A - ロック具及びこれを利用した開閉体錠 - Google Patents
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Abstract
【課題】例えば指1本で、少なくとも施錠状態にすることができること。
【解決手段】収納部分4を有する取り付け基体3と、解錠状態の時には収納部分に位置するように第1支軸5を介して軸支され、かつ、付勢手段6により常時ロック方向に付勢されロック板7と、同じく解錠状態の時にはロック板を押さえ付けた状態で収納部分に位置するように第2支軸8を介して軸支された係合板2とから成り、施錠状態にする場合には、係合板を指先で所定位置まで回転変位させると、ロック板が付勢手段のバネ力により収納部分の外方向へと所定位置まで回転してその自由端部7aで係合板の動き規制するロック具。
【選択図】 図4
Description
本発明は、例えば建具や家具用としてのロック具と、これを利用した開閉体錠に関する。
特許文献1や特許文献2に記載されているように、普通一般の引戸錠は、(a)開閉体である引戸の戸先、或いは下框、或いはまた上框に錠箱内装の鎌片、デッドボルト等の係合片を設け、一方、前記係合片が係脱する凹所を有する受け具は、固定部材である戸枠の縦枠や下枠或いは上枠に設けている。
また、普通一般の引戸錠は、(b)開閉体に設けられたシリンダ錠の鍵穴に合鍵を差込み、該合鍵を操作することによって、またはサムターンを操作することによって、係合片が固定部材の受け具に対して出没する。さらに、普通一般の引戸錠は、(c)閉戸時には引戸が戸枠の縦枠に衝突する。
ところで、現在、合鍵を回転操作しないで、望ましくは1本の指で簡単に操作して施錠状態又は解錠状態にできる(いわゆる操作性が良い)ロック具の出現が要望されている。また、普通一般の引戸以外の開閉体に対象を広げるために、普通一般の引戸錠の有する(a)ないし(c)の特質に拘泥しない新規な開閉体錠の出現も要望されている。
特許公開2005−120606号公報
特許公開平10−102855号公報
本発明の第1の目的は、ロック具の操作性の向上を図り、例えば指1本で、少なくとも施錠状態にすることができること。第2の目的は、動産又は不動産の開口枠に取り付けることにより、家具や建具用のロック具として使用することができること。第3の目的は、従来の開閉体錠とは違う、いわば逆転の発想により、固定部材としての戸枠にロック具を取り付けると共に、該ロック具の方に鎌片的な機能を持たせ、一方、可動体としての開閉体の方に受け具を取り付けることにより、上げ下げ型シャッターや吊り下げ型ランナー方式の開閉体錠として利用することができることである。その他の目的は、従属項の構成要件によって特定され得る。
本発明のロック具は、収納部分4を有する取り付け基体3と、解錠状態の時には前記収納部分に位置するように第1支軸5を介して軸支され、かつ、付勢手段6により常時ロック方向に付勢されロック板7と、同じく解錠状態の時にはロック板を押さえ付けた状態で前記収納部分に位置するように第2支軸8を介して軸支された係合板2とから成り、施錠状態にする場合には、前記係合板を指先で所定位置まで回転変位させると、前記ロック板が前記付勢手段のバネ力により収納部分の外方向へと所定位置まで回転してその自由端部7aで前記係合板の動き規制することを特徴とする。
また、本発明の開閉体錠は、開閉体32に凹所51を有する受け具50を取り付け、一方、開閉体用戸枠31に請求項1に記載のロック具1を取り付けたことを特徴とする。ここで、「開閉体」とは、引手を介して左右又は上下に移動する戸をいい、シャッターも含まれる。
(1)ロック具の操作性の向上を図ることができる。例えば指1本でワンタッチ操作が可能である。
(2)動産又は不動産の開口枠に取り付けることにより、家具や建具用のロック具として使用することができる。
(3)上げ下げ型シャッター方式や吊り下げ型ランナー方式の開閉体錠として利用することができる。この場合、受け具は幅広の係合凹所を有することから、チリ寸法に対応して、ロック具の係合片を係合凹所に入れることができる。
(2)動産又は不動産の開口枠に取り付けることにより、家具や建具用のロック具として使用することができる。
(3)上げ下げ型シャッター方式や吊り下げ型ランナー方式の開閉体錠として利用することができる。この場合、受け具は幅広の係合凹所を有することから、チリ寸法に対応して、ロック具の係合片を係合凹所に入れることができる。
以下、図1乃至図17は、本発明の建具や家具用のロック具と、これを利用した開閉体錠に関する最良の形態である。
(1)ロック具と受け具
図1はロック具1と受け具50をそれぞれ示す斜視図である。図1(a)は、縦長状の形態をした施錠状態におけるロック具1であり、このロック具1は、例えば扉、開閉体等の建具用に用いられる場合には、戸枠の縦枠の外面に形成された縦長切欠に嵌め込まれる。一方、図1(b)は、ロック具1とセットで用いられる金属製の受け具50で、この受け具50の少なくとも一側面には、前記ロック具1の係合板と係合する凹所が形成されている。受け具50は、例えば開閉体の戸先に形成された縦長切欠に嵌め込まれる。後述する図13乃至図17で示すように、ロック具1と受け具50の組み合わせは、例えば開閉体錠Xを構成する。以下、本発明の構成要件について順次説明する。
図1はロック具1と受け具50をそれぞれ示す斜視図である。図1(a)は、縦長状の形態をした施錠状態におけるロック具1であり、このロック具1は、例えば扉、開閉体等の建具用に用いられる場合には、戸枠の縦枠の外面に形成された縦長切欠に嵌め込まれる。一方、図1(b)は、ロック具1とセットで用いられる金属製の受け具50で、この受け具50の少なくとも一側面には、前記ロック具1の係合板と係合する凹所が形成されている。受け具50は、例えば開閉体の戸先に形成された縦長切欠に嵌め込まれる。後述する図13乃至図17で示すように、ロック具1と受け具50の組み合わせは、例えば開閉体錠Xを構成する。以下、本発明の構成要件について順次説明する。
(2)受け具50
まず、説明の便宜上、図1乃至図3を参照にして、受け具50から説明する。図1(b)で示すように、受け具50は、金属製の板をプレスで折り曲げ形成して、例えば外観上、長箱状に形成する。この受け具50の新規事項を指摘すれば次のとおりである。まず、ロック具1と組み合わせて用いられること。付言すると、開閉体の戸先に凹所51を有する受け具50を取り付け、一方、戸枠の縦枠にロック具1を取り付けて、「開閉体錠X」として使用することができること。
まず、説明の便宜上、図1乃至図3を参照にして、受け具50から説明する。図1(b)で示すように、受け具50は、金属製の板をプレスで折り曲げ形成して、例えば外観上、長箱状に形成する。この受け具50の新規事項を指摘すれば次のとおりである。まず、ロック具1と組み合わせて用いられること。付言すると、開閉体の戸先に凹所51を有する受け具50を取り付け、一方、戸枠の縦枠にロック具1を取り付けて、「開閉体錠X」として使用することができること。
次に、開閉体の閉鎖時、受け具50の凹所51とロック具1の係合板2が対向し、施錠状態にする場合には、前記係合板2を指先で収納部分から食み出るように前記凹所51内へと回転変位させると、前記係合板2の少なくとも突出外端部2aが前記凹所51内に入り込むこと。
次に、受け具50の凹所51内に該凹所51を複数(例えば二分)に区分けする仕切り片52を設け、開閉体の閉鎖時、ロック具1の係合板2と対向する第1凹所51aは、係合板2を受止める係止用として使用され、一方、他方の露呈する第2凹所51bは引手用として使用されること。そして、前記仕切り片52は、図2で示すように、縦方向の柱状或いは棒状体であり、開閉体の閉鎖時、該棒状体を押し込むことが可能である。本実施例では、仕切り片52は、上下端部に螺合部(例えばメネジ)52aを有しており、受け具50の上下の壁50aに形成した貫通小孔53及び複数個の固着具54を介してケース形受け具50の凹所51内を二分するように螺着される。符号55は、第1凹所51aを形成する内壁面で、この内壁面55は係合板2のフラット形状、鉤形状等の突出先端部2aを受止める係止用として使用される。一方、符号56は前記内壁面55と対向する第2凹所51bの内壁面で、この内壁面56は開閉体を開ける際の引手用として利用される。その他の細部的事項は割愛する。
(3)ロック具1の基本的構成
まず、図4乃至図8を参照にしてロック具1の基本的構成を説明する。ロック具1は、図5で示す収納部分4を有する取り付け基体3と、解錠状態の時には前記収納部分4に位置するように上下一対の第1支軸5、5を介して軸支され、かつ、付勢手段6により常時ロック方向(図5の矢印A方向)に付勢され長板状のロック板7と、同じく解錠状態の時には前記収納部分4に位置するように上下一対の第2支軸8、8を介して軸支された係合板2とから成り、施錠状態にする場合には、前記係合板2の板状部分12に指先Fをあてがいながら所定位置(図5で示す位置)まで回転変位させる(図5の矢印B方向へ引き起こす)と、前記ロック板7が前記付勢手段6のバネ力により収納部分4の外方向へと所定位置(図5で示す位置)まで回転して、その自由端部7aが係合板2の内端部2bの端面に面接触状態に当たり、以後、係合板2の戻り方向の動き規制する(施錠状態)。
まず、図4乃至図8を参照にしてロック具1の基本的構成を説明する。ロック具1は、図5で示す収納部分4を有する取り付け基体3と、解錠状態の時には前記収納部分4に位置するように上下一対の第1支軸5、5を介して軸支され、かつ、付勢手段6により常時ロック方向(図5の矢印A方向)に付勢され長板状のロック板7と、同じく解錠状態の時には前記収納部分4に位置するように上下一対の第2支軸8、8を介して軸支された係合板2とから成り、施錠状態にする場合には、前記係合板2の板状部分12に指先Fをあてがいながら所定位置(図5で示す位置)まで回転変位させる(図5の矢印B方向へ引き起こす)と、前記ロック板7が前記付勢手段6のバネ力により収納部分4の外方向へと所定位置(図5で示す位置)まで回転して、その自由端部7aが係合板2の内端部2bの端面に面接触状態に当たり、以後、係合板2の戻り方向の動き規制する(施錠状態)。
そして、本実施例では、図6及び図7で示すように、前記上下一対の第2支軸8、8には、係合板2を常時収納部分4の方向に付勢する上下一対の戻しバネ9、9がそれぞれ巻装されている。
(4)ロック具1の具体的構成
次に、ロック具1の細部的構成を説明する。なお、一部の符号は省略している。ロック具1の基本的構成に於いて、上下一対の係合板2用の第2支軸8、8は、上下一対のロック板7用の第1支軸5、5に対して所定間隔を有して併設(平行に配設)されている。設計如何によっては、第1支軸5及び第2支軸8はそれぞれ1本であっても良いが、本実施例では、それぞれのバネの取り付け位置、組立の容易性等を考慮して、上方の軸と下方の軸とを互いに同軸上に分離している。
次に、ロック具1の細部的構成を説明する。なお、一部の符号は省略している。ロック具1の基本的構成に於いて、上下一対の係合板2用の第2支軸8、8は、上下一対のロック板7用の第1支軸5、5に対して所定間隔を有して併設(平行に配設)されている。設計如何によっては、第1支軸5及び第2支軸8はそれぞれ1本であっても良いが、本実施例では、それぞれのバネの取り付け位置、組立の容易性等を考慮して、上方の軸と下方の軸とを互いに同軸上に分離している。
ここで付勢手段6と戻しバネ9の位置を説明する。図6は、図4を基準にした背面図であり、ロック板7用の付勢手段6が見えるように取付け基板3の長板状背板部3aの中央部分を切欠している。
付勢手段6は、図6で示すように、ロック板7の基端部の裏側中央部に該基端部に沿って一体的に設けられた支持棒11に上下端部がそれぞれ巻装されていると共に、その突出する枠状中央部6aはロック板7の裏面に圧接している。そして、付勢手段6の上下端部6b、6bは、細長板状の正面板3bの裏面に圧接している。前記付勢手段6用支持棒11と第1支軸5、5は、互いに分離しているが、支持棒11と第1支軸5、5をまとめて一つの支軸にしても良い点は前述したとおりである。
また、図5及び図7では、係合板2用の戻しバネ9が見える。本実施例では、ロック板7に係止され得る係合板2は、その中央部分が切欠20された板状部12となっており、この板状部12に連続する上下端部は、扇台形状の係合端部13、13となっている。これらの係合端部13、13の弧状外周面は、解錠状態のとき、収納部分に収納されたロック板7の外面を押え付ける。
図5で示すように係合端部13の内端部は開口し、その要の箇所に形成した縦切欠凹所に位置する第2支軸8に戻しバネ9の中央部が巻装されている。戻しバネ9の一端部は長板状背板部3aの端部寄りの部位に形成したバネ端支持部14に圧接し、一方、他端部は係合端部13に形成したバネ端収納部15の内壁面に圧接している。戻しバネ9は、係合板2を常時収納部分4に戻す方向(図5の矢印Bの反対方向)に付勢している。なお、図7で示すように係合板2の板状部12の中央部には、係合板2を収納部分4から引き出すための目印16が付されている。
また、ロック板7の中央部の外面が多少凹所状に形成され、例えばPUSHの目印17が付されている。その他、取り付け基板3の角型ブロック形状の上下端部には、複数個の取り付け孔が形成されている。
また、取り付け基板3の上下端部の正面側の外壁には、収納部分4に多少突出する係合板2用の小突起状ストッパ18が設けられている。取り付け基板3の上下端部に連続する細長板状正面板3bの内端部の中央部寄りの部位には、収納部分4側に突出した状態で第1支軸用の軸受け19が形成されている。ロック板7や係合板2にも適宜軸受けが形成されている。係合板2の軸受け部分には、ジュランコンワッシャを一体的に設けているなどである。
なお、係合板2の中央部分が切欠部分20は、本実施例では、ロック具1が解錠状態の時、ロック板7の外面中央部と係合板2の板状部12との間に指先Fを差し込むことが可能となるように形成されている。また、取り付け基板3の収納部分4は、縦長開口(実施例)又は縦長切欠のいずれであっても良い。
(5)ロック具を解錠状態にする場合
まず、図9及び図10を参照にして、ロック具1を解錠状態にする場合について説明する。本発明のロック具1の一つの目的は、指1本で、施錠状態又は/及び解錠状態にすることができることである。
まず、図9及び図10を参照にして、ロック具1を解錠状態にする場合について説明する。本発明のロック具1の一つの目的は、指1本で、施錠状態又は/及び解錠状態にすることができることである。
そこで、施錠状態から解錠状態にするときは、図9(a)、(b)で示すように、ロック板7の目印17の部分に指先Fをあてがい、そのまま押し込む。本実施例では、戻しバネ9のバネ力が付勢手段6のそれよりも強く設定されていることから、ロック板7の目印17の部分を指先Fで収納部分4側に押圧すると、係合板2は第2支軸8を中心にすばやく初期位置へと回転する(収納されていた位置へと戻る)。
その結果、図10の(a)、(b)で示すように、係合板2の扇台形状の両端部13は完全に収納部分4内に入り込み、係合板2の上下の係合端部13、13の弧状外周面は、解錠状態のとき、収納部分に収納されたロック板7の外面を押え付ける。また、係合板2の突出先端部2aの係合端面は、取付け基板3の長板状背板部3aの側端面と面一状態と成る。この時、係合板2の目印16は、図10の(a)で示すように手前(正面)に見える。
(6)ロック具を施錠状態にする場合
次に、図11及び図12を参照にして、ロック具1を施錠状態にする場合について説明する。本発明のロック具1の所期の目的は、指1本で、施錠状態にすることができることである。
次に、図11及び図12を参照にして、ロック具1を施錠状態にする場合について説明する。本発明のロック具1の所期の目的は、指1本で、施錠状態にすることができることである。
そこで、解錠状態から施錠状態にするときは、図11(a)、(b)で示すように、係合板2の目印16の部分を目安にして、切欠部分20に指先(例えば人差し指)Fを差し込むようにする。そして、指先Fで板状部12を押圧すると、係合板2は図12(a)で示すように、戻しバネ9のバネ力に抗して収納部分の外方向へと第2支軸8を中心に回転する。
図12(b)は、係合板2が指先Fに押圧されて所定位置まで回転変位した状態を示す。この時、ロック板7がその付勢手段6のバネ力により収納部分4の外方向へと所定位置(ストッパ18に係止される位置)まで回転して、その自由端部7aが係合板2の内端部2bに当接する(図5参照)。
付言すると、施錠状態のとき、両方のバネ部材6、9は、それぞれ戻る方向へ作用するので、ロック板7は収納部分の外方向へ付勢された状態で取付け基板3の上下のストッパ18に係止され、一方、係合板2は戻しバネ9のバネ力により、その内端部2bがロック板7の自由端部7aに圧接する。したがって、両板2、7は、いわゆる噛み合った状態となる。この時、ロック7の目印17は、図4で示すように手前(正面)に見える。
(7)開閉体錠が引戸錠である場合の一例
本発明の開閉体錠の目的は、前述したように、戸枠の縦枠や下枠にロック具1取り付けると共に、該ロック具1方に鎌片的な機能を持たせ、一方、開口枠の開閉する開閉体の方に受け具50を取り付けることにより、上げ下げ型シャッター方式や吊り下げ型ランナー方式の開閉体錠として利用することができることである。
本発明の開閉体錠の目的は、前述したように、戸枠の縦枠や下枠にロック具1取り付けると共に、該ロック具1方に鎌片的な機能を持たせ、一方、開口枠の開閉する開閉体の方に受け具50を取り付けることにより、上げ下げ型シャッター方式や吊り下げ型ランナー方式の開閉体錠として利用することができることである。
そこで、図13乃至図17を参照にして、開閉体錠が引戸錠である場合の一例を説明する。これらの図に於いて、31は戸枠、32は吊り下げ型ランナー方式の開閉体(引戸の一種)、1は戸枠31の端面或いは縦枠31aの形成した切欠部分33に嵌め込まれたロック具、50は戸先が戸枠31の外壁面(図面上、向こう側の壁面)に対向状態となる(例えば戸先が戸枠31にぶつからない)開閉体32の切欠部分34に嵌め込まれた受け具50である。受け具50の凹所51は、戸枠31の内壁面(図面上、手前側)の方に見える。
したがって、本発明の開閉体錠Xは、開閉体32に凹所51を有する受け具50を取り付け、一方、戸枠31にロック具1を取り付けたことにより、錠前としての機能を発揮する。
図13は、開閉体32の閉鎖時、受け具の凹所51とロック具1の係合板2が対向し、かつ、施錠状態となった場合を示す。また、図14はロック具1が解錠状態に於いて、開閉体32を閉めようとしている中途状態を示す。また、図15は開閉体32を閉め、その戸先が施錠状態にする場合には、前述したように戸枠31の縦枠31aの内壁面に対向するように位置した状態である。開閉体32の閉鎖時、受け具50の第1凹所51aをロック具1の係合板2に対向させる必要がある。もし、開閉体32が所望の位置に停止していないときは、受け具50の仕切り片52を手で押し込むようにする。図15で示すように受け具50の第1凹所51aとロック具1の係合板2が対向した場合には、指先Fで係合板2を回転させる。図16は、解錠状態から施錠状態へと移行する中途状態を示す。図17は施錠状態を示す。施錠状態のときは、係合板2の突出外端部2aが受け具50の第1凹所51a内に入り込む。したがって、開閉体32を受け具50の露呈する第2凹所51bを利用して自由に開くことができない。
発明の実施の形態で示した実施例に於いて、受け具の凹所51は、少なくとも一側面に設けられているが、他側面(向こう側)にも設けても良い。また、特に図示しないが、係合板2やロック板7の形状は任意に設計変更することができる。例えば係合板2の板状部12を凹所状に形成する、ロック板7の目印17がある中央部を隆起状や傾斜状に形成する等である。さらに、係合板2の突出先端部2aの形状も任意に設計変更することができる(例えば鎌状)。
本発明は、主に錠前や建具の業界で利用される。
図1乃至図17は本発明の最良の実施例を示す各説明図。
図1の(a)、(b)は、ロック具と受け具をそれぞれ示す斜視図。
受け具の分解斜視図。
図2の3―3線拡大断面説明図。
ロック具の施錠状態における一部切欠の正面からの説明図。
図4の5−5線に基づく説明図。
ロック具の施錠状態における一部切欠の背面からの説明図。
ロック具の施錠状態における一部切欠の右側面からの説明図。
ロック具の解錠状態における斜視図。
図9の(a)、(b)は、施錠状態から解錠状態にするときの指先Fの位置を示す説明図。
図10の(a)、(b)は、ロック具の解錠状態の説明図。
図11の(a)、(b)は、解錠状態から施錠状態にするときの指先Fの位置を示す説明図。
図12の(a)、(b)は、図11に於いて、途中ないし施錠状態の説明図。
開閉体の閉鎖時、受け具の凹所とロック具の係合板が対向し、かつ、施錠状態となった場合を示す説明図。
ロック具が解錠状態に於いて、開閉体を閉めようとしている中途状態を示す説明図。
開閉体32を閉め状態を示す説明図。
解錠状態から施錠状態へと移行する中途状態を示す説明図。
施錠状態を示す説明図。
X…開閉体錠、F…指先、1…ロック具、2…係合板、2a…係合板の突出外端部、2b…係合板の内端部、3…取り付け基体、3a…長板状背板部、3b…正面板、4…収納部分、5…第1支軸、6…付勢手段、7…ロック板、7a…自由端部、8…第2支軸、9…戻しバネ、11…支持棒、12…係合板の板状部分、13…係合端部、14…バネ端支持部、15…バネ端収納部、16…係合板の目印、17…ロック板の目印、18…小突起状ストッパ、19…軸受け、20…切欠部分、31…戸枠、31a…縦枠、32…開閉体、50…受け具、51…凹所、51a…第1凹所、51b…第2凹所、52…仕切り片、55…第1凹所の内壁面、56…第2凹所の内壁面。
Claims (8)
- 収納部分4を有する取り付け基体3と、解錠状態の時には収納部分に位置するように第1支軸5を介して軸支され、かつ、付勢手段6により常時ロック方向に付勢されロック板7と、同じく解錠状態の時にはロック板を押さえ付けた状態で前記収納部分に位置するように第2支軸8を介して軸支された係合板2とから成り、施錠状態にする場合には、前記係合板を指先で所定位置まで回転変位させると、前記ロック板が前記付勢手段のバネ力により収納部分の外方向へと所定位置まで回転してその自由端部7aで係合板の動き規制することを特徴とするロック具。
- 請求項1に於いて、第2支軸8には、係合板を常時収納部分の方向に付勢する戻しバネ9が巻装されていることを特徴とするロック具。
- 請求項1に於いて、第2支軸8は、第1支軸に対して所定間隔を有して併設されていると共に、解錠状態の時、ロック板に対向する係合板の外面には、指先を差し込むことが可能な切欠部分20が形成されていることを特徴とするロック具。
- 請求項1に於いて、収納部分4は、縦長開口又は縦長切欠のいずれかであることを特徴とするロック具。
- 開閉体に凹所51を有する受け具50を取り付け、一方、開閉体用戸枠に請求項1に記載のロック具1を取り付けたことを特徴とする開閉体錠。
- 請求項5に於いて、開閉体の閉鎖時、受け具の凹所51とロック具の係合板2が対向し、施錠状態にする場合には、係合板を指先で収納部分4から食み出るように凹所内へと回転変位させると、係合板の突出外端部2aが凹所51内に入り込むことを特徴とする開閉体錠。
- 請求項5に於いて、受け具50の凹所内に該凹所51を複数に区分けする仕切り片52を設け、開閉体の閉鎖時、ロック具1の係合板2と対向する第1凹所51aは、係合板2を受止める係止用として使用され、一方、他方の露呈する第2凹所51bは引手用として使用されることを特徴とする開閉体錠。
- 請求項5に於いて、開閉体は引戸であることが可能であることを特徴とする開閉体錠。
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