JP2008125883A - 岩盤浴装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】壁や天井等の断熱効率が良好で、壁や天井等が衛生的な岩盤浴装置を提供する。
【解決手段】床11、壁、及び天井で密閉の箱状に形成されかつ床11の内部、壁の内部、及び天井の内部にそれぞれ断熱層を有する冷凍用コンテナと、冷凍用コンテナの内部における床11の上に設けられた岩盤浴手段Gと、を備えた。 岩盤浴手段Gが、断熱材15と、少なくとも1本の温水パイプ5と、エキスパンドメタル6と、複数の岩盤石7と、モルタル8と、ボイラと、温水パイプ5による加熱で蒸発する水をモルタル8の上にまく散水ノズルと、を備えた。
【選択図】図4

Description

本発明は、冷凍用コンテナ内で岩盤浴が可能な岩盤浴装置に関するものである。
従来のこの種の技術としては、外気から遮断された部屋の床に配置されかつ温熱効果を得ることが可能な岩盤部材を備え、前記岩盤部材が、人体が直接的又は間接的に接触する岩盤層と、前記岩盤層の下に配置されかつ内部に電気ヒータが設けられた温熱層と、前記温熱層の下に配置された断熱層とを有し、前記部屋が、家の外に設置された簡易型ハウスに設けられることを特徴とする岩盤温熱浴設備(例えば、特許文献1参照)が知られている。
実用新案登録第3116841号公報(請求項1、請求項8、図1等)
このような岩盤温熱浴設備において、前記簡易型ハウスの部屋の床は、下から順に基礎コンクリート層、断熱層、コンクリート層、活性炭層、温熱層、及び岩盤層を積層した岩盤部材で構成されている。あるいは、前記岩盤部材が、前記簡易型ハウスの部屋に施工した一般の床の上に設置されている。
前記岩盤層の上面には、上面が露出するように複数の板状岩盤が埋設されている。前記岩盤層における前記板状岩盤以外の部分は、セメント材料で構成されかつ多数の連続気泡を有する透水部とされている。
前記温熱層の上部側には、電気ヒータが埋設されている。前記温熱層における前記電気ヒータ以外の部分も、セメント材料で構成されかつ多数の連続気泡を有する透水部とされている。
前記岩盤層の透水部においては、連続気泡に含浸された水が前記電気ヒータの加熱で蒸発することによって、前記部屋内に水蒸気が発生するようになっている。
しかし、上記のような従来の岩盤温熱浴設備においては、前記簡易型ハウスの壁の内部や天井としての屋根の内部に断熱層が設けられているものの、壁や天井の断熱効率が良くないので、壁や天井に結露が生じることが多い。そのため、前記簡易型ハウスの壁や天井にカビが発生し易いという問題点がある。
本発明は、以上のような事情や問題点に鑑みてなされたものであり、壁や天井等の断熱効率が良好で、壁や天井等が衛生的な岩盤浴装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1の発明は、床、壁、及び天井で密閉の箱状に形成されかつ前記床の内部、前記壁の内部、及び前記天井の内部にそれぞれ断熱層を有する冷凍用コンテナと、前記冷凍用コンテナの内部における前記床の上に設けられた岩盤浴手段と、を備えたものである。
請求項2の発明は、前記岩盤浴手段が、前記床の上に敷設された断熱材と、前記断熱材の上に蛇行するように設置された少なくとも1本の温水パイプと、前記温水パイプの上に敷設されたエキスパンドメタルと、前記エキスパンドメタルの上に設置された複数の岩盤石と、前記温水パイプ、前記エキスパンドメタル、及び前記岩盤石を埋め込むようにかつ前記岩盤石の上面が露出するように前記断熱材の上に打設されたモルタルと、前記モルタルの上に設置されかつ前記温水パイプの内部を通る温水が循環するように前記温水パイプの一端及び他端がそれぞれ接続されたボイラと、前記モルタルの上方に設けられかつ前記温水パイプによる加熱で蒸発する水を前記モルタルの上にまく散水ノズルと、を備えたものである。
請求項3の発明は、前記断熱材と前記温水パイプとの間にワイヤーメッシュを介在させたものである。
請求項4の発明は、前記散水ノズルの近傍に前記温水パイプの一部を密集させたものである。
請求項5の発明は、前記温水パイプを、前記ワイヤーメッシュを構成する縦方向の線材又は横方向の線材の長さ方向に沿って配置しかつ前記縦方向の線材又は前記横方向の線材に固定したものである。
請求項1の発明によれば、以下のような効果がある。
(1−1)断熱効率が高い冷凍用コンテナを使用しているので、熱の放出が少なく、燃料費が安い。また、壁や天井に結露が生じにくく、カビが発生しにくくなっているので、壁や天井が衛生的である。
(1−2)冷凍用コンテナの使用によりユニット化されているので、a)工期が短くて済む、b)岩盤浴施設工事の専門家が不要である、c)故障が少ない、d)岩盤浴装置が接続されるか又は岩盤浴装置に隣接する建物への湿気の影響がない、e)量産により低コストでの製造が可能である、等の特徴がある。
請求項2の発明によれば、以下のような効果がある。
(2−1)温水パイプと岩盤石との間にモルタルよりも熱伝導率の高いエキスパンドメタルが介在し、施工床面の加熱効率が良好であるので、施工床面の温度の均一化及び昇温時間の短縮化を図ることができる。
(2−2)施工床面は、モルタル及び岩盤石で構成されていて清掃し易いので、衛生的である。
(2−3)モルタルの上に散水するだけで内部を加湿でき、加湿装置を別途用意する必要がないので、施設費及び運営経費の低減化を図ることができる。
請求項3の発明によれば、ワイヤーメッシュがモルタルに埋め込まれるので、モルタル層の強度を向上させることができる。
請求項4の発明によれば、散水ノズルの近傍の施工床面をより効率良く加熱でき、散水ノズルからまかれた水がより蒸発し易いので、加湿効率を向上させることができる。
請求項5の発明によれば、温水パイプ同士の間隔を縦方向の線材同士の間隔又は横方向の線材同士の間隔にほぼ合わせることができるので、温水パイプの設置作業を簡単に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態に係る岩盤浴装置1は、図1〜図4に示すように、冷凍用コンテナ2及び岩盤浴手段Gを備えたものである。
ここでいう冷凍用コンテナとは、生鮮食品、冷凍食材、定温輸送が必要な化学品等の輸送に好適なコンテナであって、内部を冷却する冷却ユニットを別途設けた場合に−25℃位までの冷却・保温が可能な、断熱効率が高い(断熱性に優れた)コンテナをいう。
岩盤浴手段Gは、主な構成要素として、断熱材3、ワイヤーメッシュ4、例えば2本の温水パイプ5、エキスパンドメタル6、複数の岩盤石7、モルタル8、ボイラ9、及び散水ノズル10を備えている。
冷凍用コンテナ2は、床11、壁12、及び天井13で密閉の箱状に形成されており、床11の内部、壁12の内部、及び天井13の内部にそれぞれ断熱層を有している。岩盤浴手段Gは、冷凍用コンテナ2の内部における床11の上に設けられている。
床11は、図4に示すように、床材14と、床材14の上に敷設された断熱材15と、断熱材15の上に敷設された床材16と、床材16の上に設置された複数の大引17とを備えている。床11の内部の断熱層は、断熱材15で構成されている。断熱材15としては、硬質ポリウレタンフォーム等が挙げられる。床材14、16としては、アルミニウム板等が挙げられる。大引17としては、図4のようなH形鋼等が挙げられる。大引17は、冷凍用コンテナ2の例えば短手方向に沿うように互いに間隔を開けて複数本設置されている。
壁12は、図2及び図3に示すように、外装材18と、外装材18の内側に配置された断熱材19と、断熱材19の内側に配置された内装材20とを備えている。外装材18と内装材20との間には、図示しない複数の柱材が設けられている。壁12の内部の断熱層は、断熱材19で構成されている。外装材18としては、アルミニウム板等が挙げられる。断熱材19としては、硬質ポリウレタンフォーム等が挙げられる。内装材20としては、ステンレス板等が挙げられる。
天井13は、断面を図示しないが、壁12とほぼ同様に構成されており、外装材と、外装材の内側に配置された断熱材と、断熱材の内側に配置された内装材とを備えている。外装材と内装材との間には、図示しない複数の梁が設けられている。天井13の内部の断熱層も、断熱材で構成されている。
ここで、壁12の内装材20や天井13の内装材としてステンレス板を採用すれば、雑菌等が繁殖しにくく、清潔であると共に、消毒、滅菌、洗浄によっても劣化しにくいという利点がある。
断熱材3は、図4に示すように、床11の上に敷設されている。断熱材3としては、硬質ポリウレタンフォーム等が挙げられる。床11の大引17と断熱材3との間には、アルミニウム板等の床材を介在させてもよい。
ワイヤーメッシュ4は、図4及び図5に示すように、縦方向の複数の線材21と横方向の複数の線材21とで格子状に形成されており、断熱材3の上に敷設されている。
温水パイプ5は、図3及び図4に示すように、ワイヤーメッシュ4の上に蛇行するように例えば2本設置されている。温水パイプ5の数は、特に限定されるものではなく、1本又は3本以上であってもよい。温水パイプ5同士の間隔も、特に限定されるものではないが、例えば100mm程度にすることができる。
ここで、図3及び図4に示すように、温水パイプ5を、ワイヤーメッシュ4を構成する縦方向の線材21又は横方向の線材21の長さ方向に沿って配置し、かつ縦方向の線材21又は横方向の線材21に番線(結束線)22等で固定しておけば、温水パイプ5同士の間隔を縦方向の線材21同士の間隔又は横方向の線材21同士の間隔にほぼ合わせることができるので、温水パイプ5の設置作業を簡単に行えるという利点がある。
エキスパンドメタル6は、図4に示すように、温水パイプ5の上に敷設されている。なお、ここでいうエキスパンドメタルとは、金属板をエキスパンド製造機によって千鳥状に切れ目を入れながら押し広げ、その切れ目を菱形又は亀甲形に成形したメッシュ状の金属部材をいう。このようなエキスパンドメタル6は、図4及び図6のような表面に隆起のないグレーチングタイプのものの他、表面に隆起を有するスタンダードタイプのものであってもよい。
岩盤石7は、板状に形成されており、エキスパンドメタル6の上に複数枚設置されている。なお、ここでいう岩盤石とは、温水パイプ5等の加熱手段による加熱で遠赤外線を放射する石であって、遠赤外線の放射率が比較的高いか、あるいは加熱によりマイナスイオンも発生する石をいう。このような岩盤石7としては、天照石、ラジウム鉱石、トルマリン鉱石、天寿石、麦飯石、ゲルマニウム板石、角閃石、神天石(ブラックシリカ)、合成窯石等が挙げられる。
モルタル8は、図2及び図4に示すように、ワイヤーメッシュ4、温水パイプ5、エキスパンドメタル6、及び岩盤石7を埋め込むように、かつ岩盤石7の上面が露出するように、断熱材3の上に打設されている。硬化後のモルタル8の上面又は岩盤石7の上面により、施工床面が構成される。このように、断熱材3と温水パイプ5との間にワイヤーメッシュ4を介在させておけば、ワイヤーメッシュ4がモルタル8に埋め込まれるので、モルタル層の強度を向上できるという利点がある。
冷凍用コンテナ2の例えば手前側の壁12には、図1〜図3に示すように、出入口31が設けられている。出入口31には、回動開閉自在なドア32が設けられている。なお、出入口31やドア32は、手前側の壁12以外の壁12に設けてもよい。
岩盤浴装置1の内部には、図2に示すように、ボイラ室33、蒸発ゾーン34、例えば5名分の岩盤浴ゾーン35、及び例えば2つの通路ゾーン36が設けられている。
ボイラ室33は、冷凍用コンテナ2の例えば奥側の壁12に隣接して設けられている。ボイラ9は、ボイラ室33の内部におけるモルタル8の上面に設置されている。モルタル8の上面からのボイラ室33の高さ寸法は、特に限定されるものではないが、例えば1000mm程度にすることができる。図示しないが、冷凍用コンテナ2の壁12には、熱交換型換気扇が設けられている。同様に、冷凍用コンテナ2の内壁面には、複数の電灯、電灯スイッチ、ボイラのコントローラ、熱交換型換気扇のコントローラ、温度計、湿度計、防滴型時計、防滴型スピーカ等が設けられている。
蒸発ゾーン34は、底面が他の部分より数cm低くなるように施工されている。蒸発ゾーン34における例えばドア32の近傍には、排水口37が設けられている。蒸発ゾーン34の底面には、高さが数cmのスノコ38が設置されている。なお、排水口37の位置は、特に限定されるものではなく、適宜変更可能である。いずれにしても、蒸発ゾーン34の底面には、排水口37に向かって下る勾配を付けておくのが望ましい。
各岩盤浴ゾーン35には、例えば16枚の岩盤石7がそれぞれ設置されている。一方の通路ゾーン36には、例えば9枚の岩盤石7が設置されている。他方の通路ゾーン36には、例えば6枚の岩盤石7が設置されている。図示しないが、いずれかの通路ゾーン36には、岩盤浴装置1の内部の清掃等に利用可能な給水栓が設けられている。
なお、岩盤浴ゾーン35の数は、特に限定されるものではなく、4つ以下又は6つ以上であってもよい。通路ゾーン36の数も1つ又は3つ以上であってもよいし、通路ゾーン36自体を設けなくてもよい。岩盤浴ゾーン35における岩盤石7の数も、15枚以下又は17枚以上であってもよい。通路ゾーン36における岩盤石7の数も、5枚以下、7枚、8枚、又は10枚以上であってもよい。ボイラ室33、蒸発ゾーン34、岩盤浴ゾーン35、及び通路ゾーン36の配置パターン、岩盤浴ゾーン35や通路ゾーン36における岩盤石7の設置パターンや岩盤石7同士の間隔も、必要に応じて適宜変更可能である。通路ゾーン36における岩盤石7の数も5枚以下、7枚、8枚、又は10枚以上であってもよいし、通路ゾーン36に岩盤石7自体を設置しなくてもよい。給水栓の位置も、特に限定されるものではなく、適宜変更可能である。
ボイラ9には、図3に示すように、温水パイプ5の内部を通る温水が循環するように、各温水パイプ5の一端及び他端がそれぞれ接続されている。
ここで、図3のように、2系統の温水パイプ5を設けた場合において、一の系統の温水パイプ5を例えば手前側の壁12から奥側の壁12に向かって蛇行するように設置し、他の系統の温水パイプ5を例えば奥側の壁12から手前側の壁12に向かって蛇行するように設置すると共に、両系統の温水パイプ5を交互に設置しておけば、施工床面の温度の均一化及び昇温時間の短縮化を図ることができるという利点がある。
散水ノズル10は、モルタル8の上方における例えばボイラ室33の外壁面又は蒸発ゾーン34に設けられており、温水パイプ5による加熱で蒸発する水39を例えば蒸発ゾーン34のモルタル8の上にまく。散水ノズル10の高さは、特に限定されるものではなく、蒸発用の水39が最終的に蒸発ゾーン34のモルタル8の上にまかれるようにすればよい。散水ノズル10からまかれた水39は、温水パイプ5による加熱で蒸発する。散水は、常時又は定期的に行うことができる。
上記のように構成された岩盤浴装置1は、図1に示すように、まず、屋外又は屋内の適宜の場所に複数の基礎用コンクリートブロック40等を介して設置する。設置された岩盤浴装置1に対しては、必要に応じて、電気設備工事、給排水工事等を行っておく。
岩盤浴装置1の内部で岩盤浴をするためには、ボイラ9により温水パイプ5の内部を通る温水を循環させ、温水パイプ5によりモルタル8及び岩盤石7を加熱すると共に、散水ノズル10によりモルタル8の上に蒸発用の水39をまく。この際、モルタル8及び岩盤石7の温度が45℃程度、岩盤浴装置1の内部の気温が40℃程度、岩盤浴装置1の内部の湿度が60%以上となるようにするのが望ましい。そして、温水パイプ5により岩盤石7が加熱されれば、岩盤石7から遠赤外線が放射されるので、入浴者Nが岩盤石7の上に図2のように寝たり、座ったりすることにより岩盤浴をすることができる。
このように、岩盤浴装置1においては、以下のような利点がある。
(1−1)断熱効率が高い冷凍用コンテナ2を使用しているので、熱の放出が少なく、燃料費が安い。また、壁12や天井13に結露が生じにくく、カビが発生しにくくなっているので、壁12や天井13が衛生的である。
(1−2)冷凍用コンテナ2の使用によりユニット化されているので、a)工期が短くて済む、b)岩盤浴施設工事の専門家が不要である、c)故障が少ない、d)岩盤浴装置1が接続されるか又は岩盤浴装置1に隣接する建物への湿気の影響がない、e)量産により低コストでの製造が可能である、等の特徴がある。
(2−1)温水パイプ5と岩盤石7との間にモルタル8よりも熱伝導率の高いエキスパンドメタル6が介在し、施工床面の加熱効率が良好であるので、施工床面の温度の均一化及び昇温時間の短縮化を図ることができる。
(2−2)施工床面は、モルタル8の上面又は岩盤石7の上面で構成されていて清掃し易いので、衛生的である。
(2−3)モルタル8の上に散水するだけで内部を加湿でき、加湿装置を別途用意する必要がないので、施設費及び運営経費の低減化を図ることができる。
ここで、図3のように、散水ノズル10の近傍に温水パイプ5の一部を密集させておけば、散水ノズル10の近傍の施工床面をより効率良く加熱でき、散水ノズル10からまかれた水39がより蒸発し易いので、加湿効率を向上させることができるという利点がある。また、岩盤浴装置1の仕様を規格化して工場生産しておけば、岩盤浴装置1の設置現場における作業を低減化できるので、施工の迅速化、効率化、及び安定化、並びに原価の低減化を図ることができるという利点がある。
以上のように、本発明に係る岩盤浴装置は、壁や天井等の断熱効率を良好にし、壁や天井等を衛生的とするのに適しており、介護施設、ペンション、旅館、ホテル、飲食店、スポーツクラブ、銭湯、温泉施設、公民館、戸建住宅、集合住宅等における岩盤浴が可能な付属施設等として好適に利用することができる。
実施形態に係る岩盤浴装置を設置した状態を示す斜視図である。 岩盤浴装置の概略横断面図である。 温水パイプの設置例を示す概略説明図である。 岩盤浴装置の床部分を示す拡大縦断面図である。 ワイヤーメッシュの要部拡大平面図である。 エキスパンドメタルの要部拡大斜視図である。
符号の説明
1 岩盤浴装置
2 冷凍用コンテナ
G 岩盤浴手段
3 断熱材
4 ワイヤーメッシュ
5 温水パイプ
6 エキスパンドメタル
7 岩盤石
8 モルタル
9 ボイラ
10 散水ノズル
11 床
12 壁
13 天井
15 断熱材(断熱層)
19 断熱材(断熱層)
21 線材
39 水

Claims (5)

  1. 床、壁、及び天井で密閉の箱状に形成されかつ前記床の内部、前記壁の内部、及び前記天井の内部にそれぞれ断熱層を有する冷凍用コンテナと、
    前記冷凍用コンテナの内部における前記床の上に設けられた岩盤浴手段と、
    を備えたことを特徴とする岩盤浴装置。
  2. 前記岩盤浴手段が、
    前記床の上に敷設された断熱材と、
    前記断熱材の上に蛇行するように設置された少なくとも1本の温水パイプと、
    前記温水パイプの上に敷設されたエキスパンドメタルと、
    前記エキスパンドメタルの上に設置された複数の岩盤石と、
    前記温水パイプ、前記エキスパンドメタル、及び前記岩盤石を埋め込むようにかつ前記岩盤石の上面が露出するように前記断熱材の上に打設されたモルタルと、
    前記モルタルの上に設置されかつ前記温水パイプの内部を通る温水が循環するように前記温水パイプの一端及び他端がそれぞれ接続されたボイラと、
    前記モルタルの上方に設けられかつ前記温水パイプによる加熱で蒸発する水を前記モルタルの上にまく散水ノズルと、
    を備えた請求項1記載の岩盤浴装置。
  3. 前記断熱材と前記温水パイプとの間にワイヤーメッシュを介在させた請求項2記載の岩盤浴装置。
  4. 前記散水ノズルの近傍に前記温水パイプの一部を密集させた請求項2又は3記載の岩盤浴装置。
  5. 前記温水パイプを、前記ワイヤーメッシュを構成する縦方向の線材又は横方向の線材の長さ方向に沿って配置しかつ前記縦方向の線材又は前記横方向の線材に固定した請求項3又は4記載の岩盤浴装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011030774A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Shinichi Hayashi 温熱用部屋及びその温度調節方法、並びに入浴設備及びその使用方法

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