JP2008125000A - アクティブフェーズドアレイアンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの開口面が形成されている場合でも、双方の開口面に使われている送受信モジュールを有効に活用して、開口面の切替や高出力の送信を行うことができるようにする。
【解決手段】RF信号S1の位相とRF信号S2の位相が同相であれば、D端子から素子アンテナ4にはRF信号を出力せずに、B端子からRF信号S1とRF信号S2の合成信号であるRF信号S3を素子アンテナ2に出力し、RF信号S1の位相とRF信号S2の位相が逆相であれば、B端子から素子アンテナ2にはRF信号を出力せずに、D端子からRF信号S1とRF信号S2の合成信号であるRF信号S3を素子アンテナ4に出力する。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、前方と後方の2つにアクティブフェーズドアレイアンテナ(APAA)の開口面を有し、送受信信号の位相を制御して、開口面の切替や高出力の送信を行うアクティブフェーズドアレイアンテナ装置に関するものである。
従来のアクティブフェーズドアレイアンテナ装置では、開口面を構成している素子アンテナ毎に、1つの送受信モジュールが接続されており、例えば、送受信モジュールが送信信号の位相を変化させることでビームを指向させている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来のアクティブフェーズドアレイアンテナ装置では、2つの開口面が形成されている場合でも、各開口面を構成している素子アンテナ毎に、1つの送受信モジュールが接続されている。
通常、一方の開口面(例えば、前方)で信号を送受信している場合、他方の開口面(例えば、後方)では信号を送受信しないケースが多い。
このような状況では、送受信していない方の開口面に使われている送受信モジュールが有効に活用されていないことになる。
特開2001−7640号公報(段落番号[0020]、[0082]から[0083]、図1、図24)
従来のアクティブフェーズドアレイアンテナ装置は以上のように構成されているので、2つの開口面が形成されている場合、通常、一方の開口面(例えば、前方)で信号を送受信していれば、他方の開口面(例えば、後方)では信号を送受信しないケースが多く、送受信していない方の開口面に使われている送受信モジュールが有効に活用されないなどの課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、2つの開口面が形成されている場合でも、双方の開口面に使われている送受信モジュールを有効に活用して、開口面の切替や高出力の送信を行うことができるアクティブフェーズドアレイアンテナ装置を得ることを目的とする。
この発明に係るアクティブフェーズドアレイアンテナ装置は、第1の送信モジュールにより制御された第1の送信信号の位相と第2の送信モジュールにより制御された第2の送信信号の位相が同相であれば、第2の素子アンテナには送信信号を出力せずに、第1の送信信号と第2の送信信号との合成信号を第1の素子アンテナに出力し、第1の送信信号の位相と第2の送信信号の位相が逆相であれば、第1の素子アンテナには送信信号を出力せずに、第1の送信信号と第2の送信信号との合成信号を第2の素子アンテナに出力し、第1の送信信号の位相と第2の送信信号の位相が4分の1波長又は4分の3波長ずれていれば、第1及び第2の送信信号を第1及び第2の素子アンテナに等分配する方向性結合回路を設けるようにしたものである。
この発明によれば、第1の送信モジュールにより制御された第1の送信信号の位相と第2の送信モジュールにより制御された第2の送信信号の位相が同相であれば、第2の素子アンテナには送信信号を出力せずに、第1の送信信号と第2の送信信号との合成信号を第1の素子アンテナに出力し、第1の送信信号の位相と第2の送信信号の位相が逆相であれば、第1の素子アンテナには送信信号を出力せずに、第1の送信信号と第2の送信信号との合成信号を第2の素子アンテナに出力し、第1の送信信号の位相と第2の送信信号の位相が4分の1波長又は4分の3波長ずれていれば、第1及び第2の送信信号を第1及び第2の素子アンテナに等分配する方向性結合回路を設けるように構成したので、第1の開口面に使われている第1の送信モジュールと第2の開口面に使われている第2の送信モジュールを有効に活用して、第1の開口面と第2の開口面の切替制御や、高出力信号の送信を行うことができる効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるアクティブフェーズドアレイアンテナ装置を示す構成図であり、図3はこの発明の実施の形態1によるアクティブフェーズドアレイアンテナ装置の送受信部13の内部を示す構成図である。
図において、第1の開口面1はN本の素子アンテナ2から構成されており、第2の開口面3はN本の素子アンテナ4から構成されている。
RFスイッチ5は制御表示部14の指示の下、ラットレース9のB端子を素子アンテナ2又は終端抵抗6に接続する。
RFスイッチ7は制御表示部14の指示の下、ラットレース9のD端子を素子アンテナ4又は終端抵抗8に接続する。
なお、RFスイッチ5,7及び終端抵抗6,8から終端手段が構成されている。
方向性結合回路であるラットレース9はアクティブフェーズドアレイアンテナ装置が電波を送信する状況下では、A端子からMDL10より出力されたRF信号S1(第1の送信信号)を入力するとともに、C端子からMDL11より出力されたRF信号S2(第2の送信信号)を入力し、そのRF信号S1の位相とRF信号S2の位相が同相であれば、D端子からはRF信号を出力せずに、B端子からRF信号S1とRF信号S2の合成信号であるRF信号S3(S3=S1+S2)を出力し、そのRF信号S1の位相とRF信号S2の位相が逆相であれば、B端子からはRF信号を出力せずに、D端子からRF信号S1とRF信号S2の合成信号であるRF信号S3(S3=S1+S2)を出力し、そのRF信号S1の位相とRF信号S2の位相が4分の1波長又は4分の3波長ずれていれば、そのRF信号S1とRF信号S2を等分配して、B端子及びD端子から分配信号であるRF信号S4(S4=(S1+S2)/2)を出力する。
また、ラットレース9はアクティブフェーズドアレイアンテナ装置が電波を受信する状況下では、RFスイッチ5がラットレース9のB端子を素子アンテナ2に接続して、RFスイッチ7がラットレース9のD端子を終端抵抗8に接続しているとき、B端子から素子アンテナ2の受信信号であるRF信号S11を入力すると、そのRF信号S11を等分配して、A端子及びC端子から同相の分配信号であるRF信号S12(S12=S11/2)を出力し、RFスイッチ5がラットレース9のB端子を終端抵抗6に接続し、RFスイッチ7がラットレース9のD端子を素子アンテナ4に接続しているとき、D端子から素子アンテナ4の受信信号であるRF信号S21を入力すると、そのRF信号S21を等分配して、A端子から分配信号であるRF信号S22(S22=S21/2)を出力し、C端子からRF信号S22と逆相の分配信号であるRF信号 23 23 21/2)を出力する。なお、RF信号 23のアンダーラインは逆相の信号であることを表している。
MDL10は第1の送信モジュールと第1の受信モジュールを構成しており、MDL10は制御表示部14の指示の下、送受信部13から出力されたRF信号S1の増幅と位相制御を実施して、そのRF信号S1をラットレース9のA端子に出力する一方、ラットレース9のA端子から出力されたRF信号S12又はRF信号S22の増幅と位相制御を実施して、そのRF信号S12又はRF信号S22を送受信部13に出力する。
MDL11は第2の送信モジュールと第2の受信モジュールを構成しており、MDL11は制御表示部14の指示の下、送受信部13から出力されたRF信号S2の増幅と位相制御を実施して、そのRF信号S2をラットレース9のC端子に出力する一方、ラットレース9のC端子から出力されたRF信号S12又はRF信号 23の増幅と位相制御を実施して、そのRF信号S12又はRF信号S23を送受信部13に出力する。
合成分配部12は制御表示部14の指示の下、送受信部13の送信部21から出力されたRF信号S0を分配して、その分配信号であるRF信号S1をMDL10に出力するとともに、その分配信号であるRF信号S2をMDL11に出力する。
また、合成分配部12は制御表示部14の指示の下、MDL10から出力されたRF信号S12又はRF信号S22と、MDL11から出力されたRF信号S12又はRF信号S23とを合成し、その合成信号であるRF信号S31又はRF信号S32を送受信部13の受信部22に出力する。
送受信部13は制御表示部14の指示の下、RF信号を送受信する処理を実施する。
送受信部13の送信部21は制御表示部14の指示の下、RF信号S0を合成分配部12に出力する。
送受信部13の受信部22は制御表示部14の指示の下、合成分配部12から出力されたRF信号S31又はRF信号S32から受信ビームを形成するとともに、そのRF信号S31又はRF信号S32を分析して、目標の方位や諸元等を求める。
制御表示部14はMDL10,11における位相制御やRFスイッチ5,7の接続先などを制御するとともに、受信部22により求められた目標の方位や諸元等を表示する。
次に動作について説明する。
最初に、ラットレース9の動作原理を説明する。図2はラットレース9の動作原理を説明する説明図である。
ラットレース9は、例えば、以下の非特許文献1や非特許文献2に記載されているような一般的な方向性結合回路であり、A端子−B端子間、B端子−C端子間、C端子−D端子間がそれぞれ(1/4)λ、A端子−D端子間が(3/4)λになっている回路である。ただし、λは波長を示している。
ラットレース9のA端子から入力されたRF信号は、時計回りと反時計回りに2分配され、B端子とD端子からは、時計回りのRF信号の位相と反時計回りのRF信号の位相が一致するため、同相のRF信号が出力される。
一方、C端子からは、時計回りのRF信号の位相と反時計回りのRF信号の位相が(1/2)λだけずれて逆相となっており、双方のRF信号が互いに打ち消し合うため、RF信号が出力されない。
ラットレース9のA端子及びC端子から同一周波数で電力が同じRF信号が入力された場合、2つのRF信号の位相が同相であれば、B端子において同相、D端子において逆相になるため、B端子からは、A端子から入力されたRF信号とC端子から入力されたRF信号の合成信号が出力され、D端子からは、RF信号が出力されない。
一方、2つのRF信号の位相が逆相であれば、B端子において逆相、D端子において同相になるため、D端子からは、A端子から入力されたRF信号とC端子から入力されたRF信号の合成信号が出力され、B端子からは、RF信号が出力されない。
また、A端子から入力されたRF信号と、C端子から入力されたRF信号との位相が(1/4)λ、または、(3/4)λだけずれている場合には、A端子から入力されたRF信号とC端子から入力されたRF信号が等分配されて、B端子とD端子から出力される。
[非特許文献1]
平田 仁著「マイクロ波工学の基礎」日本履行出版会刊、2004年2月10日、p.119
[非特許文献2]
内藤 善之著「マイクロ波・ミリ波工学」コロナ社刊、昭和61年6月30日、p.134−136
以下、アクティブフェーズドアレイアンテナ装置の処理内容を具体的に説明する。
最初に、アクティブフェーズドアレイアンテナ装置が開口面1,3から電波を放射する場合の動作を説明する。
(1)MDL10がラットレース9のA端子に出力するRF信号S1の位相と、MDL11がラットレース9のC端子に出力するRF信号S2の位相が同相の場合
送受信部13の送信部21は、制御表示部14の指示の下、RF信号S0を合成分配部12に出力する。
合成分配部12は、送受信部13の送信部21からRF信号S0を受けると、制御表示部14の指示の下、そのRF信号S0を分配して、その分配信号であるRF信号S1をMDL10に出力し、その分配信号であるRF信号S2をMDL11に出力する。
MDL10は、合成分配部12からRF信号S1を受けると、制御表示部14の指示の下、そのRF信号S1を増幅するとともに、そのRF信号S1の位相がビーム制御に要する位相となり、かつ、MDL11から出力されるRF信号S2の位相と一致するように、そのRF信号S1の位相を制御して、位相制御後のRF信号S1をラットレース9のA端子に出力する。
MDL11は、合成分配部12からRF信号S2を受けると、制御表示部14の指示の下、そのRF信号S2を増幅するとともに、そのRF信号S2の位相がビーム制御に要する位相となり、かつ、MDL10から出力されるRF信号S1の位相と一致するように、そのRF信号S2の位相を制御して、位相制御後のRF信号S2をラットレース9のC端子に出力する。
ラットレース9は、A端子からMDL10より出力されたRF信号S1を入力し、C端子からMDL11より出力されたRF信号S2を入力すると、そのRF信号S1の位相とRF信号S2の位相が同相であるため、D端子からはRF信号を出力せずに、B端子からRF信号S1とRF信号S2の合成信号であるRF信号S3(S3=S1+S2)を素子アンテナ2に出力する。
これにより、開口面1を構成する素子アンテナ2には、1個のMDLから出力されるRF信号の2倍の電力のRF信号S3が供給されて、開口面1から電波が放射される。このとき、開口面2からは電波が放射されない。
(2)MDL10がラットレース9のA端子に出力するRF信号S1の位相と、MDL11がラットレース9のC端子に出力するRF信号S2の位相が逆相の場合
送受信部13の送信部21は、制御表示部14の指示の下、RF信号S0を合成分配部12に出力する。
合成分配部12は、送信部21からRF信号S0を受けると、制御表示部14の指示の下、そのRF信号S0を分配して、その分配信号であるRF信号S1をMDL10に出力し、その分配信号であるRF信号S2をMDL11に出力する。
MDL10は、合成分配部12からRF信号S1を受けると、制御表示部14の指示の下、そのRF信号S1を増幅するとともに、そのRF信号S1の位相がビーム制御に要する位相となり、かつ、MDL11から出力されるRF信号S2の位相と逆相になるように、そのRF信号S1の位相を制御して、位相制御後のRF信号S1をラットレース9のA端子に出力する。
MDL11は、合成分配部12からRF信号S2を受けると、制御表示部14の指示の下、そのRF信号S2を増幅するとともに、そのRF信号S2の位相がビーム制御に要する位相となり、かつ、MDL10から出力されるRF信号S1の位相と逆相になるように、そのRF信号S2の位相を制御して、位相制御後のRF信号S2をラットレース9のC端子に出力する。
ラットレース9は、A端子からMDL10より出力されたRF信号S1を入力し、C端子からMDL11より出力されたRF信号S2を入力すると、そのRF信号S1の位相とRF信号S2の位相が逆相であるため、B端子からはRF信号を出力せずに、D端子からRF信号S1とRF信号S2の合成信号であるRF信号S3(S3=S1+S2)を素子アンテナ2に出力する。
これにより、開口面3を構成する素子アンテナ4には、1個のMDLから出力されるRF信号の2倍の電力のRF信号S3が供給されて、開口面3から電波が放射される。このとき、開口面1からは電波が放射されない。
(3)MDL10がラットレース9のA端子に出力するRF信号S1の位相と、MDL11がラットレース9のC端子に出力するRF信号S2の位相が(1/4)λ、または、(3/4)λだけずれている場合
送受信部13の送信部21は、制御表示部14の指示の下、RF信号S0を合成分配部12に出力する。
合成分配部12は、送受信部13の送信部21からRF信号S0を受けると、制御表示部14の指示の下、そのRF信号S0を分配して、その分配信号であるRF信号S1をMDL10に出力し、その分配信号であるRF信号S2をMDL11に出力する。
MDL10は、合成分配部12からRF信号S1を受けると、制御表示部14の指示の下、そのRF信号S1を増幅するとともに、そのRF信号S1の位相がビーム制御に要する位相となり、かつ、MDL11から出力されるRF信号S2の位相と(1/4)λ、または、(3/4)λ)だけずれるように、そのRF信号S1の位相を制御して、位相制御後のRF信号S1をラットレース9のA端子に出力する。
MDL11は、合成分配部12からRF信号S2を受けると、制御表示部14の指示の下、そのRF信号S2を増幅するとともに、そのRF信号S2の位相がビーム制御に要する位相となり、かつ、MDL10から出力されるRF信号S1の位相と(1/4)λ、または、(3/4)λ)だけずれるように、そのRF信号S2の位相を制御して、位相制御後のRF信号S2をラットレース9のC端子に出力する。
ラットレース9は、A端子からMDL10より出力されたRF信号S1を入力し、C端子からMDL11より出力されたRF信号S2を入力すると、そのRF信号S1の位相とRF信号S2の位相が(1/4)λ、または、(3/4)λだけずれているため、そのRF信号S1とRF信号S2を等分配して、B端子及びD端子から分配信号であるRF信号S4(S4=(S1+S2)/2)を素子アンテナ2,4に出力する。
これにより、開口面1を構成する素子アンテナ2と、開口面3を構成する素子アンテナ4にRF信号S4が供給されて、開口面1と開口面3から電波が放射される。
なお、上記の(1)と(2)のケースでは、いずれか一方の開口面のみから電波が放射されるが、MDL10からラットレース9のA端子に供給されるRF信号S1の振幅と、MDL11からラットレース9のC端子に供給されるRF信号S2の振幅とに差がある場合、電波を放射しない側の開口面から、その差分に相当する電波が放射されるため、制御表示部14がRFスイッチ5又はRFスイッチ7を制御して、ラットレース9のB端子又はD端子を、電波を放射しない側の開口面を構成する素子アンテナに接続せず、ラットレース9のB端子又はD端子を終端抵抗6又は終端抵抗8に接続して終端する。
例えば、電波を放射しない側の開口面が開口面1であれば、制御表示部14がRFスイッチ5を制御して、ラットレース9のB端子を終端抵抗6に接続して終端する。
次に、アクティブフェーズドアレイアンテナ装置が開口面1,3から電波を受信する場合の動作を説明する。
(1)開口面1から電波を受信して、開口面3から電波を受信しない場合
制御表示部14がRFスイッチ7を制御して、ラットレース9のD端子を終端抵抗8に接続して終端する。
ラットレース9は、開口面1を構成している素子アンテナ2が電波を受信すると、B端子から素子アンテナ2の受信信号であるRF信号S11を入力する。
ラットレース9は、B端子からRF信号S11を入力すると、そのRF信号S11を等分配して、A端子及びC端子から同相の分配信号であるRF信号S12(S12=S11/2)をMDL10,11に出力する。
MDL10は、ラットレース9のA端子からRF信号S12を受けると、制御表示部14の指示の下、そのRF信号S12を増幅するとともに、そのRF信号S12の位相がビーム制御に要する位相となるように、そのRF信号S12の位相を制御して、位相制御後のRF信号S12を合成分配部12に出力する。
MDL11は、ラットレース9のC端子からRF信号S12を受けると、制御表示部14の指示の下、そのRF信号S12を増幅するとともに、そのRF信号S12の位相がビーム制御に要する位相となるように、そのRF信号S12の位相を制御して、位相制御後のRF信号S12を合成分配部12に出力する。
合成分配部12は、MDL10からRF信号S12を受け、MDL11からRF信号S12を受けると、制御表示部14の指示の下、2×N個のRF信号S12を合成し、その合成信号であるRF信号S31(S31=N(S12+S12))を受信部22に出力する。
送受信部13の受信部22は、合成分配部12からRF信号S31を受けると、制御表示部14の指示の下、そのRF信号S31から受信ビームを形成する。
また、受信部22は、例えば、特許文献1に開示されているモノパルス方式等を適用することにより、そのRF信号S31を分析して、目標の方位や諸元等を求める。
制御表示部14は、受信部22が目標の方位や諸元等を求めると、目標の方位や諸元等を表示して、ユーザが受信状況を確認することができるようにする。
(2)開口面3から電波を受信して、開口面1から電波を受信しない場合
制御表示部14がRFスイッチ5を制御して、ラットレース9のB端子を終端抵抗6に接続して終端する。
ラットレース9は、開口面3を構成している素子アンテナ4が電波を受信すると、D端子から素子アンテナ4の受信信号であるRF信号S21を入力する。
ラットレース9は、D端子からRF信号S21を入力すると、そのRF信号S21を等分配して、A端子から分配信号であるRF信号S22(S22=S21/2)をMDL10に出力し、C端子からRF信号S22と逆相の分配信号であるRF信号 23 23 21/2)をMDL11に出力する。
MDL10は、ラットレース9のA端子からRF信号S22を受けると、制御表示部14の指示の下、そのRF信号S22を増幅するとともに、そのRF信号S22の位相がビーム制御に要する位相となるように、そのRF信号S22の位相を制御して、位相制御後のRF信号S22を合成分配部12に出力する。
MDL11は、ラットレース9のC端子からRF信号 23を受けると、制御表示部14の指示の下、そのRF信号 23を増幅するとともに、そのRF信号 23の位相がビーム制御に要する位相となり、かつ、RF信号S22の位相と一致するように、そのRF信号 23の位相を反転し、位相反転後のRF信号S23を合成分配部12に出力する。
合成分配部12は、MDL10からRF信号S22を受け、MDL11からRF信号S23を受けると、制御表示部14の指示の下、2×N個のRF信号S22とRF信号S23を合成し、その合成信号であるRF信号S32(S32=N(S22+S23))を受信部22に出力する。
送受信部13の受信部22は、合成分配部12からRF信号S32を受けると、制御表示部14の指示の下、そのRF信号S32から受信ビームを形成する。
また、受信部22は、例えば、特許文献1に開示されているモノパルス方式等を適用することにより、そのRF信号S32を分析して、目標の方位や諸元等を求める。
制御表示部14は、受信部22が目標の方位や諸元等を求めると、目標の方位や諸元等を表示して、ユーザが受信状況を確認することができるようにする。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、A端子からMDL10より出力されたRF信号S1を入力するとともに、C端子からMDL11より出力されたRF信号S2を入力し、そのRF信号S1の位相とRF信号S2の位相がビーム制御に要する位相でかつ同相(となるように制御すれば)、D端子から素子アンテナ4にはRF信号を出力せずに、B端子からRF信号S1とRF信号S2の合成信号であるRF信号S3を素子アンテナ2に出力し、そのRF信号S1の位相とRF信号S2の位相がビーム制御に要する位相でかつ逆相(となるように制御すれば)、B端子から素子アンテナ2にはRF信号を出力せずに、D端子からRF信号S1とRF信号S2の合成信号であるRF信号S3を素子アンテナ4に出力し、そのRF信号S1の位相とRF信号S2の位相がビーム制御に要する位相でかつ(1/4)λ又は(3/4)λの差となるように制御すれば、そのRF信号S1とRF信号S2を等分配して、B端子及びD端子から分配信号であるRF信号S4を素子アンテナ2,4に出力するラットレース9を設けるように構成したので、開口面1に使われているMDL10と開口面3に使われているMDL11を有効に活用して、開口面1と開口面3の切替制御や、高出力信号の送信を行うことができる効果を奏する。
また、この実施の形態1によれば、RFスイッチ5がラットレース9のB端子を素子アンテナ2に接続して、RFスイッチ7がラットレース9のD端子を終端抵抗8に接続しているとき、B端子から素子アンテナ2の受信信号であるRF信号S11を入力すると、そのRF信号S11を等分配して、A端子及びC端子から同相の分配信号であるRF信号S12をMDL10,11に出力し、RFスイッチ5がラットレース9のB端子を終端抵抗6に接続し、RFスイッチ7がラットレース9のD端子を素子アンテナ4に接続しているとき、D端子から素子アンテナ4の受信信号であるRF信号S21を入力すると、そのRF信号S21を等分配して、A端子から分配信号であるRF信号S22をMDL10に出力し、C端子からRF信号S22と逆相の分配信号であるRF信号 23をMDL11に出力するラットレース9を設けるように構成したので、開口面1と開口面3のうち、電波を受信する側の開口面を適宜切り替えることができる効果を奏する。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2によるアクティブフェーズドアレイアンテナ装置の送受信部13の内部を示す構成図であり、図において、図3と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
分配器24は制御表示部14の指示の下、送信部21から出力されたRF信号S0を合成分配部25,26に分配する。
合成分配部25は制御表示部14の指示の下、分配器24から出力されたRF信号S0を分配して、その分配信号であるRF信号S1をMDL10に出力する一方、MDL10から出力されたRF信号S12又はRF信号S22を合成し、その合成信号であるRF信号S41又はRF信号S42を受信部27に出力する。
合成分配部26は制御表示部14の指示の下、分配器24から出力されたRF信号S0を分配して、その分配信号であるRF信号S2をMDL11に出力する一方、MDL11から出力されたRF信号S12又はRF信号S23を合成し、その合成信号であるRF信号S42又はRF信号S44を受信部28に出力する。
受信部27は制御表示部14の指示の下、合成分配部25から出力されたRF信号S41又はRF信号S42から受信ビームを形成する。
受信部28は制御表示部14の指示の下、合成分配部26から出力されたRF信号S43又はRF信号S44から受信ビームを形成する。
なお、合成分配部25及び受信部27から第1の受信ビーム形成手段が構成されており、合成分配部26及び受信部28から第2の受信ビーム形成手段が構成されている。
次に動作について説明する。
送受信部13以外の動作は、上記実施の形態1と同様であるため、送受信部13の処理内容のみを説明する。
アクティブフェーズドアレイアンテナ装置が電波を放射する場合、送受信部13の送信部21が、上記実施の形態1と同様に、RF信号S0を出力する。
送受信部13の分配器24は、送信部21からRF信号S0を受けると、そのRF信号S0を合成分配部25,26に分配する。
合成分配部25は、分配器24からRF信号S0を受けると、制御表示部14の指示の下、そのRF信号S0を分配して、その分配信号であるRF信号S1をMDL10に出力する。
合成分配部26は、分配器24からRF信号S0を受けると、制御表示部14の指示の下、そのRF信号S0を分配して、その分配信号であるRF信号S2をMDL11に出力する。
電波放射時における以降の処理内容は、上記実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
次に、アクティブフェーズドアレイアンテナ装置が電波を受信する際の動作を説明する。
(1)開口面1から電波を受信して、開口面3から電波を受信しない場合
合成分配部25は、上記実施の形態1と同様にして、N個のMDL10から制御表示部14指示の下、所要のビームとなるよう位相制御されたRF信号S12が出力されると、N個のRF信号S12を合成し、その合成信号であるRF信号S41を受信部27に出力する。
合成分配部26は、上記実施の形態1と同様にして、N個のMDL11から制御表示部14指示の下、所要のビームとなるよう位相制御されたRF信号S12が出力されると、N個のRF信号S12を合成し、その合成信号であるRF信号S42を受信部28に出力する。
送受信部13の受信部27は、合成分配部25からRF信号S41を受けると、制御表示部14の指示の下、そのRF信号S41から受信ビームを形成する。
また、受信部27は、例えば、特許文献1に開示されているモノパルス方式等を適用することにより、そのRF信号S41を分析して、目標の方位や諸元等を求める。
送受信部13の受信部28は、合成分配部26からRF信号S42を受けると、制御表示部14の指示の下、そのRF信号S42から受信ビームを形成する。
また、受信部28は、例えば、特許文献1に開示されているモノパルス方式等を適用することにより、そのRF信号S42を分析して、目標の方位や諸元等を求める。
制御表示部14は、受信部27,28が目標の方位や諸元等を求めると、目標の方位や諸元等を表示して、ユーザが受信状況を確認することができるようにする。
(2)開口面3から電波を受信して、開口面1から電波を受信しない場合
合成分配部25は、上記実施の形態1と同様にして、N個のMDL10から制御表示部14指示の下、所要のビームとなるよう位相制御されたRF信号S22が出力されると、N個のRF信号S22を合成し、その合成信号であるRF信号S43を受信部27に出力する。
合成分配部26は、上記実施の形態1と同様にして、N個のMDL11から制御表示部14指示の下、所要のビームとなるよう位相制御されたRF信号S23が出力されると、N個のRF信号S23を合成し、その合成信号であるRF信号S44を受信部28に出力する。
送受信部13の受信部27は、合成分配部25からRF信号S43を受けると、制御表示部14の指示の下、そのRF信号S43から受信ビームを形成する。
また、受信部27は、例えば、特許文献1に開示されているモノパルス方式等を適用することにより、そのRF信号S43を分析して、目標の方位や諸元等を求める。
送受信部13の受信部28は、合成分配部26からRF信号S44を受けると、制御表示部14の指示の下、そのRF信号S44から受信ビームを形成する。
また、受信部28は、例えば、特許文献1に開示されているモノパルス方式等を適用することにより、そのRF信号S44を分析して、目標の方位や諸元等を求める。
制御表示部14は、受信部27,28が目標の方位や諸元等を求めると、目標の方位や諸元等を表示して、ユーザが受信状況を確認することができるようにする。
以上で明らかなように、この実施の形態2によれば、MDL10から出力されるRF信号から受信ビームを形成する受信部27と、MDL11から出力されるRF信号から受信ビームを形成する受信部28とを設けるように構成したので、1つの開口面から2つの受信ビームを形成することができる効果を奏する。
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3によるアクティブフェーズドアレイアンテナ装置の送受信部13の内部を示す構成図であり、図において、図4と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
受信部29は制御表示部14の指示の下、合成分配部25から出力されたRF信号S61と合成分配部26から出力されたRF信号S62とを合成して受信ビームを形成、または、合成分配部25から出力されたRF信号S61の反転信号と合成分配部26から出力されたRF信号S62とを合成して受信ビームを形成する。なお、受信部29は受信ビーム形成手段を構成している。
次に動作について説明する。
アクティブフェーズドアレイアンテナ装置が電波を放射する場合の動作は、上記実施の形態2と同様であるため説明を省略する。
この実施の形態3では、アクティブフェーズドアレイアンテナ装置が電波を受信する際、制御表示部14がRFスイッチ5,7を制御して、ラットレース9のB,D端子を素子アンテナ2,4に接続する。
ラットレース9は、開口面1を構成している素子アンテナ2が電波を受信すると、B端子から素子アンテナ2の受信信号であるRF信号S11を入力し、開口面3を構成している素子アンテナ4が電波を受信すると、D端子から素子アンテナ4の受信信号であるRF信号S21を入力する。
ラットレース9は、B端子からRF信号S11を入力し、D端子からRF信号S21を入力すると、A端子からRF信号S21の位相が反転している反転信号 21とRF信号S11の合成信号であるRF信号S51(S51=S11 21)をMDL10に出力する。
また、ラットレース9は、C端子からRF信号S11とRF信号S21の合成信号であるRF信号S52(S52=S11+S21)をMDL11に出力する。
MDL10は、ラットレース9のA端子からRF信号S51を受けると、制御表示部14の指示の下、そのRF信号S51を増幅するとともに、そのRF信号S51の位相がビーム制御に要する位相となるように、そのRF信号S51の位相を制御して、位相制御後のRF信号S51を合成分配部25に出力する。
MDL11は、ラットレース9のC端子からRF信号S52を受けると、制御表示部14の指示の下、そのRF信号S52を増幅するとともに、そのRF信号S52の位相がビーム制御に要する位相となるように、そのRF信号S52の位相を制御して、位相制御後のRF信号S52を合成分配部26に出力する。
合成分配部25は、N個のMDL10から制御表示部14指示の下、所要のビームとなるよう位相制御されたRF信号S51が出力されると、N個のRF信号S51を合成し、その合成信号であるRF信号S61を受信部29に出力する。
合成分配部26は、N個のMDL11から制御表示部14指示の下、所要のビームとなるよう位相制御されたRF信号S52が出力されると、N個のRF信号S52を合成し、その合成信号であるRF信号S62を受信部29に出力する。
送受信部13の受信部29は、合成分配部25からRF信号S61を受け、合成分配部26からRF信号S62を受けると、制御表示部14の指示の下、そのRF信号S61とRF信号S62を合成する。
そして、受信部29は、RF信号S61とRF信号S62の合成信号であるRF信号S71(S71=S61+S62)から、素子アンテナ2が構成する開口面1の受信ビームを形成する。
また、送受信部13の受信部29は、制御表示部14の指示の下、そのRF信号S61の反転信号 61とRF信号S62を合成する。
そして、受信部29は、RF信号S61の反転信号 61とRF信号S62の合成信号であるRF信号S72(S72 61+S62)から、素子アンテナ4が構成する開口面2の受信ビームを形成する。
これにより、同時に開口面1と開口面2の受信ビームを形成することができるが、この実施の形態3では、同じラットレース9に接続される開口面1,3の素子アンテナ2,4からMDL10,11までの電気長が同じである必要がある。
以上で明らかなように、この実施の形態3によれば、合成分配部25から出力されたRF信号S61と合成分配部26から出力されたRF信号S62とを合成して受信ビームを形成、または、合成分配部25から出力されたRF信号S61の反転信号 61と合成分配部26から出力されたRF信号S62とを合成して受信ビームを形成するように構成したので、同時に開口面1と開口面2の受信ビームを形成することができる効果を奏する。
この発明の実施の形態1によるアクティブフェーズドアレイアンテナ装置を示す構成図である。 ラットレースの動作原理を説明する説明図である。 この発明の実施の形態1によるアクティブフェーズドアレイアンテナ装置の送受信部の内部を示す構成図である。 この発明の実施の形態2によるアクティブフェーズドアレイアンテナ装置の送受信部の内部を示す構成図である。 この発明の実施の形態3によるアクティブフェーズドアレイアンテナ装置の送受信部の内部を示す構成図である。
符号の説明
1 開口面(第1の開口面)、2 素子アンテナ、3 開口面(第2の開口面)、4 素子アンテナ、5 RFスイッチ(終端手段)、6 終端抵抗(終端手段)、7 RFスイッチ(終端手段)、8 終端抵抗(終端手段)、9 ラットレース(方向性結合回路)、10 MDL(第1の送信モジュール、第1の受信モジュール)、11 MDL(第2の送信モジュール、第2の受信モジュール)、12 合成分配部、13 送受信部、14 制御表示部、21 送信部、22 受信部、24 分配器、25 合成分配部(第1の受信ビーム形成手段)、26 合成分配部(第2の受信ビーム形成手段)、27 受信部(第1の受信ビーム形成手段)、28 受信部(第2の受信ビーム形成手段)、29 受信部(受信ビーム形成手段)。

Claims (4)

  1. 第1の開口面を構成している第1の素子アンテナと、第2の開口面を構成している第2の素子アンテナと、第1の送信信号の位相を制御する第1の送信モジュールと、第2の送信信号の位相を制御する第2の送信モジュールと、上記第1の送信モジュールにより制御された第1の送信信号の位相と上記第2の送信モジュールにより制御された第2の送信信号の位相が同相であれば、上記第2の素子アンテナには送信信号を出力せずに、上記第1の送信信号と上記第2の送信信号との合成信号を上記第1の素子アンテナに出力し、上記第1の送信信号の位相と上記第2の送信信号の位相が逆相であれば、上記第1の素子アンテナには送信信号を出力せずに、上記第1の送信信号と上記第2の送信信号との合成信号を上記第2の素子アンテナに出力し、上記第1の送信信号の位相と上記第2の送信信号の位相が4分の1波長又は4分の3波長ずれていれば、上記第1及び第2の送信信号を上記第1及び第2の素子アンテナに等分配する方向性結合回路とを備えたアクティブフェーズドアレイアンテナ装置。
  2. 第1の開口面を構成している第1の素子アンテナと、第2の開口面を構成している第2の素子アンテナと、受信信号の位相を制御する第1の受信モジュールと、受信信号の位相を制御する第2の受信モジュールと、上記第1の素子アンテナ又は上記第2の素子アンテナのいずれか一方を終端する終端手段と、上記終端手段により第2の素子アンテナが終端されているとき、上記第1の素子アンテナの受信信号を入力すると、上記受信信号を等分配して同相の分配信号を上記第1及び第2の受信モジュールに出力し、上記終端手段により第1の素子アンテナが終端されているとき、上記第2の素子アンテナの受信信号を入力すると、上記受信信号を等分配して一方の分配信号を上記第1の受信モジュールに出力し、一方の分配信号と逆相の分配信号を上記第2の受信モジュールに出力する方向性結合回路とを備えたアクティブフェーズドアレイアンテナ装置。
  3. 第1の受信モジュールの出力信号から第1の受信ビームを形成する第1の受信ビーム形成手段と、第2の受信モジュールの出力信号から第2の受信ビームを形成する第2の受信ビーム形成手段とを設けたことを特徴とする請求項2記載のアクティブフェーズドアレイアンテナ装置。
  4. 第1の開口面を構成している第1の素子アンテナと、第2の開口面を構成している第2の素子アンテナと、受信信号の位相を制御する第1の受信モジュールと、受信信号の位相を制御する第2の受信モジュールと、上記第1の素子アンテナの受信信号と上記第2の素子アンテナの受信信号の反転信号との合成信号を上記第1の受信モジュールに出力し、上記第1の素子アンテナの受信信号と上記第2の素子アンテナの受信信号との合成信号を上記第2の受信モジュールに出力する方向性結合回路と、上記第1の受信モジュールの出力信号と上記第2の受信モジュールの出力信号とを合成して受信ビームを形成、または、上記第1の受信モジュールの出力信号の反転信号と上記第2の受信モジュールの出力信号とを合成して受信ビームを形成する受信ビーム形成手段とを備えたアクティブフェーズドアレイアンテナ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2446525C1 (ru) * 2010-09-06 2012-03-27 Открытое акционерное общество "Российская корпорация ракетно-космического приборостроения и информационных систем" (ОАО "Российские космические системы") Активная пространственная передающая антенная решетка
JP2012175329A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Institute Of National Colleges Of Technology Japan 給電マトリックス回路およびそれを用いたフェイズドアレーアンテナ

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