JP2008124797A - Gnd共有アンテナ - Google Patents

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JP2008124797A JP2006306529A JP2006306529A JP2008124797A JP 2008124797 A JP2008124797 A JP 2008124797A JP 2006306529 A JP2006306529 A JP 2006306529A JP 2006306529 A JP2006306529 A JP 2006306529A JP 2008124797 A JP2008124797 A JP 2008124797A
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Abstract

【課題】本発明は携帯型小型無線装置のGND共有アンテナに関し、部品のGNDに囲まれたスペースにもアンテナを配置することができ、装置の小型化を図ることができる携帯型小型無線装置のGND共有アンテナを提供することを目的としている。
【解決手段】携帯電話に代表される携帯型小型無線装置において、板金を有する素子や構造物の板金GNDを分離し、板金GNDをアンテナの一部として利用するように構成する。このように構成することにより、部品の板金GNDをアンテナの一部として動作させることにより、部品のGNDに囲まれたスペースにもアンテナを配置することができ、装置の小型化を図ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は携帯型小型無線装置のGND(グランド)共有アンテナに関し、更に詳しくは、携帯電話に代表される携帯型小型無線装置の無線通信用及び受信用アンテナに関する。
携帯電話に代表される携帯型小型無線装置は、近年多機能化が進んでおり、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)、ブルートゥース(Bluetooth:携帯情報機器向けの無線通信技術のこと。ノートパソコンやPDA(個人向け携帯型無線情報機器)、携帯電話などをケーブルを使わずに接続し、音声やデータをやりとりすることができる。)、無線LAN等、さまざまな無線を使用した機能が搭載されている。また、近年、デザイン性や携帯性等を考慮して、外部に突出したアンテナよりも無線装置の筐体内に内蔵される内蔵アンテナを採用する携帯端末が増えている。
このような装置では、基本的に1つの無線機能につき1個のアンテナが必要であり、多機能化が進むと筐体内はアンテナだらけになり、装置の小型化には有効なスペースの利用が必要不可欠となっている。
従来のこの種の装置としては、例えばアンテナと液晶とを一体としてアンテナ・液晶モジュール101として構成し、液晶ディスプレイ110と、該液晶ディスプレイ110の背面に設けられた内蔵アンテナ105と、液晶ディスプレイ110の下面に設けられたドライバ回路107とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、プリント基板1上にメアンダ(連続折り返しパターン)形状の金属箔パターンからなるアンテナエレメント4を形成し、該アンテナエレメント4の一端を内部受信回路に接続して給電点とするものが知られている(例えば特許文献2参照)。
また、導体板で形成されるアンテナ素子の内、略半波長の長さをモノポール部1として携帯無線機6の上端の筐体内部に沿って配置し、アンテナ素子の内、略1/4波長の長さを逆Fアンテナ部2として携帯無線機6の地板5面に平行に配置したものが知られている(例えば特許文献3参照)。また、グランドエレメント14と、アンテナエレメント16と、ループエレメント18と、エレメント支持体20から構成し、エレメント支持体20には、ループエレメント18により郭成される中空部21が貫通する方向と同じ方向に貫通する中空部22を形成したものが知られている(例えば特許文献4参照)。
特開2003−60422号公報(段落0035、図1) 特開2000−216612号公報(段落0013〜0014、図1) 特開2002−217625号公報(段落0028〜0040、図1〜図3) 特開平6−177630号公報(段落0015〜0019、図1)
図1はプリント基板の構成例を示す図である。プリント基板1上にIrDAモジュール2を、その近傍に誘電体アンテナ3を配置した例を示している。ここで、IrDAモジュール2は、赤外線通信モジュールのことであり、誘電体アンテナ3は、例えばGPSアンテナとして機能している場合を示している。アンテナはプリント基板1の先端に配置する方が特性的にはよいが、携帯端末装置のデザインの関係で少し内側に入り込む場合がある。
このような条件では、IrDAモジュール2のGNDにアンテナが近づき、アンテナ特性が劣化する(電波が放射しにくくなる)。図5はアンテナとGNDの関係を示す図である。図4と同一のものは、同一の符号を付して示す。図において、5はプリント基板1の表面に形成されたGNDである。2はIrDAモジュール、3は誘電体アンテナである。6は誘電体アンテナ3と信号の送受信を行なう無線部で、誘電体アンテナ3と無線部6は給電点7を介して接続されている。図より明らかなように、誘電体アンテナ3とIrDAモジュール2のGNDとが極めて接近している。そこで、いかにデザイン性を崩さずにアンテナ特性を確保するかが課題となっている。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、部品のGNDに囲まれたスペースにもアンテナを配置することができ、装置の小型化を図ることができる携帯型小型無線装置のGND共有アンテナを提供することを目的としている。
(1)請求項1記載の発明は、携帯電話に代表される携帯型小型無線装置において、
板金を有する素子や構造物の板金GNDを分離し、板金GNDをアンテナの一部として利用するように構成したことを特徴とする。
(2)請求項2記載の発明は、前記板金を有する素子として、GNDの距離が離れていても素子の特性が確保できるIrDAモジュール、構造物としてイヤホンコネクタ、外部メモリスロット、無線・制御用I/Oコネクタの板金を用いることを特徴とする。
ここで、GNDの距離が離れていても素子の特性が確保できるとは、電気的に距離がある(インピーダンスをもつ)という意味を含む。
(3)請求項3記載の発明は、逆Fアンテナとして動作するアンテナの一部に板金を有する素子や構造物の板金GNDを用いることを特徴とする。
(4)請求項4記載の発明は、ループアンテナとして動作するアンテナの一部に板金を有する素子や構造物の板金GNDを用いることを特徴とする。
(5)請求項5記載の発明は、モノポールアンテナとして動作するアンテナの一部に板金を有する素子や構造物の板金GNDを用いることを特徴とする。
(6)請求項6記載の発明は、前記板金を有する素子としてIrDAモジュールを用いた場合、IrDAモジュールの板金GNDを含めたアンテナエレメントとしての電気長をλ/4に合わせ、かつIrDAモジュールに必要な周波数帯域でGNDに見えるチョークコイルを介してIrDAモジュールの共通電位部分をGNDに落とすことを特徴とする。
(1)請求項1記載の発明によれば、板金を有する素子や構造物の板金GNDをRF的に分離し、板金GNDをアンテナの一部として利用することにより、部品のGNDに囲まれたスペースにもアンテナを配置することができ、装置の小型化を図ることができる。
(2)請求項2記載の発明によれば、板金を有する素子としてIrDAモジュール、構造物としてイヤホンコネクタ、外部メモリスロット、無線・制御用I/Oコネクタ等を用いてアンテナの一部として利用することができる。
(3)請求項3記載の発明によれば、逆Fアンテナとして動作するアンテナの一部に板金を有する素子や構造物の板金GNDを用いることができる。
(4)請求項4記載の発明によれば、ループアンテナとして動作するアンテナの一部に板金を有する素子や構造物の板金GNDを用いることができる。
(5)請求項5記載の発明によれば、モノポールアンテナとして動作するアンテナの一部に板金を有する素子や構造物の板金GNDを用いることができる。
(6)請求項6記載の発明によれば、板金を有する素子としてIrDAモジュールを用いた場合、IrDAモジュールの板金GNDを含めたアンテナエレメントとしての電気長をλ/4に合わせ、かつIrDAモジュールに必要な周波数帯域でGNDに見えるチョークコイルを介してIrDAの共通電位部分をGNDに落とすことにより、IrDAモジュールのGNDにすることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の逆Fアンテナとしての動作を示す図である。図5と同一のものは、同一の符号を付して示す。図において、10が逆Fアンテナである。逆Fアンテナとは、モノポールアンテナ(後述)を地板に平行に折り曲げることにより、小型化や低姿勢化を図ったアンテナのことである。その形状がアルファベットFと逆向きになっていることから、逆Fアンテナと呼ばれる。1はプリント基板、2はIrDAモジュール、5はGND、6は無線部、7はアンテナに無線部6からの信号を給電するための給電点である。Aは、GND5の一部を切断したGND切断部である。このように構成した装置を説明すれば、以下の通りである。
図1に記載の装置は、逆Fアンテナとして動作するアンテナの一部にIrDAモジュールの板金GNDを利用し、GPSアンテナとした一例を示す。逆Fアンテナは、アンテナエレメントの一端をGNDに落とす必要がある。そこで、図のAに示すようにGNDを切断し、給電点7の左側にGNDパターンBを設け、アンテナエレメントの一端をGNDに落としている。
このGNDパターンBをアンテナのGNDとIrDAモジュール2の板金GNDとして共用させる。ここで、所望の周波数に対応する波長をλとすると、IrDAモジュール2の板金GND長を見せることができるので、波長の関係で、プリント基板1上のGND配線CとIrDAモジュール2の板金GNDを加算したアンテナエレメントとしての電気長を所望の周波数でλ/4に見せることができるように調整する。このように構成すれば、所望の周波数に共振させることができる。また、GND配線CとIrDAモジュール2の板金GNDを加算したアンテナエレメントとしての電気長が十分に長ければ、誘電体アンテナがなくても、逆Fアンテナとしての電気長をλ/4にすることができる。従って、この場合には、誘電体アンテナは不要とすることができる。
このように、本発明によれば、板金を有する素子や構造物の板金GNDをRF的に分離し、板金GNDをアンテナの一部として利用することにより、部品のGNDに囲まれたスペースにもアンテナを配置することができ、装置の小型化を図ることができる。また、本発明によれば、板金を有する素子としてIrDAモジュール、構造物としてイヤホンコネクタ、外部メモリスロット、無線・制御用I/Oコネクタ等を用いてアンテナの一部として利用することができる。
また、図1の実施の形態によれば、逆Fアンテナとして動作するアンテナの一部に板金を有する素子や構造物の板金GNDを用いることができる。
図2は本発明のループアンテナとしての動作を示す図である。図1、図5と同一のものは、同一の符号を付して示す。図において、20はループアンテナである。ループアンテナとは文字通り、ループを形成しているアンテナのことである。1はプリント基板、2はIrDAモジュール、3は誘電体アンテナ、5はGND、6は誘電体アンテナ3と接続される無線部である。
図1に示す逆Fアンテナでは、給電点側にGNDパターンBを設けていたが、ループアンテナでは、アンテナの開放端側をGNDパターンDでGNDに落とす。ここでは、IrDAモジュール2の板金GNDと、GNDパターンDとGND5と誘電体アンテナ3とでループが形成されている。このように構成された装置を説明すれば、以下の通りである。
ループアンテナとして使用する場合、ループの電気長が波長λとほぼ等しくなる必要がある。そこで、誘電体アンテナ3とIrDAモジュールの板金GNDとGNDパターンDとGND5の合計の電気長がλになるように調整する。もし、IrDAモジュールの板金GNDとGNDパターンDとGND5の合計の電気長がλに近い値となった場合には、誘電体アンテナ3は不要となる。この実施の形態によれば、ループアンテナとして動作するアンテナの一部に板金を有する素子や構造物の板金GNDを用いることができる。
図3は本発明のモノポールアンテナとしての動作を示す図である。図1、図5と同一のものは同一の符号を付して示す。図において、30はモノポールアンテナである。モノポールアンテナとは、地板上にλ/4の放射素子を設けたアンテナのことである。1はプリント基板、2はIrDAモジュール、5はGND、6は無線部である。32は無線部6の給電点、35は給電点32からGND5上に接続されたチョークコイルである。A点では、GNDが切断されている。このように構成された装置を説明すれば、以下の通りである。
モノポールアンテナでは、IrDAモジュール2の板金GNDを含めた地板(GND)上に形成されたアンテナエレメントの電気長をλ/4に設定する必要がある。そこで、GND配線CとIrDAモジュールの板金GNDを合計した電気長をλ/4になるように調整する。また、モノポールアンテナはアンテナエレメントの一端をGNDに落とす構造にはなっていないので、IrDAモジュール2に必要な周波数帯域でGNDに見えるチョークコイル35をGND配線Cの端部の給電点32からGND5上に接続する。この結果、チョークコイル35の点をIrDAモジュール2のGNDにすることができ、IrDAモジュール2の動作を行わせることができる。
この実施の形態によれば、モノポールアンテナとして動作するアンテナの一部に板金を有する素子や構造物の板金GNDを用いることができる。また、板金を有する素子としてIrDAモジュールを用いた場合、IrDAモジュールの板金GNDを含めたアンテナエレメントとしての電気長をλ/4に合わせ、かつIrDAモジュールに必要な周波数帯域でGNDに見えるチョークコイルを介してIrDAモジュールの共通電位部分をGNDに落とすことにより、IrDAのGNDにすることができる。
上述の実施の形態では、所定の電気長を実現するために、IrDAモジュールの板金GNDを用いる場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限るものではなく、イヤホンコネクタ、外部メモリスロット、無線・制御用I/Oコネクタ等の板金GNDを電気長を実現するために用いることができる。
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、部品の板金GNDをアンテナの一部として動作させることにより、部品のGNDに囲まれたスペースにもアンテナを配置することができ、装置の小型化を図ることができる。
本発明の逆Fアンテナとしての動作を示す図である。 本発明のループアンテナとしての動作を示す図である。 本発明のモノポールアンテナとしての動作を示す図である。 プリント基板の構成例を示す図である。 アンテナとGNDの関係を示す図である。
符号の説明
1 プリント基板
2 IrDAモジュール
5 GND(グランド)
6 無線部
7 給電点
A GND切断部
B GNDパターン
C GND配線

Claims (6)

  1. 携帯電話に代表される携帯型小型無線装置において、
    板金を有する素子や構造物の板金GNDを分離し、
    板金GNDをアンテナの一部として利用するように構成したことを特徴とする携帯型小型無線装置のGND共有アンテナ。
  2. 前記板金を有する素子として、GNDの距離が離れていても素子の特性が確保できるIrDAモジュール、構造物としてイヤホンコネクタ、外部メモリスロット、無線・制御用I/Oコネクタの板金を用いることを特徴とする請求項1記載の携帯型小型無線装置のGND共有アンテナ。
  3. 逆Fアンテナとして動作するアンテナの一部に板金を有する素子や構造物の板金GNDを用いることを特徴とする請求項1又は2記載の携帯型小型無線装置のGND共有アンテナ。
  4. ループアンテナとして動作するアンテナの一部に板金を有する素子や構造物の板金GNDを用いることを特徴とする請求項1又は2記載の携帯型小型無線装置のGND共有アンテナ。
  5. モノポールアンテナとして動作するアンテナの一部に板金を有する素子や構造物の板金GNDを用いることを特徴とする請求項1又は2記載の携帯型小型無線装置のGND共有アンテナ。
  6. 前記板金を有する素子としてIrDAモジュールを用いた場合、IrDAモジュールの板金GNDを含めたアンテナエレメントとしての電気長をλ/4に合わせ、かつIrDAモジュールに必要な周波数帯域でGNDに見えるチョークコイルを介してIrDAモジュールの共通電位部分をGNDに落とすことを特徴とする請求項5記載の携帯型小型無線装置のGND共有アンテナ。
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US9065168B2 (en) 2010-10-20 2015-06-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Antenna apparatus for portable terminal
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