JP2008123911A - 放電灯点灯装置、照明器具およびパラメータ設定装置 - Google Patents

放電灯点灯装置、照明器具およびパラメータ設定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】放電灯点灯装置が有するパラメータの設定を容易に行うことが可能な放電灯点灯装置を提供する。
【解決手段】放電灯FLへ供給する電力を制御して放電灯FLを点灯させる点灯回路と、放電灯FLのフィラメントF1,F2あるいは前記フィラメントF1,F2への電力供給路の断線を検出する断線検出回路51,52と、所定のパラメータに基づいて点灯回路による負荷の点灯制御を行う制御手段6とを備え、前記断線検出回路51,52は、前記点灯回路の負荷として抵抗負荷が接続されたときに、前記パラメータを前記制御手段6へ設定する。抵抗負荷の抵抗値は、放電灯FLのフィラメントF1,F2の抵抗値よりも大きく設定すると良い。
【選択図】図1

Description

本発明は、調光機能を有する放電灯点灯装置とこれを用いた照明器具およびそのパラメータ設定装置に関するものである。
放電灯の経年変化による光出力の低下や長期間の使用に伴う汚れによる光出力の低下を補正するために、放電灯の交換後から放電灯の累積点灯時間を計時し、この累積点灯時間に基づいて調光比を増加させるよう動作する放電灯点灯装置および照明装置が知られている。このような放電灯点灯装置は、内部に累積点灯時間を計時する計時手段を備えている。また、放電灯を交換する毎に、累積点灯時間をリセットする必要がある。特開2001−15276号公報に開示された技術では、放電灯の寿命末期を検出して累積点灯時間を自動的にリセットしたり、あるいは累積点灯時間をスイッチや所定の手順による電源のON/OFFにより手動でリセットするものである。
特開2001−15276号公報
累積点灯時間のような、放電灯点灯装置が有するパラメータを、外部から設定するための手段には、以下のような課題がある。
まず、寿命末期を検出して自動的に設定する手段では、放電灯が寿命に到達する前に、使用者が放電灯を交換する場合に、パラメータ設定が不可能である。
また、スイッチにより手動で設定する手段では、スイッチのようなパラメータ設定のための部品を必要とし、また設定を容易に行うためには、スイッチを照明器具から露出させておく必要があるため、照明器具を加工したり、専用の照明器具を用意する必要がある。
次に、電源ON/OFFにより手動で設定する手段では、パラメータを設定したい放電灯点灯装置と電源系統を共通にする他の放電灯点灯装置も同時に電源をON/OFFされるので、同一の電源系統にある照明器具全てが一斉に点灯/消灯を繰り返し、そのような照明器具が配設されている照明環境に影響を及ぼすという課題がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、放電灯点灯装置が有するパラメータの設定を容易に行うことが可能な放電灯点灯装置およびそのパラメータ設定装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、上記の課題を解決するために、図1に示すように、放電灯FLへ供給する電力を制御して放電灯FLを点灯させる点灯回路と、放電灯FLのフィラメントF1,F2あるいは前記フィラメントF1,F2への電力供給路の断線を検出する断線検出回路51,52と、所定のパラメータに基づいて点灯回路による負荷の点灯制御を行う制御手段6とを備え、前記断線検出回路51,52は、前記点灯回路の負荷として抵抗負荷FG(図7参照)が接続されたときに、前記パラメータを前記制御手段6へ設定することを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、抵抗負荷FGの抵抗値は、放電灯FLのフィラメントF1,F2の抵抗値よりも大きいことを特徴とする。
請求項3の発明は、図6に示すように、請求項1または2記載の放電灯点灯装置1と、放電灯FLを装着するためのソケットS1,S2と、この放電灯点灯装置1を配設している照明器具本体KGとを具備していることを特徴とする照明器具である。
請求項4の発明は、図13に示すように、抵抗負荷FGと、抵抗負荷に流れる電流供給路を開閉するスイッチング手段とを備え、請求項1記載の放電灯点灯装置の負荷として接続して、前記スイッチング手段の開閉により放電灯点灯装置が有するパラメータを設定することを特徴とするパラメータ設定装置である。
請求項1の発明によれば、放電灯への出力端子に専用の擬似的な抵抗負荷を接続することにより、放電灯点灯装置の断線検出機能を積極的に利用することで、パラメータを設定したい放電灯点灯装置のみを対象として、使用者が手動で意図的にパラメータを設定することが容易に可能であり、他の放電灯点灯装置の動作に影響を及ぼすことなく、あるいは放電灯点灯装置にスイッチを設けたりすることなく安価に行うことが可能になる。
請求項2の発明によれば、この方式で用いる抵抗負荷の抵抗値が、点灯回路の負荷である放電灯のフィラメントの抵抗値よりも大きいので、断線検出回路の出力によって、両者を判別することが可能となり、抵抗負荷が接続されたことで、所定のパラメータの設定を行うことが可能となる。したがって、抵抗負荷が接続されるだけで、簡単かつ短時間に、パラメータの設定が可能になり、使用者の作業性が向上する。
請求項3の発明によれば、放電灯点灯装置のパラメータの設定を容易に行えるために、パラメータ設定のためのスイッチ等を具備するための専用の照明器具や照明器具の加工を必要とせず、放電灯を装着するソケットを介して、簡単にパラメータの設定を行える照明器具を実現できる。
請求項4の発明によれば、抵抗負荷が接続された状態で、スイッチング手段によって抵抗負荷に流れる電流を制御することにより、断線検出回路の出力を制御することが可能となる。従って、所定のスイッチング手段の変化を信号として制御手段へ伝達することが可能となるので、この信号を用いれば、1つのパラメータの設定だけでなく、複数のパラメータの設定を、簡単かつ短時間に行うことも可能になる。
(実施形態1)
本発明の第1の実施形態について説明する。本実施形態では、従来技術で示した、累積点灯時間に応じて放電灯の光出力を上げていく種類の放電灯点灯装置を示す。ここでは、従来技術における放電灯の累積点灯時間がパラメータであり、これをリセットする(0にする)ことがパラメータの設定に該当する。
図1は放電灯点灯装置の回路図であり、図2は累積点灯時間に対する放電灯の光出力の変化と放電灯の調光比の変化を示す。図2に示すように、放電灯の光出力は累積点灯時間に応じて減退するので、これを補うように放電灯の調光比を上げていくことで、放電灯の光出力を累積点灯時間によらず略一定にする。このような放電灯点灯装置では、内部に累積点灯時間の計時手段を備えており、この時間をデータテーブルや計算式に参照することで調光比を決定し、これに基づいて放電灯を調光点灯させる。そのため、放電灯を新品に交換した後は、光出力の低下に対する補正を最初から行う必要があるので、交換前の放電灯での累積点灯時間をリセットしなければならない。
図1において、放電灯点灯装置1は、整流平滑回路2、昇圧チョッパ回路3、インバータ回路4、高圧側断線検出回路51、低圧側断線検出回路52、制御回路6を有して構成されている。インバータ回路4は、電界効果トランジスタQ1,Q2を用いてハーフブリッジ形に構成されており、電界効果トランジスタQ1,Q2のそれぞれのゲートに接続される駆動回路41によって、電界効果トランジスタQ1,Q2を交互にスイッチング動作させることで、所定の周波数の高周波電圧を出力する。制御回路6は、累積点灯時間を計時する計時手段61、累積点灯時間を記憶するためのEEPROM等の不揮発性の記憶手段62、マイクロコンピュータ等による制御部63を有して構成されている。
放電灯点灯装置1は、商用電源Vが入力であり、負荷である放電灯への電力供給が出力である。整流平滑回路2は、商用電源Vの交流電圧を整流平滑して直流電圧に変換する。昇圧チョッパ回路3は、整流平滑回路2により変換された直流電圧を所定の電圧VDCに昇圧する。昇圧された直流電圧VDCは、インバータ回路4によって高周波電圧に変換される。インバータ回路4のハーフブリッジ回路の出力は、限流および共振用のインダクタL、直流成分カット用のコンデンサC1、始動および共振用コンデンサC2により構成される共振回路によって、放電灯点灯装置1の出力端子A1,A2,B1,B2に接続される放電灯に交流電力を供給する。ここでは、放電灯として蛍光灯FLを使用し、蛍光灯FLのフィラメントF1,F2間に交流電力を供給する。駆動回路41は、制御部63によって、蛍光灯FLの予熱時、始動時、点灯時にそれぞれ所定の周波数で電界効果トランジスタQ1,Q2を交互にスイッチング動作させ、共振回路により決まる所定の電力を供給する。
制御回路6が有する制御部63は、高圧側断線検出回路51、低圧側断線検出回路52の出力電圧を常に監視し、予め設定されている各々のしきい値に対する出力電圧の大小によって、蛍光灯FLが出力端子A1,A2,B1,B2に接続されていない状態を検出した時には、インバータ回路4の駆動を停止する。また、蛍光灯FLが接続された時には、制御部63は、インバータ回路4の駆動を再開する。
高圧側断線検出回路51は、例えば、図3(a)に示す回路によって構成される。制御部63は、高圧側断線検出回路51の出力電圧に対するしきい値VHを持っており、出力電圧がしきい値VHよりも小さい時は、出力端子A1,A2間が断線していると判断する。また、制御部63は、インバータ回路4の駆動を停止している間のみ、高圧側断線検出回路51の出力の監視を行う。これは、後述するが、インバータ回路4が動作している時は、図3(a)に示す回路では、出力端子A1,A2間の断線を検出することができないためである。ただし、後述の低圧側断線検出回路52によって、放電灯点灯装置1の出力端子A1,A2,B1,B2に蛍光灯FLが接続されているか否かを判断することは可能である。インバータ回路4の駆動を停止している時、出力端子A1,A2間に蛍光灯FLのフィラメントF1が接続されている時は、ダイオードD3の電圧降下を0とみなすと、検出出力の電圧は、ツェナーダイオードZD3の降伏電圧VZDとなる。出力端子A1,A2間にフィラメントF1が接続されていない時は、検出出力の電圧は0Vとなる。しきい値VHは、両者のほぼ中間の値に設定されており、制御部63は、高圧側断線検出回路51の出力電圧がしきい値VHより小さければ高圧側が断線していると判断して、インバータ回路4の駆動を停止し、しきい値VHより大きければ高圧側の導通状態が正常であると判断して、インバータ回路4の駆動を開始する。
低圧側断線検出回路52は、例えば、図3(b)に示す回路によって構成される。制御部63は、低圧側断線検出回路52の出力電圧に対するしきい値VLを持っており、出力電圧がしきい値VLよりも大きい時は、出力端子B1,B2間が断線していると判断する。インバータ回路4が停止中の場合でも動作中の場合でも、出力端子B1,B2間に蛍光灯FLのフィラメントF2が接続されていない時は、昇圧チョッパ回路3の出力電圧VDCを抵抗R41,R42,R43によって分圧した抵抗R43の両端電圧となる。出力端子B1,B2間にフィラメントF2が接続されている時は、抵抗R42,R43とフィラメントF2が並列接続になり、フィラメントF2の抵抗値は数Ωと極めて小さいために、抵抗R43の両端電圧は、フィラメントF2が接続されていない時より低くなり、ほぼグランドレベルになる。しきい値VLは、両者のほぼ中間の値に設定されており、制御部63は、低圧側断線検出回路52の出力電圧が、しきい値VLより大きければ低圧側が断線していると判断して、インバータ回路4の駆動を停止し、しきい値VLより小さければ低圧側の導通状態が正常であると判断して、インバータ回路4の駆動を開始する。
制御部63は、インバータ回路4を駆動している時間を計時手段61によって計時し、これを記憶手段62に随時記憶させると共に、累積点灯時間に応じた調光比をデータテーブルや計算式を参照して取得し、インバータ回路4への制御信号を調節している。商用電源Vが入力された直後は、制御部63は、記憶手段62から累積点灯時間を取得し、その値から計時手段61による計時を再開する。
蛍光灯FLを新品に交換する場合に、累積点灯時間をリセットするためには、まず、放電灯点灯装置1の出力端子A1,A2,B1,B2から蛍光灯FLを外す。この時、低圧側断線検出回路52によって蛍光灯FLの非接続を検出し、制御部63はインバータ回路4の駆動を停止する。
その後、放電灯点灯装置1の出力端子A1,A2間、あるいはB1,B2間に抵抗負荷FGを接続し、その後、抵抗負荷FGを外す。この抵抗負荷FGの着脱行為を所定回数だけ繰り返す。出力端子A1,A2で抵抗負荷FGの着脱を行った場合は、図4のように、高圧側断線検出回路51の出力電圧が、制御部63が有するしきい値VHを跨いで上下する。出力端子B1,B2で抵抗負荷FGの着脱を行った場合は、図5のように、低圧側断線検出回路52の出力電圧が、制御部63が有するしきい値VLを跨いで上下する。この時、抵抗負荷FGの着脱をしていない他方の出力端子間には、何も接続しないので、抵抗負荷FGの着脱行為をしている間は、制御部63は、高圧側断線検出回路51あるいは低圧側断線検出回路52の出力電圧によって断線状態を検出しており、インバータ回路4を停止している。
制御部63は、インバータ回路4を停止中に、高圧側断線検出回路51の出力電圧がしきい値VHを超える回数が所定回数以上になった時、あるいは低圧側断線検出回路52の出力電圧がしきい値VLを超える回数が所定回数以上になった時に、累積点灯時間をリセットし、記憶手段62に記憶させる。図4、図5では所定回数を3回として示している。
その後、抵抗負荷FGを外し、出力端子A1,A2,B1,B2に新品の蛍光灯FLを接続する。この時、高圧側断線検出回路51の出力電圧は、しきい値VHより大きくなり、低圧側断線検出回路52の出力電圧は、しきい値VLより低くなるので、制御部63はインバータ回路4の駆動を開始する。この時、制御部63は、高圧側断線検出回路51の出力電圧がしきい値VHを超える回数、あるいは低圧側断線検出回路52の出力電圧がしきい値VLを超える回数のカウント値をリセットする。
計時手段61による累積点灯時間の計時も開始するが、累積点灯時間はリセットされているので、初期値からの計時となる。
本実施形態で示した放電灯点灯装置は、図6に示す外観図のように、照明器具に具備される。図6において、照明器具本体KGは、反射面を有するカバーCVが配設され、その両端に一対のランプソケットS1、S2が設けられている。また、照明器具本体KGは、カバーCV内に前述の放電灯点灯装置1を配設している。放電灯点灯装置1の出力端子A1,A2は、ランプソケットS1に、出力端子B1,B2は、ランプソケットS2に接続される。蛍光灯FLはランプソケットS1,S2に装着することで、放電灯点灯装置1の出力端子と蛍光灯FLが接続される。
このような照明器具に具備される放電灯点灯装置1に対して、累積点灯時間をリセットすることになる。よって、抵抗負荷FGは、図7に示すように、蛍光灯FLの管端と同形状の設定装置として構成されていることが望ましい。使用者は、ランプソケットS1,S2から蛍光灯FLを外した後、図7に示す設定装置をランプソケットS1あるいはS2へ所定回数以上着脱することで、累積点灯時間をリセットする。その後、新品の蛍光灯FLをランプソケットS1,S2に装着する。
本実施形態において、高圧側断線検出回路によるパラメータ設定の内容と、低圧側断線検出回路によるパラメータ設定の内容を分けることも、制御部によって実現することは容易に可能である。本実施形態における説明は、放電灯点灯装置の有するパラメータの設定手段について、一例でもって示したものである。
(実施形態2)
図8により本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態と同じ構成要素であるので、図1の構成を前提として説明する。本実施形態でも、第1の実施形態と同じく、累積点灯時間に応じて放電灯の光出力を上げていく種類の放電灯点灯装置を示す。
制御部63は、第1の実施形態で示した、低圧側断線検出回路52の出力電圧に対するしきい値VLの他に、しきい値VL2を持っている。このしきい値VL2は、放電灯点灯装置1の出力端子B1,B2にフィラメントF2が接続されている時の低圧側断線検出回路52の出力電圧(ほぼグランドレベル)と、しきい値VLの間に設定されており、出力端子B1,B2に抵抗負荷FGを接続した時に、低圧側断線検出回路52の出力電圧が、しきい値VL2より大きく、しきい値VLより小さくなるように設定されている。制御部63は、低圧側断線検出回路52の出力電圧がしきい値VL2より小さければ、インバータ回路4の駆動を開始し、しきい値VL2より大きければ、インバータ回路4の駆動を停止する。
第1の実施形態と同様に、累積点灯時間をリセットするために、放電灯点灯装置1の出力端子A1,A2,B1,B2から蛍光灯FLを外すと、低圧側断線検出回路52の出力電圧は、制御部63が有するしきい値VLより大きくなり、制御部63はインバータ回路4の駆動を停止する。その後、放電灯点灯装置1の出力端子B1,B2間に抵抗負荷FGを接続すると、図8のように、低圧側断線検出回路52の出力電圧が、制御部63が有するしきい値VL2より大きく、しきい値VLより小さい値になる。制御部63は、この出力電圧によって、出力端子B1,B2にフィラメントF2が接続されている状態でも、出力端子B1,B2にフィラメントF2が接続されていない状態でもなく、抵抗負荷FGが接続された状態であることを明確に区別することができる。
制御部63は、インバータ回路4を停止中に、低圧側断線検出回路52の出力電圧がしきい値VL2より大きく、しきい値VLより小さくなった時に、累積点灯時間をリセットし、記憶手段62に記憶させる。
その後、抵抗負荷FGを外すと、再び、低圧側断線検出回路52の出力電圧は、しきい値VLより大きくなる。最後に、出力端子A1,A2,B1,B2に新品の蛍光灯FLを接続すると、高圧側断線検出回路51の出力電圧は、しきい値VHより大きくなり、低圧側断線検出回路52の出力電圧は、しきい値VL2より低くなるので、制御部63はインバータ回路4の駆動を開始する。
本実施形態によれば、前述の累積点灯時間のリセットのようなパラメータの設定動作を、第1の実施形態よりも簡単かつ短時間で行うことが可能になり、使用者の作業性が向上する。
(実施形態3)
図9により本発明の第3の実施形態について説明する。本発明によれば、放電灯点灯装置の有するパラメータを設定する動作は、累積点灯時間のリセットに限らず、マイクロコンピュータ等による制御部でどのように判断するかによって、何にでも応用できる。
第1の実施形態で示した放電灯点灯装置1は、累積点灯時間に応じた調光比の推移をするものであり、図2で示したように、初期の調光比の設定は70%で固定されているが、図9に示すように、60%、80%にも設定可能であるならば、初期調光比をパラメータとして、前述の手段で設定することが可能である。例えば、第1の実施形態における抵抗負荷FGの着脱行為の回数を、3回であれば初期調光比を70%に設定、4回であれば初期調光比を80%に設定、5回であれば初期調光比を60%に設定、6回以上であれば初期調光比は現状値を維持するようにすれば、簡単に実現することが可能である。当然ながら、2回以下の場合も初期調光比は現状値を維持する。
(実施形態4)
図10により本発明の第4の実施形態について説明する。第1の実施形態で示した放電灯点灯装置1は、累積点灯時間に応じた調光比の推移をするものであり、図2で示したように、初期の調光比を70%とした時の調光比100%に到達する時間は12000時間で固定されている。つまり、調光比を0.1%上げる単位を40時間としているということになる。これが、図10に示すように、30時間単位、50時間単位にも設定可能であるならば、単位時間をパラメータとして、第3の実施形態と同様の手段で設定することが可能である。第3の実施形態と同様で、抵抗負荷FGの着脱行為の回数を、3回であれば単位時間を40時間に設定、4回であれば単位時間を30時間に設定、5回であれば単位時間を50時間に設定、6回以上であれば単位時間は現状値を維持するようにすれば、簡単に実現することが可能である。当然ながら、2回以下の場合も単位時間は現状値を維持する。
(実施形態5)
図11、図12により本発明の第5の実施形態について説明する。第2の実施形態で示した放電灯点灯装置1は、図8で示したように、1回の抵抗負荷の装着で、パラメータの設定を行うことができ、作業性が向上している。これを用いて、パラメータの設定値の切り替えを行う。
例えば、第1の実施形態で示した放電灯点灯装置は、累積点灯時間に応じて放電灯の光出力を上げていく、いわゆる照度補正機能を有するものであるが、この機能の使用選択をパラメータとすることも可能である。図11のように、第2の実施形態で示した抵抗負荷の装着により、制御部63が有するパラメータである照度補正機能の使用選択が有効に設定されていたものが無効に切り替わる。再度、抵抗負荷の装着をすれば、再び無効に切り替わる。ここで、照度補正機能が無効である場合は、調光比が100%で累積点灯時間に関係なく固定されるようになるよう、制御部63がインバータ回路4を駆動すればよい。
当然ながら、第3ないし第4の実施形態に応用することも容易に可能である。第3の実施形態で示した初期調光比をパラメータとした場合、図12のように、抵抗負荷の装着により、制御部63が有するパラメータである初期調光比を70%、60%、80%と順番に繰り返すようにすればよい。
(実施形態6)
図13〜図15により本発明の第6の実施形態について説明する。本実施形態は、第1の実施形態の放電灯点灯装置における、累積点灯時間のリセットのための抵抗負荷の着脱行為を自動化するパラメータ設定装置について説明する。
図13はパラメータ設定装置の回路図であり、図14はそのブロック図を兼ねた外形図である。図13において、パラメータ設定装置DSは、主として、抵抗負荷FG、マイクロコンピュータである制御部MPU、押ボタン式スイッチSW、フォトカプラPC8、トランジスタQ8、電池である直流電源V8を有して構成されている。
トランジスタQ8がオンすると、フォトカプラPC8がオンし、端子C1,C2間には抵抗負荷FGが接続された状態になる。トランジスタQ8がオフすると、フォトカプラPC8がオフし、端子C1,C2間は断線状態になる。マイクロコンピュータMPUは、押ボタン式スイッチSWが押されたことを検出したら、図15に示す電圧をトランジスタQ8のベースに出力し、トランジスタQ8をオンオフすることで、端子C1,C2間に抵抗負荷FGを接続、非接続状態にする。電池V8とスイッチSWを除く部品を1つの回路基板101に搭載すれば、図14のような構成になり、外形もコンパクトにすることができる。
第1の実施形態において、累積点灯時間をリセットするために、放電灯点灯装置1の出力端子A1,A2,B1,B2から蛍光灯FLを外して、制御部63がインバータ回路4の駆動を停止した後、放電灯点灯装置1の出力端子A1,A2間に前述のパラメータ設定装置DSを接続する。そして、押ボタン式スイッチSWを押すことにより、抵抗負荷FGの着脱行為が、自動で所定回数だけ繰り返される。制御部63は、図15のように、高圧側断線検出回路51の出力電圧がしきい値VHを超える回数が所定回数以上になるので、累積点灯時間をリセットし、記憶手段62に記憶させる。
(実施形態7)
図16により本発明の第7の実施形態について説明する。本実施形態は、第6の実施形態における、抵抗負荷FGの接続/非接続による、高圧側断線検出回路あるいは低圧側断線検出回路の出力電圧の変化を設定信号とすることで、パラメータとその設定値を複数にした場合でも、パラメータの設定動作を容易に行うことを可能としたものである。
図16のように、2バイトデータを取り扱う非同期式のフォーマットの信号を、パラメータ設定装置DSの制御部MPUが送信し、放電灯点灯装置1の制御回路6が有する制御部63が受信できるように、互いに設定されておれば、初めの1バイトデータをパラメータ種別とし、後の1バイトデータをそのパラメータに設定する値とすればよい。
図16において、信号フォーマットは、スタートビットSTの後、データを下位ビットD0から順次D7まで送出し、パリティビットP、ストップビットSPまでを1フレームとした構成であり、制御部MPUが、これを2バイトデータ分、送信している。制御部63は、最初のスタートビットSTを受信すると、これに続くデータを順次受信し、ストップビットSPを受信した時点で、1バイトデータであるパラメータ種別を受信したことになる。後の1フレームもスタートビットSTから順次受信し、ストップビットSPを受信した時点で、1バイトデータであるパラメータ設定値を受信したことになる。
制御部63は、信号によって指定されたパラメータに前記設定値を設定する。例えば、パラメータである累積点灯時間を55(hex)とすれば、累積点灯時間のリセットは設定値に0(hex)を付せばよく、図16で示した信号によって、累積点灯時間のリセットが可能になる。
制御部63や制御部MPUは、マイクロコンピュータで構成されているので、非同期式通信を行うことが可能なポートを有するマイクロコンピュータを用いれば、マイクロコンピュータで信号フォーマットや信号データ長を設定することで、このような信号の送受信を容易に行うことができる。
第1ないし第5の実施形態では、抵抗負荷によって設定できるパラメータが、累積点灯時間や初期調光比というように予め制御部で決まっており、また、その設定値も1つあるいは数個から選択するものであったが、本実施形態によれば、使用者がパラメータを指定し、これに対して値を直接設定することが可能になる。
前述の累積点灯時間だけでなく、第3の実施形態のパラメータである初期調光比の種別をAA(hex)とすれば、初期調光比の設定値は60(hex)、70(hex)、80(hex)のいずれかを付せばよい。
また、第4の実施形態のパラメータである単位時間の種別をFF(hex)とすれば、単位時間の設定値は30(hex)、40(hex)、50(hex)のいずれかを付せばよい。
また、第5の実施形態のパラメータである照度補正機能の使用選択の種別を00(hex)とすれば、照度補正機能有効を00(hex)、無効をFF(hex)とするよう、制御部との間で取り決めておけばよい。
さらに、前述までの実施形態で示したような、照度補正機能に関するパラメータだけでなく、放電灯点灯装置の性能に関するパラメータの設定ができるようにしてもよい。例えば、放電灯点灯装置の点灯シーケンスの調整を可能にする場合、フィラメントの予熱時間、蛍光灯の始動時間を設定できるようにしてもよい。
本実施形態によれば、1バイトデータによるパラメータの指定と、1バイトデータの設定値の組み合わせである場合、256種類のパラメータに対して、0から255までの値を設定できる。もちろん、パラメータ種別や設定値を2バイトデータ以上にしても同様であって問題ない。
パラメータやその設定値が複数になって、パラメータ設定装置DSの構成が複雑になる場合は、設定動作をスイッチではなく、リモコン等の別置の設定器を用いて行うことができるよう、パラメータ設定装置DSを加工すればよく、容易に実現することが可能である。
本実施形態によれば、前述の累積点灯時間に限らず、複数のパラメータの設定動作を、簡単かつ短時間で行うことが可能になる。
本発明の実施形態1の構成を示す回路図である。 本発明の実施形態1による照度補正動作の説明図である。 本発明の実施形態1に用いる高圧側と低圧側の断線検出回路の構成を示す回路図である。 本発明の実施形態1の高圧側断線検出回路によるリセット動作の説明図である。 本発明の実施形態1の低圧側断線検出回路によるリセット動作の説明図である。 本発明の実施形態1の放電灯点灯装置を搭載した照明器具の概略構成図である。 本発明の実施形態1の抵抗負荷の概略構成図である。 本発明の実施形態2の動作説明図である。 本発明の実施形態3の動作説明図である。 本発明の実施形態4の動作説明図である。 本発明の実施形態5の動作説明図である。 本発明の実施形態5の動作説明図である。 本発明の実施形態6のパラメータ設定装置の回路図である。 本発明の実施形態6のパラメータ設定装置の概略構成図である。 本発明の実施形態6のパラメータ設定装置の動作説明図である。 本発明の実施形態7の動作説明図である。
符号の説明
FL 蛍光灯
F1 フィラメント
F2 フィラメント
1 放電灯点灯装置
4 インバータ回路
51 高圧側断線検出回路
52 低圧側断線検出回路
6 制御回路

Claims (4)

  1. 放電灯へ供給する電力を制御して放電灯を点灯させる点灯回路と、放電灯のフィラメントあるいは前記フィラメントへの電力供給路の断線を検出する断線検出回路と、所定のパラメータに基づいて点灯回路による負荷の点灯制御を行う制御手段とを備え、前記断線検出回路は、前記点灯回路の負荷として抵抗負荷が接続されたときに、前記パラメータを前記制御手段へ設定することを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 抵抗負荷の抵抗値は、放電灯のフィラメントの抵抗値よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 請求項1または2記載の放電灯点灯装置と、放電灯を装着するためのソケットと、この放電灯点灯装置を配設している照明器具本体とを具備していることを特徴とする照明器具。
  4. 抵抗負荷と、抵抗負荷に流れる電流供給路を開閉するスイッチング手段とを備え、請求項1記載の放電灯点灯装置の負荷として接続して、前記スイッチング手段の開閉により放電灯点灯装置が有するパラメータを設定することを特徴とするパラメータ設定装置。
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