JP2008123560A - テーブルレイアウトを行うブラウザプログラム、方法および装置 - Google Patents

テーブルレイアウトを行うブラウザプログラム、方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 1次元または2次元的な配列で構成される情報が持つ意味を可能な限り再現しつつ比較的小さな表示画面に表示することができる方法を提供する。
【解決手段】 コンテンツ内の、タグ<table>を用いて定義されたテーブルの行方向の幅に関し所定の判定基準にしたがって判定を行い、該判定の結果にしたがって、(1)テーブルをそのまま端末装置の表示画面内に表示する、(2)テーブルの少なくとも一つの行の行方向に配列される複数のセルについて、所定のアルゴリズムにしたがって、テーブルの少なくとも一つの行の行方向において隣り合わせに配列されるべき複数のセルのうち、所定の幅よりも狭い幅を有するセルを、隣り合わせに配列されるべき隣接セルと同じ行の行方向に並べて、かつ当該隣接セルとともに端末装置の表示画面幅内に収まるよう表示する、を含むテーブルレイアウト処理のいずれか一つを選択して実行する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、インターネット上のコンテンツを閲覧するためのブラウザプログラムに関し、さらに詳細には、このようなコンンツに含まれるテーブルのレイアウトに関する。
インターネット利用の拡大を背景として、近年、携帯電話やPDA等の比較的画面の小さな端末装置でも、インターネット上のHTML(HyperText Markup Language)等で記述されたコンテンツ(以下、インターネット上のWWWサーバー等で提供されるテキストやグラフィックなどの内容を「コンテンツ」と記す。)を閲覧したいという要望が広がりつつある。しかし、インターネット上のコンテンツは、通常、画面が比較的大きいPC(Personal Computer)用に作成されているため、このような比較的画面の小さな端末装置でコンテンツを閲覧することは一般的には困難である。PC用に作成されたコンテンツには、携帯電話等の画面サイズを超える大きなサイズの画像、テーブル(タグ<table>で定義される)などが含まれるからである。
テーブルを用いることによって、セルの2次元的な配置を行うことができる。また、テーブルを用いることによって、1つの比較的大きな画像が、部分的な画像の張り合わせとして表現される場合もある。
PC用に作成されたコンテンツに含まれテーブルを携帯電話などの表示画面の比較的小さな端末装置で閲覧するための一つの方式として、テーブル内で行方向に並んだ複数のセルについて、一律に、各セルを縦方向に並べるという方式が提案されている。この方式を用いることで、利用者は、携帯電話の例えば上下キーを操作することで、このようなテーブル内の表示データを閲覧することができることになる。
また、下記特許文献1および2には、コンテンツ内の画像データを端末の画面サイズに合わせて縮小することについて記載されている。
また、下記特許文献3には、フレームセット(タグ<frameset>によって定義される)を表示する場合に、アクティブなフレームを太枠で示すこと、フレーム切り替えの操作のためにフレーム切替キーを用いることについて記載されている。
特開平9−9160号公報 特開2001−243151号公報 特開2000−298543号公報
しかしながら、2次元的に配置されたテーブル中の行方向に配列されたセルを分割して一律に縦方向に並べた場合、テーブルが持つ1次元または2次元的な配列の意味は失われてしまう。
また、上記特許文献1および2には、端末の表示画面サイズに合わせて画像データを縮小することについて記載されているのみであり、テーブルについてどのように端末装置上に表示するかについて説明していない。
PC用に作成されたコンテンツを携帯電話の表示画面のような比較的狭い画面で閲覧する場合における、快適なブラウジングを阻害する原因のもう一つとしてフレームセット(<frameset>〜</frameset>のタグで定義される)の存在がある。フレームセットは、ウインドウをいくつかのフレームに分割表示する「フレーム表示」を宣言するタグである。フレームセットの中でフレーム<frame src="...">で指定されたURLのコンテンツは、そのフレームに表示される。
フレームセットを用いることで、テーブルと同様に表示データを2次元的に配列することができる。フレームセットはフレーム内にURLコンテンツを表示するものであるため、フレームセット を単純に携帯電話などの表示画面に表示すると、URLコンテンツが狭い部分に表示されることになる。従来のブラウザでは、フレームセット中の <frame cols=",">や<frame rows=",">で定義された通りに画面を行方向や列方向に分割していくため、このような従来のブラウザの機能をそのまま携帯電話などの表示画面の小さい端末装置での表示に適用すると、小さい画面をさらにフレームで切り刻むことになり、1フレームあたりの表示画面がさらに小さくなり、その中でのコンテンツ表現はより一層制限されてしまう。
上記特許文献3に記載されているのは、フレームセットを単純に表示すると,フレーム切り替えの操作が利用者にとって面倒なので、アクティブなフレームを太枠で表示しつつ、フレーム切替キーを操作するたびに順番にアクティブなフレームを切り替えることができるようにすることである。上記特許文献3には、フレームセットの2次元的な配列の意味を維持できるように表示するための手法についての開示はない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされた。すなわち、本発明は、PC用に作成されたコンテンツを比較的小さな表示画面サイズの端末装置で閲覧する場合に、テーブル、フレームセットなどの1次元または2次元的な配列で構成される情報が持つ意味を可能な限り再現しつつ比較的小さな表示画面にコンテンツを表示することができる方法、プログラムおよび装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一つの側面によれば、比較的大きな表示画面サイズを有する装置を対象として作成された大画面用コンテンツを、比較的小さな表示画面幅を有する端末装置上に表示するための方法であって、
コンテンツ内の、タグ<table>を用いて定義されたテーブルの行方向の幅に関し所定の判定基準にしたがって判定を行い、該判定の結果にしたがって、
(1) テーブルをそのまま端末装置の表示画面内に表示する、
(2) テーブルの少なくとも一つの行の行方向に配列される複数のセルについて、所定のアルゴリズムにしたがって、テーブルの少なくとも一つの行の行方向において隣り合わせに配列されるべき複数のセルのうち、所定の幅よりも狭い幅を有するセルを、隣り合わせに配列されるべき隣接セルと同じ行の行方向に並べて、かつ当該隣接セルとともに端末装置の表示画面幅内に収まるよう表示する、
を含むテーブルレイアウト処理のいずれか一つを選択して実行することを特徴とするテーブルレイアウト方法が提供される。
本方法によれば、テーブル内の表示データの配列が持つ意味をできるだけ維持しつつ、PC用に作成されたコンテンツ内のテーブルを端末装置の表示画面に表示することができる。
また(2)のテーブルレイアウト処理における所定のアルゴリズムは、以下の、
(b1) テーブルの少なくとも一つの行の行方向に配列される複数のセルについて、テーブルを表示すべき表示画面幅に入る分のセルを決定する、
(b2) 表示画面幅に入る分だけのセルを決定したならば、該決定されたセルの幅の合計値を算出し、該合計値が表示画面幅よりも小さい所定の幅よりも小さい値であるか否かを判定する、
(b2-1) 上記(b2)による判定の結果、合計値が所定幅より小さい場合には、並べきれないと決定されていた残りのセルの一つも並べる対象とする、
(b2-2) 上記(b2)による判定の結果、合計値が所定の幅より小さくないと判定された場合には、並べきれないと決定されていた残りのセルを次の行に上記(b1),(b2)の手順で並べる、
(b3) 上記(b1)および(b2-1)において並べる対象とされたセル群の幅の合計値が表示画面幅よりも大きい場合に当該セル群が表示画面幅内に収まるよう縮小して表示する、
という処理からなるとしてもよい。
当該所定のアルゴリズムは、さらに、
(b4) 上記(b2-1)の後に、並べきれないと決定されている残りのセルの幅の合計値を算出し、所定の幅よりも小さいかどうか判定する、
(b4-1) 上記(b4)による判定の結果、合計値が所定の幅より小さい場合には、残りのセルも並べる対象とする、
(b4-2) 上記(b4)による判定の結果、合計値が所定の幅より大きい場合には残りのセルは次の行に並べることとする、
(b5) 上記(b1)、(b2-1)、および(b4-1)において並べる対象とされたセル群の幅の合計値が表示画面幅よりも大きい場合に当該セル群が表示画面幅内に収まるよう縮小して表示する、
という処理からなるとしてもよい。
以上述べたレイアウトに関する方法は、コンピュータにより実行されたとき、いずれかの方法が実行されるようなコンピュータプログラムとして構成することができる。
上記課題を解決する為に、本発明の別の側面によれば、比較的小さな表示画面の幅を有し、比較的大きな表示画面サイズを有する装置を対象として作成された大画面用コンテンツを表示画面に表示する端末装置であって、
コンテンツに含まれるテーブルの行方向の幅に関し所定の判定基準にしたがって判定を行い、該判定の結果にしたがって、
(1) テーブルをそのまま端末装置の表示画面内に表示する、
(2) テーブルの少なくとも一つの行の行方向に配列される複数のセルについて、所定のアルゴリズムにしたがって、テーブルの少なくとも一つの行の行方向において隣り合わせに配列されるべき複数のセルのうち、所定の幅よりも狭い幅を有するセルを、隣り合わせに配列されるべき隣接セルと同じ行の行方向に並べて、かつ当該隣接セルとともに端末装置の表示画面幅内に収まるよう表示する、
という処理を含むテーブルレイアウト処理のいずれか一つを選択して実行するテーブルレイアウト手段を備える端末装置が提供される。
以上説明したように本発明によれば、PC用に作成されたコンテンツ中に表示データの配列に意味を持つ情報が含まれる場合に、これらの表示データの配列が持つ意味を維持できるように、比較的小さな表示画面に表示を行うことができる。
第1実施形態
本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態としての端末装置10の構成を示すブロック図である。また、図2は、端末装置10のCPU3の制御の下で動作する閲覧ソフトウェアであるブラウザ20の機能をブロック単位で表した図である。端末装置10は、PCと比較して小さな表示画面を持つものであるものとする。例えばPCを横方向の画素数が800ドット以上であると仮定した場合、端末装置10には、表示画面の横方向の画素数が、100〜200ドットの携帯電話、150〜640ドットのPDA、640ドット以下のカーナビゲーション装置などが含まれることになる。
本第1実施形態では、一例として、端末装置10が、表示画面の横方向の画素数が200ドットである携帯電話であるものとして以下の説明を行う。
図1に示すように端末装置10は、全体の制御を司るCPU3に、端末装置10に所定の動作を行わせる為の各種のプログラムが格納されたROM5を含め、RAM7、ネットワークインタフェース9、ディスプレイドライバ11、およびユーザインタフェースデバイスI/F15等がバス19を介して接続されて構成される。また、CPU3には、ディスプレイドライバ11を介してディスプレイ13が、ユーザインタフェースデバイスI/F15を介してユーザインタフェースデバイス17が接続される。
ユーザインタフェースデバイス17は、上下キー、数字キー等を含むキー操作部である。ROM5には、以下で説明するブラウザの機能を実現するプログラムが格納されており、利用者がユーザインタフェースデバイスを用いて所定の操作を行ったときにブラウザ20が起動する。
図2に示すように、ブラウザ20は、パーサー31、ページメーカ32、およびフォーマッタ33の各機能ブロックから構成される。パーサー31は、ネットワークインタフェース9を介して取得されるHTML文書21の論理的な構造を解釈し、そのHTML文書の構造に関するドキュメントツリー23を生成する。なお、ドキュメントツリー23は、ドキュメントの表現に関する情報までは含んでいない。次に、ページメーカ32は、ドキュメントツリー23を基に、各tagで決められた表現形式(block, inline, table, list, itemなど)の情報を含むレイアウトツリー25を生成する。レイアウトツリー25は、block, inline, tableなどがどのような順番に存在しているかを表している。ただし、レイアウトツリー25は、まだ、これらの要素が画面の何処にどのような幅と高さで表示されるか、文字がどこで折り返されるか等のレイアウトに関する情報までは含んでいない。
フォーマッタ33は、レイアウトツリー25を基に、表示画面幅などの実際の表示画面に関する情報を用いてレイアウトを行う。つまり、レイアウトツリー25を実際の表示画面に配置していき、文字の折り返しや、画面上の位置、幅、高さを決定する。パーサー31、ページメーカ32、フォーマッタ33による以上のような処理を経て、HTML文書21が端末装置10の表示画面に表示される。
さらに、フォーマッタ33は、PC用に作成されたコンテンツを端末装置10で見やすくするための機能として、テーブルレイアウト処理を行うように構成されている。このテーブルレイアウト処理は、PC用に作成されたコンテンツがテーブルを含む場合に、そのテーブルの2次元配列の意味が失われない様に端末装置10の表示画面上に表示することを達成する。
図3は、テーブルレイアウト処理を表すフローチャートである。このテーブルレイアウト処理によって、コンテンツに含まれるテーブルは次のように表示される。
1.テーブルを端末装置10の表示画面幅に合わせて通常通りレイアウトして、表示画面幅に収まるのであればそのまま表示を行う。
2.表示画面幅に収まらない場合
2-1. テーブルが画像の張り合わせであると判断した場合には、テーブルを縮小し、テーブル全体が一つの画像として端末装置10の表示画面内に表示されるように縮小する縮小レイアウト(ステップS20)処理を行う。
2-2. テーブルが画像の張り合わせではないと判断した場合には、テーブルを構成する各セルを分割して表示するスプリット処理(ステップS21)を行う。
図3に示すテーブルレイアウト処理について、図4〜図14に示す例を参照しつつ説明する。図3に示すように、テーブルレイアウト処理が起動すると、まず、画像やテキストを含むテーブルについて、テーブルのセル幅を最小化した場合のテーブル幅である、テーブルの幅の最小値を調べる。詳細には、テーブル幅の最小値は、一つの行を構成する各セルに含まれる表データを表示するために必要な最小の画素数であり、セルに含まれる画像幅、文字を含むセルについては最低限1文字を表示するために必要な幅(1文字幅)の最大幅、およびセル間のボーダーの幅を、一つの行を構成する全てのセルに関して合計した数である。そしてこのテーブル幅の最小値が表示画面幅(200ドット)より大きいかどうかを判定する(S11)。
例えば、端末装置10が取得したPC用のHTML文書が、図4のような内容であったとする。図4のHTML文書は、画像とテキストが混合されたテーブルを含んでいる。このHTML文書をPCで表示した場合、PCは十分な表示画面幅を有するので、図5のように、画像およびテキストを含む3つのセルを表示画面横方向に配列して表示することができる。
図4のテーブルについてのテーブル幅の最小値は次のように算出される。なお、テーブルの各セルに含まれる画像“aaa_b.gif”は、幅方向の画素数が105ピクセルであるものとしている。
テーブル幅の最小値=(画像幅(105px)と1文字幅の最大幅)×3個分+α(3つのセルについてのテーブルボーダーの加算値)
この場合、テーブル幅の最小値は315ピクセル以上であり、端末装置10の表示画面幅200ピクセルより大きいので、ステップS11において、YESと判定され、スプリット処理(S21)または縮小レイアウト処理(S20)の対象となる。ステップS11において、テーブル幅の最小値が表示画面幅以下であると判定される場合には(S11:NO)、テーブルは表示画面幅200ピクセル内に表示可能なので、テーブルはそのまま表示される(S12)。
ステップS13〜S19は、テーブルが画像の張り合わせで有るかどうか、つまり、テーブルが、例えば図11に示すような部分的な画像を含む各セルの張り合わせとして構成された一つの画像であるか否かを判定するための処理である。テーブルを構成する全セルのうち、画像のセルが所定の割合以上で存在する場合に、そのテーブルが画像の張り合わせで有るとみなし縮小レイアウト処理(S20)を行うようにしている。テーブルが画像の張り合わせではないと判断される場合には(S19:NO)、セルを分割して表示するスプリット処理(S21)が実行される。
テーブルを構成する全てのセルについて、S13〜S17の判定の処理が繰り返し行われる。まず、ステップS13では、テーブルを構成する1つのセルについて、ステップS14、S15およびS16での判定に必要なパラメータが取得される。ステップS14では、セルがテキストを含んでいるかどうかを判定する。セルがテキストを含んでいる場合には(S14:YES)、張り合わせの画像を構成するセルではないとみなすことができるので、処理はステップS18に移り、残りのセルについての処理がさらに続行される。
一方、セルがテキストを含んでいないと判定される場合には(S14:NO)、処理はステップS15に進む。S15では、セルが、さらにテーブルを含んでいるかどうかを判定する。セルがさらにテーブルを含んでいる場合には(S15:YES)、張り合わせの画像を構成するセルではないとみなすことができるので、処理はステップS18に移り、残りのセルについての処理がさらに続行される。
セルがテーブルを含んでいないと判定される場合には(S15:NO)、処理はステップS16に進む。S16では、セルが所定サイズ以上の画像を含むかどうかが判定される。画像が所定サイズ未満であれば(S16:NO)、処理はステップS18に移り、残りのセルについての処理がさらに続行される。画像が所定サイズ以上である場合には(S16:YES)、そのセルについては張り合わせの画像を構成するものの一つとしてカウントするために変数Nをインクリメントする(S17)。このように、所定サイズ未満の画像をカウントしないようにしているのは、所定サイズ未満の画像は、単にテーブルの表示書式を整えるためのだけのスペーサなどが含まれるので、このようなスペーサなどを、張り合わせの画像を構成するものとみなさない様にするためである。
ステップS18では、S13〜S17の一連の処理を未だ行っていない残りセルがあるかどうかが判定され、残りのセルがある場合には(S18:YES)、そのセルについてS13からの処理が行われる。テーブルを構成する全てのセルについて、S13〜S17の一連の処理が終了した場合には(S18:NO)、変数Nが全セル数の2/3以上であるかどうかが判定される(S19)。すなわち、テーブルを構成する全セルの内、張り合わせの画像を構成する画像とみなされるものの数が2/3以上存在する場合には、テーブルは画像の張り合わせであるとみなしている。なお、この2/3という数値は一つの例であり、これ以外にも様々な数値を用いることができることはいうまでもない。
画像の張り合わせであると判定された場合には(S19:YES)、処理はステップS20に進み、張り合わせ画像を全体的に縮小して表示する縮小レイアウト処理が行われる(S20)。画像の張り合わせではないと判定された場合には(S19:NO)、処理はステップS21に進み、セルを分割して表示するスプリット処理が行われる(S21)。
以上のように、テーブルレイアウト処理(図3)では、
1)セルがテキストを含まない、
2)セルがテーブルを含まない、
3)セルに含まれる画像は、所定サイズ(例えば10ピクセル)以上である、
という3つの条件が満たされるとき、張り合わせの画像を構成するセルの一つであるとみなしている。
次に、スプリット処理(S21)について説明する。
スプリット処理(S21)では、具体的には次のような所定のアルゴリズムでセルを分割する処理が行われる。
a1)テーブルを行単位で独立して考え、まず一つの行を処理の対象として決定する。例えば、先頭の行から順に処理対象の行としても良い。
a2)次に、a1)で処理対象となった行を構成するセルについて、テーブルを表示すべき場所の横幅(つまり、端末装置10の表示画面幅200ピクセル)に入る分だけセルを表示画面の幅方向に並べる。
a3)表示画面幅に並べきれなかった残りのセルを次の行にa2)の規則で並べる。
a4)一つの行についてa2)、a3)の処理が終了したら、テーブルの他の行についてa1)からの処理を繰り返す。
なお、以上の処理において、ボーダー(Border)、背景色(background color)などのセルに関する各種の修飾情報は、そのまま残す形で画面表示を行う。
例えば、テーブルが図6(a)のようなほぼ等しいサイズの3×3のセルによって構成されている場合に、テーブルの先頭の1行について、上記のスプリット処理が行われたとする。また、ここで表示画面(200ピクセル)の幅方向に並べることができるのは2つのセルであるとする。この場合、表示画面上ではセルは、図6(b)に示すように配置される。図6(b)の例では、2行目に送り出された第3セルを画面の中心に配置させている。
なお、セルの並べ方は図6(b)のような例に限られず、例えば図6(c)のように第1セルを表示画面の中央に表示し、第2および第3セルを次の行に並べて表示する構成とすることも可能である。或いは、図6(d)のように縦方向に並べる構成としても良い。なお、図6(b)〜(d)いずれの場合でも、ボーダー等のセルの修飾情報は維持された形で表示を行う。
図7は、図4で示したコンテンツ(PCでの表示画面は図5)について上記テーブルレイアウト処理を行った場合の表示画面の例である。この場合、各セルは表示画面内に一つしか並べることができないサイズであるため、各セルが縦に並べられる形式で表示が行われている。但しテーブルの修飾は維持されている。
本実施形態によるスプリット処理による表示結果(図7)と比較するための比較例を図8と図9に示す。図8は、図4のHTML文書のテーブルを、セルの分割を行うこと無く、単に表示画面幅200ドットに入るように各セル幅を縮小して表示する場合の比較例である。セル幅が大きく縮小されるため、文字の折り返しが非常に多くなり、利用者にとって見にくい表示となっている。一方、図9は、テーブルについては、一律に、セル内のデータを縦方向に分割して表示する場合の比較例である。また、図9の例では、セルの修飾情報が失われるため、本実施形態による表示結果(図7)の方が利用者にとって好適な表示である。なお、図9の場合のセル分割アルゴリズムでは、たとえセルを横方向に2つ以上並べることができる場合であっても、セルは一律に縦に分割されるので、テーブルの2次元の配列が持つ意味は失われる。
ここで上記スプリット処理(S21)の変形例について説明する。上記スプリット処理では、処理の対象となった行のセルについて、テーブルを表示すべき場所の横幅に入るだけのセルを幅方向に並べ、並べきれなかったセルを次の行に並べている。それに対して、この変形例では、上記スプリット処理と同様にテーブルを表示すべき場所の横幅に入る分のセルを決定した後、並べきれないと判断された残りのセルも所定の条件を満たすならば、対象の行に並べる。
この変形例のアルゴリズムは、以下の通りである。
d1) テーブルを行単位で独立して考え、まず一つの行を処理の対象として決定する。例えば、先頭の行から順に処理対象の行としても良い。
d2) 次に、d1)で処理対象となった行を構成するセルについて、テーブルを表示すべき場所の横幅(端末装置10の表示画面幅200ピクセル)に入る分のセルを決定する。
d3) 表示画面幅に入る分だけのセルを決定したならば、これらの横幅の合計値を算出し、その合計値が、表示画面幅よりも小さい所定の幅(例えば、20ピクセル)よりも小さいかどうか判定する。
d3-1) 手順d3)による判定の結果、合計値が所定の幅より小さい場合には、並べきれないと決定されていた残りのセルの一つも並べる対象とする。
d3-2) 手順d3)による判定の結果、合計値が所定の幅より小さくないと判定された場合には、並べきれないと決定されていた残りのセルを次の行にd2),d3)の手順で並べる。
d4) 手順d3-1)の後に、さらに、並べきれないと決定されている残りのセルの横幅の合計値を算出し、所定の幅よりも小さいかどうか判定する。
d5) 手順d4)による判定の結果、合計値が所定の幅より小さい場合には、残りのセルも並べる対象に加える。一方、合計値が所定の幅より大きい場合には残りのセルは次の行に並べることとする。
なお、以上の処理により、並べる対象となったセルの横幅の合計値は表示画面幅よりも大きいので、これに納まるように縮小処理を行う。
上記変形例のアルゴリズム(d1)-(d5)を用いることによる、処理の具体例について図10(a)から図10(c)により説明する。図10(a)は、処理の対象となったテーブルの行を示している。図10(a)に示されているように、表示画面幅(200ピクセル)に入るのはセルE1のみであるが、手順(d3,d3-1)により、セルE1の幅は所定の幅(20ピクセル)よりも小さいと判定され、セルE2も並べる対象とされる。また、セルE1とセルE2の横幅の合計値は所定の幅よりも大きいので、手順(d3-1)までの処理によれば、セルE1とセルE2が同じ行に並べる対象となる。
しかし、セルE3は、所定の幅(20ピクセル)よりも小さいので、手順(d4,d5)により、残りのセルE3も並べる対象に加えられる。以上の処理によりセルE1〜E3が同じ行に並べる対象になったので、これらを表示画面幅に納まるように縮小して表示する。この結果、テーブルを、ユーザが見てより適切な状態で表示することができる。図10(b)は、以上の変形例での処理により、図10(a)のテーブルの行を処理して表示画面上に表示した場合の状態を示している。一方、図10(a)の例に対して上記アルゴリズム(a1-a4)を用いると、セルE1〜E3は、図10(c)に示すように縦に分割して表示されることになる。
なお、以上で説明したスプリット処理では、テーブルを行単位で独立して考え、さらに処理対象となった一つの行に関してセル単位で各判定を行なっている。このようにセル単位で判定を行うことに替えて、列単位で判定を行なう構成も有り得る。つまり、テーブル内のある列(列方向に並ぶ複数のセルを含む)の幅が所定の幅(例えば20ピクセル)よりも小さければ、その列と前の列(左隣の列)との間、および、その列と次の列(右隣の列)との間ではセルの分割は行なわないようにすることである。これにより、スプリット処理を行うかどうかを行単位で判定する必要がなくなる。なお、上記所定の幅は、Webコンテンツ中で指定されたコンテナブロック(containing block)の幅に応じて変更しても良い。
次に、テーブルが画像の張り合わせであると判断された場合に実行される縮小レイアウト処理(S20)について説明する。縮小レイアウト処理では、具体的には次のような処理が行われる。
(b1) テーブルを表示すべき場所の横幅(例えば、端末装置10の表示画面幅200ピクセル)に合わせて、テーブルの各列の幅を同一の縮小率で縮小させ、各セルの横幅を決定する。
(b2) セルの横幅が決定したので、その横幅に合わせて各セルの内容についてのレイアウトを次のように決定する。
(b2-1)セルの内容がテキストであれば、セルの幅に合わせてテキストの折り返しを行う。
(b2-2)セルの内容が画像であれば、セルの幅に収まるように縮小する。
(b2-3)セルの内容がテーブル(第2のテーブル)であれば、そのセルの幅を、「テーブルを表示すべき場所の横幅」として、第2のテーブルについて(b1)、(b2)の処理を実行する。
(b3) 上記(b2)までの処理によりセルの高さが決定するので、端末装置10の表示画面にテーブルの表示を行う場合の行の高さは、その行に含まれるセルの高さの最大値となる。また、テーブルの高さは行の高さの和となる。
図11に、張り合わせ画像を表すコンテンツの例を示す。図12は、図11のコンテンツをPC上で表示した場合の例である。図12の画像は、図11のHTMLの記述では、5×3のセルとして構成され、それぞれのセルは部分的な画像データからなる。例えば、図11のHTML文書における画像データa1.gif、a2.gif、a3.gif、a4.gif、a5.gifが、それぞれ、図12における先頭の1行の画像部分、51、52、53、54および55に対応している。
図11のコンテンツは、テーブルレイアウト処理(図3)によって画像の張り合わせであると判断され、縮小レイアウト処理(S20)の対象になる。図13は、縮小レイアウト処理によって図12の張り合わせの画像が、端末装置10の表示画面内に縮小表示された状態を示している。このように、本実施形態によれば、テーブルが画像の張り合わせである場合には縮小表示されるので、端末装置10において、PC用に作成されたコンテンツを、それが本来持つ情報を維持した形で閲覧することができる。
図14は、比較例として、テーブルを構成するセルを一律に縦にならべるとした場合に、図12の張り合わせの画像がどのように表示されるかを示した例である。この場合、図14にみられるように、張り合わせの画像を構成する各画像51−55が縦に表示されることになるので、PC用に作成されたコンテンツを、それが本来持つ情報を維持した形で閲覧することはできない。
以上説明した本発明の第1実施形態の様々な特徴はその全てが必ずしも必要ではなく、特徴の一部の削除、置換などを行った様々な変形例を考えることができる。
例えば、図3に示したテーブルレイアウト処理のステップS11における、テーブルレイアウト処理の対象とするか否かの判定については様々な変形を行うことができる。上述の実施形態では、テーブル幅の最小値を求め、その最小値が端末装置10の表示画面幅以下であり、テーブルが端末装置10の表示画面内に表示できると判定されれば(S11:NO)、S13以降のテーブルレイアウト処理の対象としないように構成している。ステッテS11の判定にさらに次のような判定基準C1、C2、C3を加え、たとえ算出されたテーブル幅の最小値が表示画面幅以内であっても、C1、C2、C3の少なくとも一つが満たされる場合には、ステップS13からのテーブルレイアウト処理の対象とするように構成しても良い。
C1. セル内でのテキストの折り返し数が所定値以上である
C2. セルの縦方向の長さが所定値以上である(または、セルの縦横比をみたとき縦の長さの比率が所定の割合以上である)
C3. 文字を含むセルの絶対幅が所定値以下である。
上記のようにC1、C2を加えるのは、たとえ算出されたテーブル幅の最小値が表示画面幅以内であっても、上記C1またはC2が成立する場合には、テーブルのセルが縦方向に長くなり利用者が見にくい表示になる可能性があるので、スプリット処理(図3、S21)の対象とするのが好ましいからである。また、C3の基準を用いることによって、たとえ算出されたテーブル幅の最小値が表示画面幅以内であっても、セルの幅が、本質的に小さくなるような場合にスプリット処理(図3、S21)の対象とすることできるからである。
第2実施形態
次に本発明の第2実施形態について説明する。
上述の第1実施形態は、PC用に作成されたコンテンツのテーブル<table>についてレイアウト処理を行うものであった。第2実施形態では、PC用に作成されたコンテンツにフレームセット(<frameset>〜</frameset>)が含まれる場合に、フレームセットで指定されたパラメータを<table>のパラメータに変換し、変換後のテーブルを、上述の第1実施形態におけるテーブルレイアウト処理(図3)の対象として処理することで、フレームセットが含んでいる2次元的な配列の意味を維持できるようヲ端末装置10の表示画面上に表示する。
したがって、第2実施形態における端末装置10の構成、ブラウザの機能の構成、テーブルレイアウト処理の構成は第1実施形態と同等である。以下では、第2実施形態における特徴部分であるフレームセットからテーブルへの変換について説明する。
フレームセットをテーブルとして表示するために(つまり<frameset>で指定されたパラメータを<table>のパラメータに変換するために)、以下のような変換規則を用いる。
規則1. <FRAMESET> → [</TD>][</TR><TR>][<TD>]<TABLE><TBODY><TR>
規則2. </FRAMESET> → </TR></TBODY></TABLE>
規則3. <FRAME src = “url” name = “name_str”> →
[</TD>][</TR><TR>]<TD><A href =“url”>name_str</A></TD>
なお、上記変換規則において、下記の補足的な事項を適用する。
・[<TD>][</TD>] がつくのは フレームセットが入れ子になっている場合
・[</TR><TR>]は FRAMESET cols 属性の情報から列を区切るため、必要に応じて
つける
・name 属性が無い場合には "name_str" の代わりに "url" を使用する
・装飾のための属性としては、
<TABLE width=100% border=1 frames=void rules=all cellspacing=0>
<TD style="background-color: #ccf0ff; border-width: 1; border-color:
white;">
を用いる。
上記変換規則を適用してフレームセットをテーブルに変換した場合の例を以下に示す。
変換前(フレームセット)
<FRAMESET cols = "1*, 2*, 3*">
<FRAME src = "1.htm" name = left>
<FRAMESET rows = "1*, 2*, 3*">
<FRAME src = "2-1.htm">
<FRAME src = "2-2.htm">
<FRAME src = "2-3.htm">
</FRAMESET>
<FRAME src = "3.htm" name = right>
</FRAMESET>
変換後(テーブル)
<TABLE><TBODY><TR>
<TD><A href = "1.htm">left</A></TD>
<TD><TABLE><TBODY><TR>
<TD><A href = "2-1.htm">2-1.htm</A></TD>
</TR><TR><TD><A href = "2-2.htm">2-2.htm</A></TD>
</TR><TR><TD><A href = "2-3.htm">2-3.htm</A></TD>
<TR></TBODY></TABLE>
</TD><TD><A href = "3.htm">right</A></TD>
</TR></TBODY></TABLE>
なお、上記変換後のテーブルにおいて装飾のための属性については省略している。
以上のように変換された後のテーブルに対して上述のテーブルレイアウト処理(図3)を適用することによって、フレームセットをスプリット処理(S21)または縮小レイアウト処理(S20)の対象とすることが可能となる。したがって、PC用に作成されたコンテンツにフレームセットが含まれている場合にも、フレームセットの表示データ配列が持つ意味を維持できるように、端末装置10の表示画面に表示することが可能である。
図15は、フレームセットを通常のPC画面で表示させた場合の例である。なお、図15において、フレーム101は、topmainのフレーム、フレーム102は、メニュー(menu)のフレーム、フレーム103は、メインニュース(main)のフレーム、フレーム104は天気予報(weather)のフレーム、フレーム105はバナー広告(banner)のフレームである。図16は、PC画面上に図15のように表示されるフレームセットを上記変換規則によりテーブルに変換し、端末装置10の表示画面上に表示させた例である。図15の各フレーム101〜105が、図16のテーブルの表示における各部分201〜205にそれぞれ対応している。
フレームセットが図16のようにテーブルとして表示されるので、フレームセットを端末装置10で閲覧するために、フレーム切替えキーのような特殊なキーを用いる必要はなく、携帯電話などに通常設けられている上下左右キーでフレームを移動させて選択することができる。すなわち、図16のようにテーブル内に配置されたアンカーの選択と決定で、フレームの選択を行うことができる。このように第2実施形態によれば、フレームセットの2次元的な配列がもつ意味が失われないように、フレームセットを表示画面の小さい端末装置上に表示することができる。
本発明は、テーブル、フレームセットの例に限らず、PC用に作成されたコンテンツ中に表示データの配列に意味を持つ情報が含まれる場合に、これらの表示データの配列が持つ意味を維持できるように、比較的小さな表示画面に表示を行うことに適用することが可能である。
なお、上述の実施形態は、PC用に作成されたコンテンツを携帯電話で閲覧する例であった。PC用に限らず、比較的大きな表示画面サイズを有する装置を対象として作成されたコンテンツを、その表示画面サイズよりも小さな表示サイズで閲覧するための構成としても、本発明を適用することができる。大画面で且つ高解像度なデータ放送用テレビ又はインターネットテレビを対象に作成されたコンテンツを、比較的小さな画面の携帯電話端末で閲覧する場合に本発明を好適に適用することができる。
本発明の第1実施形態としての端末装置の構成を示すブロック図である。 図1の端末装置のCPUの制御の下で動作する閲覧ソフトウェアであるブラウザの機能をブロック単位で表した図である。 図2のブラウザの機能としてのテーブルレイアウト処理を表すフローチャートである。 PC用に作成されたHTML文書の例である。 図4のHTML文書をPCで表示した場合の例である。 本発明の第1実施形態にしたがい、テーブルに対してスプリット処理を行った場合の例を説明する図である。 図4のコンテンツについて本発明の第1実施形態によるテーブルレイアウト処理を行った場合の表示画面の例である。 図4のHTML文書のテーブルを、セルの分割を行うこと無く、単に表示画面幅に入るように各セル幅を縮小して表示する場合の比較例である。 図4のHTML文書のテーブルについて、一律に、セル内のデータを縦方向に分割して表示する場合の比較例である。 図10(a)は、処理の対象となったテーブルの行の例を示し、図10(b)は、スプリット処理の変形例(d1-d5)での処理により図10(a)のテーブルの行を処理して表示画面上に表示した場合の状態を示し、図10(c)はスプリット処理(a1-a4)により図10(a)のテーブルの行を処理して表示画面上に表示した場合の状態を示している。 張り合わせ画像としての、PC用に作成されたHTML文書の例である。 図11のHTML文書をPCで表示した場合の例である。 図12の張り合わせの画像が、本発明の第1実施形態による縮小レイアウト処理によって、端末装置の表示画面内に縮小表示された状態を示している。 テーブルを構成するセルを一律に縦にならべるとした場合に、図12の張り合わせの画像がどのように表示されるかを示した比較例である。 PC用に作成されたコンテンツとしてのフレームセットを、PC上に表示した場合の例を表す図である。 本発明の第2実施形態にしたがい、図15のフレームセットをテーブルに変換して端末装置上に表示した例を示す図である。
符号の説明
3 CPU
5 ROM
7 RAM
9 ネットワークインタフェース
11 ディスプレイドライバ
13 ディスプレイ
15 ユーザインタフェースデバイスI/F
17 ユーザインタフェースデバイス
31 パーサー
32 ページメーカ
33 フォーマッタ

Claims (7)

  1. 比較的大きな表示画面サイズを有する装置を対象として作成された大画面用コンテンツを、比較的小さな表示画面幅を有する端末装置上に表示するための方法であって、
    前記コンテンツ内の、タグ<table>を用いて定義されたテーブルの行方向の幅に関し所定の判定基準にしたがって判定を行い、該判定の結果にしたがって、
    (1) 前記テーブルをそのまま前記端末装置の表示画面内に表示する、
    (2) 前記テーブルの少なくとも一つの行の行方向に配列される複数のセルについて、所定のアルゴリズムにしたがって、前記テーブルの少なくとも一つの行の行方向において隣り合わせに配列されるべき複数のセルのうち、所定の幅よりも狭い幅を有するセルを、隣り合わせに配列されるべき隣接セルと同じ行の行方向に並べて、かつ当該隣接セルとともに前記端末装置の表示画面幅内に収まるよう表示する、
    を含むテーブルレイアウト処理のいずれか一つを選択して実行すること、
    を特徴とするテーブルレイアウト方法。
  2. 前記(2)のテーブルレイアウト処理における所定のアルゴリズムは、以下の、
    (b1) 前記テーブルの少なくとも一つの行の行方向に配列される複数のセルについて、前記テーブルを表示すべき前記表示画面幅に入る分のセルを決定する、
    (b2) 前記表示画面幅に入る分だけのセルを決定したならば、該決定されたセルの幅の合計値を算出し、該合計値が前記表示画面幅よりも小さい所定の幅よりも小さい値であるか否かを判定する、
    (b2-1) 前記(b2)による判定の結果、前記合計値が前記所定幅より小さい場合には、並べきれないと決定されていた残りのセルの一つも並べる対象とする、
    (b2-2) 前記(b2)による判定の結果、前記合計値が前記所定の幅より小さくないと判定された場合には、並べきれないと決定されていた残りのセルを次の行に前記(b1),(b2)の手順で並べる、
    (b3) 前記(b1)および(b2-1)において並べる対象とされたセル群の幅の合計値が前記表示画面幅よりも大きい場合に当該セル群が前記表示画面幅内に収まるよう縮小して表示する、
    という処理からなること、を特徴とする請求項1に記載のテーブルレイアウト方法。
  3. 前記(2)のテーブルレイアウト処理における所定のアルゴリズムは、さらに、
    (b4) 前記(b2-1)の後に、並べきれないと決定されている残りのセルの幅の合計値を算出し、前記所定の幅よりも小さいかどうか判定する、
    (b4-1) 前記(b4)による判定の結果、前記合計値が前記所定の幅より小さい場合には、残りのセルも並べる対象とする、
    (b4-2) 前記(b4)による判定の結果、前記合計値が前記所定の幅より大きい場合には残りのセルは次の行に並べることとする、
    (b5) 前記(b1)、(b2-1)、および(b4-1)において並べる対象とされたセル群の幅の合計値が前記表示画面幅よりも大きい場合に当該セル群が前記表示画面幅内に収まるよう縮小して表示する、
    という処理からなること、を特徴とする請求項2に記載のテーブルレイアウト方法。
  4. 請求項1から請求項3の何れかに記載されたテーブルレイアウト方法をコンピュータに実行させるためのテーブルレイアウトプログラム。
  5. 比較的小さな表示画面の幅を有し、比較的大きな表示画面サイズを有する装置を対象として作成された大画面用コンテンツを前記表示画面に表示する端末装置であって、
    前記コンテンツに含まれるテーブルの行方向の幅に関し所定の判定基準にしたがって判定を行い、該判定の結果にしたがって、
    (1)前記テーブルをそのまま前記端末装置の表示画面内に表示する、
    (2)前記テーブルの少なくとも一つの行の行方向に配列される複数のセルについて、所定のアルゴリズムにしたがって、前記テーブルの少なくとも一つの行の行方向において隣り合わせに配列されるべき複数のセルのうち、所定の幅よりも狭い幅を有するセルを、隣り合わせに配列されるべき隣接セルと同じ行の行方向に並べて、かつ当該隣接セルとともに前記端末装置の表示画面幅内に収まるよう表示する、
    という処理を含むテーブルレイアウト処理のいずれか一つを選択して実行するテーブルレイアウト手段を備えること、
    を特徴とする端末装置。
  6. 前記(2)のテーブルレイアウト処理における所定のアルゴリズムは、以下の、
    (b1) 前記テーブルの少なくとも一つの行の行方向に配列される複数のセルについて、前記テーブルを表示すべき前記表示画面幅に入る分のセルを決定する、
    (b2) 前記表示画面幅に入る分だけのセルを決定したならば、該決定されたセルの幅の合計値を算出し、該合計値が前記表示画面幅よりも小さい所定の幅よりも小さい値であるか否かを判定する、
    (b2-1) 前記(b2)による判定の結果、前記合計値が前記所定幅より小さい場合には、並べきれないと決定されていた残りのセルの一つも並べる対象とする、
    (b2-2) 前記(b2)による判定の結果、前記合計値が前記所定の幅より小さくないと判定された場合には、並べきれないと決定されていた残りのセルを次の行に前記(b1),(b2)の手順で並べる、
    (b3) 前記(b1)および(b2-1)において並べる対象とされたセル群の幅の合計値が前記表示画面幅よりも大きい場合に当該セル群が前記表示画面幅内に収まるよう縮小して表示する、
    という処理からなること、を特徴とする請求項5に記載の端末装置。
  7. 前記(2)のテーブルレイアウト処理における所定のアルゴリズムは、さらに、
    (b4) 前記(b2-1)の後に、並べきれないと決定されている残りのセルの幅の合計値を算出し、前記所定の幅よりも小さいかどうか判定する、
    (b4-1) 前記(b4)による判定の結果、前記合計値が前記所定の幅より小さい場合には、残りのセルも並べる対象とする、
    (b4-2) 前記(b4)による判定の結果、前記合計値が前記所定の幅より大きい場合には残りのセルは次の行に並べることとする、
    (b5) 前記(b1)、(b2-1)、および(b4-1)において並べる対象とされたセル群の幅の合計値が前記表示画面幅よりも大きい場合に当該セル群が前記表示画面幅内に収まるよう縮小して表示する、
    という処理からなること、を特徴とする請求項6に記載の端末装置。
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