JP2008123535A - 情報配信システム、端末装置、ファイル処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】情報センタで多数のデータファイル(音楽等)についてて多様な分類項目で分類を行った分類データベース手段を設けておき、端末側から送信される検索対象情報と分類データベース手段を用いた検索動作を行うことができるようにする。ユーザー側の端末装置からは検索対象情報を情報センタに送信することで、ユーザーの所有するデータファイルの中から、検索対象情報に合致したデータファイルの検索結果を情報センタから得ることができるようにする。例えば分類データベース手段において、季節、時間、イベント、気分、各種シチュエーションなどの多様な事象に応じた分類項目でデータファイルの分類を行っておき、ユーザーが単に、その日の気分や状況に応じて分類項目を指定するだけで、ユーザーの気分や状況に応じて選択されたデータファイルの処理(再生や移動など)を行なうことができるようにする。
【選択図】 図10
Description
例えばユーザーがCD(コンパクトディスク)、MD(ミニディスク)などのディスク記録媒体を用いたオーディオシステムなどを所有し、所望のCD、MD等を購入して再生させたり、或いは記録可能なメディアであるMDを用いて自分の好みの選曲によるオリジナルディスクを作成するなどのことが行われている。
例えばCDなどのユーザーが所有するパッケージメディアに収録されている楽曲等を、その記録再生装置内のハードディスクなどにダビング記録する。ハードディスクなどの大容量の記録媒体を用いることで、例えばユーザーが所有する多数のCD等における全楽曲などを記録再生システム内に格納しておくことができる。
例えば上記記録再生装置内のハードディスクにかなり多数の曲が格納されたような場合には、そのハードディスク内の曲のうちで、聴きたい曲や、携帯用記録再生装置に移動又は複写したい曲を選択する操作が面倒なものとなってくる。
一方、面倒な選択操作を解消するためには、例えば格納された各曲をジャンル毎やアーティスト毎に分類しておくなどの手法も考えられるが、実際にはユーザー個人の好みやその日の気分、その日のユーザーの予定や状況などによって、ジャンル毎等の分類などでは効率的な選択ができないことも多い。
また選択操作のための高度な検索機能を記録再生装置に付加することは、その記録再生装置のコストアップや大規模化につながり、一般ユーザーの使用する機器として不適切になる。
また、前記格納手段は、前記端末側受信手段が受信した、前記格納手段に記憶されているデータの識別情報に対応する分類情報を、前記格納手段に記憶されているデータと対応付けて格納する。
前記端末装置は更に、前記所定の分類情報が対応付けられたデータの総データ量と前記前記外部機器の空き容量とを比較する比較手段を備え、前記転送手段は、前記比較手段が前記所定の分類情報が対応付けられたデータを転送可能と判断したときに、前記接続手段を制御して前記所定の分類情報が対応付けられたデータを前記外部機器へ転送させる。
前記端末装置は更に、前記比較手段が前記所定の分類情報が対応付けられたデータを転送可能と判断したときに、前記外部機器に記憶されているデータを自動的に除去するように制御する除去手段を備える。
前記除去手段は、前記外部機器に記憶されているデータを、再生回数の少ないデータから順に除去する。
前記除去手段は、前記外部機器に記憶されているデータを、前記外部機器に記憶された日付が古いデータから順に除去する。
前記端末装置は更に、 前記除去手段が前記外部機器に記憶されているデータを自動的に除去するときに、表示手段に警告を表示する。
前記転送手段は、前記除去手段が前記外部機器に記憶されているデータを除去したあとに、前記接続手段を制御して前記所定の分類情報が対応付けられたデータを前記外部機器へ転送させる。
前記端末装置は更に、前記転送手段が、前記所定の分類除法が対応付けられたデータを前記外部機器へ転送させたときに、前記所定の分類除法が対応付けられたデータに対応付けて禁止フラグを設定する設定手段と、前記端末側受信手段が受信した分類情報のうち選択された所定の分類情報に基づいて、前記所定の分類情報が対応付けられたデータを前記読み出し手段に読み出させ、前記読み出し手段が読み出したデータを再生する再生手段を備え、前記再生手段は、前記禁止フラグが設定されているときは、前記データを再生しないようにする。
即ち本発明では、情報センタでは、多数のデータファイル(音楽等)についてて多様な分類項目で分類を行った分類データベース手段を設けておき、端末側から送信される検索対象情報と分類データベース手段を用いた検索動作を行うことができるようにしている。ユーザー側からみれば、端末装置から検索対象情報を情報センタに送信することで、ユーザーの所有するデータファイル、即ち端末装置の格納手段に格納されているデータファイルの中から、検索対象情報に合致したデータファイルの検索結果を情報センタから得ることができ、つまり情報センタ側の高度な検索システムを利用して多様な検索結果を得ることができる。
従ってユーザーは、自分で所有するデータファイルの選択に関して多様かつ簡易な検索ができ(つまり情報センタ側の高度な検索システムを利用でき)、例えば具体的にデータファイルを指定するような操作を行わなくとも所望のデータファイルが選択された状態を得ることができる。
例えば分類データベース手段において、単に音楽ジャンルやアーティストの別による分類項目だけでなく、季節、時間、イベント、気分、各種シチュエーションなどの多様な事象に応じた分類項目でデータファイルの分類を行っておけば、ユーザー側の端末装置からは、ユーザーが単に、その日の気分や状況に応じて分類項目を指定するだけで、ユーザーの気分や状況に応じて選択されたデータファイルの処理を行なうことができ、ユーザーにとって非常に便利なものとなる。
さらに同様に通信されるデータはデータ量が小さいものであることから、通信時間は非常に短い時間で済む。本発明の場合、上記のように端末装置側から分類項目を選択して検索を要求する際から、検索結果を受けとるまでに、端末装置と情報センタの間で往復の通信が必要になるが、その通信時間はわずかな時間とできるため、実際にユーザーが分類項目を指定する操作を行ってから、実際に検索されたデータファイルに対する処理の実行までは短時間で済むことになる。即ちユーザーに対して時間的な負担もかけない(待ち時間の少ない)システムとすることができる。
ら送信される検索対象情報と分類データベース手段を用いて、ユーザーの所有するデータファイルについての分類項目の検索動作を行うことができるようにしている。ユーザー側からみれば、端末装置から検索対象情報を情報センタに送信することで、ユーザーの所有するデータファイル、即ち端末装置の格納手段に格納されているデータファイルについての分類項目を情報センタから得ることができる。つまり情報センタ側の高度な検索システムを利用して多様な分類方式による分類項目を得、それをデータファイルに対応させて記憶することができる。
従ってユーザーは、自分で所有するデータファイルの選択に関して多様かつ簡易な検索を端末装置に実行させることができる。
例えば分類データベース手段において、季節、時間、イベント、気分、各種シチュエーションなどの多様な事象に応じた分類項目でデータファイルの分類を行っておけば、端末装置では情報センタ側の高度な検索システムを利用して得られた多様な事象の分類項目を各データファイルに対応して記憶でき、その記憶された分類項目を利用した検索を実行できるため、具体的にユーザーがデータファイルを指定するような操作を行わなくとも、例えばその日の気分や状況等に応じた分類項目を指定するのみで所望のデータファイルを選択し、所定の処理を実行させることができる。
また通信されるデータ量が小さいものであることから、通信時間は非常に短い時間で済むため、端末装置側から検索を要求してから、検索結果を受けとるまでの時間も短いものとすることができる。
1.情報配信システムの概要
2.記録再生装置及び携帯装置の外観例
3.記録再生装置の内部構成
4.携帯装置の内部構成
5.ファイル移動処理
6.記録再生装置のファイル格納形態
7.ファイル選択のための第1の動作例
8.ファイル選択のための第2の動作例
図1は本例の情報配信システムの概要を示すものである。
この情報配信システムは、基本的には、一般ユーザーが家庭2などで用いる記録再生装置10と、記録再生装置10の使用に関する情報サービス組織としての情報センタ1とから構成される。
情報センタ1と記録再生装置10は、通信回線3を用いて各種情報の通信が可能とされている。通信回線3は例えばISDN回線などの公衆回線網としてもよいし、当該システムのための専用回線網などを構築してもよく、その回線の形態は特に限定されない。
また通信衛星4や各家庭2に設置したパラボラアンテナ5などを利用した衛星通信回線を構成し、情報センタ1と記録再生装置10との情報通信が可能とされるようにしてもよい。
例えば記録再生装置10に格納されている楽曲等のファイルに関連する情報として、曲名、アーティスト名、歌詞などのテキストデータ、楽曲イメージやアーティストの画像などの画像データ、アーティストのインターネットホームページのアドレス(URL:Uniform Resource Locator)、著作権に関する情報、関係者名(作詞者、作曲者、制作者等)・・・・などの情報を提供することができる。例えば記録再生装置10ではこれら情報センタから提供された情報を曲のファイルと対応させて格納しておき、表示出力に利用するなど各種動作を行うことができる。
また、場合によっては情報センタ1はオーディオデータ自体、即ち楽曲等を記録再生装置10に送信し、ファイルとして格納させることで、いわゆるパッケージメディアとしてのCD等とは異なった楽曲等の販売システムを構築することも可能である。
この携帯装置50についても詳しくは後述するが、内部にオーディオデータ等のファイルを格納することができるデータファイル格納部(例えば図4のハードディスクドライブ(又はフラッシュメモリ)54)を備える。
そして記録再生装置10と接続された際に、記録再生装置10内に格納されているファイル(楽曲等)を、この携帯装置50内のデータファイル格納部に複写又は移動させることができる。もちろん、逆に携帯装置50内のデータファイル格納部に格納されたファイルを、記録再生装置10内のデータファイル格納部に複写又は移動させることも可能である。
記録再生装置10及び携帯装置50の外観例について図2に示す。なお、ここで説明するのはあくまでも一例であり、各機器の外観やユーザーインターフェース構成(操作や表示のための構成)、記録再生装置10と携帯装置50の接続形態などは他にも各種の例が考えられる。
この記録再生装置10には、ユーザーが各種操作を行うための各種の操作子Kaとして、操作キーや操作つまみ、ジョグダイヤルと呼ばれる回動プッシュ式のキーなどが、機器前面パネルなどに設けられている。
またユーザーに対する出力部位として、再生音声等を出力するスピーカ35や、各種情報を表示出力する表示部24が設けられる。表示部24は例えば液晶パネルなどで形成される。
同様に、ユーザーが所有するMD方式のディスク(オーディオMD、MDデータなど)を記録再生装置10で再生/再生させたり、内部のハードディスクにデータダビング等を行うために、MD方式のディスクを挿入するMD挿入部18が設けられる。
キーボード90は端子taとしてのキーボード用コネクタを介して接続して用いるようにしたり、或いは赤外線送信部をキーボード90に搭載した場合は、キーボード90からの操作情報を赤外線無線方式で出力し、受光部21から記録再生装置10に入力させることもできる。
リモートコマンダー91は例えば赤外線方式で操作情報を出力する。そしてその赤外線信号による操作情報は受光部21から記録再生装置10に入力される。
なお、キーボード90を無線方式とする場合の操作情報の出力や、リモートコマンダー91からの操作情報の出力は、赤外線ではなく電波を用いるようにしてもよい。
この携帯装置50には、ユーザーが各種操作を行うための各種の操作子Kbとして、操作キーなどが設けられている。図示していないが、もちろんジョグダイヤルなどを設けてもよい。
またユーザーに対する出力部位として、再生音声等を出力するスピーカ68や、各種情報を表示出力する表示部57が設けられる。表示部57は例えば液晶パネルなどで形成される。
例えばユーザーが携帯して音楽等を聴く場合は、スピーカ68から音声を再生させる他、ヘッドホン92を端子tbのうちのヘッドホン用端子に接続することで、ヘッドホン92を用いて音楽等を聴くことができる。
この例では、記録再生装置10に、コネクタ27を有する装着部MTが設けられ、この装着部MTに携帯装置50を装填することで両機器が接続されるものとしている。携帯装置50が装着部MTに装填されると、携帯装置50の下部に設けられたコネクタ60と、装着部MT内のコネクタ27が接続された状態となり、このコネクタ60,27を介して両機器の間のデータ通信が行われる。
なお、記録再生装置10と携帯装置50の接続は、通信ケーブルを用いたライン接続方式としたり、もしくは赤外線等を利用した無線接続方式としてもよい。
続いて記録再生装置10の内部構成例を図3で説明する。
この記録再生装置10には、パネル操作部20としてプッシュ式や回動式の操作子が設けられている。ここでいう操作子とは、図2に示した各種操作子Kaに相当する。つまり機器筐体上に形成される各種操作子である。なお、図2では説明していなかったが、表示部24に操作キー表示を行うとともに表示部24上でのタッチ検出機構を設けることで、タッチパネル操作子を形成してもよく、その場合のタッチパネル操作子も図3でいうパネル操作部20に含まれるものとなる。
このパネル操作部20が操作されることにより、記録再生装置10の各種動作を実行させるための操作信号が送出され、記録再生装置10はこの操作信号に応じて動作される。
入力を容易にするために、上記したようにキーボード90やリモートコマンダー91を利用することができるが、USB(universal serial bus)端子ta6にキーボード90を接続することで、キーボード90による入力が可能となる。即ちキーボード90からの入力信号(操作信号)はUSB端子ta6を介してUSBドライバに供給されることで、記録再生装置10の内部に取り込むことができる。なお、図3における各種の端子ta1〜ta7は、それぞれ図2に示した端子taのうちの1つに相当する。
また各ブロック間でのファイルデータや制御データの授受はバスB1を介して行われる。
またRAM13、フラッシュメモリ14にはプログラムを実行する上でのデータ領域、タスク領域が一時的に確保される。または、ROM12にはプログラムローダーが記憶されており、そのプログラムローダーによりフラッシュメモリ14にプログラム自体がロードされることも可能である。
またMDドライブ17にはMD方式の光ディスク又は光磁気ディスク(オーディオMD、MDデータ等)が上記MD挿入部18から装着されると共に、光学ピックアップによりディスクに記憶される情報が読み出される。もしくは装填されたディスクに対して情報の記録を行うことができる。
なお、本例ではCD−ROMドライブ17、MDドライブ18を設けた例をあげているが、このいづれか一方のみを設けたり、もしくは情報が記憶されているメディアとして他のメディア(例えばMOディスクと呼ばれる光磁気ディスクや他の方式の光ディスク、磁気ディスク、メモリカード等)に対応するドライブが設けられてもかまわない。
エンコーダ28、デコーダ29はCPU11の制御に応じて、供給されたオーディオデータに関するエンコード、デコードを行う。
また処理対象となっているオーディオデータを一時的に格納するためのバッファメモリ16が設けられる。バッファメモリ16はCPU11の制御によりデータの書込/読出が行われる。
更に、光デジタル端子ta4に接続された外部機器(例えばCDプレーヤ等)から入力されたデータがIEC958(International Electrotechnical Commission 958) エンコーダ30を介してエンコーダ28に入力されるように構成され、このように光デジタル方式で入力されたデータもエンコーダ28によりエンコードできる。
そしてモデム19を介して遠隔地のサーバにリクエスト信号、或いはCD−ROMドライブ17に装着されるメディア情報、ユーザID、ユーザ情報、ユーザ課金情報等が送出される。
ここではデコーダ29はATRAC2方式のデコードを行うものとしているが、エンコーダ28のエンコードアルゴリズムに対応するデコードアルゴリズムであればよい。
また、ここでエンコード及びデコードはハードウェアを持たず、CPU11によるソフトウェア処理であってもよい。
表示部24ではCPU11の制御に基づいて所要の文字、記号、アイコン等が表示される。
また表示部24にはオーディオファイル(なお、楽曲等のオーディオデータが記録されたファイルを説明上オーディオファイルという)などに対応するフォルダ、或いはジャケットイメージが表示され、マウス、ペン、ユーザの指で触れる等の、パネル操作部20に該当することになるポインティングデバイスによる操作が可能とされる。例えば表示上でユーザーが指示したオーディオファイルが再生されるような動作が可能となる。
或いは、表示部24は、CD−ROMドライブ17に装着されるメディアのTOC(table of contents) 情報を基にインターネット上のWWW(world wide web)サイトから検索された関連情報としてのhtml(hyper text markup laguage) 文書がグラフィック表示されるように構成され、更に通常のインターネットブラウザとしても使用可能となっている。
更なる付加機能としてPCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association) スロット39がPCMCIAドライバ38を介して設けられ、PCMCIAカードが装着可能となっており、外部記憶装置、その他のメディアドライブ、モデム、ターミナルアダプタ、キャプチャボード等様々な周辺機器の拡張が容易である。
続いて、携帯装置50の内部構成例を図4に示す。
記録再生装置10と携帯装置50は、コネクタ27とコネクタ60が接続されることで、電気的に接続されることになるが、この状態で記録再生装置10のインターフェースドライバ26と、携帯装置50のインターフェースドライバ59が接続され、両機器の間のデータ通信が可能とされる。
エンコーダ61、デコーダ62はCPU51の制御に応じて、供給されたオーディオデータに関するエンコード、デコードを行う。
また処理対象となっているオーディオデータを一時的に格納するためのバッファメモリ55が設けられる。バッファメモリ55はCPU51の制御によりデータの書込/読出が行われる。
更に、光デジタル端子tb4に接続された外部機器(例えばCDプレーヤ等)から入力されたデータがIEC958エンコーダ63を介してエンコーダ61に入力されるように構成され、このように光デジタル方式で入力されたデータもエンコーダ61によりエンコードできる。
ここではデコーダ62はATRAC2方式のデコードを行うものとしているが、エンコーダ61のエンコードアルゴリズムに対応するデコードアルゴリズムであればよい。
また、エンコード及びデコード処理は、ハードウェアを持たず、CPU51によるソフトウェア処理であってもよい。
表示部57ではCPU51の制御に基づいて所要の文字、記号、アイコン等が表示される。
また表示部57にはオーディオファイルなどに対応するフォルダ、或いはジャケットイメージが表示され、マウス、ペン、ユーザの指で触れる等の、パネル操作部20に該当することになるポインティングデバイスによる操作が可能とされるようにしてもよい。例えば表示上でユーザーが指示したオーディオファイルがHDD54から読み出されてスピーカ35等から再生されるような動作が可能となる。
また表示部57での表示を用いて、HDD54上での選択されたオーディオファイルの消去や、外部機器(例えば記録再生装置10)への複写、移動等も制御可能である。
また、図示していないが、記録再生装置10には充電電流供給部が備えられており、装着される携帯装置50に対して充電電流を供給し、携帯装置50の動作電源となる充電式バッテリーに対して充電が行われるように構成されてもよい。
以上のように構成される記録再生装置10と携帯装置50では、それぞれ格納されているファイル(楽曲等のオーディオデータ)を相互に複写(コピー)又は移動(ムーブ)することができる。
即ち、記録再生装置10のHDD15に格納されているファイルを携帯装置50のHDD54に複写又は移動させたり、逆に携帯装置50のHDD54に格納されているファイルを記録再生装置10のHDD15に複写又は移動させることができる。
本例ではオーディオファイルに関してはHDD15とHDD54の間で相互に移動が可能であるものとする。
例えば具体的には、表示部24に表示されるオーディオファイルを示すフォルダのうち、ユーザーによって所定のポインティングデバイスにより選択されたオーディオファイルは、携帯装置50への移動というユーザの更なる指示が行われることで、携帯装置50への移動処理が行われることとなる。
次にステップF104により携帯装置50側のHDD54での空き容量を検出し、携帯装置50への移動が要求されているオーディオファイルの容量と比較する。
HDD54の空き容量はCPU51との通信によって判別するが、例えばHDD54に対してCPU11が直接アクセスできるような構成をとることもでき、その場合は、HDD54の動作制御やファイル管理をCPU11側で実行可能とすることで、CPU11側で直接HDD54の空き容量の判別を行うことなども可能となる。
HDD54からのオーディオファイルの削除方法(削除するファイルの選別)としては、例えばユーザーによる再生回数の少ないものを順に消去するようにしたり、記録された時期の日付の古いものから順に消去する等の方法が考えられる。また、このような自動消去の際にユーザーの許可なく消去されることにより、ユーザーにとって重要なファイルが消去されてしまう可能性もあるので、表示部24、表示部57に警告表示がされるようにしてユーザの確認を得るようにしてもよい。
またHDD15からHDD54という、共に高速アクセスメディア間のデータ移動であることや、ATRAC2などのエンコード/デコード処理は不要であることなどのため、その移動処理は瞬時に完了でき、例えば複数の楽曲としてのオーディオファイルを移動させる処理なども非常に短時間で完了できる。
そしてこのような処理によって、例えばユーザーは自分の所有する楽曲(即ちHDD15に格納したファイル)のうちで、聴きたい曲を選択して携帯装置50側に移動させ、外出先で再生を楽しむなどといった使用が可能となる。
また、HDD54からHDD15へファイル移動(又は複写)を行う場合も、概略同様の処理がCPU51によって実行されればよいが、その場合もCPU11側が主となって処理を実行することも可能である。
図6には、記録再生装置10内のHDD15におけるファイルの格納形態の例を示している。
例えばユーザーは自分の所有しているCDをCD−ROMドライブ17に装填し、収録されている各楽曲をそれぞれファイルとしてHDD15に記録(即ち複写)させることになる。
例えばそのCDなどのメディア単位で格納が行われていくとすると、ダビングしたCDなどのメディア単位で管理ファイルが形成され、各楽曲等は、それぞれ1つのオーディオファイルとして格納される。
図6では、1行分で示す各ファイルが1つのCDからダビングされたファイルとして示しており、例えば或るCDからのダビングデータ(各楽曲)は、管理ファイルAL1に対応して、オーディオファイルAL1−M1、AL1−M2、AL1−M3・・・として格納される。また、他のCDからのダビングデータ(各楽曲)は、管理ファイルAL2に対応して、オーディオファイルAL2−M1、AL2−M2、AL2−M3・・・として格納される。即ちこれらが実際の音楽等のデータである。
このように、1つのCDからのダビングが行われた際には、1つの管理ファイルとともに、ダビングした曲数分のオーディオファイルが形成される。
関連情報ファイルAL(*)adとして格納されるデータとは、上述したように、曲名、アーティスト名、歌詞などのテキストデータ、楽曲イメージやアーティストの画像などの画像データ、アーティストのインターネットホームページのアドレス(URL)、著作権に関する情報、関係者名(作詞者、作曲者、制作者等)・・・・などの情報となる。
例えば管理ファイルAL1は、或るCD等のメディアからダビング格納されたファイル群に関して、その全体の管理情報や、各オーディオファイルAL1−M1、AL1−M2、AL1−M3・・・に関する管理情報、さらには関連情報ファイルAL1adに関する管理情報が記録される。
例えばCD等のメディアからダビング格納されたファイル群の全体の管理情報となるアルバム情報として、ファイル種別やファイル数、アルバムタイトル、データサイズ、ダビングが行われた日時情報、関係者名(アルバム制作者や作詞作曲者、演奏者など)、著作権情報、アルバムID、その他各種の管理情報が記録される。アルバムIDとはCDなどのメディアとしてのアルバム単位で固有に付されている識別コードである。
曲IDとは楽曲ファイルの場合に、その曲について固有に付されている識別コードである。また再生禁止フラグとは、上記図5の移動処理で説明した再生禁止フラグのことである。
また分類項目コードは、本例において後述する、ファイル選択のための第2の動作例において曲に対応して記録される分類項目の情報であり、これについては後述する。
また、本例では実施の形態のファイルとして、楽曲等のオーディオファイルを例にあげて説明して行くが、動画データ、静止画データ、テキストデータ、ゲームソフトとしてのプログラム等を実ファイルとして(つまり関連情報ファイルとしてではなく独立のファイルとして)格納することも当然考えられる。
続いて本例の特徴的な動作となるファイル選択のための動作例としての第1の動作例を説明する。
上述してきたように、ユーザーは記録再生装置10のHDD15に格納されているオーディオファイルなどを再生させたり、或いは携帯装置50に移動させたりすることができる。
即ち、記録再生装置10のHDD15に、自分の所有するCD等からダビングしたオーディオファイルを格納しておくことで、所有する多数の楽曲等の中からその日に聴きたい楽曲を選んで再生させたり、携帯装置50に移動させて外出先で再生させたりできる。
また携帯装置50にオーディオファイルを移動させる場合でも、上記のようにHDDどうし(もしくはHDDからフラッシュメモリ)へのデータ移動は瞬時に実行することができるため、例えばユーザーは毎日、その日の気分や状況に応じて曲を選択することも、ユーザーに時間的な負担をかけないものとなる。
特にその日の気分や状況(時間や予定、外出先など)に合わせて曲を選択したいような場合、ユーザーは自分でそれらにあった曲を考えたうえで、多数の曲の中から指定していく操作を行わなくてはならない。
そこで本例では、このようなファイル選択操作を非常に簡単なものとし、ユーザーに負担をかけない動作を以下説明するように実現するものである。
例えば季節別に「春の曲」「夏の曲」「秋の曲」「冬の曲」といった選択項目や、時間別に「朝の曲」「昼の曲」「夜の曲」というような分類項目、さらには状況や予定に対応した分類として「ドライブ用の曲」「パーティ用の曲」「デート用の曲」というような分類項目も設けるようにする。
分類項目の具体例はさらに多様に考えられ、「最近のおすすめ曲」「ヒット曲」「ラブソング」「別れの歌」「青春の歌」「旅の歌」「山の歌」「海の歌」などを設定してもよい。
例えばHDD15内に図9(a)のような各種楽曲がファイルとして格納されているとする。
ユーザーは、あくまでもこのように自分が所有する楽曲の中から、1又は複数の楽曲を選択して再生させたり、携帯装置50に移動させたりするわけであるが、その際に、図8のような情報センタ1の分類データベースを利用できることになる。
例えば情報センタ1からの選択メニューとして提供される各種分類項目の中から、ユーザーが「春の曲」を選択した場合は、情報センタ1側で、ユーザーの所有する図9(a)のような楽曲の中から、分類データベース上で「春の曲」の分類項目に含まれる曲を検索し、その検索結果として該当する曲を記録再生装置10に伝える。そして記録再生装置10では、その該当曲に対して再生又は移動を行う。例えば「春の曲」という分類項目については図9(a)の楽曲の中で、図9(b)のように2曲が該当することになり、この図9(b)の2曲が再生されたり移動されたりすることになる。
まず図10は基本的な通信動作を示している。
ユーザーは、この第1の動作例としての、情報センタ1を利用したファイル選択を実行したいと思った際には、記録再生装置10から検索要求の操作を行う。すると記録再生装置10は通信S1として、情報センタ1に対して検索要求を発する。
情報センタ1は、検索要求が受信されると、それに対応して通信S2として記録再生装置10に選択メニュー情報を送信する。即ち、情報センタ1側の分類データベースに用意されている選択項目の情報を送り、記録再生装置10側で、分類データベース上の選択項目を選択メニューとして表示できるようにする。
ユーザーはこのように選択メニューで表示された分類項目、即ち「春の曲」「夏の曲」「秋の曲」・・・・・といった分類項目の中から、その日の気分や状況に応じて所望の分類項目を選択する操作を行う。
図9(a)には、このような曲IDとして、格納されている楽曲を識別する曲ID(id1〜id(x))を示しているが、このようにユーザーが所有する全楽曲についての曲IDが記録再生装置10から情報センタ1に対して送信されることになる。
即ち選択された分類項目として分類データベース上で登録されている楽曲群と、ユーザーが所有する楽曲群を、各曲のIDを用いて比較し、ユーザーが所有する楽曲の中で、選択された分類項目で登録されている楽曲と一致する楽曲(以下、該当曲という)を検索する。
例えば図9(a)の例のようなユーザー所有曲の各IDと、分類項目として「春の曲」が送信されてきた場合、検索動作としては、図8の分類データベースで「春の曲」に分類されている楽曲リストとユーザー所有曲を比較して、該当曲を判別する。この場合、図8と図9(a)を比較してわかるように図9(b)の2曲が該当曲となる。
記録再生装置10では該当曲IDを受信することで、HDD15に格納されているファイルの中から、ユーザーが選んだ分類項目に該当するファイル(楽曲)を判別できることになり、その該当曲の再生又は携帯装置50への移動を実行できる。例えば図9(b)のオーディオファイルの再生又は移動を行う。
そのような場合の通信動作を図11に示す。なお、通信S1,S2,S3は図10と同様であるため説明を省略する。
選択可能メニュー情報とは、ユーザーが所有する楽曲の範囲で、該当する分類項目を逆にリストアップした情報である。
即ち通信S2としての選択メニュー情報とは、図14(a)のように、情報センタ1の分類データベースで用意されている分類項目のリストとなるが、この通信S5での選択可能メニュー情報とは、ユーザーが所有する全楽曲に対して分類データベース上の分類項目を検索した情報となり、通信S5を受信した記録再生装置10側では、例えば図14(b)のように選択可能メニューを表示させる。
そして情報センタ1は、該当曲の検索が完了したら、通信S7で検索結果として、該当曲の曲IDを記録再生装置10に送信する。
記録再生装置10では該当曲IDを受信することで、HDD15に格納されているファイルの中から、ユーザーが選んだ分類項目に該当するファイル(楽曲)を判別できることになり、その該当曲の再生又は携帯装置50への移動を実行できる。
まず図11で記録再生装置10側の処理を説明する。
ユーザーが検索要求の操作を行ったらCPU11の処理はステップF201からF202に進み、情報センタ1に対して検索要求を送信する。即ち上記通信S1を実行する。そしてステップF203として情報センタからの選択メニュー情報(通信S2)を待機する。
選択メニュー情報が受信されたら、ステップF203に進み、その選択メニュー情報に応じて図14(a)のような選択メニューを表示部24において表示させる。そしてユーザーの操作を待機する。
ユーザーは、選択メニューを確認して、所望の分類項目を選択するか、もしくはキャンセル操作を行うことになる。
なお、図12のフローチャートでは省略しているが、ユーザーは選択のためにメニュー表示上でのページ送り操作やカーソル移動操作なども行うことになり、CPU11はそれらの操作に応じた表示上の制御も実行することになる。
ユーザーがある分類項目を選択する操作を行った場合は、ステップF205からF207に進み、選択された分類項目及びHDD15に格納されている全曲(全オーディオファイル)の曲IDの送信を行う。即ち上記通信S3を実行する。そしてステップF208で、情報センタ1から該当曲IDが送信されてくること(通信S4)、もしくは選択可能メニュー情報が送信されてくること(通信S5)を待機する。
一方、ユーザーが要求している動作が移動であった場合は、ステップF211に進んで、受信した該当曲IDで示される1又は複数の該当曲をHDD15から読み出して、携帯装置50のHDD54に移動させる処理を実行する。即ち、図5で説明したファイル移動処理を実行することになる(図5の処理において移動対象となるファイルが、該当曲IDで示される1又は複数のファイルとなる)。
そして受信された選択可能メニュー情報に応じて図14(b)のような選択可能メニューを表示部24において表示させる。そしてユーザーの操作を待機する。ユーザーは、選択可能メニューを確認して、所望の分類項目を選択するか、もしくはキャンセル操作を行うことになる。
なお、この場合もユーザーは選択のためにメニュー表示上でのページ送り操作やカーソル移動操作なども行うことがあるが、CPU11はそれらの操作に応じた表示上の制御も実行する。
ユーザーがある分類項目を選択する操作を行った場合は、ステップF214からF216に進み、選択された分類項目の送信を行う。即ち上記通信S6を実行する。そしてステップF208で、情報センタ1から該当曲IDが送信されてくることを待機する。
上記通信S7として情報センタ1から該当曲IDが送られてきたら、処理をステップF210にすすめ、ユーザー指示を判別する。
そしてユーザーが再生を指示していれば、ステップF212に進んで、受信した該当曲IDで示される1又は複数の該当曲をHDD15から読み出して、スピーカ35等から再生出力させる処理を実行する。
一方、ユーザーが要求している動作が移動であった場合は、ステップF211に進んで、受信した該当曲IDで示される1又は複数の該当曲をHDD15から読み出して、携帯装置50のHDD54に移動させる処理(図5の処理)を実行する。
情報センタ1では、或る記録再生装置10から上記通信S1としての検索要求があると、処理をステップF301からF302に進め、選択メニュー情報を生成する。即ち分類データベースとして用意している分類項目をリストアップして選択メニュー情報とする。この場合、その日の日時や時期、最近のイベントなどを考慮して、分類項目が選ばれるようにすることも考えられる。なお、もちろん選択メニュー情報は予め生成しておくものとし、分類データベース上での分類項目を追加したような場合などに随時更新しておくようなものとしてもよい。
ここで、該当曲が検索された場合は、処理をステップF307に進めて該当曲の曲IDを記録再生装置10に送信して(上記通信S4)、処理を終える。
選択可能メニュー情報を送信したら、記録再生装置10からの通信S6、つまり選択された分類項目の受信を待機し、受信されたらステップF310からF311に進んで検索処理を行う。つまり選択された分類項目として分類データベース上で登録されている楽曲群と、ユーザーが所有する楽曲群を、各曲のIDを用いて比較して該当曲を検索する。
この場合は該当曲が存在するため、検索が終了したら処理をステップF307に進めて、該当曲の曲IDを記録再生装置10に送信して(上記通信S7)、処理を終える。
例えば、これからドライブに行くというときに、選択メニューから「ドライブ用の曲」という項目を選んでおくだけで、携帯装置50側に、ドライブに適した曲が移動されているという状態を得ることができる。
またこの動作例で実行される図10、図11のような通信のデータ内容は、オーディオデータやビデオデータのような大容量のものではなく、要求コマンドや曲ID、分類項目などのようにデータ量の少ないものであるため、特別に高速通信可能な通信網を構築しなくても、通信は迅速に完了される。従ってユーザーが通信の遅れによって待たされるということもない。
次に、上記第1の動作例とは異なる本例のファイル選択のための動作例として第2の動作例を説明する。
この第2の動作例でも、ユーザーのファイル選択操作を非常に簡単なものとし、ユーザーに負担をかけない操作を実現するものである。
即ちこの動作例では、情報センタ1は、図8に示したような分類データベースを備えるが、情報センタ1ではユーザーの所有する各楽曲についての分類データベース上の分類項目を検索して、それを記録再生装置10に送信する。記録再生装置10ではHDD15に格納されている各楽曲(オーディオファイル)に対応させて、情報センタ1から送信されてきた分類項目を記憶する。そして実際の選択操作が行われる以降の検索処理過程では特に情報センタとの通信は行わず、即ち記憶されている分類項目から選択メニューを生成し、ユーザーに選択させるようにするものである。
このように格納している各楽曲についての分類項目を情報センタ1によって判別してもらい、各楽曲について判別された分類項目の情報を受け取る。そして図15(b)のように各楽曲についての分類項目を、各楽曲に対応した状態で記憶する。ここでは分類項目として「Kwa」「Ksp」・・・などのように示しているが、これは図8にも示したように分類データベース上で設けられている分類項目に相当する。
これらの分類項目は、例えば各オーディオファイルの管理を行う管理ファイル(図6、図7参照)において記憶されればよい。もしくは各オーディオファイルのヘッダ領域などにおいて記録されるようにしてもよい。
なお、もちろん1つの楽曲(オーディオファイル)に対応して複数の分類項目が対応される場合もある。
例えば選択メニューとして提示される各種分類項目の中から、ユーザーが「春の曲」を選択した場合は、HDD15内で「春の曲」という分類項目Kspが対応されて記録されている曲が検索され、例えば図15(c)のように2曲が抽出されることになり、この図15(c)の2曲が再生されたり移動されたりすることになる。
この通信動作は、ユーザーが、実際にファイル選択を実行する前の段階で実行されることになる。
まずユーザーの操作もしくはCPU11の判断に基づく所定の時点で、記録再生装置10から情報センタ1に対して分類要求、及びHDD15に記録されている全曲の曲IDを送信する動作が通信S10として行われる。
即ち受信された曲IDで識別されるユーザーが所有する各楽曲について、分類データベース上で検索を行い、その曲が含まれる1又は複数の分類項目を判別していく。
記録再生装置10では、各曲の分類項目を受信したら、それぞれHDD15上で、記録されている各曲(オーディオファイル)に対応させて、分類項目を記録していく。
そして分類項目の検索を完了したら、通信S13で検索結果として、追加分の各曲についての分類項目の情報を記録再生装置10に送信する。
記録再生装置10では、分類項目を受信したら、それぞれHDD15上で、追加記録された各曲(オーディオファイル)に対応させて、分類項目を記録していく。
ユーザーもしくはCPU11の判断により情報センタ1に対して分類要求を実行する際には処理はステップF401からF402に進み、まずHDD15に格納されているオーディオファイルとして分類項目が既に付されているオーディオファイルが存在するか否かを確認する。
そして、存在しなければステップF403で分類要求とともにHDD15に記録されている全曲の曲IDを送信する動作、即ち上記通信S10を実行する。
また既に分類項目付与済のオーディオファイルが存在する場合は、ステップF404に進み、まだ分類項目が付与されていないオーディオファイル、つまり追加分のオーディオファイルをリストアップして、分類要求とともにその追加分の曲の曲IDを送信する動作、即ち上記通信S12を実行する。
そしてステップF503で検索結果としての各曲に対応する分類項目の情報を送信する。即ち上記通信S11もしくはS13を実行する。
再生又は移動のためのファイル選択の際のCPU11の処理を図18で説明する。
このように選択メニューを表示させたらユーザーの操作を待機する。
なお、図18のフローチャートでは省略しているが、ユーザーは選択のためにメニュー表示上でのページ送り操作やカーソル移動操作なども行うことになり、CPU11はそれらの操作に応じた表示上の制御も実行することになる。
ユーザーがある分類項目を選択する操作を行った場合は、ステップF603からF605に進み、選択された分類項目が付されているオーディオファイルを検索し、該当曲を抽出する。
そしてステップF606で、ユーザーが要求している動作が再生であるか携帯装置50への移動であるかを判別し、再生であれば、ステップF608に進んで、該当曲とされた1又は複数のオーディオファイルをHDD15から読み出して、スピーカ35等から再生出力させる処理を実行する。
一方、ユーザーが要求している動作が移動であった場合は、ステップF607に進んで、該当曲とされた1又は複数の該当曲をHDD15から読み出して、携帯装置50のHDD54に移動させる処理を実行する。即ち、図5で説明したファイル移動処理を実行することになる(図5の処理において移動対象となるファイルが、該当曲として抽出された1又は複数のファイルとなる)。
従って第1の動作例と同様に、ユーザーが毎日の使用に際して、所望の曲を選択するということが簡易かつ短時間で可能となり、記録再生装置10や携帯装置50の使用性を大きく向上させることができる。
Claims (22)
- 情報センタと前記情報センタと通信する端末装置とを備える情報配信システムであって、
前記情報センタは、
データの識別情報と前記データを所定の分類項目に分類するための分類情報と対応付けて記憶する分類データベース手段と、
前記端末装置に記憶されているデータの識別情報を前記端末装置から受信するセンタ側受信手段と、
前記分類データベース手段から、前記端末装置に記憶されているデータの識別情報に対応する分類情報を検索する検索手段と、
前記検索手段が抽出した、前記端末装置に記憶されているデータの識別情報に対応する分類情報を、前記端末装置へ送信するセンタ側送信手段と、
を備え、
前記端末装置は、
データと前記データの識別情報とを対応付けて格納する格納手段と、
前記情報センタに前記格納手段に記憶されているデータの識別情報を送信する端末側送信手段と、
前記格納手段に記憶されているデータの識別情報に対応する分類情報を前記情報センタから受信する端末側受信手段と、
外部機器と接続する接続手段と、
前記格納手段が格納しているデータを読み出す読み出し手段と、
前記端末側受信手段が受信した分類情報のうち選択された所定の分類情報に基づいて、前記所定の分類情報が対応付けられたデータを前記読み出し手段に読み出させ、前記接続手段を制御して前記外部機器へ読み出した前記データを転送させる転送手段と
を備える
ことを特徴とする情報配信システム。 - 前記端末装置は更に、
前記端末側受信手段が受信した分類情報のうち選択された所定の分類情報に基づいて、前記所定の分類情報が対応付けられたデータを前記読み出し手段に読み出させ、前記読み出し手段が読み出したデータを再生する再生手段
を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報配信システム。 - 前記格納手段は、前記端末側受信手段が受信した、前記格納手段に記憶されているデータの識別情報に対応する分類情報を、前記格納手段に記憶されているデータと対応付けて格納する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報配信システム。 - 前記端末装置は更に、
前記所定の分類情報が対応付けられたデータの総データ量と前記前記外部機器の空き容量とを比較する比較手段
を備え、
前記転送手段は、前記比較手段が前記所定の分類情報が対応付けられたデータを転送可能と判断したときに、前記接続手段を制御して前記所定の分類情報が対応付けられたデータを前記外部機器へ転送させる
ことを特徴とする請求項1に記載の情報配信システム。 - 前記端末装置は更に、
前記比較手段が前記所定の分類情報が対応付けられたデータを転送可能と判断したときに、前記外部機器に記憶されているデータを自動的に除去するように制御する除去手段
を備えることを特徴とする請求項4に記載の情報配信システム。 - 前記除去手段は、前記外部機器に記憶されているデータを、再生回数の少ないデータから順に除去する
ことを特徴とする請求項5に記載の情報配信システム。 - 前記除去手段は、前記外部機器に記憶されているデータを、前記外部機器に記憶された日付が古いデータから順に除去する
ことを特徴とする請求項5に記載の情報配信システム。 - 前記端末装置は更に、
前記除去手段が前記外部機器に記憶されているデータを自動的に除去するときに、表示手段に警告を表示する
ことを特徴とする請求項5に記載の情報配信システム。 - 前記転送手段は、前記除去手段が前記外部機器に記憶されているデータを除去したあとに、前記接続手段を制御して前記所定の分類情報が対応付けられたデータを前記外部機器へ転送させる
ことを特徴とする請求項5に記載の情報配信システム。 - 前記端末装置は更に、
前記転送手段が、前記所定の分類除法が対応付けられたデータを前記外部機器へ転送させたときに、前記所定の分類除法が対応付けられたデータに対応付けて禁止フラグを設定する設定手段と、
前記端末側受信手段が受信した分類情報のうち選択された所定の分類情報に基づいて、前記所定の分類情報が対応付けられたデータを前記読み出し手段に読み出させ、前記読み出し手段が読み出したデータを再生する再生手段
を備え、
前記再生手段は、前記禁止フラグが設定されているときは、前記データを再生しない
ことを特徴とする請求項1に記載の情報配信システム。 - データと前記データの識別情報とを対応付けて格納する格納手段と、
外部情報センタに前記格納手段に記憶されているデータの識別情報を送信する送信手段と、
前記格納手段に記憶されているデータの識別情報に対応する分類情報を前記情報センタから受信する端末側受信手段と、
外部機器と接続する接続手段と、
前記格納手段が格納しているデータを読み出す読み出し手段と、
前記受信手段が受信した分類情報のうち選択された所定の分類情報に基づいて、前記所定の分類情報が対応付けられたデータを前記読み出し手段に読み出させ、前記接続手段を制御して前記外部機器へ読み出した前記データを転送させる転送手段と
を備える
ことを特徴とする端末装置。 - 前記端末装置は更に、
前記端末側受信手段が受信した分類情報のうち選択された所定の分類情報に基づいて、前記所定の分類情報が対応付けられたデータを前記読み出し手段に読み出させ、前記読み出し手段が読み出したデータを再生する再生手段
を備えることを特徴とする請求項11に記載の端末装置。 - 前記格納手段は、前記端末側受信手段が受信した、前記格納手段に記憶されているデータの識別情報に対応する分類情報を、前記格納手段に記憶されているデータと対応付けて格納する
ことを特徴とする請求項11に記載の端末装置。 - 前記端末装置は更に、
前記所定の分類情報が対応付けられたデータの総データ量と前記前記外部機器の空き容量とを比較する比較手段
を備え、
前記転送手段は、前記比較手段が前記所定の分類情報が対応付けられたデータを転送可能と判断したときに、前記接続手段を制御して前記所定の分類情報が対応付けられたデータを前記外部機器へ転送させる
ことを特徴とする請求項11に記載の端末装置。 - 前記端末装置は更に、
前記比較手段が前記所定の分類情報が対応付けられたデータを転送可能と判断したときに、前記外部機器に記憶されているデータを自動的に除去するように制御する除去手段
を備えることを特徴とする請求項14に記載の端末装置。 - 前記除去手段は、前記外部機器に記憶されているデータを、再生回数の少ないデータから順に除去する
ことを特徴とする請求項15に記載の端末装置。 - 前記除去手段は、前記外部機器に記憶されているデータを、前記外部機器に記憶された日付が古いデータから順に除去する
ことを特徴とする請求項15に記載の端末装置。 - 前記端末装置は更に、
前記除去手段が前記外部機器に記憶されているデータを自動的に除去するときに、表示手段に警告を表示する
ことを特徴とする請求項15に記載の端末装置。 - 前記転送手段は、前記除去手段が前記外部機器に記憶されているデータを除去したあとに、前記接続手段を制御して前記所定の分類情報が対応付けられたデータを前記外部機器へ転送させる
ことを特徴とする請求項15に記載の端末装置。 - 前記端末装置は更に、
前記転送手段が、前記所定の分類除法が対応付けられたデータを前記外部機器へ転送させたときに、前記所定の分類除法が対応付けられたデータに対応付けて禁止フラグを設定する設定手段と、
前記端末側受信手段が受信した分類情報のうち選択された所定の分類情報に基づいて、前記所定の分類情報が対応付けられたデータを前記読み出し手段に読み出させ、前記読み出し手段が読み出したデータを再生する再生手段
を備え、
前記再生手段は、前記禁止フラグが設定されているときは、前記データを再生しない
ことを特徴とする請求項11に記載の端末装置。 - 情報センタと前記情報センタと通信する端末装置とを備える情報配信システムにおけるファイル処理方法であって、
前記情報センタにおいて、
データの識別情報と前記データを所定の分類項目に分類するための分類情報と対応付けて記憶する分類データベース記憶手順と、
前記端末装置に記憶されているデータの識別情報を前記端末装置から受信するセンタ側受信手順と、
前記分類データベース記憶手順から、前記端末装置に記憶されているデータの識別情報に対応する分類情報を検索する検索手順と、
前記検索手順において抽出された、前記端末装置に記憶されているデータの識別情報に対応する分類情報を、前記端末装置へ送信するセンタ側送信手順と、
を備え、
前記端末装置は、
データと前記データの識別情報とを対応付けて格納する格納手順と、
前記情報センタに前記格納手順に記憶されているデータの識別情報を送信する端末側手順手段と、
前記格納手順に記憶されているデータの識別情報に対応する分類情報を前記情報センタから受信する端末側受信手順と、
外部機器と接続する接続手順と、
前記格納手順において格納したデータを読み出す読み出し手順と、
前記端末側受信手順において受信した分類情報のうち選択された所定の分類情報に基づいて、前記所定の分類情報が対応付けられたデータを前記読み出し手順によって読み出させ、前記接続手順を制御して前記外部機器へ読み出した前記データを転送させる転送手順と
を備える
ことを特徴とする情報配信システムにおけるファイル処理方法。 - 情報センタと前記情報センタと通信する端末装置とを備える情報配信システムの端末装置におけるファイル処理方法であって、
データと前記データの識別情報とを対応付けて格納する格納手順と、
外部情報センタに前記格納手順に記憶されているデータの識別情報を送信する端末側手順手段と、
前記格納手順に記憶されているデータの識別情報に対応する分類情報を前記情報センタから受信する端末側受信手順と、
外部機器と接続する接続手順と、
前記格納手順において格納したデータを読み出す読み出し手順と、
前記端末側受信手順において受信した分類情報のうち選択された所定の分類情報に基づいて、前記所定の分類情報が対応付けられたデータを前記読み出し手順によって読み出させ、前記接続手順を制御して前記外部機器へ読み出した前記データを転送させる転送手順と
を備える
ことを特徴とする端末装置におけるファイル処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007304999A JP4379517B2 (ja) | 2007-11-26 | 2007-11-26 | 情報配信システム、端末装置、ファイル処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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