JP2008123408A - 投影装置、プログラム、投影方法、並びに投影システム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の利用者が、表示されているマウスのポインタ映像を移動させるとともに、他のコンピュータ装置で動作しているアプリケーションプログラムの操作を可能にする。
【解決手段】複数のマウス830の移動信号を受信する無線送受信手段161と、複数の映像信号を受信する映像信号受信手段151と、1又は複数の投影画像27Aを一つの投影画像27内に配置し、配置した画像の領域とその画像を出力したコンピュータの装置識別情報とを関連付け、マウス830のポインタ映像16を生成し、受信したマウス830の移動信号に基づいて新たなポインタ映像16の位置を設定し、ポインタ映像16が指し示している映像を出力したコンピュータ装置800Aを特定する情報処理手段180と、特定したコンピュータ装置800Aに対してポインタ映像16の移動信号を送信する無線送受信手段161と、ポインタ映像16を投影する投影手段110とを備えた。
【選択図】図1
【解決手段】複数のマウス830の移動信号を受信する無線送受信手段161と、複数の映像信号を受信する映像信号受信手段151と、1又は複数の投影画像27Aを一つの投影画像27内に配置し、配置した画像の領域とその画像を出力したコンピュータの装置識別情報とを関連付け、マウス830のポインタ映像16を生成し、受信したマウス830の移動信号に基づいて新たなポインタ映像16の位置を設定し、ポインタ映像16が指し示している映像を出力したコンピュータ装置800Aを特定する情報処理手段180と、特定したコンピュータ装置800Aに対してポインタ映像16の移動信号を送信する無線送受信手段161と、ポインタ映像16を投影する投影手段110とを備えた。
【選択図】図1
Description
本発明は、映像を表示する投影装置に関し、特に、複数の利用者が投影装置に表示されているマウスのポインタ映像を移動させてアプリケーションプログラムに対して操作することが可能な投影装置に関する。
近年、複数の画像情報を入力し、入力した複数の画像を一つの画像内にまとめて表示する投影装置が提供されている。
例えば、複数台のプロジェクタディスプレイを備え、各ディスプレイの画像表示制御を個々に行う複数台のコンピュータを備え、各コンピュータはネットワーク接続してプロセスコントローラ等に接続するマルチスクリーン表示機能を備えた監視制御システムにおいて、1台のコンピュータにリモートマウスサーバプロセスを設け、1台のコンピュータにマウスとキーボードを接続し、マウスカーソル移動、ボタンイベント及びキーボード入力に関する情報を送信するようにした監視制御システムが知られている(例えば特許文献1参照。)。
特許文献1に記載の監視制御システムによれば、1台のマウスとキーボードを備える構成でありながら、画面を表示している複数台のスクリーンのうち、選択した任意のスクリーンに対してポインタの移動等の操作を行うことができるとされている。そして、一つのマウスカーソルを各スクリーン上で表示した操作ができ、複数台のスクリーンがあたかも1つのスクリーンであるかのようにマウスカーソルを移動させることができるとされている。
特開平10−39921号公報
特許文献1に記載の監視制御システムでは、複数のコンピュータから受け取ったマウスやキーボードの情報を用いてマウスカーソルの移動や文字の入力等が可能であるが、マウスやキーボードを操作するための専用のコンピュータが必要であるという不具合を生じている。また、特許文献1に記載の発明では、マウスやキーボードを操作する人は一人に限定されているために、複数の利用者がマウスやキーボードを操作してボタンの選択や文字の入力等の作業を行うことができないという不具合を生じていた。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、投影装置が1又は複数のコンピュータ装置から取得した映像を一つの映像内に配置し、複数のコンピュータ装置に接続されているマウスの移動信号、マウス又はキーボード等のボタン押下信号を受信してマウスのポインタ映像を移動させると共に、各々のコンピュータ装置で動作しているアプリケーションプログラムを操作することを可能にする投影装置、プログラム、投影方法、並びに投影システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、複数のコンピュータ装置の各々から、当該コンピュータ装置に接続されている入力機器のコマンド信号を受信する受信手段と、1又は複数のコンピュータ装置から、1又は複数の映像信号を受信する映像信号受信手段と、前記受信した1又は複数の映像信号から生成される1又は複数の映像を一つの映像の領域内に合成して配置する映像配置手段と、当該映像を出力したコンピュータ装置を特定するコンピュータ装置識別情報と、前記配置された1又は複数の映像の領域と前記コンピュータ装置識別情報とを関連付けた映像領域識別情報と、を生成する映像領域識別情報生成手段と、前記一つの映像の領域内に配置するポインタ映像を生成するポインタ映像生成手段と、前記受信したコマンド信号に基づいて前記ポインタ映像の位置を設定するポインタ映像位置設定手段と、前記一つの映像の領域内に合成して配置された1又は複数の映像と、前記位置に設定された前記ポインタ映像とを投影する投影手段と、前記位置に設定された前記ポインタ映像の投影位置と前記映像領域識別情報とから、当該ポインタ映像が指し示している映像を出力したコンピュータ装置を特定するコンピュータ装置特定手段と、前記受信した入力機器のコマンド信号に基づいて、前記設定されたポインタ映像の投影位置に対応する特定コマンド信号を、前記特定されたコンピュータ装置に対して送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記入力機器は、前記コンピュータ装置に接続されているポインティングデバイスを含み、前記コマンド信号は、前記ポインティングデバイスにより生成される移動信号を含むことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記入力機器は、前記コンピュータ装置に接続されているキーボードを含み、前記コマンド信号は、前記ポインティングデバイス又は前記キーボードにより生成されるボタン押下信号を含み、前記特定コマンド信号は、前記特定されたコンピュータ装置に表示するポインタ映像の移動信号及びボタン押下信号を含む、ことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記映像配置手段は、前記複数のコンピュータ装置から受信した映像の大きさを調節して一つの映像内に配置するとともに、調節後の映像の大きさをコンピュータ装置毎に取得し、前記送信手段は、当該特定されたコンピュータ装置に対して、当該特定コマンド信号を前記調節後の映像の大きさと関連付けて送信することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記コマンド信号に含まれるキーボードのボタン押下信号、又はその押下信号の組み合わせに対して、所定の信号をマスクするマスクデータを記憶するマスクデータ記憶手段と、前記コマンド信号に含まれるキーボードのボタン押下信号、又はその押下信号の組み合わせと、前記マスクデータとを比較して、前記マスクデータに該当しないボタン押下信号、又はその押下信号の組み合わせを選出するフィルタ手段とを備え、前記送信手段は、前記選出されたボタン押下信号、又はその押下信号の組み合わせを前記特定コマンド信号として前記特定したコンピュータ装置に対して送信する。
また、請求項6に記載の発明は、前記受信手段は、複数のコンピュータ装置の各々から、当該コンピュータ装置を特定するコンピュータ装置識別情報と、当該コンピュータ装置に接続されている前記ポインティングデバイスの移動信号とを関連付けて受信し、前記ポインタ映像生成手段は、前記受信したコンピュータ装置識別情報に応じて前記ポインタ映像の表示色を特定して前記移動信号と関連付け、前記ポインタ映像位置設定手段は、前記受信した前記ポインティングデバイスの移動信号に基づいて、当該移動信号と関連付けられている表示色のポインタ映像の位置を設定し、前記投影手段は、前記特定した表示色のポインタ映像を前記設定した位置に投影することを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、 前記受信手段は、複数のコンピュータ装置の各々から、ポインタ映像の表示色情報と、当該コンピュータ装置に接続されている前記ポインティングデバイスの移動信号とを関連付けて受信し、前記ポインタ映像生成手段は、前記受信したポインタ映像の表示色情報に従ってポインタ映像の表示色を特定して前記移動信号と関連付け、前記ポインタ映像位置設定手段は、前記受信した前記ポインティングデバイスの移動信号に基づいて、当該移動信号と関連付けられている表示色のポインタ映像の位置を設定し、前記投影手段は、前記特定した表示色のポインタ映像を前記設定した位置に投影することを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、前記受信手段は、複数のコンピュータ装置の各々から、当該コンピュータ装置を特定するコンピュータ装置識別情報と、当該コンピュータ装置に接続されている前記ポインティングデバイスの移動信号とを関連付けて受信し、前記ポインタ映像生成手段は、前記受信したコンピュータ装置識別情報に応じたポインタ形状を特定して前記移動信号と関連付け、前記ポインタ映像位置設定手段は、前記受信した前記ポインティングデバイスの移動信号に基づいて、当該移動信号と関連付けられている形状のポインタ映像の位置を設定し、前記投影手段は、前記特定した形状のポインタ映像を前記設定した位置に投影することを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、前記受信手段は、複数のコンピュータ装置の各々から、ポインタ形状情報と、当該コンピュータ装置に接続されている前記ポインティングデバイスの移動信号とを関連付けて受信し、前記ポインタ映像生成手段は、前記受信したポインタ形状情報に従ってポインタ形状を特定して前記移動信号と関連付け、前記ポインタ映像位置設定手段は、前記受信した前記ポインティングデバイスの移動信号に基づいて、当該移動信号と関連付けられている形状のポインタ映像の位置を設定し、前記投影手段は、前記特定した形状のポインタ映像を前記設定した位置に投影することを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、複数の前記ポインティングデバイスの移動信号を当該投影装置において設定されているポインタ位置に加算して移動信号を生成する移動信号加算手段を備え、前記ポインタ映像位置設定手段は、当該生成した移動信号に基づいてポインタ映像位置を設定することを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、前記受信手段は、特定のコンピュータ装置及び当該特定のコンピュータ装置を除いた他のコンピュータ装置の各々から、当該コンピュータ装置に接続されているポインティングデバイスの移動信号を受信し、前記他のコンピュータ装置から受信したポインティングデバイスの移動信号を当該投影装置において設定されているポインタ位置に加算して移動信号を生成する移動信号加算手段を備え、前記ポインタ映像生成手段は、ポインティングデバイスのポインタ映像を複数生成し、前記ポインタ映像位置設定手段は、当該加算した移動信号に基づいて第1のポインタ映像の位置を設定し、前記受信した特定のコンピュータ装置のポインティングデバイスの移動信号に基づいて第2のポインタ映像の位置を設定し、前記投影手段は、当該設定した位置に複数のポインタ映像を投影することを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、一のコンピュータ装置から受信したポインティングデバイスの移動信号を用い当該ポインティングデバイス用のポインタ映像を独自に投影して移動させるか否かの指示を取得するポインタ投影指示取得手段と、複数のポインティングデバイスの移動信号を当該投影装置において設定されているポインタ位置に加算して移動信号を生成する移動信号加算手段と、を更に備え、前記ポインタ映像生成手段は、ポインティングデバイスのポインタ映像を1又は複数生成し、前記受信手段は、前記一のコンピュータ装置及び当該一のコンピュータ装置を除いた他のコンピュータ装置から、当該コンピュータ装置に接続されているポインティングデバイスの移動信号を受信し、前記ポインタ投影指示取得手段が、前記一のコンピュータ装置から受信したポインティングデバイスの移動信号を用い当該ポインティングデバイス用のポインタ映像を独自に投影しない旨の指示を受信した場合には、前記移動信号加算手段は、前記一のコンピュータ装置及び前記他のコンピュータ装置から受信した移動信号を当該投影装置において設定されているポインタ位置に加算して移動信号を生成し、前記ポインタ映像位置設定手段は、当該生成した移動信号に基づいてポインタ映像位置を設定し、前記投影手段は、当該設定した位置に前記ポインタ映像を投影し、前記ポインタ投影指示取得手段が、前記一のコンピュータ装置から受信したポインティングデバイスの移動信号を用い当該ポインティングデバイス用のポインタ映像を独自に投影して移動させる旨の指示を受信した場合には、前記移動信号加算手段は、前記他のコンピュータ装置から受信した移動信号を当該投影装置において設定されているポインタ位置に加算して移動信号を生成し、前記ポインタ映像位置設定手段は、前記加算した移動信号に基づいて第1のポインタ映像の位置を設定し、前記受信した前記一のコンピュータ装置のポインティングデバイスの移動信号に基づいて第2のポインタ映像の位置を設定し、前記投影手段は、当該設定した位置に前記第1のポインタ映像と前記第2のポインタ映像を投影することを特徴とする。
また、請求項13に記載の発明は、前記受信手段は、前記複数のコンピュータ装置から当該コンピュータ装置に接続されているポインティングデバイスのボタン押下信号及び押下解除信号を受信し、前記ポインタ投影指示取得手段は、前記一のコンピュータ装置からポインティングデバイスのボタン押下信号を取得している状態で所定量の移動信号を取得し、その後前記ポインティングデバイスのボタン押下解除信号を取得した場合には、当該一のコンピュータ装置から受信したポインティングデバイスの移動信号を用い当該ポインティングデバイス用のポインタ映像を独自に投影して移動させる状態と、ポインタ映像を独自に投影しない状態とを切り替えることを特徴とする。
また、請求項14に記載のプログラムは、 複数のコンピュータ装置から入力機器のコマンド信号を受信する受信手段と、複数のコンピュータ装置から映像信号を受信する映像信号受信手段と、1又は複数の映像を一つの映像の領域内に合成して配置する映像配置手段と、映像の領域とコンピュータ装置識別情報とを関連付けた映像領域識別情報を生成する映像領域識別情報生成手段と、前記一つの映像の領域内に配置するポインタ映像を生成するポインタ映像生成手段と、前記入力機器のコマンド信号に基づいてポインタ映像位置を設定するポインタ映像位置設定手段と、所定の位置に前記一つの映像の領域内に合成して配置された1又は複数の映像と前記ポインタ映像を投影する投影手段と、所定の映像信号を出力したコンピュータ装置を特定するコンピュータ装置特定手段と、特定のコンピュータ装置に対して前記設定されたポインタ映像の投影位置に対応する対応コマンドを送信する送信手段と、前記受信手段、映像信号受信手段、映像配置手段、映像領域識別情報生成手段、ポインタ映像生成手段、ポインタ映像位置設定手段、投影手段、コンピュータ装置特定手段、及び送信手段を制御することが可能な情報処理手段とを備える、投影装置の情報処理手段が実行するプログラムであって、前記情報処理手段に、前記受信手段が、複数のコンピュータ装置の各々から、当該コンピュータ装置に接続されている入力機器のコマンド信号を受信する機能と、前記映像信号受信手段が、前記1又は複数のコンピュータ装置から、1又は複数の映像信号を受信する機能と、前記映像配置手段が、前記受信した1又は複数の映像信号から生成される1又は複数の映像を一つの映像の領域内に合成して配置する機能と、前記映像領域識別情報生成手段が、当該映像を出力したコンピュータ装置を特定するコンピュータ装置識別情報と、前記配置された1又は複数の映像の領域と前記コンピュータ装置識別情報とを関連付けた映像領域識別情報と、を生成する機能と、
前記ポインタ映像生成手段が、前記一つの映像の領域内に配置するポインタ映像を生成する機能と、前記ポインタ映像位置設定手段が、前記受信したコマンド信号に基づいて前記ポインタ映像の位置を設定する機能と、前記投影手段が、前記一つの映像の領域内に合成して配置された1又は複数の映像と、前記位置に設定された前記ポインタ映像とを投影する機能と、前記コンピュータ装置特定手段が、前記位置に設定されたポインタ映像の投影位置と前記映像領域識別情報とから、当該ポインタ映像が指し示している映像を出力したコンピュータ装置を特定する機能と、前記送信手段が、前記受信した入力機器のコマンド信号に基づいて、前記設定されたポインタ映像の投影位置に対応する特定コマンド信号を、前記特定されたコンピュータ装置に対して送信する機能と、を実現させることを特徴とする。
前記ポインタ映像生成手段が、前記一つの映像の領域内に配置するポインタ映像を生成する機能と、前記ポインタ映像位置設定手段が、前記受信したコマンド信号に基づいて前記ポインタ映像の位置を設定する機能と、前記投影手段が、前記一つの映像の領域内に合成して配置された1又は複数の映像と、前記位置に設定された前記ポインタ映像とを投影する機能と、前記コンピュータ装置特定手段が、前記位置に設定されたポインタ映像の投影位置と前記映像領域識別情報とから、当該ポインタ映像が指し示している映像を出力したコンピュータ装置を特定する機能と、前記送信手段が、前記受信した入力機器のコマンド信号に基づいて、前記設定されたポインタ映像の投影位置に対応する特定コマンド信号を、前記特定されたコンピュータ装置に対して送信する機能と、を実現させることを特徴とする。
また、請求項15に記載の投影方法は、 複数のコンピュータ装置から入力機器のコマンド信号を受信する受信手段と、複数のコンピュータ装置から映像信号を受信する映像信号受信手段と、1又は複数の映像を一つの映像の領域内に合成して配置する映像配置手段と、映像の領域とコンピュータ装置識別情報とを関連付けた映像領域識別情報を生成する映像領域識別情報生成手段と、前記一つの映像の領域内に配置するポインタ映像を生成するポインタ映像生成手段と、前記入力機器のコマンド信号に基づいてポインタ映像位置を設定するポインタ映像位置設定手段と、所定の位置に前記一つの映像の領域内に合成して配置された1又は複数の映像と前記ポインタ映像を投影する投影手段と、所定の映像信号を出力したコンピュータ装置を特定するコンピュータ装置特定手段と、特定のコンピュータ装置に対して前記設定されたポインタ映像の投影位置に対応する対応コマンドを送信する送信手段とを備える投影装置を用いた映像の投影方法であって、
前記受信手段が、複数のコンピュータ装置の各々から、当該コンピュータ装置に接続されている入力機器のコマンド信号を受信するステップと、
前記映像信号受信手段が、前記1又は複数のコンピュータ装置から、1又は複数の映像信号を受信するステップと、
前記映像配置手段が、前記受信した1又は複数の映像信号から生成される1又は複数の映像を一つの映像の領域内に合成して配置するステップと、
前記映像領域識別情報生成手段が、当該映像を出力したコンピュータ装置を特定するコンピュータ装置識別情報と、前記配置された1又は複数の映像の領域と前記コンピュータ装置識別情報とを関連付けた映像領域識別情報と、を生成するステップと、
前記ポインタ映像生成手段が、前記一つの映像の領域内に配置するポインタ映像を生成するステップと、
前記ポインタ映像位置設定手段が、前記受信したコマンド信号に基づいて前記ポインタ映像の位置を設定するステップと、
前記投影手段が、前記一つの映像の領域内に合成して配置された1又は複数の映像と、前記位置に設定された前記ポインタ映像とを投影するステップと、
前記コンピュータ装置特定手段が、前記位置に設定されたポインタ映像の投影位置と前記映像領域識別情報とから、当該ポインタ映像が指し示している映像を出力したコンピュータ装置を特定するステップと、
前記送信手段が、前記受信した入力機器のコマンド信号に基づいて、前記設定されたポインタ映像の投影位置に対応する特定コマンド信号を、前記特定されたコンピュータ装置に対して送信するステップと、を含むことを特徴とする。
前記受信手段が、複数のコンピュータ装置の各々から、当該コンピュータ装置に接続されている入力機器のコマンド信号を受信するステップと、
前記映像信号受信手段が、前記1又は複数のコンピュータ装置から、1又は複数の映像信号を受信するステップと、
前記映像配置手段が、前記受信した1又は複数の映像信号から生成される1又は複数の映像を一つの映像の領域内に合成して配置するステップと、
前記映像領域識別情報生成手段が、当該映像を出力したコンピュータ装置を特定するコンピュータ装置識別情報と、前記配置された1又は複数の映像の領域と前記コンピュータ装置識別情報とを関連付けた映像領域識別情報と、を生成するステップと、
前記ポインタ映像生成手段が、前記一つの映像の領域内に配置するポインタ映像を生成するステップと、
前記ポインタ映像位置設定手段が、前記受信したコマンド信号に基づいて前記ポインタ映像の位置を設定するステップと、
前記投影手段が、前記一つの映像の領域内に合成して配置された1又は複数の映像と、前記位置に設定された前記ポインタ映像とを投影するステップと、
前記コンピュータ装置特定手段が、前記位置に設定されたポインタ映像の投影位置と前記映像領域識別情報とから、当該ポインタ映像が指し示している映像を出力したコンピュータ装置を特定するステップと、
前記送信手段が、前記受信した入力機器のコマンド信号に基づいて、前記設定されたポインタ映像の投影位置に対応する特定コマンド信号を、前記特定されたコンピュータ装置に対して送信するステップと、を含むことを特徴とする。
また、請求項16に記載の発明は、入力機器が接続されている複数のコンピュータ装置と、前記複数のコンピュータ装置から映像信号と前記入力機器のコマンド信号とを受信して一つの映像の領域内に映像とポインタ映像を投影する投影装置とから構成される投影システムであって、前記入力機器のコマンド信号を前記投影装置に出力するコマンド信号送信手段と、アプリケーションプログラムが表示させる画像の映像信号を前記投影装置に出力する映像信号送信手段と、前記投影装置から前記入力機器のコマンド信号に基づいて生成された特定コマンド信号を受信するコマンド信号受信手段と、前記受信した特定コマンド信号をアプリケーションプログラムに引き渡す移動信号引渡手段と、を有する複数のコンピュータ装置と、複数のコンピュータ装置の各々から、当該コンピュータ装置に接続されている入力機器のコマンド信号を受信する受信手段と、1又は複数のコンピュータ装置から、1又は複数の映像信号を受信する映像信号受信手段と、前記受信した1又は複数の映像信号から生成される1又は複数の映像を一つの映像の領域内に合成して配置する映像配置手段と、当該映像を出力したコンピュータ装置を特定するコンピュータ装置識別情報と、前記配置された1又は複数の映像の領域と前記コンピュータ装置識別情報とを関連付けた映像領域識別情報と、を生成する映像領域識別情報生成手段と、前記一つの映像の領域内に配置するポインタ映像を生成するポインタ映像生成手段と、前記受信したコマンド信号に基づいて前記ポインタ映像の位置を設定するポインタ映像位置設定手段と、前記一つの映像の領域内に合成して配置された1又は複数の映像と、前記位置に設定された前記ポインタ映像とを投影する投影手段と、前記位置に設定された前記ポインタ映像の投影位置と前記映像領域識別情報とから、当該ポインタ映像が指し示している映像を出力したコンピュータ装置を特定するコンピュータ装置特定手段と、前記受信した入力機器のコマンド信号に基づいて、前記設定されたポインタ映像の投影位置に対応する特定コマンド信号を、前記特定されたコンピュータ装置に対して送信する送信手段と、を備える投影装置と、から構成されることを特徴とする。
請求項1、請求項14、及び請求項15に記載の発明によれば、投影装置は、1または複数のコンピュータ装置から1又は複数の映像信号と、当該コンピュータ装置に接続されている入力機器のコマンド信号とを受信し、当該映像信号から合成配置した一つの映像の領域内に当該コマンド信号に基づいて独自にポインタ映像を生成して投影すると共に、当該ポインタ映像が指し示している映像を出力しているコンピュータ装置を特定して、受信した入力機器のコマンド信号を基にして生成した特定コマンド信号を当該特定されたコンピュータ装置に送信する。これにより、投影装置により投影された映像を見ながら一のコンピュータ装置を操作している者が他のコンピュータ装置から出力された映像を操作することが可能となり、投影装置により投影されている映像を修正等する際に当該画像を投影しているコンピュータ装置の利用者に対していちいち修正等の指示を行うことなく、各コンピュータ装置の利用者が直接修正等を行うという共同作業が可能となる。
また、請求項2に記載の発明によれば、入力機器はコンピュータ装置に接続されているポインティングデバイスを含み、コマンド信号は前記ポインティングデバイスにより生成される移動信号を含むようにした。これにより、コンピュータ装置に接続するポインティングデバイスの移動操作を行うことにより、投影装置が生成したポインタ映像の移動制御を行うことができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、入力機器はコンピュータ装置に接続されているキーボードを含み、コマンド信号はポインティングデバイス又はキーボードにより生成されるボタン押下信号を含み、特定コマンド信号は特定されたコンピュータ装置に表示するポインタ映像の移動信号やボタン押下信号を含む。これにより、投影装置が投影するポインタ映像が指し示している映像を出力しているコンピュータ装置に対して、投影装置側で表示しているポインタ映像の位置情報及びボタン押下信号を通知することができ、複数のコンピュータ装置を操作している利用者は、投影画像に表示されているボタン、ダイヤログボックス、又はウインドウの選択や、GUIの操作を行うことが可能となる。
また、請求項4に記載の発明によれば、投影装置が、ポインタ映像が指し示している映像を出力したコンピュータ装置に対して、入力機器のコマンド信号と、実際に投影している調整後の映像の大きさに関する情報を関連付けた特定コマンド信号として送信する。これにより、投影装置側で映像の大きさを調整して投影している場合であっても、投影装置のポインタ映像が指し示している映像を出力している各々のコンピュータ装置に対して、投影装置側で表示しているポインタ映像の位置情報等を含む特定コマンド信号を通知することができ、複数のコンピュータを操作している利用者が、投影画像に表示されているボタン、ダイヤログボックス、ウインドウ領域の指定操作等を行うことができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、受信したキーボードのボタン押下信号又はその押下信号の組み合わせとマスクデータとを比較して、マスクデータに該当しないボタン押下信号又はその押下信号の組み合わせを選出する。そして、その選出したボタン押下信号又はその押下信号の組み合わせを特定コマンド信号として、特定したコンピュータ装置に対して送信することにより、ファイル削除などのコマンドの送信を排除することができる。したがって、他の利用者が特定のコンピュータ装置に対して不適切な操作を行うことを防止することができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、投影装置が、複数のコンピュータ装置の各々から当該コンピュータ装置を特定するコンピュータ装置識別情報と当該コンピュータ装置に接続されているポインティングデバイスの移動信号とを関連付けて受信することによって、移動信号を送信したコンピュータ装置毎に表示色の異なる投影装置のポインタ映像を表示することができる。
また、請求項7に記載の発明によれば、投影装置が、複数のコンピュータ装置の各々からポインタ映像の表示色情報と当該コンピュータ装置に接続されているポインティングデバイスの移動信号とを関連付けて受信することによって、投影装置が投影するポインタ映像の色を利用者が操作しているコンピュータ装置側から指定することができる。
また、請求項8に記載の発明によれば、投影装置が、複数のコンピュータ装置の各々から当該コンピュータ装置を特定するコンピュータ装置識別情報と当該コンピュータ装置に接続されているポインティングデバイスの移動信号とを関連付けて受信することによって、移動信号を送信したコンピュータ装置毎に形状の異なる投影装置のポインタ映像を表示することができる。
また、請求項9に記載の発明によば、投影装置が、複数のコンピュータ装置の各々からポインタ形状情報と当該コンピュータ装置に接続されているポインティングデバイスの移動信号とを関連付けて受信することによって、投影装置が投影するポインタ映像の形状を利用者が操作しているコンピュータ装置側から指定することができる。
また、請求項10に記載の発明によれば、複数のポインティングデバイスの移動信号を当該投影装置において設定されているポインタ位置に加算して移動信号を生成し、当該生成した移動信号に基づいて新たなポインタ映像位置を設定して投影することによって、複数のコンピュータ装置のポインティングデバイス操作により一つのポインティングデバイスのポインタ映像を移動させることができる。
また、請求項11に記載の発明によれば、特定のコンピュータ装置を除いた複数のコンピュータ装置から受信したポインティングデバイスの移動信号を用いて第1のポインタ映像を移動させ、特定のコンピュータ装置から受信したポインティングデバイスの移動信号を用いて第2のポインタ映像を移動させることができる。これにより、用途に応じて複数のポインティングデバイスのポインタ映像を投影することができる。
また、請求項12に記載の発明によれば、特定のコンピュータ装置から受信したポインティングデバイスの移動信号を用いて、特定のコンピュータ装置独自のポインティングデバイスのポインタ映像を投影して移動させるモードと、投影している共通のポインティングデバイスのポインタ映像を移動させるモードとに切り替えることができる。これにより、用途に応じてポインティングデバイスのポインタ映像の表示モードを切り替えることが可能となる。
また、請求項13に記載の発明によれば、投影装置が複数のコンピュータ装置から当該コンピュータ装置に接続されているポインティングデバイスのボタン押下信号及び押下解除信号とポインティングデバイスの移動信号とを受信するだけで、専用のポインタ映像を投影して移動させるモードと、共通のポインタ映像を移動させるモードとを切り替えることができる。これにより、他の受信手段を設けることなく、容易にポインティングデバイスのポインタ映像の表示モードを切り替えることができる。例えば、ポインティングデバイスの右クリックボタンを押下しながらポインティングデバイスを移動させた後に右クリックボタンの押下を解除することによって、当該ポインティングデバイス専用ポインタ投影して移動させるモードと、投影している共通のポインティングデバイスのポインタ映像を移動させるモードとを切り替えることができる。
また、請求項16に記載の発明によれば、複数のコンピュータ装置は、ポインティングデバイスの移動信号と画像の映像信号を投影装置に出力し、投影装置からポインタを移動させる移動信号を受信してアプリケーションプログラムに引き渡す。
一方、投影装置は、1又は複数のコンピュータ装置から、当該コンピュータ装置に接続されている入力機器のコマンド信号を受信することによって、投影装置が独自にポインタ映像を生成して投影することができる。これにより、1又は複数のコンピュータ装置から受信した1又は複数の映像を一つの映像内に配置して投影し、各々のコンピュータ装置の利用者が投影装置のポインタ映像を移動させることができる。
更に投影装置は、ポインタ映像が指し示している映像の領域から、当該映像の映像信号を送信しているコンピュータ装置を特定して、その特定したコンピュータ装置に対して入力機器のコマンド信号を送信する。これにより、投影装置のポインタ映像が指し示している映像を出力しているコンピュータ装置に対して、投影装置が表示しているポインタ映像の位置情報を通知することができる。したがって、複数のコンピュータ装置を操作している利用者が、投影画像に表示されているボタン、ダイヤログボックス、ウインドウ領域の指定操作等を行うことが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る投影装置を含む投影システムの構成を示す図である。
図1に示すように、投影システム10は、投影画像27を投影すると共に、通信線12を介して複数のコンピュータ装置800A〜800Dと各種情報の送受信を行う投影装置100を備えている。
コンピュータ装置800A〜800Dには、入力機器の一形態であるマウス830が接続されており、利用者がマウス830を操作すると、その操作により得られた入力機器のコマンド信号が、コンピュータ装置800A〜800Dに対して出力される。なお、以下においては、入力機器としてマウス830を含むポインティングデバイスをその一例として、また、コマンド信号として当該ポインティングデバイスから出力される移動信号や押下信号をその一例として用いて説明する。
一般に用いられている通常の使用状態では、コンピュータ装置800A〜800Dがポインティングデバイスの移動信号やボタン押下信号を取得すると、その取得したポインティングデバイスの移動信号に基づいてディスプレイ上に表示しているマウスカーソルを移動させる処理を行ったり、マウスカーソルの表示位置情報やボタン押下信号をアプリケーションプログラムに渡す処理を行う。
しかし、本発明の実施形態では、マウスカーソルを移動させる処理、並びにマウスカーソルの表示位置情報やボタン押下信号をアプリケーションプログラムに渡す処理を行わずに、ポインティングデバイスの移動信号及びボタン押下信号を通信線12を介して投影装置100に送信する機能を備えている。
また、一般に用いられている通常の使用状態では、コンピュータ装置800A〜800Dがキーボード等の入力手段870のボタン押下信号を取得すると、その取得した入力手段870のボタン押下信号に対応した文字等をディスプレイ上に表示したり、入力手段870のボタン押下信号をアプリケーションプログラムに渡す処理を行う。
しかし、本発明の実施形態では、入力手段870のボタン押下信号に対応した文字等をディスプレイ上に表示する処理、入力手段870のボタン押下信号をアプリケーションプログラムに渡す処理を行わずに、入力手段870のボタン押下信号を通信線12を介して投影装置100に送信する機能を備えている。
また、コンピュータ装置800A〜800Dは、投影装置100からポインタ映像16を移動させる移動信号やボタン押下信号等を受信して、その移動信号やボタン押下信号をアプリケーションプログラムに引き渡す機能を備えている。
図1に示す実施形態では、コンピュータ装置800A〜800Dに接続されているマウス830を操作することによって、投影装置100が独自に表示しているマウスのポインタ映像16を移動させることが可能となる。
また、投影装置100が、マウス830のポインタ映像16が指し示している映像の領域から、当該映像の映像信号を送信しているコンピュータ装置800Aを特定して、その特定したコンピュータ装置800Aに対してマウス830の移動信号やボタン押下信号を送信する。
これにより、マウス830のポインタ映像16が指し示している映像を出力しているコンピュータ装置800Aに対して、投影装置100側で表示しているマウス830のポインタ映像16の位置情報を通知することができ、複数のコンピュータ装置800A〜800Dを操作している利用者が、投影画像27に表示されているボタン、ダイヤログボックス、ウインドウ領域の指定操作等を行うことが可能となる。
また、コンピュータ装置800A〜800Dは、当該コンピュータ装置800A〜800Dで動作しているアプリケーションプログラムが表示している画像の映像信号を、通信線12又は専用の映像信号線を介して投影装置100に送信する機能を備えている。
投影装置100は、通信線12等を介して接続されているコンピュータ装置800A〜800Dから映像信号を受信して、投影面に映像信号に基づいた投影画像27を表示する機能を備えている。図1に示す実施形態では、投影装置100が1つのコンピュータ装置800A(PC1)から受信した映像信号を受信して、投影面に1つの投影画像27Aを表示している状態を示している。
また、投影装置100は、通信線12を介して接続されているコンピュータ装置800A〜800D、例えばコンピュータ装置800Cからポインティングデバイスの移動信号やボタン押下信号を受信して、当該受信したポインティングデバイスの移動信号に基づいてポインタ映像16を投影画像27内に投影して移動させる機能を備えている。
また、例えば、投影装置100が複数のコンピュータ装置800A〜800Dから、複数のポインティングデバイスの移動信号を受信した場合には、前記受信したポインティングデバイスの操作信号を加算して一つのポインタ映像16を移動させることにより、複数の利用者がポインタ映像16を移動させることができる。
なお、図1に示した実施形態では、入力機器としてポインティングデバイスの一形態としてのマウス830を用いた実施形態を示しているが、本発明における入力機器は、マウス830に限定するものではなく、トラックボール、タッチパッド、タブレット、その他のポインティングデバイス及びキーボード等のその他の入力手段を用いることができる。また、入力機器からのコマンド信号として、上記ポインティングデバイスからの移動信号や押下信号に限定するものではなく、キーボードの押下信号も含む信号である。
また、投影装置100は、ポインタ映像16が指し示している投影画像27Aを出力したコンピュータ装置800Aを特定して、その特定したコンピュータ装置800Aに対して投影画像27Aにおいて当該ポインタ映像16を移動させる移動信号を特定コマンド信号として送信する処理を行う。これにより、特定コマンド信号を受信したコンピュータ装置800Aは、当該特定コマンド信号に基づいてコンピュータ装置800Aに表示されているカーソル等が移動される。なお、以下においては、投影装置100から特定されたコンピュータ装置に送信される特定コマンド信号として移動信号やボタン押下信号をその一例として用いて説明する。
このように構成することによって、例えばマウス830のポインタ映像16が指し示している投影画像27Aを出力しているコンピュータ装置800Aに対して、投影装置100が表示しているマウス830のポインタ映像16の位置情報を通知することができ、複数のコンピュータ装置800A〜800Dを操作している利用者が、投影画像27に表示されているボタン、ダイヤログボックス、ウインドウ領域の指定操作等を行うことができる。
また、投影装置100は、例えばコンピュータ装置800Cからポインティングデバイスの移動信号やボタン押下信号を受信して、当該受信したポインティングデバイスの移動信号に基づいてポインタ映像16を移動させると共に、投影画像27Aを出力したコンピュータ装置800Aを特定して、当該投影画像27Aにおいて当該ポインタ映像16が移動した移動信号を特定コマンド信号としてコンピュータ装置800Aに対して送信する処理を行うことができる。
更に、特定コマンド信号に当該移動信号とともにボタン押下信号等を含めることにより、コンピュータ装置800Cの利用者がコンピュータ装置800Aの操作を行うことができる。その結果、投影装置により投影された映像を見ながら一のコンピュータ装置を操作している利用者が他のコンピュータ装置から出力された映像を操作することが可能となり、投影装置により投影されている映像を修正等する際に当該画像を投影しているコンピュータ装置の利用者に対していちいち修正等の指示を行うことなく、各コンピュータ装置の利用者が直接修正等を行うという共同作業が可能となる。
次に、コンピュータ装置800A〜800Bの構成について、図2を用いて説明する。
図2は、コンピュータ装置800の信号処理系ブロック図を示す図である。
図2に示すように、コンピュータ装置800は、接続されているマウス830を操作した際のX方向移動信号、Y方向移動信号、スクロール量等のポインティングデバイスの移動信号、及び当該ポインティングデバイスに設けられている各種ボタンのボタン押下信号を入力するポインティングデバイスインターフェース852と、利用者の操作により文字や制御指令等の各種情報を入力するキーボード等で構成される入力手段870と、利用者が入力手段870に設けられているボタンを押下した際に入力手段870から出力されるボタン押下信号を入力して一時記憶し、情報処理手段880の要求に応じてバス899を介して出力する入力インターフェース871とを備えている。
また、コンピュータ装置800は、ポインティングデバイスの移動信号、ポインティングデバイス若しくは入力手段870を操作した際のボタン押下信号、コンピュータ装置識別情報、ポインタ表示色情報、ポインタ形状情報、ポインタ映像16を移動させる移動信号と映像の大きさとを関連付けた情報、又は映像信号等の各種情報を、アンテナ860を介した無線通信によって投影装置100等の他の画像表示装置と送受信する処理を行う無線送受信手段861(コマンド信号送信手段、コマンド信号受信手段、及び映像信号送信手段の機能を含む。)と、前記各種情報を有線の通信線12を経由して投影装置100等の他の画像表示装置と送受信する処理を行う有線送受信手段862(コマンド信号送信手段、コマンド信号受信手段、及び映像信号送信手段の機能を含む。)とを備えている。
なお、前記コンピュータ装置識別情報とは、当該コンピュータ装置800を他の通信機器から識別するための固有の識別情報である。また、ポインタ表示色情報とは、投影装置100が投影するポインタ映像16の表示色を特定する情報であり、ポインタ形状情報とは、投影装置100が投影するポインタ映像16の形状を特定する情報である。また、無線送受信手段861又は有線送受信手段862に含まれるコマンド信号送信手段は、コマンド送信用プログラムを備えており、コマンド信号を送信する際に当該プログラムを起動させて実行することにより、コマンド信号は無線送受信手段861又は有線送受信手段861に含まれるインターフェースを介して映像信号等と共に投影装置100へ送られる。
尚、コマンド送信プログラムの代わりに、専用のロジック回路によるコマンド送信用回路を設けてよいことはいうまでもない。
また、有線送受信手段862に含まれるインターフェースとして、LANやUSB、IEEE1394、RS232、RS422その他の通信インターフェースを用いることができる。また、無線送受信手段861に含まれるインターフェースとして、IEEE802に規定されている所謂無線LANやBluetoothその他の無線インターフェースを用いることができる。
また、コンピュータ装置800は、当該コンピュータ装置800A〜800Dで動作しているアプリケーションプログラムが表示を指示している画像データを、バス899を介して取得して映像信号に変換し、表示手段872に出力する表示インターフェース873を備えている。また、表示インターフェース873は、映像信号を、映像端子874(映像信号送信手段の機能を含む。)を介して投影装置100等の外部機器に出力することが可能となっている。
また、コンピュータ装置800は、当該コンピュータ装置800のハードウェアを制御するオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムを実行するとともに、ポインティングデバイスの移動信号、ポインティングデバイス若しくは入力手段870を操作した際のボタン押下信号、コンピュータ装置識別情報、ポインタ表示色情報、ポインタ形状情報、又は映像信号の送信等を各周辺回路に指示する処理、及び当該コンピュータ装置800の全体を制御する処理を実行する情報処理手段880を備えている。
また、コンピュータ装置800は、各種プログラム実行時の作業領域となるRAM881と、コンピュータ装置識別情報、ポインタ表示色情報、ポインタ形状情報その他の各種情報やプログラムを記憶することが可能なROM883と、オペレーティングシステムや各種アプリケーションプログラム、コンピュータ装置識別情報、ポインタ表示色情報、ポインタ形状情報その他の各種情報を記憶することが可能なハードディスク等の記憶手段884と、時間を計測することが可能な計時手段890とを備えている。なお、RAM881、ROM883又は記憶手段884等には、所定のキーボードのボタン押下信号又はその押下信号の組み合わせを、マスクデータとして記憶することが可能となっている。
コンピュータ装置800の情報処理手段880とその周辺の回路はバス899で接続されており、相互に高速な情報の伝達を行うことが可能となっている。そして情報処理手段880にて動作する処理プログラムの指示に基づいて、情報処理手段880は周辺の回路を制御することが可能となっている。なお、情報処理手段880にて実行される処理プログラムは、記録媒体や通信によって提供することが可能である。また、各周辺回路はASIC等で構成することも可能である。
情報処理手段880(移動信号引渡手段の機能を含む。)は、ポインティングデバイスインターフェース852を介してポインティングデバイスの移動信号やボタン押下信号を取得した場合であっても、その取得したポインティングデバイスの移動信号やボタン押下信号を直接アプリケーションプログラムに渡す処理を行なわずに、ポインティングデバイスの移動信号及びボタン押下信号を無線送受信手段861又は有線送受信手段862等のコマンド信号送信手段を介して投影装置100に送信する機能を備えている。
また、情報処理手段880(移動信号引渡手段の機能を含む。)は、入力インターフェース871を介してキーボードのボタン押下信号を取得した場合であっても、その取得したボタン押下信号を直接アプリケーションプログラムに渡す処理を行なわずに、当該ボタン押下信号を無線送受信手段861又は有線送受信手段862等のコマンド信号送信手段を介して投影装置100に送信する機能を備えている。
また、情報処理手段880(移動信号引渡手段の機能を含む。)は、無線送受信手段861又は有線送受信手段862等のコマンド信号受信手段を介して投影装置100からポインタ映像16を移動させる移動信号、又はキーボードのボタン押下信号を取得して、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムに引き渡す機能を備えている。
また、コンピュータ装置800A〜800Dは、予めRAM881、ROM883又は記憶手段884等に所定のキーボードのボタン押下信号又はその押下信号の組み合わせをマスクデータとして記憶しておき、情報処理手段880(フィルタ手段の機能を含む。)が、入力インターフェース871等から取得した、キーボードのボタン押下信号、又はその押下信号の組み合わせと、前記マスクデータとを比較して、前記マスクデータに該当しないボタン押下信号、又はその押下信号の組み合わせを選出して、投影装置100に送信するように構成してもよい。
また、情報処理手段880(フィルタ手段の機能、及び移動信号引渡手段の機能を含む。)が、無線送受信手段861又は有線送受信手段862等のコマンド信号送信手段を介して投影装置100から取得した、キーボードのボタン押下信号、又はその押下信号の組み合わせと、前記マスクデータとを比較して、前記マスクデータに該当しないボタン押下信号、又はその押下信号の組み合わせを選出して、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムに引き渡すように構成してもよい。
次に、投影装置100の構成について、図3を用いて説明する。
図3は、投影装置100の信号処理系ブロック図を示す図である。
図3に示すように、投影装置100は、ポインティングデバイスの移動信号、ポインティングデバイス若しくはキーボード等を操作した際のボタン押下信号、コンピュータ装置識別情報、ポインタ表示色情報、ポインタ形状情報、ポインタ映像16を移動させる移動信号と映像の大きさとを関連付けた情報、又は映像信号等の各種情報をアンテナ160を介した無線通信によってコンピュータ装置800A〜800D等の他の画像表示装置と送受信する処理を行う無線送受信手段161(受信手段の機能を含む。)と、前記各種情報を有線の通信線12を経由してコンピュータ装置800A〜800D等の他の画像表示装置と送受信する処理を行う有線送受信手段162(受信手段の機能を含む。)と、カーソルボタンやスイッチ等から構成され、利用者から各種情報を入力する入力手段170とを備えている。
また、投影装置100は、ランプ制御回路195から供給される電力により照明光を発光するランプ112と、ランプ112が発光した拡散光を集光し、より均一な照明光を光変調素子120に照射する照明光学系114と、照明光を入力して各画素毎に階調を表現して画像を生成する光変調素子120と、光変調素子120が生成した画像をスクリーン26に投影する結像光学系124とを備えている。光変調素子120として、例えばDMD(Digital Micromirror Device)や液晶表示素子を用いることができる。
また、投影装置100は、コンピュータ装置800A〜800D等の他の画像表示装置から映像信号を入力してデジタルの画像データに変換する映像信号入力手段151と、映像信号入力手段151又はバス199を経由して画像データを取得し、必要に応じてシャープネス補正、ガンマ補正、コントラスト補正、ホワイトバランス補正等の画像処理を行って表示用の画像データを光変調素子ドライバ197に出力する画像処理手段196と、画像処理手段196から取得した画像データに基づいて、光変調素子120の信号電極に印加する信号電極駆動信号、及び走査電極に印加する走査電極駆動信号を出力する光変調素子ドライバ197とを備えている。光変調素子120は、光変調素子ドライバ197から取得した信号電極駆動信号及び走査電極駆動信号に基づいて画像を生成する。
画像処理手段196、光変調素子ドライバ197、ランプ制御回路195、ランプ112、照明光学系114、光変調素子120、及び結像光学系124により投影手段110が構成されている。投影手段110は、映像信号入力手段151又はバス199を経由して取得した画像データに基づいて投影画像27を投影するとともに、情報処理手段180等のポインタ映像位置設定手段が設定した位置に、ポインタ映像16を投影することが可能となっている。
また、投影装置100は、ポインタ映像16の生成、ポインタ映像16の表示色の設定、ポインタ映像16の形状の設定、ポインタ映像16の位置設定、ポインタ映像16の投影指示、複数のポインティングデバイスの移動信号を投影装置おいて設定されているポインタ位置に加算する処理、複数の映像を一つの映像内に配置する処理、複数の映像の大きさを調節して一つの映像内に配置し調節後の映像の大きさを取得する処理、ポインタ映像16を移動させる移動信号と調節後の映像の大きさとを関連付ける処理、複数の映像の領域とその映像を出力したコンピュータ装置とを関連付ける処理、ポインタ映像16が指し示している映像を出力したコンピュータ装置を特定する処理、マスクデータとキーボードのボタン押下信号若しくはその押下信号の組み合わせとを比較する処理、並びに投影装置100の全体を制御する処理等を実行する情報処理手段180を備えている。
また、投影装置100は、情報処理手段180が処理を実行する際に作業領域として用いるRAM181と、情報処理手段180が実行する処理プログラムや定数等の各種情報を記録するROM183と、時刻を刻む計時手段190とを備えている。なお、RAM181又はROM183等には、所定のキーボードのボタン押下信号又はその押下信号の組み合わせをマスクデータとして記憶することが可能となっている。
投影装置100内の情報処理手段180、無線送受信手段161、有線送受信手段162、画像処理手段196、RAM181、ROM183、計時手段190、ランプ制御回路195、画像処理手段196、及び入力手段170等を含む各周辺回路はバス199で接続されており、情報処理手段180にて実行される処理プログラムに基づいて各々の周辺回路を制御することが可能となっている。なお、情報処理手段180にて実行される処理プログラムは、記録媒体や通信によって提供することが可能である。また、各周辺回路はASIC等で構成することも可能である。
無線送受信手段161(受信手段の機能を含む。)又は有線送受信手段162(受信手段の機能を含む。)は、複数のコンピュータ装置800A〜800Dの各々から、当該コンピュータ装置800A〜800Dを特定するコンピュータ装置識別情報と、当該コンピュータ装置800A〜800Dに接続されているポインティングデバイスの移動信号とを関連付けて受信することが可能となっている。
また、無線送受信手段161(送信手段の機能を含む。)又は有線送受信手段162(送信手段の機能を含む。)は、特定したコンピュータ装置800A〜800Dに対して、投影画像27の映像中のポインタ映像16を移動させる移動信号、ポインティングデバイスのボタン押下信号、又はキーボードのボタン押下信号を送信する機能を備えている。更に、無線送受信手段161(送信手段の機能を含む。)又は有線送受信手段162(送信手段の機能を含む。)は、特定したコンピュータ装置800A〜800Dに対して、投影画像27の映像中のポインタ映像16を移動させる移動信号と調節後の映像の大きさとを関連付けて送信する機能を備えている。
また、無線送受信手段161(受信手段の機能を含む。)又は有線送受信手段162(受信手段の機能を含む。)は、複数のコンピュータ装置800A〜800Dの各々から、ポインタ映像16の表示色情報と、当該コンピュータ装置800A〜800Dに接続されているポインティングデバイスの移動信号とを関連付けて受信することが可能となっている。
また、無線送受信手段161(受信手段の機能を含む。)又は有線送受信手段162(受信手段の機能を含む。)は、複数のコンピュータ装置800A〜800Dの各々から、ポインタ映像16の形状情報と、当該コンピュータ装置800A〜800Dに接続されているポインティングデバイスの移動信号とを関連付けて受信することが可能となっている。
また、無線送受信手段161(映像信号受信手段の機能を含む。)、有線送受信手段162(映像信号受信手段の機能を含む。)、又は映像信号入力手段151(映像信号受信手段の機能を含む。)は、複数のコンピュータ装置800A〜800Dから、複数の映像信号を受信する機能を備えている。
また、無線送受信手段161(受信手段の機能を含む。)又は有線送受信手段162(受信手段の機能を含む。)は、特定のコンピュータ装置及び当該特定のコンピュータ装置を除いた他のコンピュータ装置から、これらのコンピュータ装置に接続されているポインティングデバイスの移動信号を受信する機能を備えている。
また、入力手段170、無線送受信手段161、有線送受信手段162、又は情報処理手段180は、特定のコンピュータ装置800A〜800Dから受信したポインティングデバイスの移動信号を用い、当該ポインティングデバイス用のポインタ映像16を独自に投影して移動させるか否かの指示を取得する、ポインタ投影指示取得手段の機能を備えている。
また、無線送受信手段161(受信手段の機能を含む。)又は有線送受信手段162(受信手段の機能を含む。)は、複数のコンピュータ装置800A〜800Dから当該コンピュータ装置800A〜800Dに接続されているポインティングデバイスのボタン押下信号及び押下解除信号を受信する機能を備えている。
情報処理手段180(映像配置手段の機能を含む。)は、他の画像表示装置から受信した複数の映像信号に基づいて生成した複数の映像を、一つの映像内に合成して配置する機能を備えている。また、情報処理手段180(映像配置手段の機能を含む。)は、複数のコンピュータ装置800A〜800Dから受信した複数の映像信号に基づいて生成した複数の映像を一つの映像内に合成して配置するとともに、調節後の映像の大きさをコンピュータ装置800A〜800D毎に取得する機能を備えている。
また、情報処理手段180(映像領域識別情報生成手段の機能を含む。)は、映像配置手段が合成して配置した1又は複数の映像の領域と、当該映像を出力したコンピュータ装置800A〜800Dを特定するコンピュータ装置識別情報とを関連付けた映像領域識別情報を生成する機能を備えている。
また、情報処理手段180(ポインタ映像生成手段の機能を含む。)は、マウス830等のポインティングデバイスのポインタ映像16を生成する機能を備えている。また、情報処理手段180(ポインタ映像位置設定手段の機能を含む。)は、他の画像表示装置から受信したポインティングデバイスの移動信号に基づいて、ポインタ映像16の位置を設定する機能を備えている。
また、情報処理手段180(コンピュータ装置特定手段の機能を含む。)は、ポインタ映像位置設定手段が設定したポインタ映像16の投影位置と映像領域識別情報とから、ポインタ映像16が指し示している投影画像27Aの映像を出力したコンピュータ装置800Aを特定する機能を備えている。
また、投影装置100は、予めRAM181又はROM183等のマウスデータ記憶手段に、所定のキーボードのボタン押下信号又はその押下信号の組み合わせをマスクデータとして記憶しておき、情報処理手段180(フィルタ手段の機能を含む。)が、コンピュータ装置800A〜800Dから受信したキーボードのボタン押下信号、又はその押下信号の組み合わせと、前記マスクデータとを比較して、前記マスクデータに該当しないボタン押下信号、又はその押下信号の組み合わせを選出して、ポインタ映像16が指し示している投影画像27Aの映像を出力した特定のコンピュータ装置800Aに送信する機能を備えている。
また、情報処理手段180(ポインタ映像生成手段の機能を含む。)は、他の画像表示装置から受信した、コンピュータ装置識別情報に応じたポインタ映像16の表示色を特定して、ポインティングデバイスの移動信号と関連付けるとともに、情報処理手段180(ポインタ映像位置設定手段の機能を含む。)は、受信したポインティングデバイスの移動信号に基づいて、当該移動信号と関連付けられている表示色のポインタ映像16の位置を設定する機能を備えている。
また、情報処理手段180(ポインタ映像生成手段の機能を含む。)は、他の画像表示装置から受信したポインタ映像16の表示色情報に従ってポインタ映像16の表示色を特定して、ポインティングデバイスの移動信号と関連付けるとともに、情報処理手段180(ポインタ映像位置設定手段の機能を含む。)は、受信したポインティングデバイスの移動信号に基づいて、当該移動信号と関連付けられている表示色のポインタ映像16の位置を設定する機能を備えている。
また、情報処理手段180(ポインタ映像生成手段の機能を含む。)は、他の画像表示装置から受信したコンピュータ装置識別情報に応じたポインタ形状を特定して前記移動信号と関連付けるとともに、情報処理手段180(ポインタ映像位置設定手段の機能を含む。)は、受信したポインティングデバイスの移動信号に基づいて、当該移動信号と関連付けられている形状のポインタ映像16の位置を設定する機能を備えている。
また、情報処理手段180(ポインタ映像生成手段の機能を含む。)は、他の画像表示装置から受信したポインタ形状情報に従って、ポインタ形状を特定して移動信号と関連付けるとともに、情報処理手段180(ポインタ映像位置設定手段の機能を含む。)は、受信したポインティングデバイスの移動信号に基づいて、当該移動信号と関連付けられている形状のポインタ映像16の位置を設定する機能を備えている。
また、情報処理手段180(移動信号加算手段の機能を含む。)は、他の画像表示装置から受信した複数のポインティングデバイスの移動信号を投影装置で設定されているポインタ位置に加算して、移動信号を生成する機能を備えている。
また、情報処理手段180(移動信号加算手段の機能を含む。)は、特定のコンピュータ装置を除いた複数のコンピュータ装置から受信したポインティングデバイスの移動信号を投影装置で設定されているポインタ位置に加算して移動信号を生成する機能を備えている。また、情報処理手段180(ポインタ映像生成手段の機能を含む。)は、ポインティングデバイスのポインタ映像16を複数生成する機能を備え、更に、情報処理手段180(ポインタ映像位置設定手段の機能を含む。)は、当該加算した移動信号に基づいて第1のポインタ映像の位置を設定し、特定のコンピュータ装置のポインティングデバイスの移動信号に基づいて第2のポインタ映像の位置を設定する機能を備えている。
情報処理手段180(ポインタ映像生成手段の機能を含む。)は、ポインティングデバイスのポインタ映像を1又は複数生成し、情報処理手段180等のポインタ投影指示取得手段が、特定のコンピュータ装置から受信したポインティングデバイスの移動信号を用い当該ポインティングデバイス用のポインタ映像16を独自に投影しない旨の指示を受信した場合には、情報処理手段180(移動信号加算手段の機能を含む。)は、特定のコンピュータ装置及び他のコンピュータ装置から受信した移動信号を投影装置で設定されているポインタ位置に加算して移動信号を生成する機能を備えている。この場合に情報処理手段180(ポインタ映像位置設定手段の機能を含む。)は、当該生成した移動信号に基づいてポインタ映像位置を設定する処理を行い、当該設定した位置にポインタ映像16を投影する。
また、情報処理手段180等のポインタ投影指示取得手段が、特定のコンピュータ装置から受信したポインティングデバイスの移動信号を用い当該ポインティングデバイス用のポインタ映像を独自に投影して移動させる旨の指示を受信した場合には、情報処理手段180(移動信号加算手段の機能を含む。)は、前記他のコンピュータ装置から受信した移動信号を投影装置で設定されているポインタ位置に加算して移動信号を生成する機能を備えている。この場合に情報処理手段180(ポインタ映像位置設定手段の機能を含む。)は、当該加算した移動信号に基づいて第1のポインタ映像の位置を設定し、前記受信した特定のコンピュータ装置のポインティングデバイスの移動信号に基づいて第2のポインタ映像の位置を設定する処理を行い、当該設定した位置に複数のポインタ映像を投影する。
また、情報処理手段180等のポインタ投影指示取得手段は、特定のコンピュータ装置から、ポインティングデバイスのボタン押下信号を取得している状態で所定量の移動信号を取得し、その後ポインティングデバイスのボタン押下解除信号を取得した場合には、当該特定のコンピュータ装置から受信したポインティングデバイスの移動信号を用い当該ポインティングデバイス用のポインタ映像16を独自に投影して移動させる状態と、ポインタ映像16を独自に投影しない状態とを切り替える機能を備えている。
次に、投影装置100が実行する投影画像作成処理について、図4を用いて説明する。
図4は、投影装置100の情報処理手段180が実行する投影画像作成処理のフローチャートである。
投影装置100の電源が投入された直後など、投影装置100の処理が初期化された場合には、投影装置100の情報処理手段180が実行する画像生成処理は、S12「表示リストを初期化する」(以降S12のように省略して記載する。)に進み、表示リストを初期化する。表示リストの実態については、S16に関する説明の中で詳説する。
次のS14「未登録装置から映像入力あり?」の判断にて情報処理手段180は、画像処理手段196に対して、映像信号入力手段151が未登録のコンピュータ装置800A〜800Dから映像信号を受信しているか否かの問い合わせを行う。もし、未登録のコンピュータ装置800A〜800Dから映像信号を受信していない場合には、情報処理手段180が実行する処理はS18「コンピュータ装置識別情報と映像の領域とを関連付ける」に進む。また、未登録のコンピュータ装置800A〜800Dから映像信号を受信している場合には、情報処理手段180が実行する処理はS16「表示リストに追加する」の処理に進む。
S16にて情報処理手段180は、表示リストに未登録のコンピュータ装置800A〜800Dを登録する処理を行う。この表示リストの構成例を、図5に示す。
図5は、映像の領域と、当該映像を出力したコンピュータ装置を特定するコンピュータ装置識別情報とを関連付けた映像領域識別情報の実施形態を示す図である。
図5に示す実施形態では、表示リストに、PC1というコンピュータ装置識別情報を有する端末装置のみが登録されている。図5に示すように、表示リストに登録されている端末装置がPC1のみである場合には、図1に示すように投影画像27の全面にコンピュータ装置800A(PC1)が出力している投影画像27Aを表示する。
次に、4台の端末装置が登録されている表示リストの実施形態を図6に示す。
図6は、4つの映像の領域と、当該映像を出力したコンピュータ装置を特定するコンピュータ装置識別情報とを関連付けた映像領域識別情報の実施形態を示す図である。
また、図7は、4種類の映像信号から生成した4つの映像を、一つの映像内に配置して表示している実施形態を示す図である。
図6に示す実施形態では、表示リストにPC1〜PC4のコンピュータ装置識別情報を有する4台の端末装置が登録されている。図6に示すように、4台の端末装置が表示リストに登録されている場合には、図7に示すように投影画像27を4分割して、コンピュータ装置800A(PC1)が出力している投影画像27Aと、コンピュータ装置800B(PC2)が出力している投影画像27Bと、コンピュータ装置800C(PC3)が出力している投影画像27Cと、コンピュータ装置800D(PC4)が出力している投影画像27Dとを、一つの映像内に配置して表示する。
次に、図4のS18以降の処理について説明する。S18にて情報処理手段180は、図5及び図6に示すように、1又は複数の映像の領域と、当該映像を出力したコンピュータ装置を特定するコンピュータ装置識別情報と、を関連付けた映像領域識別情報を生成する処理を行う。
次のS20「投影画像を生成する」にて情報処理手段180は、1又は複数の映像信号から生成した1又は複数の映像を一つの映像内に配置した投影画像27を生成する処理を行って、次のS22「映像信号あり?」の判断に進む。
S22にて情報処理手段180は、画像処理手段196に対して、映像信号入力手段151が映像信号を取得しているか否かの問い合わせを行う。もし、画像処理手段196から、映像信号入力手段151が映像信号を受信している旨の情報を取得した場合には、情報処理手段180が実行する処理はS14に戻り、再度未登録のコンピュータ装置800A〜800Dから映像信号を入力したか否かの判断を行う。
また、画像処理手段196から、映像信号入力手段151が映像信号を受信している旨の情報を取得しなかった場合には、情報処理手段180が実行する処理は、S24の「END」に進み、投影画像の作成処理を終了する。
次に、コンピュータ装置800及び投影装置100が実行する、操作イベント処理について、図8を用いて説明する。
図8は、コンピュータ装置800の情報処理手段880が実行する操作イベント送信処理と、投影装置100の情報処理手段180が実行する操作イベント処理のフローチャートである。
利用者が、投影装置100に設けられている入力手段170等を操作して画像の投影を指示した場合には、投影装置100の情報処理手段180が実行する処理はステップS152「投影、ポインタモード設定」の処理に進み、投影モードとポインタモードの設定を行う。
ここで、設定する投影モードには、投影装置100が投影する投影画像27に、複数のコンピュータ装置から取得した複数の映像を配置する複数映像表示モードの設定が含まれる。投影モードが決定すると、コンピュータ装置800から受信した映像の解像度、投影画像27の解像度、投影画像27に配置する映像の数量等の各種設定情報をRAM181に記憶する処理を行う。また、ここで設定するポインタモードには、投影するポインタ映像16の表示色、形状、軌跡、動作等のポインタ属性の設定が含まれる。
S152にて投影モード及びポインタモードの設定を行うと、そのモード設定情報を含むイニシャライズ情報をRAM181等の記憶手段に記憶するとともに、投影装置100の無線送受信手段161又は有線送受信手段162等の通信手段を介して、通信接続されている1又は複数のコンピュータ装置800に伝達する。
そして、投影装置100の情報処理手段180が実行する処理はS154「ポインタ映像の描画座標を画面の中心に設定」に進み、ポインタ映像16の投影位置の初期値として、投影画像27の解像度の半分の数値を設定する。例えば、投影画像27の解像度が800×600ドットである場合には、ポインタ映像16の投影位置(Xp、Yp)の初期値としてXp=400、Yp=300を代入して、RAM181に記憶する。
一方のコンピュータ装置800では、S102「投影、ポインタモード設定」にて無線送受信手段861又は有線送受信手段862等の通信手段を介してモード設定情報を含むイニシャライズ情報を受信して、RAM881等の記憶手段に記憶し、投影モード及びポインタモードの設定処理を行う。
そして、情報処理手段880は、マウス830等から取得したポインティングデバイスの移動信号(ΔX、ΔY)や、ボタン押下信号並びに押下解除信号等のイベント情報を、アプリケーションプログラムに渡さずに、無線送受信手段861又は有線送受信手段862等の通信手段を介して投影装置100に送信するモードに設定する処理を行う。
また、情報処理手段880は、無線送受信手段861又は有線送受信手段862等のコマンド信号受信手段を介して、投影装置100から、ポインタ映像16を移動させる移動信号、又はキーボードのボタン押下信号を取得して、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムに引き渡す処理を行う。なお、マウス830から取得したホイールのスクロール情報等は、投影装置100に送信せずに当該コンピュータ装置800のアプリケーションプログラムに渡すようにしてもよい。
なお、上記の説明では、投影モードとポインタモードとの設定を投影装置100側で入力する実施の形態で説明したが、投影モードとポインタモードとの設定をコンピュータ装置800側で実施するように構成してもよい。その場合には、コンピュータ装置800から投影装置100に対してモード設定情報を含むイニシャライズ情報を送信して、各々の機器で投影モード及びポインタモードの設定処理を行う。
S102にて投影モード及びポインタモードの設定が終了すると、情報処理手段880が実行する処理は、次のS104「ポインティングデバイスの操作情報を取得」の処理に進み、割り込み又はポーリングによりポインティングデバイスインターフェース852のバッファを調べ、ポインティングデバイスの移動信号、ボタン押下信号又は押下解除信号を、バス899を介して取得する処理を行う。そして、次のS106「キーボード操作情報を取得」に進み、割り込み又はポーリングにより入力インターフェース871のバッファを調べ、キーボード等のボタン押下信号又は押下解除信号を取得する処理を行う。
次のS108「入力操作あり?」の判断では、S104又はS106にて、ポインティングデバイスの操作情報、又はキーボード操作情報を取得したか否かの判断を行うことによって、利用者により入力操作が実行されたか否かの判断を行っている。
もし、利用者により入力操作が実行されたと判断した場合には、RAM881に記憶されているポインタ映像16の表示色、形状、軌跡、動作等のポインタ属性を読み出す処理を行って、次のS122「送信データ作成」の処理に進む。また、もし、利用者により入力操作が実行されていないと判断した場合には、S126「受信データあり?」の判断に分岐する。
S122にて情報処理手段880は、S104にて取得したポインティングデバイスの操作情報、及びS106にて取得したキーボード操作情報を含むイベント情報の送信データを作成する処理を行う。
図9に、S122にて作成するコマンド信号に含まれるイベント情報の構造例を示す。
図9に示すように、イベント情報には、ポインティングデバイスのX方向及びY方向の移動量を表す、X方向移動信号及びY方向移動信号と、ポインティングデバイスのボタン押下信号、キーボードのボタン押下信号が含まれている。また、投影装置100が実行する処理の必要に応じて、イベント情報を送信した送信元のコンピュータ装置識別情報と、ポインティングデバイスの移動信号とを関連付けるようにしてもよいし、ポインタ映像16の表示色情報とポインティングデバイスの移動信号、ポインタ形状情報とポインティングデバイスの移動信号、コンピュータ装置識別情報とポインティングデバイス又はキーボード等のボタン押下信号及び押下解除信号、及び、コンピュータ装置識別情報とポインタ映像16とを独自に投影して移動させるか否かの指示に関する情報等を関連付けるようにしてもよい。
S122にてイベント情報の送信データの作成が終了すると、次のS124「イベント情報送信」に進み、情報処理手段880は、無線送受信手段861又は有線送受信手段862に対してアドレス及び送信指令を出力すると共に、イベント情報をバス899を介して出力して出力する。するとコンピュータ装置800は、イベント情報を無線送受信手段861又は有線送受信手段862を介して投影装置100に送信する処理を行う。イベント情報の送信が終了すると、情報処理手段880が実行する処理は、次のS126「受信データあり?」の判断に進む。
S126にて情報処理手段880は、無線送受信手段861又は有線送受信手段862等のコマンド信号受信手段のバッファを調べ、投影装置100からポインタ映像16を移動させる移動信号、又はキーボードのボタン押下信号等の受信データを取得しているか否かの判断を行う。受信データが存在しない場合には、S136「投影終了?」の判断に進み、受信データが存在する場合には、S128「コマンド処理を実行」の処理に進む。
S128にて情報処理手段880は、投影装置100から取得したポインタ映像16を移動させる移動信号、又はキーボードのボタン押下信号を、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムに引き渡す処理を行う。そして、情報処理手段880が実行するアプリケーションプログラムでは、取得した移動信号に基づいてポインタ映像16の位置を特定し、投影画像27A上のボタンを強調させたり、該当するダイヤログボックスのカーソルを点滅させる処理を行う。
図10に、投影装置100から送信されてくる特定コマンド信号に含まれるコマンドの構造例を示す。
図10に示すように、投影装置100から送信されてくるコマンドには、ポインタ映像16のX方向及びY方向の移動量を表す、X方向移動信号及びY方向移動信号と、当該ポインタ映像16を移動させているポインティングデバイスのボタン押下信号(クリックイベント)と、ポインタ映像16が指し示す投影画像27Aを表示しているコンピュータ装置800Aのアプリケーションプログラムに引き渡すキーボードのボタン押下信号(キーイベント)が含まれている。また、必要に応じて、コンピュータ装置識別情報とポインティングデバイスの移動信号、クリックイベント、又はキーイベントとを関連付けるようにしてもよい。キーイベントには、ダイヤログボックス等に入力するテキスト情報、ショートカットキー等が含まれる。
次のS136「投影終了?」にて情報処理手段880は、無線送受信手段861又は有線送受信手段862のバッファを調査して、投影装置100から投影終了のコマンドが送信されてきたか、又は入力インターフェース871のバッファを調査して、利用者から投影終了のコマンドを取得したか否かの判断を行う。
もし、S136にて投影終了のコマンドを取得したと判断した場合には、情報処理手段880が実行する処理は次のS138「終了処理」に進み、投影終了のコマンドを取得していないと判断した場合には、S104の処理に戻る。
S138にて情報処理手段880は、投影終了のコマンドを取得したことを受けて、投影モード及びポインタモードの設定を解除する処理を行う。そして、情報処理手段880は、マウス830等から取得したポインティングデバイスの移動信号(ΔX、ΔY)や、ボタン押下信号並びに押下解除信号等のイベント情報を、アプリケーションプログラムに渡す通常使用のモードに設定する。そして、次のS140「END」に進み、操作イベント送信処理のルーチンを終了する。
一方、投影装置100の情報処理手段180は、S156「イベント情報受信?」にて、1又は複数のコンピュータ装置800から、無線送受信手段161又は有線送受信手段162を介してポインティングデバイスのイベント情報を受信するのを待つ処理を行う。
もし、無線送受信手段161又は有線送受信手段162のバッファに、コンピュータ装置800から受信したイベント情報が記憶されていない場合には、再びS156の処理を実行する。
また、もし、無線送受信手段161又は有線送受信手段162のバッファにコンピュータ装置800が送信したイベント情報が記憶されていると判断した場合には、予め設定されているポインタ映像の表示色、ポインタ映像の形状、ポインタ映像の軌跡、ポインタの動作等をRAM181又はROM183等の記憶手段から取得して、次のS160「ポインタ映像位置(Xp、Yp)を設定する」の処理に進む。
S160にて情報処理手段180は、現在設定されているポインタ映像16の位置(Xp、Yp)をRAM181から取得して、S156にて取得したポインティングデバイスの移動信号(ΔX、ΔY)を用いてポインタ映像16の位置(Xp+ΔX→Xp、Yp+ΔY→Yp)を設定する処理を行う。
そして、次のS162「投影画像とポインタ映像とを投影」にて情報処理手段180は、S160にて特定した1又は複数のポインタ映像16を、映像と共に前記設定した位置に投影する指示を、画像処理手段196に出力する。
すると、例えば図1に示すように、ポインタ映像16が投影画像27上に表示される。なお、ポインタ映像16は、例えばコンピュータ装置800A固有のポインタ映像としてもよいし、複数のコンピュータ装置800A〜800Dから受信した移動信号に基づいて一つのポインタ映像16を移動させる、共有のポインタ映像としてもよい。
共有のポインタ映像16を移動させる際には、複数のコンピュータ装置800A〜800Dから取得した複数のポインティングデバイスの移動信号を投影装置で設定されているポインタ位置に加算して移動信号(ΔX、ΔY)を生成して、共有のポインタ映像16を移動させる。
次のS168「ポインタ映像位置から送信先を決定する」にて情報処理手段180は、S160にて設定したポインタ映像16の投影位置と、図4のS18にて生成した映像領域識別情報とから、ポインタ映像16が指し示している映像を出力したコンピュータ装置800Aを特定する処理を行う。そして、次のS170「送信データ作成」の処理に進む。
S170にて情報処理手段180は、図10に示すコマンドを生成する処理を行う。図10に示すコンピュータ装置識別情報は、送信先のコンピュータ装置800A〜800Dを特定する識別情報である。ポインタ映像のX方向及びY方向の移動信号は、送信先のコンピュータ装置800A〜800Dの表示解像度に合わせた移動量を算出して送信するとよい。
また、複数のコンピュータ装置800A〜800Dから受信した映像について、大きさ(例えば解像度。)を調節して一つの映像内に配置した場合には、調節後の映像の大きさをコンピュータ装置800A〜800D毎に算出すると共に、調節後の投影画像27Aの映像の大きさをコンピュータ装置800Aに送信しておく。そして、ポインタ映像16を移動させた場合には、特定したコンピュータ装置800Aに対して、投影画像27A中のポインタ映像16を移動させる移動信号と、調節後の映像の大きさとを関連付けて送信するように構成してもよい。また、ポインタ映像のX方向及びY方向の移動信号は、調節前の送信先のコンピュータ装置800A〜800Dの表示解像度に合わせた移動量を算出して送信するとよい。
S170にて送信データの作成処理が終了すると、次のS172「コマンド送信」の処理に進み、S170にて作成したコマンドを、S168にて特定したコンピュータ装置800Aに対して送信する。
なお、ポインタ映像16を移動させる移動信号として、投影画像27Aにおける絶対位置(Xp,Yp)を送信すると、図7に示すように、投影画像27Aから投影画像27Dへポインタ映像16を移動させた場合であっても、コンピュータ装置800A及びコンピュータ装置800Dが、ポインタ映像16の位置を特定することができる。
また、ポインタ映像16を移動させる移動信号として、相対移動量(ΔX、ΔY)を送信する場合には、投影画像27Aから投影画像27Dにポインタ映像16が移動する際に、ポインタ映像16の位置の初期値をコンピュータ装置800Dに送信するとよい。これにより、各コンピュータ装置800A〜800Dは、ポインタ映像16の位置を特定することができる。
次のS174「投影終了?」にて情報処理手段180は、無線送受信手段161又は有線送受信手段162のバッファを調査して、コンピュータ装置800から投影終了のコマンドが送信されてきたか、又は入力手段170のインターフェースバッファを調査して、利用者から投影終了のコマンドを取得したか否かの判断を行う。
もし、S174にて投影終了のコマンドを取得したと判断した場合には、当該投影終了を取得したコンピュータ装置800の投影終了フラグをセットして、次のS176「映像信号あり?」の判断に進む。また、投影終了のコマンドを取得していないと判断した場合には、S156の処理に戻る。
次のS176にて情報処理手段180は、画像処理手段196に対して、映像信号入力手段151が映像信号を取得しているか否かの問い合わせを行う。もし、画像処理手段196から、映像信号入力手段151が映像信号を受信している旨の情報を取得した場合には、情報処理手段180が実行する処理はS156に戻り、投影を継続する。また、画像処理手段196から、映像信号入力手段151が映像信号を受信している旨の情報を取得しなかった場合、又は、通信接続している全てのコンピュータ装置800A〜800Dの投影終了フラグがセットされている場合には、情報処理手段180が実行する処理は、S178の「終了処理」に進む。
S178にて情報処理手段180は、投影画像27の投影を終了するための情報をランプ制御回路195及び画像処理手段196等に出力する処理を行って、投影を終了する。そして、次のS180「END」に進み、操作イベント処理のルーチンを終了する。
次に、コンピュータ装置800A〜800D及び投影装置100が実行する、操作イベント処理の他の実施形態について、図11を用いて説明する。
例えば、ポインタ映像16が指し示している映像を出力したコンピュータ装置800Aに対して、他のコンピュータ装置800B〜800Dから受信した全てのキーボードのボタン押下信号を送信してしまうと、投影画像27Aの表示を指示しているアプリケーションプログラムとは無関係なオペレーティングシステムを操作するコマンドも送信され、プレゼンテーションに支障をきたす場合がある。
そこで、本発明の実施形態では、「ロゴキー(スタートメニューの表示)」、「ロゴキー+Break(システムのプロパティを表示する)」、「ロゴキー+D(デスクトップを表示する。)」、「ロゴキー+M(すべてのウィンドウを最小化する。)」、「ロゴキー+Shift+M(最小化したウィンドウを復元する。)」、「ロゴキー+E+(マイコンピュータを開く。)」、「ロゴキー+F(ファイルまたはフォルダを検索する。)」、「ロゴキー+Ctrl+F(コンピュータを検索する。)」、「ロゴキー+F1(ヘルプを表示する。)」、「ロゴキー+T(ネットワークドメインに接続している場合は、コンピュータをロックする。)」、「ロゴキー+R(ファイル名を指定して実行する。)」、「ロゴキー+U(ユーティリティマネージャを開く。)」のコマンドや、シャットダウン等のコマンドの送信を制限する処理を行うことにする。これら、制限が必要なコマンドをブロックする処理のフローチャートを、図11に示す。
図11は、特定のコンピュータ装置800A〜800Dに送信するコマンドに対して、フィルタ処理を実行する、操作イベント処理のフローチャートである。なお、図11に示した操作イベント処理は、図8に示した操作イベント処理にS164及びS166を追加したものである。したがって、図8に示した処理と同一の処理については同一の符号を付して説明を省略する。
S164「マスクデータを読み込む」にて情報処理手段180は、ROM183等の記憶手段に予め記憶されているブロックコマンドのリストを読み込む処理を行う。ブロックコマンドリストの実施例を図12に示す。
図12に示すように、マスクデータは、コンピュータ装置800A〜800Dから受信したキーボードのボタン押下信号、又はその押下信号の組み合わせに対して、所定の信号をマスクするデータである。
S164にてマスクデータの読み込みが終了すると、情報処理手段180が実行する処理は、次のS166「コマンドがブロックコマンド?」の判断に進む。
S166にて情報処理手段180は、S156にて受信したイベント情報に含まれる、キーボードのボタン押下信号、又はその押下信号の組み合わせに、マスクデータが含まれているか否かの判断を行う。
もし、キーボードのボタン押下信号、又はその押下信号の組み合わせに、マスクデータが含まれている場合には、S156に戻り、次のイベント情報を取得する処理に戻る。
また、もしキーボードのボタン押下信号、又はその押下信号の組み合わせに、マスクデータが含まれていない場合には、S168の処理に進み、ポインタ映像16の投影位置に基づいて、送信先のコンピュータ装置800A〜800Dを決定する処理に進む。
このように、S164及びS166の処理を設けることによって、コンピュータ装置800A〜800Dのアプリケーションプログラムでは使用していない、ショートカット等の送信を排除することが可能となる。そして、他の利用者による、コンピュータ装置800A〜800Dの不適切な操作を防止することができる。
次に、コンピュータ装置800A〜800D及び投影装置100が実行する、操作イベント処理の他の実施形態について、図13を用いて説明する。
図13は、複数のコンピュータ装置800A〜800D毎に、表示色又は形状の異なる複数のポインタ映像を投影して移動させる際の、コンピュータ装置800の情報処理手段880が実行する操作イベント送信処理と、投影装置100の情報処理手段180が実行する、操作イベント処理のフローチャートである。なお、図8に示した処理と同一の処理については説明を省略する。
利用者が、投影装置100に設けられている入力手段170等を操作して画像の投影を指示した場合には、投影装置100の情報処理手段180が実行する処理は、ステップS152「投影、ポインタモード設定」の処理に進み、投影モードとポインタモードの設定を行う。
ここで、設定する投影モードには、投影装置100が投影する投影画像27に、複数のコンピュータ装置から取得した複数の映像を配置する複数映像表示モードの設定が含まれる。投影モードが決定すると、コンピュータ装置800A〜800Dから受信した映像の解像度、投影画像27の解像度、投影画像27に配置する映像の数量等の各種設定情報をRAM181に記憶する処理を行う。また、ここで設定するポインタモードには、投影するポインタの数量、ポインタ映像の表示色、形状、軌跡、動作等のポインタ属性の設定が含まれる。
S152〜S154、並びにS102〜S108の処理は、図8にて説明した処理と同一であるので説明を省略する。
S108にて情報処理手段880が、ポインティングデバイスの移動信号、ボタンの押下信号及び押下解除信号を、バス899を介して取得すると、次のS118「ポインタ映像指定モード?」の処理に進む。
S118にて情報処理手段880は、設定されているポインタモードが、ポインタ映像の表示色、形状、軌跡、動作等のポインタ属性を指定するモードであるか否かの判断を行っている。もし、ポインタ属性を指定するモードに設定されていない場合には、S122「送信データ作成」の処理に分岐する。
また、もしポインタ属性を指定するモードに設定されている場合には、S120「ポインタ属性取得」の処理に進み、RAM881に記憶されているポインタ映像16の表示色、形状、軌跡、動作等のポインタ属性を読み出す処理を行う。そして、次のS122の処理に進む。
S122にて情報処理手段880は、S108にて取得したポインティングデバイスの操作情報と、当該コンピュータ装置800A〜800Dを特定するコンピュータ装置識別情報とを関連付けたイベント情報の送信データを作成する処理を行う。
ここで作成するイベント情報は、例えば図9に示した情報であり、コンピュータ装置識別情報とポインティングデバイスの移動信号、ポインタ映像の表示色情報とポインティングデバイスの移動信号、又はポインタ形状情報とポインティングデバイスの移動信号とが関連付けられている。
以降、コンピュータ装置800A〜800Dが実行するS122〜S140の処理は、図8に示した処理と同一であるので、説明を省略する。
一方、投影装置100の情報処理手段180は、S156「イベント情報受信?」にて、1又は複数のコンピュータ装置800A〜800Dから、無線送受信手段161又は有線送受信手段162を介してポインティングデバイスのイベント情報を受信するのを待つ処理を行う。
もし、無線送受信手段161又は有線送受信手段162がコンピュータ装置800A〜800Dからイベント情報を受信していない場合には、再びS156の処理を実行する。また、もし、無線送受信手段161又は有線送受信手段162がコンピュータ装置800A〜800Dからイベント情報を受信したと判断した場合には、次のS158「ポインタ映像特定(表示色、形状、軌跡、動作等)」の処理に進む。
S158にて情報処理手段180は、イベント情報を解析して、ポインタ映像の表示色、ポインタ映像の形状、ポインタ映像の軌跡、又はポインタの動作等を特定する処理を行う。
例えば、ポインティングデバイスの移動信号を送信したコンピュータ装置毎に、表示色又はポインタ映像の形状が異なるポインタ映像を表示するモードに設定されている場合には、コンピュータ装置800A〜800Dから受信したコンピュータ装置識別情報に対応したポインタ属性を特定する。また、コンピュータ装置800A〜800Dから直接、ポインタ映像の表示色、若しくはポインタ映像の形状等のポインタ情報を受信した場合には、受信したポインタ属性を特定する。
そして、当該特定したポインタ映像の表示色又は形状等のポインタ属性と、前記取得したポインティングデバイスの移動信号とを関連付ける処理を行い、次のS160「ポインタ映像位置(Xp、Yp)を設定する」の処理に進む。
S160にて情報処理手段180は、該当する表示色又は形状のポインタ映像16の位置(Xp、Yp)をRAM181から取得して、S158にて取得したポインティングデバイスの移動信号(ΔX、ΔY)を用いて、ポインタ映像16の位置(Xp+ΔX→Xp、Yp+ΔY→Yp)を設定する処理を行う。
そして、次のS162「投影画像とポインタ映像とを投影」にて情報処理手段180は、S160にて特定した表示色又は形状のポインタ映像16を、映像と共に、前記設定した位置に投影する指示を画像処理手段196に出力する。すると、図14に示すように、複数のポインタ映像16、16Aが投影画像27上に表示される。
図14は、本発明の実施形態に係る投影装置を含む投影システムの、他の構成を示す図である。
図14に示すように、投影システム10は、複数のコンピュータ装置800A〜800Dから受信した複数の映像信号を用いて生成した、複数の投影画像27A〜27Dを、一つの映像内(投影画像27)に配置して投影している。
また、投影システム10は、複数のコンピュータ装置800A〜800Dから受信したポインティングデバイスの移動信号に基づいて、独立して移動させることが可能なポインタ映像16、16Aを投影している。ポインタ映像16は、例えばコンピュータ装置800A固有のポインタ映像としてもよいし、コンピュータ装置800A〜800Cの共有のポインタ映像としてもよい。共有のポインタ映像16を移動させる際には、複数のコンピュータ装置800A〜800Cから取得した複数のポインティングデバイスの移動信号を投影装置で設定されているポインタ位置に加算して移動信号を生成し、共有のポインタ映像16を移動させる。
次に、ポインタ映像の複数の表示色と、複数のコンピュータ装置800A(PC1)〜800D(PC4)とを関連付けるポインタ映像の表示色テーブルについて、図15を用いて説明する。
図15は、RAM181に記憶されている、ポインタ映像の表示色テーブルの構造例を示す図である。
例えば、S158にて、コンピュータ装置800A(PC1)〜800D(PC4)から、それぞれコンピュータ装置識別情報とポインティングデバイスの移動信号とを関連付けたイベント情報を受信した場合には、特定したポインタ映像の表示色(ポインタ属性の一形態。)と、ポインティングデバイスの移動信号PC1(ΔX、ΔY)〜PC4(ΔX、ΔY)とを関連付けてRAM181に記憶する処理を行う。
そして、S160にて情報処理手段180は、図15に示したテーブルを参照して、赤色のポインタ映像は移動信号PC1(ΔX、ΔY)、青色のポインタ映像は移動信号PC2(ΔX、ΔY)、緑色のポインタ映像は移動信号PC3(ΔX、ΔY)、シアン色のポインタ映像は移動信号PC4(ΔX、ΔY)を用いて新たなポインタ映像の位置を設定する。
このようにして、複数のコンピュータ装置800A〜800D毎に、表示色の異なるポインタ映像を投影して移動させることができる。
次に、ポインタ映像の複数の形状と、複数のコンピュータ装置800A(PC1)〜800B(PC2)とを関連付けるポインタ映像の形状テーブルについて、図16を用いて説明する。
図16は、RAM181に記憶されている、ポインタ映像の形状テーブルの構造例を示す図である。
例えば、S158にて、コンピュータ装置800A(PC1)〜800B(PC2)から、コンピュータ装置識別情報とポインティングデバイスの移動信号とを関連付けたイベント情報を受信した場合には、特定したポインタ映像の形状(ポインタ属性の一形態。)と、ポインティングデバイスの移動信号PC1(ΔX、ΔY)〜PC2(ΔX、ΔY)とを関連付けてRAM181に記憶する処理を行う。
そして、S160にて情報処理手段180は、図16に示したテーブルを参照して、矢印形状のポインタ映像は移動信号PC1(ΔX、ΔY)、砂時計形状のポインタ映像は移動信号PC2(ΔX、ΔY)を用いてポインタ映像の位置を設定する。
このようにして、複数のコンピュータ装置800A〜800B毎に形状の異なるポインタ映像を投影して移動させることができる。
次に、図13に示したS174「投影終了?」以降の処理についての説明を行う。
S174にて情報処理手段180は、無線送受信手段161又は有線送受信手段162のバッファを調査して、コンピュータ装置800A〜800Dから投影終了のコマンドが送信されてきたか、又は入力手段170のインターフェースバッファを調査して、利用者から投影終了のコマンドを取得したか否かの判断を行う。
もし、S174にて投影終了のコマンドを取得したと判断した場合には、当該投影終了を取得したコンピュータ装置800A〜800Dの投影終了フラグをセットして、該当するコンピュータ装置識別情報と関連付けられているポインタ映像を消去する処理を行う。そして、次のS176「映像信号あり?」の判断に進む。また、投影終了のコマンドを取得していないと判断した場合には、S156の処理に戻る。
次のS176にて情報処理手段180は、画像処理手段196に対して、映像信号入力手段151が映像信号を取得しているか否かの問い合わせを行う。もし、画像処理手段196から、映像信号入力手段151が映像信号を受信している旨の情報を取得した場合には、情報処理手段180が実行する処理はS156に戻り、投影を継続する。
また、画像処理手段196から、映像信号入力手段151が映像信号を受信している旨の情報を取得しなかった場合、又は、通信接続している全てのコンピュータ装置800A〜800Dの投影終了フラグがセットされている場合には、情報処理手段180が実行する処理は、S178「終了処理」に進む。
S178にて情報処理手段180は、投影画像27の投影を終了するための情報をランプ制御回路195及び画像処理手段196等に出力する処理を行って、投影を終了する。そして、次のS180「END」に進み、操作イベント処理のルーチンを終了する。
次に、コンピュータ装置800A〜800D及び投影装置100が実行する、操作イベント処理の他の実施形態について、図17を用いて説明する。
図17は、複数のコンピュータ装置800A〜800D毎に専用のポインタ映像を投影するモードと、共有のポインタ映像を投影するモードとを切り替えることを可能とする処理のフローチャートである。なお、図17に示した処理のうち、図13に示した処理と異なる処理は投影装置100側で実行するS157「ポインタ映像分離、併合処理」である。したがって、図13に示した処理と同一の処理については、同一のステップ番号を付して説明を省略する。
投影装置100の情報処理手段180がS156にてイベント情報を取得すると、情報処理手段180が実行する処理は次のS157のサブルーチンに進み、図18に示すS202「ポインタリストを取得」の処理を実行する。
図18は、投影装置100の情報処理手段180が実行するポインタ映像分離、併合処理のサブルーチンを示す図である。
情報処理手段180が実行する処理がS202に進むと、情報処理手段180はRAM181を参照してポインタ映像リストを取得する。ここで取得するポインタ映像リストの実施例を、図19に示す。
図19は、ポインタ映像を特定するポインタ映像識別情報と、各ポインタ映像を移動させるための移動信号を取得するコンピュータ装置を特定するコンピュータ装置識別情報と、各ポインタ映像の投影位置の座標値とを関連付けて記憶するポインタ映像リストの実施例を示す図である。
S202にてポインタ映像リストを取得すると、情報処理手段180が実行する処理はS204「ポインタ映像の投影モードを切り替える?」の判断に進む。S204にて、利用者からポインタ映像の投影モードを切り替える旨の情報を取得したと判断した場合には、S206「専用のポインタ映像が存在するか?」の判断に分岐する。また、もし、利用者からポインタ映像の投影モードを切り替える旨の情報を取得していない場合には、S214「専用のポインタ映像が存在するか?」の判断に進む。
S204にて利用者から取得する、ポインタ映像の投影モードを切り替える旨の情報の入力方法として、投影装置100の入力手段170に設けられている特定のスイッチを操作して入力する方法、利用者が操作しているコンピュータ装置800A〜800Dのキーボードを操作して入力する方法、又は、利用者がポインティングデバイスに対して所定の情報を入力する方法等を挙げることができる。
本実施形態では、利用者はコンピュータ装置800A〜800Dに接続されているマウス830を操作しているので、当該マウス830を用いた、ポインタ映像の投影モードを切り替える旨の情報の入力方法について説明する。
例えば、情報処理手段180が、イベント情報として、特定のコンピュータ装置800A〜800Dに接続されているマウス830の右ボタン押下信号を取得した場合には、特定のコンピュータ装置800A〜800D固有の右ボタン押下のフラグをセットする。そして、更にマウス830の右ボタン押下解除信号を受信した場合には前記右ボタン押下のフラグはリセットするものとする。
次に情報処理手段180が、特定のコンピュータ装置800A〜800D固有の右ボタン押下のフラグがセットされている状態(特定のコンピュータ装置800A〜800Dからポインティングデバイスのボタン押下信号を取得している状態と呼ぶ。)において、当該特定のコンピュータ装置800A〜800Dから所定量の移動信号(例えば100パルス)を取得し、その後当該特定のコンピュータ装置800A〜800Dからマウス830の右ボタン押下解除信号を取得した場合には、当該特定のコンピュータ装置800A〜800Dから受信したマウス830の移動信号を用いて、当該特定のコンピュータ装置800A〜800Dのマウス830のポインタ映像16を独自に投影して移動させる状態と、ポインタ映像16を独自に投影しない状態とを切り替えることができる。
S206にて情報処理手段180は、S202にて取得したポインタ映像リストを参照して、S156にて取得したイベント情報に含まれているポインタ映像識別情報又はコンピュータ装置識別情報が、専用のポインタ映像16として登録されているか否かの判断を行う。もし、専用のポインタ映像16が登録されている場合には、S208「ポインタ映像リストからポインタ情報を削除」の処理に進む。一方、専用のポインタ映像16が登録されていない場合には、S210「専用のポインタ情報をポインタ映像リストに登録」の処理に進む。
S208にて情報処理手段は、S202にて取得したポインタ映像リストから、S156にて取得したイベント情報に含まれているポインタ映像識別情報又はコンピュータ装置識別情報と関連付けられている専用のポインタ情報を削除する処理を行う。そして、次のS224「ポインタ映像リストを更新」の処理に進む。
一方、S210にて情報処理手段180は、S156にて取得したイベント情報に含まれているポインタ映像識別情報又はコンピュータ装置識別情報と関連付けた専用のポインタ情報を登録する処理を行って、次のS212「専用ポインタの座標(Xp、Yp)を設定する」の処理に進む。そして、例えば専用ポインタの投影位置の初期値として、投影画像27の中央、又は共有のポインタ映像の位置に、専用のポインタ映像が投影されるように投影位置(Xp、Yp)の初期値を代入して、RAM181に記憶する。そして、S224の処理に進む。
例えば、図19に示す例では、PC3から受信した移動信号に基づいて移動させるポインタ映像はPC1と共有の白矢印形状のポインタ映像16であるが、PC3のポインタ映像の投影モードを切り替える旨の情報を取得した場合には、図20に示すようにPC3専用の新たなポインタ情報を登録する。なお、図20は、図19に示したポインタ映像リストにPC3専用の赤矢印のポインタ情報を登録した状態を示す図である。
また、S214にて情報処理手段180は、S202にて取得したポインタ映像リストを参照して、S156にて取得したイベント情報に含まれているポインタ映像識別情報又はコンピュータ装置識別情報が、専用のポインタ映像として登録されているか否かの判断を行う。もし、専用のポインタ映像が登録されている場合には、S218「専用ポインタの座標(Xp、Yp)を設定する」の処理に進む。一方、専用のポインタ映像が登録されていない場合には、S216「共有ポインタの座標(Xp、Yp)を設定する」の処理に進む。
S218にて情報処理手段は、S202にて取得したポインタ映像リストから、S156にて取得したイベント情報に含まれているポインタ映像識別情報又はコンピュータ装置識別情報と関連付けられている専用のポインタ情報を取得して、S158にて取得したポインティングデバイスの移動信号(ΔX、ΔY)を用いて、専用ポインタ映像の位置(Xp+ΔX→Xp、Yp+ΔY→Yp)を設定する処理を行う。そして、次のS224「ポインタ映像リストを更新」の処理に進む。
また、S216にて情報処理手段180は、S156にて取得したイベント情報に含まれているポインタ映像識別情報又はコンピュータ装置識別情報と関連付けた共有のポインタ情報を取得して、S158にて取得したポインティングデバイスの移動信号(ΔX、ΔY)を用いて、共有ポインタの座標(Xp+ΔX→Xp、Yp+ΔY→Yp)を設定する処理を行う。そして、次のS224「ポインタ映像リストを更新」の処理に進む。共有のポインタ映像を移動させる際には、コンピュータ装置識別情報PC1及びPC3と関連付けて取得した複数のポインティングデバイスの移動信号を投影装置で設定されているポインタ位置に加算して移動信号を生成して、共有のポインタ映像16を移動させる。
次のS224にて情報処理手段180は、新たなポインタ映像リストをRAM181に記憶することによりポインタ映像リストを更新する処理を行って、S226「RETURN」に進み、図17の元の処理ルーチンに戻る処理を行う。
このように構成することにより、専用のポインタ映像及び共有のポインタ映像を投影して、複数のコンピュータ装置800A〜800Dから取得したポインティングデバイスの移動信号に基づいて、個々のポインタ映像を移動させることが可能となる。また、複数のコンピュータ装置800A〜800D毎に専用のポインタ映像を投影するモードと、共有のポインタ映像を投影するモードとを切り替えることが可能となる。上記のS210〜S212の処理を実行することによって、共有のポインタ映像16から専用のポインタ映像16Cが分離した状態を、図21に示す。
図21に示すように、コンピュータ装置800Cを操作している利用者が、共有のポインタ映像16を投影するモードから、専用のポインタ映像16Cを投影するモードに切り替える旨の情報を入力することによって、新たな専用のポインタ映像16Cを表示する。その後、コンピュータ装置800Cのマウス830を操作することによって、専用のポインタ映像16Cを移動させることができる。また、再度ポインタ映像の投影モードを切り替える旨の情報を入力することにより、専用のポインタ映像16Cを消去して、コンピュータ装置800Cのマウス830を操作することにより共有のポインタ映像16を移動させることが可能となる。
10 投影システム
12 通信線
16 ポインタ映像
26 スクリーン
27、27A、27B、27C、27D 投影画像
100 投影装置
110 投影手段
112 ランプ
114 照明光学系
120 光変調素子
124 結像光学系
151 映像信号入力手段
160 アンテナ
161 無線送受信手段
162 有線送受信手段
170 入力手段
180 情報処理手段
181 RAM
183 ROM
190 計時手段
195 ランプ制御回路
196 画像処理手段
197 光変調素子ドライバ
199 バス
800、800A、800B、800C、800D コンピュータ装置
830 マウス
852 ポインティングデバイスインターフェース
860 アンテナ
861 無線送受信手段
862 有線送受信手段
870 入力手段
871 入力インターフェース
872 表示手段
873 表示インターフェース
874 映像端子
880 情報処理手段
881 RAM
883 ROM
884 記憶手段
890 計時手段
899 バス
12 通信線
16 ポインタ映像
26 スクリーン
27、27A、27B、27C、27D 投影画像
100 投影装置
110 投影手段
112 ランプ
114 照明光学系
120 光変調素子
124 結像光学系
151 映像信号入力手段
160 アンテナ
161 無線送受信手段
162 有線送受信手段
170 入力手段
180 情報処理手段
181 RAM
183 ROM
190 計時手段
195 ランプ制御回路
196 画像処理手段
197 光変調素子ドライバ
199 バス
800、800A、800B、800C、800D コンピュータ装置
830 マウス
852 ポインティングデバイスインターフェース
860 アンテナ
861 無線送受信手段
862 有線送受信手段
870 入力手段
871 入力インターフェース
872 表示手段
873 表示インターフェース
874 映像端子
880 情報処理手段
881 RAM
883 ROM
884 記憶手段
890 計時手段
899 バス
Claims (16)
- 複数のコンピュータ装置の各々から、当該コンピュータ装置に接続されている入力機器のコマンド信号を受信する受信手段と、
1又は複数のコンピュータ装置から、1又は複数の映像信号を受信する映像信号受信手段と、
前記受信した1又は複数の映像信号から生成される1又は複数の映像を一つの映像の領域内に合成して配置する映像配置手段と、
当該映像を出力したコンピュータ装置を特定するコンピュータ装置識別情報と、前記配置された1又は複数の映像の領域と前記コンピュータ装置識別情報とを関連付けた映像領域識別情報と、を生成する映像領域識別情報生成手段と、
前記一つの映像の領域内に配置するポインタ映像を生成するポインタ映像生成手段と、
前記受信したコマンド信号に基づいて前記ポインタ映像の位置を設定するポインタ映像位置設定手段と、
前記一つの映像の領域内に合成して配置された1又は複数の映像と、前記位置に設定された前記ポインタ映像とを投影する投影手段と、
前記位置に設定された前記ポインタ映像の投影位置と前記映像領域識別情報とから、当該ポインタ映像が指し示している映像を出力したコンピュータ装置を特定するコンピュータ装置特定手段と、
前記受信した入力機器のコマンド信号に基づいて、前記設定されたポインタ映像の投影位置に対応する特定コマンド信号を、前記特定されたコンピュータ装置に対して送信する送信手段と、
を備える投影装置。 - 前記入力機器は、前記コンピュータ装置に接続されているポインティングデバイスを含み、
前記コマンド信号は、前記ポインティングデバイスにより生成される移動信号を含むことを特徴とする請求項1に記載の投影装置。 - 前記入力機器は、前記コンピュータ装置に接続されているキーボードを含み、
前記コマンド信号は、前記ポインティングデバイス又は前記キーボードにより生成されるボタン押下信号を含み、
前記特定コマンド信号は、前記特定されたコンピュータ装置に表示するポインタ映像の移動信号及びボタン押下信号を含む、ことを特徴とする請求項2に記載の投影装置。 - 前記映像配置手段は、前記複数のコンピュータ装置から受信した映像の大きさを調節して一つの映像内に配置するとともに、調節後の映像の大きさをコンピュータ装置毎に取得し、
前記送信手段は、当該特定されたコンピュータ装置に対して、当該特定コマンド信号を前記調節後の映像の大きさと関連付けて送信することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の投影装置。 - 前記コマンド信号に含まれるキーボードのボタン押下信号、又はその押下信号の組み合わせに対して、所定の信号をマスクするマスクデータを記憶するマスクデータ記憶手段と、
前記コマンド信号に含まれるキーボードのボタン押下信号、又はその押下信号の組み合わせと、前記マスクデータとを比較して、前記マスクデータに該当しないボタン押下信号、又はその押下信号の組み合わせを選出するフィルタ手段とを備え、
前記送信手段は、前記選出されたボタン押下信号、又はその押下信号の組み合わせを前記特定コマンド信号として前記特定したコンピュータ装置に対して送信することを特徴とする請求項4に記載の投影装置。 - 前記受信手段は、複数のコンピュータ装置の各々から、当該コンピュータ装置を特定するコンピュータ装置識別情報と、当該コンピュータ装置に接続されている前記ポインティングデバイスの移動信号とを関連付けて受信し、
前記ポインタ映像生成手段は、前記受信したコンピュータ装置識別情報に応じて前記ポインタ映像の表示色を特定して前記移動信号と関連付け、
前記ポインタ映像位置設定手段は、前記受信した前記ポインティングデバイスの移動信号に基づいて、当該移動信号と関連付けられている表示色のポインタ映像の位置を設定し、
前記投影手段は、前記特定した表示色のポインタ映像を前記設定した位置に投影する請求項1〜5のいずれか1項に記載の投影装置。 - 前記受信手段は、複数のコンピュータ装置の各々から、ポインタ映像の表示色情報と、当該コンピュータ装置に接続されている前記ポインティングデバイスの移動信号とを関連付けて受信し、
前記ポインタ映像生成手段は、前記受信したポインタ映像の表示色情報に従ってポインタ映像の表示色を特定して前記移動信号と関連付け、
前記ポインタ映像位置設定手段は、前記受信した前記ポインティングデバイスの移動信号に基づいて、当該移動信号と関連付けられている表示色のポインタ映像の位置を設定し、
前記投影手段は、前記特定した表示色のポインタ映像を前記設定した位置に投影する請求項2〜5のいずれか1項に記載の投影装置。 - 前記受信手段は、複数のコンピュータ装置の各々から、当該コンピュータ装置を特定するコンピュータ装置識別情報と、当該コンピュータ装置に接続されている前記ポインティングデバイスの移動信号とを関連付けて受信し、
前記ポインタ映像生成手段は、前記受信したコンピュータ装置識別情報に応じたポインタ形状を特定して前記移動信号と関連付け、
前記ポインタ映像位置設定手段は、前記受信した前記ポインティングデバイスの移動信号に基づいて、当該移動信号と関連付けられている形状のポインタ映像の位置を設定し、
前記投影手段は、前記特定した形状のポインタ映像を前記設定した位置に投影する請求項2〜5のいずれか1項に記載の投影装置。 - 前記受信手段は、複数のコンピュータ装置の各々から、ポインタ形状情報と、当該コンピュータ装置に接続されている前記ポインティングデバイスの移動信号とを関連付けて受信し、
前記ポインタ映像生成手段は、前記受信したポインタ形状情報に従ってポインタ形状を特定して前記移動信号と関連付け、
前記ポインタ映像位置設定手段は、前記受信した前記ポインティングデバイスの移動信号に基づいて、当該移動信号と関連付けられている形状のポインタ映像の位置を設定し、
前記投影手段は、前記特定した形状のポインタ映像を前記設定した位置に投影する請求項2〜5のいずれか1項に記載の投影装置。 - 複数の前記ポインティングデバイスの移動信号を当該投影装置において設定されているポインタ位置に加算して移動信号を生成する移動信号加算手段を備え、
前記ポインタ映像位置設定手段は、当該生成した移動信号に基づいてポインタ映像位置を設定する請求項2〜9のいずれか1項に記載の投影装置。 - 前記受信手段は、特定のコンピュータ装置及び当該特定のコンピュータ装置を除いた他のコンピュータ装置の各々から、当該コンピュータ装置に接続されているポインティングデバイスの移動信号を受信し、
前記他のコンピュータ装置から受信したポインティングデバイスの移動信号を当該投影装置において設定されているポインタ位置に加算して移動信号を生成する移動信号加算手段を備え、
前記ポインタ映像生成手段は、ポインティングデバイスのポインタ映像を複数生成し、
前記ポインタ映像位置設定手段は、当該加算した移動信号に基づいて第1のポインタ映像の位置を設定し、前記受信した特定のコンピュータ装置のポインティングデバイスの移動信号に基づいて第2のポインタ映像の位置を設定し、
前記投影手段は、当該設定した位置に複数のポインタ映像を投影する請求項2〜9のいずれか1項に記載の投影装置。 - 一のコンピュータ装置から受信したポインティングデバイスの移動信号を用い当該ポインティングデバイス用のポインタ映像を独自に投影して移動させるか否かの指示を取得するポインタ投影指示取得手段と、
複数のポインティングデバイスの移動信号を当該投影装置において設定されているポインタ位置に加算して移動信号を生成する移動信号加算手段と、を更に備え、
前記ポインタ映像生成手段は、ポインティングデバイスのポインタ映像を1又は複数生成し、
前記受信手段は、前記一のコンピュータ装置及び当該一のコンピュータ装置を除いた他のコンピュータ装置から、当該コンピュータ装置に接続されているポインティングデバイスの移動信号を受信し、
前記ポインタ投影指示取得手段が、前記一のコンピュータ装置から受信したポインティングデバイスの移動信号を用い当該ポインティングデバイス用のポインタ映像を独自に投影しない旨の指示を受信した場合には、前記移動信号加算手段は、前記一のコンピュータ装置及び前記他のコンピュータ装置から受信した移動信号を当該投影装置において設定されているポインタ位置に加算して移動信号を生成し、前記ポインタ映像位置設定手段は、当該生成した移動信号に基づいてポインタ映像位置を設定し、前記投影手段は、当該設定した位置に前記ポインタ映像を投影し、
前記ポインタ投影指示取得手段が、前記一のコンピュータ装置から受信したポインティングデバイスの移動信号を用い当該ポインティングデバイス用のポインタ映像を独自に投影して移動させる旨の指示を受信した場合には、前記移動信号加算手段は、前記他のコンピュータ装置から受信した移動信号を当該投影装置において設定されているポインタ位置に加算して移動信号を生成し、前記ポインタ映像位置設定手段は、前記加算した移動信号に基づいて第1のポインタ映像の位置を設定し、前記受信した前記一のコンピュータ装置のポインティングデバイスの移動信号に基づいて第2のポインタ映像の位置を設定し、前記投影手段は、当該設定した位置に前記第1のポインタ映像と前記第2のポインタ映像を投影する請求項2〜9のいずれか1項に記載の投影装置。 - 前記受信手段は、前記複数のコンピュータ装置から当該コンピュータ装置に接続されているポインティングデバイスのボタン押下信号及び押下解除信号を受信し、
前記ポインタ投影指示取得手段は、前記一のコンピュータ装置からポインティングデバイスのボタン押下信号を取得している状態で所定量の移動信号を取得し、その後前記ポインティングデバイスのボタン押下解除信号を取得した場合には、当該一のコンピュータ装置から受信したポインティングデバイスの移動信号を用い当該ポインティングデバイス用のポインタ映像を独自に投影して移動させる状態と、ポインタ映像を独自に投影しない状態とを切り替えることを特徴とする請求項12に記載の投影装置。 - 複数のコンピュータ装置から入力機器のコマンド信号を受信する受信手段と、複数のコンピュータ装置から映像信号を受信する映像信号受信手段と、1又は複数の映像を一つの映像の領域内に合成して配置する映像配置手段と、映像の領域とコンピュータ装置識別情報とを関連付けた映像領域識別情報を生成する映像領域識別情報生成手段と、前記一つの映像の領域内に配置するポインタ映像を生成するポインタ映像生成手段と、前記入力機器のコマンド信号に基づいてポインタ映像位置を設定するポインタ映像位置設定手段と、所定の位置に前記一つの映像の領域内に合成して配置された1又は複数の映像と前記ポインタ映像を投影する投影手段と、所定の映像信号を出力したコンピュータ装置を特定するコンピュータ装置特定手段と、特定のコンピュータ装置に対して前記設定されたポインタ映像の投影位置に対応する対応コマンドを送信する送信手段と、前記受信手段、映像信号受信手段、映像配置手段、映像領域識別情報生成手段、ポインタ映像生成手段、ポインタ映像位置設定手段、投影手段、コンピュータ装置特定手段、及び送信手段を制御することが可能な情報処理手段とを備える、投影装置の情報処理手段が実行するプログラムであって、
前記情報処理手段に、
前記受信手段が、複数のコンピュータ装置の各々から、当該コンピュータ装置に接続されている入力機器のコマンド信号を受信する機能と、
前記映像信号受信手段が、前記1又は複数のコンピュータ装置から、1又は複数の映像信号を受信する機能と、
前記映像配置手段が、前記受信した1又は複数の映像信号から生成される1又は複数の映像を一つの映像の領域内に合成して配置する機能と、
前記映像領域識別情報生成手段が、当該映像を出力したコンピュータ装置を特定するコンピュータ装置識別情報と、前記配置された1又は複数の映像の領域と前記コンピュータ装置識別情報とを関連付けた映像領域識別情報と、を生成する機能と、
前記ポインタ映像生成手段が、前記一つの映像の領域内に配置するポインタ映像を生成する機能と、
前記ポインタ映像位置設定手段が、前記受信したコマンド信号に基づいて前記ポインタ映像の位置を設定する機能と、
前記投影手段が、前記一つの映像の領域内に合成して配置された1又は複数の映像と、前記位置に設定された前記ポインタ映像とを投影する機能と、
前記コンピュータ装置特定手段が、前記位置に設定されたポインタ映像の投影位置と前記映像領域識別情報とから、当該ポインタ映像が指し示している映像を出力したコンピュータ装置を特定する機能と、
前記送信手段が、前記受信した入力機器のコマンド信号に基づいて、前記設定されたポインタ映像の投影位置に対応する特定コマンド信号を、前記特定されたコンピュータ装置に対して送信する機能と、
を実現させるプログラム。 - 複数のコンピュータ装置から入力機器のコマンド信号を受信する受信手段と、複数のコンピュータ装置から映像信号を受信する映像信号受信手段と、1又は複数の映像を一つの映像の領域内に合成して配置する映像配置手段と、映像の領域とコンピュータ装置識別情報とを関連付けた映像領域識別情報を生成する映像領域識別情報生成手段と、前記一つの映像の領域内に配置するポインタ映像を生成するポインタ映像生成手段と、前記入力機器のコマンド信号に基づいてポインタ映像位置を設定するポインタ映像位置設定手段と、所定の位置に前記一つの映像の領域内に合成して配置された1又は複数の映像と前記ポインタ映像を投影する投影手段と、所定の映像信号を出力したコンピュータ装置を特定するコンピュータ装置特定手段と、特定のコンピュータ装置に対して前記設定されたポインタ映像の投影位置に対応する対応コマンドを送信する送信手段とを備える投影装置を用いた映像の投影方法であって、
前記受信手段が、複数のコンピュータ装置の各々から、当該コンピュータ装置に接続されている入力機器のコマンド信号を受信するステップと、
前記映像信号受信手段が、前記1又は複数のコンピュータ装置から、1又は複数の映像信号を受信するステップと、
前記映像配置手段が、前記受信した1又は複数の映像信号から生成される1又は複数の映像を一つの映像の領域内に合成して配置するステップと、
前記映像領域識別情報生成手段が、当該映像を出力したコンピュータ装置を特定するコンピュータ装置識別情報と、前記配置された1又は複数の映像の領域と前記コンピュータ装置識別情報とを関連付けた映像領域識別情報と、を生成するステップと、
前記ポインタ映像生成手段が、前記一つの映像の領域内に配置するポインタ映像を生成するステップと、
前記ポインタ映像位置設定手段が、前記受信したコマンド信号に基づいて前記ポインタ映像の位置を設定するステップと、
前記投影手段が、前記一つの映像の領域内に合成して配置された1又は複数の映像と、前記位置に設定された前記ポインタ映像とを投影するステップと、
前記コンピュータ装置特定手段が、前記位置に設定されたポインタ映像の投影位置と前記映像領域識別情報とから、当該ポインタ映像が指し示している映像を出力したコンピュータ装置を特定するステップと、
前記送信手段が、前記受信した入力機器のコマンド信号に基づいて、前記設定されたポインタ映像の投影位置に対応する特定コマンド信号を、前記特定されたコンピュータ装置に対して送信するステップと、
を含む投影方法。 - 入力機器が接続されている複数のコンピュータ装置と、前記複数のコンピュータ装置から映像信号と前記入力機器のコマンド信号とを受信して一つの映像の領域内に映像とポインタ映像を投影する投影装置とから構成される投影システムであって、
前記入力機器のコマンド信号を前記投影装置に出力するコマンド信号送信手段と、
アプリケーションプログラムが表示させる画像の映像信号を前記投影装置に出力する映像信号送信手段と、
前記投影装置から前記入力機器のコマンド信号に基づいて生成された特定コマンド信号を受信するコマンド信号受信手段と、
前記受信した特定コマンド信号をアプリケーションプログラムに引き渡す移動信号引渡手段と、
を有する複数のコンピュータ装置と、
複数のコンピュータ装置の各々から、当該コンピュータ装置に接続されている入力機器のコマンド信号を受信する受信手段と、
1又は複数のコンピュータ装置から、1又は複数の映像信号を受信する映像信号受信手段と、
前記受信した1又は複数の映像信号から生成される1又は複数の映像を一つの映像の領域内に合成して配置する映像配置手段と、
当該映像を出力したコンピュータ装置を特定するコンピュータ装置識別情報と、前記配置された1又は複数の映像の領域と前記コンピュータ装置識別情報とを関連付けた映像領域識別情報と、を生成する映像領域識別情報生成手段と、
前記一つの映像の領域内に配置するポインタ映像を生成するポインタ映像生成手段と、
前記受信したコマンド信号に基づいて前記ポインタ映像の位置を設定するポインタ映像位置設定手段と、
前記一つの映像の領域内に合成して配置された1又は複数の映像と、前記位置に設定された前記ポインタ映像とを投影する投影手段と、
前記位置に設定された前記ポインタ映像の投影位置と前記映像領域識別情報とから、当該ポインタ映像が指し示している映像を出力したコンピュータ装置を特定するコンピュータ装置特定手段と、
前記受信した入力機器のコマンド信号に基づいて、前記設定されたポインタ映像の投影位置に対応する特定コマンド信号を、前記特定されたコンピュータ装置に対して送信する送信手段と、
を備える投影装置と、
から構成される投影システム。
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